JP3211934B2 - パワーウィンド装置及びそのシステム - Google Patents

パワーウィンド装置及びそのシステム

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JP3211934B2
JP3211934B2 JP24744195A JP24744195A JP3211934B2 JP 3211934 B2 JP3211934 B2 JP 3211934B2 JP 24744195 A JP24744195 A JP 24744195A JP 24744195 A JP24744195 A JP 24744195A JP 3211934 B2 JP3211934 B2 JP 3211934B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉スイッチの操
作に応じてモータにより窓ガラスを開閉させるパワーウ
ィンド装置と、このパワーウィンド装置を複数有するパ
ワーウィンドシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】乗用車等の車両において広く普及してい
るパワーウィンド装置には、一般に、窓ガラスを閉め忘
れたままイグニッションスイッチを切ってしまった場合
に、イグニッションスイッチを入れ直さずに窓ガラスを
閉めることができるように、イグニッションスイッチを
切った後も所定時間が経過するまでの間は、パワーウィ
ンド用のモータを駆動できるように構成されている。ま
た、近年のパワーウィンド装置には、ドアの窓枠と窓ガ
ラスの間に異物が挟まった場合に、モータの回転状態の
変動等によりこれを検出し、窓ガラスを一定距離、或
は、一定時間強制的に開かせる挟み込み検出解除装置が
設けられていることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述したよう
に、イグニッションスイッチを切った後の窓閉め操作が
可能で、しかも、異物の挟み込みを検出した時に窓ガラ
スを強制的に開かせるパワーウィンド装置では、イグニ
ッションスイッチを切った後の窓閉め操作中に異物を挟
み込んだ場合に、モータの駆動が可能な所定時間が経過
すると、モータの駆動が停止して、異物の挟み込み状態
を解除するのに十分な窓開け動作を完了させることがで
きなくなってしまうという不具合があった。本発明は前
記事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、イグ
ニッションスイッチを切った後の窓閉め操作中に窓ガラ
スが異物を挟み込んだ場合であっても、その挟み込み状
態が完了するまでパワーウィンド用のモータを確実に駆
動させることができるパワーウィンド装置を提供するこ
とにある。また、本発明は、各席の窓ガラスに対応して
パワーウィンド装置を複数設け、これら各パワーウィン
ド装置間を多重通信によるネットワークで結んでシステ
ムを構成した場合にも、各パワーウィンド装置に異物の
挟み込み状態の解除動作をそれぞれ確実に行わせること
ができるパワーウィンドシステムを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明によるパワーウィンド装置は、図1(a)に基本
構成図で示すように、窓ガラス51を開閉させるモータ
11を、イグニッションスイッチ7を切断した時点から
所定時間が経過した駆動完了時点まで駆動可能とし、前
記窓ガラス51による異物の挟み込み時に、前記窓ガラ
ス51が開く方向に前記モータ11を回転させる挟み込
み解除動作を行うパワーウィンド装置において、前記イ
グニッションスイッチ7の切断後、前記駆動完了時点か
ら少なくとも前記挟み込み解除動作に必要な時間だけ遡
った操作完了時点までの間、前記窓ガラス51の開閉を
指示する開閉スイッチ13の操作を有効とする開閉スイ
ッチ有効時間規定手段15Aを設けたことを特徴とす
る。
【0005】また、本発明によるパワーウィンド装置
は、前記イグニッションスイッチ7の切断後に前記窓ガ
ラス51による異物の挟み込みを検出した時点を前記操
作完了時点とする開閉スイッチ有効時間変更手段15B
をさらに設けるものとした。
【0006】さらに、本発明によるパワーウィンドシス
テムは、図1(b)に基本構成図で示すように、上述し
たパワーウィンド装置を複数備えるパワーウィンドシス
テムにおいて、前記各パワーウィンド装置はそれぞれ多
重バスラインLに接続されるノード101〜10Nを構
成し、これら複数のノード101〜10Nのうち1つの
ノード10nに前記イグニッションスイッチ7がさらに
接続され、該イグニッションスイッチ7が接続されたノ
ード10nを構成する前記パワーウィンド装置は、自身
の開閉スイッチ13の操作の有効/無効状態を報知する
ためのスイッチ有効/無効データを生成し前記多重バス
ラインLに送出するスイッチ有効/無効データ生成手段
10naを有しており、前記イグニッションスイッチ7
が接続されていない他のノード101〜10Nを構成す
る前記各パワーウィンド装置の前記開閉スイッチ有効時
間規定手段15Aは、前記イグニッションスイッチ7が
接続されたノード10nを構成する前記パワーウィンド
装置から前記多重バスラインLを介して入力される前記
スイッチ有効/無効データを基に、前記窓ガラス51の
開閉を指示する開閉スイッチ13の操作の有効/無効を
決定することを特徴とする。
【0007】本発明のパワーウィンド装置によれば、イ
グニッションスイッチ7の切断後、操作完了時点が過ぎ
た後にも、窓ガラス51開閉用のモータ11の駆動可能
な時間が、窓ガラス51による異物の挟み込み状態を解
除する動作を行うのに必要な時間分だけは少なくとも確
保されるので、例えば前記操作完了時点が過ぎる直前に
窓ガラス51が異物を挟み込んだとしても、該操作完了
時点が過ぎた後に確保された時間内、即ち、動作完了時
点に達するまでの間に挟み込み解除動作が完了し、窓ガ
ラス51による異物の挟み込み状態が確実に解除され
る。
【0008】また、前記イグニッションスイッチ7の切
断後の、窓ガラス51による異物の挟み込みを検出した
時点を前記操作完了時点とすることで、挟み込み解除動
作が完了した時点での、開閉スイッチ13の再度の操作
が無効となり、従って、操作完了時点が過ぎるまでの間
に、挟み込み解除動作により開いた窓ガラス51を閉め
る操作を行って、その際に窓ガラス51が異物を再び挟
み込むといった、異物の挟み込みと解除動作が繰り返し
発生することが防止される。しかも、挟み込み解除動作
の完了後に窓ガラス51を閉めるには、イグニッション
スイッチ7を入れ直す必要が必ず生じることから、異物
の挟み込みに対する注意を喚起するのにも役立つ。
【0009】さらに、本発明のパワーウィンドシステム
によれば、イグニッションスイッチ7が接続されたノー
ド10nを構成するパワーウィンド装置の開閉スイッチ
