JP3213549U - 炊飯用釜 - Google Patents
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Abstract
【課題】家庭用ガスコンロや固形燃料などによって加熱して高品質のご飯を炊くことができる耐熱セラミック製であって手軽かつ安全で幅広く活用できる炊飯用釜を提供する。【解決手段】耐熱セラミック製の外包体3と釜本体2及び蓋4からなる炊飯用釜1とする。外包体3に釜本体2を嵌めこみ、釜本体2に設けたスペーサ突部12によって、外包体3の上端と釜本体2の鍔部10との間に、空気通路が形成される。また、釜本体2の底面にある円環状ハマ13の中央に平板状ハマ14を設けてある。【選択図】図4
Description
この考案は、家庭用ガスコンロや固形燃料を用いた卓上コンロなどによって高品質のご飯を炊くことのできる炊飯用釜に関する。
炊飯用釜として陶器製のものがある。
陶器製の炊飯釜は、金属に比べて陶器の熱伝導率が低く、その一方で熱容量が大きいという特性を有する。このため、炊飯に際して釜全体をむらのない温度分布とできる。また、その際の温度上昇が、炊飯開始の初期は緩慢あるが(炊飯用釜自体の温度上昇を待つ)、炊飯中期では水の沸騰に至る十分な炊飯温度となる。この温度変化状況は、炊飯の初期では米粒が十分に吸水する余裕を与えると共に、吸水の十分な米粒をアルファ化するという炊飯の基本に適合する。このため、いわゆる、おいしいご飯を炊くことができる。
陶器製の炊飯釜は、金属に比べて陶器の熱伝導率が低く、その一方で熱容量が大きいという特性を有する。このため、炊飯に際して釜全体をむらのない温度分布とできる。また、その際の温度上昇が、炊飯開始の初期は緩慢あるが(炊飯用釜自体の温度上昇を待つ)、炊飯中期では水の沸騰に至る十分な炊飯温度となる。この温度変化状況は、炊飯の初期では米粒が十分に吸水する余裕を与えると共に、吸水の十分な米粒をアルファ化するという炊飯の基本に適合する。このため、いわゆる、おいしいご飯を炊くことができる。
特許文献1は、いずれも陶器製の外釜1と内釜2を備えた二重構造の炊飯釜を提案している。この炊飯釜は、外釜1の底部開口から火炎を導入して外釜1の内部空間を加熱することにより炊飯を行なう。このため、短時間で十分な熱量を得ることができ、かつ、炊飯時に加熱温度を変化させる必要がないとされている。
特許文献1における二重構造の炊飯釜は、陶器製であることにより良好な炊飯が可能と考えられる。
しかし、外釜の底部開口から導入される火炎は炊飯中、外釜と内側間の空間に滞留するのみで外部へは排出されない。このため、ほとんどの火炎は外釜底部の周囲に広がり、せいぜい外釜の下部周囲を熱する程度と考えられ、火熱を有効に利用できない。
また、外釜の内部空間に空気通路が形成されないので、外釜の底部とガス台との間隔が狭いと不完全燃焼を起こす恐れがある。
しかし、外釜の底部開口から導入される火炎は炊飯中、外釜と内側間の空間に滞留するのみで外部へは排出されない。このため、ほとんどの火炎は外釜底部の周囲に広がり、せいぜい外釜の下部周囲を熱する程度と考えられ、火熱を有効に利用できない。
また、外釜の内部空間に空気通路が形成されないので、外釜の底部とガス台との間隔が狭いと不完全燃焼を起こす恐れがある。
さらに、外釜の内部に内釜全体が収納されている構造のため、内釜のみを取り出すのに、外釜の上縁が邪魔になって内釜の持ち手を掴みにくく、内釜を取り出しにくい難点がある。
さらに、外釜に内釜の全体が収容される構造であるため、全体を持ち運ぶには、重くて運びにくい問題点がある。
さらに、外釜に内釜の全体が収容される構造であるため、全体を持ち運ぶには、重くて運びにくい問題点がある。
さらに、陶器製の炊飯釜は、機械的な衝撃に弱く、落とすと割れやすいという問題点に対する解決がなされていない。
