JP3216711B2 - 通信装置、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

通信装置、通信システムおよび通信方法

Info

Publication number
JP3216711B2
JP3216711B2 JP32993398A JP32993398A JP3216711B2 JP 3216711 B2 JP3216711 B2 JP 3216711B2 JP 32993398 A JP32993398 A JP 32993398A JP 32993398 A JP32993398 A JP 32993398A JP 3216711 B2 JP3216711 B2 JP 3216711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
unit
transmission
infrared light
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP32993398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000156673A (ja
Inventor
慎一郎 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP32993398A priority Critical patent/JP3216711B2/ja
Priority to GB9927326A priority patent/GB2345213B/en
Publication of JP2000156673A publication Critical patent/JP2000156673A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3216711B2 publication Critical patent/JP3216711B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/114Indoor or close-range type systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/40Transceivers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信装置、通信シ
ステムおよび通信方法に関し、特に消費電力を抑えるこ
とのできる赤外線通信装置、赤外線通信システムおよび
赤外線通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PC(personal com
puter)及びPDA(personal digi
tal assistant)などの携帯情報端末にお
いては、端末間でデータ伝送を簡便に実現する手段とし
て赤外線が利用されている。
【0003】赤外線は、双方向通信を行うにあたって、
電波のように周波数でキャリアを分離して送受信を同時
に行う全二重方式の適用が難しいため、図1に示すよう
に送信、受信を交互に行う半二重方式をベースとしたI
rDA(InfraredData Associat
ion)プロトコルが使用される。
【0004】端末が赤外線インターフェースを搭載する
には、発光素子、受光素子及びそれぞれのドライバをワ
ンパッケージとした赤外線デバイスを利用するのが一般
的である。
【0005】携帯性が要求される携帯情報端末は、通常
バッテリーで駆動される。したがって、携帯情報端末を
構成するためには、極力消費電力の少ないデバイスが使
用される。このため、赤外線デバイスについても、パワ
ーダウンモードと言われる省電力機能を備えたものが一
般的である。
【0006】赤外線デバイスの発光部は、基本的に発光
するときのみ電力を消費するが、受光部は常に電力を消
費する。このことから、一般的に、赤外線デバイスの前
記パワーダウンモードは、受光部のドライバ機能を停止
させることで実現される。
【0007】現在広く行われているパワーダウンモード
の使用方法としては、赤外線通信通信中は、前記パワー
ダウンモードを解除し、通信中以外のときに前記パワー
ダウンモードに設定しておく方法である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さらに、消費電力を抑
えることのできる赤外線通信装置が望まれている。
【0009】特開平6−152518号に開示された
「網終端装置」では、電源制御回路30は、光検出回路
22による受信信号21の検出がないとき、すなわち、
通信の待機状態において、起動制御を損なうことなく受
信系回路の一部をパワーダウンさせ、待機中の消費電力
を低減させる技術が開示されている。
【0010】しかしながら、上記「網終端装置」では、
待機中の消費電力が低減するに過ぎず、通信中の消費電
力を低減させることはできない。
【0011】特開平6−181593号に開示された
「無線送信機」では、赤外線リモコンによるIDコード
設定モードでは、無線送信機の受光回路10に電源供給
し、送信回路9への電源供給を停止することにより、消
費電力を低減でき、逆に通常動作モードでは、送信回路
9に電源供給し、受光回路10への電源供給を停止する
ことにより、消費電力を低減できる技術が開示されてい
る。
【0012】しかしながら、上記「無線送信機」の受光
回路10は、双方向通信用の受信部として機能している
わけではなく、無線送信機を使用する際に無線送信機固
有のIDコードを予め設定しておくためにIDデータを
受信するためのものに過ぎない。したがって、上記「無
線送信機」においても、通信中の消費電力を低減させる
ことはできない。
【0013】特開平6−216789号に開示された
「無線送信機」では、無線送信機の電源投入時から、無
線送信機の電源投入後最初の送信回路の発報送信が行わ
れるまでの間にのみ、制御回路が電源回路を制御して受
光回路に電源を供給する技術が開示されている。
【0014】しかしながら、この上記「無線送信機」の
受光回路も、双方向通信用の受信部として機能している
わけではないため、上記「無線送信機」においても、通
信中の消費電力を低減させることはできない。