有効時間規定手段15Aが、窓ガラス51の開閉を指示
する開閉スイッチ13の操作を有効としたり、逆に無効
とするのに応じて、このパワーウィンド装置のスイッチ
有効/無効データ生成手段10naが、開閉スイッチ1
3の操作の有効/無効状態を報知するためのスイッチ有
効/無効データを生成し多重バスラインLに送出する
と、このスイッチ有効/無効データを基に、他のノード
101〜10Nを構成する各パワーウィンド装置の開閉
スイッチ有効時間規定手段15Aにより、自身の開閉ス
イッチ13の操作の有効/無効が決定される。従って、
イグニッションスイッチ7の状態を直接検出できるノー
ド10nだけでなく、他のノード101〜10Nを構成
する前記パワーウィンド装置も含めたシステム全体のパ
ワーウィンド装置について、イグニッションスイッチ7
を切った後の、開閉スイッチ13の操作を有効とする時
間の完了から、モータ11の駆動可能な時間が完了する
までの間に、窓ガラス51による異物の挟み込み状態を
解除する動作に必要な時間を確保し、異物の挟み込み状
態を確実に解除させることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるパワーウィン
ド装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図2は本
発明の一実施形態に係るパワーウィンド装置の概略構成
を一部ブロックで示す説明図で、図2中1はパワーウィ
ンド装置、3は異物の挟み込みを検出、解除する挟み込
み検出解除装置、7はイグニッションスイッチをそれぞ
れ示す。前記パワーウィンド装置1は、ドア5の窓ガラ
ス51を開閉するもので、窓ガラス51を開閉させる際
に、開閉用のモータ11を駆動させるために操作される
指示用の開閉スイッチ13と、該開閉スイッチ13の操
作に応じてモータ11が窓ガラス51の開閉方向に回転
するように制御するマイクロコンピュータ(以下、マイ
コンと略記する)15を有している。また、パワーウィ
ンド装置1は、モータ11及びマイコン15に電源を供
給するバッテリ17と、開閉スイッチ13の操作に連動
してモータ11とバッテリ17間を接断するスイッチ1
6,18と、これらスイッチ16,18を開閉させるリ
レー19a,19bをさらに有している。前記挟み込み
検出解除装置3は、モータ11の回転数に応じたモータ
パルス信号を出力するパルス発生器31と前記マイコン
15等で構成されている。
【0011】前記開閉スイッチ13は、例えば前記ドア
5の内側のひじ掛け部(図示せず)上面に配設されてお
り、前後に傾倒可能な従来公知のシーソー式の操作ボタ
ン(図示せず)を有する自己復帰型メカニカルスイッチ
からなる。前記開閉スイッチ13は、前記操作ボタンを
前方に倒すように操作することで、窓ガラス51を全閉
位置側に上昇させるための上昇要求信号13aを出力
し、前記操作ボタンを後方に倒すように操作すること
で、窓ガラス51を全開位置側に下降させるための下降
要求信号13bを出力するように構成されている。
【0012】前記スイッチ16は、前記マイコン15の
指示によるリレー19aの作動により開閉するもので、
モータ11の一方の端子11aが接続される共通接点1
6aと、バッテリ17及びアースがそれぞれ接続される
2つの移動接点16b,16cを有している。前記スイ
ッチ18は、スイッチ16と同様に、前記マイコン15
の指示によるリレー19bの作動により開閉するもの
で、モータ11の他方の端子11bが接続される共通接
点18aと、バッテリ17及びアースがそれぞれ接続さ
れる2つの移動接点18b,18cを有しており、両ス
イッチ16,18の移動接点16b,18bどうし、及
び、移動接点16c,18cどうしは互いに接続され、
それぞれマイコン15に接続されている。
【0013】前記モータ11は、リレー19a,19b
により共通接点16aと移動接点16b、共通接点18
aと移動接点18cがそれぞれ接続されることで、端子
11aがアース、端子11bがバッテリ17にそれぞれ
接続され、窓ガラス51を上昇(閉じる)方向に回転す
る。また、モータ11は、リレー19a,19bにより
共通接点16aと移動接点16c、共通接点18aと移
動接点18bがそれぞれ接続されることで、端子11a
がバッテリ17、端子11bがアースにそれぞれ接続さ
れ、窓ガラス51を下降(開く)方向に回転する。尚、
リレー19a,19bにより共通接点16aと移動接点
16b、共通接点18aと移動接点18bがそれぞれ接
続されると、端子11a,11bが共にアースに接続さ
れ、開閉スイッチ13の操作に拘らず回転しない状態と
なる。
【0014】前記パルス発生器31は、前記モータ11
の外側に配設されており、該パルス発生器31は、所定
方向への磁界がかかると起電力を生じるホールIC(図
示せず)、及び、該ホールICの起電力をデジタル変換
するA/Dコンバータ(図示せず)とを有しており、前
記パルス発生器31は、モータの出力軸(図示せず)に
固着されたマグネット(図示せず)の作る磁界がモータ
11の回転により変化するのに伴って、ホールICに起
電力がそれぞれ生じ、この起電力により、モータ11が
1周回転する毎に1回ずつパルス信号Pを出力するよう
に構成されている。
【0015】前記イグニッションスイッチ7は、前記バ
ッテリ17とスイッチ16,18の移動接点16c,1
8cとを接続する配線上で、前記バッテリ17とマイコ
ン15を接続する配線との分岐点Aよりもスイッチ1
6,18側の配線箇所に介設されており、該イグニッシ
ョンスイッチ7の接断状態は、前記移動接点16b,1
8bと移動接点16c,18cの間の電位差を監視する
ことで、マイコン15により検出される。
【0016】次に、前記マイコン15のハードウェア構
成について、図3のブロック図を参照して説明する。前
記マイコン15は、CPU(Central Processing Unit
、中央処理装置)15aと、RAM(Random Access M
emory)15bと、ROM(Read-Only Memory)15c
とで構成されている。
【0017】前記CPU15aには、出力インタフェー
ス15d及びドライバ15eを介して前記モータ11と
リレー19a,19bが接続されており、また、入力ポ
ート15fを介して前記開閉スイッチ13、スイッチ1
6,18の両移動接点16b,18b、16c,18
c、及び、パルス発生器31がそれぞれ接続されてい
る。前記RAM15bは、図4にメモリエリアマップで
示すように、各種データ記憶用のデータエリア及び各種
処理作業に用いるワークエリアを有し、このうちワーク
エリアには、演算、窓位置カウンタ、イグニッション状
態フラグ、スイッチ有効フラグ、モータ駆動許可フラ
グ、上昇駆動フラグ、下降駆動フラグ、挟み込み解除動
作フラグ、タイマの各エリアが設けられている。前記R
OM15cには、CPU15aに各種処理動作を行わせ
