JPH04368729A - 遠隔制御システム用のカードスイッチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、遠隔制御システム用の
カードスイッチ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】カードが挿入されると、これを検知して
部屋の照明を点灯させる等のカードスイッチ装置が、ホ
テル等の部屋に設置される場合がある。この場合、直接
当該部屋の照明をオン／オフさせるため、フロント等で
集中管理するようなシステムには用いることはできなか
った。

【０００３】一方照明等を時分割多重伝送で遠隔制御す
るシステムがあり、このシステムは中央で負荷の状態を
監視することができる等のメリットがあるため、多数の
部屋があるホテル等に好都合のシステムであった。そこ
で、上記カードスイッチ装置をシステムに組み込んで、
カードスイッチ装置の動作情報に基づいてカードスイッ
チ装置を設置した部屋の照明を遠隔制御によりオン／オ
フさせることが実現されている。

【０００４】図６はこのシステムの従来例の概略構成を
示しており、このシステムでは主制御装置１からの一対
の線からなる伝送線２に、複数の制御用端末器３、監視
用端末器４を接続し、制御用端末器３には負荷、ここで
は照明負荷５を接続し、監視用端末器４にはカードスイ
ッチ装置６を接続している。このシステムの動作に付い
て図７に示す伝送信号に基づいて説明すると、従来、主
制御装置１からは図７（ａ）に示すような形式を有した
伝送信号Ｖｓが送出され、制御用端末器３、監視用端末
器４が制御されるようになっている。すなわち、伝送信
号Ｖｓは、信号の送出開始を示すスタートパルスＳＴ、
信号のモードを示すモードデータＭＤ、アドレスデータ
ＡＤ、負荷を制御する制御データＣＤ、伝送誤りを検知
するチェックサムデータＣＳ、返信データの返送期間を
設定する信号返送期間ＷＴよりなる複極（±２４Ｖ）の
時分割多重信号であり（図７の（ｂ））、パルス幅変調
によってデータが伝送されるようになっている。

【０００５】制御用端末器３、監視用端末器４では、そ
れぞれ伝送線２を介して受信された伝送信号Ｖｓのアド
レスデータＡＤがあらかじめ設定されている自己のアド
レスと一致したときに、その伝送信号Ｖｓの制御データ
ＣＤを取り込むとともに、伝送信号Ｖｓの信号返送期間
ＷＴに同期して返信データを電流モード信号（伝送線２
の線間を適当な低インピーダンスを介して短絡して送出
される信号）として返送するようになっている。

【０００６】一方、主制御装置１には、ダミー信号送信
手段と、割り込み処理手段とが設けられている。ダミー
信号送信手段は、モードデータＭＤをダミーモードとし
た伝送信号Ｖｓを常時送出する。また、割り込み処理手
段は図７（ｃ）に示すような割り込み信号Ｖｉが返送さ
れたときに、割り込み信号Ｖｉを発生した監視用端末器
４から返信データを返送させるようになっている。すな
わち、監視用端末器４には無電圧入力端子を備え、この
無電圧入力端子にカードスイッチ装置６のスイッチ出力
を接続し、このスイッチ出力がオン、或いはオフされた
ときにこのスイッチ入力の変化に応じて割り込み信号Ｖ
ｉを送出するのである。主制御装置１では、この割り込
み信号Ｖｉに対応して、割り込みをかけた端末器をサー
チするために、グループアドレス毎にアドレスサーチの
ための伝送信号Ｖｓを伝送する。割り込みをかけた監視
用端末器４では属するグループがアクセスされたときに
自己の固有アドレスを返信データとして返送する。

【０００７】この返送により主制御装置１は、割り込み
をかけた監視用端末器４を判定でき、次に当該監視用端
末器４のアドレスデータＡＤを持つ伝送信号Ｖｓを伝送
して当該監視用端末器４をアクセスし、当該監視用端末
器４から接続されたスイッチ出力の状態を返信データと
して返送させるのである。このようにして監視用端末器
４から返送された返信データに基いて、主制御装置１は
、当該監視用端末器４に対応する照明負荷５を制御する
制御用端末器３への制御データＣＤを作成するとともに
、その制御データＣＤを含み伝送信号Ｖｓを伝送線２を
介して制御用端末器３に時分割多重伝送することにより
、各照明負荷５を個別にオン、オフ制御するようになっ
ている。

