JP4610064B2 - 倒立型ヒンジキャップ付き容器 - Google Patents

倒立型ヒンジキャップ付き容器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液体の食品や化粧品その他の流動性材料を収容し、倒立状態で設置可能な倒立型ヒンジキャップ付き容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、練りわさびなどの調味料やクリーム状の化粧品を収容するチューブ式の容器がある。このような容器は、柔軟性を有する容器本体に雄ねじが形成された押出口が形成されている。そしてこの押出口には、押出口と連通する注出口が設けられたキャップが螺合して取りつけられ、このキャップの上面の端縁部には、ヒンジ部を介してキャップの上面を覆う蓋部が一体に形成されている。この容器の使用方法は、容器本体を押して内容物の圧力を高め、容器本体の押出口から内容物を押し出すものである。
【0003】
しかし、内容物が少なくなり内容物が押出口に溜まらなくなったとき、容器本体の側面を押しても内容物が出なくなり、内容物を押出口の内側に集めるために、押出口を下に向けて倒立させてしばらく置いておく方法が採られている。これにより容器内壁についた粘度が高い内容物でも、自重で落下し、押出口に集まる。このような容器の押出口は外側にノズル部が突出して形成されているため、倒立させるときは容器のキャップに蓋部を取りつけて蓋部の平らな上面をテーブル等に対面させて倒立させなければならなかった。このため内容物の押出の途中で内容物が押出口を閉鎖しなくなった場合、容器の底部側から側面を手で挟みながら内容物を移動させたり、一旦蓋部を閉じて倒立させる等の作業が必要であった。
【0004】
また、蓋部を外したまま倒立させることができる容器として、特開平8−282690号公報に開示されているチューブ状倒立容器がある。これは、キャップの注出口の先端に、弾性体で作られスリットを有する中栓が止めリングで係着されているものである。また、蓋部の側面には蓋部の開閉方向の端部に掛止部が設けられ、キャップには、蓋部をヒンジ部を中心にして180度にキャップの上面に対して開いたときに、上記掛止部が係止される掛止部が形成されている。このチューブ状倒立容器は、キャップ本体の注出口の止めリングが平面で形成され、キャップ本体の注出口を下にして倒立させることができる。また蓋部は、開いた状態でキャップに係止されるため、蓋部が倒立の際の障害になることがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、蓋部の掛止部とキャップの被掛止部は互いに一側面の突起部が係止するものであり、長期間の使用により係合がしづらくなるもので、性能が確実なものではなかった。また、係合と解除を繰り返すと掛止部と被掛止部が摩耗したり変形し、係合が外れやすくなるおそれがあった。さらに、キャップの口部を下にして容器を倒立させるため、机のゴミや雑菌が注出口から入ったり、逆に注出口に付着した内容物が作業台等を汚すおそれもあった。また、中栓を取りつけるための部品点数が多くなっていた。また、倒立の際にも蓋部は180度にしか開かず、蓋部の位置や開き具合により蓋部が邪魔になって倒立できない場合もあった。
【0006】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、蓋部を開けた状態で確実に係止され、この状態で衛生的に倒立させることもできる倒立形ヒンジキャップ付き容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、弾力性を有し一端部に押出口が形成された容器本体と、上記容器本体に取り付けられ上記押出口に連通する注出口が形成されているキャップと、上記キャップにヒンジ部を介して形成され上記注出口を着脱自在に閉鎖する蓋部が設けられている倒立型ヒンジキャップ付き容器であって、上記蓋部の上記ヒンジ部近傍に形成され上記蓋部を上記ヒンジ部を中心に180度を越える所定角度に開けた状態で、上記蓋部を上記キャップ部に係止させる係止手段が設けられ、上記蓋部が上記キャップ側に閉じられたときに上記キャップに当接する裾部は、上記蓋部が開けられて上記キャップに係止された状態で、上記裾部により上記容器本体を倒立させることができる形状に形成された倒立型ヒンジキャップ付き容器である。この倒立状態で、上記キャップに対する上記蓋部の所定角度は、上記キャップに取り付けられた上記容器本体の重心が上記蓋部の投影面積内に位置するように設定されている。
