JP3216275B2 - メタクリル系樹脂成形品およびその製造法 - Google Patents

メタクリル系樹脂成形品およびその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メタクリル系樹脂成形
品およびその製造法に関する
【0002】
【従来の技術】メタクリル系樹脂はその良好な透明性、
耐候性などにより、各種の透明成形品として自動車部
品、電気部品、工業部品などの広い分野で使用されてお
り、その成形法としては、閉鎖された金型内に溶融樹脂
を高圧で圧入する射出成形法が一般的である。しかし、
メタクリル系樹脂は一般に溶融粘度が非常に高く、射出
成形機のノズルや金型のゲ−ト部等での剪断抵抗により
樹脂の分解が起こり易く、また、成形品は耐クレ−ジン
グ性に劣るという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなことから、
本発明者らは上記のような製造上の問題を生じることな
く、しかも耐クレ−ジング性にも優れるメタクリル系樹
脂成形品を製造すべく検討の結果、特定のメタクリル系
樹脂組成物をプレス成形することにより、容易にしかも
耐クレ−ジング性にも優れたメタクリル系樹脂成形品が
製造できることを見出し、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、メタクリル系
樹脂20〜99重量%および下記(a)〜(e)で規定
されるメタクリル系二層構造重合体1〜80重量%から
なるメタクリル樹脂組成物の溶融体を、未閉鎖の雌雄金
型間に供給したのちもしは供給しながら、成形品投影面
積あたり150kg/cm 2以下の型締め力で型締めを
行ない、冷却して成形することを特徴とするメタクリル
系樹脂成形品の製造法およびこれにより得られたメタク
リル系樹脂成形品を提供するものである。 (a)メタクリル酸メチルを主成分とし、粘度平均分子
量が50万〜300万の重合体からなる内層 (b)メタクリル酸メチルを主成分とし、粘度平均分子
量が5万〜30万の重合体からなる外層 (c)内層と外層の重量比が1:9〜9:1 (d)ガラス転移点温度が50〜120℃ (e)平均粒径が200〜5000Å
【0005】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おけるメタクリル系樹脂とは、所謂メタクリル酸メチル
の重合体であって、通常メチルメタクリレ−トとこれに
共重合可能なエチレン系不飽和単量体を共重合して得ら
れる硬質メタクリル樹脂あるいは該硬質メタクリル樹脂
にアクリル系ゴムやブタジエン系ゴムを配合したゴム変
成メタクリル樹脂である。ここで、メチルメタクリレ−
トと共重合可能なエチレン系不飽和単量体としては、た
とえばアルキル(C1〜C8)アクリレ−ト、スチレン
に代表される芳香族ビニル単量体、アクリロニトリル、
アルキル(C2〜C8)メタクリレ−トなどが例示され
る。また、ゴム変成に用いられるアクリル系ゴムとして
は、たとえばアクリル酸アルキルエステルとスチレンも
しくはスチレン誘導体および1分子中に炭素−炭素二重
結合を2個以上有する多官能単量体を共重合して得られ
る架橋弾性体、該架橋弾性体にさらにメタクリル酸メチ
ルを主成分とする単量体をグラフト重合させてなる重合
体などの公知の各種のアクリル系ゴムが挙げられ、また
ブタジエン系ゴムとしてはポリブタジエンにメタクリル
酸メチル、アクリル酸アルキルエステルあるいはスチレ
ンなどをグラフト共重合させた共重合体などの公知の各
種のブタジエン系ゴムが挙げられる。
【0006】また、本発明におけるメタクリル系二層構
造重合体とは、核となる内層とそれをとりまく外層とか
らなるものである。内層は、メタクリル酸メチルを主成
分とする単量体の重合体であって、その粘度平均分子量
は50万以上、好ましくは100万以上、300万以下
であることが必要である。ここで、粘度平均分子量が5
0万未満であると得られた成形品の耐溶剤性の向上効果
が充分でなく、分子量が300万を越えるとその製造が
困難となる。なお、メタクリル酸メチルを主成分とする
単量体とは、メタクリル酸メチルを60重量%以上含
み、他にこれと共重合可能な前記したエチレン系不飽和
単量体を含むものである。
【0007】外層は、上記内層の重合体の外側に、メタ
クリル酸メチルを主成分とする単量体を重合せしめてな
るものであって、この外層の粘度平均分子量は5万〜3
0万、好ましくは7万〜20万である。粘度平均分子量
が5万より低い場合には耐溶剤性の向上効果が十分でな
く、また、30万より高い場合には流動性が低下して、
成形加工性が不十分となる。ここで、メタクリル酸メチ
