JPH07391Y2 - 車体構造 - Google Patents

車体構造

Info

Publication number
JPH07391Y2
JPH07391Y2 JP959188U JP959188U JPH07391Y2 JP H07391 Y2 JPH07391 Y2 JP H07391Y2 JP 959188 U JP959188 U JP 959188U JP 959188 U JP959188 U JP 959188U JP H07391 Y2 JPH07391 Y2 JP H07391Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side sill
quarter
hole
sill inner
panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP959188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01114377U (ja
Inventor
盛芳 馬見塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP959188U priority Critical patent/JPH07391Y2/ja
Publication of JPH01114377U publication Critical patent/JPH01114377U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH07391Y2 publication Critical patent/JPH07391Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はクオータパネルとサイドシルインナとによっ
て形成される空間部内の電着付廻りの向上を計るように
した車体構造に関する。
(従来の技術) 車体を電着塗装する際には、その車体の種々の箇所に形
成された袋状の空間部内の電着付廻りを向上させるた
め、上記空間部を形成する部材に通孔を穿設し、それに
よって上記空間部内に液を侵入させるようにしている。
そのような構造としては、第5図に示すようにクオータ
インナパネル1と、この下端部に取着されるサイドシル
インナ2とによって空間部3が形成されるものがある。
このサイドシルインナ2の上端部にはフロアパン4の端
部を係合載置するための支持部5が形成され、側壁部に
は上述した電着の付廻りの向上を計るための通孔6を穿
設するようにしている。
このように、サイドシルインナ2の側壁部に通孔6を穿
設すれば、その内部に液が侵入するから、電着付廻りの
向上を計ることができる。しかしながら、サイドシルイ
ンナ2の側壁部に通孔6を穿設すると、塗装後には上記
通孔6から空間部3内に雨水や泥などが侵入して錆の発
生を招くから、それを防止するために上記通孔6をゴム
プラグ7によって閉塞しなければならなかった。そのた
め、ゴムプラグ7を必要とすることによってコスト高を
招くことになるばかりか、その取付け作業に手間が掛か
るなどのことがあった。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来は電着付廻りの向上を計るために、サ
イドシルインナの側壁部に通孔を穿設していたので、塗
装後には上記通孔をゴムプラグで閉塞しなければならな
いということがあった。
この考案は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、クオータインナパネルとサイドシル
インナとによって形成された空間部内の電着付廻りの向
上を計るための通孔を、塗装後にゴムプラグによって閉
塞せずにすむようにした車体構造を提供することにあ
る。
[考案の構成] (課題を解決するための手段および作用) 上記課題を解決するためにこの考案は、クオータインナ
パネルの下端部にサイドシルインナを設け、このサイド
シルインナの上端部に形成された支持部にフロアパンの
幅方向端部を係合載置する構造において、上記支持部に
上記クオータパネルとサイドシルインナとによって形成
された空間部を外部に連通させる通孔を穿設する。この
ような構造とすることにより、塗装後に上記支持部に係
合載置されるフロアパンによって通孔が閉塞されるよう
にしたものである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図乃至第4図を参照し
て説明する。第4図は車体11を示し、この車体11の矢印
Aで示すクオータパネル部12は第1図に示す構造になっ
ている。すなわち、同図中13はクオータアウタパネルで
ある。このクオータアウタパネル13の内面側にはクオー
タインナパネル14が配置されている。このクオータイン
ナパネル14は下端部を上記クオータアウタパネル13の下
端部に接合固定し、他の部分は所定の間隔で離間対向さ
せている。また、上記クオータインナパネル14の下端部
の車内側に向いた外面にはサイドシルインナ15が設けら
れている。このサイドシルインナ15は下端部を上記クオ
ータインナパネル14の下端に接合固定し、ほぼL字状の
支持部16が形成された上端部は上記クオータインナパネ
ル14の外面中途部に接合固定されている。
上記支持部16の上面には、その幅方向に沿って凹部17が
形成され、この凹部17の底部には上記クオータインナパ
ネル14の外面と上記サイドシルインナ15の内面とによっ
て形成された袋状の空間部18を外部に連通させるための
通孔19が穿設されている。そして、この通孔19によって
電着塗装時における上記空間部18内面の電着付廻りの向
上が計られるようになっている。
上記支持部16には車体11を電着塗装した後、リヤフロア
パン21の幅方向端部が係合載置されてスポット溶接され
たのち、これらの接合部分は図示しないボディーシーラ
から吐出されるシール材22によってシールされる。その
際、シール材22はサイドシルインナ15とリヤフロアパン
21の端部との接合部分をシールするだけでなく、支持部
16に形成された凹部17に入込み、この凹部に穿設された
通孔19を閉塞する。
したがって、このような構造によれば、電着塗装後にサ
イドシルインナ15に形成された支持部16にリヤフロアパ
ン21の端部を係合載置し、これらの接合部分をシール材
22でシールすれば、そのシール材22によって通孔19を閉
塞することができるから、従来のようにゴムプラグを用
いて通孔19を閉塞するということをせずにすむ。
また、通孔19がサイドシルインナ15の上部に形成された
支持部16に穿設されているから、電着塗装時に空間部18
内の空気が抜け易く、それによって空間部17内面の電着
付廻りが向上する。さらに、サイドシルインナ15の支持
