JPH11215614A - 浮上式搬送装置 - Google Patents

浮上式搬送装置

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JPH11215614A
JPH11215614A JP10022838A JP2283898A JPH11215614A JP H11215614 A JPH11215614 A JP H11215614A JP 10022838 A JP10022838 A JP 10022838A JP 2283898 A JP2283898 A JP 2283898A JP H11215614 A JPH11215614 A JP H11215614A
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JP
Japan
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core member
guide rail
transport vehicle
carrier
levitation
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Pending
Application number
JP10022838A
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English (en)
Inventor
Teizo Sekiya
禎三 関屋
Akitaka Noda
明孝 野田
Yoshitaka Okabe
由孝 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/60Electric or hybrid propulsion means for production processes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送車の速度制御を容易に行なえるよう
にするとともに、作業効率を向上させること。 【解決手段】 ガイドレール12a、12bに沿って搬
送車69を自由に走行自在に配置する。この搬送車に
は、ガイドレールとの間に設けられたリニア誘導電動機
にて推進力または制動力が付与されるものであり、リニ
ア誘導電動機を構成するコア部材70を搬送車に設け、
リニア誘導電動機を構成する導電体からなるフランジ部
64を、走行する搬送車のコア部材と対向するようにし
てガイドレールに沿って固定配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小物類を搬送する
のに好適な浮上式搬送装置に係わり、特に加減速制御を
容易に行なえる浮上式搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスオートメーション、ファクトリ
オートメーションの一環として、建屋内の複数の地点に
おいて、伝票、書類、現金、試料等を搬送装置を用いて
移動させることが行なわれている。
【0003】このような用途に用いられる搬送装置は、
ガイドレールに案内されつつ移動する搬送車が用いら
れ、特に粉塵の発生等がなく低騒音であることが要求さ
れる場合、搬送車をガイドレールに対して非接触に支持
し得るようにしている。搬送車をガイドレールに対して
非接触に支持するに用いられるものとしては、空気や磁
気を利用するもので一般的である。中でも磁気的吸引力
を用いて支持する方式は、ガイドレールに対する追従性
や、騒音低減効果にすぐれており、もっとも有望な支持
方式とされる。
【0004】従来この磁気的吸引力を用いた浮上式搬送
装置としては、例えば特公平4―58247号公報に記
載されたものが公知である。図6を用いて説明すると、
11は断面逆U字状の軌道枠で、その上部壁下面には少
なくとも下面部分が強磁性体で形成された2本のガイド
レール12a、12bが平行に敷設され、側壁内面には
断面コ字状の非常用ガイド13a、13bがその開放側
を対面させて敷設される。軌道枠11の上部壁下面でガ
イドレール12a、12bの間の部分には、ガイドレー
ル12a、12bに沿って所定の距離を隔ててリニア誘
導電動機の固定子16が配置される。
【0005】15は、ガイドレール12a、12bに沿
って走行自在の搬送車である。この搬送車15は、ガイ
ドレール12a、12bの下面と対向するように平板状
の基台25が配置されていて、この基台25を構成する
2つの分割板26a、26bは、連結機構27によって
両分割板を進行方向と直交する面内で回転可能とされ
る。この基台25は、前述のリニア誘導電動機の可動要
素である導電板を兼ねるもので、装置の稼動時において
固定子16と僅かなギャップを介して対向する高さに配
置されている。基台25の上面四隅位置には、それぞれ
計4つの磁気支持ユニット31が不図示のボルトおよび
台座33を用いて基台25に取り付けられている。磁気
支持ユニット31は、上端部がガイドレール12a、1
2bの下端部と対向するように搬送車15の進行方向と
平行な方向に配置された2つの電磁石51、52と、こ
れら電磁石51、52の各下部側面間に介在する永久磁
