JP3215901B2 - 感熱記録材料 - Google Patents
感熱記録材料Info
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- JP3215901B2 JP3215901B2 JP03238993A JP3238993A JP3215901B2 JP 3215901 B2 JP3215901 B2 JP 3215901B2 JP 03238993 A JP03238993 A JP 03238993A JP 3238993 A JP3238993 A JP 3238993A JP 3215901 B2 JP3215901 B2 JP 3215901B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は非イオン界面活性剤の添
加により地肌カブリを改良した感熱記録材料に関するも
のである。感熱記録材料は無色ないし淡色のロイコ色素
（発色剤）と顕色剤などを微粒子化後混合し、紙、合成
紙、フィルム等の支持体上に感熱発色層として塗布した
ものであり、加熱により発色させるものである。この方
式の感熱記録材料は普通紙様の外観を有し、一次発色で
定着の必要が無い、無騒音で高速記録が可能、機械が安
価でメンテナンスフリー等の理由により、プリンター、
ファクシミリ、券売機、ラベルなど各種の用途に多用さ
れている。
加により地肌カブリを改良した感熱記録材料に関するも
のである。感熱記録材料は無色ないし淡色のロイコ色素
（発色剤）と顕色剤などを微粒子化後混合し、紙、合成
紙、フィルム等の支持体上に感熱発色層として塗布した
ものであり、加熱により発色させるものである。この方
式の感熱記録材料は普通紙様の外観を有し、一次発色で
定着の必要が無い、無騒音で高速記録が可能、機械が安
価でメンテナンスフリー等の理由により、プリンター、
ファクシミリ、券売機、ラベルなど各種の用途に多用さ
れている。
【０００２】
【従来技術と発明が解決しようとする課題】従来感熱記
録材料は例えば特公昭４５−１４０３９号公報等に記載
の如く、ロイコ色素と顕色剤を別々に水中で、ポリビニ
ルアルコール等の分散剤と共にサンドグラインダーで微
粒子化し、混合後紙等に塗布し製造されていた。
録材料は例えば特公昭４５−１４０３９号公報等に記載
の如く、ロイコ色素と顕色剤を別々に水中で、ポリビニ
ルアルコール等の分散剤と共にサンドグラインダーで微
粒子化し、混合後紙等に塗布し製造されていた。
【０００３】感熱記録材料に求められる性能としては、 イ．自然状態で地発色が無く、加熱した時の発色感度が
良く、発色濃度が高いこと。 ロ．地肌の耐光性が良く、発色濃度が高いこと。 ハ．画像の耐光性、保存性（耐湿性、耐可塑剤性、耐油
性等）が良いこと。 などがあげられる。しかし、上記したような従来の方法
では、ロイコ色素分散時における分散液の着色、及び塗
布液中でロイコ色素と顕色剤とが接触反応することに起
因する塗布液の自己発色が起こり、地肌の白度が高く、
しかも地肌耐熱性の良い感熱紙を得ることが出来ない。
良く、発色濃度が高いこと。 ロ．地肌の耐光性が良く、発色濃度が高いこと。 ハ．画像の耐光性、保存性（耐湿性、耐可塑剤性、耐油
性等）が良いこと。 などがあげられる。しかし、上記したような従来の方法
では、ロイコ色素分散時における分散液の着色、及び塗
布液中でロイコ色素と顕色剤とが接触反応することに起
因する塗布液の自己発色が起こり、地肌の白度が高く、
しかも地肌耐熱性の良い感熱紙を得ることが出来ない。
【０００４】一方、感熱記録材料の製造時に非イオン界
面活性剤を用いる例としては特開昭５６−１９７９３号
（２，４，７，９−テトラメチル−５−デシン−４，７
−ジオール−３−メチル−１−ブテン−３−オール）、
特開昭５８−６９０９５号（ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンモノアルキレート、ポリオキ
シエチレンソルビタンアルキレート、ポリプロピレング
リコールポリエチレングリコール）、特開昭５８−８９
３９２（アセチレングリコールエチレンオキサイド付加
物）、特開平４−２７０６８０（アセチレンアルコール
アルキレンオキサイド付加物、アセチレングリコールア
ルキレンオキサイド付加物）等がある。これらはいずれ
も感熱記録材料の地肌白度向上に効果的であるが、未だ
改良の余地がある。本発明は特に地発色、いわゆる地肌
カブリが極めて少ない感熱記録材料を提供することを主
たる技術的課題とするものである。
面活性剤を用いる例としては特開昭５６−１９７９３号
（２，４，７，９−テトラメチル−５−デシン−４，７
−ジオール−３−メチル−１−ブテン−３−オール）、
