JP3204004U - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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信治 葉山
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Abstract

【課題】軽量なスチール製組み立て式コンテナを提供する。【解決手段】組み立て式コンテナ1の側板410,440及び上蓋500は、各々、断面J字状又はL字状の4本の枠材を溶接により接続し四角形に形成した枠部412、442,502と、枠部の内側を閉塞するように枠部に溶接により設置される矩形の平板状部材である板面部417,447、507とを有する。板面部は枠部にスポット溶接により設置する。枠部と板面部とを別部材とすることにより、板面部として薄い金属材料を用いることができ、側板410,440及び上蓋500の、ひいては組み立て式コンテナ1全体の重量を軽量化することができる。【選択図】 図1

Description

本考案は、所望の物品を収容し搬送等する組み立て式コンテナに関し、特に、安全に所望の物品を収容し搬送等することができる組み立て式コンテナに関する。
使用時にはパレット上に側板を立設して内部に物品を収容する組み立て式コンテナは、回送時や保管時に側板をパレット上に折り畳んで容積を小さくできるので、利便性が高く、広く使用されている(例えば、特許文献1参照)。この種の組み立て式コンテナにおいては、収容空間を囲む側板、底板、上蓋等として、合板やMDF(中密度繊維板)等の木質繊維板等が用いられる場合が多い。しかし、合板やMDF等の木質部材は、木屑や塵、埃等の異物が生じる可能性があり、できるだけ木質部材を用いない組み立て式コンテナが望まれている。
一方で、合板やMDF等の木質の部材を側板等に使用する場合には、表面に金属箔等を接着し木質が表面に曝されないようにしたり、周囲を枠材で囲み切断面(端面)が表面に曝されないようにした組み立て式コンテナも知られている(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、そのような構成は加工が複雑で軽量化も難しく、また、そのような構成であっても異物が生じる可能性を皆無にできないことから、精密機器や食品関係の物品を収容するコンテナを中心に、完全に脱木質化した組み立て式コンテナが要望されている。
特開2001−97373号公報 特開2005−67681号公報
本考案の目的は、木質の部材を用いることなく、よって異物の混入を防止して安全に所望の物品を収容し搬送等することができ、加工も容易で軽量化が可能な組み立て式コンテナを提供することにある。
前記目的を達成するために、本考案の組み立て式コンテナは、パレットと、前記パレットの上面の周縁に沿って折り畳み可能に立設される複数の側板とを有し、前記複数の側板は、各々、金属製の平板状部材により構成された板面部と、金属製の帯状板部材を折り曲げた形態に構成され前記板面部と一体に当該板面部の周囲に配置された枠部とを有し、前記板面部を構成する前記平板状部材の板厚は、前記枠部を構成する前記帯状板部材の板厚よりも薄いことを特徴とする。
好ましくは、前記枠部は、前記板面部の周囲に溶接により固定設置されていることを特徴とする。
好ましくは、前記複数の側板は、対向して立設される一対の第1の側板と、対向して立設される一対の第2の側板とを有し、前記第1の側板は、両側辺の各々に、当該第1の側板の前記枠部に設置された縦補強枠をさらに有することを特徴とする。
好ましくは、前記縦補強枠は、前記第1の側板の前記枠部に溶接により固定設置されていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1の側板の前記枠部は、長手方向に沿った複数個所に、所定の長さを有する嵌合凸部を有し、前記縦補強枠には、前記嵌合凸部に嵌合する嵌合孔を有し、前記嵌合凸部が前記嵌合孔に嵌合された箇所が溶接されて、前記第1の側板の前記枠部に前記縦補強枠が設置されていることを特徴とする。
好ましくは、前記縦補強枠は、前記第1の側板及び前記第2の側板が立設された状態において前記第2の側板の外面に当接し当該第2の側板の外側への倒れを防止する押え板を有することを特徴とする。
好ましくは、前記第2の側板は、スピンドルを、前記第2の側板の外面との間で前記押え板を挟持する突出位置と、前記押え板と干渉しない退避位置との間で移動させる側板固定スピンドル部を有することを特徴とする。
好ましくは、前記側板固定スピンドル部は、前記スピンドルを前記突出位置と前記退避位置との間で移動可能に保持する丸落とし金具であることを特徴とする。
好ましくは、前記側板固定スピンドル部は、前記スピンドルを前記突出位置と前記退避位置との間で移動可能に保持するスピンドル保持部と、前記スピンドルに一体に設置された操作部とを有し、前記スピンドルが前記突出位置に保持されたときに、前記操作部の端部が、前記第2の側板と前記第1の側板の前記縦補強枠の前記押え板との間に係合されることを特徴とする。
好ましくは、前記側板は、ステンレス鋼(SUS)製又はアルミニウム製であることを特徴とする。
好ましくは、前記パレットの上面の周縁に沿って立設された前記複数の側板により形成された収容空間の上部開口を閉塞する上蓋をさらに有し、前記上蓋は、金属製の平板状部材により構成された板面部と、金属製の帯状板部材を折り曲げた形態に構成され前記板面部と一体に当該板面部の周囲に配置された枠部とを有し、前記上蓋の前記板面部を構成する前記平板状部材の板厚は、前記上蓋の前記枠部を構成する前記帯状板部材の板厚よりも薄いことを特徴とする。
好ましくは、前記上蓋の前記枠部は、前記上蓋の前記板面部の周囲に溶接により固定設置されていることを特徴とする。
好ましくは、前記上蓋は、ステンレス鋼(SUS)製又はアルミニウム製であることを特徴とする。
