JP3381942B2 - 熱線感知式負荷制御システム - Google Patents

熱線感知式負荷制御システム

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JP3381942B2
JP3381942B2 JP22664592A JP22664592A JP3381942B2 JP 3381942 B2 JP3381942 B2 JP 3381942B2 JP 22664592 A JP22664592 A JP 22664592A JP 22664592 A JP22664592 A JP 22664592A JP 3381942 B2 JP3381942 B2 JP 3381942B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人などの熱源の存否に
対応して負荷をオン・オフさせる熱線感知式負荷制御シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、焦電センサのような熱線セン
サを用いて室内の人の出入りなどを検出し、人が室内に
いる間だけ照明負荷を点灯させるというような目的で用
いられる熱線感知式負荷制御システムが提供されてい
る。この種のシステムでは、熱線センサおよび熱線セン
サで人が検知されたときにオンになるリレーのようなス
イッチ要素をケースに内蔵した熱線感知式スイッチを天
井に取り付け、スイッチ要素を照明負荷への給電路に挿
入しておくことによって、照明負荷の点灯・消灯を制御
するのが一般的である。
【0003】ところで、この種の熱線感知式スイッチで
は、人を検知することのできる領域に制限があるから、
広い部屋で使用する場合は、複数台の熱線感知式スイッ
チを設置し、これらの熱線感知式スイッチで共通の照明
負荷を制御しなければならない。このような結線形態で
は複数の熱線感知式スイッチを並列に接続することにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、熱線感知式スイ
ッチは、内部回路を動作させるために商用電源から給電
されており、商用電源に対して2線で接続される。ま
た、商用電源の一方の線と照明負荷との間にはスイッチ
要素が挿入されるから、商用電源に対して2線、照明負
荷に対して少なくとも1線で接続することが必要であっ
て、1台の熱線感知式スイッチには最低でも3線が接続
されることになる。したがって、複数台の熱線感知式ス
イッチを並列接続する場合には、それぞれ3線について
並列接続することが必要になり、配線が複雑になるとい
う問題がある。
【0005】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、複数箇所で熱線を検知するような施工を行う
場合の配線施工を容易にした熱線感知式負荷制御システ
ムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、熱線を検知する熱線センサをそ
れぞれ備えた親器と子器とが信号線を介して接続され、
親器および子器は、天井に形成された取付孔に一部を挿
入した形で天井に取着されるケースをそれぞれ備え、親
器は、親器と子器とに設けた熱線センサのうちの少なく
とも1つで熱線が検知されると負荷への給電路に挿入さ
れたスイッチ要素をオンまたはオフにする制御回路を備
え、親器および子器において外部電線との接続部は、ケ
ースに開口した電線挿入口からケースの中に導入された
電線を、導電板と帯状の板ばねの両端部を屈曲させて形
成した鎖錠ばねとの間で鎖錠ばねのばね力によって挟持
する速結端子として成るのである。
【0007】請求項2の発明では、制御回路は、熱線セ
ンサにより熱線が検知されるたびにその時点から一定時
間の時限動作を行う再トリガ可能なタイマ部を備え、熱
線が最初に検知された時点で反転したスイッチ要素のオ
ン・オフの状態をタイマ部の時限動作中は保持し、タイ
マ部は時限動作の時間を調節する時間調節部を備えてい
る。
【0008】請求項3の発明では、負荷は照明負荷であ
って、親器は周囲照度を検出する照度センサを備え、制
御回路は、照度センサにより検出した周囲照度が基準値
以下のときには熱線を検知するとスイッチ要素をオンに
し、照度センサにより検出された周囲照度が基準値を越
えると熱線を検知してもスイッチ要素をオフに保つので
ある。
【0009】請求項の発明では、負荷は照明負荷であ
って、子器は周囲照度を検出する照度センサを備え、照
度センサにより検出した周囲照度が基準値以下のときに
は熱線を検知すると熱線センサの出力を信号線に送出