特開昭５８−６９０９５号（ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンモノアルキレート、ポリオキ
シエチレンソルビタンアルキレート、ポリプロピレング
リコールポリエチレングリコール）、特開昭５８−８９
３９２（アセチレングリコールエチレンオキサイド付加
物）、特開平４−２７０６８０（アセチレンアルコール
アルキレンオキサイド付加物、アセチレングリコールア
ルキレンオキサイド付加物）等がある。これらはいずれ
も感熱記録材料の地肌白度向上に効果的であるが、未だ
改良の余地がある。本発明は特に地発色、いわゆる地肌
カブリが極めて少ない感熱記録材料を提供することを主
たる技術的課題とするものである。
【０００５】
【課題を解決する為の手段と作用】本発明の目的は、特
定の非イオン界面活性剤をロイコ色素分散時に加えて微
粒子化し、顕色剤分散液と混合し塗布することにより達
成された。即ち、本発明は、無色または淡色のロイコ色
素と加熱時に前記ロイコ色素と反応して発色させる顕色
剤とを含有する感熱発色層を支持体上に有する感熱記録
材料であって、前記感熱発色層が、下記の一般式（１）
で表わされる非イオン界面活性剤をあらかじめ加えて調
製したロイコ色素分散液と顕色剤分散液とを混合したも
のを支持体上に塗布して形成したものである感熱記録材
料である。
定の非イオン界面活性剤をロイコ色素分散時に加えて微
粒子化し、顕色剤分散液と混合し塗布することにより達
成された。即ち、本発明は、無色または淡色のロイコ色
素と加熱時に前記ロイコ色素と反応して発色させる顕色
剤とを含有する感熱発色層を支持体上に有する感熱記録
材料であって、前記感熱発色層が、下記の一般式（１）
で表わされる非イオン界面活性剤をあらかじめ加えて調
製したロイコ色素分散液と顕色剤分散液とを混合したも
のを支持体上に塗布して形成したものである感熱記録材
料である。
【０００６】
【化２】 （式中、ｍ，ｎは、ｍ＋ｎが６乃至１２となる数値を意
味する。）また一般式（１）で表わされる非イオン界面
活性剤をロイコ色素分散時に加える場合には、ロイコ色
素を所定の粒子径のものに微粒子化するための粉砕時間
を短縮できるという利点も有している。
味する。）また一般式（１）で表わされる非イオン界面
活性剤をロイコ色素分散時に加える場合には、ロイコ色
素を所定の粒子径のものに微粒子化するための粉砕時間
を短縮できるという利点も有している。
【０００７】一般式（１）で表される非イオン界面活性
剤は、その親水性と親油性のバランスを表わすＨＬＢ値
を考慮しなければならず、この値が１０〜１４であるも
のを使用することが好ましい。界面活性剤の添加量は特
に限定されるものではないが、ロイコ色素に対して０．
０１〜１０重量％の範囲で使用することが好ましく、
０．１〜５重量％で使用することが特に好ましい。
剤は、その親水性と親油性のバランスを表わすＨＬＢ値
を考慮しなければならず、この値が１０〜１４であるも
のを使用することが好ましい。界面活性剤の添加量は特
に限定されるものではないが、ロイコ色素に対して０．
０１〜１０重量％の範囲で使用することが好ましく、
０．１〜５重量％で使用することが特に好ましい。
【０００８】本発明において使用されるロイコ色素の具
体例としては次のようなものが有り、単独または混合し
て使用することができる。 ３，３−ビス（ｐ−ジメチルアミノフェニル）−６’−
ジメチルアミノフタリド ３−（４−ジエチルアミノ−２−エトキシフェニル）−
３−（１−エチル−２−メチルインドール−３−イル）
フタリド ３−（４−ジエチルアミノ−２−エトキシフェニル）−
３−（１−エチル−２−メチルインドール−３−イル）
−４−アザフタリド ３−（４−ジエチルアミノ−２−ヘキシルオキシフェニ
ル）−３−（１−エチル−２−メチルインドール−３−
イル）−４−アザフタリド ３−（４−メチルシクロヘキシルアミノ−２−エトキシ
フェニル）−３−（１−エチル−２−メチルインドール
−３−イル）−４−アザフタリド ３−（４−ジエチルアミノ−２−エトキシフェニル）−
３−（１−オクチル−２−メチルインドール−３−イ
ル）−４−アザフタリド ２−アニリノ−３−メチル−６−ジエチルアミノフルオ
ラン ２−アニリノ−３−メチル−６−ジブチルアミノフルオ
ラン ２−アニリノ−３−メチル−６−ジペンチルアミノフル
オラン ２−アニリノ−３−メチル−６−メチルプロピルアミノ
フルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルイソブチルアミ
ノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルイソペンチルア
ミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルヘキシルアミノ
フルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−メチルシクロヘキシル
アミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチル−ｐ−トリルア
ミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−メチルエトキシプロピ
ルアミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルエトキシプロピ
ルアミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルメトキシプロピ
ルアミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルテトラヒドロフ
ルフリルアミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−ピロリジノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−ピペリジノフルオラン ２−アニリノ−３−クロロ−６−ジエチルアミノフルオ
ラン ２−ｏ−クロロアニリノ−６−ジエチルアミノフルオラ
ン ２−ｏ−クロロアニリノ−６−ジブチルアミノフルオラ
ン ２−ｏ−クロロアニリノ−６−エチルイソペンチルアミ
ノフルオラン ２−ｏ−フルオロアニリノ−６−ジエチルアミノフルオ
ラン ２−ｏ−フルオロアニリノ−６−ジブチルアミノフルオ
ラン ２−ｍ−トリフルオロメチルアニリノ−６−ジエチルア
ミノフルオラン
体例としては次のようなものが有り、単独または混合し
て使用することができる。 ３，３−ビス（ｐ−ジメチルアミノフェニル）−６’−
ジメチルアミノフタリド ３−（４−ジエチルアミノ−２−エトキシフェニル）−
３−（１−エチル−２−メチルインドール−３−イル）
フタリド ３−（４−ジエチルアミノ−２−エトキシフェニル）−
３−（１−エチル−２−メチルインドール−３−イル）
−４−アザフタリド ３−（４−ジエチルアミノ−２−ヘキシルオキシフェニ
ル）−３−（１−エチル−２−メチルインドール−３−
イル）−４−アザフタリド ３−（４−メチルシクロヘキシルアミノ−２−エトキシ
フェニル）−３−（１−エチル−２−メチルインドール
−３−イル）−４−アザフタリド ３−（４−ジエチルアミノ−２−エトキシフェニル）−
３−（１−オクチル−２−メチルインドール−３−イ
ル）−４−アザフタリド ２−アニリノ−３−メチル−６−ジエチルアミノフルオ
ラン ２−アニリノ−３−メチル−６−ジブチルアミノフルオ
ラン ２−アニリノ−３−メチル−６−ジペンチルアミノフル
オラン ２−アニリノ−３−メチル−６−メチルプロピルアミノ
フルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルイソブチルアミ
ノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルイソペンチルア
ミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルヘキシルアミノ
フルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−メチルシクロヘキシル
アミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチル−ｐ−トリルア
ミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−メチルエトキシプロピ
ルアミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルエトキシプロピ
ルアミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルメトキシプロピ
ルアミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−エチルテトラヒドロフ
ルフリルアミノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−ピロリジノフルオラン ２−アニリノ−３−メチル−６−ピペリジノフルオラン ２−アニリノ−３−クロロ−６−ジエチルアミノフルオ
ラン ２−ｏ−クロロアニリノ−６−ジエチルアミノフルオラ
ン ２−ｏ−クロロアニリノ−６−ジブチルアミノフルオラ
ン ２−ｏ−クロロアニリノ−６−エチルイソペンチルアミ
ノフルオラン ２−ｏ−フルオロアニリノ−６−ジエチルアミノフルオ
ラン ２−ｏ−フルオロアニリノ−６−ジブチルアミノフルオ