好ましくは、前記パレットの四隅に設置されるコーナー金具、前記パレットの対向する辺縁に沿って設置される一対の第1の連結金枠、及び、前記パレットの対向する辺縁に沿って設置される一対の第2の連結金枠を有する下金枠をさらに有し、前記第1の側板及び前記第2の側板の各々は、当該側板の側面下部両側に、各々外方向に突出する回動ピンを有し、前記コーナー金具の各々は、前記第1の連結金枠を挟んで対向する面に、前記第1の側板の前記回動ピンが挿入される回動ピン用孔を有し、前記一対の第1の連結金枠は、前記第2の連結金枠を挟んで対向する両端部の各々に、前記第2の側板の前記回動ピンが挿入される回動ピン用切り欠きを有し、前記第1の側板には、当該第1の側板の一方の前記回動ピンが前記コーナー金具の前記回動ピン用孔に挿入された状態で、当該第1の側板を、前記回動ピン用孔に挿入された前記一方の回動ピンの方向に、当該第1の側板が前記コーナー金具と干渉せず所定の距離移動可能なように、前記回動ピンの周囲に非干渉スペースが形成されていることを特徴とする。
好ましくは、前記第1の側板は、浮き上がり防止ピンを有し、前記下金枠は、前記第1の側板が前記下金枠に沿って立設された場合に、前記第1の側板の前記浮き上がり防止ピンが嵌入される浮き上がり防止ピン用孔を有し、前記第2の側板は、拡がり防止ピンを有し、前記第1の側板は、前記第2の側板が隣接して立設された場合に、前記第2の側板の前記拡がり防止ピンが嵌入される拡がり防止ピン用孔を有することを特徴とする。
本考案によれば、木質の部材を用いることなく、よって異物の混入を防止して安全に所望の物品を収容し搬送等することができ、加工も容易で軽量化が可能な組み立て式コンテナを提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態の組み立て式コンテナの構造を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した組み立て式コンテナの下金枠を構成する各部材の構造を説明する図であり、図2(A)はコーナー金具の斜視図であり、図2(B)は第1の連結金枠の部分斜視図であり、図2(C)は第2の連結金枠の部分斜視図である。 図3は、図1に示した組み立て式コンテナの第1の側板の正面図である。 図4は、図3に示した第1の側板の部分的かつ模式的な斜視図であり、板面部、枠部及び縦補強枠を接続し第1の側板を形成した状態を説明するための図である。 図5は、図3及び図4に示した第1の側板を構成する枠部及び縦補強枠の構造を示す模式的な斜視図である。 図6は、図3〜図5に示した第1の側板の部分断面図であり、図6(A)は図5のAの位置及び方向における第1の側板の部分断面図であり、図6(B)は図5のBの位置及び方向における第1の側板の部分断面図であり、図6(C)は図5のCの位置及び方向における第1の側板の部分断面図である。 図7は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板の正面図である。 図8は、図7に示した第2の側板の部分的かつ模式的な斜視図であり、板面部及び枠部を接続し第2の側板を形成した状態を説明するための図である。 図9は、図7及び図8に示した第2の側板を構成する枠部の構造を示す模式的な斜視図である。 図10は、図7〜図9に示した第2の側板の部分断面図であり、図10(A)は図9のDの位置及び方向における第1の側板の部分断面図であり、図10(B)は図9のEの位置及び方向における第1の側板の部分断面図であり、図10(C)は図9のFの位置及び方向における第1の側板の部分断面図である。 図11は、組み立て式コンテナの下金枠に第1の側板及び第2の側板が設置された状態を示す部分斜視図である。 図12は、図1に示した組み立て式コンテナにおいて、第1の側板を着脱する状態を示す図であり、図12(A)は第1の側板を着脱する状態を示す第1の図であり、図12(B)は第1の側板を着脱する状態を示す第2の図である。 図13は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板に設置された丸落とし金具の構成を示す図である。 図14は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板に設置された側板固定スピンドル部の構成を示す図である。
以下、本考案の一実施形態の組み立て式コンテナ1について、図1〜図13を参照して説明する。
まず、組み立て式コンテナ1の構成について説明する。
図1に示すように、組み立て式コンテナ1は、パレット100、下金枠200、底板300、側板400及び上蓋500を有する。側板400は、各々一対の第1の側板410及び第2の側板440(合計4枚の側板400)を有する。
パレット100は、組み立て式コンテナ1の基台であって運搬台である。組み立て式コンテナ1においてパレット100は、平面形状が略正方形の樹脂製のパレットである。パレット100の四方側面には、各々、フォークリフトの爪部(フォーク)が差し込まれるリフト用孔110が形成されている。
下金枠200は、パレット100の上面の周縁に沿って設置され、4枚の側板400を回動可能に保持する金属製部材である。下金枠200は、パレット100の上面の四隅に設置されるコーナー金具210と、パレット100の上面の一方の対向する辺縁に沿って設置される一対の第1の連結金枠240と、パレット100の上面の他方の対向する辺縁に沿って設置される一対の第2の連結金枠270とを有する。第1の連結金枠240及び第2の連結金枠270は、隣接するコーナー金具210を連結するように設置される。