し、照度センサにより検出された周囲照度が基準値を越
えると熱線を検知しても信号線への熱線センサの出力の
送出を禁止する切換回路を子器に設けているのである。
【0010】請求項の発明では、照度センサにより検
知した周囲照度に対する基準値を調節する照度調節部を
設けているのである。
【0011】
【作用】請求項1の構成によれば、子器と親器とを別体
に設け、親器には熱線センサ、制御回路、スイッチ要素
を設けて親器のみで負荷のオン・オフを制御できるよう
にし、また、子器には熱線センサのみを設けて親器の制
御回路と信号線を介して接続しているのであって、子器
と親器との間では子器の熱線センサでの熱線の検知の有
無のみを伝送すればよいから、2線式の信号線を用いれ
ばよいのであり、結果的に複数の熱線センサを分散して
配置する場合であっても、従来構成に比較して配線が簡
単になり、結線作業が容易になるのである。また、親器
および子器において外部電線との接続部は、ケースに開
口した電線挿入口からケースの中に導入された電線を、
導電板と帯状の板ばねの両端部を屈曲させて形成した鎖
錠ばねとの間で鎖錠ばねのばね力によって挟持する速結
端子としてあるので、結線作業が容易になり、とくにね
じ付端子のように電線を曲げて接続する必要のある端子
に比較すれば、電線を曲げる作業が不要になるから、太
い単芯線などへの対応が可能になるのである。
【0012】請求項2の構成によれば、制御回路に再ト
リガ可能なタイマ部を設けているから、熱線センサとし
て変化点のみを検出する焦電型赤外線センサのような微
分型センサを用いることができ、しかもタイマでの時限
時間を時間調節部で調節可能としているから、使用条件
に応じた時間設定が可能になるのである
【0013】請求項の構成によれば、親器に照度セン
サを設けて周囲照度に応じて熱線センサでの検知結果を
有効にするか無効にするかを決定するので、負荷を照明
負荷としている場合において、周囲が明るく照明負荷の
点灯が不要であるときには熱線センサの検知結果を無効
として照明負荷を消灯させておくことが可能になり、無
駄な電力消費を抑制できるのである。
【0014】請求項の構成によれば、子器に照度セン
サを設けて周囲照度に応じて熱線センサでの検知結果を
有効にするか無効にするかを決定するので、請求項
構成と同様に、周囲が明るく照明負荷の点灯が不要であ
るときには消灯させておくことができる。しかも、子器
に切換回路を設け、熱線センサの出力を信号線に送出す
るか否かを切換回路によって決定するので、子器内に熱
線センサと照度センサとの2種のセンサを設けているに
もかかわらず、親器との間は2線の信号線で接続するこ
とが可能であって、高機能化しているにもかかわらず簡
単な配線で施工することができるのである。
【0015】請求項の構成によれば、周囲照度に対す
る基準値を調節する照度調節部を設けているので、設置
場所等の使用条件に応じて周囲照度の基準値を調節する
ことができるのである。
【0016】
【実施例】(参考例1) 1に示すように、基本的には、親器1と子器2とを2
線式の信号線Lsを介して接続し、親器1および子器2
に設けた焦電素子等の熱線センサによって人体などから
発生する熱線を検知することによって、照明負荷などの
負荷3をオン・オフさせるようになっている。親器1は
商用電源の電源線Lpに接続されて給電され、負荷3は
親器1に内蔵された後述するスイッチ要素を介して電源
線Lpに接続される。また、親器1および子器2は天井
に取り付けられる。
【0017】親器1は、図2に示すように、商用電源A
Cの電源線Lp(図1参照)に接続される一対の電源端
子T1 、子器2への信号線Ls(図1参照)に接続され
る一対の信号端子T2 、負荷3に接続される一対の負荷
端子T3 を備える。したがって、合計6個の電線接続部
を備えるのであって、電源端子T1 の一方と負荷端子T
3 の一方とは電気的に接続される。
【0018】親器1には、電源端子T1 に接続される商
用電源ACが入力されて安定化された直流電圧(たとえ
ば24V)が出力される第1の定電圧回路11と、第1
の定電圧回路11の出力電圧を降圧した直流電圧(たと
えば12V)が出力される第2の定電圧回路12とが設
けられる。第1の定電圧回路11の出力電圧は、スイッ
チ要素としてのリレーRyの励磁コイルの励磁に用いら
れ、第2の定電圧回路12の出力電圧は親器1に設けた
制御回路に給電される。負荷端子T3 にはリレーRyの
接点rが接続される。
【0019】制御回路は、センサ部13、タイマ部1
4、リレー駆動部15、子器入力判断部16を備える。
