JP3217521B2 - 遠隔監視制御システムの熱線センサ用端末器 - Google Patents
遠隔監視制御システムの熱線センサ用端末器Info
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- JP3217521B2 JP3217521B2 JP02584293A JP2584293A JP3217521B2 JP 3217521 B2 JP3217521 B2 JP 3217521B2 JP 02584293 A JP02584293 A JP 02584293A JP 2584293 A JP2584293 A JP 2584293A JP 3217521 B2 JP3217521 B2 JP 3217521B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔監視制御システム
の熱線センサ用端末器に関するものである。
の熱線センサ用端末器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の熱線センサと、遠隔監視制
御システムを用いた照明制御装置の構成を示しており、
この従来例では天井Xに配設した熱線センサを備えた子
器1からの検知信号を信号線9を介して熱線センサ親器
2に送って、この熱線センサ親器2で検知信号に基づい
て無電圧接点出力を、遠隔監視制御システムの監視用端
末器3に与えるようになっている。
御システムを用いた照明制御装置の構成を示しており、
この従来例では天井Xに配設した熱線センサを備えた子
器1からの検知信号を信号線9を介して熱線センサ親器
2に送って、この熱線センサ親器2で検知信号に基づい
て無電圧接点出力を、遠隔監視制御システムの監視用端
末器3に与えるようになっている。
【0003】遠隔監視制御システムは、中央制御装置4
と、固有アドレスとが設定された複数の監視用及び制御
用端末器3、3a及び5とを一対の信号線6にて接続し
ており、中央制御装置4から信号線6に送出される伝送
信号Vsは、図7(a)に示すように、信号送出開始を
示すスタートパルス信号ST、信号モードを示すモード
データMD、端末器3,3a、5を呼び出すアドレスデ
ータAD、負荷7(図6のシステムでは照明負荷)を制
御する制御データCD、チェックサムデータCS及び返
送信号待機期間を設定する返送待機信号WTよりなるベ
ースバンド方式の複極(±24V)の時分割多重信号で
あり、パルス幅変調によってデータが伝送されるように
なっている。各端末器3,3a、5では、信号線6を介
して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと設定ア
ドレスとが一致したときその伝送信号Vsの制御データ
を取り込むとともに、伝送信号Vsの返送待機信号WT
に同期して監視データを電流モード(信号線6間を適当
な低インピーダンスを介して短絡して送出される信号)
の返送信号として返送するようになっている。
と、固有アドレスとが設定された複数の監視用及び制御
用端末器3、3a及び5とを一対の信号線6にて接続し
ており、中央制御装置4から信号線6に送出される伝送
信号Vsは、図7(a)に示すように、信号送出開始を
示すスタートパルス信号ST、信号モードを示すモード
データMD、端末器3,3a、5を呼び出すアドレスデ
ータAD、負荷7(図6のシステムでは照明負荷)を制
御する制御データCD、チェックサムデータCS及び返
送信号待機期間を設定する返送待機信号WTよりなるベ
ースバンド方式の複極(±24V)の時分割多重信号で
あり、パルス幅変調によってデータが伝送されるように
なっている。各端末器3,3a、5では、信号線6を介
して受信された伝送信号Vsのアドレスデータと設定ア
ドレスとが一致したときその伝送信号Vsの制御データ
を取り込むとともに、伝送信号Vsの返送待機信号WT
に同期して監視データを電流モード(信号線6間を適当
な低インピーダンスを介して短絡して送出される信号)
の返送信号として返送するようになっている。
【0004】また中央制御装置4には、ダミー伝送信号
Vsを常時送出するダミー信号送信手段と、いずれかの
監視用端末器3、3aから返送された図7(b)に示す
ような割り込み信号Viが受信されたとき、割り込み端
末器3又は3aを検出して該端末器3或いは3aをアク
セスし、監視データを返送させる割り込み処理手段とが
設けられており、一方監視用端末器3、3aには外部無
電圧接点出力の入力があったり、付設する操作スイッチ
Sの操作で監視入力があったときにダミー伝送信号Vs
のスタートパルス信号STに同期して割り込み信号Vi
を発生するとともに、中央制御装置4からのグループア
ドレスによるアクセスが行われるアドレス確認モードの
伝送信号Vsの返送待機信号WTに同期して自己の固有
アドレスデータを返送する割り込み発生手段と、中央制
御装置4から割り込みに応答した割り込みアクセスモー
ドの伝送信号Vsが伝送されたときに監視入力に対応し
た監視データを返送するデータ返送手段とが設けられて
いる。
Vsを常時送出するダミー信号送信手段と、いずれかの
監視用端末器3、3aから返送された図7(b)に示す
ような割り込み信号Viが受信されたとき、割り込み端
末器3又は3aを検出して該端末器3或いは3aをアク
セスし、監視データを返送させる割り込み処理手段とが
設けられており、一方監視用端末器3、3aには外部無
電圧接点出力の入力があったり、付設する操作スイッチ
Sの操作で監視入力があったときにダミー伝送信号Vs
のスタートパルス信号STに同期して割り込み信号Vi
を発生するとともに、中央制御装置4からのグループア
ドレスによるアクセスが行われるアドレス確認モードの
伝送信号Vsの返送待機信号WTに同期して自己の固有
アドレスデータを返送する割り込み発生手段と、中央制
御装置4から割り込みに応答した割り込みアクセスモー
ドの伝送信号Vsが伝送されたときに監視入力に対応し
た監視データを返送するデータ返送手段とが設けられて
いる。
【0005】このようにして中央制御装置4では監視用
端末器3、3aから返送された監視データに基いて対応
する負荷7を制御する制御用端末器5に伝送する制御デ
ータを作成するとともに、その制御データを信号線6を
介して当該制御用端末器5に時分割多重伝送して負荷7
を制御するようになっている。さて図6のシステムでは
監視用端末器3、3aの監視データで同一の制御用端末
器4の照明負荷7を制御するために、監視用端末器3、
3aは制御用端末器4に対応するアドレスに設定してお
り、いずれの監視用端末器3,3aから監視データが送
られてきても、中央制御装置4では制御用端末器5に対
する制御データを伝送して、負荷7を制御するようにな
っている。
