JP3215198B2 - 走行可能な破砕装置 - Google Patents

走行可能な破砕装置

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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C21/00Disintegrating plant with or without drying of the material
    • B02C21/02Transportable disintegrating plant

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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行装置、特に無限軌
道走行装置と、この走行装置と連結されたシャシフレー
ムに配置されているモータ駆動される破砕工具で、例え
ば対になって設けられ互いに揺動する直立した配置の破
砕板の形態の破砕工具と、装入シャフトと、ならびにシ
ャシフレームに対し調整可能に支承されている、破砕さ
れた材料を投げ出す少なくとも一つのベルトコンベヤと
を備え、装入シャフトは水平な軸を中心としてシャシフ
レームに対し旋回可能である走行可能な破砕装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】このような破砕装置が知られている。こ
の破砕装置は、獲得した岩石を石切り場で小さくするた
めに使用されるが、建築物の取り壊し材料もそのような
破砕装置で小さくされる。この種の装置はきわめて大き
くかつ重い。この装置は高さが4 メートル、長さが約16
メートル、重さが約45トンもある。その使用の都度、破
砕装置は、通例無限軌道走行装置として形成されたその
走行装置により走行可能である。道路輸送には、しかし
この走行装置は適してない。この種の破砕装置は、公共
の交通域でこれまで特別認可を有する低床トラックでか
つ随伴車と共にのみ輸送することができる。このような
輸送の場合に、交通域が破砕装置自体の法外な重さによ
って負荷を受けるだけではなく、なお付加的にこの場合
に使用される低床トラックの重い重さによっても負荷を
受ける。
【0003】ドイツ公開公報 39 04 501から、取り壊し
材料やその他のくずを小さくするための走行可能な破砕
機が知られている。車台には、直立姿勢でジョークラッ
シャーが支承されかつジョークラッシャーの上方の破砕
機口部の範囲に破砕材料供給装置が配置され、この破砕
材料供給装置は装入ホッパーと揺動コンベヤを有する。
車台には、さらに排出コンベヤが設けられ、その供給端
は低い位置に破砕機送り出し部の下に配置されている。
破砕材料供給装置は高さ方向に旋回可能に支承されかつ
昇降装置によりジョークラッシャーを装填するための高
い位置から、破砕材料供給装置がジョークラッシャーを
越えて突出しないまたは実質的に突出しない低い位置へ
下降可能である。ジョークラッシャーは無限軌道走行装
置に配置されている。この周知の構造の意味と目的は、
走行可能な破砕機を次のように、すなわちその輸送寸法
を比較的コンパクトに構成できかつとりわけ比較的古い
装置に比較して減少した輸送高さを有することにより、
破砕機が機動性の増加により際立つように形成すること
である。この周知の構造はこの課題をとりわけ不十分に
しか解決しない。なぜならば、この周知の装置を道路輸
送するために依然として低床トラックや特別認可が必要
であるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この公知技術から出発
して、本発明は、公共の交通域の輸送のために各特定の
場合について特別認可を必要とせずにかつ交通域になお
付加的に負荷をかけることもなく、簡単な仕方で公共の
交通域で輸送できるように冒頭に述べた種類の破砕装置
を形成することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明によ
り、無限軌道走行装置の近くに存在する軸と反対側の装
入シャフトの下側におよび装入シャフトの長手方向中央
平面に、トレーラ接続装置の、下方に向けられた中心ピ
ンが固定されかつベルトコンベヤを担持するフレームに
複数の車輪を有する組立体が枢着可能であり、破砕工具
またはこれを受け入れるシャシフレームに関して装入シ
ャフトおよびベルトコンベヤがシャシフレームの互いに
相対する側に配置されることを提案する。
【0006】目的にかなった実施形態によれば、車軸組
立体が、フレームにばねで支承された、相並んで配置さ
れた複数の車軸からなり、フレームはその上側に、特に
