JP3217574B2 - キャップ - Google Patents

キャップ

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JP3217574B2
JP3217574B2 JP01281794A JP1281794A JP3217574B2 JP 3217574 B2 JP3217574 B2 JP 3217574B2 JP 01281794 A JP01281794 A JP 01281794A JP 1281794 A JP1281794 A JP 1281794A JP 3217574 B2 JP3217574 B2 JP 3217574B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、液体洗剤等の
液状の内容物を収容する容器の開口部に装着されるキャ
ップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器を傾斜させて又は倒立容器内
の液体洗剤等を噴出させる場合に、特に適するキャップ
付き容器等としては、例えば、図9又は図10に示すよ
うに、注出口1a又は2aを備えた首部の形状を曲げて
なる首曲げ形の容器1又は容器2、並びに、図11に示
すように、容器の開口部にオーバーキャップ3と注出口
キヤップ4を取り付けた2ピース方式のキャップ5が知
られている。
【0003】しかしながら、上記首曲げ形の容器1又は
容器2は、その形状から成形コストが高くなりコストア
ップとなる点及び液充填時に容器を傾斜させる等の設備
が必要となるので生産性が低下する点に欠点を有し、ま
た、上記2ピース方式のキャップ5では、キャップ部材
が2つとなるため、樹脂量が増加し、かつ、成形機も2
台必要となるため、コストアップとなり、また、オーバ
ーキャップ4がネジ込み式であるため、ワンタッチ式の
キャップに較べ使用性に劣るなどの欠点を有する。
【0004】一方、一般に使用されている図12及び図
13に示すワンタッチ式のキャップDは、容器6の開口
部に装着されると共に、注出口7aと筒状の外周壁部7
bとを有するキャップ本体7に、前記注出口7aを開閉
する上蓋部8をヒンジ部材9により回動自在に取り付け
たものである。このキャップDは、上記首曲げ形の容器
1又は2、並びに、上記2ピース方式のキャップ5の欠
点であるコストアップの問題はないが、図13に示すよ
うに、便座の裏側等の狭い場所Tでの使用の際には、上
蓋部8が横に張り出して邪魔となり使用性が損なわれた
り、また、上蓋部8に液体洗剤等が降りかかったりし
て、閉蓋の際に上蓋部8に降りかかった液体洗剤等を水
で洗い流したり、拭き取ったりすることとなり、使用性
が劣る点に問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製造
コストが比較的に安い、上記ヒンジ部材等により上蓋部
を回動自在としたワンタッチ式のキャップにおける問題
点を解決するものであり、便器などの狭い場所で使用し
た場合でも、上蓋部が邪魔とならず、また、上蓋部に注
出される液体洗剤等が降りかかることがない使用性に優
れたキャップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の問題点に鑑み、これを解決するべく鋭意検討の結果、
キャップ本体及び上蓋部を特定構造とすることにより、
上記目的を達成することができるキャップを得ることに
成功し、本発明を完成するに至ったのである。すなわ
ち、本発明のキャップは、液状の内容物を収容する容器
本体の開口部に装着される筒状の側壁部と、該筒状側壁
部の上部開口を閉止する頂板部と、該頂板部に形成され
た注出口とを有するキャップ本体に、前記注出口を含む
キャップ本体上面を開閉する上蓋部を回動自在に取り付
けたキャップにおいて、前記上蓋部の外面部には、係止
部を設けた傾斜面部を備えると共に、前記キャップ本体
の外周側壁部に前記上蓋部の傾斜面部に設けた係止部と
係止自在となる係止受部を設け、前記上蓋部の開蓋時に
上蓋部の回動角度が上記頂板部を基準線にして180°
を越えた状態でキャップ本体の外周側壁部に上蓋部の傾
斜面部が係止される構造となることを特徴とする。前記
上蓋部の係止部を凹形又は凸形嵌合部から構成し、前記
キャップ本体の係止受部を凸形又は凹形嵌合から構成す
ることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明のキャップでは、注出口を含むキャップ
本体上面を開閉する上蓋部がキャップ本体に対して回勒
自在に取り付けられており、上蓋部の開蓋の際に、上蓋
部の回動角度がキャップ本体の頂板部を基準線にして1
80°を越えた状態でキャップ本体の外周側壁部に上蓋