【0015】特開平8−8710号に開示された「光通
信制御装置」では、光送信手段の電源のみを独立に投入
又は遮断する手段を備え、光通信開始時に光送信手段の
電源を投入し、光通信終了時に光送信手段の電源を遮断
する技術が開示されている。
【0016】この「光通信制御装置」は、通信していな
いとき光送信手段の電源を遮断状態にする技術に過ぎ
ず、やはり、通信中の消費電力を低減させることはでき
ない。
【0017】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、消費電力を抑えることのできる通信装置、通信シ
ステムおよび通信方法を提供することを目的としてい
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、半二重方式の
特徴を利用し、赤外線通信中も送信中(自局が送信フェ
ーズにあるとき)は赤外線デバイスを前記パワーダウン
モードに制御することによって消費電力の低減を実現す
るものである。
【0019】本発明の通信装置は、送受信部を備えた半
二重方式の通信装置であって、前記通信装置が、送信権
を得ている送信フェーズおよび前記送信権を失った受信
フェーズのいずれかにあるかを検出する検出部と、前記
検出の結果、前記送信フェーズにあるときに、前記受信
部の機能を停止するように前記受信部を制御する制御部
とを備えている。
【0020】本発明の通信装置において、前記制御部
は、前記検出の結果、前記送信フェーズから前記受信フ
ェーズに変わるときに、前記受信部の機能を回復するよ
うに前記受信部を制御する。
【0021】本発明の通信装置において、前記検出部お
よび前記制御部は、前記通信装置が通信可能な状態にあ
るときに、前記検出する動作および前記制御する動作
を、それぞれ行う。
【0022】本発明の通信装置において、前記通信装置
は、光通信装置であり、前記送信部は、発光部であり、
前記受信部は、受光部である。
【0023】本発明の通信装置において、前記通信装置
は、赤外線通信装置であり、前記送信部は、発光部であ
り、前記受信部は、受光部である。
【0024】本発明の通信装置において、前記受光部
は、前記発光部から出力された光を受光可能な位置に設
けられている。
【0025】本発明の通信装置において、前記通信装置
は、携帯情報端末装置である。
【0026】本発明の通信装置において、更に、送信デ
ータを生成するデータ生成部を備え、前記データ生成部
は、前記送信データの中に、該送信データの最終の部分
であることを示す識別子を含むように前記送信データを
生成し、前記検出部は、前記送信データの中から前記最
終の部分であることを示す識別子を検出したときに、前
記送信フェーズから前記受信フェーズに変わることを検
出する。
【0027】本発明の通信装置において、更に、送信デ
ータを生成するデータ生成部を備え、前記データ生成部
は、前記送信データを構成する複数のフレームのそれぞ
れに、前記フレームが前記送信データの最終フレームか
否かを示す識別ビットを付与するように前記送信データ
を生成し、前記検出部は、前記送信データを構成する前
記複数のフレームの中から前記最終フレームであること
を示す前記識別ビットを検出したときに、前記送信フェ
ーズから前記受信フェーズに変わることを検出する。
【0028】本発明の通信装置において、前記検出部
は、受信データを構成する複数のフレームの中から最終
フレームであることを示す識別ビットが付与された前記
フレームを検出したときに、前記受信フェーズから前記
送信フェーズに変わることを検出する。
【0029】本発明の通信装置において、前記検出部
は、送受信バッファの後段に設けられる。
【0030】本発明の通信システムは、複数の通信装置
を備え、前記複数の通信装置間で相互に通信を行う通信
システムであって、前記通信装置は、送受信部を備えた
半二重方式であり、前記通信装置が、送信権を得ている
送信フェーズおよび前記送信権を失った受信フェーズの
いずれかにあるかを検出する検出部と、前記検出の結
果、前記送信フェーズにあるときに前記受信部の機能を
停止するように前記受信部を制御する制御部とを備えて
いる。
【0031】本発明の通信方法は、半二重方式の通信方
法であって、通信装置を構成する送受信部を提供するス
テップと、送信権を得ている送信フェーズおよび前記送
信権を失った受信フェーズのいずれかにあるかを検出す
るステップと、前記検出の結果、前記送信フェーズにあ
るときに、前記受信部の機能を停止するように前記受信
部を制御するステップとを備えている。
【0032】本発明の通信方法において、前記制御する
ステップは、前記検出の結果、前記送信フェーズから前
記受信フェーズに変わるときに、前記受信部の機能を回
復するように前記受信部を制御する。
【0033】本発明の通信方法において、前記検出する
ステップおよび前記制御するステップは、前記通信装置
が通信可能な状態にあるときに、前記検出する動作およ
び前記制御する動作を、それぞれ行う。
【0034】本発明の通信方法において、前記送受信部
を提供するステップは、前記送受信部として、光通信用
の発光部および受光部を提供する。
【0035】本発明の通信方法において、前記送受信部
を提供するステップは、前記送受信部として、赤外線通
信用の発光部および受光部を提供する。
【0036】本発明の通信方法において、前記受光部を
提供するステップは、前記発光部から出力された光を受
光可能な位置に前記受光部を設ける。
【0037】本発明の通信方法において、前記通信装置
は、携帯情報端末装置である。
【0038】本発明の通信方法において、更に、送信デ
ータを生成するステップを備え、前記送信データを生成
するステップは、前記送信データの中に、該送信データ
の最終の部分であることを示す識別子を含むように前記
送信データを生成し、前記検出するステップは、前記送
信データの中から前記最終の部分であることを示す識別
子を検出したときに、前記送信フェーズから前記受信フ
ェーズに変わることを検出する。
【0039】本発明の通信方法において、更に、送信デ
ータを生成するステップを備え、前記送信データを生成
するステップは、前記送信データを構成する複数のフレ
ームのそれぞれに、前記フレームが前記送信データの最
終フレームか否かを示す識別ビットを付与するように前