石53とで構成され、全体がU字状とされる。各電磁石
51、52は、強磁性体で形成された継鉄55と、この
継鉄55に巻装されたコイル56とで構成されており、
各コイル56は、電磁石51、52によって形成される
磁束が互いに加算されるような向きで直列に接続されて
いる。これら磁気支持ユニット31には、同支持ユニッ
ト31とガイドレール12a、12bの下面との間隙長
を検出する光学ギャップセンサ34が取り付けられてい
る。また各分割板26a、26bの下面には、2組の連
結部材35を介して、搬送物の収納のための容器37、
38がそれぞれ取り付けられる。そしてこれら容器3
7、38には、4つの前記磁気支持ユニット31をそれ
ぞれ制御する制御装置41、定電圧発生装置42、これ
らに電力を供給する小容量のバッテリ43とがそれぞれ
2つずつ計4つ搭載されている。また、基台25の下面
四隅位置には、磁気支持ユニット31の磁気力喪失時な
どにおいて前記非常用ガイド13a、13bの上下壁内
面に接触して搬送車15を上下方向に支持するための4
つの縦車輪45aと、非常用ガイド13a、13bの側
壁内面に接触して搬送車15を左右方向に支持するため
の4つの横車輪45bとがそれぞれ取り付けられてい
る。
【0006】このような構成の搬送装置においては、ま
ず装置停止状態において、非常用ガイド13a、13b
の上下壁のいずれか一方の内面に搬送車15の縦車輪4
5aが接触している。この状態で装置が起動されると、
制御装置41は、永久磁石53が発生する磁束と同じ向
きまたは逆向きに磁束を電磁石に発生させるとともに、
磁気支持ユニット31とガイドレール12a、12bと
の間に所定の間隙長を維持させるべく励磁コイル56に
流す電流を制御する。これによって、永久磁石53、継
鉄55、空隙、ガイドレール12a、12b、空隙、継
鉄55、永久磁石53の経路からなる磁気回路が形成さ
れる。この磁気回路に形成される磁束は、搬送車15の
進行方向および鉛直に対して平行な面に沿うように発生
する。ギャップ長は、搬送車15などの被支持体の重量
と、永久磁石53の起磁力による磁気支持ユニット3
1、ガイドレール12a、12b間の磁気的吸着力とが
丁度釣り合うような長さに設定される。制御装置41
は、このギャップ長を維持すべく電磁石51、52の励
磁電流制御を行なう。これによって、ゼロパワー制御が
なされることになる。
【0007】そして、搬送車15がリニア誘導電動機の
固定子16の真下にあるとして、この固定子16を付勢
すると、基台25が固定子16からの電磁力を受けるの
で、搬送車15は、磁気浮上の状態のままガイドレール
12a、12bに沿って走行させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来技術による浮上式搬送装置においては次に示す
欠点を有していた。
【0009】まず、搬送車15の速度制御は、搬送車1
5の基台25が固定子16と対向している間でしか行な
えない。つまり、この固定子16は、ガイドレール12
a、12bに沿って所定の間隔を有して設置されている
ものであるため、搬送車の走行状態において、隣接する
固定子16間にこの搬送車15が位置している間は搬送
車は惰性で移動しているだけで、外部から速度制御を行
なうことができない。従って、搬送車15の速度制御
を、搬送車15の基台25が固定子16と対向している
間に行なわなければならないことから、その制御が難し
かった。
【0010】また障害物との衝突、作業者による強制停
車等の外乱により、搬送車15が隣接する固定子間で停
止した場合、上述した理由から、搬送車15を自動復帰
させることができなかった。
【0011】またガイドレール12a、12bに沿って
走行させる搬送車15の数が多くなる程、それらを制御
するための固定子16の数を増大させなければならず、
コスト高となっていた。
【0012】さらに、ガイドレール12a、12bに対
して搬送車15を磁気浮上させるために設けられた電磁
石51、52への電力供給は、搬送車15が搭載してい
るバッテリ43から行なっているため、当然バッテリ4
3の消耗の都度その充電が必要となる。このため、従来
は搬送車15の移動経路に充電ステーションを設置し、
バッテリ43が消耗してくると、そのバッテリ43を搭
載した搬送車15による搬送作業を中止させ充電ステー
ションまで移動させて充電を行なうものであったため、
作業効率がなかなか上がらなかった。
【0013】本発明は、搬送車の速度制御が極めて容易
に行なえる浮上式搬送装置を提供することを目的とす
る。
【0014】また、本発明は、搬送車による作業効率を
向上させることのできる浮上式搬送装置を提供すること
を特徴とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、少なくとも下面部分が磁性体で
形成されたガイドレールと、このガイドレールに沿って
自由に走行自在に配置された搬送車と、この搬送車に搭
載され前記ガイドレールの前記下面部分との間に生じる
磁気的吸引力で前記搬送車を前記ガイドレールに対して
浮上させる磁気力浮上装置と、前記搬送車と前記ガイド
レールとの間に設けられ前記搬送車に推進力または制動