部の傾斜面部を係止させることにより、上蓋部をキャッ
プ本体の外周側壁部に係止させた状態で使用することが
でき、この上蓋部の係止をキャップ本体の外周側壁部か
ら解いて上蓋部を回動すれば閉蓋することができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1〜図8に基づい
て詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
【0009】図1〜図6は、本発明に係るキャップの第
1実施例を示すものである。本実施例のキャップAは、
ヒンジタイプのものであり、キャップ本体10と、上蓋
部20とを備え、キャップ本体10と上蓋部20とはヒ
ンジ部材30を介して連設されている。キャップ本体1
0は、容器本体40の開口部外周41に螺著される螺子
部11が形成された筒状の側壁部12と、該筒状側壁部
12の上部開口を閉止する頂板部13と、該頂板部13
に形成された注出口14と、上記頂板部13の下部に形
成された容器本体40の開口部内周42に嵌合する筒状
の内周壁部15と、上記頂板部13の上部に形成された
前記上蓋部20と嵌合する筒状嵌合受部16と、上記筒
状側壁部12に形成された係止部となる凸形嵌合部17
とにより構成されている。
【0010】前記上蓋部20は、内部は略椀状に形成さ
れており、その内部には前記注出口14をシールする膨
出部21を有する閉塞部22と、前記キャップ本体10
の筒状嵌合受部16と嵌合する周状嵌合部23とを有
し、外面部は、傾斜面部24を有する外観形状からな
り、指掛け用の操作部25と、上記傾斜面部24に形成
され、前記キャップ本体10の凸形嵌合部17と嵌合す
る凹形嵌合部26とから構成されている。
【0011】このように構成される本実施例のキャップ
Aは、図2〜図6に示すように、注出口14を含むキャ
ップ本体10上面を開閉する上蓋部20がキャップ本体
10に対してヒンジ部材30により回動自在となってお
り、上蓋部20の開蓋の際に、上蓋部20の外面部とな
る傾斜面部24の上面に設けた凹形嵌合部26をキャッ
プ本体10の外周側壁部12に設けた凸形嵌合部17に
嵌合させることにより上蓋部20をキャップ本体10の
外周側壁部12に固定させることができる。このキャッ
プ本体10の外周側壁部12と上蓋部20とは、該上蓋
部20の傾斜面部24がキャップ本体10の外周側壁部
12の外面(凸面)形状と一致するように傾斜面部24
の形状が凹状傾斜面となっているので、図3に示すよう
に、面接触で固定されることとなる。また、キャップ本
体10の頂板部13を基準線とすれば、上蓋部20の回
動角度は、0°〜240°(図2において、Rは60
°)となり、上蓋部20をキャップ本体10の外周側壁
部12に嵌合により固定したときは、上蓋部20の回動
角度が180°を越えた状態であるので、倒立して容器
内の液体洗浄剤等を注出口14より噴出させても、液体
洗浄剤等が上蓋部20に降りかかることがない。
【0012】従って、使用時には、上蓋部20をキャッ
プ本体10の外周側壁部12に固定した状態であるの
で、便器などの狭い場所で使用した場合でも、従来より
も横に張り出すことなく、かつ、注出される液体洗剤等
が上蓋部20に降りかかることがない。また、この上蓋
部20の嵌合をキャップ本体10の外周側壁部12から
解いて上蓋部20を回動してキャップ本体10の筒状嵌
合受部16に上蓋部20の周状嵌合部23を嵌合させる
ことにより、図5及び図6に示すように、注出口14を
膨出部21によりシールしてキャップ本体10の上面全
体を覆うようにして確実に閉蓋することができる。
【0013】図7は、本発明に係るキャップの第2実施
例を示すものである。上記第1実施例と同一名称は、同
一符号をもって示しその説明を省略する(以下の実施例
においても同様)。本実施例のキャップBは、前記上蓋
部20と前記キャップ本体10の外周側壁部12との係
止が、前記上蓋部20の傾斜面部24に設けた凸形嵌合
部27とキャップ本体10の外周側壁部12に設けた凹
形嵌合部18から構成した点でのみ上記第1実施例と異
なり、上記第1実施例と同様に使用されるものである。
【0014】図8は、本発明に係るキャップの第3実施
例を示すものである。本実施例のキャップCは、上蓋部
20の傾斜面部24が上蓋部20の外周面部28にある
点(上蓋部20の外面部の形状が異なる点)でのみ上記
第1実施例と異なり、上記第1実施例と同様に使用され
るものである。
【0015】本発明のキャップは、上述のように構成さ
れ、使用されるものであるが、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の
態様に設計変更等できるものである。例えば、上記実施