記送信データを生成し、前記検出するステップは、前記
送信データを構成する前記複数のフレームの中から前記
最終フレームであることを示す前記識別ビットを検出し
たときに、前記送信フェーズから前記受信フェーズに変
わることを検出する。
【0040】本発明の通信方法において、前記検出する
ステップは、受信データを構成する複数のフレームの中
から最終フレームであることを示す識別ビットが付与さ
れた前記フレームを検出したときに、前記受信フェーズ
から前記送信フェーズに変わることを検出する。
【0041】本発明の通信方法において、前記検出する
ステップは、送受信バッファの後段で行う。
【0042】本発明の通信方法は、送受信部を備えた半
二重方式の通信装置を複数提供するステップと、前記通
信装置が、送信権を得ている送信フェーズおよび前記送
信権を失った受信フェーズのいずれかにあるかを検出す
るステップと、前記検出の結果、前記送信フェーズにあ
るときに前記受信部の機能を停止するように前記受信部
を制御するステップとを備えている。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態について説明する。
【0044】図1は、本発明の一実施形態に係る赤外線
通信装置で使用される通信手順であるIrDAプロトコ
ルにおける通信手順例を示したものである。図2は、本
実施形態で使用される通信手段であるIrDAプロトコ
ルで使用されるフレームの構成を示した図である。図3
は、本実施形態を実現する装置の構成を示す図である。
【0045】図4は、送受信データから最終フレームを
検出する手段を示した図である。図5は、自局が受信フ
ェーズである場合の最終フレーム検出手段の動作を示し
たフローチャートである。図6は、自局が送信フェーズ
である場合の最終フレーム検出手段の動作を示したフロ
ーチャートである。図7は、本実施形態の変形例を実現
する装置の構成を示す図である。
【0046】まず、本実施形態の構成について説明す
る。
【0047】図1は、本実施形態で使用される通信手順
であるIrDAプロトコルにおける手順例を示すもので
ある。図2は、IrDAプロトコルで使用されるフレー
ムの構成を示す図である。IrDAプロトコルでは、図
2に示すようなフレーム(n+m+5バイト)を基本単
位としてデータ伝送が行われる。
【0048】なお、ここではIrDAで、115.2k
bpsまでのデータを伝送する場合を対象としている。
【0049】双方向通信を行うにあたっては、フレーム
内にP/Fビットという識別ビットを設け、この識別ビ
ットを”1”にしたフレームを相手に送信することによ
って送信権を相手に与える。
【0050】すなわち、自局からの送信データを構成す
る複数のフレームのうち、最終フレーム以外のフレーム
のP/Fビットを”0”にし、最終フレームのP/Fビ
ットを”1”にしておく。相手局は、受信データのうち
P/Fビットが”1”であるフレームを検出したとき
に、そのフレームが受信データの最終フレームであると
判断でき、送信権を得たことを確認する。
【0051】どれだけの時間送信権を保持できるかは、
通信を行うに先立って双方で決定される。なお、送信権
を得た状態を送信フェーズ、送信権を失った状態を受信
フェーズと呼ぶ。
【0052】本実施形態の省電力機能付き赤外線通信装
置は、送受信を交互に行う半二重通信プロトコルの使用
を前提として、送信フェーズ時に赤外線デバイスを前記
パワーダウンモードとすることで赤外線デバイスの消費
電力を低減するものである。
【0053】図4に示すように、相手装置から送信され
たフレームは、送受信ハンドラによって受信され、受信
バッファ7に格納される。受信バッファ7に格納された
フレーム内のデータはプロトコル処理を行うためのIr
DAスタックプログラムに従って順次取り出されてい
く。この際、最終フレーム検出手段A9によって最終フ
レームか否かをチェックする。最終フレームと判断され
た場合は、自局が図1における送信フェーズ(送信権を
得た状態)となったと判断し、赤外線デバイスを前記パ
ワーダウンモードに設定する。
【0054】図4に示すように、自局が送信するフレー
ムは、プロトコル処理を行うためのIrDAスタックプ
ログラムによって構成され、送信バッファ8に格納され
る。送信バッファ8に格納されたフレーム内のデータ
は、送受信ハンドラによって順次取り出されていく。こ
の際、最終フレーム検出手段B10によって最終フレー
ムか否かをチェックする。最終フレームと判断された場
合は自局が図1における受信フェーズ(送信権を失った
状態)となったと判断し、赤外線デバイスの前記パワー
ダウンを解除する。
【0055】図2に示すように、IrDAプロトコルで
使用されるフレームは、全体でn+m+5バイトのデー
タで構成される。n,mの値は通信を行うに先だって双
方で決定される。
【0056】フレームの先頭には、先頭を示すBOFコ
ード21がnバイト配置される。BOFコード21の後
ろに、通信を行う装置を識別するためのアドレス(Ad
dress)部22が配置される。アドレス部22の後
ろにはフレームの種別を識別するためのコントロール
(Control)部23が配置される。コントロール
部23の中の1ビットが前述のP/Fビット23aとし
て使用される。
【0057】コントロール部23の後ろには、実際に伝
送される情報の内容を示す情報(Informatio
n)部24がmバイト配置される。情報部24の後ろに
は、フレームの正否を判断するためのFCS(Fram
e Check Sequence)部25が2バイト
配置される。最後にフレームの最終部を示すEOFコー
ド26が1バイト配置される。
【0058】FCS部25には、フレーム内のデータか
ら計算されるCRC(誤り検査用ビット)コードが用い
られる。受信側では、計算値とCRCコードを比較する
ことにより受信したフレームに伝送誤りが含まれている
か否かを検出することが出来る。
【0059】アドレス部22からFCS部25の間にB
OFコード21又はEOFコード26と同じコードが挿
入されると、受信側では本当の(フレームの先頭、最終
部をそれぞれ示すための)BOFコード21、EOFコ
ード26と区別することが出来ない。しかしながら、こ
れではBOFコード21、EOFコード26と同じコー
ドのデータを伝送できないことになる。