端末器3、3aから返送された監視データに基いて対応
する負荷7を制御する制御用端末器5に伝送する制御デ
ータを作成するとともに、その制御データを信号線6を
介して当該制御用端末器5に時分割多重伝送して負荷7
を制御するようになっている。さて図6のシステムでは
監視用端末器3、3aの監視データで同一の制御用端末
器4の照明負荷7を制御するために、監視用端末器3、
3aは制御用端末器4に対応するアドレスに設定してお
り、いずれの監視用端末器3,3aから監視データが送
られてきても、中央制御装置4では制御用端末器5に対
する制御データを伝送して、負荷7を制御するようにな
っている。
【0006】制御用端末器5は制御データに基づいて負
荷7と電源ACとの間に接続している内部接点をオン/
オフする。ここで、子器1の熱線センサが人体を検知し
た場合、熱線センサ親器2からの無電圧接点出力が監視
用端末器3に与えられ、監視用端末器3はトランス8で
降圧された電圧信号を取り込み、監視入力がオン状態と
なる。この監視入力の立ち上がりに対応して監視用端末
器3から上記の割り込み処理を経て監視データを中央制
御装置4へ返送し、中央制御装置4ではこの監視データ
に基づいて負荷7をオンする制御データを制御用端末器
5へ送り、負荷7をオフからオン状態に反転させる。
荷7と電源ACとの間に接続している内部接点をオン/
オフする。ここで、子器1の熱線センサが人体を検知し
た場合、熱線センサ親器2からの無電圧接点出力が監視
用端末器3に与えられ、監視用端末器3はトランス8で
降圧された電圧信号を取り込み、監視入力がオン状態と
なる。この監視入力の立ち上がりに対応して監視用端末
器3から上記の割り込み処理を経て監視データを中央制
御装置4へ返送し、中央制御装置4ではこの監視データ
に基づいて負荷7をオンする制御データを制御用端末器
5へ送り、負荷7をオフからオン状態に反転させる。
【0007】その後、熱線センサの人体検知が無くなっ
て、監視用端末器3の監視入力がオフすると、この監視
入力の立ち下がりに対応してオフのための監視データが
監視用端末器3から送られる。この監視データにより中
央制御装置4からは負荷7をオフさせる制御データが制
御用端末器5へ伝送され、負荷7はオフ状態に反転され
りゅ。
て、監視用端末器3の監視入力がオフすると、この監視
入力の立ち下がりに対応してオフのための監視データが
監視用端末器3から送られる。この監視データにより中
央制御装置4からは負荷7をオフさせる制御データが制
御用端末器5へ伝送され、負荷7はオフ状態に反転され
りゅ。
【0008】上記のように監視用端末器3の監視入力が
オン状態であるときに、監視用端末器3aの操作スイッ
チSが操作されると、上述の割り込み処理を経て、監視
用端末器3aから監視データが中央制御装置4に送ら
れ、中央制御装置4ではこの監視データに基づいて負荷
7の動作を反転させる制御データを制御用端末器5に対
して伝送し、負荷7をオンからオフに反転する。
オン状態であるときに、監視用端末器3aの操作スイッ
チSが操作されると、上述の割り込み処理を経て、監視
用端末器3aから監視データが中央制御装置4に送ら
れ、中央制御装置4ではこの監視データに基づいて負荷
7の動作を反転させる制御データを制御用端末器5に対
して伝送し、負荷7をオンからオフに反転する。
【0009】また負荷7のオフ状態で監視用端末器3a
の操作スイッチSが操作されて、監視用端末器3aから
監視データが中央制御装置4に送られてくると、この監
視データに基づいて中央制御装置4は負荷7の動作を反
転させる制御データを制御用端末器3に対して伝送し、
負荷7をオフ状態からオン状態に反転する。その後子器
1の熱線センサが人体を検知して、監視用端末器3から
オンの監視データが中央制御装置4へ送られてくると、
中央制御装置4ではこの監視データに基づいて負荷7を
オンする制御データを制御用端末器5へ送るが、既に負
荷7はオン状態にあるため、負荷7はオン状態を維持す
る。
の操作スイッチSが操作されて、監視用端末器3aから
監視データが中央制御装置4に送られてくると、この監
視データに基づいて中央制御装置4は負荷7の動作を反
転させる制御データを制御用端末器3に対して伝送し、
負荷7をオフ状態からオン状態に反転する。その後子器
1の熱線センサが人体を検知して、監視用端末器3から
オンの監視データが中央制御装置4へ送られてくると、
中央制御装置4ではこの監視データに基づいて負荷7を
オンする制御データを制御用端末器5へ送るが、既に負
荷7はオン状態にあるため、負荷7はオン状態を維持す
る。
【0010】この後監視用端末器3の監視入力がオフし
て、このオフに対応する監視データが監視用端末器3か
ら送られてくると、中央制御装置4から負荷7をオフさ
せる制御データが制御用端末器5へ伝送され、負荷7は
オフする。以上のようなシーケンスを持って負荷7は人
体検知でも、操作スイッチSの操作でもオン/オフされ
る。
て、このオフに対応する監視データが監視用端末器3か
ら送られてくると、中央制御装置4から負荷7をオフさ
せる制御データが制御用端末器5へ伝送され、負荷7は
オフする。以上のようなシーケンスを持って負荷7は人
体検知でも、操作スイッチSの操作でもオン/オフされ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の従来
例では、熱線センサが子器1に設けられ、その信号処理
を行う熱線センサ親器2は子器1と分離しているばかり
でなく、遠隔監視制御システムの監視用端末器3に対し
て無電圧接点出力を監視入力として与える構成となって
いるため、熱線センサ親器2のための電源供給の必要性
や、熱線センサ親器の設置スペースを必要とするという
問題があった。
例では、熱線センサが子器1に設けられ、その信号処理
を行う熱線センサ親器2は子器1と分離しているばかり
でなく、遠隔監視制御システムの監視用端末器3に対し
て無電圧接点出力を監視入力として与える構成となって
いるため、熱線センサ親器2のための電源供給の必要性
や、熱線センサ親器の設置スペースを必要とするという
問題があった。
【0012】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、請求項1の発明の目的とするところは熱線セン
サと監視用端末器とが一体となって、熱線センサ親器及
び子器が必要なく、しかも一般配線器具と同様に壁面に
埋め込み取り付けができ、設置スペースの省スペース化
が図れ、その上熱線センサの検知方向を調整することが
でき、また負荷側の電線を取付壁面の埋込穴の内側から
接続することできる遠隔監視制御システムの熱線センサ
用端末器を提供するにある。
もので、請求項1の発明の目的とするところは熱線セン