また、この炊飯器の底部は開口しているため、近時のガスコンロに装備されているSI装置(過熱、立ち消え、消し忘れなどの検知・処理を行なう調理に関する安全装置)を利用できない。
本願の発明は、これらの問題の解決を課題とし、手軽に扱えて熱効率がよく、不完全燃焼の危険がなく、さらにSI装置を利用でき、かつ、おいしい米飯を得られる炊飯用釜の提供を課題とする。
また、この炊飯器の底部は開口しているため、近時のガスコンロに装備されているSI装置(過熱、立ち消え、消し忘れなどの検知・処理を行なう調理に関する安全装置)を利用できない。
本願の発明は、これらの問題の解決を課題とし、手軽に扱えて熱効率がよく、不完全燃焼の危険がなく、さらにSI装置を利用でき、かつ、おいしい米飯を得られる炊飯用釜の提供を課題とする。
炊飯用釜を釜本体、外包体及び蓋で構成する。これらはいずれも耐熱セラミック製とする。
釜本体は、上方が開放され、かつ、炊飯材料を収納可能な有底の内部空間を有する容器である。
前記釜本体は、鍔部、スペーサ突部および平板状ハマを備えている。
前記鍔部は釜本体の上部における外周全周に水平方向に張り出して一体成形されている。
前記スペーサ突部は、前記鍔部の下面側領域で容器外周から外方へ張り出すと共に下方へ厚みを有する突部とし、容器外周に沿って複数を配置する。
釜本体は、上方が開放され、かつ、炊飯材料を収納可能な有底の内部空間を有する容器である。
前記釜本体は、鍔部、スペーサ突部および平板状ハマを備えている。
前記鍔部は釜本体の上部における外周全周に水平方向に張り出して一体成形されている。
前記スペーサ突部は、前記鍔部の下面側領域で容器外周から外方へ張り出すと共に下方へ厚みを有する突部とし、容器外周に沿って複数を配置する。
前記平板状ハマは、容器底部の外面中央における円環状ハマの中央に位置し、円環状ハマの底面と同じ高さの底面を有する平面部分として一体成形する。
前記外包体は、上端および下端が開放された筒状とし、前記釜本体の前記鍔部より下方の外周を釜本体と間隔を取って包囲するものとする。
前記蓋は、釜本体の上方開口部に着脱可能に配置されてこの上方開口部を閉塞するものとする。
前記外包体は、上端および下端が開放された筒状とし、前記釜本体の前記鍔部より下方の外周を釜本体と間隔を取って包囲するものとする。
前記蓋は、釜本体の上方開口部に着脱可能に配置されてこの上方開口部を閉塞するものとする。
そして、外包体に釜本体を上方から嵌めこみ、スペーサ突部で外包体の上縁に支持させる。このときの外包体と釜本体の寸法関係を、外包体の下端面と釜本体の前記平板状ハマの底面とが、同一平面に配置されたものとする。
釜本体および蓋によって規定される内部空間を球形に近い形状とすることが好ましい。また、少なくとも釜本体の肉厚を略12mmとすることが好ましい。
釜本体および蓋によって規定される内部空間を球形に近い形状とすることが好ましい。また、少なくとも釜本体の肉厚を略12mmとすることが好ましい。
炊飯用釜が耐熱セラミック製であることにより温度分布が均等になり、加熱むらがほとんどなく、釜内部のどの部分でも米粒のアルファ化(飯米化)が均一に達成される。
また、釜内部の温度上昇は、耐熱セラミックの熱伝導率により、格別の火力調整をしなくても、加熱の初期では緩慢に、中期では一気に加熱が進むという炊飯に適した経緯となる。
このため、米粒全体がアルファ化され、しかも、米粒の形態が維持されるのでおいしい飯米を得られる。
外包体は釜本体の下半部(前記鍔部よりも下方)を覆う程度でよいので、炊飯用釜全体として軽量でコンパクトなものとなる。
さらに、炊飯後も外包体を利用すると保温性がよい。
保温性は、少なくとも、耐熱セラミック製の釜本体の肉厚を厚くすることでさらに向上する。
また、釜内部の温度上昇は、耐熱セラミックの熱伝導率により、格別の火力調整をしなくても、加熱の初期では緩慢に、中期では一気に加熱が進むという炊飯に適した経緯となる。