るための制御プログラムが格納されている。
【0018】次に、前記ROM15cに格納された制御
プログラムに従いCPU15aが行う処理について、図
5乃至図8のフローチャートを参照して説明する。前記
マイコン15が起動してプログラムがスタートすると、
図5に示すように、CPU15aは、初期設定を行った
後(ステップS1)、開閉スイッチ13の操作の有効/
無効とモータ11の駆動許可/不許可とを設定するタイ
マ管理処理(ステップS3)と、開閉スイッチ13の操
作による窓ガラス51の開閉と異物の挟み込み検出、解
除を行うパワーウィンド動作処理(ステップS5)の2
つの処理を繰り返しサイクリックに行っていく。
【0019】前記初期設定では、RAM15bのイグニ
ッション状態フラグエリアのフラグF1、スイッチ有効
フラグエリアのフラグF3、モータ駆動許可フラグエリ
アのフラグF5、上昇駆動フラグエリアのフラグF7、
下降駆動フラグエリアのフラグF9、並びに、挟み込み
解除動作フラグエリアのフラグF11をそれぞれ「0」
に設定する。
【0020】前記タイマ管理処理では、図6に示すよう
に、前記イグニッションスイッチ7が入っているか否か
を確認し(ステップS301)、入っている場合は(ス
テップS301でY)、イグニッション状態フラグエリ
ア、スイッチ有効フラグエリア、及び、モータ駆動許可
フラグエリアの各フラグF1,F3,F5をそれぞれ
「1」に設定し(ステップS303)、ステップS5の
パワーウィンド動作処理に進む。
【0021】一方、前記イグニッションスイッチ7が入
っていない場合は(ステップS301でN)、イグニッ
ション状態フラグエリアのフラグF1が「0」であるか
否かを確認する(ステップS305)。前記フラグF1
が「0」でない場合は(ステップS305でN)、イグ
ニッション状態フラグエリアのフラグF1を「1」に設
定し(ステップS306)、RAM15bのタイマエリ
アにおけるイグニッションスイッチ7を切ってからの経
過時間Tの計測を開始した後(ステップS307)、ス
テップS309に進み、フラグF1が「0」である場合
は(ステップS305でY)、ステップS307をスキ
ップしてステップS309に進む。
【0022】ステップS309では、タイマエリアで計
測中の経過時間Tがスイッチ有効時間Tsに達したか否
かを確認し、達していない場合は(ステップS309で
N)、ステップS5のパワーウィンド動作処理に進み、
達した場合は(ステップS309でY)、経過時間Tが
スイッチ有効時間Tsよりも所定時間Trだけ長いモー
タ許可時間Tmに達したか否かを確認する(ステップS
311)。経過時間Tがモータ許可時間Tmに達してい
ない場合は(ステップS311でN)、スイッチ有効フ
ラグエリアのフラグF3を「0」に設定した後(ステッ
プS313)、ステップS5のパワーウィンド動作処理
に進み、達した場合は(ステップS311でY)、モー
タ駆動許可フラグエリアのフラグF5を「0」に設定し
た後(ステップS315)、ステップS5のパワーウィ
ンド動作処理に進む。
【0023】前記パワーウィンド動作処理では、図7に
示すように、スイッチ有効フラグエリアのフラグF3が
「0」であるか否かを確認し(ステップS501)、
「0」でない場合は(ステップS501でN)、ステッ
プS515に進み、「0」である場合は(ステップS5
01でY)、開閉スイッチ13からの上昇要求信号13
a及び下降要求信号13bを取り込む(ステップS50
3)。そして、上昇要求信号13aを取り込んだか否か
を確認し(ステップS505)、取り込んだ場合は(ス
テップS505でY)、RAM15bの上昇駆動フラグ
エリアのフラグF7を「1」に設定した後(ステップS
507)、ステップS515に進み、取り込んでいない
場合は(ステップS505でN)、下降要求信号13b
を取り込んだか否かを確認する(ステップS509)。
【0024】下降要求信号13bを取り込んだ場合は
(ステップS509でY)、RAM15bの下降駆動フ
ラグエリアのフラグF9を「1」に設定した後(ステッ
プS511)、ステップS515に進み、取り込んでい
ない場合は(ステップS509でN)、上昇及び下降駆
動フラグエリアの両フラグF7,F9を「1」に設定し
た後(ステップS513)、ステップS515に進む。
【0025】ステップS515では、モータ駆動許可フ
ラグエリアのフラグF5が「0」であるか否かを確認
し、「0」である場合は(ステップS515でY)、窓
ガラス51が上昇する方向にモータ11を回転させるた
めの上昇駆動信号Maと、窓ガラス51が下降する方向
にモータ11を回転させるための下降駆動信号Mbのド
ライバ15eへの出力を停止する(ステップS51
7)。そして、RAM15bの上昇駆動フラグエリア及
び下降駆動フラグエリアのフラグF7,F9をそれぞれ
「0」に設定した後(ステップS519)、タイマ管理
処理に進む。
【0026】一方、モータ駆動許可フラグエリアのフラ
グF5が「0」でない場合は(ステップS515で
N)、下降駆動フラグエリアのフラグF9が「0」であ
るか否かを確認する(ステップS521)。下降駆動フ
ラグエリアのフラグF9が「0」でない場合は(ステッ
プS521でN)、スイッチ有効フラグエリアのフラグ
F3が「0」であるか否かを確認し(ステップS52
3)、「0」である場合は(ステップS523でY)、
ステップS531に進み、「0」でない場合は(ステッ
プS523でN)、ドライバ15eに下降駆動信号Mb
を出力する(ステップS525)。
【0027】次に、パルス信号発生器31からのパルス
信号Pの検出数を基に、RAM15bの窓位置カウンタ
エリアの、窓ガラス51の開閉位置に応じたカウント値
Cのアップダウンカウントを行い(ステップS52
7)、そのカウンタ値Cに基づいて窓ガラス51が全開
位置に達したか否かを確認し(ステップS529)、達
していない場合は(ステップS529でN)、タイマ管
理処理に戻り、達した場合は(ステップS529で
Y)、ステップS531に進む。ステップS531で
は、下降駆動信号Mbの出力を停止し、次に、下降駆動
フラグエリアのフラグF9を「0」に設定した後(ステ
ップS533)、タイマ管理処理に戻る。
【0028】また、ステップS521で下降駆動フラグ
エリアのフラグF9が「0」でない場合は(N)、上昇
駆動フラグエリアのフラグF7が「0」であるか否かを
確認し(ステップS535)、「0」である場合は(ス
テップS535でY)、ステップS517に移行する。
一方、上昇駆動フラグエリアのフラグF7が「0」でな
い場合は(ステップS535でN)、図8に示すよう
に、解除動作フラグエリアのフラグF11が「0」であ
るか否かを確認し(ステップS537)、「0」でない
場合は(ステップS537でN)、ステップS563に
進み、「0」である場合は(ステップS537でY)、
スイッチ有効フラグエリアのフラグF3が「0」である
か否かを確認する(ステップS539)。