サと監視用端末器とが一体となって、熱線センサ親器及
び子器が必要なく、しかも一般配線器具と同様に壁面に
埋め込み取り付けができ、設置スペースの省スペース化
が図れ、その上熱線センサの検知方向を調整することが
でき、また負荷側の電線を取付壁面の埋込穴の内側から
接続することできる遠隔監視制御システムの熱線センサ
用端末器を提供するにある。
【0013】請求項2の発明の目的とするところは、上
記目的に加えて負荷接続が極めて簡単に行える遠隔監視
制御システムの熱線センサ用端末器を提供するにある。
記目的に加えて負荷接続が極めて簡単に行える遠隔監視
制御システムの熱線センサ用端末器を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、中央制御装置と、固有アドレ
スとが設定された複数の監視用及び制御用端末器とを一
対の信号線にて接続し、中央制御装置から各端末器を適
宜アクセスして負荷を制御する制御データ及び返送信号
待機期間を設定する返送待機信号を伝送する伝送信号を
送出するとともに、該返送信号待機期間に端末器から信
号線間を適当なインピーダンスを介して短絡して得られ
る電流モード信号よりなる返送信号にて監視データを送
出することにより、制御データ及び監視データを時分割
多重伝送するようにした遠隔監視制御システムに用いら
れ、埋め込みボックスに対応した取付枠に対応する一般
配線器具と同等の寸法モジュールで形成され、取付枠に
取り付けるための係止手段を備えた器体内に端末回路部
を備えるとともに、取り付け壁面より露出する器体前面
側に熱線センサの検知部を設け、熱線センサの検出出力
を監視データとして端末回路部より中央制御装置へ返送
信号により送出する遠隔監視制御システムの熱線センサ
用端末器において、上記熱線センサの検知部を、上記器
体前面側に水平方向に回動可能に保持され、開口部にレ
ンズを装着している回転枠と、上記回転枠のレンズを通
過した熱線を受光するように上記器体内に配置された熱
線センサとで構成し、上記器体の内部に熱線センサの検
出出力及び中央制御装置からの制御データに基づいて上
記端末回路部に駆動される負荷制御用リレーを備えると
ともに、該負荷制御用リレーの両端に接続された接点出
力端子部を収納する端子収納部を設け、該端子収納部に
対応する器体後面部には接点出力端子部への電線挿入孔
を開口したものである。
めに、請求項1の発明は、中央制御装置と、固有アドレ
スとが設定された複数の監視用及び制御用端末器とを一
対の信号線にて接続し、中央制御装置から各端末器を適
宜アクセスして負荷を制御する制御データ及び返送信号
待機期間を設定する返送待機信号を伝送する伝送信号を
送出するとともに、該返送信号待機期間に端末器から信
号線間を適当なインピーダンスを介して短絡して得られ
る電流モード信号よりなる返送信号にて監視データを送
出することにより、制御データ及び監視データを時分割
多重伝送するようにした遠隔監視制御システムに用いら
れ、埋め込みボックスに対応した取付枠に対応する一般
配線器具と同等の寸法モジュールで形成され、取付枠に
取り付けるための係止手段を備えた器体内に端末回路部
を備えるとともに、取り付け壁面より露出する器体前面
側に熱線センサの検知部を設け、熱線センサの検出出力
を監視データとして端末回路部より中央制御装置へ返送
信号により送出する遠隔監視制御システムの熱線センサ
用端末器において、上記熱線センサの検知部を、上記器
体前面側に水平方向に回動可能に保持され、開口部にレ
ンズを装着している回転枠と、上記回転枠のレンズを通
過した熱線を受光するように上記器体内に配置された熱
線センサとで構成し、上記器体の内部に熱線センサの検
出出力及び中央制御装置からの制御データに基づいて上
記端末回路部に駆動される負荷制御用リレーを備えると
ともに、該負荷制御用リレーの両端に接続された接点出
力端子部を収納する端子収納部を設け、該端子収納部に
対応する器体後面部には接点出力端子部への電線挿入孔
を開口したものである。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1の発明に
おいて、上記接点出力端子部を速結端子で構成したもの
である。
おいて、上記接点出力端子部を速結端子で構成したもの
である。
【0016】
【作用】而して請求項1の発明によれば、熱線センサを
備えているから、従来のように熱線センサを設けた子器
が不要で、しかも端末回路部で熱線センサの信号処理を
行うため熱線センサ親器が不要であり、そのため子器及
び親器の設置スペースが要らなくなり、省スペース化が
図れ、しかも器体は埋め込みボックスに対応した取付枠
に対応する一般配線器具と同等の寸法モジュールで形成
され、取付枠に取り付けるための係止手段を備えている
から、一般配線器具と同様に壁面に埋め込み設置ができ
る。また上記熱線センサの検知部を、上記器体前面側に
水平方向に回動可能に保持され、開口部にレンズを装着
している回転枠と、上記回転枠のレンズを通過した熱線
を受光するように上記器体内に配置された熱線センサと
で構成しているので、回転枠を回転させることで検知方
向を変更することが簡単に行え、更に器体内には熱線セ
ンサの検出出力及び央制御装置からの制御データに基づ
いて端末回路部により駆動される負荷制御用リレーを備
えているから、熱線センサの検知出力に連動して器体に
内蔵してある負荷制御用リレーを駆動することができ、
そのため対応する制御用端末器を設けることなく、負荷
を熱線センサの検出出力に対応してオン/オフすること
ができる。その上別の監視用端末器等の操作データに基
づく中央制御装置からの制御データによっても負荷制御
用リレーを駆動することもでき、そのため負荷制御用リ
レーによりオン/オフされる負荷をグループ制御やパタ
ーン制御の対象となる負荷の一つとすることもできる。
更にまた該負荷制御用リレーの両端に接続された接点出
力端子部を収納する端子収納部を設けているので、接点
出力端子部を隔離することが出来る上に、壁面の埋込穴
側から負荷側の電線を接点出力端子部に接続することが
可能となる。
備えているから、従来のように熱線センサを設けた子器
が不要で、しかも端末回路部で熱線センサの信号処理を
行うため熱線センサ親器が不要であり、そのため子器及
び親器の設置スペースが要らなくなり、省スペース化が
図れ、しかも器体は埋め込みボックスに対応した取付枠
に対応する一般配線器具と同等の寸法モジュールで形成
され、取付枠に取り付けるための係止手段を備えている
から、一般配線器具と同様に壁面に埋め込み設置ができ
る。また上記熱線センサの検知部を、上記器体前面側に
水平方向に回動可能に保持され、開口部にレンズを装着
している回転枠と、上記回転枠のレンズを通過した熱線
を受光するように上記器体内に配置された熱線センサと