ルを主成分とする単量体とは、メタクリル酸メチルを7
0重量%以上含み、他にこれと共重合可能な前記したエ
チレン系不飽和単量体を含むものである。
【0008】このメタクリル系二層構造重合体におい
て、内層と外層の重量比は9:1〜1:9の範囲であ
り、この範囲を外れると成形加工性が低下したり、得ら
れた成形品にクレ−ズが生じたり、機械的強度の低下を
もたらす。
【0009】メタクリル系二層構造重合体のガラス転移
温度は、50℃〜120℃の範囲にあることが必要であ
り、成形品の機械的性質と耐熱性を維持するうえで80
℃以上であることがより好ましい。このガラス転移温度
は、構成単量体のメタクリル酸メチルの含量や共重合さ
せる他の単量体の種類等を前記した範囲内で適宜変更さ
せることにより、調整することができる。
【0010】メタクリル系二層構造重合体の平均粒子径
は200〜5000Å、好ましくは1000〜4000
Åの範囲にあることが必要である。200Åより小さい
とメタクリル径樹脂組成物の流動性が著しく低く、また
5000Åを越えると成形品表面での肌あれ現象が生じ
て好ましくない。
【0011】本発明に用いるメタクリル系二層構造重合
体は、通常の乳化重合による逐次二段階重合法、すなわ
ち、最初に核となる内層について重合反応を行い、続い
て内層の存在下に外層部について重合反応を行うことに
より容易に製造することができる。この重合反応におい
て、内層および外層の粘度平均分子量の調整のために、
それぞれの重合反応において必要に応じてメルカプタン
等の公知の重合度調節剤が使用される。また、該二層構
造重合体の平均粒径は、乳化剤の濃度などの乳化条件に
より調整することができる。尚、粒子径の測定は、重合
反応終了時のラテックスの状態で顕微鏡観察、吸光度
法、静的光散乱法、動的光散乱法、遠心沈降法などの通
常の方法で測定することができる。
【0012】本発明のメタクリル系樹脂組成物は、前記
したメタクリル系樹脂とメタクリル系二層構造重合体を
重量比で20〜99:80〜1、好ましくは50〜9
5:50〜5の割合で混合したものである。両成分の配
合割合がこの範囲を外れると加工性が低下し、良好な製
品を得ることが出来ない。かかるメタクリル系樹脂とメ
タクリル系二層構造重合体は、通常の樹脂の混合方法で
混合され、両成分が均一に混合できる方法であれば混合
方法は特に限定されない。
【0013】このようなメタクリル系樹脂組成物はプレ
ス成形法により成形され、成形品が製造される。このプ
レス成形法においては、たとえば図1に示されるような
型締め可能な雌金型(1)および雄金型(2)からなる
成形装置が使用される。本発明の成形品の製造法におい
ては、この雌雄両金型が未閉鎖の状態にあるときに、両
金型間に溶融状態のメタクリル系樹脂組成物(3)を供
給したのちもしくは供給しながら、型締めを行ない、冷
却することにより成形品が製造される。この場合、雌雄
一対の金型面から形成されるキャビティクリアランスが
あまりに広い状態で溶融樹脂の供給を行うと、得られた
成形品に歪みが生じたり、表面外観が悪くなることか
ら、キャビティクリアランスが(C+0.1)〜(C+
8)mm(但し、Cは賦形完了時のキャビティクリアラ
ンスである)である間に溶融樹脂を供給することが好ま
しい。
【0014】溶融樹脂の供給方法としては、移動可能な
樹脂供給ノイズを両金型間に差し込んで供給する外部供
給法であってもよいが、雄または雌金型内に設けた溶融
樹脂通路(4)を介して金型面に供給する方法が好まし
い。この場合、金型の製品部分に溶融樹脂を直接供給し
てもよいが、図1に示すように、金型に製品部分(6)
と非製品部分(7)とを設け、溶融樹脂(3)を溶融樹
脂通路(4)を通して非製品部分に供給し、製品部分と
非製品部分の間の境界部間隙(5)を経由して製品部分
に供給する方法を採用することにより、より外観の優れ
た成形品を得ることができる。溶融樹脂供給時における
金型温度は、雌雄両金型で同一であってもよいし、異な
っていてもよいが、50〜105℃の範囲にあることが
好ましく、この範囲を外れると外観良好な成形品が得ら
れにくくなる。供給する溶融樹脂の温度は、使用するメ
タクリル系樹脂組成物によっても異なるが、通常250
〜320℃の範囲であり、この範囲を外れると加工性が
低下することがある。
【0015】型締め動作は、溶融樹脂の供給中は停止し
ていてもよいが、溶融樹脂を供給しながら行なうことが
好ましく、この場合の型締速度は30mm/秒以下であ
ることが、外観良好な成形品を得るうえで好ましい。ま
た、溶融樹脂の供給が完了すると同時、または完了直前
に型締めを再開または増速することが好ましい。
【0016】尚、型締時の型締力は、成形品投影面積あ