ラン ２−ｍ−トリフルオロメチルアニリノ−６−ジエチルア
ミノフルオラン
【０００９】感熱記録材料を製造するに当ってはバイン
ダー、顕色剤、増感剤として公知の次のような材料を使
用すれば良い。 バインダー：ポリビニルアルコール、メチルセルロー
ズ、ヒドロキシエチルセルローズ、カルボキシメチルセ
ルローズ、アラビアゴム、ゼラチン、カゼイン、デン
粉、ポリビニルピロリドン、スチレン−無水マレイン酸
共重合物等。
ダー、顕色剤、増感剤として公知の次のような材料を使
用すれば良い。 バインダー：ポリビニルアルコール、メチルセルロー
ズ、ヒドロキシエチルセルローズ、カルボキシメチルセ
ルローズ、アラビアゴム、ゼラチン、カゼイン、デン
粉、ポリビニルピロリドン、スチレン−無水マレイン酸
共重合物等。
【００１０】顕色剤：ｐ−ヒドロキシ安息香酸メチルエ
ステル、ｐ−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、
２，２−ビス（ｐ−ヒドロキシフェニル）プロパン（ビ
スフェノールＡ）、３，４’−イソプロピリデンジフェ
ノール、２，２−ビス（ｐ−ヒドロキシフェニル）−４
−メチルペンタン、２，２−ビス（４−ヒドロキシ−３
−アリルフェニル）プロパン、ビス（４−ヒドロキシフ
ェニル）酢酸、１，１−ビス（４−ヒドロキシフェニ
ル）酢酸ブチル、４，４’−シクロヘキシリデンジフェ
ノール、４，４’−チオジフェノール、ビス−（４−ヒ
ドロキシ−３−メチルフェニル）サルファィド、ビス
（４−ヒドロキシ−３−ｔｅｒｔ−ブチル−６−メチル
フェニル）サルファイド、４，４’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、４−ヒドロキシ−４’−メチルジフェ
ニルスルホン、３，４−ジヒドロキシ−４’−メチルジ
フェニルスルホン、４−ヒドロキシ−４’−イソプロポ
キシジフェニルスルホン、４，４’−ジヒドロキシ−
３，３’−ジメチルジフェニルスルホン、４，４’−ジ
ヒドロキシ−３，３’−ジアリルジフェニルスルホン、
４−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ビス［２−（４−ヒ
ドロキシフェニルチオ）エチル］エーテル４，４’−メ
チレンビス（オキシエチレンチオ）ジフェノール、１−
ベンジル−２−ナフトール、１，１’−メチレンジ−２
−ナフトール、ｐ−ヒドロキシサリチルアミド、１，３
−ジフェニルチオ尿素、１，３−ジトリールチオ尿素、
１，３−ジクロロフェニルチオ尿素等。
ステル、ｐ−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、
２，２−ビス（ｐ−ヒドロキシフェニル）プロパン（ビ
スフェノールＡ）、３，４’−イソプロピリデンジフェ
ノール、２，２−ビス（ｐ−ヒドロキシフェニル）−４
−メチルペンタン、２，２−ビス（４−ヒドロキシ−３
−アリルフェニル）プロパン、ビス（４−ヒドロキシフ
ェニル）酢酸、１，１−ビス（４−ヒドロキシフェニ
ル）酢酸ブチル、４，４’−シクロヘキシリデンジフェ
ノール、４，４’−チオジフェノール、ビス−（４−ヒ
ドロキシ−３−メチルフェニル）サルファィド、ビス
（４−ヒドロキシ−３−ｔｅｒｔ−ブチル−６−メチル
フェニル）サルファイド、４，４’−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、４−ヒドロキシ−４’−メチルジフェ
ニルスルホン、３，４−ジヒドロキシ−４’−メチルジ
フェニルスルホン、４−ヒドロキシ−４’−イソプロポ
キシジフェニルスルホン、４，４’−ジヒドロキシ−
３，３’−ジメチルジフェニルスルホン、４，４’−ジ
ヒドロキシ−３，３’−ジアリルジフェニルスルホン、
４−ヒドロキシフタル酸ジメチル、ビス［２−（４−ヒ
ドロキシフェニルチオ）エチル］エーテル４，４’−メ
チレンビス（オキシエチレンチオ）ジフェノール、１−
ベンジル−２−ナフトール、１，１’−メチレンジ−２
−ナフトール、ｐ−ヒドロキシサリチルアミド、１，３
−ジフェニルチオ尿素、１，３−ジトリールチオ尿素、
１，３−ジクロロフェニルチオ尿素等。
【００１１】増感剤：パラフィンろう、カルナウバろ
う、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、蓚酸ジベ
ンジル、蓚酸ジ−ｐ−メチルベンジル、蓚酸ジ−ｐ−ク
ロロベンジル、フタル酸エステル、テレフタル酸エステ
ル、４−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、ナフトール
ベンジルエーテル、１，４−ジベンジルオキシベンゼ
ン、１，４−ジ（ビニルオキシエトキシ）ベンゼン、
１，２−ジフェノキシベンゼン、１，４−ジトリルオキ
