JP3211035U - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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信治 葉山
信治 葉山
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Abstract

【課題】安全に所望の物品を搬送等することができる組み立て式コンテナであって、特に斜め方向の振動や衝撃に対して強度を向上した組み立て式コンテナを提供する。【解決手段】組み立て式コンテナを構成する側板は、平板状部材により構成された板面部417と、板面部417の周囲に配置された枠部412とを有し、枠部412は、上下左右の枠部材413〜415と、隣接する枠部材413〜415を接合する接合金具610〜640を有する。接合金具610〜640はL字の接合金具610、620、640を含み、リベット429により各枠部材413〜415に接合される。これにより各側板の斜め方向の荷重に対する強度が格段に向上する。【選択図】図6

Description

本考案は、所望の物品を収容し搬送等する組み立て式コンテナに関し、特に、性能が安定し強度が高い組み立て式コンテナに関する。
する。
側板や上蓋等を金属製にして完全に脱木質化した組み立て式コンテナ(例えば、特許文献1,2に開示されている組み立て式コンテナ)は、木屑や塵、埃等の異物が生じる可能性が無く、精密機器や食品関係の物品を収容するためのコンテナとして有効である。特許文献1に開示の組み立て式コンテナは、側板の鋼板と枠部材や補強材等のフレームとを溶接により接合したものであり、特許文献2に開示の組み立て式コンテナは、側板の鋼板と枠部材や補強材等のフレームとをリベットと長方形の金具により接合したものである。
実用新案登録第3204004号公報 実用新案登録第3201465号公報
しかしながら、溶接により部材を接合して構成したコンテナでは、加工上のばらつきにより精度や強度が不安定になる場合があり、より安定した性能のコンテナを提供したいという課題がある。また、特許文献2のようにリベットにより部材を接合したコンテナでは、輸送時の振動や衝撃等でコンテナに斜め方向の加重がかかるとコンテナが変形する可能性があり、より強度の高いコンテナを提供したいという課題があった。
したがって、本考案の目的は、品質が安定し強度の高い組み立て式コンテナを提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案の組み立て式コンテナは、
パレットと、
前記パレットの上面の周縁に沿って折り畳み可能に立設される複数の側板とを有し、
前記複数の側板は、平板状部材により構成された板面部と、前記板面部の周囲に配置された枠部とを有し、
前記枠部は、前記板面部の周囲に配置される複数の枠部材と、隣接する前記枠部材を接合する接合金具とを有することを特徴とする。
好適には、前記接合金具はL字状金具であり、当該L字状金具はリベットにより前記隣接する枠部材に各々接合されていることを特徴とする。
また好適には、前記枠部材の一部又は全部は、金属製の長尺部材であり、前記板面部を構成する前記平板状部材に接合されていることを特徴とする。
また好適には、前記枠部材の一部又は全部は、前記板面部を構成する前記平板状部材の辺部を折り曲げた形態に構成されていることを特徴とする。
また、好適には、前記複数の側板は、対向して立設される一対の第1の側板と、対向して立設される一対の第2の側板とを有し、
前記第1の側板は、前記枠部の両側部分である左枠及び右枠に各々設置された縦補強枠であって、前記第1の側板及び前記第2の側板が立設された状態において前記第2の側板の外面に当接し当該第2の側板の外側への倒れを防止する押え板を有する縦補強枠を有し、
前記縦補強枠は、前記接合金具により前記枠部に接合されていることを特徴とする。
また、好適には、前記パレットの四隅に設置されるコーナー金具、前記パレットの対向する辺縁に沿って設置される一対の第1の連結金枠、及び、前記パレットの対向する辺縁に沿って設置される一対の第2の連結金枠を有する下金枠をさらに有し、
前記第1の側板及び前記第2の側板の各々は、当該側板の側面下部両側に、各々外方向に突出する回動ピンを有し、
前記コーナー金具の各々は、前記第1の連結金枠を挟んで対向する面に、前記第1の側板の前記回動ピンが挿入される回動ピン用孔を有し、
前記一対の第1の連結金枠は、前記第2の連結金枠を挟んで対向する両端部の各々に、前記第2の側板の前記回動ピンが挿入される回動ピン用切り欠きを有し、
前記第1の側板には、当該第1の側板の一方の前記回動ピンが前記コーナー金具の前記回動ピン用孔に挿入された状態で、当該第1の側板を、前記回動ピン用孔に挿入された前記一方の回動ピンの方向に、当該第1の側板が前記コーナー金具と干渉せず所定の距離移動可能なように、前記回動ピンの周囲に非干渉スペースが形成されていることを特徴とする。
また、好適には、前記第1の側板は、浮き上がり防止ピンを有し、
前記下金枠は、前記第1の側板が前記下金枠に沿って立設された場合に、前記第1の側板の前記浮き上がり防止ピンが嵌入される浮き上がり防止ピン用孔を有し、
前記第2の側板は、拡がり防止ピンを有し、
前記第1の側板は、前記第2の側板が隣接して立設された場合に、前記第2の側板の前記拡がり防止ピンが嵌入される拡がり防止ピン用孔を有することを特徴とする。
また、好適には、前記第2の側板は、スピンドルを、当該スピンドルと前記第2の側板の外面との間で前記押え板を挟持する突出位置と、当該スピンドルが前記押え板と干渉しない退避位置との間で移動させる側板固定用スピンドル部を有することを特徴とする。
また、好適には、前記組み立て式コンテナの上部開口を閉塞する上蓋であって、金属製の平板状部材により構成された板面部と、前記平板状部材の辺部を折り曲げた形態に構成され前記板面部と一体に当該板面部の周囲に設置された枠部とを有する前記上蓋をさらに有することを特徴とする。
また、好適には、前記側板の前記枠部材及び前記接合金具は、ステンレス鋼(SUS)製又はアルミニウム製であることを特徴とする
本考案によれば、品質が安定し強度の高い組み立て式コンテナを提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態の組み立て式コンテナの構造を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した組み立て式コンテナの下金枠を構成する各部材の構造を説明する図であり、図2(A)はコーナー金具の斜視図であり、図2(B)は第1の連結金枠の部分斜視図であり、図2(C)は第2の連結金枠の部分斜視図である。 図3は、図1に示した組み立て式コンテナの第1の側板の外面図である。 図4は、図3に示した第1の側板の内面図である。 図5は、図3及び図4に示した第1の側板を構成する枠部材及び縦補強枠の構造を示す部分斜視図である。 図6は、図5に示した枠部材と縦補強枠を接合金具を用いて接続する状態を示す部分斜視図である。 図7は、図3に示した第1の側板の縦補強枠の設置方法を説明するための図であり、図7(A)は第1の側板の枠部の部分上面図であり、図7(B)は左縦補強枠の上面図であり、図7(C)は左縦補強枠を接合金具を用いて枠部に接続した状態を示す図である。 図8は、接合金具を示す図であり、図8(A)は第1の接合金具を示す図であり、図8(B)は第2の接合金具を示す図であり、図8(C)は第3の接合金具を示す図であり、図8(D)は第4の接合金具を示す図である。 図9は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板の外面図である。 図10は、図9に示した第2の側板の内面図である。 図11は、図9に示した第2の側板の枠部材を接合金具を用いて接続する状態を説明するための図である。 図12は、図9に示した第2の側板の枠部材を接合金具を用いて接続した状態を示す図であり、図12(A)は第2の側板の枠部の上枠の部分上面図であり、図12(B)は第2の側板の枠部の右枠の上面図であり、図12(C)は上枠と右枠を接合金具を用いて接続した状態を示す図である。 図13は、組み立て式コンテナの下金枠に第1の側板及び第2の側板が設置された状態を示す部分斜視図である。 図14は、図1に示した組み立て式コンテナにおいて、第1の側板を着脱する状態を示す図であり、図14(A)は第1の側板を着脱する状態を示す第1の図であり、図14(B)は第1の側板を着脱する状態を示す第2の図である。 図15は、図1に示した組み立て式コンテナにおいて、第1の側板と第2の側板とを丸落とし金具により連結した形態を示す部分斜視図である。 図16は、第1の側板を構成する枠部材の他の構造の例を示す部分斜視図である。