このため、米粒全体がアルファ化され、しかも、米粒の形態が維持されるのでおいしい飯米を得られる。
外包体は釜本体の下半部(前記鍔部よりも下方)を覆う程度でよいので、炊飯用釜全体として軽量でコンパクトなものとなる。
さらに、炊飯後も外包体を利用すると保温性がよい。
保温性は、少なくとも、耐熱セラミック製の釜本体の肉厚を厚くすることでさらに向上する。
釜本体の鍔部下面側領域に設けたスペーサ突部により、鍔部と外包体との間に排気に十分な間隙(空気通路)が形成されるので、ガスコンロや固形燃料を利用する際に不完全燃焼の危険がない。また、火熱が外包体と釜本体間の空間を移動して熱伝導するので効率よく火熱を利用できる。
釜本体の底面に平板状ハマを設けてあるので、SI装置を備えたガスコンロなどでも使用でき、安全性が高い。
釜本体および蓋によって規定される内部空間を球形に近い形状にすることで釜本体の衝撃に拠る破損を少なくできる。
釜本体の底面に平板状ハマを設けてあるので、SI装置を備えたガスコンロなどでも使用でき、安全性が高い。
釜本体および蓋によって規定される内部空間を球形に近い形状にすることで釜本体の衝撃に拠る破損を少なくできる。
外包体3に釜本体2を上方から嵌めこみ、外包体3の上縁に支持させる。釜本体2の内部空間は、蓋4で閉じられる。蓋4は着脱自在である。
組み合わせた状態での平面視は図2の通りであり、釜本体2の外周上で180度に対向して釜持ち手5が釜本体2から外周側に張り出して一体に成形されており、また、外包体3の外周上にも180度に対向して外包体持ち手6が外包体3から外周側に張り出して一体に成形されている。
蓋4には中央上部に摘み7がまたその周囲に3個の蒸気抜き孔8が設けられている。蒸気抜き孔8の数は3個に限らない。
組み合わせた状態での平面視は図2の通りであり、釜本体2の外周上で180度に対向して釜持ち手5が釜本体2から外周側に張り出して一体に成形されており、また、外包体3の外周上にも180度に対向して外包体持ち手6が外包体3から外周側に張り出して一体に成形されている。
蓋4には中央上部に摘み7がまたその周囲に3個の蒸気抜き孔8が設けられている。蒸気抜き孔8の数は3個に限らない。
釜本体2は、上方が開放され、かつ、炊飯材料を収納可能な有底の内部空間9を有する容器(図3)であり、前記の釜持ち手5、鍔部10(図4)、襟部11、スペーサ突部12(図4,図5)および円環状ハマ13と平板状ハマ14(図4、図5)を備えている。釜本体2の内面は球面の一部と近似する形状としてある。
鍔部10は、釜本体2の上部外周でその全周に水平方向に張り出して一体成形されている。
鍔部10は、釜本体2の上部外周でその全周に水平方向に張り出して一体成形されている。
襟部11は、前記鍔部10から鉛直方向上方へ環状に一体成形されており、その内面に蓋4を受け止める段部15が形成されている。
スペーサ突部12は、釜本体2と外包体3の上縁との間に間隙を作るためのものであり、前記鍔部10の下面側領域で容器外周から外方へ張り出すと共に下方へ厚みを有する突部となっている。
スペーサ突部12は容器外周に沿って4個配置されている。基本的には等間隔に配置した3個であってもよい。
スペーサ突部12は、釜本体2と外包体3の上縁との間に間隙を作るためのものであり、前記鍔部10の下面側領域で容器外周から外方へ張り出すと共に下方へ厚みを有する突部となっている。
スペーサ突部12は容器外周に沿って4個配置されている。基本的には等間隔に配置した3個であってもよい。
スペーサ突部12が外方へ張り出す程度は、釜本体2を外包体3へ載置したとき、スペーサ突部12が外包体3の上縁に掛かる程度であり、下方への厚みは15mm(10〜20mmが好ましい)としてある。
円環状ハマ13は、釜本体を耐熱セラミックで成形する際に工程上の都合で釜本体2の底部中央部に生じる高さ2〜3mmの無釉薬の箇所である。