センサ部13は、焦電型赤外線センサである熱線センサ
1 (図3参照)を備え、熱線センサP1 の出力から雑
音成分を除去しかつ波形整形を行って熱線センサP1
出力に対応した2値信号を出力する。また、タイマ部1
4は、熱線センサP1 により熱線が検知されたときに発
生するセンサ部13の出力によってトリガされ、その時
点から一定時間の時限動作を開始し、限時動作中にはリ
レー駆動部15を介してリレーRyの接点rをオンにす
る。また、タイマ部14は再トリガ可能であって、時限
動作中にセンサ部14の出力によって再度トリガされる
と、新たに一定時間の時限動作を行う。したがって、時
限動作の時間内でセンサ部13から新たな出力が得られ
るとリレーRyの接点rを連続してオンに保つことがで
きる。熱線センサP1 により熱線が検知されなくなり、
かつタイマ部14の時限動作が終了すれば、リレーRy
の接点rはオフになる。タイマ部14での時限動作の時
間は、時間設定部として設けた可変抵抗器(図示せず)
によって調節可能になっている。
【0020】ところで、熱線の検知の有無にかかわらず
負荷3を連続的にオンにしたい場合や強制的に負荷3を
オフにしたい場合がある。この目的のために、リレー駆
動部15に対してリレーRyの接点rを強制的にオン・
オフすることができるモード切換スイッチS1 (図3参
照)が設けられている。モード切換スイッチS1 では、
熱線センサP1 での熱線の検知の有無に応じて接点rを
自動的にオン・オフする自動モードと、熱線の検知の有
無にかかわらず接点rを強制的にオンにするオンモード
と、強制的にオフにするオフモードとに切り換えること
ができる。
【0021】親器1には、子器2に設けた熱線センサP
2 (図4参照)での熱線の検知の有無をタイマ部14に
入力するための子器入力判断部16が設けられている。
親器1は子器入力判断部16を介して子器2に給電し、
子器2は熱線センサP2 によって熱線を検知したときに
信号線Lsの線間電圧を変化させることによって親器1
に熱線の検知を報知できるようにしてある。すなわち、
子器2には、熱線を検知したときに信号線Lsの線間電
圧を変化させるように構成されたセンサ部(図示せず)
が設けられるのである。このように、子器2での熱線の
検知の有無に対応して、信号線Lsの線間電圧が2段階
に変化するのであって、この電圧変化による2値信号が
親器1に伝送されるのである。
【0022】子器入力判断部16では、信号端子T2
接続される信号線Lsの線間電圧を基準電圧と比較し、
基準電圧との大小関係によって子器2での熱線の検知の
有無を判定する。この判定結果をタイマ部14に入力す
ることによって、センサ部13の出力と同様にタイマ部
14をトリガすることができるのである。次に、親器1
の外観形状について説明する。親器1は天井に取り付け
ることができるように、図3のような形状を有してい
る。すなわち、ケース30は、略円板状のフランジ33
を有したボディ32をカバー31の下面の開口に被嵌し
た形に結合して構成される。カバー31とボディ32と
は組立ねじ35によって結合される。このケース30の
中には、回路部を実装した2枚の回路基板48a,48
bが納装され、各回路基板48a,48bはそれぞれタ
ッピンネジ49によってカバー31とボディ32とに固
定されている。また、両回路基板48a,48bは可撓
性を有したテープ電線48cを介して結線されている。
カバー31の中には、電源端子T1 、信号端子T2 、負
荷端子T3 を構成する6個の速結端子34が収納され、
カバー31の上面には各速結端子34に電線を挿入する
ための電線挿入口(図示せず)が開口している。速結端
子34は、電線挿入口からカバー31の中に導入された
電線を端子板34aと帯状の板ばねの両端部を屈曲させ
て形成した鎖錠ばね34bとの間に挟持することによっ
て、機械的かつ電気的な結合を行う周知の構成を有して
いる。また、速結端子34には、保持した電線を外す際
に、外力を加えると鎖錠ばね34bを端子板34aから
引き離す向きに押圧する解除釦34cが設けられてい
る。
【0023】カバー31の上面には電線挿入口を覆う端
子カバー36が着脱自在に取着される。端子カバー36
は下面開口する直方体状に形成され、カバー31に螺合
するカバーねじ37によってカバー31に結合される。
すなわち、端子カバー20で電線挿入口を閉塞すること
によって、カバー31の内部に異物が入るのを防止して
いるのである。
【0024】ケース30の下面中央部には、半球状に形
成されたフレネルレンズよりなる受光レンズ38が装着
されている。受光レンズ38は、多数の微小なレンズの