【0008】
またこの発明は、ヒンジキャップ付き容器の上記係止手段が、上記ヒンジ部近傍に形成され上記キャップと上記蓋部の一方に形成された薄形の舌片と、他方に形成され上記蓋部が上記ヒンジ部を中心に180度を越えて所定角度に開けた状態で上記舌片が差し込まれる溝部とが設けられているものである。
【0009】
またこの発明は、ヒンジキャップ付き容器の上記蓋部と上記キャップの少なくとも一方に、ヒンジ部を中心に上記蓋部を180度以上の所定角度に開けたときに互いにぶつからないように逃げ部が形成されているものである。上記逃げ部は、この逃げ部の空間が最小となるように、上記蓋部または上記キャップの形状に沿う湾曲形状に形成されている。
【0010】
上記キャップには、上記注出口の突出方向に対してほぼ平行に突出し上記注出口よりも高い支持片が設けられ、上記支持片の投影範囲は上記容器本体の重心を囲んで形成され、この支持片を平坦な水平面等に当接させて上記容器本体を倒立させることができる倒立型ヒンジキャップ付き容器である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器10は、適度な弾性力を有する合成樹脂製の容器本体12を有し、容器本体12の一端部には、円筒状の押出口14が一体に形成され、押出口14の側面には雌ねじ16が一体に形成されている。
【0012】
押出口14には、キャップ18が取りつけられている。キャップ18は上記押出口14の突出方向に対してほぼ直角に位置する円形の上面部20を有し、上面部20の周縁部に円筒状の側面部22が形成されている。上面部20の中央には、上記押出口14に連通し上面部20から直角に突出する筒状の注出口24が形成されている。注出口24の内周面は、先端に近づくにつれて内径が小さくなるテーパ状に形成されている。注出口24の基端部内周面には、上記押出口14が隙間無く当接されている。キャップ18の上面部20内側には、容器本体12の押出口14を覆う取付部26が設けられている。取付部26は押出口14を覆う円筒状であり、取付部26の内周面には、押出口14の雄ねじ16に螺合される雌ねじ28が形成されている。
【0013】
そして、キャップ18の上面部20の、周縁部の一部に、キャップ18の上面部20と側面部22で形成された角部分が、キャップ18の内側にL字形にくぼんだ切欠部30が形成されている。切欠部30の、上面部20に対して平行でキャップ18の側面部22の途中に形成された端面32には、側面部22近傍に、側面部22に対してほぼ平行に溝部34が形成され、この溝部32の外側部分が薄肉部35として形成されている。さらに、端面32と側面部22で形成された角部分には、溝部34の両脇に、薄肉のヒンジ部36が一対設けられている。キャップ18の側面部22の、ヒンジ部36と反対側には、側面部22からわずかに内側にくぼむ凹部38が形成されている。
【0014】
一対のヒンジ部36の一端には、キャップ18の上面部20に閉じられる蓋部40が一体に形成されている。蓋部40は、キャップ18の上面部20と同じ大きさの円形の上面部42を有し、上面部42の周縁部に円筒状の側面部44が設けられている。そして側面部44の裾部41の一部には矩形の切欠部46が形成され、切欠部46の、裾部41に対して平行な端縁部46aには、一対のヒンジ部36の先端が連結されている。そして切欠部46の近傍の、上面部42と側部44の境界部分に、上面部42に交差し内側に湾曲する当接面48が形成され、当接面48の内側は逃げ部50となっている。当接面48の、裾部41に近い端縁部には、側面部44の延長線上に突出し側面部44に対してほぼ並行に薄形の舌片52が形成されている。また、側面部44の裾部41には、ヒンジ部36と反対側に側面部44の外側に突出する摘み部54が設けられている。
【0015】
蓋部40の上面部42中央には、上面部42の内側面に、上面部42に対して直角に円筒状の差込部56が設けられている。差込部56の外径は、キャップ18の注出口24の内径とほぼ同じ大きさに形成されている。
【0016】