たり150kg/cm 2以下であことが必要であり、型
締力がこれより大きくなると成形品の残留歪みが過大に
なり、溶剤接触などでクレ−ジングやクラックが発生し
易くなる。
【0017】
【発明の効果】本発明のメタクリル系樹脂成形品は、原
料であるメタクリル系樹脂組成物の溶融粘度が高いにも
かかわらず、複雑な形状の製品であっても工業的に容易
に製造でき、しかも耐クレ−ジング性に優れ、外観も良
好であるというすぐれた効果を有する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例で説明するが、本発明
がこの実施例に限定されるものでないことはいうまでも
ない。尚、評価および各試験は以下の方法によるもので
ある。 耐クレ−ジング性:成形品より170×25×3mmの
大きさの試験片を、片持ち梁法で支点上の表層に300
kg/cm 2の応力がかかるように支点から140mm
の距離に荷重をかけ、支点上にイソプロピルアルコ−ル
を塗り、試験片の表面にクレイズが発生する時間を測定
し、3回の平均値で表した。 流動性(MI):ASTM−D1238の方法により、
230℃、3.8kgの荷重、10分で測定した。 粒径:超微粒子粘度分析計(日機装株式会社製、BI−
90S)を用いて測定。 ガラス転移点温度:示差走査熱量計(精工電子工業社
製、DS−10)を用いて測定。
【0019】参考例1 (1)二層構造重合体の製造。 ガラス製の5リットルの冷却機付反応機内に、イオン交
換水1740g、ドデシルベンゼンスルホン酸ソ−ダ3
0g、ロンガリット0.6gを仕込み、窒素気流下に攪
拌後、クメンハイドロパ−オキサイド0.1重量%を溶
解させ、メタクリル酸メチル366gおよびアクリル酸
エチル15gを仕込んだ。続いて、攪拌しながら70℃
に昇温し、45分間攪拌を行った後、クメンハイドロパ
−オキサイドを0.1重量%溶解させたメタクリル酸メ
チル1080g、アクリル酸エチル45gの混合物を、
100分間にわたって添加した。添加終了後更に60分
間攪拌を続け、内層部の重合を完了した。このラテック
スのごく少量を抜き出し、水分を蒸発させ、樹脂分を乾
固体させたのち、溶液粘度を測定して内層重合体の粘度
平均分子量を求めたところ、190万であった。引き続
き、クメンハイドロパ−オキサイドを0.1重量%とラ
ウリルメルカプタンを0.4重量%溶解させたメタクリ
ル酸メチル360g、アクリル酸エチル15gの混合物
を60分間にわたって添加し、更に60分間攪拌を行っ
て外層部の重合を行った。この重合体の粒子径を測定し
たところ、1,500Åであった。得られたラテックス
を0.5重量%塩化アルミニウム水溶液に投入して重合
体を凝集させ、この凝集体を温水で5回洗浄後、乾燥し
て二層構造重合体を得た。得られた二層構造重合体のガ
ラス転移点温度は104℃であった。尚、前記外層を形
成させる前記混合物を、内層がないこと以外は同一の条
件で重合させた。得られた重合体の粘度平均分子量は1
1万であった。
【0020】(2)メタクリル樹脂組成物の製造。 通常の懸濁重合により得られたメタクリル酸メチル単位
96重量%とアクリル酸エチル単位4重量%、分子量1
2万の硬質メタクリル樹脂粉粒体と上記(1)で得た二
層構造重合体を、表1に示す配合割合でヘンシェルミキ
サ−により混合したのち、ベント付スクリュ−型押出機
を用いて、シリンダ−温度220〜270℃で溶融混合
し、ペレット化した。このメタクリル系樹脂組成物の流
動性(MI)を測定したところ、0.2g/10分であ
った。このペレットを80℃で5時間乾燥して、以下の
実施例に供した。
【0021】実施例1〜4 上記参考例で製造したメタクリル系樹脂組成物を使用
し、また図1に示す雌雄一対の金型からなるプレス成形
装置を使用して以下の方法で、メタクリル系樹脂成形品
を得た。尚、プレス条件は表1に示すとおりである。溶
融状のメタクリル系樹脂組成物(3)を、溶融樹脂通路
(4)から雄金型(2)の非製品部(7)を経由し、更
に製品部分(6)と非製品部分(7)の間の境界部間隙
(5)を経由して、雌金型(1)を下降させて型締を行
いつつ、未閉鎖の雌雄金型間に供給した。所定量の樹脂
が供給されたのちに、溶融樹脂の供給口を閉鎖するとと
もに、型締を続行して型締を完了した。型締完了後、金
型を冷却し、金型を開いて、図2に示すような成形品を
得、バリ部分(斜線で示す)を切り取って、肉厚3m
m、高さ15mmで、底辺部が440×280mmの台
形箱状のメタクリル系樹脂成形品を得た。得られたメタ
クリル系樹脂成形品はいずれも良好な外観を有し、クレ
−ジング発生時間も220秒以上であって、耐クレ−ジ
ング性に優れたものであった。
【0022】比較例1 図1に示す装置において、雌雄両金型を完全に閉鎖し、