集合体であって、方向に応じて熱線センサP1 の集光量
に変化を持たせることによって、熱線を放射する熱源の
微小移動を熱線の変化として検出できるようになってい
る。したがって、人が存在する間は熱線センサP1 から
絶えず出力を得ることが可能になる。
【0025】フランジ33には一対の長孔41が形成さ
れ、各長孔41を通して固定用ねじ42が挿通されてい
る。この固定用ねじ42の中間部は取付金具40に挿通
され、固定用ねじ42の先端部には取付金具40に対し
て回り止めされるナット43が螺合する。取付金具40
の基端部はカバー31の上部に枢着され、先端部がフラ
ンジ33との距離を変えることができるようになってい
る。また、取付金具40には復帰ばね44が連結され、
先端部がフランジ33から離れる向きに付勢されてい
る。さらに、フランジ33には、配線器具用のスイッチ
ボックスのような埋込ボックスに螺合するボックスねじ
が挿通可能な固定孔39が形成されている。フランジ3
3の下面には、スライドスイッチよりなるモード切換ス
イッチS1のつまみが露出し、また、タイマ部14に設
けた時間調節部としての可変抵抗器のつまみが露出する
調節孔45が形成されている。
【0026】ケース30を天井パネル等に穿孔した取付
孔に取り付けるときには、固定用ねじ42を緩め、復帰
ばね44のばね力により取付金具40の先端部をフラン
ジ33から離した状態とする(すなわち、取付金具30
の先端部間の距離を小さくする)。この状態で、取付孔
にカバー31および固定用ねじ42を挿入し、取付パネ
ルの表面にフランジ33を当接させる。次に、固定用ね
じ42を締め付けると、取付金具40の先端部がフラン
ジ33に近付くことになり、フランジ33と取付金具4
0との間で取付孔の周部を挟持することができるのであ
る。以上のようにしてケース30を取付パネルに固定し
た後、フランジ33の下面を覆うように、化粧プレート
46を装着する。化粧プレート46は、フランジ33の
周部に突設された係合爪33aと化粧プレート46の周
部に形成された係合溝46aとを係合させることによっ
てボディ32に結合され、係合溝46aにドライバの先
端部などを挿入すれば、ボディ32から分離できるよう
になっている。化粧プレート46をボディ32に結合し
た状態では、モード切換スイッチS1 のつまみおよび可
変抵抗器のつまみは化粧カバー46によって隠される。
また、化粧プレート46をボディ32に結合した状態
で、受光レンズ38は化粧プレート46の中央の窓孔4
7を通して外部に露出する。
【0027】子器2は、図4ないし図6に示すように、
外観形状は図3に示した親器1とほぼ同じであって、速
結端子の代わりに端子として端子板21aに端子ねじ2
1bを螺合させたねじ付端子21を用いている点が相違
する。ねじ付端子21は信号線Lsに接続するだけであ
るから2個設けられ、両ねじ付端子21はカバー31の
上面に突設された隔壁23を介して絶縁されている。ま
た、隔壁23の上には端子カバー24がカバーねじ25
を用いて取り付けられている。
【0028】子器2には、CdSなどからなる照度セン
サB2 が熱線センサP2 の近傍に配置されている。照度
センサB2 は周囲照度を検出するのであって、子器2の
内部に設けた切換回路(図示せず)によって照度が基準
値と比較される。切換回路では、周囲照度が基準値以下
であるときには熱線センサP2 の検知結果を信号線Ls
に送出するが、周囲照度が基準値を越えるとときには熱
線センサP2 の検知結果を信号線Lsに送出するのを禁
止する。このような切換回路は、たとえば、コンパレー
タと論理積回路とを用いることによって容易に構成する
ことができる。切換回路で設定される照度の基準値は調
節可能であって、明暗2段階の基準値と、切換回路の動
作を無効にして熱線センサP2 の出力結果を信号線Ls
に送出させる「切」の3状態の切換が可能なスライドス
イッチよりなる照度切換スイッチS2 が照度調節部とし
て設けられている。この照度切換スイッチS2 のつまみ
は、図4に示すように、フランジ33の下面に露出す
る。また、子器2に切換回路を設けたことによって、親
器1との間は2線で接続することができ、照度センサB
2 を設けて機能が向上しているにもかかわらず、配線が
複雑になることがないのである。
【0029】子器2の外観に関する他の構成は、親器1
と同様であって、親器1における同じ機能を有する部材
には同じ符号を付してある。上述のような構成によっ
て、親器1と子器2とは2線の信号線Lsによって接続
されることになり、熱線センサが複数個必要な場合に
は、子器2を増設して親器1に並列接続すればよいので