例では、上蓋部20の係止部を一つの凹形又は凸形嵌合
部から構成し、該凹形又は凸形嵌合部の相手方となるキ
ャップ本体の係止受部を一つの凸形又は凹形嵌合部から
構成したが、凹形又は凸形嵌合部は夫々2つ以上形成し
てもよい。また、上記実施例では、上蓋部20を1本の
ヒンジ部材30により回動自在としてキャップ本体10
の外周側壁部12に係止させたが、上蓋部20をキャッ
プ本体10の外周側壁部12に係止できるように回動す
るものであれば、例えば、ヒンジ部材が、いわゆる二点
又は三点ヒンジにより、或いは上蓋部に球状の嵌合部を
一体に形成し、該球状の嵌合部をキャップ本体に嵌合さ
せる構造であってもよい。
【0016】さらに、本発明のキャップは、上蓋部の外
面部となる傾斜面部に係止部を設けると共に、キャップ
本体の外周側壁部には上記上蓋部の係止部と係止自在と
なる係止受部を設け、上蓋部は開蓋時にキャップ本体の
外周側壁に上蓋部の傾斜面部が係止される構造を備えた
ものであれば、これ以外のキャップの構成要素、例え
ば、注出ロの構造、形状、或いは、容器本体の開口部へ
装着するためのキャップ本体の構造、形状、並びに、上
蓋部の形状等は何等限定されるものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、上蓋部の開蓋の際に、
上蓋部の回動角度がキャップ本体の頂板部を基準線にし
て180°を越えた状態でキャップ本体の外周側壁部に
上蓋部の傾斜面部を係止させた状態で使用することがで
きるので、便器などの狭い場所容器を傾斜又は倒立させ
て使用した場合でも、従来よりも横に張り出すことな
く、かつ、注出口より注出される液体洗剤等が上蓋部に
降りかかることがない、使用性に優れたキャップが提供
される。また、上蓋部とキャップ本体の外周側壁部との
係止を、上蓋部の外面部に設けた凹形又は凸形嵌合部と
キャップ本体の外周側壁部に設けた凸形又は凹形嵌合部
とによる嵌合構造とすれば、上記優れた使用性と共に、
キャップ成形時に一体成形により成形することができる
ので、生産性の効率化及び低コスト化も達成することが
できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すキャップの斜視図で
ある。
【図2】第1実施例のキャップの開蓋時の状態を示す断
面図である。
【図3】図2のa−a′線断面図である。
【図4】第1実施例のキャップの開蓋時の状態を示す平
面図である。
【図5】第1実施例のキャップの閉蓋時の状態を示す側
面図である。
【図6】第1実施例のキャップの閉蓋時の状態を示す平
面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示すキャップの斜視図で
ある。
【図8】本発明の第3実施例を示すキャップの側面図で
ある。
【図9】従来のキャップ付き容器の一例を示す側面図で
ある。
【図10】従来のキャップ付き容器の他例を示す側面図
である。
【図11】従来のキャップ付き容器の他例を示す側面図
である。
【図12】従来のキャップの一例を示す側面囲である。
【図13】図12のキャップの使用状態を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
A 第1実施例のキャップ 10 キャップ本体 17 凸形嵌合部 20 上蓋部 26 凹形嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 47/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状の内容物を収容する容器本体の開口
    部に装着される筒状の側壁部と、該筒状側壁部の上部開
    口を閉止する頂板部と、該頂板部に形成された注出口と
    を有するキャップ本体に、前記注出口を含むキャップ本
    体上面を開閉する上蓋部を回動自在に取り付けたキャッ
    プにおいて、前記上蓋部の外面部には、係止部を設けた
    傾斜面部を備えると共に、前記キャップ本体の外周側壁
    部に前記上蓋部の傾斜面部に設けた係止部と係止自在と
    なる係止受部を設け、前記上蓋部の開蓋時に上蓋部の回
    動角度が上記頂板部を基準線にして180°を越えた状
    態でキャップ本体の外周側壁部に上蓋部の傾斜面部が係
    止される構造となることを特徴としてなるキャップ。
  2. 【請求項2】 前記上蓋部の係止部を凹形又は凸形嵌合
    部から構成し、前記キャップ本体の係止受部を凸形又は
    凹形嵌合から構成した請求項1記載のキャップ。
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