【0029】フラグF3が「0」である場合は(ステッ
プS539でY)、ステップS547に進み、「0」で
ない場合は(ステップS539でN)、ドライバ15e
に上昇駆動信号Maを出力し(ステップS541)、次
に、前記パルス信号Pの検出数を基に、窓位置カウンタ
エリアのカウント値Cのアップダウンカウントを行い
(ステップS543)、そのカウンタ値Cに基づいて窓
ガラス51が全閉位置に達したか否かを確認する(ステ
ップS545)。
【0030】ステップS539でフラグF3が「0」で
ない場合と(N)、ステップS545で窓ガラス51が
全閉位置に達した場合は(Y)、ステップS547で上
昇駆動信号Maの出力を停止し、上昇駆動フラグエリア
のフラグF7を「0」に設定した後(ステップS54
9)、タイマ管理処理に戻る。一方、窓ガラス51が全
閉位置に達していない場合は(ステップS547で
N)、前記パルス信号Pの周期の変動等を基に、窓ガラ
ス51による異物の挟み込みがあるか否かを確認する
(ステップS551)。
【0031】窓ガラス51による異物の挟み込みがない
場合は(ステップS551でN)、タイマ管理処理に進
み、異物の挟み込みがある場合は(ステップS551で
Y)、スイッチ有効フラグエリアのフラグF3を「0」
に設定すると共に(ステップS553、解除動作フラグ
エリアのフラグF11を「1」に設定して(ステップS
555)、上昇駆動信号Maの出力を停止し(ステップ
S557)、上昇駆動フラグエリアのフラグF7を
「0」に設定した後(ステップS559)、ドライバ1
5eに上昇駆動信号Maを出力して(ステップS56
1)、下降駆動フラグエリアのフラグF9を「1」に設
定し(ステップS563)、ステップS565に進む。
【0032】次に、ステップS565では、前記パルス
信号Pの検出数を基に、窓位置カウンタエリアのカウン
ト値Cのアップダウンカウントを行い、その後、RAM
15bの演算エリアで算出したアップダウンカウントの
前後のカウンタ値Cの差や、ステップS561における
下降駆動信号Mbの出力からの時間経過に基づいて、窓
ガラス51が異物を挟み込んだ状態を解除するのに十分
な規定距離下降したか否かを確認する(ステップS56
7)。窓ガラス51が規定距離下降している場合は(ス
テップS567でY)、ステップS571に進み、降下
していない場合は(ステップS567でN)、窓位置カ
ウンタエリアのカウント値Cに基づいて窓ガラス51が
全開位置に達したか否かを確認する(ステップS56
9)。窓ガラス51が全開位置に達していない場合は
(ステップS569でN)、タイマ管理処理に戻り、達
した場合は(ステップS569でY)、ステップS57
1で下降駆動信号Mbの出力を停止し、下降駆動フラグ
エリアのフラグF9を「0」に設定した後(ステップS
573)、タイマ管理処理に戻る。
【0033】以上の説明からも明らかなように、本実施
形態では、開閉スイッチ有効時間規定手段15Aが図6
のフローチャートにおけるステップS309で構成さ
れ、開閉スイッチ有効時間変更手段15Bが、図8のフ
ローチャートにおけるステップS553で構成されてい
る。また、本実施形態では、請求項中の操作完了時点
が、図6中のステップS311で示すモータ許可時間T
mの経過時点であり、請求項中の駆動完了時点が、この
モータ許可時間Tmよりも所定時間Trだけ短いスイッ
チ有効時間Tsの経過時点である。そして、本実施形態
では、前記所定時間Trが、図8のフローチャートにお
けるステップS551から始まり、ステップS573で
完了する挟み込み解除動作処理を行うのに十分な時間の
長さに設定されている。
【0034】次に、上述した構成による本実施形態のパ
ワーウィンドの動作(作用)について、図9のタイミン
グチャートを参照して説明する。尚、図9は、上から順
にイグニッションスイッチ7、スイッチ有効フラグエリ
アのフラグF3、モータ駆動許可フラグエリアのフラグ
F5、開閉スイッチ13、上昇駆動信号Ma及び下降駆
動信号Mbの各状態を示している。
【0035】まず、イグニッションスイッチ7を入れる
と、モータ11の駆動が可能となると共に、開閉スイッ
チ13の操作が有効となり、ここで、開閉スイッチ13
が操作されて上昇要求信号13aや下降要求信号131
bが出力されると、それに応じた方向にモータ11が回
転され、窓ガラス51が昇降する。そして、昇降中に窓
ガラス51が全閉位置及び全開位置に達すると、モータ
11の回転が停止する。また、開閉スイッチ13の操作
による上昇要求信号13aに呼応して窓ガラス51が閉
じる方向にモータ11が回転している途中で、異物の挟
み込みが検出されると、モータ11が一旦停止した後、
窓ガラス51が下降する方向にモータ11が回転し、窓
ガラス51を規定距離下降させて挟み込み状態を解除し
て停止する。
【0036】さらに、図9中のイの時点でイグニッショ
ンスイッチ7が切れると、その後、スイッチ有効時間T
sが経過し終るハの時点までの間、開閉スイッチ13の
操作が有効とされ、前記ハの時点の直前のロの時点で開
閉スイッチ13を後方に傾倒操作したままスイッチ有効
時間Tsが経過すると、開閉スイッチ13の操作が無効
となり、これに伴い、窓ガラス51が下降する方向への
モータ11の回転が、前記ハの時点で停止する。また、
その後イグニッションスイッチ7が再び入り、さらにそ
の後、図中のニの時点でイグニッションスイッチ7がも
う一度切れ、スイッチ有効時間Tsが経過し終るチの時
点よりも前の時点ホで、開閉スイッチ13の前方への傾
倒操作により、窓ガラス51が上昇する方向にモータ1
1が回転し始め、前記チの時点の直前の時点トで異物の
挟み込みが検出されると、次の動作が行われる。
【0037】まず、異物の挟み込みを検出すると、スイ
ッチ有効時間Tsが終了する時点チの前であるものの、
その時点トから、開閉スイッチ13の操作に関係なく、
窓ガラス51が下降する方向にモータ11が強制的に回
転し始めると共に、その後、窓ガラス51を規定距離下
降させる挟み込み解除動作が、チの時点を過ぎた時点ヌ
で完了し、窓ガラス51が下降する方向へのモータ11
の回転が停止する。尚、前記時点ヌは、前記所定時間T
rが挟み込み解除動作を行うのに十分な長さの時間に設
定されていることから、前記チの時点から所定時間Tr
が経過し終えた、即ち、図中ニのイグニッションスイッ
チ7が切れた時点からモータ許可時間Tmが経過し終え
た図中のルの時点よりも前の時点となる。従って、スイ
ッチ有効時間Tsが経過し終るチの時点の直前の時点ト
で異物の挟み込みが検出されて、前記挟み込み解除動作
が行われても、その動作が完了する時点ヌよりも前にモ
ータ許可時間Tmが経過し終えることはない。
【0038】このように本実施形態のパワーウィンド装
置によれば、イグニッションスイッチ7を切った後の開
閉スイッチ13の操作を有効とするスイッチ有効時間T
sの長さを、イグニッションスイッチ7を切った後のモ