で構成しているので、回転枠を回転させることで検知方
向を変更することが簡単に行え、更に器体内には熱線セ
ンサの検出出力及び央制御装置からの制御データに基づ
いて端末回路部により駆動される負荷制御用リレーを備
えているから、熱線センサの検知出力に連動して器体に
内蔵してある負荷制御用リレーを駆動することができ、
そのため対応する制御用端末器を設けることなく、負荷
を熱線センサの検出出力に対応してオン/オフすること
ができる。その上別の監視用端末器等の操作データに基
づく中央制御装置からの制御データによっても負荷制御
用リレーを駆動することもでき、そのため負荷制御用リ
レーによりオン/オフされる負荷をグループ制御やパタ
ーン制御の対象となる負荷の一つとすることもできる。
更にまた該負荷制御用リレーの両端に接続された接点出
力端子部を収納する端子収納部を設けているので、接点
出力端子部を隔離することが出来る上に、壁面の埋込穴
側から負荷側の電線を接点出力端子部に接続することが
可能となる。
【0017】
【0018】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、負荷制御用リレーのリレー接点の両端に接続
された接点出力端子部を速結端子で構成してあるため、
負荷接続が容易となる。
において、負荷制御用リレーのリレー接点の両端に接続
された接点出力端子部を速結端子で構成してあるため、
負荷接続が容易となる。
【0019】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図1〜
図5は一実施例の熱線センサ用端末器10の構造を示し
ており、端末回路部や熱線センサは収納されている。す
なわち、器体11は、合成樹脂成型品よりなり、ボディ
12とカバー13とを結合して形成される。器体11
は、JIS規格や日本配線器具工業会で規格化されてい
る大角形3個用の取付枠に最大3個まで取り付けること
ができる配線器具寸法(単位寸法と呼称する)の3倍に
相当する寸法に形成されている。したがって、大角形3
個用の取付枠に1個だけ器体11を取り付けることがで
きるのである。
図5は一実施例の熱線センサ用端末器10の構造を示し
ており、端末回路部や熱線センサは収納されている。す
なわち、器体11は、合成樹脂成型品よりなり、ボディ
12とカバー13とを結合して形成される。器体11
は、JIS規格や日本配線器具工業会で規格化されてい
る大角形3個用の取付枠に最大3個まで取り付けること
ができる配線器具寸法(単位寸法と呼称する)の3倍に
相当する寸法に形成されている。したがって、大角形3
個用の取付枠に1個だけ器体11を取り付けることがで
きるのである。
【0020】器体11には、取付枠への取付部として、
金属製取付枠の保持爪が係合する取付孔15と、図1に
示すような合成樹脂製取付枠14の保持孔に係合する取
付爪16とが、それぞれカバー13の両側面に形成され
ている。カバー13の背面には、先端部に結合爪17a
を備えた結合脚17が3箇所で突設され、各結合脚17
がボディ12の周部に穿孔された結合孔18に挿入され
て結合爪17aが結合孔18の周縁に係止されることに
よって、ボディ12にカバー13が結合されるのであ
る。
金属製取付枠の保持爪が係合する取付孔15と、図1に
示すような合成樹脂製取付枠14の保持孔に係合する取
付爪16とが、それぞれカバー13の両側面に形成され
ている。カバー13の背面には、先端部に結合爪17a
を備えた結合脚17が3箇所で突設され、各結合脚17
がボディ12の周部に穿孔された結合孔18に挿入され
て結合爪17aが結合孔18の周縁に係止されることに
よって、ボディ12にカバー13が結合されるのであ
る。
【0021】ボディ12内には、回路部収納室19と端
子収納室20a,20bとが形成されている。回路部収
納室19には、後述する端末回路部21の電子部品及び
負荷制御用リレーRy等を実装した第1の回路基板22
が収納される。端子収納室20a,20bの一方20a
には速結端子よりなる接点出力用端子T1 ,T2 が納装
される。接点出力用端子T1 ,T2 は鎖錠ばね23と端
子板24と解除釦25とからなり、ボディ12の底面に
穿孔された電線挿入孔26より挿入された電線を、鎖錠
ばね23のばね力によって鎖錠ばね23と端子板24と
の間に挟持することによって保持する。また、ボディ1
2の底面に穿孔された釦操作孔27よりドライバ等の治
具を挿入して解除釦25を操作することにより、鎖錠ば
ね23を撓ませて鎖錠ばね23を端子板24から離し、
電線が容易に抜けるようにする。一対の端子板24、2
4は、第1の回路基板22に実装してある負荷制御用リ
レーRyのリレー接点rの両端に電気的に接続されるよ
うに回路基板22に対して半田付けされている。また端
子収納室20bには、信号線6を接続するための一つの
端子T3 、T4 が納装される。端子T3 、T4 は、端子
ねじ28と、座金29、端子板30とで構成され、L状
に曲げられた端子板28は、ボディ12の外底面に形成
された座31に配置されてその縦片をボディ12の底面
に設け孔よりボディ12内に挿入し、その挿入先端を回
路基板22に実装されている端末回路部21の信号入力
端に電気的に接続されるように回路基板22に対してリ
ード線を介して接続される。また端子ねじ28は座金2
9を介して端子板30に螺着することにより信号線9を
締め付け固定するようになっている。
子収納室20a,20bとが形成されている。回路部収
納室19には、後述する端末回路部21の電子部品及び
負荷制御用リレーRy等を実装した第1の回路基板22
が収納される。端子収納室20a,20bの一方20a
には速結端子よりなる接点出力用端子T1 ,T2 が納装
される。接点出力用端子T1 ,T2 は鎖錠ばね23と端
子板24と解除釦25とからなり、ボディ12の底面に
穿孔された電線挿入孔26より挿入された電線を、鎖錠
ばね23のばね力によって鎖錠ばね23と端子板24と
の間に挟持することによって保持する。また、ボディ1
2の底面に穿孔された釦操作孔27よりドライバ等の治
具を挿入して解除釦25を操作することにより、鎖錠ば
ね23を撓ませて鎖錠ばね23を端子板24から離し、
電線が容易に抜けるようにする。一対の端子板24、2
4は、第1の回路基板22に実装してある負荷制御用リ
レーRyのリレー接点rの両端に電気的に接続されるよ
うに回路基板22に対して半田付けされている。また端
子収納室20bには、信号線6を接続するための一つの
端子T3 、T4 が納装される。端子T3 、T4 は、端子
ねじ28と、座金29、端子板30とで構成され、L状
に曲げられた端子板28は、ボディ12の外底面に形成
された座31に配置されてその縦片をボディ12の底面