シベンゼン、１，４−ジアルコキシナフタレン、１，５
−ジアルコキシナフタレン、ｍ−タ−フェニル、ｐ−ベ
ンジルビフェニル、ジベンジルベンゼン、１，２−ジキ
シリルエタン、１−ヒドロキシ−２−ナフトエ酸エステ
ル、１，２−ジフェノキシエタン、１，２−ジ（３−メ
チルフェノキシ）エタン、１−（２−イソプロピルフェ
ノキシ）−２−ナフトキシ（２）エタン、１−フェノキ
シ−２−ナフトキシ（１）エタン、ビス（ｐ−メトキシ
フェノキシエチル）エーテル、２−ヒドロキシ−３−ナ
フトエ酸エステル、４，４’−ジアルコキシジフェニル
スルホン、ベンツアミド、ベンゼンスルホンアミド、ベ
ンゼンスルホンアニリド、トルエンスルホンアニリド、
トルエンスルホン酸フェニル、メシチレンスルホン酸ト
リル、ジフェニルカーボネート等。
う、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、蓚酸ジベ
ンジル、蓚酸ジ−ｐ−メチルベンジル、蓚酸ジ−ｐ−ク
ロロベンジル、フタル酸エステル、テレフタル酸エステ
ル、４−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、ナフトール
ベンジルエーテル、１，４−ジベンジルオキシベンゼ
ン、１，４−ジ（ビニルオキシエトキシ）ベンゼン、
１，２−ジフェノキシベンゼン、１，４−ジトリルオキ
シベンゼン、１，４−ジアルコキシナフタレン、１，５
−ジアルコキシナフタレン、ｍ−タ−フェニル、ｐ−ベ
ンジルビフェニル、ジベンジルベンゼン、１，２−ジキ
シリルエタン、１−ヒドロキシ−２−ナフトエ酸エステ
ル、１，２−ジフェノキシエタン、１，２−ジ（３−メ
チルフェノキシ）エタン、１−（２−イソプロピルフェ
ノキシ）−２−ナフトキシ（２）エタン、１−フェノキ
シ−２−ナフトキシ（１）エタン、ビス（ｐ−メトキシ
フェノキシエチル）エーテル、２−ヒドロキシ−３−ナ
フトエ酸エステル、４，４’−ジアルコキシジフェニル
スルホン、ベンツアミド、ベンゼンスルホンアミド、ベ
ンゼンスルホンアニリド、トルエンスルホンアニリド、
トルエンスルホン酸フェニル、メシチレンスルホン酸ト
リル、ジフェニルカーボネート等。
【００１２】
【実施例】次に本発明の実施例及び比較例を挙げ、さら
に比較試験を示して本発明を具体的に説明する。以下に
おいて部とあるのは重量部を意味する。 実施例１〜５： １）発色剤分散液（Ａ液）の調製 発色剤（ロイコ色素）（表１参照） ２５．０部 ポリビニルアルコール１０％水溶液（株式会社クラレ製ＰＶＡ−２０５） ５０．０部 ビスフェノールＡエチレンオキサイド付加物１０％水溶液（表１参照） ２．５部 水 ２２．５部 上記混合物を直径０．９７〜１．５７ｍｍのガラスビー
ズとともにサンドグラインダー（アイメックス株式会社
製）に投入し、発色剤の平均粒子径が０．８ミクロンに
なるまで粉砕攪拌した。 ２）顕色剤分散液（Ｂ液）の調製 ビスフェノールＡ分散液（中京油脂株式会社製ハイドリンＦ−５６８） １６．５部 ステアリン酸亜鉛分散液（中京油脂株式会社製ハイドリンＺ−７−３０） ７．２部 炭酸カルシウム系フィラー（神島化学工業株式会社製カルシーズＸ−２５） １６．５部 ポリビニルアルコール１０％水溶液 ２６．８部 ヘキサメタ燐酸ナトリウム０．５％水溶液 ３３．０部 上記混合物をホモジナイザー（株式会社日本精機製作所
製ＡＭ−３）で混合攪拌（２０００ｒｐｍ，５分間）し
た。 ３）増感剤分散液（Ｃ液）の調製 β−ナフトールベンジルエーテル ２５．０部 ポリビニルアルコール１０％水溶液 ５０．０部 水 ２５．０部 上記混合物をサンドグラインダーで平均粒子径が１．５
ミクロンになるまで粉砕攪拌した。 ４）感熱塗液の調製及び塗工 Ａ液１１．０部、Ｂ液６７．０部、Ｃ液２２．０部を充
分に混合攪拌して感熱塗液を得た。この塗液をワイヤー
バーで中性紙に乾燥後の重量が６ｇ／ｍ2 になるように
均一に塗布した後、カレンダー処理を行い感熱記録紙を
得た。この感熱記録紙は地肌カブリが無く、ほぼ無色で
あり、熱ペン等の加熱により速やかに濃い黒色に発色し
た。
に比較試験を示して本発明を具体的に説明する。以下に
おいて部とあるのは重量部を意味する。 実施例１〜５： １）発色剤分散液（Ａ液）の調製 発色剤（ロイコ色素）（表１参照） ２５．０部 ポリビニルアルコール１０％水溶液（株式会社クラレ製ＰＶＡ−２０５） ５０．０部 ビスフェノールＡエチレンオキサイド付加物１０％水溶液（表１参照） ２．５部 水 ２２．５部 上記混合物を直径０．９７〜１．５７ｍｍのガラスビー
ズとともにサンドグラインダー（アイメックス株式会社
製）に投入し、発色剤の平均粒子径が０．８ミクロンに