コーナー金具210は、図2(A)に示すように、順次直角を成すように形成された第1の板面211、第2の板面212及び段差面213を有する金属製部材である。コーナー金具210は、図1に示すように、パレット100の上面四隅に、第1の板面211が第2の連結金枠270に沿い、第2の板面212が第1の連結金枠240に沿うように設置される。コーナー金具210は、例えば平板状の金属材料を折り曲げ加工等することにより形成される。組み立て式コンテナ1においてコーナー金具210は、厚さ3.2mmの溶融亜鉛メッキ鋼板製である。
図2(A)に示すように、第1の板面211の、第2の板面212と連接する角部側の側辺部の中央部には、上下方向(鉛直方向)に長い孔(長孔)であって、第1の側板410の回動ピン431(図3及び図11参照)が挿入される回動ピン用孔221が形成されている。回動ピン用孔221の下端は、第1の連結金枠240の側板載置面243(図2(B)参照)と略同じ高さで、回動ピン用孔221の上下方向の長さは、組み立て式コンテナ1を折り畳んだ際に2枚の(一対の)第1の側板410を水平に積層載置可能なように、第1の側板410を2枚重ねた厚みに略等しい長さである。
また、隣接するコーナー金具210間で、対向する第1の板面211間の距離は、第1の側板410が下金枠200に着脱可能となる所定の長さである。具体的には、図12(A)及び(B)に示すように、第1の側板410を傾斜させて側面下部両側に設置されている回動ピン431の一方を回動ピン用孔221に挿入し、第1の側板410を、挿入した回動ピン431側に寄せた(移動させた)場合に、第1の側板410の他方の回動ピン431が、その他方の回動ピン431側のコーナー金具210の第1の板面211の内側に配置され、コーナー金具210と干渉しない状態となる長さである。すなわち、第1の側板410の両側の回動ピン431の端部間の距離より若干長い長さである。
コーナー金具210の第2の板面212の中央やや上部には、第1の側板410が立設された場合に第1の側板410の浮き上がり防止ピン433(図3及び図11参照)が嵌入される角孔である浮き上がり防止ピン用孔222が形成されている。
第2の板面212の第1の板面211とは反対側の縁部には、その下部に段差面213が連接している。段差面213は、第2の板面212に垂直に、第1の側板410の略厚み分だけ第2の板面212からパレット100の内側に延伸するように構成されており、先端は、第1の連結金枠240の下部垂直面242に接合される。段差面213と下部垂直面242とが接合されることにより、コーナー金具210と第1の連結金枠240とが連結される。
コーナー金具210は、組み立て式コンテナ1が折り畳まれた際に上蓋500を支持する支柱となる。そのためコーナー金具210の第1の板面211及び第2の板面212は、パレット100の上面に2枚の第1の側板410及び2枚の第2の側板440を積み重ねた状態でこれらを収容可能な高さに形成される。
第1の連結金枠240は、図2(B)に示すように、順次直角を成すように形成された下部水平面241、下部垂直面242、側板載置面243及び上部垂直面244を有するL字形状が2段連なったような断面形状の金属製部材である。第1の連結金枠240は、帯状の金属材料を短手方向に順次折り曲げ加工等することにより形成され、組み立て式コンテナ1においては、厚さ1.6mmの溶融亜鉛メッキ鋼板製である。
第1の連結金枠240は、下部水平面241がパレット100上面に接面し、下部垂直面242の両側端部付近がコーナー金具210の段差面213の先端部に接合され、隣接するコーナー金具210を連結するようにコーナー金具210間に設置される。これにより側板載置面243は、所定の高さの水平面であってその上に第1の側板410が載置される面となり、上部垂直面244はパレット100の周縁に沿って立設され第1の側板410の下辺の外面位置を規定する枠に形成される。
第1の連結金枠240の両側の下部垂直面242と側板載置面243には、第2の側板440を設置する際に第2の側板440の回動ピン461が挿入される(図11参照)溝である回動ピン用切り欠き251が形成されている。また、第1の連結金枠240の上部垂直面244の両側上部には、第1の側板410を立設する際に、コーナー金具210の浮き上がり防止ピン用孔222に挿入される第1の側板410の浮き上がり防止ピン433が(図11参照)第1の連結金枠240と干渉しないようにするための浮き上がり防止ピン通過用切り欠き246が形成されている。
なお、第1の連結金枠240の下部垂直面242の高さは、2枚の第2の側板440の厚さに相当する高さとする。これにより、第2の側板440を折り畳んだときに、パレット100上面の対向配置される第1の連結金枠240の下部垂直面242の間の空間に、折り畳んだ一対の第2の側板440が収容可能となる。
また、第1の連結金枠240の外面中央部には、図1に示すように、組み立て式コンテナ1を折り畳んだ状態において上蓋500のゴムバンド520を掛止するゴムバンド受け金具255が設置されている。
第2の連結金枠270は、図2(C)に示すように、直角を成すように形成された下部水平面271及び垂直面272を有する断面L字形状の金属製部材である。第2の連結金枠270は、帯状の金属材料を短手方向に折り曲げ加工等することにより形成される。組み立て式コンテナ1において第2の連結金枠270は、厚さ1.6mmの溶融亜鉛メッキ鋼板製である。
第2の連結金枠270は、下部水平面271がパレット100の上面に接面するように配置され、垂直面272の両端部がコーナー金具210の第1の板面211の下部内側に接合されることにより隣接するコーナー金具210を連結するようにコーナー金具210間に設置される。これにより、下部水平面271はその上面に第2の側板440が載置される側板載置面となり、垂直面272はパレット100の周縁に沿って立設され第2の側板440の下辺の外面位置を規定する枠に形成される。