つぎに、この実施形態の倒立形ヒンジキャップ付き容器10の使用方法について説明する。倒立型ヒンジキャップ付き容器10を使用していないときは、図2に示すように、蓋部40をキャップ18に被せておく。また、、蓋部40の上面部42を下にして倒立させておいても良い。このとき、蓋部40の差込部56はキャップ18の注出口24に隙間なく嵌合され、蓋部40をキャップ18に係止するとともに内容物の流出を防いでいる。
【0017】
そして内容物を取り出すときは、蓋部40の摘み部54を、キャップ18の凹部38に沿って指を動かすことにより押し上げて、蓋部40の差込部56とキャップ18の注出口24の係合を解除する。さらに蓋部40を、ヒンジ部36を中心として移動させ、180度を越えた所定角度に開けたとき、蓋部40の逃げ部50にキャップ18の側面部22の一部が位置し、当接面48と側面部22が当接し、180度を超える所定角度に位置決めされる。このとき、蓋部40の舌片52は、キャップ18の端面32の端縁部の薄肉部35に当接し互いに弾性変形しながら端面32表面を移動しやがて溝部34に差し込まれて弾性変形が元の形状に戻り係止される。そして、図1、図3に示すように舌片52は溝部34内に嵌合され、蓋部40は所定角度で、キャップ18に係止される。
【0018】
そして蓋部40を開けた状態で、容器本体12の側面を押圧し、内容物の圧力を高め、容器本体12の押出口14からキャップ18の注出口24を通過して内容物を押し出す。押出操作を中断するときや、押し出しているときに内容物が少なくなり内容物を押出口14に集めたいときは、蓋部40の裾部41を下にして作業台やテーブル等にのせる。この時、図1に示すように、容器本体12は所定角度で倒立した状態で載置される。この角度は、容器本体12の重心が蓋部40の投影範囲内、好ましくは中央に来るように設定されているため、安定して自立するものである。
【0019】
また、蓋部40の係合を解除するときは、蓋部40に、キャップ18から離す方向へある程度以上の力を加える。すると、蓋部40の舌片52及び端面32の薄肉部35が再び弾性変形しながら溝部34から外れて係合が解除される。そして蓋部40を、ヒンジ部36を中心として移動させ、キャップ18に被せる。
【0020】
この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器10によれば、蓋部40を、キャップ18に閉じたときの位置に対して180度以上の所定角度で開いた状態でキャップ18に係合し、蓋部40の裾部41を下にして容器本体12を傾斜させて倒立させることができる。このため、内容物の押出を中断するときに、蓋部40を閉めずに容器本体12を倒立させて置くことができ、取りやすく、また作業台から転がり落ちるような心配がない。そして、内容物が残り少なくなり押し出しの途中で内容物が注出口24を閉鎖しなくなったときも、容器本体12をすぐに倒立させて内容物を下に移動させることができ、手間がかからず作業効率がよい。また、倒立させたときに、注出口24は机やテーブル等の作業台表面に接触しないため、作業台のゴミや雑菌が注出口24から入ったり、逆に内容物が作業台を汚すことがなく、衛生的である。
【0021】
また蓋部40の係合は、蓋部40の舌片52およびキャップ18の薄肉部35が弾性変形してキャップ18の溝部34に舌片52が差し込まれて行われるため、係合と解除を繰り返し行っても舌片52や薄肉部35の摩耗や変形が極めて少なく、高い係合力を維持することができる。そして蓋部40の係合を解除するときは、舌片52を溝部34から引き抜くためにある程度の力が必要であるため、係合が不用意に外れることがなく、安全である。
【0022】
次にこの発明の第二実施形態について図4に基づいて説明する。ここで、上述の実施形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器58は、キャップ18の上面部20の周縁部近傍に、注出口24の突出方向に対してほぼ平行に突出する支持片60が複数個、例えば3個形成されている。支持片60は、上面部20の周縁部に沿って互いに等間隔に位置し、支持片60の、突出方向に対して直角な断面形状は、上面部20の周縁部に沿って細長く湾曲している。また、支持片60は注出口24よりも高く形成され、支持片60の先端面は平坦に設けられている。
【0023】