に設け孔よりボディ12内に挿入し、その挿入先端を回
路基板22に実装されている端末回路部21の信号入力
端に電気的に接続されるように回路基板22に対してリ
ード線を介して接続される。また端子ねじ28は座金2
9を介して端子板30に螺着することにより信号線9を
締め付け固定するようになっている。
【0022】回動枠32は、円板状に形成された一対の
端板33を一対の側枠34で連結して枠状に形成されて
いる。回動枠32の各端板33は、カバー13の前面に
突設された半円状の保持板35の周壁の内周面に摺接し
て回動自在となるように保持される。回動枠32の一部
には方向調節つまみ32aが突設され、方向調節つまみ
32aを手で操作することにより、回動枠32を回動さ
せることができるようにしているのである。
端板33を一対の側枠34で連結して枠状に形成されて
いる。回動枠32の各端板33は、カバー13の前面に
突設された半円状の保持板35の周壁の内周面に摺接し
て回動自在となるように保持される。回動枠32の一部
には方向調節つまみ32aが突設され、方向調節つまみ
32aを手で操作することにより、回動枠32を回動さ
せることができるようにしているのである。
【0023】回動枠32において側枠34の後方には第
2の回路基板36が取着されている。第2の回路基板3
6には焦電素子よりなる熱線センサ38を実装してお
り、回路基板22に対してリード線37を半田付けする
ことにより端末回路部21にリード線37を介して接続
される。また、回動枠32において側枠34よりも前面
側にはフレネルレンズよりなるレンズ39が端板33の
周面に沿うように湾曲した形で装着されている。レンズ
39は、熱線が透過しやすいように高密度ポリエチレン
等の材料によって形成されており、複数の焦点を有して
いて熱線センサ38の検知領域を複数の領域に分割する
ようになっている。すなわち、熱線センサ38である焦
電素子は微分型センサであって、入射する熱線量に変化
が生じたときにしか出力信号が得られないから、熱線セ
ンサ38の検知領域を複数の小さな領域に分割すること
により、人のわずかな動きを検出して出力を連続的に得
るようにしているのである。
2の回路基板36が取着されている。第2の回路基板3
6には焦電素子よりなる熱線センサ38を実装してお
り、回路基板22に対してリード線37を半田付けする
ことにより端末回路部21にリード線37を介して接続
される。また、回動枠32において側枠34よりも前面
側にはフレネルレンズよりなるレンズ39が端板33の
周面に沿うように湾曲した形で装着されている。レンズ
39は、熱線が透過しやすいように高密度ポリエチレン
等の材料によって形成されており、複数の焦点を有して
いて熱線センサ38の検知領域を複数の領域に分割する
ようになっている。すなわち、熱線センサ38である焦
電素子は微分型センサであって、入射する熱線量に変化
が生じたときにしか出力信号が得られないから、熱線セ
ンサ38の検知領域を複数の小さな領域に分割すること
により、人のわずかな動きを検出して出力を連続的に得
るようにしているのである。
【0024】尚後述する遅延動作の遅延時間を調整する
ためのボリウムVRのハンドル40は、器体11の側部
で器体11の前面に露出する。また後述するアドレス設
定用ディップスイッチSW1 、負荷番号設定用ディップ
スイッチSW2 のハンドル411 、422 はボディ13
の底面に設けた孔431 、432 より外部に露出してい
る。
ためのボリウムVRのハンドル40は、器体11の側部
で器体11の前面に露出する。また後述するアドレス設
定用ディップスイッチSW1 、負荷番号設定用ディップ
スイッチSW2 のハンドル411 、422 はボディ13
の底面に設けた孔431 、432 より外部に露出してい
る。
【0025】ところで、壁面等への施工時には、器体1
1は、配線器具用の取付枠14に取着される。そして熱
線センサ用端末器10の熱線センサ38の検知面がレン
ズ39を介して下方に向けられることになり、検知エリ
アに人が存在すると、熱線センサ2がこの熱線を検知
し、この検知信号を信号処理することにより端末回路部
2の監視入力がオン動作する。
1は、配線器具用の取付枠14に取着される。そして熱
線センサ用端末器10の熱線センサ38の検知面がレン
ズ39を介して下方に向けられることになり、検知エリ
アに人が存在すると、熱線センサ2がこの熱線を検知
し、この検知信号を信号処理することにより端末回路部
2の監視入力がオン動作する。
【0026】図4は、本実施例の端末回路部21の回路
構成を示しており、信号線6を接続する信号線接続用の
端子T3 、T4 間に接続され伝送信号Vsを整流するダ
イオードブリッジDB1 と、このダイオードブリッジD
B1 の整流出力を安定化して一定電圧の直流電圧を得る
トランジスタQ1 、ツェナダイオードZD1 、平滑コン
デンサC1 等からなる定電圧回路50と、この定電圧回
路50からの直流を電源として動作するCPUからなる
信号処理回路部51と、端子T3 ,T4 からの伝送信号
Vsを受信して、信号処理回路部51へ送出するトラン
ジスタQ2 からなる受信回路52と、信号処理回路部5
1からの監視データにて駆動されるトランジスタQ3 、
トランジスタQ3 を介してダイオードブリッジDB1 の
出力端を短絡する抵抗Rからなり、トランジスタQ3 の
オン時に抵抗Rを介して信号線6に電流モードの返送信
号を送信する送信回路53と、当該熱線センサ用端末器
10の固有アドレスを設定する6ビットのディップスイ
ッチSW1 と、負荷番号設定用の2ビットのディップス
イッチSW2 とを備えるとともに、上記ダイオードブリ
ッジDB1 の整流出力を安定化して一定電圧の直流電圧
を得るトランジスタQ4 、ツェナーダイオードZD2 、
平滑コンデンサC2 等からなる定電圧回路54と、この
定電圧回路54からの直流をトランジスタQ5 、Q6 か
らなるスイッチ回路55を介して電源として給電されて
動作する熱線センサ38と、この熱線センサ38のオン
検知信号があれば出力を”L”から”H”に反転するコ
ンパレータ56と、このコンパレータ56の出力の反転
信号”L”が端子に入力してから動作して端子か
ら”H”出力を発生し、端子が”H”になると、時定
数で定まる一定時間経過後に端子の出力を”L”にす
るタイマIC57と、このタイマIC57の出力の反転
出力と上記コンパレータ56の出力の反転出力との否定
論理積値が”H”となるとオンして信号処理回路部51
の監視入力をオンするトランジスタQ7 と、上記信号処
理回路部51の出力で相反した動作をするトランジスタ
Q8 、Q9 を通じてセットコイルCL1 、リセットコイ
ルCL2 に励磁電流が流れて、セット又はリセットされ