このような構成のコーナー金具210、第1の連結金枠240及び第2の連結金枠270は、溶接により順次接続される。コーナー金具210と第1の連結金枠240とは、コーナー金具210の段差面213の先端縁及び上縁が第1の連結金枠240の両側の下部垂直面242の外面及び側板載置面243の下面に接触されてこの箇所において溶接される。また、コーナー金具210の第2の板面212の内側上部に第1の連結金枠240の上部垂直面244の端部の外面が接面されてこの箇所において溶接される。また、コーナー金具210と第1の連結金枠240とは、コーナー金具210の第1の板面211の内側下部に第2の連結金枠270の垂直面272の端部の外面が接面されてこの箇所において溶接される。
また、図2(B)及び(C)に示すように、第1及び第2の連結金枠240,270の下部水平面241,271には、第1及び第2の連結金枠240,270をパレット100の周縁に沿って設置した場合にパレット100の内側で隣接する第1及び第2の連結金枠240,270の角部(隅部)が重ならないように(干渉しないように)、その両側角部に切り欠き245、276が形成されている。
このように構成された下金枠200は、図示せぬ螺子によりパレット100の上面に固定設置される。
底板300は、図1に示すように、パレット100上面の下金枠200で囲まれた範囲に載置され、組み立て式コンテナ1の収容空間の下面を規定する板状部材である。本実施形態の組み立て式コンテナ1において底板300は、段ボールプラスチック製である。
側板400は、パレット100周縁に沿って立設され、パレット100上面に組み立て式コンテナ1の収容空間を形成する部材である。側板400は、第1の連結金枠240に沿って設置される一対の第1の側板410と、第1の側板410の対向する両側縁部を接続するように第2の連結金枠270に沿って設置される一対の第2の側板440とを有する。これら4枚の側板400は、下枠414,444(図3及び図7参照)を回動中心として回動可能、かつパレット100と容易に分離不能に、下金枠200に係合設置されている。
側板400は、組み立て式コンテナ1を組み立てたときは前述したようにパレット100周縁に沿って立設されるが、組み立て式コンテナ1を折り畳んだときは内側に傾倒され、パレット100上に積層載置される。この際、2枚の(一対の)第2の側板440は、対向する第1の連結金枠240の下部垂直面242の間の空間に収容され、2枚の(一対の)第1の側板410は、対向する第1の連結金枠240の間の側板載置面243とコーナー金具210の上縁との間の空間に収容される。
第1の側板410は、図3に示すように、枠部412、板面部417、左縦補強枠421及び右縦補強枠422を有する。
枠部412は、第1の側板410の外枠を形成する部材であり、上枠413、下枠414、左枠415及び右枠416の各端部を溶接により接続し四角形の枠構造に形成したものである。
上枠413及び下枠414は、図5、図6(A)及び(C)に示すように、断面J字状の長尺部材である。上枠413及び下枠414は、各々が帯状の平板面である端面413a,414a、内側面413b、414b及び外側面413c、414cが、外側面413c、414c、端面413a,414a、内側面413b、414bの順に相互に直角を成して接続された構成である。
上枠413の端面413aの両端は、図4及び図5に示すように、左枠415及び右枠416と左右の縦補強枠421、422との接続部分の上部を閉塞するメクラ429を構成するように、内側面413b及び外側面413cよりも外側まで突出されている。
また、上枠413及び下枠414の外側面413c、414cの辺縁は、安全対策としてヘミング加工が施されていてもよい。
左枠415及び右枠416は、右枠416について図5及び図6(B)に示すように、断面L字状の長尺部材である。右枠416は、各々が帯状の平板面である端面416a及び内側面416bが、相互に直角を成して接続された構成である。左枠415も、図示しないが右枠416と同様の構成であり、相互に直角を成して接続された端面及び内側面を有する。
左枠415及び右枠416の端面416aの辺縁には、図5に示すように、縦補強枠421、422を設置するための嵌合凸部(突起)418が形成されている。嵌合凸部418は、長さが約25mm程度の突起部であり、左枠415及び右枠416に沿って150〜200mm間隔で複数形成される。
このような構成の上枠413、下枠414、左枠415及び右枠416が順次溶接により接続されて、四角形の枠構造の枠部412が形成される。枠部412においては、上枠413の内側面413b、下枠414の内側面414b、左枠415の内側面、及び、右枠416の内側面416bが同一の平面上に形成され、これに後述する板面部417が設置される。
なお、上枠413、下枠414、左枠415及び右枠416は、各々、ステンレス鋼(SUS)製、スチール製またはアルミニウム製等の金属製の帯状の板部材を折り曲げ加工して形成するか、あるいはこれらの材質のアングル材等を用いて形成するのが好ましい。また、その厚さは、1.2〜1.5mmのものが好ましい。本実施形態の組み立て式コンテナ1において枠部412の各部材は、厚さ1.2mmのステンレス鋼(SUS)製である。
板面部417は、第1の側板410の枠部412の内側を閉塞する矩形の平板状部材である。図3、図4及び図6(A)〜(C)に示すように、板面部417は、その4辺の各縁部が、各々、枠部412の上枠413の内側面413b、下枠414の内側面414b、左枠415の内側面、及び、右枠416の内側面416bに沿って載置され、所定の溶接箇所439においてその各内側面と溶接されることにより、枠部412に対して固定設置される。
板面部417は、ステンレス鋼(SUS)製、スチール製またはアルミニウム製等の金属製の平板状部材であり、その厚さは、枠部412を構成する部材より十分薄くてよく、0.5mm以下が好ましい。なお、本実施形態の組み立て式コンテナ1において板面部417は、厚さ0.5mmのステンレス鋼(SUS)製である。