本考案の一実施形態の組み立て式コンテナ1について、図1〜図15を参照して説明する。
まず、組み立て式コンテナ1の構成について説明する。
図1に示すように、組み立て式コンテナ1は、パレット100、下金枠200、底板300、側板400及び上蓋500を有する。側板400は、各々一対の第1の側板410及び第2の側板440を有する。
パレット100は、組み立て式コンテナ1の基台であって運搬台である。組み立て式コンテナ1においてパレット100は、平面形状が略正方形の樹脂製のパレットである。パレット100の四方側面には、各々、フォークリフトの爪部(フォーク)が差し込まれるリフト用孔110が形成されている。
下金枠200は、パレット100の上面の周縁に沿って設置され、各側板400を回動可能に保持する金属製部材である。下金枠200は、パレット100の上面の四隅に設置されるコーナー金具210と、パレット100の上面の一方の対向する辺縁に沿って設置される第1の連結金枠240と、パレット100の上面の他方の対向する辺縁に沿って設置される第2の連結金枠270とを有する。第1の連結金枠240及び第2の連結金枠270は、各々隣接するコーナー金具210を連結するように設置される。
コーナー金具210は、図2(A)に示すように、順次直角を成すように形成された第1の板面211、第2の板面212、段差面213及び連結金枠取り付け面214を有する金属製部材である。コーナー金具210は、例えば平板状の金属材料を折り曲げ加工等することにより形成される。組み立て式コンテナ1においてコーナー金具210は、厚さ3.2mmの溶融亜鉛メッキ鋼板製である。
図2(A)に示すように、第1の板面211の、第2の板面212と連接する角部側の側辺近傍の中央部には、上下方向(鉛直方向)に長い孔(長孔)であって、第1の側板410の回動ピン431(図3及び図13参照)が挿入される回動ピン用孔221が形成されている。回動ピン用孔221の下端は、第1の連結金枠240の側板載置面243(図2(B)参照)と略同じ高さである。また、回動ピン用孔221の上下方向の長さは、第1の側板410を2枚重ねた厚みに略等しい長さである。後述するように、組み立て式コンテナ1を折り畳んだ際に2枚の(一対の)第1の側板410を水平に積層載置可能とするためである。
また、隣接するコーナー金具210間で、対向する第1の板面211間の距離は、第1の側板410が下金枠200に着脱可能となる所定の長さである。具体的には、図14(A)及び図14(B)に示すように、第1の側板410を傾斜させて回動ピン431の一方を回動ピン用孔221に挿入し、第1の側板410をその一方の回動ピン431側に寄せた(移動させた)場合に、第1の側板410の他方の回動ピン431が、その他方の回動ピン431側のコーナー金具210と干渉せず、その他方の回動ピン431をコーナー金具210の第1の板面211の内側に配置させることが可能となる長さである。すなわち、対向する第1の板面211間の距離は、第1の側板410の両側の回動ピン431の端部間の距離より若干短い長さである。
コーナー金具210の第2の板面212の中央やや上部には、第1の側板410が立設された場合に第1の側板410の浮き上がり防止ピン433(図3及び図13参照)が嵌入される孔である浮き上がり防止ピン用孔222が形成されている。
連結金枠取り付け面214は、コーナー金具210と第1の連結金枠240とを連結するための板部であり、段差面213は、第2の板面212と連結金枠取り付け面214とを接続する板部である。連結金枠取り付け面214は、コーナー金具210をパレット100の上面角に設置したときに第1の側板410の略厚み分第2の板面212よりもパレット100の内側に配置され、第1の連結金枠240の下部垂直面242に接続される。
コーナー金具210は、組み立て式コンテナ1が折り畳まれた際に上蓋500を支持する支柱となる。そのためコーナー金具210の第1の板面211及び第2の板面212は、パレット100の上面に2枚の第1の側板410及び2枚の第2の側板440を積み重ねた状態でこれらを収容可能な高さに形成される。
第1の連結金枠240は、図2(B)に示すように、順次直角を成すように形成された下部水平面241、下部垂直面242、側板載置面243及び上部垂直面244を有するL字形状が2段連なったような断面形状の金属製部材である。第1の連結金枠240は、帯状の金属材料を短手方向に順次折り曲げ加工等することにより形成され、組み立て式コンテナ1においては、厚さ1.6mmの溶融亜鉛メッキ鋼板製である。
第1の連結金枠240は、下部水平面241がパレット100上面に接面し、下部垂直面242の両側端部付近がコーナー金具210の連結金枠取り付け面214の内側に接合されることにより、隣接するコーナー金具210を連結するようにコーナー金具210間に設置される。これにより側板載置面243は、その上に第1の側板410が載置される所定の高さの水平面となり、上部垂直面244は、パレット100の周縁に沿って立設され第1の側板410の下辺の外面位置を規定する枠に形成される。
第1の連結金枠240の上部垂直面244の両側上部には、第1の側板410を立設する際に、コーナー金具210の浮き上がり防止ピン用孔222に挿入される第1の側板410の浮き上がり防止ピン433が(図13参照)、第1の連結金枠240と干渉しないようにするための浮き上がり防止ピン通過用切り欠き246が形成されている。
また、第1の連結金枠240の両側の下部垂直面242と側板載置面243には、第2の側板440を設置する際に第2の側板440の回動ピン461が挿入される(図13参照)溝である回動ピン用切り欠き251が形成されている。
また、第1の連結金枠240の外面中央部には、図1に示すように、組み立て式コンテナ1を折り畳んだ状態において上蓋500のゴムバンド520を掛止するゴムバンド受け金具255が設置されている。
第2の連結金枠270は、図2(C)に示すように、直角を成すように形成された下部水平面271及び垂直面272を有する断面L字形状の金属製部材である。第2の連結金枠270は、帯状の金属材料を短手方向に折り曲げ加工等することにより形成される。組み立て式コンテナ1において第2の連結金枠270は、厚さ1.6mmの溶融亜鉛メッキ鋼板製である。
第2の連結金枠270は、下部水平面271がパレット100の上面に接面するように配置され、垂直面272の両端部がコーナー金具210の第1の板面211の下部内側に接合されることにより隣接するコーナー金具210を連結するようにコーナー金具210間に設置される。これにより、下部水平面271はその上面に第2の側板440が載置される側板載置面となり、垂直面272はパレット100の周縁に沿って立設され第2の側板440の下辺の外面位置を規定する枠に形成される。
このような構成のコーナー金具210、第1の連結金枠240及び第2の連結金枠270は、溶接により順次接続される。コーナー金具210と第1の連結金枠240とは、コーナー金具210の連結金枠取り付け面214が第1の連結金枠240の下部垂直面242の外面に接面されてこの箇所において溶接される。また、コーナー金具210の第2の板面212の内側上部に第1の連結金枠240の上部垂直面244の端部の外面が接面されてこの箇所において溶接される。また、コーナー金具210と第2の連結金枠270とは、コーナー金具210の第1の板面211の内側下部に第2の連結金枠270の垂直面272の端部の外面が接面されてこの箇所において溶接される。
また、図2(B)及び図2(C)に示すように、第1及び第2の連結金枠240,270の下部水平面241,271には、第1及び第2の連結金枠240,270をパレット100の周縁に沿って設置した場合に、パレット100の内側で隣接する第1及び第2の連結金枠240,270の角部が重ならないように、その両側角部に切り欠き245,276が形成されている。
