JP3216682B2 - 塗装ハンガー - Google Patents

塗装ハンガー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の塗装工
程において、被塗装物である自動車用ボディをオーバー
ヘッドタイプのコンベアによって搬送しながら、当該自
動車ボディに脱脂洗浄槽や化成処理槽,水洗槽などへの
浸漬処理を含む種々の塗装処理を施すのに利用される塗
装ハンガーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用ボディの塗装工程は、
前処理工程,下塗り工程,アンダーコート工程,中塗り
工程,上塗り工程に大別され、自動車用ボディは、この
うち前処理工程においては脱脂処理,表面調整処理,化
成処理および水洗処理に際して、下塗り工程においては
電着処理および水洗処理に際して、それぞれの処理液中
に浸漬されることになる(例えば、『自動車技術ハンド
ブック<第4分冊>生産・品質・整備編』 社団法人
自動車技術会 1991年9月1日 第1版発行第13
9頁〜第147頁)。
【0003】そして、このような浸漬処理が含まれる塗
装ラインにおいては、脱脂洗浄槽や化成処理槽,電着槽
などに自動車用ボディを浸漬するために、従来、図6お
よび図7に示すような塗装ハンガーが用いられていた。
【0004】すなわち、図6(a)および(b)に示す
塗装ハンガー100は、開閉式のものであって、図示し
ないコンベアのキャリヤに連結された上部フレーム10
1と、該上部フレーム101にそれぞれ回動可能に取付
けられた4本のハンガーアーム102から主に構成さ
れ、図中に仮想線で示す自動車ボディBは、前記4本の
ハンガーアーム102の下端側からボディBの中心線に
向けてほぼ水平に延出する水平部102aの先端に設け
た都合4点の支持ポイント103により支持され、前記
コンベアによって各処理工程間を搬送されるようになっ
ている。
【0005】図7(a)および(b)に示す塗装ハンガ
ー110は、非開閉式のC字型塗装ハンガーであって、
自動車ボディBは、C字形ないしはコの字形をなす前後
2本のハンガーアーム111の水平部111aにそれぞ
れ2点ずつ設けた都合4点の支持ポイント112により
同様に支持されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の塗装ハンガー100あるいは110において
は、被塗装物である自動車ボディBをその重心から比較
的近い位置に設けられた支持ポイント103あるいは1
12で支持するようになっているので、上記のような脱
脂処理や化成処理、電着処理などに際して、処理液に浸
漬するときに発生する浮力によって自動車ボディBが浮
き上がり、ボディBが支持ポイント103あるいは11
2から離れる結果、搭載位置にずれが生じ、ボディBが
変形したり落下したりする危険性がある。 このため、
コンベアスピードを下げたり、ボディBの入槽角度を変
更したり、ボディbの構造を変更(例えば、ボディBに
浮き防止用の処理液浸入孔を数多く設ける)したりする
対策が必要となって、処理能率が大幅に低下するのみな
らず、他の工程にも多大な影響を及ぼすという問題点が
あり、このような問題点の解決が塗装工程における課題
のひとつとなっていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、従来の塗装ハンガーにおける
上記課題に着目してなされたものであって、被塗装物を
各種の処理液に浸漬するに際して、被塗装物が浮き上が
ることがなく、被塗装物の構造はもとより、コンベアス
ピードなどの処理条件を変更することなく被塗装物の位
置ずれや落下を防止することのできる塗装ハンガーを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る塗装ハンガーは、被塗装物をオーバーヘッドタイプの
コンベアによって搬送しながら浸漬処理するための塗装
ハンガーであって、コンベアの進行方向前方に位置する
前枠と、進行方向後方に位置する後枠とを連結してなる
主フレームと、前記主フレームの前枠の左右下端部から
進行方向前方にそれぞれ延出する支持アームを備え、前
記支持アームは主フレームに対して柔構造をなし、当該
