JPS6113560Y2 - - Google Patents

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JPS6113560Y2
JPS6113560Y2 JP6758982U JP6758982U JPS6113560Y2 JP S6113560 Y2 JPS6113560 Y2 JP S6113560Y2 JP 6758982 U JP6758982 U JP 6758982U JP 6758982 U JP6758982 U JP 6758982U JP S6113560 Y2 JPS6113560 Y2 JP S6113560Y2
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JP
Japan
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hanger
locking
workpiece
processed
leaf spring
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JP6758982U
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JPS58172469U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えば塗装の洗浄、電着工程におい
て、被処理物を洗浄液槽あるいは洗浄液槽内へ全
没させた際に発生する浮力により被処理物が浮上
するのを防止する浮上防止装置に関する。
現在、自動車の防錆塗装としてフルデイツプ処
理が広範に利用されている。しかしながら、この
フルデイツプ処理においては、被処理物をハンガ
ーで吊り下げてフルデイツプ槽に入槽させる場
合、その際に発生する浮力により被処理物とハン
ガーとの間に離反現象が生じていた。そのため、
被処理物とハンガーとの相対的位置が保持されな
くなり、ハンガー及び被処理物が損傷し、最悪の
場合には被処理物がハンガーから脱落する虞れさ
えあつた。また、電着塗装においては、その電流
はハンガーを通じて被処理物に給電しているが、
一般に大電流であるため、前記した離反時にスパ
ーク現象が生じ、その熱により被処理物及びハン
ガーが損傷する欠点もあつた。
これに対して従来は上記欠点を解消すべく、次
のような方法が講じられていた。
被処理物の入槽角度を小さくする方法 被処理物の入槽速度を遅くする方法 チエーン或はワイヤ等で被処理物とハンガー
とを結ぶ方法 しかながら、 の場合は、被処理物槽を巨大化しなければな
らず、それに伴い処理液量を増大しなければなら
ない。
の場合は、生産量が低下する。
の場合は、自奴化が難しく、人手を要する。
という各問題点を有していた。
本考案は、上記のような従来の問題点を解消す
る浮止防止装置を提供することを目的とするもの
で、かかる本考案の特徴は、係止爪を載置物の載
脱荷方向領域に配し、該係止爪をばねでハンガー
に連結した点にある。
以下、本考案の一実施例について説明する。
第1図、第2図において、1は浮上装置で、該
浮上装置1は、ハンガー2に取付けた板ばね3
と、係止爪4とか、から構成されている。
ハンガー2は、上方の前後左右の四隅(図示
略)からそれぞれ垂下した支柱2a(第2図では
一部のみ図示。)と、該各支柱2aの下端部に固
定されハンガー2内方に延びる各フレーム2bと
からなり、各フレーム2bの上に載置物たる被処
理物5(図中は自動車ボデイ。)が載置され、ハ
ンガー2は、被処理物5を載置したまま、チエー
ンコンベア等(図示略)により吊り下げ状態で支
持されて前後進上下動可能に移動され、被処理物
5が液槽としてのフルデイツプ槽(図示略)に運
ばれるようになつている。また、各フレーム2b
には、該各フレーム2bに垂直に延びる取付座2
cが溶接等で固定されていて、該各取付座2cに
は後述する板ばね3の下端部がボルト等の固定具
6により着脱自在に固定され、該各板ばね3の上
端部には係止爪4がボルト等の固定具7によりや
はり着脱自在に固定されている。
各係止爪4は、被処理物5の載脱荷方向領域と
しての上下方向領域に位置され、各該係止爪4は
上方に向うに従つてハンガー2に載置される被処
理物5に向けて傾斜する係止面4aと、該係止面
よりも上方に位置し下方に向うに従つてハンガー
2に載置される被処理物5に向けて傾斜する拡開
面4bとを有している。該各係止面4aは、被処
理物5の載脱荷方向としての下方から上方向への