なるまで粉砕攪拌した。 ２）顕色剤分散液（Ｂ液）の調製 ビスフェノールＡ分散液（中京油脂株式会社製ハイドリンＦ−５６８） １６．５部 ステアリン酸亜鉛分散液（中京油脂株式会社製ハイドリンＺ−７−３０） ７．２部 炭酸カルシウム系フィラー（神島化学工業株式会社製カルシーズＸ−２５） １６．５部 ポリビニルアルコール１０％水溶液 ２６．８部 ヘキサメタ燐酸ナトリウム０．５％水溶液 ３３．０部 上記混合物をホモジナイザー（株式会社日本精機製作所
製ＡＭ−３）で混合攪拌（２０００ｒｐｍ，５分間）し
た。 ３）増感剤分散液（Ｃ液）の調製 β−ナフトールベンジルエーテル ２５．０部 ポリビニルアルコール１０％水溶液 ５０．０部 水 ２５．０部 上記混合物をサンドグラインダーで平均粒子径が１．５
ミクロンになるまで粉砕攪拌した。 ４）感熱塗液の調製及び塗工 Ａ液１１．０部、Ｂ液６７．０部、Ｃ液２２．０部を充
分に混合攪拌して感熱塗液を得た。この塗液をワイヤー
バーで中性紙に乾燥後の重量が６ｇ／ｍ2 になるように
均一に塗布した後、カレンダー処理を行い感熱記録紙を
得た。この感熱記録紙は地肌カブリが無く、ほぼ無色で
あり、熱ペン等の加熱により速やかに濃い黒色に発色し
た。
【００１３】
【表１】
【００１４】比較例１〜３ 実施例１の発色剤分散液の調製において、ビスフェノー
ルＡエチレンオキサイド付加物の代わりにポリオキシエ
チレンモノステアレート（日本油脂株式会社製ニッサン
ノニオンＳ−６）、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル（日本油脂株式会社製ニッサンノニオンＮＳ−
２０２Ｓ）、ポリオキシエチレンラウリルエーテル（日
本乳化剤株式会社製Ｎｅｗｃｏｌ１１００）をそれぞれ
使用した以外は実施例１と同様にして感熱記録紙を得
た。
ルＡエチレンオキサイド付加物の代わりにポリオキシエ
チレンモノステアレート（日本油脂株式会社製ニッサン
ノニオンＳ−６）、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル（日本油脂株式会社製ニッサンノニオンＮＳ−
２０２Ｓ）、ポリオキシエチレンラウリルエーテル（日
本乳化剤株式会社製Ｎｅｗｃｏｌ１１００）をそれぞれ
使用した以外は実施例１と同様にして感熱記録紙を得
た。
【００１５】比較例４ 実施例１の発色剤分散液の調製において、２−アニリノ
−３−メチル−６−エチルイソペンチルアミノフルオラ
ンの代わりに２−アニリノ−３−メチル−６−ジエチル
アミノフルオラン、及びビスフェノールＡエチレンオキ
サイド付加物の代わりにポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル（日本油脂株式会社製ニッサンノニオンＮ
Ｓ−２０２Ｓ）を使用した以外は実施例１と同様にして
感熱記録紙を得た。
−３−メチル−６−エチルイソペンチルアミノフルオラ
ンの代わりに２−アニリノ−３−メチル−６−ジエチル
アミノフルオラン、及びビスフェノールＡエチレンオキ
サイド付加物の代わりにポリオキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル（日本油脂株式会社製ニッサンノニオンＮ
Ｓ−２０２Ｓ）を使用した以外は実施例１と同様にして
感熱記録紙を得た。
【００１６】比較例５ 実施例１において、ビスフェノールＡエチレンオキサイ
ド付加物を使用しなかった以外は実施例１と同様にして
感熱記録紙を得た。
ド付加物を使用しなかった以外は実施例１と同様にして
感熱記録紙を得た。
【００１７】
【表２】 上記の実施例、比較例で得た感熱記録紙の地肌白度を色
差計（日本電色工業株式会社製ＳＺ−Σ８０）で測定し
た。測定結果を表３に示す。
差計（日本電色工業株式会社製ＳＺ−Σ８０）で測定し
た。測定結果を表３に示す。
【００１８】
【表３】 上記測定結果により、本発明の感熱記録紙は、地肌カブ
リが少なく白度が高いものであることが確認された。
リが少なく白度が高いものであることが確認された。
【００１９】
【発明の効果】本発明の感熱記録材料は、地肌カブリが
少なく地肌白度が高い。また一般式（１）で表わされる
非イオン界面活性剤をロイコ色素分散時に加える場合に
は、ロイコ色素を所定の粒子径のものに微粒子化するた
めの粉砕時間を短縮できるという利点も有している。
少なく地肌白度が高い。また一般式（１）で表わされる
非イオン界面活性剤をロイコ色素分散時に加える場合に
は、ロイコ色素を所定の粒子径のものに微粒子化するた
めの粉砕時間を短縮できるという利点も有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−139741（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−9827（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−296978（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41M 5/28 - 5/34