【0060】そのため送信側では、アドレス部22から
FCS部25の間(図2においてエスケープ処理適用範
囲と示す。)でBOFコード21、EOFコード26と
同じコードを伝送する場合には、エスケープコードと呼
ばれるコードをまず置いて、その直後に伝送するデータ
に対してビット操作を行ったコードを置くこととする。
【0061】ビット操作が行われたコードは、BOFコ
ード21、EOFコード26とは異なったコードとな
る。このため、受信側では、BOFコード21からEO
Fコード26までを一つのフレームとして認識すること
が出来る。
【0062】受信側では、フレーム内で前述のエスケー
プコードを検出した場合は、このエスケープコードを破
棄し、エスケープコードの直後のデータに対し送信側で
行ったビット操作と同じ操作を行うことで元のコードに
戻す。以上の操作によって、任意のデータをBOFコー
ド21とEOFコード26との間で伝送することが可能
となり、これは透過制御と呼ばれる。
【0063】図3は、本発明の実施形態を実現する装置
の構成図である。
【0064】CPU1は、シリアルインターフェース4
及び赤外線デバイス6などのコントロール及びプロトコ
ル処理などを行う。RAM2は、通信プロトコルのワー
クエリア及び送受信バッファ(図4の符号7,8参照)
として利用される。
【0065】ROM3には、プロトコルを処理するIr
DAスタックプログラム(図4参照)が格納されてい
る。シリアルインターフェース4は、調歩同期式のシリ
アルからパラレル、パラレルからシリアルへの変換機能
を有している。
【0066】変復調器5は、IrDAで規定されている
RZ符号とシリアルインターフェース4のNRZ符号を
相互に変換する機能を備えている。赤外線デバイス6
は、変復調器5から出力される信号に応じて赤外線を発
光する機能および、赤外線を受光し変復調器へ出力する
機能を有している。
【0067】また、赤外線デバイス6の受光部は、CP
U1によりパワーダウン制御線(PWDWN)によっ
て、前述したパワーダウンモード(受光部のドライバ機
能を停止させる)に設定される。
【0068】具体的には、パワーダウン制御線(PWD
WN)が”0”の時に受光部の機能が停止し(パワーダ
ウン設定)、パワーダウン制御線(PWDWN)が”
1”の時に受光部が活動状態(パワーダウン解除)とな
る。
【0069】パワーダウン制御線(PWDWN)はCP
U1の汎用ポートに接続され、赤外線デバイス6のパワ
ーダウンをプログラムによって制御することができる。
【0070】次に、本実施形態の動作について説明す
る。
【0071】図3,図4及び図5を参照して、自局が前
記受信フェーズである場合の手順について説明する。
【0072】図4に示すように、CPU1の送受信ハン
ドラは、シリアルインターフェース4で受信したデータ
をIrDAスタックプログラムなど上位アプリケーショ
ンへ出力するため、受信バッファ7へ受信データを書き
込んでいく。前述の透過制御も同時に行われる。
【0073】IrDAスタックプログラムに基づいて、
受信バッファ7から受信データが順次取り出されてい
く。このとき、CPU1の最終フレーム検出手段A9に
よって、受信したフレームが受信データの最終フレーム
か否かがチェックされる。最終フレーム検出手段A9に
よって、受信したフレームが最終フレームであると検出
されると、受信フェーズから送信フェーズへの切り替え
が行われる。
【0074】次に、図5のフローチャートを参照して、
最終フレーム検出手段A9の動作について説明する。
【0075】まず、最終フレーム検出手段A9は、受信
バッファ7からBOFコード21以外のコードが取り出
されるまでデータを取り出すことを繰り返す(S10
2、S103)。BOFコード21は、前述したように
nバイトである。
【0076】最終フレーム検出手段A9が、BOFコー
ド21以外のコードを検出した場合は、アドレス部2
2、コントロール部23の順でデータを取り出し(S1
04)、更にコントロール部23のP/Fビットが”
1”か”0”かを判断する(S105)。
【0077】前記判断の結果P/Fビットが”0”の場
合は、最終フレーム検出手段A9内の内部変数PFを”
0”に設定し(S106)、P/Fビットが”1”の場
合は内部変数PFを”1”に設定する(S107)。
【0078】次に、最終フレーム検出手段A9は、受信
バッファ7からEOFコード26以外のコードが取り出
されるまでデータを取り出すことを繰り返す(S10
8,S109)。EOFコード26を検出した場合は、
その直前に配置されたFCS部25からフレームに誤り
が無いか否かをチェックし(S110)、誤りが検出さ
れた場合はこのフレームを破棄して(S111)次のフ
レームの処理に移る。
【0079】前記チェックの結果、フレームが正常であ
ると判断された場合は、前述の内部変数PFの値を参照
する(S112)。前記参照の結果、内部変数PFが”
1”の場合は、本フレームが最終フレームと判断される
ために、CPU1は、パワーダウン制御線(PWDW
N)を”0”として赤外線デバイス6をパワーダウンモ
ードに設定すると共に自局を受信フェーズから送信フェ
ーズに切り替える(S113)。
【0080】次に、図3,図4及び図6を参照して、自
局が送信フェーズである場合の手順について説明する。
【0081】図4に示すように、CPU1は、IrDA
スタックプログラムに従い、自局で構成した送信データ
に対応するフレームを送受信ハンドラなど下位ドライバ
へ出力するため、送信バッファ8へ送信データを書き込
んでいく。
【0082】送受信ハンドラは、送信バッファ8からデ
ータを順次取りだしてゆくが、このとき、最終フレーム
検出手段B10によって送信するフレームが送信データ
の最終フレームか否かをチェックし、最終フレームであ
ると判断した場合には受信フェーズへの切り替えを行
う。前述の透過制御も同時に行う。
【0083】最終フレーム検出手段B10の動作を図6
のフローチャートにより説明する。
【0084】まず、送信バッファ8からBOFコード2
1以外のコードが取り出されるまでデータを取り出すこ
とを繰り返す(S202、S203)。BOFコード以
外のコードを検出した場合は、アドレス部22、コント
ロール部23の順でデータを取りだし(S204)、更
にコントロール部24のP/Fビットが”1”か”0”