力を付与するリニア誘導電動機と、を有する浮上式搬送
装置において、前記リニア誘導電動機を構成するコア部
材を前記搬送車に設け、前記リニア誘導電動機を構成す
る導電部材を、走行する前記搬送車の前記コア部材と対
向するようにして前記ガイドレールに沿って固定配置し
たことを特徴とする。
【0016】また、本発明においてはさらに、高周波電
源に接続された給電線をガイドレールに沿って敷設する
とともに、搬送車には、この給電線より非接触で電力を
受ける受電コア部材を設け、この受電コア部材で発生し
た電力を前記磁気力浮上装置または前記コア部材に供給
することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態
である磁気浮上式搬送装置の正面図、図2は推力発生部
分を示す模式図、図3は非接触状態での給電部分を示す
模式図、図4は給電線の敷設状態を示す模式図、図5は
搬送車の概略平面図をそれぞれ示し、先に述べた図6に
おける実質同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は
省略する。
【0018】まず、図1に示す搬送装置60において、
断面が略矩形状の軌道枠61が後述する搬送車69の移
動経路に沿って設けられ、不図示の天井、あるいは軌道
枠61に沿って設けた支柱等に支持棒62を介して支持
される。この軌道枠61の下面はその中央部が長手方向
に沿って開放部63となっていて、この開放部63を境
に水平で帯状のフランジ部64が搬送車69の搬送経路
に沿って連続状に形成される。なお、軌道枠61の少な
くともこのフランジ部64はアルミ材などの導電体で形
成され、このフランジ部64は、リニア誘導電動機の導
電部材を構成する。
【0019】図1において、軌道枠61の左側面65の
内部には、複数本の支持アーム66を介して給電線67
が上下に2本支持される。この給電線67は、図3に示
すように高周波電源68に接続されて閉ループを形成
し、例えば図4に示されるように、軌道枠61が1つの
環状のものとすると、全周を例えば3つの領域61a、
61b、61cに分け、各領域後ごとに、高周波電源6
8に接続された給電線67が軌道枠61の側面に支持さ
れるようになっている。
【0020】さて、本実施の形態においても、従来と同
様に軌道枠61にガイドレール12a、12bが平行に
敷設されていて、電磁石51、52の配列方向は図6で
説明した磁気支持ユニット31とは90度相違するがそ
れ以外は同様な構成の磁気支持ユニットにて搬送車69
が磁気吸引力によってガイドレール12a、12bに対
して浮上されるようになっている。従来と大きく異なる
点としては、図2に示されるように、このガイドレール
12a、12bに沿って自由に走行自在の搬送車69
に、軌道枠の61の水平に延びる前述のフランジ部64
の上面64aと下面64bとにそれぞれ対向し、かつ装
置の稼動時においてはフランジ部64の各面64a、6
4bと僅かなギャップを有する高さ位置に先に述べたリ
ニア誘導電動機のコア部材70が配置されることであ
る。このコア部材70は、鉄芯にコイルが巻かれたもの
で、先の軌道枠61のフランジ部64との間でリニア誘
導電動機を構成し、コイルに電力が付与されたとき両者
間の電磁作用により、固定配置されたフランジ部64に
対してコア部材70に推進力、制動力が作用する。
【0021】搬送車69には、前述した給電線67から
非接触にて電力を受ける受電部として受電コア部材71
が設けられる。この非接触受電について図3を用いて説
明すると、受電コア部材71は、断面が略逆E字形をし
た鉄心72で、軌道枠61に敷設された2本の給電線6
7を丁度またぐようになっている。鉄心72の中央部で
水平に突き出た突出部72aにはピックアップコイルと
なる二次コイル73が巻かれる。つまりこの構成にて、
高周波電源68によって給電線67に高周波電流が流さ
れると、受電コア部材71の二次コイル73にて、電磁
誘導の原理から、搬送車の走行状態に拘わらず電気エネ
ルギーが得られるものである。なお、得られたエネルギ
ーは、搬送車69が有するバッテリ74(図6ではバッ
テリ43に相当)に充電される。
【0022】搬送車69には、さらに容器75を搬送す
るために、この容器75の上部に有するフランジ76を
保持する保持部77が設けられ、この保持部77を支持
する基台79がクレーン78によって昇降されるように
なっている。クレーン78は、不図示のモータで回転駆
動される一対の回転車80と、一端が回転車80に、他
端が基台79に接続されるワイヤ部材81から構成さ
れ、回転車80が回転しワイヤ部材81がこの回転車8
0に巻き取られ、あるいは巻き出されることで基台79
が上下動することとなる。
【0023】搬送車69には、図3、図5に示されるよ
うに、コントローラ82が搭載される。このコントロー
ラ82は、光通信などにより搬送路側の通信コントロー
ラ83と受光部84を介して交信されるようになってお
り、さらに搬送路側の通信コントローラ83は、不図示
の地上側コントローラと接続されている。コントローラ
82は、先に述べた受電部である受電コア部材71に接
続され、この受電コア部材71にて得た電気エネルギー