Claims (1)
- 【請求項１】 無色または淡色のロイコ色素と加熱時に
前記ロイコ色素と反応して発色させる顕色剤とを含有す
る感熱発色層を支持体上に有する感熱記録材料であっ
て、前記感熱発色層が、下記の一般式（１）で表わされ
る非イオン界面活性剤をあらかじめ加えて調製したロイ
コ色素分散液と顕色剤分散液とを混合したものを支持体
上に塗布して形成したものである感熱記録材料。 【化１】 （式中、ｍ，ｎは、ｍ＋ｎが６乃至１２となる数値を意
味する。）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03238993A JP3215901B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03238993A JP3215901B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 感熱記録材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06206374A JPH06206374A (ja) | 1994-07-26 |
| JP3215901B2 true JP3215901B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=12357603
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03238993A Expired - Fee Related JP3215901B2 (ja) | 1993-01-08 | 1993-01-08 | 感熱記録材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3215901B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2819713A4 (en) * | 2012-02-29 | 2015-12-02 | Kimberly Clark Co | WATER-BASED HUMIDITY INDICATOR COMPOSITION AND SENSOR |
| US9404905B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-08-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Water-based wetness-indicating composition and sensor |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001054916A1 (en) * | 2000-01-27 | 2001-08-02 | Nippon Steel Chemical Co., Ltd. | Thermal recording material |
-
1993
- 1993-01-08 JP JP03238993A patent/JP3215901B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2819713A4 (en) * | 2012-02-29 | 2015-12-02 | Kimberly Clark Co | WATER-BASED HUMIDITY INDICATOR COMPOSITION AND SENSOR |
| US9404905B2 (en) | 2012-02-29 | 2016-08-02 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Water-based wetness-indicating composition and sensor |
| US9557310B2 (en) | 2012-02-29 | 2017-01-31 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Water-based wetness-indicating composition and sensor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06206374A (ja) | 1994-07-26 |
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