あり、従来のように3線で並列接続する場合に比較して
2線での並列接続であるから、配線が従来よりも簡単に
なり、施工作業が容易になるのである。
【0030】(参考例2)参考例 1では、子器2にのみ照度センサBを設けてい
るが、図8に示すように、本参考例では親器1にも照度
センサBを設けた点が異なっている。すなわち、図7
に示すように、センサ部13は照度センサBを備え、
照度センサBの出力結果は周囲照度判断部17におい
て基準値と比較される。また、この比較結果により熱線
センサPの出力でタイマ部14をトリガするか否かが
判定される。周囲照度判断部17における照度に対する
基準値は照度調節部によって調節可能であって、子器2
と同様に明暗2段階と、照度センサBの出力を無効に
する状態との3状態に切り換えることができるスライド
スイッチよりなる照度切換スイッチS(図8参照)が
照度調節部として用いられている。
【0031】このように、親器1に照度センサBを設
けたことによって、子器2とともに設置場所ごとに周囲
照度に応じた照明負荷の自動点滅制御を行うことができ
るのであって、使用条件に応じてきめ細かく最適な条件
選択が行えることになる。他の構成は参考例1と同様で
ある。 (実施例) 本実施例は、子器2における信号線Lsとの接続端子
を、図9のように速結端子22としたものである。速結
端子22は、各参考例1,2における親器1のものと同
様に、端子板22a、鎖錠ばね22b、解除釦22cを
備える。このように親器1および子器2において外部電
線との接続部位を速結端子34,22としたことによっ
て、外部電線として太径の単芯線なども用いることがで
きるようになるのである。ここに、図9によって明らか
なように、子器2の回路部は親器1の回路部よりも構成
が簡単になるから、回路基板26は1枚で足りている。
この回路基板26はタッピンネジ27によって、カバー
31に固定されている。他の構成は参考例1,2と同様
である。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、子器と親器とを別体
に設け、親器には熱線センサ、制御回路、スイッチ要素
を設けて親器のみで負荷のオン・オフを制御できるよう
にし、また、子器には熱線センサのみを設けて親器の制
御回路と信号線を介して接続しているのであって、子器
と親器との間では子器の熱線センサでの熱線の検知の有
無のみを伝送すればよいから、2線式の信号線を用いれ
ばよいのであり、結果的に複数の熱線センサを分散して
配置する場合であっても、従来構成に比較して配線が簡
単になり、結線作業が容易になるという利点がある。ま
た、親器および子器において外部電線との接続部は、ケ
ースに開口した電線挿入口からケースの中に導入された
電線を、導電板と帯状の板ばねの両端部を屈曲させて形
成した鎖錠ばねとの間で鎖錠ばねのばね力によって挟持
する速結端子としてあるので、結線作業が容易になり、
とくにねじ付端子のように電線を曲げて接続する必要の
ある端子に比較すれば、電線を曲げる作業が不要になる
から、太い単芯線などへの対応が可能になるという効果
がある。
【0033】請求項2の発明は、制御回路に再トリガ可
能なタイマ部を設けているから、熱線センサとして変化
点のみを検出する焦電型赤外線センサのような微分型セ
ンサを用いることができ、しかもタイマでの時限時間を
時間調節部で調節可能としているから、使用条件に応じ
た時間設定が可能になるという利点がある
【0034】請求項の発明は、親器に照度センサを設
けて周囲照度に応じて熱線センサでの検知結果を有効に
するか無効にするかを決定するので、負荷を照明負荷と
している場合において、周囲が明るく照明負荷の点灯が
不要であるときには熱線センサの検知結果を無効として
照明負荷を消灯させておくことが可能になり、無駄な電
力消費を抑制できるという利点がある。
【0035】請求項の発明は、子器に照度センサを設
けて周囲照度に応じて熱線センサでの検知結果を有効に
するか無効にするかを決定するので、請求項の構成と
同様に、周囲が明るく照明負荷の点灯が不要であるとき
には消灯させておくことができるという利点がある。し
かも、子器に切換回路を設け、熱線センサの出力を信号
線に送出するか否かを切換回路によって決定するので、
子器内に熱線センサと照度センサとの2種のセンサを設
けているにもかかわらず、親器との間は2線の信号線で
接続することが可能であって、高機能化しているにもか
かわらず簡単な配線で施工することができるという効果
がある。
【0036】請求項の構成によれば、周囲照度に対す
る基準値を調節する照度調節部を設けているので、設置