支持アームの先端部および前記主フレームの後枠の左右
下端部に被塗装物を支持する支持ポイントを設け、該支
持ポイントが被塗装物の荷重に基づく支持アームの弾性
変形によって所定の範囲で重力方向に変位する構成と
し、本発明の請求項2に係わる塗装ハンガーは、同じく
コンベアの進行方向前方に位置する前枠と、進行方向後
方に位置する後枠とを連結してなる主フレームと、前記
主フレームの前枠の左右下端部から進行方向前方にそれ
ぞれ延出する支持アームを備え、前記支持アームは主フ
レームに対して柔構造をなし、当該支持アームの先端部
および前記主フレームの後枠の左右下端部に被塗装物を
支持する支持ポイントを設け、該支持ポイントが被塗装
物の荷重に基づく支持アームの弾性変形によって所定の
範囲で重力方向に変位する構成とし、本発明の請求項3
に係わる塗装ハンガーは、同じくコンベアの進行方向前
方に位置する前枠と、進行方向後方に位置する後枠とを
連結してなる主フレームと、前記主フレームの前枠およ
び後枠の左右下端部から、前枠については進行方向前方
に、後枠については進行方向後方にそれぞれ延出する支
持アームを備え、前記支持アームは主フレームに対して
柔構造をなし、当該支持アームの先端部に被塗装物を支
持する支持ポイントを設け、該支持ポイントが被塗装物
の荷重に基づく支持アームの弾性変形によって所定の範
囲で重力方向に変位する構成としたことを特徴としてお
り、このような塗装ハンガーの構成を前述した従来の課
題を解決するための手段としている。
【0009】また、本発明に係わる塗装ハンガーの実施
態様においては、支持アーム先端部の支持ポイントに加
えて、支持アームの基端側にも被塗装物を支持する支持
ポイントを設けたものとすることができる。
【0010】
【発明の作用】本発明の請求項1ないし請求項3に係わ
る塗装ハンガーは、主フレームの後方あるいは前方、ま
たはその両方に延出した支持アームを備え、支持アーム
の先端に設けた支持ポイントにより被塗装物を支持する
ようにしている。 すなわち、被塗装物は、その重心か
ら離れた位置で支持されることになり、処理液中への浸
漬途中において被塗装物が受ける浮力によって、塗装ハ
ンガーの支持ポイントを中心とする浮き上がり方向のモ
ーメントが生じたとしても、重心からの距離が長い分だ
け重力方向のモーメントの方が大きくなるので、被塗装
物が浮き上がりにくくなり、被塗装物の位置ずれや落下
が防止されることになる。
【0011】そして、本発明に係わる塗装ハンガーにお
いては、剛構造の主フレームに対して、支持アームが柔
構造となっており、被塗装物の重量によって適度に弾性
変形するようにしたものであるから、被塗装物が下方に
移動する分だけ被塗装物の浮き上がり量が軽減されるこ
とになる。
【0012】また、本発明の請求項4に係わる塗装ハン
ガーにおいては、支持アーム先端部の支持ポイントに加
えて、支持アームの基端側にも支持ポイントを設けたも
のであるから、処理液中への浸漬時以外には支持アーム
にかかる荷重が軽減されるので、当該塗装ハンガーの耐
用期間が伸びることになる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて具体的に説明
する。
【0014】図1(a)および(b)は、本発明に係わ
る塗装ハンガーの一実施例を示すそれぞれ正面図および
側面図であって、図に示す塗装ハンガー1は、開閉タイ
プのものであって、主フレーム2と、該主フレーム2の
左右下端部から、図示しないコンベアの進行方法後方
(図1(a)中右方向)にそれぞれ延出する支持アーム
3,3から主に構成されている。
【0015】主フレーム2は、進行方向前方に位置する
前枠4と、進行方向後方に位置する後枠5とを上部フレ
ーム6によって連結した構造を有し、上部フレーム6は
コンベアのキャリヤに接続されている。
【0016】支持アーム3は、主フレーム2の後枠5の
左右下端部に、後枠5の下端部から仮想線で示す自動車
ボディB(被塗装物)の中心線方向に略水平に延出し、
支持アーム3の一部をなす補助アーム3a,3aを介し
て取付けられ、進行方向後方に延出している。 なお、
これら補助アーム3aおよび支持アーム3は、剛構造の
主フレーム2に対して柔構造となっており、搭載した自