この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器58の使用方法は、まず内容物を取り出すときは蓋部40を開け、蓋部40の舌片52をキャップ18の溝部34に差し込み係合する。そして、押出操作を中断するときや、押し出しているときに内容物が少なくなり内容物を押出口14に集めたいときは、キャップ18の支持片60を下にして、容器本体12をほぼ垂直に倒立させる。
【0024】
この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器58によれば、上記実施の形態と同様の効果を有し、また、キャップ18の上面20に設けられた3個の支持片60が容器本体12を支えるため、安定して垂直方向に倒立させることができる。また、蓋部40の裾部41を下にして倒立させても良い。
【0025】
次にこの発明の第三実施形態について図5に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器62は、キャップ18の上面部20の中央に、外側へ円錐状に突出する中栓突起64が設けられている。中栓突起64を中心として中栓突起64の周囲には、中栓突起64よりも低く上面部20から直角に立ち上がる円筒状の係止突起66が形成されている。係止突起66の先端部内側は、係止突起66の先端に近づくほど互いに離れるテーパ面が形成され、係止突起66の先端部外側には側方に突出するフランジ部68が一周して設けられている。中栓突起64と係止突起66の間には、複数個の透孔69が形成され、キャップ18の内側と外側を連通している。
【0026】
キャップ18の中栓突起64には、柔軟なゴム等の弾性材料で作られたノズル部材70が取り付けられている。ノズル部材70は、円錐状に形成されたカバー部72が設けられ、カバー部72の内周面72aの一部は、中栓突起64側面に一周して密着している。カバー部72の側周面には、中栓突起64との接触部分よりもキャップ18に近い部分に、キャップ18に向かって断面がV字形にくぼむ比較的薄い屈曲部73が一周して設けられている。そして屈曲部73の端縁部は外側に広がり、キャップ18の係止突起66のフランジ部68と、キャップ18の上面20の間に差し込まれる取付部74が、内側に向かって一周して設けられている。そして、カバー部72の屈曲部73と、係止突起66と、中栓突起64の間に空間が形成されている。ノズル部材70の先端部分の外周縁部には、外側に膨らんだつまみ部75が形成されている。
【0027】
そして、蓋部40は円形の上面部42を有し、上面部42中央には、上面部42の内側面に、ノズル部材70の先端部が当接する円形の凹部76が設けられている。
【0028】
この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器62の使用方法は、まず、内容物を取り出すときは蓋部40を開け、蓋部40の舌片52をキャップ18の溝部34に差し込み係合する。そして容器本体12の側面を押圧し、これにより容器本体12の内容物の圧力が高まり、キャップ18の透孔69から内容物が流れ出し、カバー部72の屈曲部73と、係止突起66と、中栓突起64の間に内容物が充満する。そして、充満した内容物の圧力により、ノズル部材70の屈曲部73の湾曲がのびてカバー部72が中栓突起64から突出方向に離れる。そして、カバー部72と中栓突起64の間に隙間が生じ、この隙間から内容物が流れ出してノズル部材70の先端から押し出される。また、押圧をやめると、容器本体12が復帰する負圧でノズル部材70は中栓突起64に密着する。
【0029】
そして、押出操作を中断するときや、押し出しているときに内容物が少なくなり内容物を押出口14に集めたいときは、蓋部40の裾部41を下にして作業台等に所定角度で倒立させる。また、容器本体12内に空気を入れたい場合は、つまみ部75をつまんでノズル部材70を引き出すようにすると、中栓突起64とノズル部材70との間に隙間が形成され、容器本体12内に空気が入る。
【0030】
この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器62によれば、上記実施形態と同様の効果に加えて、容器本体12を押圧していないときはノズル部材70のカバー部72が中栓突起64に密着しているため、内容物が液状であっても倒立状態でノズル部材70から内容物が漏れることがない。また、つまみ部75をつまんで容器本体12内に空気を入れることにより、倒立状態で容器本体12の上部に空気を溜め、最後まで容器内の内容物を押し出すことができる。