かを判断する(S205)。
【0085】前記判断の結果、P/Fビットが”0”の
場合は内部変数PFを”0”に設定し(S206)、P
/Fビットが”1”の場合は内部変数PFを”1”に設
定する(S207)。
【0086】次に、送信バッファ8からEOFコード2
6以外のコードが取り出されるまでデータを取り出すこ
とを繰り返す(S208,S209)。EOFコード2
6が検出された場合は、前述の内部変数PFの値を参照
し(S210)、内部変数PFが”1”の場合は、本フ
レームが最終フレームであると判断されるため、CPU
1は、パワーダウン制御線(PWDWN)を”1”とし
て赤外線デバイス6のパワーダウンモードを解除すると
共に自局を送信フェーズから受信フェーズに切り替える
(S211)。
【0087】上記の本実施形態の効果について説明す
る。
【0088】第一の効果は、機能を損ねることなく消費
電流を削減できることである。このため携帯情報端末に
適用することで電池寿命の延長を実現することができ
る。これは自局が送信フェーズ時に、使用していない赤
外線デバイス6の受信部の機能を停止させるためであ
る。
【0089】第二の効果は、エコーバックキャンセル機
能を同時に実現できることである。赤外線デバイス6の
発光部と受光部は通常隣り合っているため、発光した光
を同時に受光してしまう。これは、送信データをそのま
ま受信してしまうことになり不具合を生じる。そのた
め、IrDAスタックプログラム側で送信フェーズ時に
受信したデータはキャンセルする、もしくは赤外線デバ
イス6自体で発光時は受光しないなどのエコーバックキ
ャンセルと呼ばれる機能を必要とするのが通常である。
本実施形態では、送信フェーズ時に受信機能を停止させ
るので、別途エコーバックキャンセル機能を用意する必
要がない。
【0090】次に、第2の実施形態について説明する。
【0091】IrDAの物理層(第1層)はデータ伝送
の速度によって、低速伝送には調歩同期方式、高速伝送
には同期方式のシリアル伝送が用いられる。前述の第1
の実施形態は、伝送速度を115.2kbpsまでとす
る調歩同期方式を対象としたものであったが、1.15
2Mbps又は4Mbpsまで対応する同期式にも適用
することができる。
【0092】調歩同期式でのフレームは図2に示したよ
うに、フレームの開始と終了を示すコードとして1バイ
トのBOFコード21、EOFコード26が用いられ
る。これに対し、同期式では、STA、STOと呼ばれ
るビット列が用いられる。
【0093】また、前述した透過処理についても、1.
152Mbpsまでは前記エスケープコードを用いるの
ではなく定期的にビットを挿入してSTA、STOと識
別する方法が用いられる。さらに高速の4Mbpsで
は、伝送データ中にSTA、STOと同じビット列を用
いない方法で実現される。
【0094】このため、図7の符号11に示すようにシ
リアルインターフェースと変復調器を一つのブロックと
して構成するのが一般的である(図3の符号4,5参
照)。本ブロック11はSTA、STOの検出及び付加
処理、透過処理をハード的に行うため、STA、STO
を除かれた伝送データのみが送受信ハンドラを通じて送
信バッファ7及び受信バッファ8との間で入出力され
る。
【0095】よって本発明を1.152Mbps又は4
Mbpsまでの同期式においても、図5、図6に示した
手順からBOF、EOFに関する処理を除くだけで前述
の第1の実施形態と全く同様に本発明を適用することが
可能である。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信装置
によれば、送受信部を備えた半二重方式の通信装置であ
って、前記通信装置が、送信権を得ている送信フェーズ
および前記送信権を失った受信フェーズのいずれかにあ
るかを検出する検出部と、前記検出の結果、前記送信フ
ェーズにあるときに、前記受信部の機能を停止するよう
に前記受信部を制御する制御部とを備えているため、通
信中であっても消費電力を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係る赤外線通信
装置で使用される通信手順であるIrDAプロトコルに
おける通信手順例を示したものである。
【図2】図2は、本実施形態で使用される通信手段であ
るIrDAプロトコルで使用されるフレームの構成を示
した図である。
【図3】図3は、本実施形態を実現する装置の構成を示
す図である。
【図4】図4は、送受信データから最終フレームを検出
する手段を示した図である。
【図5】図5は、自局が受信フェーズである場合の最終
フレーム検出手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図6】図6は、自局が送信フェーズである場合の最終
フレーム検出手段の動作を示したフローチャートであ
る。
【図7】図7は、本実施形態の変形例を実現する装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 調歩同期式シリアルインターフェース(I/F) 5 変復調器 6 赤外線デバイス(IR) 7 受信バッファ 8 送信バッファ 9 最終フレーム検出手段 10 最終フレーム検出手段 21 BOFコード 22 アドレス部 23 コントロール部 23a P/Fビット 24 情報部 25 FCS部 26 EOFコード P/F bit P/Fビット(識別ビット) PF 内部変数 PWDWN パワーダウン制御線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−32544(JP,A) 特開 平10−308791(JP,A) 特開 昭62−105546(JP,A) 特開 平8−116286(JP,A) 特開 平7−321694(JP,A) 特開 平9−326756(JP,A) 特開 平10−98337(JP,A) 特開 平6−152518(JP,A) インタフェース,Vol.21,No. 12(1995−12−1),”モバイルコンピ ューティング時代のための赤外線技術 4”,p.174−188 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 5/16 H04B 10/00 - 10/30 H04L 29/00 - 29/14