このように構成された下金枠200は、図示せぬ螺子によりパレット100の上面に固定設置される。
底板300は、図1に示すように、パレット100上面の下金枠200で囲まれた範囲に載置され、組み立て式コンテナ1の収容空間の下面を規定する板状部材である。本実施形態の組み立て式コンテナ1において底板300は、段ボールプラスチック製である。
側板400は、パレット100周縁に沿って立設され、パレット100上面に組み立て式コンテナ1の収容空間を形成する部材である。側板400は、第1の連結金枠240に沿って設置される一対の第1の側板410と、第1の側板410の対向する両側縁部を接続するように第2の連結金枠270に沿って設置される一対の第2の側板440とを有する。これら4枚の側板400は、下枠414,444を回動中心として回動可能、かつパレット100と容易に分離不能に下金枠200に係合設置されている。
側板400は、組み立て式コンテナ1を折り畳んだときは内側に傾倒され、パレット100上に積層載置される。この際、2枚の(一対の)第2の側板440は、対向する第1の連結金枠240の下部垂直面242の間の空間(図1及び図2(B)参照)に収容され、2枚の(一対の)第1の側板410は、対向する第1の連結金枠240の上部垂直面244の間の空間に収容される。
第1の側板410は、図3及び図4に示すように、枠部412と板面部417とを有する本体411に、左縦補強枠421及び右縦補強枠422が設置された構成である。枠部412は、第1の側板410の上下左右の辺縁を各々構成する上枠413、下枠414、左枠415及び右枠416(これら構成する部材単体を示して上枠部材413〜右枠部材416と言う場合もある。)を有する。本考案に係る第1の側板410においては、後に詳述するように、隣接する枠部材どうしを接合するために、枠部412の表裏の各角部に、接合金具610〜640が設置されている。
なお、本明細書の説明において、側板400について左あるいは右と言うときは、側板400を組み立て式コンテナ1の外側面方向から見たときに、左側となる部分を左、右側となる部分を右と称するものである。
枠部412の上枠部材413〜右枠部材416は、図5に示すように(右枠部材416は、図5において図示を省略する。右枠部材416は、左枠部材415と左右対称の構成であり、それ以外は左枠部材415と同じ構成である)、断面がJ字形状の金属製の長尺部材である。すなわち、各枠部材413〜416は、第1の側板410の外側に配置される外面部413a〜416a、第1の側板410の内側に配置される内面部413c〜416c及びこれらを接続し第1の側板410の側端面となる端面部413b〜416bを有する。外面部413a〜416aと内面部413c〜416cとでは、内面部413c〜416cの方が幅広に形成されている。
各枠部材413〜416の長手方向両側における、外面部413a〜416a、端面部413b〜416b及び内面部413c〜416cの長さや形状は、上枠部材413〜右枠部材416を順次接続して第1の側板410の周囲を囲む枠部412が適切に形成されるように、各々所望の長さや形状に形成されている。例えば、図5に示すように、上枠413の内面部413cは、左枠415の内面部415cの長さに対応する切り欠き413dが形成された状態に形成されている。このような構成の上枠413と左枠415とを接合して枠部412を形成することにより、枠部412においては、上枠413の内面部413cと左枠415の内面部415cとが連続する同一の面として形成される。
前述したように、各枠部材413〜416は、基本的には、外面部413a〜416a及び内面部413c〜416cが、各々、第1の側板410の外側及び内側で同一の面で連続して配置されるように端部の長さや形状が調整される。特に、枠部412の内面を形成する各枠部材413〜416の内面部413c〜416cは、その内側に板面部417が接合されるため、連続する同一の面を形成するように構成される。
一方、枠部412の外面においては、左枠415及び右枠416に沿って左縦補強枠421及び右縦補強枠422を設置した状態で、枠部412の外面が連続する同一の面を形成するように、各枠部材413〜416の外面部413a〜416aが形成されている。そのために、左枠415部分について図7(A)に示すように、左枠415(右枠416)の外面部415a(416a)の内側辺縁と、上枠413及び下枠414の外面部413a,414a及び端面部413b,414bの外側辺縁との間には、縦補強枠421(422)の嵌入部427が嵌入される間隙(縦補強枠嵌入用間隙)418が形成されるように、左枠415(右枠416)の外面部415a(416a)及び上枠413及び下枠414の外面部413a,414a及び端面部413b,414bの長さや形態が形成されている。
また、例えば左枠415部分について図7(C)に示すように、縦補強枠421(422)を左枠415(右枠416)に設置した状態で、縦補強枠421(422)の接続部425(図7(B)参照)の外面と上枠413及び下枠414の外面部413a,414aとが同一の面となるように、左枠415(右枠416)の外面部415a(416a)の外面は、図7(A)に示すように、上枠413及び下枠414の外面部413a,414aの外面より縦補強枠421(422)の板厚分だけ第1の側板410の厚み方向内側に低くなった状態に形成されている。
第1の側板410の上枠部材413〜右枠部材416は、このような構成である。
第1の側板410の左縦補強枠421及び右縦補強枠422は、左縦補強枠421について図5及び図7(B)に例示するように、各々断面J字状の長尺部材である。各縦補強枠421,422は、各々が帯状の平板部材である接続部425、押え板426及び嵌入部427が、押え板426、接続部425、嵌入部427の順に相互に直角を成して接続された構成である。
このような構成の枠部材413〜416及び縦補強枠421,422は、図8(A)〜図8(D)に示す第1の接合金具610〜第4の接合金具640により、順次一体に接合される。
第1の接合金具610及び第4の接合金具640は、各々図8(A)及び図8(D)に示すように、水平部分611,641と垂直部分612,642とを有するL字金具である。第1の接合金具610及び第4の接合金具640の水平部分611,641及び垂直部分612,642には、各々複数のリベット用下穴611r,612r及び641r,642rが形成されている。
第2の接合金具620は、図8(B)に示すように、水平部分621と垂直部分622とを有するとともに、垂直部分622の上部に拡幅部分623が形成されているL字金具である。拡幅部分623は、第2の接合金具620の垂直部分622の幅を、縦補強枠421,422の接続部425の幅に対応するように広げた部分である。第2の接合金具620においては、水平部分621及び拡幅部分623に、各々複数のリベット用下穴621r,623rが形成されている。
第3の接合金具630は、図8(C)に示すように、水平なプレート状の金具である。第3の接合金具630には、複数のリベット用下穴630rが形成されている。
なお、側板400(第1の側板410及び第2の側板440)の上部及び下部において各々左側に設置される接合金具と右側に設置される接合金具とは左右対称の形状となる。本実施形態においては、図8(A)〜図8(D)に示した接合金具と左右対称の形状となる各接合金具についても、図8(A)〜図8(D)に示した各接合金具と同一の符号を付して説明を行う。
このような接合金具610〜640を用いて、第1の側板410を構成することについて説明する。
第1の側板410の外面側の左右の上角部においては、上枠413と、上枠413と直角を成して配置される左枠415又は右枠416と、左枠415又は右枠416に沿って設置される左縦補強枠421又は右縦補強枠422とが、第1の接合金具610により接合される。また、第1の側板410の外面側の左右の下角部においては、下枠414と、下枠414と直角を成して配置される左枠415又は右枠416と、左枠415又は右枠416に沿って設置される左縦補強枠421又は右縦補強枠422とが、第2の接合金具620により接合される。