また、本実施形態の組み立て式コンテナ1において、枠部412と板面部417との溶接箇所439は、板面部417の各辺部において略80mm間隔で決定される。また、その溶接方法は、TIGスポット溶接である。
左縦補強枠421及び右縦補強枠422は、右縦補強枠422について図5及び図6(B)に示すように、断面J字状の長尺部材である。右縦補強枠422は、各々が帯状の平板面である接続部422a、押え板422b及び折り返し部422cが、押え板422b、接続部422a、折り返し部422cの順に相互に直角を成して接続された構成である。接続部422aには、右枠416の端面416aに形成された嵌合凸部418と対応する位置に、嵌合凸部418が嵌合される細長い孔である嵌合孔428が形成されている。
接続部422a及び折り返し部422cは、左縦補強枠421及び右縦補強枠422を左枠415及び右枠416に設置するための構成である。右縦補強枠422を右枠416に設置する際には、図5及び図6(B)に示すように、折り返し部422cの辺縁が右枠416の内側面416bの外面に当接し、接続部422aの内側に右枠416の端面416aの辺縁が当接し、右縦補強枠422の接続部422aの嵌合孔428に右枠416の端面416aの嵌合凸部418が嵌合されるように配置する。この状態で、右縦補強枠422の嵌合孔428と右枠416の嵌合凸部418との嵌合箇所を溶接することにより、右縦補強枠422は枠部412の右枠416に分離不能に強固に連結される。
このように右縦補強枠422が右枠416に設置されることにより、右縦補強枠422の押え板422bは、右枠416の端面416aとの間に所定の間隙離されて、第1の側板410に垂直に、換言すれば第2の側板440に平行に、組み立て式コンテナ1の内側方向に延伸する面に形成される。このように構成される押え板422bは、第2の側板440の拡がりを防止する板面となる。すなわち、組み立て式コンテナ1が組み立てられ第1の側板410及び第2の側板440が立設された状態において、押え板422bは、第2の側板440の左枠445の外面に接面する。これにより、第2の側板440の外側への倒れが防止される。
なお、左縦補強枠421及び右縦補強枠422は、各々、ステンレス鋼(SUS)製、スチール製またはアルミニウム製等の金属製の帯状の板部材を折り曲げ加工して形成するか、あるいはこれらの材質のアングル材等を用いて形成するのが好ましい。また、その厚さは、2.0〜3.0mmのものが好ましい。本実施形態の組み立て式コンテナ1において左縦補強枠421及び右縦補強枠422は、厚さ2.0mmのステンレス鋼(SUS)製である。
このような構成の第1の側板410において、側縁面両側下部には、図3及び図4に示すように、外方向に突出する回動ピン431が設置されている。右枠416について図5に示すように、右枠416の端面416aの下端部及び右縦補強枠422の折り返し部422cの下端部には、各々、回動ピン設置用孔419及び423が形成されている。右縦補強枠422を右枠416に設置すると、これら回動ピン設置用孔419及び423は所定間隔で同軸に配置された孔となるので、ここに回動ピン431が挿入され、溶接等により固定設置される。
回動ピン431は、第1の側板410を組み立て式コンテナ1に装着する際、すなわち、第1の側板410を下金枠200の第1の連結金枠240に沿って設置するときに、図11に示すように、下金枠200のコーナー金具210の第1の板面211に形成された回動ピン用孔221に挿入される。
ここで、第1の側板410を組み立て式コンテナ1に装着する方法について図12(A)及び(B)を参照して説明する。
第1の側板410を下金枠200に設置する場合には、図12(A)に示すように第1の側板410を傾斜させて側面下部両側の回動ピン431の一方を回動ピン用孔221に挿入し、第1の側板410を挿入した回動ピン431側に寄せる(移動させる)。これにより、第1の側板410の他方の回動ピン431側を図12(B)に示すように水平な位置まで下ろすことが可能となる。そこで、第1の側板410を水平な位置に下したら、第1の側板410を他方の回動ピン431側に移動させ他方の回動ピン431を回動ピン用孔221に挿入させる。これにより、第1の側板410の側面下部両側に設置された回動ピン431の両方をコーナー金具210の回動ピン用孔221に挿入し第1の側板410が第1の板面211間の距離内の中央になるように落とし込んだ状態、すなわち第1の側板410を下金枠200に設置した状態とすることができる。
また、設置されている第1の側板410を下金枠200から離脱させる場合には、第1の側板410を回動ピン431が長孔221の上端に当たるまで上方向に持ち上げ一方の回動ピン431側に寄せる(移動させる)。これにより、図12(B)に示すように、他方の回動ピン431がコーナー金具210の回動ピン用孔221から抜け出て、他方の回動ピン431の端部がコーナー金具210の第1の板面211と干渉しない状態となる。そこで、図12(A)に示すように第1の側板410を他方の回動ピン431側をコーナー金具210よりも高い位置まで上方向に持ち上げる。その結果、第1の側板410の一方の回動ピン431についてもコーナー金具210の回動ピン用孔221から抜き取ることが可能となり、第1の側板410は下金枠200から離脱され、パレット100から分離される。
第1の側板410が下金枠200に係合設置されている場合、第1の側板410の下縁は下金枠200の第1の連結金枠240に沿った位置に、より具体的には第1の連結金枠240の側板載置面243上であって上部垂直面244により外側が規制された位置に保持される。また、第1の側板410は回動ピン431を回動中心として回動可能となり、第1の側板410の折り畳み及び引き起こしが可能となる。