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半二重方式のIrDAプロトコルを用い
    赤外線通信装置であって、 赤外線入出力部と、 前記赤外線入出力部に接続された変復調部と、 前記赤外線通信装置が、送信権を得ている送信フェーズ
    および前記送信権を失った受信フェーズのいずれかにあ
    るかを検出する検出部と、 前記検出の結果に基づいて、前記赤外線入出力部を制御
    する制御部と、 送信データを生成するデータ生成部とを備えてなり、 前記データ生成部は、前記送信データの中に、該送信デ
    ータの最終フレームであることを示す識別子を含むよう
    に前記送信データを生成し、前記生成した送信データを
    前記変復調部に出力し、 前記赤外線入出力部は、前記変復調部から出力される変
    調信号に対応する赤外線を発光する赤外線発光部と、赤
    外線を受光し前記受光された赤外線を前記変復調部に出
    力する赤外線受光部とを有し、 前記変復調部は、前記赤外線受光部により入力した前記
    赤外線に対応する信号を復調して出力するとともに、前
    記データ生成部から入力した前記送信データに対応する
    信号を変調して前記変調信号を生成し前記変調信号を前
    記赤外線発光部に出力し、 前記検出部は、前記赤外線受光部により入力した前記赤
    外線に対応する受信データを構成する複数フレームの中
    から最終フレームであることを示す識別子が付与された
    前記フレームを検出したときに前記受信フェーズから前
    記送信フェーズに変わったことを検出し、前記送信デー
    タを構成する複数フレームの中から前記最終フレームで
    あることを示す前記識別子が含まれた前記フレームを検
    出したときに前記送信フェーズから前記受信フェーズに
    変わったことを検出し、 前記制御部は、前記検出の結果、前記送信フェーズに変
    わったときに前記赤外線受光部の動作を停止させ、前記
    受信フェーズに変わったときに該受信フェーズに変わる
    前まで停止していた前記赤外線受光部を起動させる赤外
    線通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の赤外線通信装置であっ
    て、 前記制御部は、前記検出の結果、前記送信フェーズに変
    わったときに前記赤外線受光部のドライバ機能を停止さ
    せ、前記受信フェーズに変わったときに該受信フェーズ
    に変わる前まで停止していた前記赤外線受光部のドライ
    バ機能を起動させる赤外線通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の赤外線通信装置であっ
    て、 前記赤外線入出力部は、発光素子、受光素子ならびに前
    記発光素子および前記受光素子のそれぞれのドライバが
    ワンパッケージとされてなるものである赤外線通信装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の赤外
    線通信装置であって、 前記検出部および前記制御部は、前記赤外線通信装置が
    通信可能な状態にあるときに、前記検出する動作および
    前記制御する動作を、それぞれ行う赤外線通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の赤外
    線通信装置であって、 前記赤外線受光部は、エコーバックキャンセル機能を有
    することなく、前記赤外線発光部から出力された赤外光
    を受光可能な位置に設けられている赤外線通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の赤外
    線通信装置であって、 前記赤外線通信装置は、携帯情報端末装置である赤外線
    通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の赤外
    線通信装置であって、 前記検出部は、送受信バッファの後段に設けられる赤外
    線通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載の赤外
    線通信装置であって、 前記赤外線入出力部は、前記赤外線通信装置のCPUと
    前記赤外線入出力部とを直接接続してなるパワーダウン
    制御線によって伝送されるデータに基づいて、制御され
    る赤外線通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載の赤外
    線通信装置であって、 前記データ生成部は、プロトコル処理を行うためのIr
    DAスタックプログラムによって前記送信データのフレ
    ームを構成する赤外線通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載の赤
    外線通信装置であって、 更に、前記変復調部に接続されたシリアルインターフェ
    ースとを備えてなり、 前記変復調部は、IrDAで規定されているRZ符号と
    前記シリアルインターフェースのNRZ符号を相互に変
    換する赤外線通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の赤外線通信装置であっ
    て、 前記パワーダウン制御線は、前記CPUの汎用ポートに
    接続されている赤外線通信装置。
  12. 【請求項12】 複数の赤外線通信装置を備え、前記複
    数の赤外線通信装置間で相互に通信を行う赤外線通信シ
    ステムであって、 前記赤外線通信装置は、赤外線入出力部を備えた半二重
    方式のIrDAプロトコルを用いており、 前記赤外線入出力部に接続された変復調部と、 前記赤外線通信装置が、送信権を得ている送信フェーズ
    および前記送信権を失った受信フェーズのいずれかにあ
    るかを検出する検出部と、 前記検出の結果に基づいて、前記赤外線入出力部を制御
    する制御部と、 送信データを生成するデータ生成部とを備えてなり、 前記データ生成部は、前記送信データの中に、該送信デ
    ータの最終フレームであることを示す識別子を含むよう
    に前記送信データを生成し、前記生成した送信データを
    前記変復調部に出力し、 前記赤外線入出力部は、前記変復調部から出力される変
    調信号に対応する赤外線を発光する赤外線発光部と、赤
    外線を受光し前記受光された赤外線を前記変復調部に出
    力する赤外線受光部とを有し、 前記変復調部は、前記赤外線受光部により入力した前記
    赤外線に対応する信号を復調して出力するとともに、前
    記データ生成部から入力した前記送信データに対応する
    信号を変調して前記変調信号を生成し前記変調信号を前
    記赤外線発光部に出力し、 前記検出部は、前記赤外線受光部により入力した前記赤
    外線に対応する受信データを構成する複数フレームの中
    から最終フレームであることを示す識別子が付与された
    前記フレームを検出したときに前記受信フェーズから前
    記送信フェーズに変わったことを検出し、前記送信デー
    タを構成する複数フレームの中から前記最終フレームで
    あることを示す前記識別子が含まれた前記フレームを検
    出したときに前記送信フェーズから前記受信フェーズに
    変わったことを検出し、 前記制御部は、前記検出の結果、前記送信フェーズに変
    わったときに前記赤外線受光部の動作を停止させ、前記
    受信フェーズに変わったときに該受信フェーズに変わる
    前まで停止していた前記赤外線受光部を起動させるを備
    えた赤外線通信システム。
  13. 【請求項13】 半二重方式のIrDAプロトコルを用
    いた赤外線通信方法であって、 (a) 赤外線通信装置を構成する赤外線入出力部およ
    び前記赤外線入出力部に接続された変復調部を提供する