【０００８】主制御装置１では、監視用端末器４からの
返信データに呼応して制御すべき照明負荷５を接続した
制御用端末器３との対応関係が設定されており、この対
応関係に従って制御用端末器３の照明負荷５をオン、オ
フ制御する。監視用端末器４、制御用端末器３は、伝送
線２に常時伝送されている伝送信号Ｖｓを整流平滑化し
て電源としている。また、制御用端末器３では、照明負
荷５への給電を負荷電源線（ＡＣ１００ＶまたはＡＣ２
００Ｖ）によって行い、監視用端末器４に接続されるカ
ードスイッチ装置６では外部電源線７を介して位置表示
用の表示素子へのへの給電がなされている。

【０００９】さらに、伝送線２には多数のスイッチや表
示部を備えたセレクタ（図示せずが接続されており、監
視用端末器４に接続されたカードスイッチ装置６の状態
や、対応する照明負荷５、更に監視用端末器４に接続さ
れる壁スイッチ（図示せず）等の操作状態を一括して監
視したり、制御用端末器３に接続された照明負荷５を制
御することができるようになっている。したがって、ホ
テルなどでこのシステムを使用すれば、各部屋の照明負
荷５の状態や、在室等の管理に利用できるというメリッ
トがある。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のシステ
ムではカードスイッチ装置６は、監視用端末器４と組み
合わせて使用していたため、配線が複雑となり、省施工
配線にならないという問題があった。またカードスイッ
チ装置６は、監視用端末器４とは別体であったため、壁
面埋め込みのアウトレットボックスに取り付ける場合、
両者を取り付けることができる大型のアウトレットボッ
クスを必要とし、またこれらカードスイッチ装置６や、
監視用端末器４をアウトレットボックスに取り付ける場
合、取り付け枠を必要とするため部品点数が多いという
問題があった。

【００１１】本発明は上述の問題点に鑑みて為されたも
ので、その目的とするところは遠隔制御システムの伝送
線に直接接続して使用でき、配線が簡単となり、しかも
アウトレットボックスに、取り付け枠なしに取り付ける
ことができる遠隔制御システム用のカードスイッチ装置
を提供するにある。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項１記載の発明は、個別にアドレスが設定さ
れた複数個の端末器を一対の線路よりなる伝送線を介し
て主制御装置に接続し、主制御装置から各端末器に対し
て、端末器を各別に指定するアドレスデータと、各端末
器への送信データと、端末器から主制御装置への返信デ
ータを受信する期間を設定する信号返送期間とを含む伝
送信号を時分割多重伝送するようにし、アドレスによる
対応関係が設定されて組になっている端末器の一方に入
力された監視入力に応じて他方に接続された負荷を制御
するようにした遠隔制御システムに用いるカードスイッ
チ装置であって、背面が開口したカバーと、このカバー
の背面開口に被着されるボディとで装置本体を構成し、
装置本体に形成されたカード挿入口から挿入されるカー
ドを検知する検知手段と、固有のアドレスを設定するア
ドレス設定部と、検知手段の検知出力の変化点に応じて
返信データを作成し、アドレス設定部により設定された
アドレスに一致するアドレスデータを含む伝送信号を伝
送線から受信すると、返信データを主制御装置に返送す
る端末回路部とを装置本体内に内蔵し、ボディにはアウ
トレットボックスの取り付け螺子孔に螺入締結させるボ
ックス螺子挿通用の取り付け孔を貫設したものである。

【００１３】請求項２記載の発明は、ボディの背面には
伝送線を接続する伝送線接続用端子を設けたものである
。

【００１４】

【作用】而して、本発明によれば時分割多重伝送方式に
よってカードの挿入状態に応じたデータを伝送するから
、直接負荷を接続して負荷を制御する場合に比べて配線
数が少なくなるとともに、直接遠隔制御システムの端末
器として使用でき、監視用端末器に接続する従来構成に
比較すれば、配線施工が簡単になる。

【００１５】またボディにはアウトレットボックスの取
り付け螺子孔に螺入締結させるボックス螺子挿通用の取
り付け孔を貫設しているから、別体の取り付け枠を用い
ることなく、直接アウトレットボックスへの取り付けが
でき、そのため部品点数も少なく、またアウトレットボ
ックスの大きさも装置本体に対応する小型なものが使用
できる。

【００１６】更にボディの背面に伝送線を接続する伝送
線接続用端子を設けることにより、壁面内に先行配線さ
れた伝送線に対して簡単にアウトレットボックス内で接
続することができる。