動車ボディBの重量によって所定の範囲で弾性変形する
ようにしてある。
【0017】そして、支持アーム3,3の先端部,およ
び主フレーム2の前枠4の左右下端部から自動車ボディ
Bの中心線方向に略水平に延出する前枠4の水平部4
a,4aの先端部に、被塗装物である自動車ボディBの
重量を支持する支持ポイント7がそれぞれ設けてあり、
自動車ボディBは、合計4点の支持ポイント7によって
支持された状態で塗装ラインの各処理工程間を搬送され
るようになっている。
【0018】図2は、当該塗装ハンガー1に搭載された
自動車ボディBが、脱脂洗浄槽や化成処理槽などに入槽
された直後の状態、すなわちボディBの前部のみが処理
液中に没した状態を示す説明図であって、入槽直後にお
いては自動車ボディBの前側底部に浮力P1 が発生す
る。
【0019】このとき、自動車ボディBの荷重をW、ボ
ディBの重心G0 と後側支持ポイント7aとの距離をL
1 、浮力P1 の発生ポイントと後側支持ポイント7aと
の距離をL2 、前側支持ポイント7bが受ける荷重をw
1 とすると、自動車ボディBが浮力P1 によって浮き、
自動車ボディBが前側支持ポイント7bから離れるため
の条件は、 w1 =0,かつL2 1 =L1 W とな
る。
【0020】この実施例に係わる塗装ハンガー1におい
ては、L1 ,L2 が支持アーム3の長さaだけ長くなっ
ているため、L2 /L1 の比が従来の塗装ハンガーに較
べて小さくなるので、上記条件式を満たすための浮力P
1 が大きくなり、それだけ自動車ボディBが前側支持ポ
イント7bから離れる可能性がなくなり、ボディBの位
置ずれや塗装ハンガー1からの落下が起こりにくいこと
になる。
【0021】図3は、塗装ハンガー1の後方右側に位置
する支持アーム3の周辺部の拡大図であって、当該支持
アーム3の自動車ボディBによる弾性変形を説明するた
めのものである。
【0022】すなわち、支持アーム3は、前述のように
剛構造である主フレーム2に対して所定範囲内で積極的
に弾性変形するようにしてあり、後側支持ポイント7a
に加わる荷重w2 によって、支持アーム3には曲げモー
メントM1 が働く一方、補助アーム3aには、支持アー
ム3との接合点においてねじりモーメントM2 が働くこ
とになる。
【0023】このとき、支持アーム3の長さをa、縦弾
性係数をE、断面2次モーメントをI1 とすると、曲げ
モーメントM1 による支持アーム3の支持ポイント7a
におけるたわみ量δ1 は、 δ1 =w2 3 /3EI1
となる。
【0024】一方、補助アーム3aの長さをb、横弾性
係数をG、断面2次極モーメントをI2 とすると、ねじ
りモーメントM2 による支持アーム3との接合点におけ
る補助アーム3aのねじれ角αは、 α=M2 b/GI
2 となり、このねじれ角αによる支持アーム3の支持
ポイント7aにおけるたわみ量δ2 は、 δ2 =αaと
なる。
【0025】すなわち、支持アーム3は荷重w2 によ
り、支持ポイント7aにおいてδ1 +δ2 の弾性変形を
受けることになり、自動車ボディBは全体的にδ1 +δ
2 だけ下方に移動することになり、この分だけ自動車ボ
ディBの浮き上がり量が軽減することになる。
【0026】ちなみに、この実施例に係わる塗装ハンガ
ー1での数値、w2 =1500N,a=1.0m,b=
0.5m,E=2.1×108 kPa,G=7.9×1
7kPa,I1 =73.5×10-84 ,I2 =13
1×10-84 を用いて、前記たわみ量を試算してみる
と、δ1 =3mm,δ2 =7mmであって、支持ポイン
ト7aにおけるたわみ量δは10mmとなり、この分自
動車ボディBの浮き上がり量が軽減できる。 支持アー
ム3および補助アーム3aがそれぞれのモーメントによ
り発生する応力に対して十分な強度を有していることは
言うまでもない。
【0027】図4(a)および(b)は、本発明に係わ
る塗装ハンガーの他の実施例を示すそれぞれ正面図およ
び側面図であって、図に示す塗装ハンガー10は、前記
実施例と同じく開閉タイプのものであって、同様に前枠
4と、後枠5と上部フレーム6からなる主フレーム2を
備えている。
【0028】この実施例においては、支持アーム3が主
フレーム2の前枠4の左右下端部に取付けられており、