第1の側板410の外面両側下部、すなわち左枠414の外面下部及び右枠415の外面下部には、図3及び図4に示すように、各々、外側方向に突出する浮き上がり防止ピン433が設置されている。右枠416について図5に示すように、右枠416の内側面416bの下端部及び右縦補強枠422の接続部422aの下端部には、各々、浮き上がり防止ピン設置用孔420及び424が形成されている。右縦補強枠422を右枠416に設置すると、これら浮き上がり防止ピン用孔420及び424は所定間隔で同軸に配置された孔となるので、ここに浮き上がり防止ピン433が挿入され、溶接等により固定設置される。
浮き上がり防止ピン433は、第1の側板410が下金枠200の第1の連結金枠240の側板載置面243上に立設された状態において、図11に示すように、下金枠200のコーナー金具210の第2の板面212に形成された浮き上がり防止ピン用孔222に嵌入される。これにより、第1の側板410が下金枠200に対して上下方向に移動することが防止され、第1の側板410の浮き上がりが防止される。
第1の側板410の左右の縦補強枠421,422には、右縦補強枠422について図4に示すように、押え板422bの上部に、拡がり防止ピン用孔435が形成されている。拡がり防止ピン用孔435には、組み立て式コンテナ1が組み立てられ第1の側板410の押え板422bの内側に第2の側板440の左枠445が接面した状態において、第2の側板440の左枠445に設置されている拡がり防止ピン465(図7参照)が嵌入される。これにより、第1の側板410の上部が組み立て式コンテナ1の外側に倒れるように傾斜した状態となることを防ぐことができる。
また、第2の側板440の拡がり防止ピン465が第1の側板410の拡がり防止ピン用孔435に嵌入されることにより、第1の側板410と第2の側板440とは相対的に上下方向に移動不能となる。前述したように、第1の側板410及び第2の側板440がパレット100の上面に立設され組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態において、第1の側板410は、外面両側下部に形成された浮き上がり防止ピン433が下金枠200の浮き上がり防止ピン用孔222に嵌入され、下金枠200に対して浮き上がりが防止された状態、すなわち、下金枠200に対して上下方向に移動不能に連結された状態とされる。従って、第2の側板440の拡がり防止ピン465が第1の側板410の拡がり防止ピン用孔435に嵌入され第1の側板410と第2の側板440とが相対的に上下方向に移動不能とされることにより、第2の側板440も下金枠200に対して上下方向に移動不能に連結された状態となる。
また、前述したように第1の側板410においては、左枠415及び右枠416に左右の縦補強枠421、422が設置されているが、図5に示すように、縦補強枠421、422の下端部においては接続部422aの一部及び押え板422bが切り欠かれた形態となっている。このような縦補強枠421、422を用いて第1の側板410を形成することにより、図3に示すように、第1の側板410の側面下部両側の回動ピン431の周囲は、縦補強枠421、422が構成されていないスペース(非干渉スペース430)が形成される。
第1の側板410は、回動ピン431の周囲に非干渉スペース430を形成することにより、回動ピン431の周囲において第1の側板410と下金枠200とが干渉せず、第1の側板410を一方の回動ピン431の軸方向に移動させることができるようになり、図12(A)及び(B)を参照して前述したように、第1の側板410の下金枠200への係合設置、及び、第1の側板410の下金枠200からの分離が可能となる。
第1の側板410の外面中央上部には、図3に示すように、組み立て式コンテナ1を組み立てた状態において上蓋500のゴムバンド520を掛止するゴムバンド受け金具438が設置されている。
第2の側板440は、図7に示すように、枠部442及び板面部447を有する。
枠部442は、第2の側板440の外枠を形成する部材であり、上枠443、下枠444、左枠445及び右枠446の各端部を溶接により接続し四角形の枠構造に形成したものである。
枠部442の各部材、すなわち上枠443、下枠444、左枠445及び右枠446は、図8、図9及び図10(A)〜(C)に示すように、断面J字状の長尺部材である。これらの各部材は、各々が帯状の平板面である端面443a,444a,445a,446a、内側面443b、444b、445b、446b及び外側面443c、444c、445c、446cが、外側面443c、444c、445c、446c、端面443a,444a、445a,446a、内側面443b、444b、445b、446bの順に相互に直角を成して接続された構成である。
このような構成の上枠443、下枠444、左枠445及び右枠446が順次溶接により接続されて、四角形の枠構造の枠部442が形成される。枠部442においては、上枠443の内側面443b、下枠444の内側面444b、左枠445の内側面445b、及び、右枠446の内側面446bが同一の平面上に形成され、これに後述する板面部447が設置される。
なお、枠部442の各部材の外側面443c、444c、445c、446cの辺縁は、安全対策としてヘミング加工が施されていてもよい。
板面部447は、第2の側板440の枠部442の内側を閉塞する矩形の平板状部材である。図7、図8及び図10(A)〜(C)に示すように、板面部447は、その4辺の各縁部が、各々、枠部442の上枠443の内側面443b、下枠444の内側面444b、左枠445の内側面445b、及び、右枠446の内側面446bに沿って載置され、所定の溶接箇所469においてその各内側面と溶接されることにより、枠部442に対して固定設置される。
第2の側板440の枠部442の各部材及び第2の側板440の板面部447の材質等は、各々、第1の側板410の枠部412及び板面部417と同一である。
また、枠部442と板面部447との溶接箇所469の設定及びその溶接方法も、第1の側板410の枠部412と板面部417との溶接箇所439の設定及びその溶接方法と同じである。