【００１７】

【実施例】以下本発明を実施例により説明する。図１、
図２に示す装置本体１０は、使用される名刺大のカード
（図示せず）の挿入方向の長さ寸法に近い取り付けピッ
チ（６０ｍｍ）で取り付け枠を取り付ける中型四角アウ
トレットボックスＸに対応する寸法に外形状を形成した
もので、背面が開口するとともに、上面に嵌合口１２を
開口した合成樹脂成形品からなるカバー１３と、カード
挿入口１４を設け、カバー１３の嵌合口１２に嵌合して
フランジ部が超音波熱着でカバー１３に固着される合成
樹脂成形品からなる上カバー１６と、カバー１３の背面
側に被着される合成樹脂成形品からなるボディ１７とで
構成される。

【００１８】カバー１３は上部正面中央に逆三角形状の
孔１８を穿設しており、この孔１８には上部凹所４５に
収納配置される基板４１に実装している断面三角形の発
光ダイオードＬＥＤの頭部を裏側から嵌合し、表側に露
呈させている。この発光ダイオードＬＥＤの露出頭部に
より位置表示部を構成する。カバー１３の両側内面には
ボディ１７の両側外面に設けた係止突起２３を係合する
係合凹部を設け、また上、下には基板４１、プリント基
板３２を収納する凹所４５、４３を設けている。

【００１９】またカバー１３の下部凹所４３に配設され
るプリント基板３２は、後述する端末回路部６０の回路
素子およびアドレス設定用スイッチ３４、負荷ナンバー
設定用スイッチ３６を実装するとともに、カードを検知
するフォトインタラプタ３８を実装した基板３９を取り
付けるとともに、ボディ１７側に設けられた伝送線接続
用端子３０の雄コネクタ２５Ａに接続する雌コネクタ２
５Ｂを先端に設けたリード線４０を半田付け接続し、ま
た上記発光ダイオードＬＥＤを実装した基板４１からの
リード線４２を半田付け接続するもので、カバー１３の
下部凹所４３の内周壁に沿ってカバー１３に一体突設し
たリブ４４上に載置されて下部凹所４３内に収納配置さ
れる。この際フォトインタラプタ３８のカード挿入間隙
３８Ａがカード挿入口１４方向に向くことになる。

【００２０】基板４１、プリント基板３２を夫々収納配
置する上下凹所４５、４３にはプリント基板被蔽用板２
４が被着される。このプリント基板被蔽用板２４は、合
成樹脂等で形成されたものでプリント基板３２に実装さ
れたアドレス設定用スイッチ３４を露出する窓孔３５、
負荷ナンバー設定用スイッチ３６を露出する窓孔３７、
またフォトインタラプタ３８を実装した基板３９を露出
させる露出孔２６、更に上記雌コネクタ２５Ｂを設けた
リード線４０を導出する導出孔９を穿設したもので、挿
通孔８ａ，８ｂに夫々挿通させた固定螺子２１ａ、２１
ｂを、各基板３２、３９に設けた挿通孔１９、２０を介
してカバー１３のリブ４６ａ，４６ｂに設けた孔に螺合
締結することにより、各基板３２、４１を上から押さえ
る形でカバー１３に固定する。

【００２１】ボディ１７は、上下辺の中央にアウトレッ
トボックスＸの取り付けピッチに対応する取り付け孔１
１を夫々貫設するとともに、その取り付け孔１１の両側
には壁パネルに装置本体１０を取り付ける場合に利用す
る挟み金具（図示せず）用の係止孔４９を設けて、取り
付け枠と同じ機能を備えたもので、背面に遠隔制御シス
テムの伝送線２を接続するために端子板２８と、この端
子板２８に螺着する端子螺子２９とからなる伝送線接続
用端子３０を配設する端子台３１を設け、両側外面には
上記係止突起２３を一体に設けている。

【００２２】更にボディ１７のカバー１３側に面した凹
所１７Ａ内には上記雄コネクタ２５Ａを実装した基板２
７を固定螺子２２で固定して収納している。而して装置
本体１０をアウトレットボックスＸに取り付ける場合に
は、ボディ１７を、カバー１３から外した状態で、上記
取り付け孔１１にボディ１７の正面から挿通させたボッ
クス螺子３３をアウトレットボックスＸの取り付け螺子
孔４１に螺入締結させてボディ１７をアウトレットボッ
クスＸの開口部に取り付ける。また伝送線接続用端子３
０をアウトレットボックスＸ内で先行配線された伝送線
２に接続する。

【００２３】この後カバー１３側の雌コネクタ２５Ａを
ボディ１７側の雄コネクタ２５Ｂに結合し、その後ボデ
ィ１７の正面側を背面開口部より内部に押し込むように
してカバー１３内にボディ１７を嵌着する。この場合ボ
ディ１７の両側外面の係止突起２３が両側内面に形成し
た係合凹部１５に係入してカバー１３がボディ１７に固
定され、装置本体１０を形作ることになる。