具体的には、第1の側板410の左枠415及び左縦補強枠421側について図6及び図7(C)に例示するように、第1の側板410の左縦補強枠421は、嵌入部427が、左枠415の外面部415aと、上枠413及び下枠414の外面部413a,414a及び端面部413b,414bとの間に外面側から挟持されるように、換言すれば、嵌入部427が、左枠415と上枠413及び下枠414との間に形成される縦補強枠嵌入用間隙418(図7(A)参照)に嵌入されるように配置される。このとき、接続部425の内面は、左枠415の外面部415aと接面する。
この状態で、第1の側板410の上角部(図6及び図7(C)においては左上角部)において、外面側に第1の接合金具610を配置し、左枠415の外面部415a、左縦補強枠421の接続部425及び第1の接合金具610の垂直部分612の各対応する位置に形成されたリベット用下穴415r,425r及び612rにリベット429を打ち込むことにより、左枠415と左縦補強枠421と第1の接合金具610の垂直部分612とが接合される。また、この状態で、上枠413の外面部413a及び第1の接合金具610の水平部分611の対応する位置に形成されたリベット用下穴413r及び611rにリベット429を打ち込むことにより、上枠413と第1の接合金具610の水平部分611とが接合される。これにより、第1の側板410の外面側の左右両方の上角部において、第1の接合金具610により、上枠413と、左枠415又は右枠416と、左縦補強枠421又は右縦補強枠422とが接合された状態となる。
また、この状態で、第1の側板410の内側の、接合した第1の接合金具610の水平部分611と対向する位置に第3の接合金具630を配置し、左枠415の内面部415c及び第3の接合金具630の対応する位置に形成されたリベット用下穴415r及び630rにリベット429を打ち込むことにより、左枠415と第3の接合金具630とが接合される。また、この状態で、上枠413の内面部413c及び第3の接合金具630の対応する位置に形成されたリベット用下穴413r及び630rにリベット429を打ち込むことにより、上枠413と第3の接合金具630とが接合される。これにより、第1の側板410の内側の左右両方の上角部において、第3の接合金具630により、上枠413と左枠415又は右枠416とが接合された状態となる。
また、第1の側板410の下角部(図6及び図7(C)においては左下角部)においては、外面側に図6に示すように第2の接合金具620を配置し、左縦補強枠421の接続部425及び第2の接合金具620の拡幅部分623の対応する位置に形成されたリベット用下穴425r及び623rにリベット429を打ち込むことにより、左縦補強枠421と第2の接合金具620の拡幅部分623とが接合される。また、この状態で、下枠414の外面部414a及び第2の接合金具620の水平部分621の対応する位置に形成されたリベット用下穴414r及び621rにリベット429を打ち込むことにより、下枠414と第2の接合金具620の水平部分621とが接合される。これにより、第1の側板410の外面側の左右両方の下角部において、第2の接合金具620により、下枠414と、左枠415又は右枠416と、左縦補強枠421又は右縦補強枠422とが接合された状態となる。
また、この状態で、第1の側板410の内側の、接合した第2の接合金具620と対向する位置に第4の接合金具640を配置し、左枠415の内面部415c及び第4の接合金具640の垂直部分642の対応する位置に形成されたリベット用下穴415r及び642rにリベット429を打ち込むことにより、左枠415と第4の接合金具640の垂直部分642とが接合される。また、この状態で、下枠414の内面部414c及び第4の接合金具640の水平部分641の対応する位置に形成されたリベット用下穴414r及び641rにリベット429を打ち込むことにより、下枠414と第4の接合金具640の水平部分641とが接合される。これにより、第1の側板410の内側の左右両方の下角部において、第4の接合金具640により、下枠414と左枠415又は右枠416とが接合された状態となる。
このように、第1の側板410においては、各枠部材413〜416及び縦補強枠421,422に対して、外面上部においては左右両側に第1の接合金具610がリベットにより接合され、外面下部においては左右両側に第2の接合金具620がリベットにより接合され、内面上部においては左右両側に第3の接合金具630がリベットにより接合され、内面下部においては左右両側に第4の接合金具640がリベットにより接合される。その結果、第1の側板410の本体411を構成する枠部412の各枠部材413〜416及び縦補強枠421,422は、強固に連結される。
第1の側板410においては、このように左縦補強枠421及び右縦補強枠422と一体的に形成された枠部412の内側に板面部417が設置される。図3及び図4に示すように、枠部412においては、上枠部材413〜右枠部材416の内面部413c〜416cが、外面部413a〜416aよりも長く、すなわち内側の範囲まで形成されている。板面部417は、この、枠部412の内面部413c〜416cに設置される。本実施形態においては、板面部417は、枠部412の上枠部材413〜右枠部材416の内面部413c〜416cの内側に図示せぬリベットにより設置されるものとする。
なお、第1の側板410の上枠部材413〜右枠部材416、板面部417、縦補強枠421,422及び接合金具610〜640は、ステンレス鋼(SUS)製、スチール製又はアルミニウム製等の金属製であることが好ましい。本実施形態においては、本体411の各部は厚さ0.8〜1.0mmのステンレス鋼(SUS)製であり、縦補強枠421,422は、厚さ2mmのステンレス鋼(SUS)製である。
このような構成の第1の側板410において、側縁面両側下部には、図3に示すように、外方向に突出する回動ピン431が設置されている。図5に示すように、本体411の枠部412の左枠415の下端部及び左縦補強枠421の嵌入部427の下端部には、各々、回動ピン設置用孔419及び423が形成されている。左縦補強枠421を枠部412に設置すると、図5に示すように、これら回動ピン設置用孔419及び423は所定間隔で同軸の孔となる。回動ピン431は、この同軸孔に挿入され、溶接等により固定設置される。
回動ピン431は、第1の側板410を組み立て式コンテナ1に装着した際、すなわち、第1の側板410を下金枠200の第1の連結金枠240に沿って設置したときに、図13に示すように、下金枠200のコーナー金具210の第1の板面211に形成された回動ピン用孔221に挿入される。第1の側板410が下金枠200に係合設置されている場合、このとき、第1の側板410の下縁は下金枠200の第1の連結金枠240に沿った位置に、より具体的には第1の連結金枠240の側板載置面243上であって上部垂直面244により外面側が規制された位置に保持される。そして、第1の側板410は回動ピン431を回動中心として回動可能となり、第1の側板410の折り畳み及び引き起こしが可能となる。なお、第1の側板410を組み立て式コンテナ1に装着する方法については、後に説明する。
第1の側板410の外面両側下部、すなわち左枠414の外面下部及び右枠415の外面下部には、図3に示すように、各々、外側方向に突出する浮き上がり防止ピン433が設置されている。浮き上がり防止ピン433は、図5に示すように、第1側板の縦補強枠421,422の両側下部の接続部425の下部及び本体411の左枠415、右枠416の下部にそれぞれ設けられた浮き上がり防止ピン用下穴433rに位置合わせされて、これらを連通するように設置される。浮き上がり防止ピン433は、第1の側板410が下金枠200の第1の連結金枠240の側板載置面243上に立設された状態において、図13に示すように、下金枠200のコーナー金具210の第2の板面212に形成された浮き上がり防止ピン用孔222に嵌入される。これにより、第1の側板410が下金枠200に対して上下方向に移動することが防止され、第1の側板410の浮き上がりが防止される。