ータ11の駆動を許可するモータ許可時間Tmから、挟
み込み解除動作を行うのに十分な長さの所定時間Trだ
け遡った時点で完了する長さに設定したので、開閉スイ
ッチ13の操作が無効となる時点の直前で異物の挟み込
み状態が発生して挟み込み解除動作が始まっても、その
挟み込み解除動作が完了する前にモータ許可時間Tmが
経過し終えてモータ11が停止することがなく、挟み込
み解除動作が終わるまでモータ11を確実に駆動させる
ことができる。
【0039】次に、本発明の一実施形態に係るパワーウ
ィンドシステムについて、図10乃至図21を参照して
説明する。本実施形態に係るパワーウィンドシステム
は、運転席用、助手席用、後部左席用、並びに、後部右
席用の4つのパワーウィンド装置からなり、図10に示
すように、多重バスラインLを介して相互接続され全体
で車体系の多重通信システムを構成するA〜Dの4つの
制御ユニット101〜104(ノードに相当)のうち、
B〜Dの3つの制御ユニット102〜104に分散して
設けられている。
【0040】前記制御ユニットB102は、運転席の足
元の右側壁の内側に配置され、図11に示すように、制
御プログラムを格納したROM102bとデータエリア
及びワークエリアを有するRAM102cとを内蔵し、
前記制御プログラムに従って動作するCPU102aを
有している。
【0041】前記CPU102aには、イグニッション
スイッチ7が接続されていると共に、先の実施形態で説
明したパワーウィンド装置1と同様の、後部右席窓ガラ
ス51の開閉駆動用モータ11及び開閉指示用の開閉ス
イッチ13と、異物の挟み込みを検出、解除する挟み込
み検出解除装置3がそれぞれ接続されており、前記開閉
スイッチ13及び制御ユニットB102により、後部右
席用のパワーウィンド装置1Dが構成され、前記CPU
102aは、後部右席の開閉スイッチ13の操作に応じ
てモータ11を窓ガラス51の開閉方向に回転駆動させ
るように構成されている。
【0042】前記RAM102cのワークエリアには、
図12にメモリエリアマップで示すように、先の実施形
態で説明したRAM15bと同様の演算、窓位置カウン
タ、イグニッション状態フラグ、スイッチ有効フラグ、
モータ駆動許可フラグ、上昇駆動フラグ、下降駆動フラ
グ、挟み込み解除動作フラグ、タイマの各エリアが設け
られている。
【0043】前記制御ユニットC103は、助手席の足
元の左側壁の内側に配置され、図13に示すように、R
OM103b及びRAM103cを内蔵し、制御プログ
ラムに従って動作するCPU103aを有している。前
記CPU103aには、助手席及び後部左席窓ガラス5
1の開閉駆動用のモータ11及び開閉指示用の開閉スイ
ッチ13と、異物の挟み込みを検出、解除する挟み込み
検出解除装置3が、助手席用及び後部左席用にそれぞれ
2つずつそれぞれ接続されており、前記各開閉スイッチ
13及び制御ユニットC103により、助手席用及び後
部左席用のパワーウィンド装置1B,1Cがそれぞれ構
成され、前記CPU103aは、助手席及び後部左席の
開閉スイッチ13の操作に応じて対応する各モータ11
を窓ガラス51の開閉方向にそれぞれ回転駆動させるよ
うに構成されている。
【0044】前記制御ユニットD104は、運転席のド
アに配置され、図14に示すように、ROM104b及
びRAM104cを内蔵し、制御プログラムに従って動
作するCPU104aを有している。前記CPU104
aには、運転席窓ガラス51の開閉駆動用モータ11及
び開閉指示用の開閉スイッチ13と、異物の挟み込みを
検出、解除する挟み込み検出解除装置3がそれぞれ接続
されており、前記開閉スイッチ13及び制御ユニットD
104により、運転席用のパワーウィンド装置1Aが構
成され、前記CPU104aは、運転席の開閉スイッチ
13の操作に応じてモータ11を窓ガラス51の開閉方
向に回転駆動させるように構成されている。
【0045】前記RAM103c,104cのワークエ
リアにはそれぞれ、図15にメモリエリアマップで示す
ように、図12のRAM102cと同様の演算、窓位置
カウンタ、イグニッション状態フラグ、スイッチ有効フ
ラグ、モータ駆動許可フラグ、上昇駆動フラグ、下降駆
動フラグ、挟み込み解除動作フラグ、タイマの各エリア
に加えて、スイッチ有効報知フラグエリアがさらに設け
られている。尚、前記スイッチ有効報知フラグエリアの
フラグF13は、後述するトークンパッシング方式の多
重通信により制御ユニットB102から送信される通信
データ中の、制御ユニットB102のRAM102cに
おけるスイッチ有効フラグエリアのフラグF3が「1」
に設定されているか否かを報知する1ビットのスイッチ
有効報知フラグデータ〔図16(d)参照〕の状態に連
動するもので、このスイッチ有効報知フラグデータにフ
ラグが設定されているときにフラグF13が「1」とな
り、フラグが設定されていないときにフラグF13が
「0」に設定される。
【0046】尚、図11、図13、及び、図14中10
5a,105bは、CPU102a〜104aの入力ポ
ートI及び出力ポートOをそれぞれ多重バスラインLに
接続するバッファアンプである。また、制御ユニットA
101は、B〜Dの各制御ユニット102〜104と同
様のROM及びRAMを内蔵したCPUを有している。
【0047】上述のA〜Dの4つの制御ユニット101
〜104間では、図16(a)に示すように、スター
ト、8ビットB0〜B7のデータ、パリティ及びストッ
プからなるキャラクタ構成で、図16(b)に示すよう
に、ヘッダ、データ及びブロック・チェック・キャラク
タ(BCC)からなるフレーム構成の、トークンパッシ
ングによるサイクリックデータ通信を行う。トークンを
引き渡す相手は、図16(c)に示すように、2ビット
のデータIDに続く3ビットのトークン中に、トークン
を引き渡す相手のアドレスを設定することで指定され,
続く3ビットのソースアドレスには自己のアドレスが設
定される。尚、制御ユニットA1、制御ユニットB2、
制御ユニットC3、及び、制御ユニットD4のアドレス
は、例えば、000、001、010、011のように
設定される。
【0048】次に、前記制御ユニットB102のCPU
102aがROM102bに格納されたプログラムに従
って行う処理を、図17及び図18のフローチャートを
参照して説明する。
【0049】前記制御ユニットB102が起動してプロ
グラムがスタートすると、図17に示すように、CPU
102aは、CPU15aがROM15cに格納された
プログラムに従って行う処理と同じく、初期設定(ステ
ップS1)とタイマ管理処理(ステップS3)とを行っ
た後、CPU15aが行う処理にはないA、C、及び、
Dの各制御ユニット101,103,104との間のト
ークンパッシングの多重通信によるデータの送受信処理
を行った後(ステップS4)、CPU15aが行う処理
と同じくパワーウィンド動作処理(ステップS5)を行
