JP3212623B2 - 磁気浮上搬送装置及びその駆動方法 - Google Patents

磁気浮上搬送装置及びその駆動方法

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JP3212623B2
JP3212623B2 JP00404891A JP404891A JP3212623B2 JP 3212623 B2 JP3212623 B2 JP 3212623B2 JP 00404891 A JP00404891 A JP 00404891A JP 404891 A JP404891 A JP 404891A JP 3212623 B2 JP3212623 B2 JP 3212623B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気浮上により被搬送
物を所定位置に搬送する磁気浮上搬送装置に関する。
【0002】近年、半導体工場では半導体デバイスの高
集積化に伴い高クリーン化、自動化、高効率化が要求さ
れている。そのため、磁気浮上による搬送装置が提供さ
れており、搬送の高速化とカーブ走行を両立させる必要
がある。
【0003】
【従来の技術】一般に、磁気浮上搬送装置は、リニアモ
ータを駆動源としてレールに台車を上下方向の磁石で吸
引し、横方向の磁石で走行位置を制御することで高速に
駆動することができる。ところで、搬送装置を設置する
場所によってはレールをカーブさせる必要があり、カー
ブ走行を行わせる場合には横方向の磁石がレールと接触
することから、上下方向の磁石のみで浮上し、横方向の
磁石を設けていない。
【0004】ここで、図6に、従来の磁気浮上搬送装置
の概略図を示す。図6はカーブ走行させるために上下方
向の磁石のみが設けられたものである。すなわち、磁気
浮上搬送装置50は、レール51,台車52及び位置検
出手段53により構成される。レール51の下方にはリ
ニアモータ54が台車52の進行方向に所定間隔で連設
され、該リニアモータ54の左右に進行方向に突部55
a〜55dが一体に形成される。
【0005】台車52は、リニアモータ54の下方に駆
動部56が設けられ、その左右に該レール51の突部5
5a〜55dと対向して凹形状のコア56,57が設け
られる。このコア56,57にはコイル56a,57a
がそれぞれ巻回されて電磁石58,59を構成する。ま
た、台車52は、下方にケース60が設けられ、ケース
58に例えばウエハ61が収納されて搬送される。な
お、位置検出手段53は、スリット53a及びエンコー
ダ53bにより構成される。
【0006】このような磁気浮上搬送装置50は、レー
ル51の突部55a〜55dと電磁石58,59との間
で吸引力が働き、リニアモータ54により台車52が移
動する。この場合、レール51がカーブ形状に設けられ
た場合でも横方向に磁石がないことからカーブ走行が可
能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の磁気浮
上搬送装置50は、低速ながらもカーブ走行が可能であ
るが、横方向の磁石による走行位置の制御が行われない
ことから、直線走行においても高速にできず、脱線防止
のため常に低速にしなければならない。従って、全区間
の走行に長時間を要するという問題がある。
【0008】そこで、本発明は上記課題に鑑みなされた
もので、カーブ走行及び直線部の高速走行可能な磁気浮
上搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1に、本発明の原理説
明図を示す。図1(A)における磁気浮上搬送装置1
は、第1の発明として、レール2上を台車3が浮上しな
がら移動するに当り、このレール2は直線部4及び曲線
部5により構成され、曲線部5は直線部4より幅が狭く
形成される。なお、台車3における6a,6bは案内用
磁石である。
【0010】また、第2の発明として図示しないが、レ
ール2の直線部4の終端部分4aには第1のセンサ及び
該第1のセンサの検出により台車3を減速させる減速駆
動手段が設けられ、レール2の曲線部5から至る直線部
4の始端部分4bには第2のセンサ及び該第2のセンサ
の検出により台車3を加速させる加速駆動手段が設けら
れる。
【0011】次に、図1(B)における第3の発明は、
ステップ1で、前記レールの直線部上で高速に前記台車
を移動させる。また、ステップ2で、該レールの直線部