前述したように枠部412に設置された左縦補強枠421及び右縦補強枠422においては、図6及び図7(C)に示すように、押え板426が、第1の側板410の左枠415の側端面(端面部415b)との間に所定の間隙離されて、第1の側板410の板面部417に垂直に、換言すれば第2の側板440の板面部447に平行に、組み立て式コンテナ1の内側方向に延伸する面に形成される。このように構成される押え板426は、第2の側板440の拡がりを防止する板面となる。すなわち、組み立て式コンテナ1が組み立てられ第1の側板410及び第2の側板440が立設された状態において、押え板426は、第2の側板440の右枠446(図15参照)の外面に接面する。これにより、第2の側板440の外側への倒れが防止される。
第1の側板410の縦補強枠421,422の押え板426の上部には、図6に示すように、拡がり防止ピン用孔435が形成されている。拡がり防止ピン用孔435には、図15に示すように、組み立て式コンテナ1が組み立てられ第1の側板410の押え板426の内側に第2の側板440の左枠445及び右枠446の外面が接面した状態において、第2の側板440の左枠445及び右枠446に設置されている拡がり防止ピン465が嵌入される。これにより、第1の側板410の上部が組み立て式コンテナ1の外側に倒れるように傾斜した状態となることを防ぐことができる。
また、第2の側板440の拡がり防止ピン465が第1の側板410の拡がり防止ピン用孔435に嵌入されることにより、第1の側板410と第2の側板440とは相対的に上下方向に移動不能となる。前述したように、第1の側板410及び第2の側板440がパレット100の上面に立設され組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態において、第1の側板410は、外面両側下部に形成された浮き上がり防止ピン433が下金枠200の浮き上がり防止ピン用孔222に嵌入され、下金枠200に対して浮き上がりが防止された状態、すなわち、下金枠200に対して上下方向に移動不能に連結された状態とされる。従って、第2の側板440の拡がり防止ピン465が第1の側板410の拡がり防止ピン用孔435に嵌入され第1の側板410と第2の側板440とが相対的に上下方向に移動不能とされることにより、第2の側板440も下金枠200に対して上下方向に移動不能に連結された状態となる。
前述したように、第1の側板410は、本体411に縦補強枠421,422を設置して構成しているが、図4及び図5に示すように、縦補強枠421,422の下端部においては接続部425の一部及び押え板426が切り欠かれた形態となっている。このような縦補強枠421,422を用いて第1の側板410を形成した場合には、図3に示すように、第1の側板410の側面下部両側の回動ピン431の周囲に縦補強枠421,422が構成されていないスペース(非干渉スペース430)が形成される。
第1の側板410は、回動ピン431の周囲に非干渉スペース430を形成することにより、回動ピン431の周囲において第1の側板410と下金枠200とが干渉せず第1の側板410を一方の回動ピン431の軸方向に移動させることができるようになり、第1の側板410を下金枠200に係合設置すること、及び、第1の側板410を下金枠200から分離させることが可能となる。
第1の側板410の外面中央上部には、図3に示すように、組み立て式コンテナ1を組み立てた状態において上蓋500のゴムバンド520を掛止するゴムバンド受け金具438が設置されている。
第1の側板410は、以上のような構成である。
第2の側板440は、図9及び図10に示すように、枠部442と板面部447とを有する本体441を有する。第2の側板440の本体441の基本的な構成は、前述した第1の側板410の本体411の構成とほぼ同じである。第2の側板440の枠部442は、上枠443、下枠444、左枠445及び右枠446を有し、第2の側板440においては、隣接する枠部材どうしを接合するために、枠部412の表裏の各角部に、第1の接合金具610又は第4の接合金具640が設置されている。
第2の側板440の枠部442を構成する上枠部材443〜右枠部材446の構成は、図5を参照して説明した第1の側板410の上枠部材413〜右枠部材416と同じであり、第2の側板440の各枠部材443〜446も、断面がJ字形状の金属製の長尺部材である。第2の側板440の外側及び内側で枠部412の外面部443a〜446a及び内面部443c〜446cが各々同一の連続した面に形成されるように、各枠部材443〜446の長手方向両側において外面部443a〜446a、端面部443b〜446b及び内面部443c〜446cの長さや形状を適宜所望の長さや形状等に形成することも第1の側板410と同じである。また、各枠部材443〜446の具体的な形状も、第1の側板410の対応する各枠部材413〜416とほぼ同じである。
また、第2の側板440の枠部442においても、上枠部材443〜右枠部材446の内面部443c〜446cが、外面部443a〜446aよりも長く、すなわち内側の範囲まで形成されており、板面部447は、この枠部442の内面部443c〜446cに図示せぬリベットにより設置されている。
このような構成の第2の側板440の枠部材443〜446は、図8(A)に示す第1の接合金具610及び図8(D)に示す第4の接合金具640により、順次一体に接合される。第1の接合金具610及び第4の接合金具640を用いて、第2の側板440の本体441を構成することについて、図11及び図12を参照して説明する。
第2の側板440の外側の左右の上角部においては、上枠443と、上枠443と直角を成して配置される左枠445又は右枠446と、丸落とし金具取付金具450とが、第1の接合金具610により接合される。また、第2の側板440の外側の左右の下角部においては、下枠444と、下枠414と直角を成して配置される左枠445又は右枠446とが、第4の接合金具640により接合される。
具体的に、右枠446側について図11及び図12を参照して説明する。
まず、上枠443と、上枠443と直角を成して配置される右枠446に対して、その角部であって、上枠443の外面部443aと右枠446の外面部446aの内側となる位置に丸落とし金具取付金具450を配置する。そして、上枠443の外面部443a及び右枠446の外面部446aの外側に、第1の接合金具610を、水平部分611が上枠443の外面部443aに沿い、垂直部分612が右枠446の外面部446aに沿うように配置する。この状態で、丸落とし金具取付金具450、上枠443の外面部443a及び第1の接合金具610の水平部分611の対応する位置に各々形成されているリベット用下穴450r,443r及び611rにリベット459を打ち込むことにより、丸落とし金具取付金具450と上枠443の外面部443aと第1の接合金具610の水平部分611とが接合される。
また、この状態で、丸落とし金具取付金具450、右枠446の外面部446a及び第1の接合金具610の垂直部分612の対応する位置に形成されたリベット用下穴450r,446r及び612rにリベット459を打ち込むことにより、丸落とし金具取付金具450と、右枠446の外面部446aと第1の接合金具610の垂直部分612とが接合される。同様に左枠445の外側上部においても、第1の接合金具610による接合を行うことにより、第2の側板440の外側の左右両方の上角部において、第1の接合金具610により、丸落とし金具取付金具450と、上枠443と、左枠445又は右枠446とが接合された状態となる。
また、この状態で、第2の側板440の内側上部の、外側に接合した第1の接合金具610と対向する位置に同じく第1の接合金具610を配置し、上枠443の内面部443c及び第1の接合金具610の水平部分611の対応する位置に形成されたリベット用下穴443r及び611rにリベット459を打ち込むことにより、上枠443の内面部443cと第1の接合金具610の水平部分611とが接合される。また、この状態で、右枠446の内面部446cと第1の接合金具610の垂直部分612の対応する位置に形成されたリベット用下穴446r及び612rにリベット459を打ち込むことにより、右枠446の内面部446cと第1の接合金具610の垂直部分612とが接合される。同様に左枠445のうち面側上部においても、第1の接合金具610による接合を行うことにより、第2の側板440の内側の左右両方の上角部において、第1の接合金具610により、上枠443と、左枠445又は右枠446とが接合された状態となる。