    ステップと、 (b) 前記赤外線通信装置が、送信権を得ている送信
    フェーズおよび前記送信権を失った受信フェーズのいず
    れかにあるかを検出するステップと、 (c) 前記検出の結果に基づいて、前記赤外線入出力
    部を制御するステップと、 (d) 送信データを生成するステップとを備えてな
    り、 前記(d)は、前記送信データの中に、該送信データの
    最終フレームであることを示す識別子を含むように前記
    送信データを生成し、前記生成した送信データを前記変
    復調部に出力し、 前記赤外線入出力部は、前記変復調部から出力される変
    調信号に対応する赤外線を発光する赤外線発光部と、赤
    外線を受光し前記受光された赤外線を前記変復調部に出
    力する赤外線受光部とを有し、 前記変復調部は、前記赤外線受光部により入力した前記
    赤外線に対応する信号を復調して出力するとともに、前
    記データ生成部から入力した前記送信データに対応する
    信号を変調して前記変調信号を生成し前記変調信号を前
    記赤外線発光部に出力し、 前記(b)は、前記赤外線受光部により入力した前記赤
    外線に対応する受信データを構成する複数フレームの中
    から最終フレームであることを示す識別子が付与された
    前記フレームを検出したときに前記受信フェーズから前
    記送信フェーズに変わったことを検出し、前記送信デー
    タを構成する複数フレームの中から前記最終フレームで
    あることを示す前記識別子が含まれた前記フレームを検
    出したときに前記送信フェーズから前記受信フェーズに
    変わったことを検出し、 前記(c)は、前記検出の結果、前記送信フェーズに変
    わったときに前記赤外線受光部の動作を停止させ、前記
    受信フェーズに変わったときに該受信フェーズに変わる
    前まで停止していた前記赤外線受光部を起動させるを備
    えた赤外線通信方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の赤外線通信方法であ
    って、 前記(c)は、前記検出の結果、前記送信フェーズに変
    わったときに前記赤外線受光部のドライバ機能を停止さ
    せ、前記受信フェーズに変わったときに該受信フェーズ
    に変わる前まで停止していた前記赤外線受光部のドライ
    バ機能を起動させる赤外線通信方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の赤外線通信方法で
    あって、 前記赤外線入出力部は、発光素子、受光素子ならびに前
    記発光素子および前記受光素子のそれぞれのドライバが
    ワンパッケージとされてなるものである赤外線通信方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項13から15のいずれかに記載
    の赤外線通信方法であって、 前記(b)および前記(c)は、前記赤外線通信装置が
    通信可能な状態にあるときに、前記検出する動作および
    前記制御する動作を、それぞれ行う赤外線通信方法。
  17. 【請求項17】 請求項13から16のいずれかに記載
    の赤外線通信方法であって、 前記赤外線受光部は、エコーバックキャンセル機能を有
    することなく、前記赤外線発光部から出力された赤外光
    を受光可能な位置に設けられている赤外線通信方法。
  18. 【請求項18】 請求項13から17のいずれかに記載
    の赤外線通信方法であって、 前記赤外線通信装置は、携帯情報端末装置である赤外線
    通信方法。
  19. 【請求項19】 請求項13から18のいずれかに記載
    の赤外線通信方法であって、 前記(b)は、送受信バッファの後段で行う赤外線通信
    方法。
  20. 【請求項20】 請求項13から19のいずれかに記載
    の赤外線通信方法であって、 前記(c)が行われるとき、前記赤外線入出力部は、前
    記赤外線通信装置のCPUと前記赤外線入出力部とを直
    接接続してなるパワーダウン制御線によって伝送される
    データに基づいて、制御される赤外線通信方法。
  21. 【請求項21】 請求項13から20のいずれかに記載
    の赤外線通信方法であって、 前記(d)は、プロトコル処理を行うためのIrDAス
    タックプログラムによって前記送信データのフレームを
    構成する赤外線通信方法。
  22. 【請求項22】 請求項13から21のいずれかに記載
    の赤外線通信方法であって、 更に、前記変復調部に接続されたシリアルインターフェ
    ースとを備えてなり、 前記変復調部は、IrDAで規定されているRZ符号と
    前記シリアルインターフェースのNRZ符号を相互に変
    換する赤外線通信方法。
  23. 【請求項23】 請求項20記載の赤外線通信方法であ
    って、 前記パワーダウン制御線は、前記CPUの汎用ポートに
    接続されている赤外線通信方法。
  24. 【請求項24】(e) 赤外線入出力部および前記赤外
    線入出力部に接続された変復調部を備えた半二重方式の
    IrDAプロトコルを用いた赤外線通信装置を複数提供
    するステップと、 (f) 前記赤外線通信装置が、送信権を得ている送信
    フェーズおよび前記送信権を失った受信フェーズのいず
    れかにあるかを検出するステップと、 (g) 前記検出の結果に基づいて、前記赤外線入出力
    部を制御するステップと、 (h) 送信データを生成するステップとを備えてな
    り、 前記(h)は、前記送信データの中に、該送信データの
    最終フレームであることを示す識別子を含むように前記
    送信データを生成し、前記生成した送信データを前記変
    復調部に出力し、 前記赤外線入出力部は、前記変復調部から出力される変
    調信号に対応する赤外線を発光する赤外線発光部と、赤
    外線を受光し前記受光された赤外線を前記変復調部に出
    力する赤外線受光部とを有し、 前記変復調部は、前記赤外線受光部により入力した前記
    赤外線に対応する信号を復調して出力するとともに、前
    記データ生成部から入力した前記送信データに対応する
    信号を変調して前記変調信号を生成し前記変調信号を前
    記赤外線発光部に出力し、 前記(f)は、前記赤外線受光部により入力した前記赤
    外線に対応する受信データを構成する複数フレームの中
    から最終フレームであることを示す識別子が付与された
    前記フレームを検出したときに前記受信フェーズから前
    記送信フェーズに変わったことを検出し、前記送信デー
    タを構成する複数フレームの中から前記最終フレームで
    あることを示す前記識別子が含まれた前記フレームを検
    出したときに前記送信フェーズから前記受信フェーズに
    変わったことを検出し、 前記(g)は、前記検出の結果、前記送信フェーズに変
    わったときに前記赤外線受光部の動作を停止させ、前記
    受信フェーズに変わったときに該受信フェーズに変わる
    前まで停止していた前記赤外線受光部を起動させるを備
    えた赤外線通信方法。
JP32993398A 1998-11-19 1998-11-19 通信装置、通信システムおよび通信方法 Expired - Fee Related JP3216711B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32993398A JP3216711B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 通信装置、通信システムおよび通信方法
GB9927326A GB2345213B (en) 1998-11-19 1999-11-18 Data communication method and apparatus for reducing power consumption