力を受けたとき、その力の分力、すなわち、板ば
ね3が、固定具6で該板ばね3を固定する固定点
を支点としてハンガー2に載置される被処理物5
から遠い側にたわむ力を、該各板ばね3に伝達す
る機能を有し、該各拡開面4bは、やはり被処理
物5の載脱荷方向としての上方から下方向への力
を受けたとき、その力の分力を各板ばね3に伝達
する機能を有している。そして、この各係止爪4
は、ハンガー2に被処理物5が載置されたとき、
被処理物5の機能に基づき本来有すべき各穴8
(第1図、第2図中はシヨツクアブソーバ貫通孔
を示す。)に臨むようになつている。尚、係止爪
4は、ゴム、プラスチツク等の軟質材で形成する
のが望しい。
各板ばね3は、被処理物5をフルデイツプ槽
(図示略)内の処理液に入れたとき生ずる浮力と
同じ力を前記各係止面4a又は各拡開面4bが受
けたとしても第2図の実線が示すように起立状態
を維持し、前記各係止面4a又は前記各拡開面4
bが前記した浮力より若干大きい力をそれぞれ下
方から上方向へ又は上方から下方向へ受けたとき
は、各固定具6で各板ばね3を固定する各固定点
を支点としてハンガー2に載置される被処理物5
から遠い側にたわむように設定されている。
したがつて、被処理物5を処理液内に入れたと
しても、各係止面4aが受けるその浮力では各板
ばね3がたわまないため、各係止爪4により被処
理物5は係止され、被処理物5がその浮力により
ハンガー2から浮上つたり、ずれたりすることは
なく、ハンガー2と被処理物5との間で離反現象
は生じない。また、フルデイツプ槽外において、
被処理物5をハンガー2から取出すとき、或いは
被処理物5をハンガー2に載置するときには、被
処理物5の浮力より若干大きい力を各係止面4
a、或いは各拡開面4bに下方から上方向へ或い
は上方から下方向へ加えれば、各係止爪4は、各
固定具6で各板ばね3を固定する各固定点を支点
として第2図の仮想線が示すようにハンガー2に
載置される被処理物5から遠い側にたわんで(一
部のみ図示)、該各係止爪4は、被処理物5の各
穴8から外れ、或いは被処理物5の各穴8に係止
される。
尚、板ばね3がたわむ設定値を変える必要があ
るときには、各固定具6,7を取外して所望の設
定値をもつ板ばねに変えるか、或いは係止面4a
又は拡開面4bの傾斜角を変えて板ばね3に伝達
する分力を変えるようにすればよい。また、板ば
ね3がハンガー2に載置される被処理物5から遠
い側にたわむのを防止するため、ストツパ(図示
略)を設けておくのが望しい。
更に、板ばねの代りにばね係数の大きいスプリ
ングコイルを用いてもよい。
次に作用について説明する。
先ず、載置物たる被処理物5を、ハンガー2を
吊り下げているチエーンコンベア等(図示略)に
より、ハンガー2の載置位置上方に相対的に位置
させ、該チエーンコンベア等により被処理物5を
相対的に降ろす。やがて、被処理物5は各拡開面
4bに当接し、被処理物5のその下降に伴い各拡
開面4bは、各固定具6で各板ばね3を固定する
各固定点を支点としてハンガー2に載置される被
処理物5から遠い側にしだいに大きくたわむ。そ
の各板ばね3のたわみも、各拡開面4bが被処理
物5の各穴8に臨むと、各拡開面4bに力が働か
なくなるため、第2図の実線が示すように、各板
ばね3は起立状態に復帰し、各係止爪4は各穴8
に入いり込んで被処理物5を係止する。これで被
処理物5のハンガー2への載置が完了する。続い
て、被処理物5が載置されたハンガー2はチエー
ンコンベア等(図示略)で吊り上げられてフルデ
イツプ槽(図示略)へと運ばれ、その処理液の中
へ入れられ、防錆塗装が行われる。このとき、被
処理物5には浮力が働き、該被処理物5は浮上ろ
うとするが、各係止爪4の各係止面4aがそれを
阻止するため、被処理物5は、ハンガー2からず
れたり、脱落することなく、該ハンガー2に保持
される。
フルデイツプ槽(図示略)での処理が終了する
と、チエーンコンベア等(図示略)でハンガー2
がフルデイツプ槽から取出されて所定の位置に置
かれる。続いて、リフター等(図示略)によりハ
ンガー2から被処理物5が上方向へ持ち上げられ
る。被処理物5は、すぐに、係止面4aに当接
し、該係止面4aは下方から上方向への力を受け
る。その力は、処理液の中に被処理物5を入れた
とき生ずる浮力よりも若干大きな力であり、各板
ばね3は、各固定具6で該各板ばね3を固定する
各固定点を支点としてハンガー2に載置された被
処理物5から遠い側にたわみ、各係止爪4は被処
理物5の各穴8からはずれる。したがつて、この