【００２４】尚ボディ１７を嵌着したカバー１３を外す
場合、カバー１３の下面に設けた切欠孔４８を介してド
ライバーの先端をボディ１７の下面に設けたドライバー
差込み溝５０に挿入し、ドライバーを梃として利用して
カバー１３を正面方向に押し出すことにより、上記係止
突起２３と係合凹部１５との係合状態を外せば、簡単に
カバー１３とボディ１７とを分離することができるので
ある。

【００２５】ところで装置本体１０内に内蔵される端末
回路部６０、フォトインタプラタ３８、発光ダイオード
ＬＥＤの回路構成は図３に示すように構成されている。 端末回路部６０は、伝送線用端子３０、３０に接続され
た伝送線２に重畳する伝送信号Ｖｓを整流する全波整流
器６１と、この全波整流器６１で整流されて得られた直
流電圧を一定電圧に安定化させて各部に供給する定電圧
回路６２と、伝送信号Ｖｓを受信抽出する受信回路６３
と、端末器としての固有アドレスを上記アドレス設定用
スイッチ３４で設定するアドレス設定部６４と、対応す
る制御用端末器３により制御可能な複数の負荷中所定の
負荷を指定する負荷ナンバー設定用スイッチ３６からな
る負荷ナンバー設定部６５と、上記受信回路６３で受信
されたデータを読み取ってアドレス一致の判定や、制御
データＣＤの読み取り、或いは監視入力の取込み、返信
データの作成等端末器としての信号処理を行う信号処理
回路６６と、信号処理回路６６の返送データに基づいて
全波整流器６１を通じて伝送線２の短絡を行って返信信
号を送出する返信回路６７と、信号処理回路６６に基本
クロックを与える発振回路６９、更にシステムスタート
時等で信号処理回路６６をリセットするためのリセット
回路６８等から構成され、監視入力ポートにはフォトイ
ンタラプタ３８の検知信号に基づき、カード検知信号を
出力するカード検知部６９の検知信号を接続している。 また制御出力ポートには位置表示部の発光ダイオードＬ
ＥＤを接続している。

【００２６】フォトインララプタ３８は前記全波整流器
６１の整流出力で発光素子３８ａを駆動し、この発光素
子３８ａの光を受光素子３８ｂで受光するようになって
おり、この受光する光が挿入されたカードにより遮断さ
れているときにカード検知部６９の出力が図５（ａ）に
示すように”Ｈ”になり、逆に受光されたとき、つまり
カードが挿入されていないときに”Ｌ”になるようにな
っている。

【００２７】而して、本発明カードスイッチ装置Ａを図
４に示すように遠隔制御システムに接続してシステムを
構築した場合、装置本体１０にカードが挿入されると、
そのカード挿入に応じたカード検知部６９の検知信号の
立ち上がりに対応して端末回路部６０の信号処理回路６
６は、返信回路６７を通じて上述したように割り込み信
号Ｖｉを主制御装置１へ送った後、主制御装置１からの
割り込み処理のための伝送信号Ｖｓの受信と、それに対
応するアドレスデータの返信処理後、主制御装置１から
の監視入力の返信要求に応じて、カード検知部６９の検
知出力の立ち上がりに応じて、設定負荷ナンバーに対応
した負荷、この場合照明負荷５をオンさせるための指令
データを返信データとして返信回路６７を通じて返送す
る。

【００２８】主制御装置１では返信データに応じて当該
カードスイッチ装置Ａに対応する制御用端末器３の所定
の照明負荷５を図５（ｂ）に示すようにオンさせる制御
データＣＤを作成し、この制御データＣＤを持つ伝送信
号Ｖｓにより当該制御用端末器３をアクセスし、照明負
荷５をオンさせる。またこのオンに基づいて当該カード
スイッチ装置Ａの位置表示部の発光ダイオードＬＥＤを
消灯させる制御データを伝送信号Ｖｓにより当該カード
スイッチ装置Ａに伝送する。当該カードスイッチ装置Ａ
では受信されたこの伝送信号Ｖｓの制御データＣＤに基
づいて信号処理回路６６が発光ダイオードＬＥＤを消灯
させる。　　カードが装置本体１０から抜かれると、カ
ード検知部６９の検知信号が立ち下がり、この立ち下が
りに対応して端末回路部６０の信号処理回路６６は、返
信回路６７を通じて上述したように割り込み信号Ｖｉを
主制御装置１へ送った後、主制御装置１からの割り込み
処理のための伝送信号Ｖｓの受信と、それに対応するア
ドレスデータの返信処理後、主制御装置１からの監視入
力の返信要求に応じて、カード検知部６９の検知出力の
立ち下がりに対応して、設定負荷ナンバーに対応した照
明負荷５をオフさせるための指令データを返信データと
して返信回路６７を通じて返信する。