その長手方向中央範囲に対になって設けられた支承接目
板を有し、これらの支承接目板はベルトコンベヤのフレ
ームの支承接目板と軸ボルトまたは軸シャフトにより連
結可能である。そのような破砕装置の著しい重さを、一
方では大きな面に分配して支持し、他方ではフレームと
車軸組立体の間の連結を非常に簡単に実現することが可
能であるが、必要な場合には軸ボルトまたは軸シャフト
を差し込んで割りピンにより固定するだけでよい。
【0007】さらに、ベルトコンベヤのフレームおよび
車軸組立体を連結する軸ボルトまたは軸シャフトが、装
入シャフトの旋回中心軸に対し平行に存在するようにす
れば、道路輸送のために破砕装置をリセットするために
必要な干渉と手段ができるだけ小さく制限される。
【0008】破砕装置の上縁がその輸送位置で、予め与
えられた構造により概して達成可能であるできるだけ低
い高さをとるようにするために、破砕工具に向けられた
装入シャフトの上方区画縁がそれ自体周知の仕方で破砕
工具およびその駆動モータを含むシャシフレームに対し
斜めに傾斜して走っており、この斜面の傾斜角が実質的
に鉛直面に対する中心ピンの傾斜角に対応するようにす
るのが目的にかなっている。
【0009】輸送の場合のために破砕装置の長さを減少
させるさらに有利な手段は、それ自体周知の仕方で、ベ
ルトコンベヤを担持するフレームがその長手方向に関し
て少なくとも二つの、互いに旋回可能な部分からなり、
車軸組立体は、ベルトコンベヤの上下の旋回に役立つピ
ストン・シリンダユニットが係合するベルトコンベヤの
部分のその範囲にまたはその範囲の近くに枢着されるよ
うにすることにある。
【0010】装入シャフトについて広くて自由な旋回範
囲を確保するために、破砕工具(3)またはこれを受け入
れるシャシフレームに関して装入シャフトおよびベルト
コンベヤがそれ自体周知の仕方でシャシフレームの互い
に相対する側に配置されるようにすれば、装入シャフト
が邪魔されずにかつ付加的な組立てまたは分解作業をせ
ずにその作動位置からその輸送位置へ変えることができ
る。
【0011】作動状態で使用するときに破砕材料の放出
位置を調整しかつその都度の作業条件に大幅に適合でき
るようにするために、ベルトコンベヤまたはそのフレー
ムを垂直平面内で旋回可能に支承することが目的にかな
っているのであるが、ベルトコンベヤと車軸組立体を連
結する機構を高さ調整可能に形成すれば、ベルトコンベ
ヤをシャシに対し固定状態に配置したときでも、本発明
による手段を設けることができよう。この場合に、車軸
組立体は、破砕装置を作動状態で使用するときでも、ベ
ルトコンベヤのフレームに配置したままであることがで
きる。なぜなら、そのときに、輸送ベルトのフレームを
事情によっては旋回可能に支承する場合に、この高さ調
整可能な機構を介してベルトコンベヤの作動調整を達成
できるからである。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1は、使用作動状態にある破砕装置を示
す。無限軌道走行装置1とシャシフレーム2が連結さ
れ、このシャシフレームには、高能率の、ここには詳細
に示してない駆動装置が格納されている。本来の破砕工
具3は、ここでは図面の平面に対し直角に延びている二
つの板からなり、これらの板は図1に点線でのみ示され
ている。破砕工具3の両方の板の一方はシャシフレーム
2に固定状態に支承され、他方の板は図示されてない駆
動装置によりかつフライホイールおよびVベルト駆動部
を介して揺動させられ、それによりこの板は図面の平面
において固定板に対して周期的に往復運動する。フライ
ホイールとVベルト駆動部はハウジング4により覆われ
ている。
【0013】本発明には重要でない構成の破砕工具3の
側方に、装入シャフト5が設けられている。装入シャフ
ト5の上部11が、濾斗状の装入範囲を区画する外方に
向けられた板6により形成され、その際破砕工具3に向
けられた上方の区画縁7はシャシフレーム2に対し斜め
に傾斜して走っている。装入シャフト5の上部11の内
側におよび破砕工具3の上縁の上方に水平な格子が設け
られ、この格子を通って小さい材料が落下する。バイブ
レータ8により、装入シャフト5の上部11が振動を受
ける。装入シャフトの上部11は、弾性的な支持部材9
により担持部材10に対して支持される。本発明の意味
では、上部11と担持部材10が装入シャフト5を形成
する。
【0014】この装入シャフト5またはその担持部材1
0は、走行装置1の近くにかつほぼその中央の、長さの
三分の一に存在する水平な軸12を中心として旋回可能
に支承されている。この装入シャフト5を旋回させるの
に、ピストン・シリンダユニット13が役立ち、このユ