とき、リフター等(図示略)が、被処理物5を係
止爪4からはずすために要する力は、被処理物5
の重量のほかに該被処理物5の浮力より若干大き
な力を加えた力をもつて足り、それに要する力
は、極力小さくできる。各係止爪4が被処理物5
の各穴8からはずれた後は、リフター等(図示
略)で被処理物5は次の工程へ運ばれ、防錆塗装
は完了する。
本考案は以上述べたことから明らかなように次
のような効果を奏する。
ハンガーに係止爪を設けたので、確実に載置
物とハンガーとの離反現象を防止することがで
きる。そのため、載置物の浮上に伴い発生する
ハンガー及び載置物の損傷がなくなる。
係止爪により載置物の浮上を阻止するので、
載置物の液槽への入槽角度設け入槽速度を考慮
する必要がない。したがつて、液槽は、巨大化
することなく、極めて小さくでき、それに伴い
液量も少くできる。また、生産量が低下するこ
ともない。
傾斜する係止面と拡開面とを有する係止爪
と、板ばねとを組合わせたので、載置物の載脱
荷方向からの載置物の浮力より大きい力を係止
爪に加えるだけで載置物の載脱がスムーズに可
能となる。したがつて、一連の作業の自動化を
図ることは容易で、人手を要することもなくな
る。
係止爪の取付け位置の自由度が高いので、載
置物の機能上本来有すべき係止部分に係止爪を
係止させることが可能である。したがつて、載
置物に特別に穴を設ける必要もなく、載置物の
機能を損うこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る浮止防止装置の取付状
態を示す一部拡大正面図、第2図は、第1図のA
−A線断面図である。 2……ハンガー、3……板ばね、4……係止
爪、4a……係止面、4b……拡開面、5……被
処理物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 載置物が載置され、該載置物を液槽内へ運ぶ
    ハンガーと、 上方に向うに従つて前記ハンガーに載置され
    た載置物に向けて傾斜する係止面と該係止面よ
    り上方に位置し下方に向うに従つて該ハンガー
    に載置された載置物に向けて傾斜する拡開面と
    を有し、該係止面と該拡開面とが載置物の載脱
    荷方向領域に位置している係止爪と、 前記ハンガーと前記係止爪とを連結するばね
    と、からなることを特徴とする浮止防止装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
    て、ばねを板ばねとしたもの。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記
    載において、係止爪を軟質材で形成したもの。
JP6758982U 1982-05-10 1982-05-10 浮上防止装置 Granted JPS58172469U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6758982U JPS58172469U (ja) 1982-05-10 1982-05-10 浮上防止装置

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JP6758982U JPS58172469U (ja) 1982-05-10 1982-05-10 浮上防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS58172469U JPS58172469U (ja) 1983-11-17
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JP6758982U Granted JPS58172469U (ja) 1982-05-10 1982-05-10 浮上防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2682695B2 (ja) * 1989-03-15 1997-11-26 本田技研工業株式会社 吊下げ搬送装置
JP5614884B2 (ja) * 2010-09-30 2014-10-29 ダイハツ工業株式会社 吊下げ式車体搬送装置

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JPS58172469U (ja) 1983-11-17

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