い、以後、ステップS1の初期設定を除くステップS3
乃至ステップS5の3つの処理を繰り返しサイクリック
に行っていく。
【0050】前記ステップS4の送受信処理において
は、図18に示すように、A、C、及び、Dの各制御ユ
ニット101,103,104のうちトークン(送信
権)を有している制御ユニットからの通信データを受信
し、次に、そのフレーム中のヘッダのトークンが自己ア
ドレスであるか否かを確認する(ステップS403)。
ステップS403でトークンが自己アドレスでない場合
(N)は、ステップS5のパワーウィンド動作処理に進
み、自己アドレスである場合(Y)は、RAM102c
のイグニッション状態フラグエリアのフラグF1が
「0」であるか否かを確認する(ステップS405)。
【0051】イグニッション状態フラグエリアのフラグ
F1が「0」でない場合は(ステップS405でN)、
図16(d)に示すように、A、C、及び、Dの各制御
ユニット101,103,104に送信する通信データ
のフレーム中におけるデータ1の最上位から4つ目のビ
ットにスイッチ有効報知フラグをセット、即ち、「1」
に設定した後(ステップS407)、ステップS411
に進み、フラグF1が「0」である場合は(ステップS
405でY)、スイッチ有効報知フラグをリセット、即
ち、「0」に設定した後(ステップS409)、ステッ
プS411に進む。ステップS411においては、A、
C、及び、Dの各制御ユニット101,103,104
に対する通信データの送信と、トークンの制御ユニット
C103への引き渡しとを含む送信処理を行い、その
後、ステップS5のパワーウィンド動作処理に進む。
【0052】次に、前記C及びDの各制御ユニット10
3,104のCPU103a,104aがROM103
b,104bに格納されたプログラムに従って行う処理
を、図19乃至図21のフローチャートを参照して説明
する。
【0053】前記C及びDの各制御ユニット103,1
04が起動してプログラムがスタートすると、図19に
示すように、CPU103a,104aは、CPU15
aがROM15cに格納されたプログラムに従って行う
処理と同じく初期設定(ステップS1)を行った後、C
PU15aが行う前記ステップS3のタイマ管理処理と
類似するとタイマ管理処理(ステップS3a)と、CP
U15aが行う処理にはないA、B、及び、Dの各制御
ユニット101,102,104(又は、A、B、及
び、Cの各制御ユニット101,102,103)との
間のトークンパッシングの多重通信によるデータの送受
信処理を行った後(ステップS4a)、CPU15aが
行う処理と同じくパワーウィンド動作処理(ステップS
5)を行い、以後、ステップS1の初期設定を除くステ
ップS3a、ステップS4a、及び、ステップS5の3
つの処理を繰り返しサイクリックに行っていく。
【0054】前記タイマ管理処理では、図6に示すパワ
ーウィンド装置1のCPU15aやパワーウィンド装置
1DのCPU102aが行う、図6に示すステップS3
01乃至ステップS315の処理のうち、ステップS3
01のイグニッションスイッチ7が入っているか否かの
確認を、図20に示すように、RAM103c,104
cのスイッチ有効報知フラグエリアのフラグF13が
「0」であるか否かの確認(ステップS301a)に置
き換えて、その他は、ステップS303乃至ステップS
315と同じとした処理を行う。尚、ステップS301
aにおいて、スイッチ有効報知フラグエリアのフラグF
13が「0」である場合(Y)は、ステップS303に
進み、フラグF13が「0」でない場合(N)は、ステ
ップS305に進む。
【0055】前記ステップS4aの送受信処理において
は、図21に示すように、トークン(送信権)を有して
いる他の制御ユニットからの通信データを受信し(ステ
ップS401a)、次に、そのフレーム中におけるデー
タ1の最上位から4つ目のビットにスイッチ有効報知フ
ラグがセットされているか否かを確認する(ステップS
403a)。ステップS403aでスイッチ有効報知フ
ラグがセットされている場合(Y)は、RAM103
c,104cのスイッチ有効報知フラグエリアのフラグ
F13を「1」に設定した後(ステップS405a)、
後述するステップS409aに進み、スイッチ有効報知
フラグがセットされていない場合(N)は、フラグF1
3を「0」に設定した後(ステップS407a)、ステ
ップS409aに進む。
【0056】ステップS409aでは、ステップS40
1aで受信した通信データのフレーム中におけるヘッダ
のトークンが自己アドレスであるか否かを確認し、トー
クンが自己アドレスでない場合は(ステップS409a
でN)、ステップS5のパワーウィンド動作処理に進
み、自己アドレスである場合は(ステップS409aで
Y)、他の制御ユニットに対する通信データの送信と、
制御ユニットC103又は制御ユニットD104へのト
ークンの引き渡しとを含む送信処理を行い(ステップS
411)、その後、ステップS5のパワーウィンド動作
処理に進む。
【0057】次に、本実施形態のパワーウィンドシステ
ムの動作(作用)について説明する。まず、イグニッシ
ョンスイッチ7を入れると、イグニッションスイッチ7
が接続されたCPU102aを有する制御ユニットB1
02を含んで構成された、後部右席用のパワーウィンド
装置1Dにおいて、モータ11の駆動が可能となると共
に、開閉スイッチ13の操作が有効となり、ここで、開
閉スイッチ13が操作されて上昇要求信号13aや下降
要求信号13bが出力されると、それに応じた方向にモ
ータ11が回転され、窓ガラス51が昇降する。
【0058】また、イグニッションスイッチ7を入れる
と、制御ユニットB102から送信される通信データ中
の、スイッチ有効報知フラグが「1」に設定され、これ
を受信したA、C、及び、Dの各制御ユニット101,
103,104において、前記スイッチ有効報知フラグ
の状態を基に、イグニッションスイッチ7を入れたこと
が検出される。従って、その後は、制御ユニットC10
3を含んで構成される助手席用及び後部左席用のパワー
ウィンド装置1C、並びに、制御ユニットD104を含
んで構成される運転席用のパワーウィンド装置1Aにお
いて、制御ユニットC102を含んで構成される後部右
席用のパワーウィンド装置1Dと同様に、開閉スイッチ
13の操作が有効となり、ここで、開閉スイッチ13が
操作されて上昇要求信号13aや下降要求信号13bが
出力されると、それに応じた方向にモータ11が回転さ
れ、窓ガラス51が昇降する。
【0059】一方、イグニッションスイッチ7が切れる
と、後部右席用のパワーウィンド装置1Dにおいて、そ
の時点からスイッチ有効時間Tsが経過し終る時点まで
の間、開閉スイッチ13の操作が有効とされ、このスイ
ッチ有効時間Tsが経過すると開閉スイッチ13の操作
が無効となり、これに伴い、開閉スイッチ13の継続操
作によりモータ11が回転駆動していても、スイッチ有