ニットは一方では担持部材10にかつ他方ではシャシフ
レームまたは走行装置フレームに枢着されている。装入
シャフト5の下側のまたはその担持部材10の、軸12
と反対側の部分におよびその垂直な長手方向中央平面に
斜めに存在する中心ピンが固定され、この中心ピンはセ
ミトレーラ用トラクタと連結して用いられるトレーラ接
続装置の部分である。円錐形栓14が垂直な基準線に対
して傾斜している角度は、装入シャフト5の上部11の
区画縁7の斜面の角度に対応する。
【0015】シャシフレーム2の装入シャフト5と反対
側に、走行装置1の範囲に存在する水平な軸線を中心と
してベルトコンベヤ15が旋回可能に枢着されている。
このベルトコンベヤは破砕工具3の排出領域まで達し
て、ここで破砕工具3により小さくされた材料を受け入
れるが、装入シャフト5の上部11の格子を通って落下
するものも受け入れる。ベルトコンベヤ15のフレーム
は、水平な軸18を中心として互いに旋回可能である二
つの部分16と17から形成されている。部分16はピ
ストン・シリンダユニット19により担持されかつベル
トコンベヤ15またはそのフレームの前方部分17がリ
ンク20に枢着され、このリンクはその他端でシャシフ
レーム2のジブ21に固定されている。
【0016】ピストン・シリンダユニット19が係合し
ている部分16の範囲に車軸組立体22が枢着され、こ
の車軸組立体はここでは相並んで配置された、ばねの付
いた三つの輪軸23で形成され、これらの輪軸は、上側
に支承接目板25が溶接された支承フレーム24により
受けられている。この支承接目板25は、装入シャフト
5が中心として旋回可能な軸12に対し平行に存在する
軸ボルトまたは軸シャフトを受け入れている。車軸組立
体22とベルトコンベヤ15のフレームの部分16の間
の連結は、費用をかけずにかつ特別な工具の助けなしに
ゆるめられるように形成することができる。ここに示し
た形式の破砕装置の構造高さは約4メートルになる。全
長約16メートルであるこの形式の破砕装置の重量は約45
トンである。図1は、作動準備のできた位置にある走行
可能な破砕装置を示す。
【0017】さて、この破砕装置を公共の交通域を輸送
する場合には、そのためにセミトレーラ用トラクタ26
を用いる(図2)。これは、装置の装入シャフト5の側
で運ばれる。今や、ピストン・シリンダユニット13の
作動により、装入シャフト5を軸12の周りを時計方向
に下降させ、そのとき中心ピン14をセミトレーラ用ト
ラクタのトレーラ接続装置に差し込む。さらに、ピスト
ン・シリンダユニット19の作動によりベルトコンベヤ
15を下降させ、その際その前方部分17がリンク20
を介して折りたたまれる。ベルトコンベヤまたはそのフ
レームは、車軸組立体22が床に載るまでピストン・シ
リンダユニット19により下降させる。前記のピストン
・シリンダユニット13と19のさらに続く作用によ
り、今や走行可能な破砕装置の中央部分が持ち上げられ
るので、走行装置1が床の上方に存在する。今や、関節
連結自動車の方法で破砕装置を輸送することができる。
【0018】図示の実施例では、車軸組立体22が直接
ベルトコンベヤまたはフレームの部分16に軸ボルトま
たは軸シャフトにより枢着されている。基本的には、破
砕装置を作動させて使用するときにも(図1)、車軸組
立体を床の上に載せてベルトコンベヤ15のフレームを
車軸組立体に対して支持するように、部分16と車軸組
立体22の間に高さ調整可能な機構を配置することがで
きる。この場合には、ピストン・シリンダユニット19
を節約することができるが、高さ調整可能な機構を、道
路輸送の際に車軸組立体に作用するねじれのない側方の
力を受けることができるように形成しなければならな
い。
【0019】図1による実施例では、車軸組立体22
が、ベルトコンベヤ15を持ち上げたときにもこれに固
定されている。車軸組立体22とベルトコンベヤ15の
フレームの部分16の間の連結を相応するように形成す
れば、ベルトコンベヤを下降させたときにこの連結をゆ
るめることができるので、そのときベルトコンベヤを車
軸組立体なしでその作動状態で持ち上げることができ
る。図から、装入シャフト5、破砕工具3、シャシフレ
ーム2およびベルトコンベヤ15ならびに走行装置1が
一平面に存在し、従って互いに角度的には配置されてい
ないことを認めることもできる。この組立体が互いに角
度的に配置されているこの種のベルトコンベヤも知られ
ている。そのような場合にも、本発明による解決提案が
使用できるが、この場合は走行装置に対して角度的に配
置された構造ユニットをなお垂直軸を中心として旋回可
能に支承しなければならず、それと共に全てのこれらの
構造ユニットが道路輸送のときに垂直平面内に存在する