また、下枠444と、下枠444と直角を成して配置される右枠446に対して、その外側に、第4の接合金具640を、水平部分641が下枠444の外面部444aに沿い、垂直部分642が右枠446の外面部446aに沿うように配置する。この状態で、下枠444の外面部444a及び第4の接合金具640の水平部分641の対応する位置に各々形成されているリベット用下穴444r及び641rにリベット459を打ち込むことにより、下枠444の外面部444aと第4の接合金具640の水平部分641とが接合される。
また、この状態で、右枠446の外面部446a及び第4の接合金具640の垂直部分642の対応する位置に形成されたリベット用下穴446r及び642rにリベット459を打ち込むことにより、右枠446の外面部446aと第4の接合金具640の垂直部分642とが接合される。同様に左枠445の外側下部においても、第4の接合金具640による接合を行うことにより、第2の側板440の外側の左右両方の下角部において、第4の接合金具640により、下枠444と、左枠445及び右枠446とが接合された状態となる。
また、この状態で、第2の側板440の内側下部の、外側に接合した第4の接合金具640と対向する位置に同じく第4の接合金具640を配置し、下枠444の内面部444c及び第4の接合金具640の水平部分641の対応する位置に形成されたリベット用下穴444r及び641rにリベット459を打ち込むことにより、下枠444の内面部444cと第4の接合金具640の水平部分641とが接合される。
また、この状態で、右枠446の内面部446cと第4の接合金具640の垂直部分642の対応する位置に形成されたリベット用下穴446r及び642rにリベット459を打ち込むことにより、右枠446の内面部446cと第4の接合金具640の垂直部分642とが接合される。同様に左枠445の内側下部においても、第4の接合金具640による接合を行うことにより、第2の側板440の内側の左右両方の上角部において、第4の接合金具640により、下枠444と、左枠445及び右枠446とが接合された状態となる。
このように、第2の側板440においては、各枠部材443〜446及び丸落とし金具取付金具450に対して、上角部においては表裏(内外)及び左右両側に各々第1の接合金具610がリベットにより接合され、下角部においては表裏(内外)及び左右両側に各々第4の接合金具640がリベットにより接合される。その結果、第2の側板440の本体441を構成する枠部442の各枠部材443〜446は、強固に連結される。
なお、第2の側板440の上枠部材443〜右枠部材446、板面部447及び丸落とし金具取付金具450は、ステンレス鋼(SUS)製、スチール製又はアルミニウム製等の金属製であることが好ましい。本実施形態においては、これらの部材はいずれも厚さ0.8〜2.0mmのステンレス鋼(SUS)製である。
図9及び図10に示すように、第2の側板440の側縁面両側下部には、外方向に突出するように回動ピン461が設置されている。回動ピン461は、第2の側板440を下金枠200の第2の連結金枠270に沿って設置するときに、図13に示すように、下金枠200の第1の連結金枠240の回動ピン用切り欠き251に挿入される。これにより、第2の側板440の下縁は下金枠200の第2の連結金枠270に沿った位置に保持される。また、第2の側板440は回動ピン461を回動中心として回動可能となり、第2の側板440の折り畳み及び引き起こしが可能となる。
なお、第1の連結金枠240の回動ピン用切り欠き251に挿入される第2の側板440の回動ピン461は、第1の側板410及び第1の側板410の回動ピン431よりも下側に配置されることとなる。従って、第1の側板410が下金枠200に装着されている状態では、第2の側板440を下金枠200から取り外すことは不可能となり、第2の側板440も下金枠200に離脱不能に装着された状態に維持される。
一方で、組み立て式コンテナ1のメンテナンスの際等に第1の側板410が下金枠200から分離されたときは、第2の側板440は、その全体をそのまま上方に引き上げることにより、回動ピン461を第1の連結金枠240の回動ピン用切り欠き251から抜き出すことができ、第2の側板440も下金枠200から分離された状態となる。
第2の側板440の左枠445の外面上部及び右枠446の外面上部には、図9に示すように、外側方向に突出する拡がり防止ピン465が設置されている。拡がり防止ピン465は、第1の側板410及び第2の側板440がパレット100の上面に立設され組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態において、第1の側板410の縦補強枠421,422の押え板426に形成される拡がり防止ピン用孔435に嵌入される。
第2の側板440の外面両側上部には、図15に示すように、第1の側板410と第2の側板440とがパレット100上に隣接して立設された状態において、第2の側板440が内側に傾倒するのを防止するための側板固定スピンドル部470が設置されている。組み立て式コンテナ1において、側板固定スピンドル部470は、いわゆる丸落とし金具である。
丸落とし金具470は、スピンドル本体471及びスピンドル保持部475を有する。スピンドル本体471は、スピンドル472と、作業者がスピンドル472を操作するための操作部474とを有する。また、スピンドル保持部475は、丸落とし金具470を所定の高さ(第2の側板440の板面部447からの高さ)で第2の側板440の板面部447に設置するための台座476を有する。
スピンドル本体471は、操作部474を操作してスピンドル472を回動軸として回動させることにより、スピンドル472が軸方向に移動可能な状態、あるいは、移動不能で所定の位置に保持された状態にすることができる。丸落とし金具470においては、スピンドル472を最も外側に突出させた突出位置と、最も内側に移動させた退避位置との間で移動可能であり、また、突出位置及び退避位置の各々で移動不能に保持されるようになっている。
スピンドル472を突出位置に配置すると、スピンドル472の先端部は第2の側板440の左枠445又は右枠446の外側の位置に達する。このとき、第1の側板410と第2の側板440とが隣接して立設されている場合には、スピンドル472と、左枠445又は右枠446の外面との間には、第1の側板410の縦補強枠421、422の押え板426が挟持された状態となる。その結果、第2の側板440が内側に傾倒することが防止され、4枚の側板400がパレット100上に立設された状態、すなわち、組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態が維持されることになる。
また、スピンドル472を退避位置に配置すると、第1の側板410と第2の側板440とが隣接して立設されている場合であっても、スピンドル472が、第1の側板410の縦補強枠421、422の押え板426と干渉しない状態となる。その結果、第2の側板440が内側に傾倒することが可能となり、一対の第2の側板440をパレット100上に傾倒させ水平に載置すること、及び、引き続き一対の第1の側板410をパレット100上に傾倒させて水平に載置すること、すなわち、組み立て式コンテナ1を折り畳むことが可能となる。また、反対に、折り畳まれた状態の組み立て式コンテナ1に対して、順次第1の側板410及び第2の側板440を引き起こしてパレット100上に立設すること、すなわち、組み立て式コンテナ1を組み立てることが可能となる。
また、第2の側板440の外側中央部の上部側には、図1及び図9に示すように、作業者が第2の側板440を引き起こす際に使用する引き起し用バンド468が設置されている。