300トンの力で型締を行ったのち溶融樹脂を金型間に
供給してメタクリル系樹脂成形品を得た。尚、このとき
の雌雄金型間のキャビティクリアランスは3mmであ
る。
【0023】比較例2 型締力を200kg/cm 2とする以外は実施例2と同
条件で成形操作を行ったが、型締動作中に成形品が割
れ、製品を得ることができなかった。
【0024】比較例3 参考例1の(2)で用いたと同じ硬質メタクリル樹脂粉
粒体をベント付スクリュ−押出機を用いてシリンダ−温
度200〜270℃で溶融し、ペレット化した。このペ
レットを用いて実施例2と同条件で成形操作を行い、同
様のメタクリル系樹脂成形品を得た。
【0025】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のメタクリル系樹脂成形品を製造するた
めのプレス成形装置の概略図である。
【図2】本発明の実施例1〜4、比較例1および3で得
たメタクリル系樹脂成形品の概略図である。斜線部はバ
リ部分である。
【符号の説明】 1:雌金型 2:雄金型 3:溶融樹脂 4:樹脂通路 5:境界部間隙 6:製品部キャビティ 7:非製品部キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C08F 265/06 C08F 265/06 B29K 33:04 B29K 33:04 (56)参考文献 特開 昭51−134750(JP,A) 特開 平5−185446(JP,A) 特開 平4−348919(JP,A) 特開 平1−95014(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/02 - 43/20 B29C 43/32 - 43/42 C08L 33/06 - 33/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メタクリル系樹脂20〜99重量%および
    下記(a)〜(e)で規定されるメタクリル系二層構造
    重合体1〜80重量%からなるメタクリル樹脂組成物の
    溶融体を、未閉鎖の雌雄金型間に供給したのちもしくは
    供給しながら、成形品投影面積あたり150kg/cm
    2以下の型締め力で型締めを行ない、冷却して成形する
    ことを特徴とするメタクリル系樹脂成形品の製造法。 (a)メタクリル酸メチルを主成分とし、粘度平均分子
    量が50万〜300万の重合体からなる内層 (b)メタクリル酸メチルを主成分とし、粘度平均分子
    量が5万〜30万の重合体からなる外層 (c)内層と外層の重量比が1:9〜9:1 (d)ガラス転移点温度が50〜120℃ (e)平均粒径が200〜5000Å
  2. 【請求項2】雌雄両金型の金型温度が同一又は異なって
    50〜105℃の範囲にあり、未閉鎖の雌雄金型のキャ
    ビティクリアランスが(C+0.1)〜(C+8)mm
    (但し、Cは賦形完了時のキャビティクリアランスであ
    る)である間に、雌雄金型間にメタクリル樹脂組成物の
    溶融体を供給しながら、30mm/秒以下の型締め速度
    で型締めを行うことを特徴とする請求項1に記載のメタ
    クリル系樹脂成形品の製造法。
  3. 【請求項3】メタクリル系樹脂20〜99重量%および
    下記(a)〜(e)で規定されるメタクリル系二層構造
    重合体1〜80重量%からなるメタクリル樹脂組成物の
    溶融体を、未閉鎖の雌雄金型間に供給したのちもしくは
    供給しながら、成形品投影面積あたり150kg/cm
    2以下の型締め力で型締めを行ない、冷却、成形して得
    られたメタクリル系樹脂成形品。 (a)メタクリル酸メチルを主成分とし、粘度平均分子
    量が50万〜300万の重合体からなる内層 (b)メタクリル酸メチルを主成分とし、粘度平均分子
    量が5万〜30万の重合体からなる外層 (c)内層と外層の重量比が1:9〜9:1 (d)ガラス転移点温度が50〜120℃ (e)平均粒径が200〜5000Å
  4. 【請求項4】雌雄両金型の金型温度が同一又は異なって
    50〜105℃の範囲にあり、未閉鎖の雌雄金型のキャ
    ビティクリアランスが(C+0.1)〜(C+8)mm
    (但し、Cは賦形完了時のキャビティクリアランスであ
    る)である間に、雌雄金型間にメタクリル樹脂組成物の
    溶融体を供給しながら、30mm/秒以下の型締め速度
    で型締めを行って得られた請求項3に記載のメタクリル
    系樹脂成形品。
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