か、またはそのような垂直平面に折りたたみ可能である
かまたは旋回可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の破砕装置
は、公共の交通域の輸送のために各特定の場合について
特別認可を必要とせずにかつ交通域になお付加的に負荷
をかけることもなく、簡単な仕方で公共の交通域で輸送
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】破砕装置を作動位置において側面から見た図で
ある。
【図2】公共の交通域で輸送する際にセミトレーラ用ト
ラクタと連結した破砕装置の側面図である。
【符号の説明】
1 無限軌道走行装置 2 シャシフレーム 3 破砕工具 4 ハウジング 5 装入シャフト 6 板 7 区画縁 8 バイブレータ 9 支持部材 10 担持部材 11 部分 12 軸 13 ピストン・シリンダユニット 14 中心ピン 15 ベルトコンベヤ 16 部分 17 部分 18 軸 19 ピストン・シリンダユニット 20 リンク 21 ジブ 22 車軸組立体 23 車軸 24 フレーム 25 支承接目板 26 セミトレーラ用トラクタ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無限軌道走行装置と、この無限軌道走行
    装置と連結されたシャシフレームに配置されているモー
    タ駆動される破砕工具であって、対になって設けられ互
    いに揺動する直立した配置の破砕板の形態の破砕工具
    と、装入シャフトと、ならびにシャシフレームに対し調
    整可能に支承されている、破砕された材料を投げ出す少
    なくとも一つのベルトコンベヤとを備え、装入シャフト
    は水平な軸を中心としてシャシフレームに対し旋回可能
    である走行可能な破砕装置において、無限軌道走行装置
    (1) の近くに存在する軸(12)と反対側の装入シャフトの
    下側におよび装入シャフト(5) の長手方向中央平面に、
    トレーラ接続装置の、下方に向けられた中心ピン(14)が
    固定されかつベルトコンベヤ(15)を担持するフレームに
    複数の車輪(23)を有する組立体(22)が枢着可能であり、
    破砕工具(3) またはこれを受け入れるシャシフレーム
    (2) に関して装入シャフト(5) およびベルトコンベヤ(1
    5)がシャシフレーム(2) の互いに相対する側に配置され
    ていることを特徴とする走行可能な破砕装置。
  2. 【請求項2】 車軸組立体(22)は、フレーム(24)にばね
    で支承された、相並んで配置された複数の車軸からな
    り、フレーム(24)はその上側に、その長手方向中央範囲
    に対になって設けられた支承接目板(25)を有し、これら
    の支承接目板はベルトコンベヤ(15)のフレームの支承接
    目板と軸ボルトまたは軸シャフトにより連結可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の走行可能な破砕装
    置。
  3. 【請求項3】 ベルトコンベヤ(15)のフレームおよび車
    軸組立体(22)を連結する軸ボルトまたは軸シャフトは、
    装入シャフト(5) の旋回中心軸(12)に対し平行に存在す
    る、請求項1または2に記載の走行可能な破砕装置。
  4. 【請求項4】 破砕工具(3) に向けられた装入シャフト
    (5) の上方区画縁(7) が破砕工具(3) およびその駆動モ
    ータを含むシャシフレーム(2) に対し斜めに傾斜して延
    びており、この斜面の傾斜角が実質的に鉛直面に対する
    中心ピン(14)の傾斜角に対応することを特徴とする請求
    項1に記載の走行可能な破砕装置。
  5. 【請求項5】 ベルトコンベヤ(15)を担持するフレーム
    がその長手方向に関して少なくとも二つの、互いに旋回
    可能な部分(16,17) からなり、ベルトコンベヤ(5) の上
    下の旋回に役立つピストン・シリンダユニット(19)が係
    合している、ベルトコンベヤ(15)の部分(16)の領域に車
    軸組立体(22)が枢着されていることを特徴とする請求項
    1または2に記載の走行可能な破砕装置。
  6. 【請求項6】 ベルトコンベヤ(15)と車軸組立体(22)を
    連結する機構が高さ調整可能に形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の走行可能な破砕装置。
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