る2巻線型のラッチングリレーからなる負荷制御用リレ
ーRyと、電源リセットを信号処理回路部51に与える
リセット回路58と、クロック発生回路59等から構成
される。
構成を示しており、信号線6を接続する信号線接続用の
端子T3 、T4 間に接続され伝送信号Vsを整流するダ
イオードブリッジDB1 と、このダイオードブリッジD
B1 の整流出力を安定化して一定電圧の直流電圧を得る
トランジスタQ1 、ツェナダイオードZD1 、平滑コン
デンサC1 等からなる定電圧回路50と、この定電圧回
路50からの直流を電源として動作するCPUからなる
信号処理回路部51と、端子T3 ,T4 からの伝送信号
Vsを受信して、信号処理回路部51へ送出するトラン
ジスタQ2 からなる受信回路52と、信号処理回路部5
1からの監視データにて駆動されるトランジスタQ3 、
トランジスタQ3 を介してダイオードブリッジDB1 の
出力端を短絡する抵抗Rからなり、トランジスタQ3 の
オン時に抵抗Rを介して信号線6に電流モードの返送信
号を送信する送信回路53と、当該熱線センサ用端末器
10の固有アドレスを設定する6ビットのディップスイ
ッチSW1 と、負荷番号設定用の2ビットのディップス
イッチSW2 とを備えるとともに、上記ダイオードブリ
ッジDB1 の整流出力を安定化して一定電圧の直流電圧
を得るトランジスタQ4 、ツェナーダイオードZD2 、
平滑コンデンサC2 等からなる定電圧回路54と、この
定電圧回路54からの直流をトランジスタQ5 、Q6 か
らなるスイッチ回路55を介して電源として給電されて
動作する熱線センサ38と、この熱線センサ38のオン
検知信号があれば出力を”L”から”H”に反転するコ
ンパレータ56と、このコンパレータ56の出力の反転
信号”L”が端子に入力してから動作して端子か
ら”H”出力を発生し、端子が”H”になると、時定
数で定まる一定時間経過後に端子の出力を”L”にす
るタイマIC57と、このタイマIC57の出力の反転
出力と上記コンパレータ56の出力の反転出力との否定
論理積値が”H”となるとオンして信号処理回路部51
の監視入力をオンするトランジスタQ7 と、上記信号処
理回路部51の出力で相反した動作をするトランジスタ
Q8 、Q9 を通じてセットコイルCL1 、リセットコイ
ルCL2 に励磁電流が流れて、セット又はリセットされ
る2巻線型のラッチングリレーからなる負荷制御用リレ
ーRyと、電源リセットを信号処理回路部51に与える
リセット回路58と、クロック発生回路59等から構成
される。
【0027】ここで熱線センサ用端末器10は負荷番号
設定部を構成する2ビットのディップスイッチSW2 で
負荷番号を設定し、アドレス設定部を構成する6ビット
のディップスイッチSW1 で固有アドレスを設定するよ
うになっており、負荷番号及び固有アドレスを制御用端
末器5の6ビットの設定アドレスと一致させる。また監
視用端末器2aにおいても負荷番号と、固有ドレスも制
御用端末器5のそれに一致させる。固有アドレスは別に
2ビットが加わり、この2ビットが端末器の種別、機能
を区別することになり、中央制御装置4(図6参照)か
ら個々の端末器をアクセスするときには計8ビットのア
ドレスデータADが伝送されることになる。
設定部を構成する2ビットのディップスイッチSW2 で
負荷番号を設定し、アドレス設定部を構成する6ビット
のディップスイッチSW1 で固有アドレスを設定するよ
うになっており、負荷番号及び固有アドレスを制御用端
末器5の6ビットの設定アドレスと一致させる。また監
視用端末器2aにおいても負荷番号と、固有ドレスも制
御用端末器5のそれに一致させる。固有アドレスは別に
2ビットが加わり、この2ビットが端末器の種別、機能
を区別することになり、中央制御装置4(図6参照)か
ら個々の端末器をアクセスするときには計8ビットのア
ドレスデータADが伝送されることになる。
【0028】この熱線センサ用端末器10の動作を更に
詳説すると、熱線センサ38が人体を検知してオン動作
すると、熱線センサ用端末器10ではタイマIC57が
動作を開始するとともに、信号処理回路部51の監視入
力がオンとなる。このオンに伴って、信号処理回路部5
1は送信回路53により割り込み信号Viを返送し、上
述の割り込み処理を経た後、中央制御装置4からのアク
セスに応じて熱線センサ38の検知出力のデータを監視
データとして中央制御装置4へ返送すると同時に、負荷
制御用リレー6をセット又はリセットしてそのリレー接
点rをオン又はオフし、リレー接点rに電源を介して接
続される例えば照明負荷5をオン又はオフする。
詳説すると、熱線センサ38が人体を検知してオン動作
すると、熱線センサ用端末器10ではタイマIC57が
動作を開始するとともに、信号処理回路部51の監視入
力がオンとなる。このオンに伴って、信号処理回路部5
1は送信回路53により割り込み信号Viを返送し、上
述の割り込み処理を経た後、中央制御装置4からのアク
セスに応じて熱線センサ38の検知出力のデータを監視
データとして中央制御装置4へ返送すると同時に、負荷
制御用リレー6をセット又はリセットしてそのリレー接
点rをオン又はオフし、リレー接点rに電源を介して接
続される例えば照明負荷5をオン又はオフする。
【0029】一方中央制御装置4ではこの監視データ
を、負荷動作状態の表示を行なうための制御データを作
成したり、他の負荷とともに制御するグループ制御や、
パターン制御の際の制御データを作成する。ここで熱線
センサ用端末器10に接続されている照明負荷5を、監
視用端末器3a(図6参照)の操作スイッチSの操作で
オン/オフすることができるように、監視用端末器のア
ドレスと、熱線センサ用端末器10のアドレスとに対応
関係を持たせておくと、熱線センサ用端末器10は制御
用端末器5(図6参照)と同様に対応する監視用端末器
2aの操作データに基づく中央制御装置4からの制御デ
ータCDに応じて負荷制御用リレー6を駆動することも
できる。つまり対応関係のある監視用端末器2aから操
作データが監視データとして中央制御装置4に送られて
くると、中央制御装置4はこの操作データに基づいて制
御データCDを送る端末器を対応関係を登録しているテ
ーブルより見付ける。この場合は熱線センサ用端末器1
0が対応するため、現在の熱線用センサ用端末器10に
接続されている照明負荷5の動作状態に対して反転させ
る操作データであれば、中央制御装置4は、熱線センサ
用端末器10に対して負荷状態を反転させる制御データ
CDを伝送信号Vsにより伝送する。熱線センサ用端末
器10の信号処理回路部51は受信回路54を通じてこ
の制御データCDを取り込み、この制御データCDに基
づいて負荷制御用リレー6の動作状態を反転して照明負
荷5をオン又はオフさせる。