をバッテリ74に充電させたり、搬送路側の通信コント
ローラ83からの駆動信号や停止信号に基づいて、搬送
車69の磁気浮上制御、コア部材70への電力供給を制
御する。
【0024】さて、次に上記構成による作動について説
明する。まず、バッテリ74より供給される電力によっ
て、図6で示した従来と同様に磁気支持ユニット31と
ガイドレール12a、12bとの間には磁気回路が形成
され、そこに発生する磁気的吸着力により、搬送車69
はゼロパワー制御状態にてガイドレール12a、12b
に対して浮上する。
【0025】ここで、コア部材70を付勢すると、軌道
枠61のフランジ部64は、コア部材70から電磁力を
受けるが、軌道枠61が固定のため、その反力で搬送車
69は磁気浮上の状態のままガイドレール12a、12
bに沿って走行する。コントローラ82による制御でコ
ア部材70によって発生する磁力方向を変えれば、減速
制御や停止制御などが行なわれる。
【0026】また、コア部材70への給電に関して、通
常は受電コア部材71によって給電線67から非接触状
態で得られた電力がコントローラ82の制御下でコア部
材70に供給されるようになっている。そして、図4に
例示したような、軌道枠61が3つの領域61a、61
b、61cに分かれている場合においては、各領域の境
目部分にて給電線67の存在しない部分、つまり受電で
きない部分が存在することになるが、コア部材70はコ
ントローラ82を介してバッテリ74と接続されてお
り、搬送車69が上述のような給電線67の存在しない
部分を通過するときにはこのバッテリ74からコア部材
71に給電されるようになっている。なお、このバッテ
リ74に対しては、受電コア部材71で受電した電力が
コントローラ82の制御下で充電される。
【0027】以上説明した実施の形態によれば、以下の
効果を有する。 搬送車69にリニア誘導電動機を構成するコア部材7
0を設け、リニア誘導電動機を構成する導電部材たるフ
ランジ部64を固定配置の軌道枠61に設けた。これに
より、コア部材70とフランジ部64とは、搬送車69
の停車中はもちろん、走行中においても常に対向状態と
される。つまり、搬送車69の速度制御を搬送車の位置
に拘わらずに行なえることから、その制御が極めて容易
となる。 たとえ障害物との衝突、作業者による強制停車等の外
乱により搬送車69が停止した場合でも、に記した理
由により、その停止位置に拘わらず自動復帰させること
ができる。 ガイドレール12a、12bに沿って走行させる搬送
車69の数が多くなっても、コア部材70を各搬送車6
9に搭載すればよいので、従来に比べて低コストで実現
できる。 ガイドレール12a、12bに対して搬送車69を磁
気浮上させるための電磁石51、52に供給する電力
を、搬送車69が搭載しているバッテリ74から得てい
るにもかかわらず、当該バッテリ74は、受電コア部材
71にて給電線67から非接触状態で得られた電力が充
電され、この充電はたとえ搬送車69が走行中であって
も行なわれる。従って、従来のようにバッテリの消耗の
都度いちいち充電ステーションまで搬送車を移動させて
充電させる工程を不要とすることができる。このため、
充電ステーションを設置することも不要となり設置面積
を減少させることができるとともに、従来のように搬送
作業を中止させての充電工程が不要となるので、作業効
率を向上させることもできる。 搬送車69に搭載されたバッテリ74にてコア部材7
0へも給電可能なように構成したので、図4に示した搬
送路のような給電線67の途切れる部分が存在する場合
であっても、この部分を搬送車69が通過するときには
バッテリ74からコア部材70が電力供給を受けるよう
にすれば搬送車69の速度制御を継続的に行なうことが
できる。 フランジ部64の上面64aと下面64bの各面に対
向してコア部材70を設けたので、片面だけにコア部材
を配置した場合と比較し、搬送車69に付与される推進
力や制動力の増大を図ることができる。
【0028】なお上述した実施の形態においては、給電
線67を図4に示したように3つの領域に分けたが、こ
の領域の数については任意であり、たとえば図4の環状
の軌道枠61の場合、1つの閉ループ状の給電線67で
カバーするものであっても良い。
【0029】また、搬送車69に推進力や制動力を発生
させるため、軌道枠61に水平状のフランジ部64を形
成し、これと対向するコア部材70をやはり水平状態に
配置したが、対向面は垂直状態であって良いし、傾斜し
ていても良い。
【0030】また、フランジ部64の上面64aと下面
64bの各面に対向してコア部材70を設けたが、フラ
ンジ部64の片面だけに配置するものであっても良い。
また搬送車69におけるこのコア部材70の配置数につ
いて、図5に2点鎖線で示すように、1箇所に限らず複
数箇所(図5では全4箇所)にコア部材70を搭載し、
それぞれ軌道枠61に設けた導電体からなるフランジ部
64と対向配置するようにしても良い。
【0031】また、搬送車69をガイドレール12a、
12bに対して磁気浮上させるための電磁石51、52
に対しては、搬送車69に搭載したバッテリ74から供
給するようにしたが、この電磁石51、52に対しても
受電コア部材71で得た電力を供給するようにしても良
