JPH0368473A - 自動車車体の電着塗装方法 - Google Patents

自動車車体の電着塗装方法

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JPH0368473A
JPH0368473A JP20484489A JP20484489A JPH0368473A JP H0368473 A JPH0368473 A JP H0368473A JP 20484489 A JP20484489 A JP 20484489A JP 20484489 A JP20484489 A JP 20484489A JP H0368473 A JPH0368473 A JP H0368473A
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JP
Japan
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hanger
paint
electrodeposition
vehicle body
coating
Prior art date
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Application number
JP20484489A
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English (en)
Inventor
Taku Kotani
小谷 卓
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〉 この発明は、自動車車体に下塗り等のために電着塗装を
施す場合に用いられる塗装方法に関するものである。
(従来の技術) 自動車車体に電着塗装を施す場合は一般に、第5図およ
び第6図に示す如く、船形の電着タンクl内に循環貯留
した電着塗料2内に、車体前後方向が水平方向となる姿
勢でオーバーヘッドコンベヤ3のハンガ4に吊下げた自
動車車体5を、レール6に沿うそのハンガ4の矢印方向
への移動により、車体の浮上りを防止するため車体前部
から浸漬し、その浸漬後車体をピッチングのように揺動
させて車体内部の気泡を除去してから、車体5を塗料2
内で数分間水平移動させながら、ハンガ4と、タンク1
内に設けた電極板7とに通電して、車体5に電着効果に
より塗料2を付着させ、その後、車体内部への塗料の残
留を防止するため、レール6に沿うハンガ4の移動によ
り車体前部から車体5を、塗料2内から引上げる、とい
った方法が用いられる。尚、図中8は、−液補給型塗料
を用いる場合の中和剤除去用隔膜を示す。
(発明が解決しようとする課題) ところで、一般に電着塗装に際しては、第7図に示すよ
うに、水にアルコールその他を添加してなる溶剤9で顔
料2aおよび樹脂2bからなる電着塗料2を薄めた塗料
液内に被塗物10を浸漬すると、この浸漬時の姿勢にお
ける垂直面10aには、主に電極板11および被塗物1
0への通電による電気分解、電気泳動、電気吸着等の電
着効果によって塗料2が付着して塗膜12が懲戒される
が、上記姿勢における水平面10bには、上記電着効果
により塗料2が付着する他、その塗料のうちの顔料2a
や、塗料液中のゴミ、ブッ等の異物13が沈降し付着し
て塗膜I2が形成され、この結果として水平面は垂直面
よりも塗装品質が劣る傾向がある。
しかして、上記従来の方法では、車体前後方向が水平方
向となる姿勢で電着塗装が行われるので、自動車の組立
て後に外観の主要部をなすフードやトランクグツド、ル
ーフ等の、車体使用時に上方へ向く面の塗装が側面の塗
装よりも仕上がり肌の劣るものとなってしまい、仕上げ
に多くの工数を要するという問題があった。
加えて上記従来の方法ではその車体姿勢ゆえにフードや
トランクグツドが通過する経路付近には電極板7を配置
し得す、これがため、それらフードやトランクリッドの
塗膜厚さの充分な確保が困難という問題があった。
さらに、上記従来の方法では、その車体姿勢ゆえに、浸
漬時には浮上り易く引上げ時には塗料の持出しが多く、
これに対処するため従来は第8図〜第1O図に示す如く
、例えば車体5のフロアパネル5Cや補強メンバ5d、
スペアタイヤハウス5e等に設けた水抜き孔5fや、シ
フトレバ−挿通孔5gを、本来の機能上必要とされる以
上に大きくする必要があり、車体剛性向上の妨げとなっ
ていた。
そして、上記従来の方法では、その車体姿勢ゆえに、塗
装設備の設置に極めて広い床面積が必要とされるという
問題もあった。
この発明は上述の如き多くの課題を有利に解決した塗装
方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段〉 この発明の自動車車体の電着塗装方法は、自動車車体を
電着塗料内に浸漬してその車体に電着塗装を施すに際し
、前記車体の前後方向が垂直方向となる姿勢にてその車
体を前記塗料内に浸漬することを特徴とするものである
(作 用〉 かかる方法にあっては、電着塗料内で水平面となるのが
、大部分は自動車の組立て後にバンパやラジエタグリル
、ランプ等で覆われて目立たなくなる、車体の前方もく
しは後方へ向く面であり、フードやトランクリッド、ル
ーフ等の、車体使用時に上方へ向く面は、車体使用時に
側面となる面とともに電着塗料内では概略垂直面となる
従ってこの方法によれば、自動車の組立て後に外観の主
要部をなすフードやトランクリッド、ルーフ等の、車体
使用時に上方へ向く面へも、側面と同様の良好な仕上げ
肌をもたらすことができるので、それら上方へ向く面の
仕上げに要する工数を大幅に低減させることができる。
加えてこの方法によれば、電極をフードやトランクリッ
ドの通過経路に接近させて配置し得るので、それらフー
ドやトランクリッドの塗膜厚さの充分な確保を容易なら
しめることができる。
さらにこの方法によれば、車体の、広い面積の開口部が
多数ある前後方向を垂直方向へ向けて車体を塗料に出し
入れするので、水抜き孔やシフトレバ−挿通孔等を必要
以上に大きくせずして車体の浮上り防止や塗料の持出し
全減少をもたらすことができ、従って、車体剛性の向上
に寄与することができ、また、床面への投影面積が極め
て小さい状態で車体を塗料内に浸漬するので、塗装設備
の設置に要する床面積を大幅に減少させることができる
(実施例) 以下に、この発明の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図は、この発明の電着塗装方法の一実施例を適用し
た塗装設備を示す縦断面図、第2図は当該設備の■−■
線に沿う縦断面図であり、図中14は電着タンクを示す
ここにおける電着タンク14は、従来のものと同様に船
形をなすが、その内部を自動車車体5が縦の姿勢すなわ
ち例えば図示の如く車体前方が上方へ向いた姿勢で通過
し得るような深さhをおよび幅すを有しており、この電
着タンク14の内側面の一方には、中和剤除去用隔膜1
5で囲まれた大きな電極板16が取付けられ、また内側
面の他方には、車体の形状に対応させて車体表面までの
距離が各々概略等距離となるように、比較的小さい電極
板l7が複数取付けられている。
また、電着タンク14の上方には、その船形形状に沿っ
てレール18が延在するよう、オー、<−ヘッドコンベ
ヤ19が配設されおり、このオーバーヘッドコンベヤ1
9のハンガ20は、第2図および第3図(a)、(b)
に示す如く、車体5を、その/’1ンガ20の移動方向
(図中矢印Bで示す)が車体の横方向となりかつハンガ
20の上方が車体の前方となる姿勢にて吊下げ支持する
これがためハンガ20は、第2図に示す如く、レール1
8上に乗るローラ21を有するとともに、そのレールに
沿って延在し移動するチェーン22により駆動されるト
ロリ23と、そのトロリ23にピンを介して吊下げられ
る棒状のフレーム24とを具え、そのフレーム24の上
部には、水平方向へ突出して、上向きに開口するコ字状
の凹部を持つ支持腕25が設けられ、またそのフレーム
24の下部には、これも水平方向へ突出して先端部に横
向きに開口するコ字状の凹部を持つ支持腕26が設けら
れている。
上記構造によりハンガ20は、その上方の支持腕25に
より、車体5の前部を横断するフロントクロスメンバ5
hを下側から持上げて車体の重量を支持するとともに、
その下方の支持腕26により、車体5の後部を縦断する
リヤサイドメンバ51を側方から支持して車体の姿勢を
上述の如くに定めることができる。
尚、ハンガ20には、第2図に示す如く集電ブラシ27
が設けられており(第3図では省略する)、このブラシ
27は、ハンガ20がその吊下げた車体5を電着タンク
14内で移動させる間、電着タンク14に対し固定され
た給電板28と摺接して、そこから給電を受けることが
できる。
かかる塗装設備を用いてここでは、以下に述べるように
して車体5に電着塗装を施す。
すなわち、第1図および第2図に示す如く、上記トロリ
23をチェーン22で駆動することによるノ\ンガ20
の斜め下方への移動に基づき、そのハンガ20に縦の姿
勢で吊下げた車体5を、電着タンク14内の電着塗料2
内に車体後部から浸漬する。このように縦にして車体を
浸漬すれば、車体にはその前後方向へ向く広い面積の開
口部が例えば窓ガラス取付は用やラジエタコア取付は用
の開口部等多数あるので、塗料が容易に、従って短時間
で充分車体内に侵入し、車体の浮上りが有効に防止され
る。
次いでここでは、車体をハンガ20の移動に基づき塗料
2内で第1図中矢印で示す如く水平方向へ数分間移動さ
せ、その移動の間に、ハンガ20ひいてはそこに接触し
ている車体5を陰極として給電板28からブラシ27を
介しそこに通電するとともに、電極板16.17を陽極
としてそこに通電することにて、車体5に先に述べた電
着効果により塗料2を付着させる。
この電着塗装の際には、電着塗料内で水平面となるのが
、大部分は自動車の組立て後にハンガやラジエタグリル
、ランプ等で覆われて日立たくなる、車体の前方へ向く
面であり、フードやトランクリッド、ルーフ等の、車体
使用時に上方へ向く面は、車体使用時に側面となる面と
ともに電着塗料内では概略垂直面となる。
従ってこの実施例の方法によれば、自動車の組立て後に
外観の主要部をなすフードやトランクリッド、ルーフ等
の、車体使用時に上方へ向く面へも、側面と同様の良好
な仕上げ肌をもたらすことができるので、それら上方へ
向く面の仕上げに要する工数を大幅に低減させることが
できる。
また上記電着塗装の際には、電極板17がフードやトラ
ンクリッドの通過経路に接近しているので、それらフー
ドやトランクリッドについても、車体の他の部分と同様
の充分な塗膜厚さの確保が容易に可能となる。
しかして上記電着塗装のための水平移動の後は、ハンガ
20の斜め上方への移動に基づき車体5を電着塗料2内
から、車体前部から引上げる、このように縦にして車体
5を引上げれば、車体の前後方向へ向く広い面積の多数
の開口部から上述の浸漬時と同様車体内の塗料が容易に
、従って短時間で車体外へ流出し、電着タンク14外へ
の塗料2の持出し量が大幅に減少する。
従ってこの実施例の方法によれば、水抜き孔やシフトレ
バ−挿通孔を必要以上に大きくせずして車体の浮上りを
防止し得るとともに塗料の持出し量を減少させ得るので
、車体剛性の向上に寄与することができる。
上述の如くしてこの実施例によれば車体5に電着塗装を
施すことができ、しかもこの例の方法では、車体5を、
その前方が上方へ向く姿勢にて電着タンク14内で移動
させることから、その移動時の車体の、床面への投影面
積が従来よりも大幅に小さくなるので、上述した塗装設
備の設置に要する床面積が大幅に減少する。
第4図は、車体5を縦にして吊下げるハンガの他の例を
示すものであり、ここにおけるハンガ29は、車体5の
フロントサイドメンバ5Jに設けた孔に爪30を掛合さ
せることにて、上述した車体の吊下げを行う。
かかるハンガ29を用いても、先の例と同様の作用効果
をもたらすことができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例
に限定されるものでなく、例えば、車体は、その後方が
上方へ向く姿勢で吊下げて電着塗料内に浸漬しても良く
、またこの発明は、上述の如きコンベヤ搬送式の塗装ラ
インのみでなく、生産数が少数の場合の、小型の電着ク
ンク内の塗料に対し車体を上下移動のみで出し入れする
場合にも適用することができる。
(発明の効果) かくしてこの発明の電着塗装方法によれば、自動車の組
立て後に外観の主要部をなすフードやトランクリッド、
ルーフ等の、車体使用時に上方へ向く面へも、側面と同
様の良好な仕上げ肌をもたらすことができるので、それ
ら上方へ向く面の仕上げに要する工数を大幅に低減させ
ることができる。
加えてこの方法によれば、フードやトランクリッドの塗
膜厚さの充分な確保を容易ならしめることができ、また
、水抜き孔やシフトレバ−挿通孔等を必要以上に大きく
せずして車体の浮上り防止や塗料の持出し量減少をもた
らし得るので車体剛性の向上に寄与することができ、さ
らに、塗装設備の設置に要する床面積を大幅に減少させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の自動車車体の電着塗装方法の一実施
例を適用した塗装設備をハンガを省略して示す縦断面図
、 第2図は上記設備の第1図の■−■線に沿う縦断面図、 第3図(a)および(b)は上記設備のハンガを示す背
面図およびそのA−A線に沿う縦断面図、第4図(a)
および(b)はこの発明の実施に用い得るハンガの他の
例を示す側面図および背面図、第5図は従来の電着塗装
方法に用いる塗装設備を示す縦断面図、 第6図は第5図のVl−Vl線に沿う縦断面部、第7図
は電着塗装の過程を示す説明図、第8図は車体の水抜き
孔およびシフトレバ−挿通孔を示す斜視図、 第9図は上記車体のフロアパネルおよび補強メンバに設
けた水抜き孔を拡大して示す断面図、第10図は上記車
体のスペアタイヤハウスに設けた水抜き孔を示す斜視図
である。 2・・・電着塗料      2a・・・顔料2b・・
・樹脂        5・・・車体12・・・塗膜 
       13・・・異物14・・・電着タンク 19・・・オーバーヘッドコンベヤ 20、29・・・ハンガ 第4図 (a) (b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、自動車車体を電着塗料内に浸漬してその車体に電着
    塗装を施すに際し、 前記車体の前後方向が垂直方向となる姿勢にてその車体
    を前記塗料内に浸漬することを特徴とする、自動車車体
    の電着塗装方法。
JP20484489A 1989-08-09 1989-08-09 自動車車体の電着塗装方法 Pending JPH0368473A (ja)

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JP20484489A JPH0368473A (ja) 1989-08-09 1989-08-09 自動車車体の電着塗装方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19824977A1 (de) * 1998-06-04 1999-12-09 Volkswagen Ag Verfahren zur Beschichtung eines Karosserieanbauteils und einer Karosserie eines Kraftfahrzeuges
JP2002194594A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Nippon Paint Co Ltd 自動車車体の電着塗装装置および電着塗装方法

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