上蓋500は、図1に示すように、パレット100上に第1の側板410及び第2の側板440により形成される収容空間の上部開口を閉塞する平板状部材である。本実施形態の組み立て式コンテナ1において上蓋500は、板面部507を構成する平板状部材の周辺部分の4辺部を各々断面コ字状に折り曲げ、板面部507の周囲に枠部502を形成した構成である。枠部502の折り曲げた部分の辺縁は安全対策としてヘミング加工が施されている。
上蓋500の枠部502の一方の対向する面には、ゴムバンド520が設置されている。ゴムバンド520は、組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態においては第1の側板410のゴムバンド受け金具438に、また、組み立て式コンテナ1が折り畳まれた状態においては下金枠200の第1の連結金枠240のゴムバンド受け金具255に掛止される。これにより、組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態あるいは折り畳まれた状態のいずれにおいても、上蓋500は組み立て式コンテナ1の本体に保持された状態となり、容易に開放されない状態とされる。
本実施形態の組み立て式コンテナ1は、このような構成を有するものである。
次に、本実施形態の組み立て式コンテナ1の使用方法について説明をする。
まず、通常の使用形態における組み立て式コンテナ1の使用方法について説明する。
組み立て式コンテナ1を折り畳まれた状態から組み立てる場合には、まず、第1の側板410を引き起こし、図13に示すように浮き上がり防止ピン433を下金枠200の浮き上がり防止ピン用孔222に嵌入する。これにより、第1の側板410の上方への浮き上がりが防止され、第1の側板410が下金枠200の第1の連結金枠240に沿って立設された状態となる。
次に、引き起し用バンド468(図1及び図9参照)を利用して第2の側板440を引き起こし、図15に示すように、第2の側板440の拡がり防止ピン465を第1の側板410の拡がり防止ピン用孔435に嵌入する。これにより、第1の側板410の内側及び外側へ倒れることが防止される。また、第2の側板440は第1の側板410の押え板426に接面した状態となり、第2の側板440が外側へ倒れることも防止される。
そして、側板固定スピンドル部470の操作部474を操作し、スピンドル472を突出位置に移動させる。その結果、第2の側板440の枠部442の外面とスピンドル472との間に第1の側板410の縦補強枠421、422の押え板426が挟持されることとなり、第2の側板440が内側へ倒れることが防止される。
以上の操作により、所望の物品を収容する組み立て式コンテナ1の本体が組み立てられたので、任意の物品を組み立て式コンテナ1の収容空間に収容することができる。
物品の収容が終了したら、組み立て式コンテナ1の上部開口を上蓋500により閉塞し、ゴムバンド520をゴムバンド受け金具438に係合させる。
これにより、組み立て式コンテナ1を用いた物品の搬送等が可能となる。
次に、組み立て式コンテナ1を折り畳む方法について説明する。
物品の搬送などを行い、上蓋500を開放して収容した物品を取り出したら、側板固定スピンドル部470を操作して、スピンドル472を退避位置に移動させる。これにより第2の側板440は内側に倒すことができるようになるので、対向する第2の側板440を順次パレット100上に倒し水平に載置する。
第2の側板440を折り畳むことにより第1の側板410も内側方向に倒すことができるようになるので、対向する第1の側板410を順次パレット100上に倒し水平に載置する。その後、コーナー金具210に四隅が支持されるように上蓋500を折り畳まれた側板400上に被せ、上蓋500のゴムバンド520を第1の連結金枠240のゴムバンド受け金具255に係合させる。
これにより組み立て式コンテナ1は折り畳まれた状態となり、回送等に付される。
次に、組み立て式コンテナ1のメンテナンス等のために、第1の側板410及び第2の側板440をパレット100から分離させる方法、及び、分離した第1の側板410及び第2の側板440を、パレット100に設置する方法について説明する。
まず、設置されている第1の側板410及び第2の側板440を下金枠200から分離させる方法について説明する。
設置されている第1の側板410及び第2の側板440を下金枠200から離脱させるためには、まず、第1の側板410を下金枠200から離脱させる。その場合、まず、第1の側板410を上方向に引き上げ、一方の回動ピン431側に寄せる(移動させる)。その結果、図14(B)に示すように、他方の回動ピン431がコーナー金具210の回動ピン用孔221から抜け出て、他方の回動ピン431の端部がコーナー金具210の第1の板面211と干渉しない状態となる。
そこで、図14(A)に示すように、第1の側板410を他方の回動ピン431側をコーナー金具210よりも高い位置まで上方向に持ち上げる。その結果、第1の側板410の一方の回動ピン431もコーナー金具210の回動ピン用孔221から抜き取ることが可能となる。本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、このようにして、第1の側板410を下金枠200から離脱させ、パレット100から分離することができる。
次に、分離した第1の側板410及び第2の側板440を、パレット100に設置する方法について説明する。
側板400をパレット100に設置する場合には、まず、一対の第2の側板440を設置する。第2の側板440は、第2の連結金枠270に沿ってパレット100の上に落とし込み、回動ピン461を下金枠200の回動ピン用切り欠き251に挿入する。これにより、第2の側板440は、第2の連結金枠270に沿って設置される。設置した2枚の第2の側板440は、第1の側板410の設置のためにパレット100の上面に傾倒させておく。
次に、第1の側板410を設置する。まず、図14(A)に示すように、第1の側板410を傾斜させて側面下部両側の回動ピン431の一方を回動ピン用孔221に挿入し、第1の側板410を挿入した回動ピン431側に寄せる(移動させる)。
次に、第1の側板410の他方の回動ピン431側を図14(B)に示すように水平な位置まで下ろす。
次に、第1の側板410を他方の回動ピン431側に移動させ他方の回動ピン431を回動ピン用孔221に挿入させる。そして、第1の側板410の両端の縦補強枠が下金枠200の第1の板面211間入り込むように、第1の側板410を下金枠200のコーナー金具210の回動ピン用孔221に沿って落とし込む。その結果、第1の側板410は、下金枠200の第1の連結金枠240に沿い、側面下部両側に設置された回動ピン431の両方がコーナー金具210の回動ピン用孔221に挿入された状態に設置される。
このように、本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、第1の側板410及び第2の側板440の枠部412,442を構成する各枠部材413〜416,443〜446について、第1の側板410及び第2の側板440の各角部となる隣接する枠部材の間は、接合金具610〜640により接合している。したがって、極めて強度が強く、変形に強い組み立て式コンテナ1を構成することができる。
また特に、接合金具のうち、第1の側板410の外面上下左右の角部及び内面下側左右の角部、及び、第2の側板440の内外面上下左右の全角部に使用する接合金具はL字金具である。したがって、斜め方向の負荷に対して非情に強い組み立て式コンテナ1を実現することができる。すなわち、本実施形態の組み立て式コンテナ1によれば、輸送時の振動や衝撃などで組み立て式コンテナ1に対して斜め方向に荷重がかかった場合においても、変形することなく、収容した物品を安全かつ適切に搬送等することができる。
また、本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、各枠部材413〜416,443〜446と接合金具610〜640の接合、これらと縦補強枠421,422の接合、あるいは、枠部412,442と板面部417,447の接合等を、リベットにより行っている。したがって、製造時のばらつきが少なく、すなわち強度を含む性能が安定した高品質な組み立て式コンテナ1を提供することができる。