い。この場合、バッテリ自体を廃止することもでき、こ
れは搬送車69の軽量化につながり、速度制御がよりし
易くなる。
【0032】また、受電部としての受電コア部材71を
搬送車69に一基備えたものを示したが、複数基搭載す
るようにしても構わない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、搬送車の速度制御が極
めて容易に行なえる。
【0034】また、搬送車による作業効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である磁気浮上式搬送装置
の正面図である。
【図2】推力発生部分を示す模式図である。
【図3】非接触状態での給電部分を示す模式図である。
【図4】給電線の敷設状態を示す模式図である。
【図5】搬送車の概略平面図である。
【図6】従来の搬送装置の斜視図である。
【符号の説明】
11 軌道枠 12a ガイドレール 12b ガイドレール 31 磁気支持ユニット 43 バッテリ 51 電磁石 52 電磁石 53 永久磁石 55 継鉄 56 コイル 60 搬送装置 61 軌道枠 63 開放部 64 フランジ部 64a 上面 64b 下面 65 左側面 66 支持アーム 67 給電線 68 高周波電源 69 搬送車 70 コア部材 71 受電コア部材 72 鉄心 72a 突出部 73 二次コイル 74 バッテリ 75 容器 82 コントローラ 83 搬送路側通信コントローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも下面部分が磁性体で形成され
    たガイドレールと、このガイドレールに沿って自由に走
    行自在に配置された搬送車と、この搬送車に搭載され前
    記ガイドレールの前記下面部分との間に生じる磁気的吸
    引力で前記搬送車を前記ガイドレールに対して浮上させ
    る磁気力浮上装置と、前記搬送車と前記ガイドレールと
    の間に設けられ前記搬送車に推進力または制動力を付与
    するリニア誘導電動機と、を有する浮上式搬送装置にお
    いて、前記リニア誘導電動機を構成するコア部材を前記
    搬送車に設け、前記リニア誘導電動機を構成する導電部
    材を、走行する前記搬送車の前記コア部材と対向するよ
    うにして前記ガイドレールに沿って固定配置したことを
    特徴とする浮上式搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記導電部材は前記ガイドレールに沿う
    帯状材であって、この帯状材に対向するように前記コア
    部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載の浮上式
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 高周波電源に接続された給電線を前記ガ
    イドレールに沿って敷設するとともに、前記搬送車に
    は、この給電線より非接触で電力を受ける受電コア部材
    を設け、この受電コア部材で発生した電力を前記磁気力
    浮上装置または前記コア部材に供給することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の浮上式搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気力浮上装置または前記コア部材
    に電力を供給するバッテリを搬送車に搭載したことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の浮上式搬送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記バッテリを前記受電コア部材に電気
    的に接続し、受電コアで受電した電力をこのバッテリに
    充電するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の
    浮上式搬送装置。
JP10022838A 1998-01-20 1998-01-20 浮上式搬送装置 Pending JPH11215614A (ja)

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JP10022838A JPH11215614A (ja) 1998-01-20 1998-01-20 浮上式搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010058454A1 (ja) * 2008-11-19 2010-05-27 三菱重工業株式会社 磁気式の車両交通システム
JP2014168372A (ja) * 2013-01-31 2014-09-11 Furukawa Electric Co Ltd:The 磁気浮上式搬送装置及び荷台
CN107042210A (zh) * 2016-02-08 2017-08-15 株式会社大福 物品搬运设备

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