の終端部分に該台車が位置したときに減速させて、該直
線部より幅の狭い曲線部上を低速で移動させる。そし
て、ステップ3で、該台車が該レールの曲線部より該直
線部に位置したときに加速させて、該直線部で高速に移
動させるものである。
【0012】
【作用】図1に示すように、レール2の曲線部5を直線
部4より狭く形成している。すなわち、台車3が曲線部
5を移動する場合、レール2の端部が案内用磁石に当る
ことはなく、直線部4で該案内用磁石6a,6bにより
位置調整しながら走行させる。
【0013】この場合、台車3を、曲線部5では低速走
行させ、直線部4では高速走行させる。台車3の曲線部
5の低速走行は直線部4の終端部分4aに設けられた第
1のセンサ及び減速駆動手段により減速させ、直線部4
の高速走行は直線部4の始端部分4bに設けられた第2
のセンサ及び加速駆動手段により加速させる。
【0014】従って、カーブ走行及び直線部の高速走行
を両立させることが可能となり、搬送時間の短縮を図る
ことが可能となる。
【0015】
【実施例】図2に、本発明の一実施例の構成図を示す。
図2の磁気浮上搬送装置1は、レール2の直線部4に台
車3が位置した場合を示しており、曲線部5に位置した
場合は図3に示される。
【0016】図2において、磁気浮上搬送装置1は、台
車3,固定部10及び位置検出手段11により構成され
る。固定部10は、その上部に所定数の駆動手段である
リニアモータが所定間隔で連設され(後述する)、
「T」字状の左右上部の下方に、複数の突部13a,1
3bがライン状に一体で設けられたレール2(直線部
4)が形成される。
【0017】台車3は、上面に被搬送物である例えばウ
エハ14が収納されるケース15が設けられ、リニアモ
ータ12,レール2を覆うように湾曲状に形成されたも
のである。この台車3の内側には、レール2の両端に近
接させて案内用磁石6a,6bが設けられる。この案内
用磁石6a,6bは、コアにコイルが巻回された電磁石
であり、台車3が移動する際の横振れを防止し、走行位
置を制御する。また、台車3の内側の端部に浮上用磁石
16a,16bが設けられる。この浮上用磁石16a,
16bは「コ」の字状のコア17a,17bにコイル1
8a,18bが巻回されており、コア17a,17bの
先端とレール13の突部12a,12bが対向する。す
なわち、レール2と浮上用磁石16a,16b間で吸引
磁力が働き台車3を浮上させ、図2紙面上垂直方向に台
車3を移動させる。また、台車3には上記案内用磁石6
a,6b,浮上用磁石16a,16b等を駆動するバッ
テリ19が設けられる。
【0018】位置検出手段11は、台車3に設けられた
スリット板11aと固定部2側に設けられたエンコーダ
11bとにより構成される。すなわち、エンコーダ11
bがスリット板11aのスリットを検出して台車3の位
置を検出する。
【0019】ここで、図3に、本発明の曲線部を示した
構成図を示す。図3はレール2の曲線部5を示したもの
で他の構成は図2と同様である。すなわち、レール2の
曲線部5は直線部4の両端から狭く形成したものであ
る。
【0020】そして、図4に、図2及び図3における概
略説明を示す。図4において、レール2の直線部4及び
曲線部5上にはリニアモータ(例えば誘導型)12が所
定間隔で連設される。また、台車3の進行方向(矢印方
向)におけるレール2の直線部4の終端部分4aには第
1のセンサ20が設けられ、該第1のセンサ20の後方
に減速駆動手段である減速用リニアモータ21が設けら
れる。また、レール2の曲線部5から至る直線部4の始
端部分4bには第2のセンサ22が設けられ、その前方
に加速駆動手段である加速用リニアモータ23が設けら
れる。
【0021】このような磁気浮上搬送装置1は、まず、
台車3が浮上用磁石16a,16bにより、固定部10
のレール2を磁力で吸引し、リニアモータ12でレール
2上を移動する。この場合、レール2の直線部4では、
台車3の案内用磁石6a,6bにより走行位置が制御さ
れることから、高速走行を行う。そこで、直線部4の終
端部分4aに台車3が位置すると第1のセンサ20が検
知して減速用リニアモータ21を駆動する。これによ
り、台車3は曲線部5に低速で突入し、該曲線部5を低
速で移動させる。この場合、曲線部5は直線部4より狭
く形成されていることから、該曲線部5に台車3の案内
用磁石6a,6bが接触することがない。そして、曲線