また、本実施形態の組み立て式コンテナ1は、側板400を含めて木質の部材を一切使用していない。従って、組み立て式コンテナ1の収容空間に木屑や塵、埃等の異物が生じる状態を防止することができ、精密機器や食品関係の物品を含めて、所望の物品を極めて安全に収容し搬送等することができる。
なお、本考案は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種々に改変してよい。
例えば、前述した第1の側板410及び第2の側板440は、板面部417,447とは別部材として構成した枠部412,442に、板面部417,447をリベットにより接合して構成するものであった。しかし、例えば、図16に第1の側板410用の本体411bとして一例を示すように、枠部(412,442)の枠(413〜416,443〜446)の一部又は全部を、板面部(417,447)を構成する金属製平板状部材を折り曲げ加工等することにより形成してもよい。図16に示す第1の側板410用の本体411bは、板面部(417)を構成する平板状部材の周辺部分の4辺部を各々断面コ字状に折り曲げ、板面部(417)の周囲に上枠(413)、下枠(414)、左枠(415)及び右枠(416)からなる枠部(412)を形成した構成である。このような本体411bを用いて第1の側板410あるいは第2の側板440を構成することにより、構成を簡単にすることができる。本願考案は、このような形態で実施してもよい。
1…組み立て式コンテナ
100…パレット
110…リフト用孔
200…下金枠
210…コーナー金具
211…第1の板面、212…第2の板面、213…段差面
214…連結金枠取り付け面、221…回動ピン用孔
222…浮き上がり防止ピン用孔
240…第1の連結金枠
241…下部水平面、242…下部垂直面
243…側板載置面、244…上部垂直面、245…切り欠き
246…浮き上がり防止ピン通過用切り欠き
251…回動ピン用切り欠き、255…ゴムバンド受け金具
270…第2の連結金枠
271…下部水平面(側板載置面)、272…垂直面、276…切り欠き
300…底板
400…側板
410…第1の側板
411…本体、412…枠部、413…上枠(枠部材)
414…下枠(下枠部材)、415…左枠(左枠部材)
416…右枠(右枠部材)、413a〜416a…外面部
413a〜416a…端面部、413a〜416a…内面部
413r〜416r…リベット用下穴、417…板面部
418…縦補強枠嵌入用間隙、419…回動ピン設置用孔
421…左縦補強枠、422…右縦補強枠、423…回動ピン設置用孔
425…接続部、425r…リベット用下穴、426…押え板
427…嵌入部、429…リベット、430…非干渉スペース
431…回動ピン、433…浮き上がり防止ピン
433r…浮き上がり防止ピン用下穴、435…拡がり防止ピン用孔
438…ゴムバンド受け金具
440…第2の側板
441…本体、442…枠部、443…上枠(枠部材)
444…下枠(下枠部材)、445…左枠(左枠部材)
446…右枠(右枠部材)、443a〜446a…外面部
443a〜446a…端面部、443a〜446a…内面部
443r〜446r…リベット用下穴、447…板面部
459…リベット、461…回動ピン、465…拡がり防止ピン
468…引き起し用バンド
470…丸落とし金具(側板固定スピンドル部)
471…スピンドル本体、472…スピンドル、474…操作部
475…スピンドル保持部、476…台座
610〜640…第1〜第3の接合金具、611,621,641…水平部分
612,622,642…垂直部分、623…拡幅部分
611r,612r,621r,623r,630r,641r,642r…
リベット用下穴
500…上蓋
502…枠部、507…板面部、520…ゴムバンド

Claims (10)

  1. パレットと、
    前記パレットの上面の周縁に沿って折り畳み可能に立設される複数の側板とを有し、
    前記複数の側板は、平板状部材により構成された板面部と、前記板面部の周囲に配置された枠部とを有し、
    前記枠部は、前記板面部の周囲に配置される複数の枠部材と、隣接する前記枠部材を接合する接合金具とを有する
    ことを特徴とする組み立て式コンテナ。
  2. 前記接合金具はL字状金具であり、当該L字状金具はリベットにより前記隣接する枠部材に各々接合されていることを特徴とする請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記枠部材の一部又は全部は、金属製の長尺部材であり、前記板面部を構成する前記平板状部材に接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の組み立て式コンテナ。
  4. 前記枠部材の一部又は全部は、前記板面部を構成する前記平板状部材の辺部を折り曲げた形態に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  5. 前記複数の側板は、対向して立設される一対の第1の側板と、対向して立設される一対の第2の側板とを有し、
    前記第1の側板は、前記枠部の両側部分である左枠及び右枠に各々設置された縦補強枠であって、前記第1の側板及び前記第2の側板が立設された状態において前記第2の側板の外面に当接し当該第2の側板の外側への倒れを防止する押え板を有する縦補強枠を有し、
    前記縦補強枠は、前記接合金具により前記枠部に接合されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  6. 前記パレットの四隅に設置されるコーナー金具、前記パレットの対向する辺縁に沿って設置される一対の第1の連結金枠、及び、前記パレットの対向する辺縁に沿って設置される一対の第2の連結金枠を有する下金枠をさらに有し、
    前記第1の側板及び前記第2の側板の各々は、当該側板の側面下部両側に、各々外方向に突出する回動ピンを有し、
    前記コーナー金具の各々は、前記第1の連結金枠を挟んで対向する面に、前記第1の側板の前記回動ピンが挿入される回動ピン用孔を有し、
    前記一対の第1の連結金枠は、前記第2の連結金枠を挟んで対向する両端部の各々に、前記第2の側板の前記回動ピンが挿入される回動ピン用切り欠きを有し、
    前記第1の側板には、当該第1の側板の一方の前記回動ピンが前記コーナー金具の前記回動ピン用孔に挿入された状態で、当該第1の側板を、前記回動ピン用孔に挿入された前記一方の回動ピンの方向に、当該第1の側板が前記コーナー金具と干渉せず所定の距離移動可能なように、前記回動ピンの周囲に非干渉スペースが形成されていることを特徴とする請求項5に記載の組み立て式コンテナ。
  7. 前記第1の側板は、浮き上がり防止ピンを有し、
    前記下金枠は、前記第1の側板が前記下金枠に沿って立設された場合に、前記第1の側板の前記浮き上がり防止ピンが嵌入される浮き上がり防止ピン用孔を有し、
    前記第2の側板は、拡がり防止ピンを有し、
    前記第1の側板は、前記第2の側板が隣接して立設された場合に、前記第2の側板の前記拡がり防止ピンが嵌入される拡がり防止ピン用孔を有することを特徴とする請求項5又は6に記載に組み立て式コンテナ。
  8. 前記第2の側板は、スピンドルを、当該スピンドルと前記第2の側板の外面との間で前記押え板を挟持する突出位置と、当該スピンドルが前記押え板と干渉しない退避位置との間で移動させる側板固定用スピンドル部を有することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  9. 前記組み立て式コンテナの上部開口を閉塞する上蓋であって、金属製の平板状部材により構成された板面部と、前記平板状部材の辺部を折り曲げた形態に構成され前記板面部と一体に当該板面部の周囲に設置された枠部とを有する前記上蓋をさらに有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  10. 前記側板の前記枠部材及び前記接合金具は、ステンレス鋼(SUS)製又はアルミニウム製であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
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