を、負荷動作状態の表示を行なうための制御データを作
成したり、他の負荷とともに制御するグループ制御や、
パターン制御の際の制御データを作成する。ここで熱線
センサ用端末器10に接続されている照明負荷5を、監
視用端末器3a(図6参照)の操作スイッチSの操作で
オン/オフすることができるように、監視用端末器のア
ドレスと、熱線センサ用端末器10のアドレスとに対応
関係を持たせておくと、熱線センサ用端末器10は制御
用端末器5(図6参照)と同様に対応する監視用端末器
2aの操作データに基づく中央制御装置4からの制御デ
ータCDに応じて負荷制御用リレー6を駆動することも
できる。つまり対応関係のある監視用端末器2aから操
作データが監視データとして中央制御装置4に送られて
くると、中央制御装置4はこの操作データに基づいて制
御データCDを送る端末器を対応関係を登録しているテ
ーブルより見付ける。この場合は熱線センサ用端末器1
0が対応するため、現在の熱線用センサ用端末器10に
接続されている照明負荷5の動作状態に対して反転させ
る操作データであれば、中央制御装置4は、熱線センサ
用端末器10に対して負荷状態を反転させる制御データ
CDを伝送信号Vsにより伝送する。熱線センサ用端末
器10の信号処理回路部51は受信回路54を通じてこ
の制御データCDを取り込み、この制御データCDに基
づいて負荷制御用リレー6の動作状態を反転して照明負
荷5をオン又はオフさせる。
【0030】このように熱線センサ用端末器10は、熱
線センサ38の検知出力に連動して内蔵している負荷制
御用リレー6を駆動することも、中央制御装置4からの
制御データCDに基づいて負荷制御用リレー6を駆動す
ることもできるのである。尚タイマIC57は、熱線セ
ンサ38の検知出力がオフすると、このオフから一定時
間後出力をオフ、つまり信号処理回路部51の監視入力
をオフするもので、照明負荷5をオフ遅延させるもので
あり、その遅延時間は可変抵抗器VRのハンドル40を
操作することにより調整設定することができる。
線センサ38の検知出力に連動して内蔵している負荷制
御用リレー6を駆動することも、中央制御装置4からの
制御データCDに基づいて負荷制御用リレー6を駆動す
ることもできるのである。尚タイマIC57は、熱線セ
ンサ38の検知出力がオフすると、このオフから一定時
間後出力をオフ、つまり信号処理回路部51の監視入力
をオフするもので、照明負荷5をオフ遅延させるもので
あり、その遅延時間は可変抵抗器VRのハンドル40を
操作することにより調整設定することができる。
【0031】上記実施例では負荷制御用リレーRyを内
蔵したものであったが、負荷制御は従来通り制御用端末
器5によって行うようにしても良い。図5は負荷制御用
リレーRyを用いない実施例の端末回路部21の回路図
を示す。
蔵したものであったが、負荷制御は従来通り制御用端末
器5によって行うようにしても良い。図5は負荷制御用
リレーRyを用いない実施例の端末回路部21の回路図
を示す。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、中央制御装置と、固
有アドレスとが設定された複数の監視用及び制御用端末
器とを一対の信号線にて接続し、中央制御装置から各端
末器を適宜アクセスして負荷を制御する制御データ及び
返送信号待機期間を設定する返送待機信号を伝送する伝
送信号を送出するとともに、該返送信号待機期間に端末
器から信号線間を適当なインピーダンスを介して短絡し
て得られる電流モード信号よりなる返送信号にて監視デ
ータを送出することにより、制御データ及び監視データ
を時分割多重伝送するようにした遠隔監視制御システム
に用いられ、埋め込みボックスに対応した取付枠に対応
する一般配線器具と同等の寸法モジュールで形成され、
取付枠に取り付けるための係止手段を備えた器体内に端
末回路部を備えるとともに、取り付け壁面より露出する
器体前面に熱線センサの検知部を設け、熱線センサの検
出出力を監視データとして端末回路部より中央制御装置
へ返送信号により送出するので、熱線センサを備えてい
るから、従来のように熱線センサを設けた子器が不要
で、しかも端末回路部で熱線センサの信号処理を行うた
め熱線センサ親器が不要であり、そのため子器及び親器
の設置スペースが要らなくなり、省スペース化が図れ、
しかも器体は埋め込みボックスに対応した取付枠に対応
する一般配線器具と同等の寸法モジュールで形成され、
取付枠に取り付けるための係止手段を備えているから、
一般配線器具と同様に壁面に埋め込み設置ができるとい
う効果がある。
有アドレスとが設定された複数の監視用及び制御用端末
器とを一対の信号線にて接続し、中央制御装置から各端
末器を適宜アクセスして負荷を制御する制御データ及び
返送信号待機期間を設定する返送待機信号を伝送する伝
送信号を送出するとともに、該返送信号待機期間に端末
器から信号線間を適当なインピーダンスを介して短絡し
て得られる電流モード信号よりなる返送信号にて監視デ
ータを送出することにより、制御データ及び監視データ
を時分割多重伝送するようにした遠隔監視制御システム
に用いられ、埋め込みボックスに対応した取付枠に対応
する一般配線器具と同等の寸法モジュールで形成され、
取付枠に取り付けるための係止手段を備えた器体内に端
末回路部を備えるとともに、取り付け壁面より露出する
器体前面に熱線センサの検知部を設け、熱線センサの検
出出力を監視データとして端末回路部より中央制御装置
へ返送信号により送出するので、熱線センサを備えてい
るから、従来のように熱線センサを設けた子器が不要
で、しかも端末回路部で熱線センサの信号処理を行うた
め熱線センサ親器が不要であり、そのため子器及び親器
の設置スペースが要らなくなり、省スペース化が図れ、
しかも器体は埋め込みボックスに対応した取付枠に対応
する一般配線器具と同等の寸法モジュールで形成され、
取付枠に取り付けるための係止手段を備えているから、
一般配線器具と同様に壁面に埋め込み設置ができるとい
う効果がある。
【0033】また上記熱線センサの検知部を、上記器体
前面側に水平方向に回動可能に保持され、開口部にレン
ズを装着している回転枠と、上記回転枠のレンズを通過
した熱線を受光するように上記器体内に配置された熱線
センサとで構成しているので、回転枠を回転させること
で検知方向を変更することが簡単に行え、更に器体内に
は熱線センサの検出出力及び央制御装置からの制御デー
タに基づいて端末回路部により駆動される負荷制御用リ
レーを備えているから、熱線センサの検知出力に連動し
て器体に内蔵してある負荷制御用リレーを駆動すること
ができ、そのため対応する制御用端末器を設けることな
く、負荷を熱線センサの検出出力に対応してオン/オフ
することができるという効果がある。その上別の監視用