図7に示すように、第2の側板440の側縁面両側下部には、外方向に突出するように回動ピン461が設置されている。回動ピン461は、右側下部の回動ピン461について図8に、左側下部の回動ピン461について図9に示すように、左枠445及び右枠446と、左枠445及び右枠446の内側下部に設置された回動ピン受け金具462のピン通し孔に嵌入され溶接にて設置されている。
回動ピン461は、第2の側板440を下金枠200の第2の連結金枠270に沿って設置するときに、図11に示すように、下金枠200の第1の連結金枠240の回動ピン用切り欠き251に挿入される。これにより、第2の側板440の下縁は下金枠200の第2の連結金枠270に沿った位置に保持される。また、第2の側板440は回動ピン461を回動中心として回動可能となり、第2の側板440の折り畳み及び引き起こしが可能となる。
なお、第1の連結金枠240の回動ピン用切り欠き251に挿入される第2の側板440の回動ピン461は、第1の側板410及び第1の側板410の回動ピン431よりも下側に配置されることとなる。従って、第1の側板410が下金枠200に装着されている状態では、第2の側板440を下金枠200から取り外すことは不可能となり、第2の側板440も下金枠200に離脱不能に装着された状態に維持される。
一方で、組み立て式コンテナ1のメンテナンスの際等に第1の側板410が下金枠200から分離されたときは、第2の側板440は、その全体をそのまま上方に引き上げることにより、回動ピン461を第1の連結金枠240の回動ピン用切り欠き251から抜き出すことができ、第2の側板440も下金枠200から分離された状態となる。
図7に示すように、第2の側板440の左枠445及び右枠446の外面上部には、各々、外側方向に突出する拡がり防止ピン465が設置されている。拡がり防止ピン465は、第1の側板410及び第2の側板440がパレット100の上面に立設され組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態において、第1の側板410の左右の縦補強枠421,422の押え板422bに形成された拡がり防止ピン用孔435に嵌入される。
第2の側板440の外面両側上部には、各々、第1の側板410と第2の側板440とがパレット100上に隣接して立設された状態において、第2の側板440が内側に傾倒するのを防止するための側板固定スピンドル部470が設置されている。組み立て式コンテナ1において、側板固定スピンドル部470は、図13に示すような、いわゆる丸落とし金具である。
丸落とし金具470は、スピンドル本体471及びスピンドル保持部475を有する。スピンドル本体471は、スピンドル472と、作業者がスピンドル472を操作するための操作部474とを有する。また、スピンドル保持部475は、丸落とし金具470を所定の高さ(第2の側板440の板面部447からの高さ)で第2の側板440の板面部447に設置するための台座476を有する。
スピンドル本体471は、操作部474を操作してスピンドル472を回動軸として回動させることにより、スピンドル472が軸方向に移動可能な状態、あるいは、移動不能で所定の位置に保持された状態にすることができる。丸落とし金具470においては、スピンドル472を最も外側に突出させた突出位置と、最も内側に移動させた退避位置との間で移動可能であり、また、突出位置及び退避位置の各々で移動不能に保持されるようになっている。
スピンドル472を突出位置に配置すると、スピンドル472の先端部は第2の側板440の左枠445又は右枠446の外面側の位置に達する。このとき、第1の側板410と第2の側板440とが隣接して立設されている場合には、スピンドル472と、左枠445又は右枠446の外面との間には、第1の側板410の縦補強枠421、422の押え板422bが挟持された状態となる。その結果、第2の側板440が内側に傾倒することが防止され、4枚の側板400がパレット100上に立設された状態、すなわち、組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態が維持されることになる。
また、スピンドル472を退避位置に配置すると、第1の側板410と第2の側板440とが隣接して立設されている場合であっても、スピンドル472が、第1の側板410の縦補強枠421、422の押え板422bと干渉しない状態となる。その結果、第2の側板440が内側に傾倒することが可能となり、一対の第2の側板440をパレット100上に傾倒させ水平に載置すること、及び、引き続き一対の第1の側板410をパレット100上に傾倒させて水平に載置すること、すなわち、組み立て式コンテナ1を折り畳むことが可能となる。また、反対に、折り畳まれた状態の組み立て式コンテナ1に対して、順次第1の側板410及び第2の側板440を引き起こしてパレット100上に立設すること、すなわち、組み立て式コンテナ1を組み立てることが可能となる。
第2の側板440の上枠443の中央部には、図7及び図9に示すように引き起し用バンド設置金具467が設置されており、これを用いて、第2の側板440の外側中央部の上部側には、図1及び図7に示すように、作業者が第2の側板440を引き起こす際に使用する引き起し用バンド468が設置されている。
上蓋500は、図1に示すように、パレット100上に第1の側板410及び第2の側板440により形成される収容空間の上部開口を閉塞する平板状部材である。本実施形態の組み立て式コンテナ1において上蓋500は、断面L字状の4本の長尺部材を溶接により接続し四角形に形成した枠部502と、枠部502の内側を閉塞するように枠部502に溶接により設置される矩形の平板状部材である板面部507とを有する。