部16に凹部17を形成したことにより、この支持部16の幅
方向やこの幅方向に対して垂直な上下方向の剛性を向上
させることができる。
なお、上記一実施例では支持部に凹部を形成し、この凹
部の底部に通孔を穿設したが、凹部を形成せずに通孔を
穿設するようにしても、シール材によって通孔を閉塞す
ることは可能である。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、クオータインナパネルと
サイドシルインナとによって形成される空間部を外部に
連通させる通孔を、フロアパンの幅方向端部が係合載置
されるサイドシルインナに形成された支持部に穿設する
ようにした。したがって、上記支持部とフロアパンとを
シール材によってシールするときに、そのシール材が廻
り込んで上記通孔を閉塞する。それによって上記通孔を
従来のようにゴムプラグを用いて閉塞せずにすむから、
部品点数の減少によるコストの低減や生産性の向上を計
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図はこの考案の一実施例を示し、第1図
はクオータパネル部の断面図、第2図は第1図のII-II
線に沿う断面図、第3図はサイドシルインナの斜視図、
第4図は車体の側面図、第5図は従来のクオータパネル
の断面図である。 11……車体、12……クオータパネル部、13……クオータ
アウタパネル、14……クオータインナパネル、15……サ
イドシルインナ、16……支持部、17……凹部、18……空
間部、19……通孔、21……リヤフロアパン、22……シー
ル材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クオータインナパネルの下端部にサイドシ
    ルインナを設け、このサイドシルインナの上端部に形成
    された支持部にフロアパンの幅方向端部を係合載置する
    構造において、上記支持部に、上記クオータパネルとサ
    イドシルインナとによって形成された空間部を外部に連
    通させる通孔を穿設したことを特徴とする車体構造。
JP959188U 1988-01-29 1988-01-29 車体構造 Expired - Lifetime JPH07391Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP959188U JPH07391Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 車体構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP959188U JPH07391Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 車体構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01114377U JPH01114377U (ja) 1989-08-01
JPH07391Y2 true JPH07391Y2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=31216466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP959188U Expired - Lifetime JPH07391Y2 (ja) 1988-01-29 1988-01-29 車体構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07391Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9138180B1 (en) 2010-05-03 2015-09-22 Masimo Corporation Sensor adapter cable
US9241662B2 (en) 2005-03-01 2016-01-26 Cercacor Laboratories, Inc. Configurable physiological measurement system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9241662B2 (en) 2005-03-01 2016-01-26 Cercacor Laboratories, Inc. Configurable physiological measurement system
US9351675B2 (en) 2005-03-01 2016-05-31 Cercacor Laboratories, Inc. Noninvasive multi-parameter patient monitor
US9549696B2 (en) 2005-03-01 2017-01-24 Cercacor Laboratories, Inc. Physiological parameter confidence measure
US9138180B1 (en) 2010-05-03 2015-09-22 Masimo Corporation Sensor adapter cable

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01114377U (ja) 1989-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07391Y2 (ja) 車体構造
JPS6134212Y2 (ja)
JPH0238865Y2 (ja)
JPH0687153U (ja) 車両のリヤサスペンション取付部構造
JPH0628380Y2 (ja) 車体構造
JPH0546996Y2 (ja)
JPS6134935Y2 (ja)
JPH0618862Y2 (ja) バス床下空室の防水装置
JPH038543Y2 (ja)
JP2546073Y2 (ja) リヤコンビネーションランプハウジングの取付構造
JPH0539991Y2 (ja)
JPH0611891Y2 (ja) 自動車のバックドア開口部スカート構造
JPH018465Y2 (ja)
JPH051496Y2 (ja)
JPH0623503Y2 (ja) トラックの荷台
JPS6315100Y2 (ja)
JP2565178Y2 (ja) シートライザリヤメンバの連結構造
JPH0541114Y2 (ja)
JPH0650291Y2 (ja) 自動車の前部車体構造
JPS641866Y2 (ja)
JPS646391Y2 (ja)
JPS6151220U (ja)
JPS6129587Y2 (ja)
JPS6244854Y2 (ja)
JPH0426311Y2 (ja)