端末器等の操作データに基づく中央制御装置からの制御
データによっても負荷制御用リレーを駆動することもで
き、そのため負荷制御用リレーによりオン/オフされる
負荷をグループ制御やパターン制御の対象となる負荷の
一つとすることもできるという効果がある。更にまた該
負荷制御用リレーの両端に接続された接点出力端子部を
収納する端子収納部を設けているので、接点出力端子部
を隔離することが出来る上に、壁面の埋込穴側から負荷
側の電線を接点出力端子部に接続することが可能となる
とい効果がある。
前面側に水平方向に回動可能に保持され、開口部にレン
ズを装着している回転枠と、上記回転枠のレンズを通過
した熱線を受光するように上記器体内に配置された熱線
センサとで構成しているので、回転枠を回転させること
で検知方向を変更することが簡単に行え、更に器体内に
は熱線センサの検出出力及び央制御装置からの制御デー
タに基づいて端末回路部により駆動される負荷制御用リ
レーを備えているから、熱線センサの検知出力に連動し
て器体に内蔵してある負荷制御用リレーを駆動すること
ができ、そのため対応する制御用端末器を設けることな
く、負荷を熱線センサの検出出力に対応してオン/オフ
することができるという効果がある。その上別の監視用
端末器等の操作データに基づく中央制御装置からの制御
データによっても負荷制御用リレーを駆動することもで
き、そのため負荷制御用リレーによりオン/オフされる
負荷をグループ制御やパターン制御の対象となる負荷の
一つとすることもできるという効果がある。更にまた該
負荷制御用リレーの両端に接続された接点出力端子部を
収納する端子収納部を設けているので、接点出力端子部
を隔離することが出来る上に、壁面の埋込穴側から負荷
側の電線を接点出力端子部に接続することが可能となる
とい効果がある。
【0034】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、負荷制御用リレーのリレー接点の両端に接続された
接点出力端子部を速結端子で構成してあるため、負荷接
続が容易となる。
て、負荷制御用リレーのリレー接点の両端に接続された
接点出力端子部を速結端子で構成してあるため、負荷接
続が容易となる。
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】(a)は同上の正面図である。(b)は同上の
背面図である。
背面図である。
【図3】同上の要部の一部省略した拡大断面図である。
【図4】同上の回路図である。
【図5】本発明の別の実施例の回路図である。
【図6】従来例の説明用システム構成図である。
【図7】伝送信号の説明図である。
10 熱線センサ用端末器 11 器体 14 取付枠 15 取付孔 16 取付爪 19 回路部収納室 20a 端子収納室 22 回路基板 32 回転枠 36 回路基板 38 熱線センサ Ry 負荷制御用リレー T1 ,T2 接点出力用端子 T3 ,T4 端子
Claims (2)
- 【請求項1】中央制御装置と、固有アドレスとが設定さ
れた複数の監視用及び制御用端末器とを一対の信号線に
て接続し、中央制御装置から各端末器を適宜アクセスし
て負荷を制御する制御データ及び返送信号待機期間を設
定する返送待機信号を伝送する伝送信号を送出するとと
もに、該返送信号待機期間に端末器から信号線間を適当
なインピーダンスを介して短絡して得られる電流モード
信号よりなる返送信号にて監視データを送出することに
より、制御データ及び監視データを時分割多重伝送する
ようにした遠隔監視制御システムに用いられ、埋め込み
ボックスに対応した取付枠に対応する一般配線器具と同
等の寸法モジュールで形成され、取付枠に取り付けるた
めの係止手段を備えた器体内に端末回路部を備えるとと
もに、取り付け壁面より露出する器体前面側に熱線セン
サの検知部を設け、熱線センサの検出出力を監視データ
として端末回路部より中央制御装置へ返送信号により送
出する遠隔監視制御システムの熱線センサ用端末器にお
いて、上記熱線センサの検知部を、上記器体前面側に水
平方向に回動可能に保持され、開口部にレンズを装着し
ている回転枠と、上記回転枠のレンズを通過した熱線を
受光するように上記器体内に配置された熱線センサとで
構成し、上記器体の内部に熱線センサの検出出力及び中
央制御装置からの制御データに基づいて上記端末回路部
に駆動される負荷制御用リレーを備えるとともに、該負
荷制御用リレーの両端に接続された接点出力端子部を収
納する端子収納部を設け、該端子収納部に対応する器体
後面部には接点出力端子部への電線挿入孔を開口して成
ることを特徴とする遠隔監視制御システムの熱線センサ
用端末器。 - 【請求項2】上記接点出力端子部を速結端子で構成して
成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シス
テムの熱線センサ用端末器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02584293A JP3217521B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 遠隔監視制御システムの熱線センサ用端末器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02584293A JP3217521B2 (ja) | 1993-02-15 | 1993-02-15 | 遠隔監視制御システムの熱線センサ用端末器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06245282A JPH06245282A (ja) | 1994-09-02 |
JP3217521B2 true JP3217521B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=12177109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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JP4640239B2 (ja) | 2006-04-12 | 2011-03-02 | パナソニック電工株式会社 | 熱線センサ付自動スイッチ |
-
1993
- 1993-02-15 JP JP02584293A patent/JP3217521B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06245282A (ja) | 1994-09-02 |
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