部5より直線部4に台車3が始動すると、第2のセンサ
22により検知して加速用リニアモータ23を駆動す
る。従って、直線部4で台車3は再び高速走行を行うも
のである。
【0022】このように、台車3は、レール2の直線部
4を高速で走行することができると共に、曲線部5でカ
ーブ走行をも行うことができるものである。
【0023】次に、図5に、本発明の他の実施例を示
す。図1〜図4は、レール2の曲線部5を直線部4の両
端より狭くした場合を示したものであるが、図5におい
ては、曲線部5の外径部分は直線部4と同じラインと
し、内径部分を狭くしたものである。一般に、台車3が
カーブ走行する場合、曲線部5の内径部分を移動する台
車3の案内用磁石6bがレール2に接触し易いものであ
り、これを回避させたものである。但し、台車3の進行
方向の長さ、及び曲線部5の曲率により、適宜選択され
るものである。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、レールの
曲線部を直線部より狭く形成し、曲線部では減速させ、
直線部では加速させることにより、レールの直線部を高
速で走行することができると共に、曲線部でカーブ走行
をも行うことができ、搬送時間を全体的に短縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の一実施例の構成図である。
【図3】本発明のレールの曲線部を示した構成図であ
る。
【図4】図2及び図3における概略説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の構成図である。
【図6】従来の磁気浮上搬送装置の概略断面図である。
【符号の説明】
2 レール 3 台車 4 直線部 4a 終端部分 4b 始端部分 5 曲線部 6a,6b 案内用磁石 12 リニアモータ 14 ウエハ 16a,16b 浮上用磁石 20 第1のセンサ 21 減速用リニアモータ 22 第2のセンサ 23 加速用リニアモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 13/03 - 13/10 B65G 54/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被搬送物(14)を収納し、浮上用磁石
    (16a,16b)及び案内用磁石(6a,6b)を有
    する台車(3)を、直線部(4)及び曲線部(5)を有
    するレール(2)上で該レール(2)に備えられた駆動
    手段(12)により浮上させて移動させる磁気浮上搬送
    装置において、前記台車(3)の進行方向における前記レール(2)の
    直線部(4)の終端部分(4a)に、第1のセンサ(2
    0)及び該第1のセンサ(20)の検出により該台車
    (3)を減速させる減速駆動手段(21)を設けると共
    に、 該レール(2)の曲線部(5)から至る該直線部(4)
    の始端部分(4b)に、第2のセンサ(22)及び該第
    2のセンサ(22)の検出により該台車(3)を加速さ
    せる加速駆動手段(23)を設け、 前記レール(2)の曲線部(5)の幅を、前記直線部
    (4)より狭く形成することを特徴とする磁気浮上搬送
    装置。
  2. 【請求項2】 被搬送物(14)を収納し、浮上用磁石
    (16a,16b)及び案内用磁石(6a,6b)を有
    する台車(3)を、直線部(4)及び曲線部(5)を有
    するレール(2)上で該レール(2)に備えられた駆動
    手段(12)により浮上させて移動させる磁気浮上搬送
    装置の駆動方法において、 前記レール(2)の直線部(4)上で高速に前記台車
    (3)を移動させ、 該レール(2)の直線部(4)の終端部分(4a)に該
    台車(3)が位置したことを第1のセンサ(20)によ
    り検出した際に、該台車(3)を減速させて、該直線部
    (4)より幅の狭い曲線部(5)上を低速で移動させ、 該台車(3)が該レール(2)の曲線部(5)より該直
    線部(4)に位置したことを第2のセンサ(22)によ
    り検出した際に、該台車(3)を加速させて、該直線部
    (4)で高速に移動させることを特徴とする磁気浮上搬
    送装置の駆動方法。
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