効時間Tsが経過した時点でモータ11の回転が停止す
る。
【0060】また、イグニッションスイッチ7が切れス
イッチ有効時間Tsが経過し終ると、パワーウィンド装
置1Dを構成する制御ユニットB102から送信される
通信データ中のスイッチ有効報知フラグが「0」に設定
され、これを基に、受信先のA、C、及び、Dの各制御
ユニット101,103,104において、制御ユニッ
トB102の開閉スイッチ13の操作が無効となったこ
とが検出される。従って、その後は、制御ユニットC1
03を含んで構成される助手席用及び後部左席用のパワ
ーウィンド装置1C、並びに、制御ユニットD104を
含んで構成される運転席用のパワーウィンド装置1Aに
おいて、制御ユニットC102を含んで構成される後部
右席用のパワーウィンド装置1Dと同様に、開閉スイッ
チ13の操作が無効となり、これに伴い、開閉スイッチ
13の継続操作によりモータ11が回転駆動していて
も、スイッチ有効時間Tsが経過した時点でモータ11
の回転が停止する。
【0061】尚、各パワーウィンド装置1A〜1Dにお
いて、イグニッションスイッチ7が入っている時と切れ
ている時に、開閉スイッチ13の操作により行われるモ
ータ11の動作は、スイッチ有効時間Tsの経過前後の
挟み込み解除動作を含めて、先の実施形態で説明したパ
ワーウィンド装置1と全く同じである。
【0062】このような構成による本実施形態によれ
ば、A〜Dの各制御ユニット101〜104間で行われ
るトークンパッシング方式の多重通信により、イグニッ
ションスイッチ7の接続されている制御ユニットB10
2を含む後部右席用のパワーウィンド装置1Dが、イグ
ニッションスイッチ7を切ったことに応じて、スイッチ
有効フラグエリアやモータ駆動許可フラグエリアのフラ
グF3,F5を設定、或は、降ろすのに連動して、他の
C,Dの各制御ユニット103,104にそれぞれ接続
されている残りの席のパワーウィンド装置1A〜1Cに
おいても、同じタイミングでフラグF3,F5が設定、
或は、降ろされる。従って、イグニッションスイッチ7
を切った後に、どの席で窓ガラス51による異物の挟み
込みが発生したとしても、その異物の挟み込み状態を解
除するための窓開け動作が確実に行われ、各パワーウィ
ンド装置1A〜1Dにおいて、第1実施形態のパワーウ
ィンド装置1と同様の作用効果が奏される。
【0063】尚、上述した第1及び第2実施形態を通じ
て、異物の挟み込みを検出した時点で前記スイッチ有効
時間Tsを完了させる構成は、省略してもよいが、この
構成を設けることで、挟み込み解除動作により開いた窓
ガラス51を閉める操作を開閉スイッチ13で行って、
その際に窓ガラス51が異物を再び挟み込むといった、
異物の挟み込みと解除動作が繰り返し発生することを防
止することができるという利点がある。しかも、この構
成を設けることで、挟み込み解除動作の完了後に窓ガラ
ス51を閉めるには、イグニッションスイッチ7を入れ
直す必要が必ず生じることから、異物の挟み込みに対す
る注意を喚起するのにも役立つという効果を奏すること
ができる。
【0064】また、前記スイッチ有効時間Tsを、既存
のモータ許可時間Tmと同じ時間とし、これに合わせて
モータ許可時間Tmの終了時点を既存の時間よりも後の
時点に遅延させるか、或は、モータ許可時間Tmの終了
時点を既存の時点のまま変更せず、それよりも前に終了
するようにスイッチ有効時間Tsを設定するかは任意で
ある。さらに、窓ガラス51の開閉位置の検出や異物の
挟み込みの検出を行う部分の構成は、本実施形態で示し
た構成に限らず任意であり、さらに、挟み込み解除動作
の具体的な内容についても、本実施形態の内容に限定さ
れず任意に変更可能であることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明のパワーウィ
ンド装置によれば、窓ガラスを開閉させるモータを、イ
グニッションスイッチを切断した時点から所定時間が経
過した駆動完了時点まで駆動可能とし、前記窓ガラスに
よる異物の挟み込み時に、前記窓ガラスが開く方向に前
記モータを回転させる挟み込み解除動作を行うパワーウ
ィンド装置において、前記イグニッションスイッチの切
断後、前記駆動完了時点から少なくとも前記挟み込み解
除動作に必要な時間だけ遡った操作完了時点までの間、
前記窓ガラスの開閉を指示する開閉スイッチの操作を有
効とする開閉スイッチ有効時間規定手段を設ける構成と
した。
【0066】このため、例えば前記操作完了時点が過ぎ
る直前に窓ガラスが異物を挟み込んだとしても、該操作
完了時点が過ぎた後に確保された時間内、即ち、動作完
了時点に達するまでの間に挟み込み解除動作が完了する
こととなるので、窓ガラスによる異物の挟み込み状態が
解除されるまでモータを確実に駆動させることができる
等の効果を奏する。
【0067】また、本発明のパワーウィンド装置によれ
ば、前記イグニッションスイッチの切断後に前記窓ガラ
スによる異物の挟み込みを検出した時点を前記操作完了
時点とする開閉スイッチ有効時間変更手段をさらに設け
る構成としたので、挟み込み解除動作が完了した時点で
の、開閉スイッチの再度の操作が無効となり、従って、
操作完了時点が過ぎるまでの間に、挟み込み解除動作に
より開いた窓ガラスを閉める操作を行って、その際に窓
ガラスが異物を再び挟み込むといった、異物の挟み込み
と解除動作が繰り返し発生することを防止することがで
きる。しかも、挟み込み解除動作の完了後に窓ガラスを
閉めるには、イグニッションスイッチを入れ直す必要が
必ず生じることから、異物の挟み込みに対する注意を喚
起するのにも役立つ等の効果を奏する。
【0068】さらに、本発明のパワーウィンドシステム
によれば、上述したパワーウィンド装置を複数備えるパ
ワーウィンドシステムにおいて、前記各パワーウィンド
装置はそれぞれ多重バスラインに接続されるノードを構
成し、これら複数のノードのうち1つのノードに前記イ
グニッションスイッチがさらに接続され、該イグニッシ
ョンスイッチが接続されたノードを構成する前記パワー
ウィンド装置は、自身の開閉スイッチの操作の有効/無
効状態を報知するためのスイッチ有効/無効データを生
成し前記多重バスラインに送出するスイッチ有効/無効
データ生成手段を有しており、前記イグニッションスイ
ッチが接続されていない他のノードを構成する前記各パ
ワーウィンド装置の前記開閉スイッチ有効時間規定手段
は、前記イグニッションスイッチが接続されたノードを
構成する前記パワーウィンド装置から前記多重バスライ
ンを介して入力される前記スイッチ有効/無効データを
基に、前記窓ガラスの開閉を指示する開閉スイッチの操
作の有効/無効を決定する構成とした。
【0069】このため、イグニッションスイッチの状態
を直接検出できるノードだけでなく、他のノードを構成
する前記パワーウィンド装置も含めたシステム全体のパ
ワーウィンド装置について、イグニッションスイッチを