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32993398A JP3216711B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 通信装置、通信システムおよび通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000156673A JP2000156673A (ja) 2000-06-06
JP3216711B2 true JP3216711B2 (ja) 2001-10-09

Family

ID=18226907

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32993398A Expired - Fee Related JP3216711B2 (ja) 1998-11-19 1998-11-19 通信装置、通信システムおよび通信方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3216711B2 (ja)
GB (1) GB2345213B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000349782A (ja) * 1999-06-08 2000-12-15 Nec Corp 赤外線送受信装置および赤外線送受信方法
US7167913B2 (en) 2002-06-05 2007-01-23 Universal Electronics Inc. System and method for managing communication links
EP1463246A1 (en) * 2003-03-27 2004-09-29 Motorola Inc. Communication of conversational data between terminals over a radio link
JP4695034B2 (ja) * 2006-07-25 2011-06-08 シャープ株式会社 光通信デバイスおよび電子機器
JP4911390B2 (ja) * 2009-11-27 2012-04-04 Necアクセステクニカ株式会社 データ中継用光通信システム、およびその省電力制御方法と省電力制御プログラム
JP2012114604A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Nec Access Technica Ltd 通信装置、通信方法、およびプログラム
JP6397347B2 (ja) * 2015-02-06 2018-09-26 日本電信電話株式会社 通信端末及び光伝送方法
JP6921488B2 (ja) * 2016-06-09 2021-08-18 キヤノン株式会社 信号伝送装置、信号伝送システム及び機器
CN107659391A (zh) * 2017-11-22 2018-02-02 西安航空学院 一种基于单片机的通信电路

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8522418D0 (en) * 1985-09-10 1985-10-16 Shorrock Security Systems Ltd Non-contact personal identification system
US5054114A (en) * 1988-09-27 1991-10-01 Rockwell International Corporation Broadband RF transmit/receive switch
US4982442A (en) * 1989-04-25 1991-01-01 Motorola, Inc. Low cost antenna switch using relays configured in a transmit/receive arrangement
FR2695215B1 (fr) * 1992-09-01 1994-10-14 Thomson Hybrides Tête optique d'émission-réception pour transmission de données par système optique, et circuit de commutation pour cette tête.
JP3583198B2 (ja) * 1995-08-10 2004-10-27 富士通株式会社 光通信モジュール

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
インタフェース,Vol.21,No.12(1995−12−1),"モバイルコンピューティング時代のための赤外線技術4",p.174−188

Also Published As

Publication number Publication date
GB2345213A (en) 2000-06-28
GB2345213B (en) 2004-05-05
JP2000156673A (ja) 2000-06-06
GB9927326D0 (en) 2000-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100549763B1 (ko) 통합된 주 송신기 및 보조 송신기를 갖는 무선 통신 장치및 방법
US20070149244A1 (en) Power-save system and method
JP3216711B2 (ja) 通信装置、通信システムおよび通信方法
CN110958676B (zh) 一种低功耗休眠设备唤醒方法及系统
AU2021269599B2 (en) Information transmission method and apparatus, and electronic device
JP3815841B2 (ja) IrDA変復調IC
JP2003124862A (ja) 通信装置
KR100616660B1 (ko) 저전력 무선 송수신기
US7580677B2 (en) Communications interface device for receiving digital signals
JP3105779B2 (ja) 赤外線通信装置
JP3421984B2 (ja) 無線通信装置
CN104378212A (zh) 安全蓝牙密匙及其加解密方法
JP2001045012A (ja) データ送信装置及び方法、データ受信装置及び方法、データ通信システム及びデータ通信方法
EP4187984A1 (en) Bluetooth low energy connection power consumption
WO2024125432A1 (zh) 信号监听、传输方法、装置、终端及网络侧设备
JP2001258072A (ja) 情報通信システム
WO2016169071A1 (zh) 一种基于接近传感器的终端数字信息传输方法及装置
JP4049314B2 (ja) デジタル信号受信用通信インターフェース装置
JP2937924B2 (ja) 移動体端末システム
JP2829550B2 (ja) 通信制御用lsi
JPH1028078A (ja) 無線通信機と無線通信システム
CN117939597A (zh) 信号发送方法、信息确定方法、通信节点及存储介质
JP2001060976A (ja) 半導体装置
CN116204479A (zh) 数据传输的装置和方法
JPH1032544A (ja) 受信装置およびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010704

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070803

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080803

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090803

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130803

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees