JPS5835655Y2 - 電着塗装装置における吸排気装置 - Google Patents

電着塗装装置における吸排気装置

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JPS5835655Y2
JPS5835655Y2 JP17181878U JP17181878U JPS5835655Y2 JP S5835655 Y2 JPS5835655 Y2 JP S5835655Y2 JP 17181878 U JP17181878 U JP 17181878U JP 17181878 U JP17181878 U JP 17181878U JP S5835655 Y2 JPS5835655 Y2 JP S5835655Y2
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JP
Japan
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conduit
electrodeposition coating
exhaust device
roof panel
air intake
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JP17181878U
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JPS5587359U (ja
Inventor
等 森本
博育 有本
Original Assignee
ダイハツ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電着塗装方法を用いて被塗装物の全面に均一な
塗膜を形成させる装置に関する。
電着塗装は諸種の特徴なかんずく複雑な形態を有する被
塗装物に均一な塗膜が容易に形成されること、また連続
作業が可能であること等が注目され自動車産業界をはじ
めとしてあらゆる産業分野において下塗り塗装として広
く用いられている。
しかし、この電着塗膜も被塗装物が電着塗料と少なくと
も接触しない限りは塗膜は形成され得ないし、一方、特
に中空状の被塗装物の全面を首尾よく電着塗料と接触さ
せえたとしても今度は電着浴槽から被塗装物に歪を与え
ることなく如何に引上げるかが問題になる。
これ等の問題点を被塗装物として自動車ボデを例にとり
、より具体的に説明すると、電着塗装に供される自動車
ボデは各種のパネル等がスポット溶接等の固定手段を用
いで組合せられ1個の箱体をなしている。
ごれを電着浴槽に所定の角度を持たせて漸次入槽させる
わけであるが、被塗装物を全没させる際、ルーフパネル
と液面とで密閉空間部が形成され、この空間部が自動車
ボデに浮力を与え全没させにくい、また、仮りにこの密
閉空間部を放置したまま電着塗装を施すとルーフパネル
及びその周辺部は未塗装のまま状態にあるので何等かの
塗装手段を別途用いてその部分を塗装する必要が生じる
一方、自動車ボデを電着浴槽に全没させてルーフパネル
及びその周辺部の内外面に電着塗料を接触させ塗膜を形
成し得たとしても、電着浴槽から自動車ボデを引上げる
際に電着塗料も一緒に持上げる結果ルーフパネルの内面
が一時的に負圧状態になり、その状態が著るしくかつパ
ネルの梁剛性が十分でない場合にはルーフパネルに凹部
を生ずる不具合が発生しやすくなる現象がみられ未だ両
者を満足するものが見出されていないのが現状である。
本考案者等は、係る問題点に鑑み鋭意研究の結果、本考
案を完成するに至った。
即ち、少なくとも2本の通路からなる導管の一端部にお
いて、一方の通路の端部に逆止弁を設け、他方の通路の
端部は、大気開放とし、前記一端部にフロートを取付け
、該一端部が被塗装物の内面と液面とで形成される空間
部の液面に浮遊するごとく導管の適当な部分を適宜固定
するようにした電着塗装装置における吸排気装置にある
以下、本考案を被塗装物に第1図の如くルーフパネルが
若干通常のタイプのものより高い、いわゆるハイルーフ
車1を例にとって説明するが、先ず導管2の構造、配置
について(第2図、第3図参照)簡単に述べれば導管2
は2本の塩化ビニール製のパイプからなり、1本は排気
用、他の1本は吸気用で、いずれも車体1内に配置され
る部分は市販されている通常のタイプのもので、他の部
分は蛇腹状のものからなる。
そして両者の重合部には導管2の動きに対応できるハン
ドバイス(図示せず)が、蛇腹状のパイプの他端(大気
側)にはハンガー3に支持させる部材(図示せず)が各
々設けられている。
なお導管2の材質としては塩化ビニルに限定されるもの
でなく電着塗料と反応しないもの若しくは反応しにくい
ものであれば特に制限はない。
また実施例では導管2の形態を被塗装物の動き等に追従
させるべく変化させているが、被塗装物の挙動及び電着
設備等がおかれている環境等を配慮して決めればよい。
次にフロート4を介して液面9に配置される導管2の端
部について説明すると(第3図a、l)、c参照)5は
吸気用パイプ2aの先端に密着、嵌合させたゴム製の逆
止弁6を有するキャップで誘導孔5bを有する架橋板5
aと通孔5Cとからなる。
逆止弁6は誘導孔5bを介してパイプ2a側に延びる突
出杆6aを有し、その先端部にはその径が誘導孔5bの
径より大きい膨出部6bが形成され、逆止弁6は通常、
突出杆6a自体の重みで通孔5Cを覆っており車体内で
後述する負圧状態になったとき、逆止弁6が作動し、大
気中より空気は吸気用パイプ2a及び通孔5Cを通って
車体内に導びかれる。
なお逆止弁6の材質としては、キャップ5と密着性がよ
く、かつ、電着塗料と反応しないか若しくは反応しにく
いものであれば特に限定はない。
また、フロート4にはポリエチレン製の空瓶を、導管2
とフロート4の固定には針金10を各々用いる。
次に、フロートが固定されている側の両パイプ2a、2
bの先端部の液面9よりの突出量について説明する。
先ず第3a図に示されるごとく排気用パイプ2bの先端
を吸気用パイプ2aより若干低くした場合。
このときは、車体1が全没した際、吸気用パイプ2aの
先端がルーフパネルの内面に突き当たる結果、排気用パ
イプ2bの先端から電着塗料が流れ込み空気の排出が止
まる。
また、吸気用パイプ2aの先端も閉じられているので、
これ以上空気は排出されず、ルーフパネルの内面に両パ
イプの段差に対応する若干の密閉空間部8aが出来、未
塗装の部分が残存することになる。
しかし、その面積は僅かなので、特に問題はない。
次に両パイプの高さが部分的に同じである場合。
即ち、両パイプ2a、2bが同じ高さであって、排気用
パイプ2bの先端の一部を軸方向に対して斜めに切欠い
たときである。
このときは、その切欠から空気が排出される結果、ルー
フパネルの内面に前例のような未塗装の部分はなくなる
更に、先端に前述のような切欠きを設けた排気用パイプ
2bを吸気用パイプ2aより若干高くした場合。
このときも、やはり、切欠きより空気が排出されるので
、未塗装の部分は無くなるのは勿論のこと、逆止弁6が
ルーフパネルの内面より離れて存在する関係上この装置
の着脱が手軽に行なえる。
前二例の場合であれば、逆止弁6が吸盤の役目をなし、
その着脱がスムーズに行なえない場合がある。
次いで、この導管2を車体1に実際に取り付けて電着浴
槽に入槽し、出槽するまでの状態について説明すると、
前処理された車体1は上部がオーバヘッドコンベヤ7に
係合されたハンガ3に載置され電着浴槽に入槽するわけ
であるが、この入槽前に導管2を車体1及びハンガー3
を介して取り付ける。
車体内にフロート4が配置されるように、かつフロート
4が液面の動きに対応できるように導管2の中央部に設
けたハンドバイス(図示せず)で車体の窓枠に取を付け
ると同時に蛇腹状のパイプの他端(大気側)は係止部材
(図示せず)で液面9より高い個所にあるハンガー3に
係合させ、導管2のセットは終了する。
このように導管2が装着された車体1を入槽角約25°
の角度をもって漸次入槽させていくと車体内に液面が上
昇して車体内に電着塗料が充満し、全没直前(第4図a
)にはループパネルの内面と液面とで密閉空間部8が形
成されるわけであるがこの部分の殆んどの空気は排気用
パイプ2bを通って大気に導出されるので車体に浮力が
作用することなくスムーズに電着浴槽に全没させること
ができる。
次いで、全没状態(第1図、第4図b)では前述のごと
くルーフパネルの内面には若干の密閉空間部8aが形成
される結果、若干の未塗装部分が残るがその面積は僅か
なので再塗装の面では何等問題がないばかりでなく、却
って出槽の際ルーフパネルの内面に空気の導入を助は車
体1に歪を与えることはない。
なお、排気用パイプ2bに流れ込んだ塗料は導管2の他
端が液面9より高所にあるハンガー3に支持されている
ので外部に漏れることはない。
次いで出槽するわけであるが、そのまま出槽させると前
述の如く、若干の密閉空間部8aが負圧状態になるが、
フロート4はハンドバイスの動きと蛇腹の延び縮みによ
って液面に追従して動く結果吸気用パイプ2aにある逆
止弁6が開いて大気が通孔5Cを介して車体内に導入さ
れルーフパネルには四部は発生しない。
また車体1が電着浴槽から完全に出槽した時に導管2を
車体1から取り外せば排気用パイプ2bに入った電着塗
料はドレイン(図示せず)を介して電着浴槽に戻される
ので塗料の損失はない。
このような装置を用いることによって被塗装物に歪等を
与えることなく全体に均一な塗膜が形成される。
また簡単な装置なのでその操作は簡単であるばかりでな
く、いわゆる廃品をうまく利用すれば安価に作成できそ
の実用的効果は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電着塗装装置を示す簡単な垂直切断側面図。 第2図は導管を車体に配置した状態を簡単な垂直切断正
面図。 第3図aは第2図のA部を拡大した簡単な一部を切欠い
た縦断面図。 第3図すは第3図aのb−b平面図。 第3図Cは第2図の0部を拡大した簡単な縦断面図。 第4図aは車体の全没直前の状態を示す簡単な側面図。 第4図すは車体の全没状態を示す簡単な側面図。 第4図Cは車体と出槽する状態を示す簡単な側面図。 1・・・・・・車体、2・・・・・・導管、4・・・・
・・フロート、6・・・・・・逆止弁、8・・・・・・
空間部、9・・・・・・液面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも2本の通路からなる導管の一端部において一
    方の通路の端部に逆止弁を設け、他方の通路の端部は大
    気開放とし、前記一端部にフロートを取付は該一端部が
    被塗装物の内面と液面とで形成される空間部の液面に浮
    遊するごとく導管の適当な部分を適宜固定するようにし
    た電着塗装装置における吸排気装置。
JP17181878U 1978-12-12 1978-12-12 電着塗装装置における吸排気装置 Expired JPS5835655Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17181878U JPS5835655Y2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 電着塗装装置における吸排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17181878U JPS5835655Y2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 電着塗装装置における吸排気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5587359U JPS5587359U (ja) 1980-06-16
JPS5835655Y2 true JPS5835655Y2 (ja) 1983-08-11

Family

ID=29176056

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JP17181878U Expired JPS5835655Y2 (ja) 1978-12-12 1978-12-12 電着塗装装置における吸排気装置

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