場所等の使用条件に応じて周囲照度の基準値を調節する
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例1を示す結線図である。
【図2】参考例1に用いる親器のブロック回路図であ
る。
【図3】参考例1に用いる親器の分解斜視図である。
【図4】参考例1に用いる子器の一部切欠した下面図で
ある。
【図5】参考例1に用いる子器の側面図である。
【図6】参考例1に用いる子器の平面図である。
【図7】参考例2に用いる親器のブロック回路図であ
る。
【図8】参考例2に用いる親器の分解斜視図である。
【図9】実施例に用いる子器の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 親器 2 子器 3 負荷 14 タイマ部 22 速結端子 22a 端子板 22b 鎖錠ばね 30 ケース 34 速結端子 34a 端子板 34b 鎖錠ばね B 照度センサ B 照度センサ Ls 信号線 Lp 電源線 P 熱線センサ P 熱線センサ Ry リレー S モード切換スイッチ S 照度切換スイッチ S 照度切換スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−277313(JP,A) 特開 平4−163883(JP,A) 特開 昭62−196995(JP,A) 特開 平2−114494(JP,A) 実開 平3−76393(JP,U) 実開 平4−33299(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 37/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱線を検知する熱線センサをそれぞれ備
    えた親器と子器とが信号線を介して接続され、親器およ
    び子器は、天井に形成された取付孔に一部を挿入した形
    で天井に取着されるケースをそれぞれ備え、親器は、親
    器と子器とに設けた熱線センサのうちの少なくとも1つ
    で熱線が検知されると負荷への給電路に挿入されたスイ
    ッチ要素をオンまたはオフにする制御回路を備え、親器
    および子器において外部電線との接続部は、ケースに開
    口した電線挿入口からケースの中に導入された電線を、
    導電板と帯状の板ばねの両端部を屈曲させて形成した鎖
    錠ばねとの間で鎖錠ばねのばね力によって挟持する速結
    端子として成ることを特徴とする熱線感知式負荷制御シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 制御回路は、熱線センサにより熱線が検
    知されるたびにその時点から一定時間の時限動作を行う
    再トリガ可能なタイマ部を備え、熱線が最初に検知され
    た時点で反転したスイッチ要素のオン・オフの状態をタ
    イマ部の時限動作中は保持し、タイマ部は時限動作の時
    間を調節する時間調節部を備えることを特徴とする請求
    項1記載の熱線感知式負荷制御システム。
  3. 【請求項3】 負荷は照明負荷であって、親器は周囲照
    度を検出する照度センサを備え、制御回路は、照度セン
    サにより検出した周囲照度が基準値以下のときには熱線
    を検知するとスイッチ要素をオンにし、照度センサによ
    り検出された周囲照度が基準値を越えると熱線を検知し
    てもスイッチ要素をオフに保つことを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の熱線感知式負荷制御システム。
  4. 【請求項4】 負荷は照明負荷であって、子器は周囲照
    度を検出する照度センサを備え、照度センサにより検出
    した周囲照度が基準値以下のときには熱線を検知する
    熱線センサの出力を信号線に送出し、照度センサにより
    検出された周囲照度が基準値を越えると熱線を検知して
    も信号線への熱線センサの出力の送出を禁止する切換回
    路を子器に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載の熱線感知式負荷制御システム。
  5. 【請求項5】 照度センサにより検知した周囲照度に対
    する基準値を調節する照度調節部を設けたことを特徴と
    する請求項3または請求項4記載の熱線感知式負荷制御
    システム
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