【0031】
なお、この発明の倒立型ヒンジキャップ付き容器は、上記各実施形態に限定されるものではなく、各部材の形状は自由であり、ヒンジ部は厚みを有した硬いもので途中に薄肉の折罫線が設けられたもの等、自由に変更可能である。係止手段は、蓋部とキャップの何れに舌片が設けられていても良く、溝部は凹部や係止用の凸部でも良い。また、容器本体の材質は、樹脂以外にガラスやラミネート材等適宜のものを使用可能である。
【0032】
【発明の効果】
この発明の倒立型ヒンジキャップ付き容器は、蓋部を開いた状態で、注出口を載置面に付けることなく倒立させることができ、押出作業を中断するときに便利であり、衛生的でもある。また、蓋部の係止において、蓋部の舌片がキャップの溝部に差し込まれるようにし、確実に係止され、係合と解除を繰り返し行っても、舌片や溝部の変形が起こらず係合力を維持することができる。さらに、蓋部の開き角度も180度を越えて大きく開くことができ、内容物を取り出しやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器の蓋部を開けた状態を示す縦断面図である。
【図2】この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器の蓋部を閉めた状態を示す縦断面図である。
【図3】この実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器の倒立した状態を示す斜視図である。
【図4】この発明の第二実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器の蓋部を開けた状態を示す縦断面図である。
【図5】この発明の第三実施形態の倒立型ヒンジキャップ付き容器の蓋部を開けた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 倒立型ヒンジキャップ付き容器
12 容器本体
14 押出口
16 雄ねじ
18 キャップ
24 注出口
26 取付部
28 雌ネジ
30,46 切欠部
34 溝部
36 ヒンジ部
40 蓋部
48 当接面
50 逃げ部
52 舌片
56 差込部

Claims (4)

  1. 一端部に押出口が形成された容器本体と、上記容器本体に取り付けられ上記押出口に連通する注出口が形成されているキャップと、上記キャップにヒンジ部を介して形成され上記注出口を着脱自在に閉鎖する蓋部が設けられている倒立型ヒンジキャップ付き容器において、
    上記蓋部の上記ヒンジ部近傍に形成され、上記ヒンジ部を中心に上記蓋部を180度を越える所定角度に開けた状態で、上記蓋部を上記キャップ部に係止させる係止手段が設けられ、上記蓋部が上記キャップ側に閉じられたときに上記キャップに当接する裾部は、上記蓋部が開けられて上記キャップに係止された状態で、上記裾部により上記容器本体を倒立させることができる形状に形成され、この倒立状態で、上記キャップに対する上記蓋部の所定角度は、上記キャップに取り付けられた上記容器本体の重心が上記蓋部の投影面積内に位置するように設定されていることを特徴とする倒立型ヒンジキャップ付き容器。
  2. 上記係止手段は、上記ヒンジ部近傍に形成され上記キャップと上記蓋部の一方に形成された舌片と、他方に形成され上記蓋部が上記ヒンジ部を中心に180度を越えて所定角度に開けた状態で上記舌片が差し込まれる溝部とから成る請求項1記載の倒立型ヒンジキャップ付き容器。
  3. 上記蓋部と上記キャップの少なくとも一方に、ヒンジ部を中心に上記蓋部を180度以上の所定角度に開けたときに互いにぶつからないように逃げ部が形成され、この逃げ部は上記蓋部または上記キャップの形状に沿う湾曲形状に形成されている請求項1又は2記載の倒立型ヒンジキャップ付き容器。
  4. 上記キャップには、上記注出口の突出方向に対してほぼ平行に突出し上記注出口よりも高い支持片が設けられ、上記支持片の投影範囲は上記容器本体の重心を囲んで形成され、この支持片を平坦な水平面等に当接させて上記容器本体を倒立させることができる請求項1,2または3記載の倒立型ヒンジキャップ付き容器。
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