当該下端部から仮想線で示す自動車ボディBの中心線方
向に略水平に延出する補助アーム3a,3aを介して同
様に取付けられ、進行方向前方に延出している。
【0029】そして、被塗装物である自動車ボディBの
重量を支持する支持ポイント7としては、支持アーム
3,3の先端部,および主フレーム2の後枠5の左右下
端部から自動車ボディBの中心線方向に略水平に延出す
る後枠5の水平部5a,5aの先端部にそれぞれ設けて
あり、自動車ボディBは合計4点の支持ポイント7によ
って支持された状態で塗装ラインの各処理工程間を搬送
されるようになっている。
【0030】図5は、当該塗装ハンガー1に搭載された
自動車ボディBが、脱脂洗浄槽や化成処理槽などに入槽
され、処理液中に全没する直前の状態、すなわちボディ
Bの後部のみが処理液から露出している状態を示す説明
図であって、この状態においては自動車ボディBの後側
底部に浮力P2 が発生する。
【0031】このとき、自動車ボディBの荷重をW、ボ
ディBの重心G0 と前側支持ポイント7cとの距離をL
3 、浮力P2 の発生ポイントと前側支持ポイント7cと
の距離をL4 、後側支持ポイント7dが受ける荷重をw
3 とすると、自動車ボディBが浮力P2 によって浮き、
自動車ボディBが後側支持ポイント7dから離れるため
の条件は、 w3 =0,かつL4 2 =L3 W とな
る。
【0032】この実施例に係わる塗装ハンガー1におい
ては、L3 ,L4 が支持アーム3の長さaだけ長くなっ
ているため、L4 /L3 の比が従来の塗装ハンガーに較
べて小さくなるので、上記条件式を満たすための浮力P
2 が大きくなり、それだけ自動車ボディBが後側支持ポ
イント7dから離れる可能性がなくなり、ボディBの位
置ずれや塗装ハンガー10からの落下が起こりにくいこ
とになる。
【0033】また、支持アーム3は、前記実施例と同様
にたわむことによって、自動車ボディBの相対位置が下
がり、この分だけ自動車ボディBの浮き上がり量が軽減
されことになる。
【0034】なお、上記各実施例においては、主フレー
ム2の後方または前方に支持アーム3を設けたものを例
示したが、主フレーム2の前後両方に支持アームを取付
けることも可能であり、これによってより一層の浮き上
がり防止効果を得ることができる。 また、支持アーム
3の先端部の支持ポイント7に加えて、支持アーム3の
基端側にも支持ポイントを設けることもでき、これによ
って自動車ボディBの荷重が分散され、とくに支持アー
ム先端部の支持ポイント7には処理液への浸漬時以外に
荷重がほとんどかからないようになるため、支持アーム
3に加わる負荷が軽減され、耐用期間が長くなる。
【0035】さらに、本発明に係わる塗装ハンガーの構
造は、上記実施例で示した開閉式のもののみならず、非
開閉式の塗装ハンガーにも適用できることは言うまでも
ない。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる塗
装ハンガーは、主フレームの下端部から、コンベアの進
行方向前方あるいは後方、またはその両方に延出した支
持アームを備え、支持アームの先端に設けた支持ポイン
トにより被塗装物を支持するようにしたものであるか
ら、被塗装物はその重心から離れた位置で支持されるこ
とになり、支持ポイントから浮力発生点までの距離に対
する支持ポイントから被塗装物の重心までの距離の比が
大きくなることから被塗装物が浮き上がりにくくなり、
被塗装物の位置ずれや落下を有効に防止することがで
き、しかも支持アームを主フレームに対して柔構造とし
ているので、支持アームが被塗装物の重量によって適度
に弾性変形するようになり、被塗装物が下方に相対移動
する分だけ被塗装物の浮き上がり量を軽減することがで
きるという優れた効果をもたらすものである。
【0037】また、本発明に係わる塗装ハンガーの実施
態様として、支持アーム先端部の支持ポイントに加え
て、支持アームの基端側にも支持ポイントを設けること
により、支持アームにかかる荷重が軽減されるので、当
該塗装ハンガーの耐用期間を大幅に延長させることがで
きるという効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)および(b)は本発明に係わる塗装ハン