切った後の、開閉スイッチの操作を有効とする時間の完
了から、モータの駆動可能な時間が完了するまでの間
に、窓ガラスによる異物の挟み込み状態を解除する動作
に必要な時間を確保し、異物の挟み込み状態を確実に解
除させることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明によるパワーウィンド装置の基
本構成図、(b)は本発明によるパワーウィンドシステ
ムの基本構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るパワーウィンド装置
の概略構成を一部ブロックで示す説明図である。
【図3】図2に示すマイクロコンピュータのハードウェ
ア構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示すマイクロピュータのRAMのメモリ
エリアマップである。
【図5】図2に示すマイクロピュータのROMに格納さ
れた制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すゼネ
ラルフローチャートである。
【図6】図5に示すタイマ管理処理を示すフローチャー
トである。
【図7】図5に示すパワーウィンド動作処理を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図5に示すパワーウィンド動作処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】イグニッションスイッチ、スイッチ有効フラグ
エリアとモータ駆動許可フラグエリアのフラグ、開閉ス
イッチ、上昇駆動信号及び下降駆動信号の各状態を示す
タイミングチャートである。
【図10】本発明の一実施形態に係るパワーウィンドシ
ステムが分散して設けられる車体系の多重通信システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図11】図10に示す制御ユニットBの要部構成を一
部ブロックにて示す回路図である。
【図12】図11に示す制御ユニットBのRAMのメモ
リエリアマップである。
【図13】図10に示す制御ユニットC,Dの要部構成
を一部ブロックにて示す回路図である。
【図14】図10に示す制御ユニットAの要部構成を一
部ブロックにて示す回路図である。
【図15】図13及び図14に示す制御ユニットA、
C、及び、DのRAMのメモリエリアマップである。
【図16】図10の制御ユニットA〜Dの間で送信され
るデータの内容を示すもので、(a)はキャラクタ構成
を示す説明図、(b)はフレーム構成を示す説明図、
(c)は(b)のフレームのヘッダの構成を示す説明
図、(d)は(b)のフレームのデータ1の構成を示す
説明図である。
【図17】図11に示す制御ユニットBのROMに格納
された制御プログラムに従いCPUが行う処理を示すゼ
ネラルフローチャートである。
【図18】図17に示す送受信処理を示すフローチャー
トである。
【図19】図13及び図14に示す制御ユニットA、
C、及び、DのROMに格納された制御プログラムに従
いCPUが行う処理を示すゼネラルフローチャートであ
る。
【図20】図19に示すタイマ管理処理を示すフローチ
ャートである。
【図21】図20に示す送受信処理を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D パワーウィンド装置 7 イグニッションスイッチ 11 モータ 13 開閉スイッチ 15 マイクロコンピュータ 15a CPU 15b RAM 15c ROM 15A 開閉スイッチ有効時間規定手段 15B 開閉スイッチ有効時間変更手段 51 窓ガラス 101〜10n〜10N ノード 10na スイッチ有効/無効データ生成手段 L 多重バスライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 知幸 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢 崎部品株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−125091(JP,U) 実開 平6−6677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 15/10 - 15/12 B60J 1/00 B60J 1/17

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓ガラスを開閉させるモータを、イグニ
    ッションスイッチを切断した時点から所定時間が経過し
    た駆動完了時点まで駆動可能とし、前記窓ガラスによる
    異物の挟み込み時に、前記窓ガラスが開く方向に前記モ
    ータを回転させる挟み込み解除動作を行うパワーウィン
    ド装置において、 前記イグニッションスイッチの切断後、前記駆動完了時
    点から少なくとも前記挟み込み解除動作に必要な時間だ
    け遡った操作完了時点までの間、前記窓ガラスの開閉を
    指示する開閉スイッチの操作を有効とする開閉スイッチ
    有効時間規定手段を設けた、 ことを特徴とするパワーウィンド装置。
  2. 【請求項2】 前記イグニッションスイッチの切断後に
    前記窓ガラスによる異物の挟み込みを検出した時点を前
    記操作完了時点とする開閉スイッチ有効時間変更手段を
    さらに設けた請求項1記載のパワーウィンド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のパワーウィンド装
    置を複数備えるパワーウィンドシステムにおいて、 前記各パワーウィンド装置はそれぞれ多重バスラインに
    接続されるノードを構成し、 前記複数のノードのうち1つのノードに前記イグニッシ
    ョンスイッチがさらに接続され、 前記イグニッションスイッチが接続されたノードを構成
    する前記パワーウィンド装置は、自身の開閉スイッチの
    操作の有効/無効状態を報知するためのスイッチ有効/
    無効データを生成し前記多重バスラインに送出するスイ
    ッチ有効/無効データ生成手段を有しており、 前記イグニッションスイッチが接続されていない他のノ
    ードを構成する前記各パワーウィンド装置の前記開閉ス
    イッチ有効時間規定手段は、前記イグニッションスイッ
    チが接続されたノードを構成する前記パワーウィンド装
    置から前記多重バスラインを介して入力される前記スイ
    ッチ有効/無効データを基に、前記窓ガラスの開閉を指
    示する開閉スイッチの操作の有効/無効を決定する、 ことを特徴とするパワーウィンドシステム。
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