そして、この実施例では円環状ハマ13の中央に平板状ハマ14を円盤形状に設け、円環状ハマ13の底面と平板状ハマ14の底面は同じ平面上にある(同じ高さにある)配置とされている。
円環状ハマ13は、釜本体を耐熱セラミックで成形する際に工程上の都合で釜本体2の底部中央部に生じる高さ2〜3mmの無釉薬の箇所である。
そして、この実施例では円環状ハマ13の中央に平板状ハマ14を円盤形状に設け、円環状ハマ13の底面と平板状ハマ14の底面は同じ平面上にある(同じ高さにある)配置とされている。
外包体3は、図3、図4に見るように、釜本体2の鍔部10より下方の部分の外周を間隔を持って包囲するものであり、上端および下端が開放されている。また、水平断面における下端の直径が上端の直径より大きく形成されている。
外包体3と釜本体2は、外包体3に釜本体2を前記のスペーサ突部12で支持させたとき外包体3の下端面と釜本体2の平板状ハマ14の底面とが、同一平面に配置されるものとしてある。
蓋4は、内面が球面の一部と近似する形状となるようなお椀形に形成されている。
なお、外包体3、蓋4を構成する壁の厚さも略12mm程度とすることが好ましい。
外包体3と釜本体2は、外包体3に釜本体2を前記のスペーサ突部12で支持させたとき外包体3の下端面と釜本体2の平板状ハマ14の底面とが、同一平面に配置されるものとしてある。
蓋4は、内面が球面の一部と近似する形状となるようなお椀形に形成されている。
なお、外包体3、蓋4を構成する壁の厚さも略12mm程度とすることが好ましい。
炊飯にあたっては、図3に示すように、まず、外包体3を家庭用ガスコンロ等の五徳16の上に載置し、次に、内部空間9にお米、水を入れた釜本体2を外包体3の上端部に配置する。すると、釜本体2は前記のように、鍔部10の下面領域に設けたスペーサ突部12によって外包体3の上縁にスペーサ突部12の厚さ分だけの間隙をもって支持される。
このとき、バーナー17がSI装置18を装備したガスコンロのものである時は、釜本体2の平板状ハマ14がSI装置のセンサー突起19を押し下げ、自動点火ないし点火が可能な状態となる。
このとき、バーナー17がSI装置18を装備したガスコンロのものである時は、釜本体2の平板状ハマ14がSI装置のセンサー突起19を押し下げ、自動点火ないし点火が可能な状態となる。
ついで、蓋4を閉じ、バーナー17に点火して炊飯用釜1を加熱し炊飯を開始する。
釜本体2の鍔部10と外包体3の上端部の間には、前記のように、スペーサ突部12によって空気通路(S)が形成されているので、火熱および高温空気が釜本体2の上部にまで到達し釜本体2が均一に加熱される。
火熱は前記外包体3の上端と鍔部10との間の空気通路Sから外部に排気されるが、直接ではなく、鍔部10の下面に衝突して水平方向に屈曲してから拡散する。このため、火熱で鍔部10が加熱される。また、鍔部10が一種の障害となって排気に一定の抵抗があるので、無駄に火熱が拡散されてしまうことがない。
釜本体2の鍔部10と外包体3の上端部の間には、前記のように、スペーサ突部12によって空気通路(S)が形成されているので、火熱および高温空気が釜本体2の上部にまで到達し釜本体2が均一に加熱される。
火熱は前記外包体3の上端と鍔部10との間の空気通路Sから外部に排気されるが、直接ではなく、鍔部10の下面に衝突して水平方向に屈曲してから拡散する。このため、火熱で鍔部10が加熱される。また、鍔部10が一種の障害となって排気に一定の抵抗があるので、無駄に火熱が拡散されてしまうことがない。
スペーサ突部12により鍔部10下面との間に必要十分な空気通路Sが形成されるので、ガスコンロなどにおいて不完全燃焼の危険が払拭される。
また、スペーサ突部12に拠る場合は、突部の間隔を大きくすることで比較的大きな空気通路を得ることができる。