【００２９】主制御装置１では返信データに応じて当該
カードスイッチ装置Ａに対応する制御用端末器３の所定
の照明負荷５をオフさせる制御データを作成し、この制
御データを持つ伝送信号Ｖｓにより当該制御用端末器３
をアクセスし、照明負荷５をオフさせる。またこのオフ
に基づいて当該カードスイッチ装置Ａの位置表示部の発
光ダイオードＬＥＤを点灯させる制御データを伝送信号
Ｖｓにより当該カードスイッチ装置Ａへ伝送する。当該
カードスイッチ装置Ａでは受信されたこの伝送信号Ｖｓ
の制御データＣＤに基づいて信号処理回路６６が発光ダ
イオードＬＥＤを点灯させる。

【００３０】この発光ダイオードＬＥＤの点灯により照
明負荷５が消灯しても装置本体１０の位置が分かること
になる。

【００３１】

【発明の効果】請求項１記載の発明は時分割多重伝送方
式によってカードの挿入状態に応じたデータを伝送する
から、直接負荷を接続して負荷を制御する場合に比べて
配線数が少なくなるとともに、直接遠隔制御システムの
端末器として使用でき、監視用端末器に接続する従来構
成に比較すれば、配線施工が簡単になるという効果があ
り、またボディにはアウトレットボックスの取り付け螺
子孔に螺入締結させるボックス螺子挿通用の取り付け孔
を貫設しているから、別体の取り付け枠を用いることな
く、直接アウトレットボックスへ装置本体を取り付ける
ことができ、そのため部品点数も少なく、またアウトレ
ットボックスの大きさも装置本体に対応する小型なもの
が使用できるという効果がある。

【００３２】請求項２記載の発明はボディの背面に伝送
線を接続する伝送線接続用端子を設けることにより、壁
面内に先行配線された伝送線に対して簡単にアウトレッ
トボックス内で接続することができるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の分解斜視図である。

【図２】本発明の一実施例の装置本体の分解斜視図であ
る。

【図３】本発明の一実施例の回路ブロック図である。

【図４】本発明を使用した遠隔制御システムの概略構成
図である。

【図５】本発明の動作説明用タイミングチャートである
。

【図６】従来例の遠隔制御システムの概略構成図である
。

【図７】遠隔制御システムに用いる伝送信号の説明図で
ある。

【符号の説明】

１０　　　　装置本体 １１　　　　取り付け孔 １３　　　　カバー １４　　　　カード挿入口 １７　　　　ボディ ３３　　　　ボックス螺子 ４７　　　　取り付け螺子孔 Ｘ　　　　アウトレットボックス

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】個別にアドレスが設定された複数個の端末
   器を一対の線路よりなる伝送線を介して主制御装置に接
   続し、主制御装置から各端末器に対して、端末器を各別
   に指定するアドレスデータと、各端末器への送信データ
   と、端末器から主制御装置への返信データを受信する期
   間を設定する信号返送期間とを含む伝送信号を時分割多
   重伝送するようにし、アドレスによる対応関係が設定さ
   れて組になっている端末器の一方に入力された監視入力
   に応じて他方に接続された負荷を制御するようにした遠
   隔制御システムに用いるカードスイッチ装置であって、
   背面が開口したカバーと、このカバーの背面開口に被着
   されるボディとで装置本体を構成し、装置本体に形成さ
   れたカード挿入口から挿入されるカードを検知する検知
   手段と、固有のアドレスを設定するアドレス設定部と、
   検知手段の検知出力の変化点に応じて返信データを作成
   し、アドレス設定部により設定されたアドレスに一致す
   るアドレスデータを含む伝送信号を伝送線から受信する
   と、返信データを主制御装置に返送する端末回路部とを
   装置本体内に内蔵し、ボディにはアウトレットボックス
   の取り付け螺子孔に螺入締結させるボックス螺子挿通用
   の取り付け孔を貫設したことを特徴とする遠隔制御シス
   テム用のカードスイッチ装置。
2. 【請求項２】ボディの背面には伝送線を接続する伝送線
   接続用端子を設けたことを特徴とする請求項１記載の遠
   隔制御システム用のカードスイッチ装置。