ガーの一実施例を示すそれぞれ正面図および側面図であ
る。
【図2】図1に示した塗装ハンガーに搭載された自動車
ボディBが入槽直後に受ける浮力の状態を示す説明図で
ある。
【図3】支持アームの受ける荷重および弾性変形を説明
する斜視図である。
【図4】(a)および(b)は本発明に係わる塗装ハン
ガーの他の実施例を示すそれぞれ正面図および側面図で
ある。
【図5】図4に示した塗装ハンガーに搭載された自動車
ボディBが前没直前に受ける浮力の状態を示す説明図で
ある。
【図6】(a)および(b)は従来の塗装ハンガーを示
すそれぞれ正面図および側面図である。
【図7】(a)および(b)は従来の被開閉式の塗装ハ
ンガーを示すそれぞれ正面図および側面図である。
【符号の説明】
1,10 塗装ハンガー 2 主フレーム 4 前枠 5 後枠 7 支持ポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−12471(JP,U) 実開 昭62−10073(JP,U) 実開 平5−60564(JP,U) 特公 昭62−10320(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 13/00,13/02 B05C 3/09 - 3/109 B65G 49/02,49/04 C25D 13/00 303

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗装物をオーバーヘッドタイプのコン
    ベアによって搬送しながら浸漬処理するための塗装ハン
    ガーであって、 コンベアの進行方向前方に位置する前枠と、進行方向後
    方に位置する後枠とを連結してなる主フレームと、前記
    主フレームの後枠の左右下端部から進行方向後方にそれ
    ぞれ延出する支持アームを備え、前記支持アームは主フ
    レームに対して柔構造をなし、当該支持アームの先端部
    および前記主フレームの前枠の左右下端部に被塗装物を
    支持する支持ポイントを設け、該支持ポイントが被塗装
    物の荷重に基づく支持アームの弾性変形によって所定の
    範囲で重力方向に変位することを特徴とする塗装ハンガ
    ー。
  2. 【請求項2】 被塗装物をオーバーヘッドタイプのコン
    ベアによって搬送しながら浸漬処理するための塗装ハン
    ガーであって、 コンベアの進行方向前方に位置する前枠と、進行方向後
    方に位置する後枠とを連結してなる主フレームと、前記
    主フレームの前枠の左右下端部から進行方向前方にそれ
    ぞれ延出する支持アームを備え、前記支持アームは主フ
    レームに対して柔構造をなし、当該支持アームの先端部
    および前記主フレームの後枠の左右下端部に被塗装物を
    支持する支持ポイントを設け、該支持ポイントが被塗装
    物の荷重に基づく支持アームの弾性変形によって所定の
    範囲で重力方向に変位することを特徴とする塗装ハンガ
    ー。
  3. 【請求項3】 被塗装物をオーバーヘッドタイプのコン
    ベアによって搬送しながら浸漬処理するための塗装ハン
    ガーであって、 コンベアの進行方向前方に位置する前枠と、進行方向後
    方に位置する後枠とを連結してなる主フレームと、前記
    主フレームの前枠および後枠の左右下端部から、前枠に
    ついては進行方向前方に、後枠については進行方向後方
    にそれぞれ延出する支持アームを備え、前記支持アーム
    は主フレームに対して柔構造をなし、当該支持アームの
    先端部に被塗装物を支持する支持ポイントを設け、該支
    持ポイントが被塗装物の荷重に基づく支持アームの弾性
    変形によって所定の範囲で重力方向に変位することを特
    徴とする塗装ハンガー。
  4. 【請求項4】 支持アーム先端部の支持ポイントに加え
    て、支持アームの基端側に被塗装物を支持する支持ポイ
    ントを設けてなることを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれかに記載の塗装ハンガー。
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