また、スペーサ突部12に拠る場合は、突部の間隔を大きくすることで比較的大きな空気通路を得ることができる。
釜本体2の耐熱セラミックの熱伝導率は金属に比べて小さいので、バーナー17の火力は初めから強火にしておけばよく、時間経過に伴う火力調節は不要である。すなわち、初めから強火にしても炊飯初期に内部の炊飯材料に伝わる熱量は小さく、特に火力調節を行わなくても米粒が十分に吸水する時間があり、その後に澱粉をアルファ化するのに必要な温度に達するので、自動的に加熱熱量の調整が行われることになる。炊上りは蒸気抜き孔8からの噴出する蒸気の量で判断し、火熱を止める。
この間、バーナー17からの火熱は外包体3と釜本体2の間に集中されるため、効率よく釜本体2内の炊飯材料を加熱することができ、また、蓋4で閉じられた釜本体2の内部空間9はほぼ球形になって炊飯材料の熱対流がスムーズなので、炊飯時間が短縮される。
炊飯の間、蓋4は、襟部11の最下端の内周側に設けた段部15に載置される。
蓋4は鍔部10のから上方へ鉛直に円環状に延びた襟部11に嵌り込んだ配置となるので、煮こぼれることがない。また、蓋4は襟部11によって移動が規制され、内部のお湯が沸騰して内圧が高くなった場合でも、蓋4が外れてしまうことがない。
蓋4に設けた蒸気抜き孔8は、釜本体2内部の高圧蒸気の一部を外気に逃がし、内部の温度と圧力を最適値に調整する機能がある。
炊飯の間、蓋4は、襟部11の最下端の内周側に設けた段部15に載置される。
蓋4は鍔部10のから上方へ鉛直に円環状に延びた襟部11に嵌り込んだ配置となるので、煮こぼれることがない。また、蓋4は襟部11によって移動が規制され、内部のお湯が沸騰して内圧が高くなった場合でも、蓋4が外れてしまうことがない。
蓋4に設けた蒸気抜き孔8は、釜本体2内部の高圧蒸気の一部を外気に逃がし、内部の温度と圧力を最適値に調整する機能がある。
火熱を止めた後は、10分程度の蒸らしを行う。
蒸らしは、外包体3が存在し、炊飯用釜1全体が耐熱セラミックからなるので、これらに蓄熱があり、また、保温性が非常に優れていることから、必要な時間だけ高温を保つことができ時間を短縮することができる。
蒸らしは、外包体3が存在し、炊飯用釜1全体が耐熱セラミックからなるので、これらに蓄熱があり、また、保温性が非常に優れていることから、必要な時間だけ高温を保つことができ時間を短縮することができる。
炊飯用釜1は、外包体持ち手6を両手で持つことにより釜本体2を含め、全体を容易に持ち運ぶことができる。また、釜本体2の釜持ち手5を両手で持つことにより、釜本体2と蓋4だけを選択的に持ち運ぶことができる。なお、図2のように、外包体持ち手6と釜持ち手5を上下に重ねて配置する必要はなく、それぞれに扱い易い配置とすればよい。このため、釜本体2を炊飯用釜1から分離して運搬するとき、外包体3に邪魔されることがなく、手軽に扱え、使い勝手がよい。
また、前記のように、釜本体2の壁は球形に近い形状であるため、球形が持つ機械的強度を備え、落としたりした場合でも割れにくい特徴がある。さらに、内部空間9は蓋4の内面と共にほぼ球形となるので、内容量に比較して表面積が小さく、内部のご飯が冷めにくい。
また、前記のように、釜本体2の壁は球形に近い形状であるため、球形が持つ機械的強度を備え、落としたりした場合でも割れにくい特徴がある。さらに、内部空間9は蓋4の内面と共にほぼ球形となるので、内容量に比較して表面積が小さく、内部のご飯が冷めにくい。
さらに、炊飯用釜1は釜本体2、外包体3、蓋4の3点構成であり、構成が簡素でコンパクトである。使用しないときに保管しておく場合の占有スペースも小さくて済む。また、炊飯用釜1全体を持ち運ぶことも、釜本体2および蓋4のみを持ち運ぶことも即座に選択でき、使い勝手がよい。
家庭用の炊飯用釜として、あるいは釜飯などの商業用炊飯釜として使用できる。
1 炊飯用釜
2 釜本体
3 外包体
4 蓋
5 釜持ち手
6 外包体持ち手
7 摘み
8 蒸気抜き孔
9 内部空間
10 鍔部
11 襟部
12 スペーサ突部
13 円環状ハマ
14 平板状ハマ
15 段部
16 五徳
17 バーナー
18 SI装置
19 センサー突起
2 釜本体
3 外包体
4 蓋
5 釜持ち手
6 外包体持ち手
7 摘み
8 蒸気抜き孔
9 内部空間
10 鍔部
11 襟部
12 スペーサ突部
13 円環状ハマ
14 平板状ハマ
15 段部
16 五徳
17 バーナー
18 SI装置
19 センサー突起
Claims (3)
- いずれも耐熱セラミック製である釜本体(2)と外包体(3)と蓋(4)とからなる炊飯用釜(1)であって、
釜本体(2)は、上方が開放され、かつ、炊飯材料を収納可能な有底の内部空間が形成された容器であって、鍔部(10)とスペーサ突部(12)および平板状ハマ(14)を備えており、
鍔部(10)は釜本体(2)の上部における外周全周に水平方向に張り出して一体成形されており、
スペーサ突部(12)は、前記鍔部(10)の下面側領域で容器外周から外方へ張り出すと共に下方へ厚みを有する突部であって、容器外周に沿って複数が配置されており、
平板状ハマ(14)は、容器底部の外面中央における円環状ハマ(13)の中央に位置し、円環状ハマ(13)の底面と同じ高さの底面を有する平面部分であり、
外包体(3)は、上端および下端が開放された筒状であって前記釜本体(2)の前記鍔部(10)より下方の外周を釜本体(2)から間隔を取って包囲するものであり、
蓋(4)は、前記釜本体(2)の上方開口部に着脱可能に配置されるものであって、前記上方開口を閉塞するものであり、
外包体(3)に釜本体(2)が上方から嵌めこまれてスペーサ突部(12)で外包体(3)の上縁に支持され、外包体(3)の下端面と前記平板状ハマ(14)の底面とが、同一平面に配置されていることを特徴とした炊飯用釜。 - 前記釜本体(2)および前記蓋(4)によって規定される内部空間(9)が球形に近い形状であることを特徴とした請求項1に記載の炊飯用釜。
- 少なくとも前記釜本体(2)の肉厚が略12mmであることを特徴とした請求項1又は2に記載の炊飯用釜。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004054U JP3213549U (ja) | 2017-09-04 | 2017-09-04 | 炊飯用釜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017004054U JP3213549U (ja) | 2017-09-04 | 2017-09-04 | 炊飯用釜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3213549U true JP3213549U (ja) | 2017-11-16 |
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ID=60324125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017004054U Active JP3213549U (ja) | 2017-09-04 | 2017-09-04 | 炊飯用釜 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3213549U (ja) |
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2017
- 2017-09-04 JP JP2017004054U patent/JP3213549U/ja active Active
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