枠部502の各部材及び板面部507を構成する部材の構造や材質、それらの溶接方法等は、いずれも第2の側板440と同一である。また、上蓋500においても、枠部502の板面部507が設置されていない側面の辺縁は安全対策としてヘミング加工が施されていてもよい。
上蓋500の枠部502の一方の対向する面には、ゴムバンド520が設置されている。ゴムバンド520は、組み立て式コンテナ1が組み立てられた状態においては第1の側板410のゴムバンド受け金具438に、また、組み立て式コンテナ1が折り畳まれた状態においては下金枠200の第1の連結金枠240のゴムバンド受け金具255に掛止され、いずれの場合も、上蓋500が容易に開放されないようにこれを保持する。
本実施形態の組み立て式コンテナ1は、このような構成を有するものである。
次に、本実施形態の組み立て式コンテナ1の使用方法について説明をする。
まず、通常の使用形態における組み立て式コンテナ1の使用方法について説明する。
組み立て式コンテナ1を折り畳まれた状態から組み立てる場合には、まず、第1の側板410を引き起こし、図11に示すように浮き上がり防止ピン433を下金枠200の浮き上がり防止ピン用孔222に嵌入する。これにより、第1の側板410の上方への浮き上がりが防止され、第1の側板410が下金枠200の第1の連結金枠240に沿って立設された状態となる。
次に、引き起し用バンド468を利用して第2の側板440を引き起こし、第2の側板440の拡がり防止ピン465を第1の側板410の拡がり防止ピン用孔435に嵌入する。これにより、第1の側板410の内側及び外側へ倒れることが防止される。また、第2の側板440は第1の側板410の押え板422bに接面した状態となり、第2の側板440が外側へ倒れることも防止される。
そして、側板固定スピンドル部470の操作部474を操作し、スピンドル472を突出位置に移動させる。その結果、第2の側板440の枠部442の外面とスピンドル472との間に第1の側板410の縦補強枠421、422の押え板422bが挟持されることとなり、第2の側板440が内側へ倒れることが防止される。
以上の操作により、所望の物品を収容する組み立て式コンテナ1の本体が組み立てられたので、任意の物品を収容空間に収容することができる。
物品の収容が終了したら、組み立て式コンテナ1の上部開口を上蓋500により閉塞し、ゴムバンド520をゴムバンド受け金具438に係合させる。
これにより、組み立て式コンテナ1を用いた搬送等が可能となる。
次に、組み立て式コンテナ1を折り畳む方法について説明する。
物品の搬送などを行い、上蓋500を開放して収容した物品を取り出したら、側板固定スピンドル部470を操作して、スピンドル472を退避位置に移動させる。これにより第2の側板440は内側に倒すことができるようになるので、対向する第2の側板440を順次パレット100上に倒し水平に載置する。
また、第2の側板440を折り畳むことにより第1の側板410も内側方向に倒すことができるようになるので、対向する第1の側板410を順次パレット100上に倒し水平に載置する。
その後、コーナー金具210に四隅が支持されるように上蓋500を折り畳まれた側板400上に被せ、上蓋500のゴムバンド520を第1の連結金枠240のゴムバンド受け金具255に係合させる。これにより組み立て式コンテナ1は折り畳まれた状態となり、回送等に付される。
次に、組み立て式コンテナ1のメンテナンス等のために、第1の側板410及び第2の側板440をパレット100から分離させる方法、及び、分離した第1の側板410及び第2の側板440を、パレット100に設置する方法について説明する。
まず、設置されている第1の側板410及び第2の側板440を下金枠200から分離させる方法について説明する。
設置されている第1の側板410及び第2の側板440を下金枠200から離脱させるためには、まず、第1の側板410を下金枠200から離脱させる。その場合、まず、第1の側板410を上方向に引き上げ、一方の回動ピン431側に寄せる(移動させる)。その結果、図12(B)に示すように、他方の回動ピン431がコーナー金具210の回動ピン用孔221から抜け出て、他方の回動ピン431の端部がコーナー金具210の第1の板面211と干渉しない状態となる。
そこで、次に、図12(A)に示すように第1の側板410を他方の回動ピン431側をコーナー金具210よりも高い位置まで上方向に持ち上げることにより、第1の側板410の一方の回動ピン431についてもコーナー金具210の回動ピン用孔221から抜き取ることが可能となり、第1の側板410を下金枠200から離脱させ、パレット100から分離することができる。
次に、分離した第1の側板410及び第2の側板440を、パレット100に設置する方法について説明する。
側板400をパレット100に設置する場合には、まず、一対の第2の側板440を、各々、第2の連結金枠270に沿ってパレット100の上に落とし込み、回動ピン461を下金枠200の回動ピン用切り欠き251に挿入する。次に、第1の側板410について、図12(A)に示すように第1の側板410を傾斜させて側面下部両側の回動ピン431の一方を回動ピン用孔221に挿入し、第1の側板410を挿入した回動ピン431側に寄せる(移動させる)。次に、第1の側板410の他方の回動ピン431側を図12(B)に示すように水平な位置まで下ろす。
その後第1の側板410を他方の回動ピン431側に移動させ他方の回動ピン431を回動ピン用孔221に挿入させる。次に第1の側板410を下金枠200の第1の板面211間に距離内の中央になるように第1の側板410の両端の縦補強枠が入り込むように落とし込み第1の側板410は、所定の位置に設置される。その結果、第1の側板410の側面下部両側に設置された回動ピン431の両方をコーナー金具210の回動ピン用孔221に挿入した状態、すなわち第1の側板410を下金枠200に設置した状態とすることができる。
以上説明したように、本実施形態の組み立て式コンテナ1は、側板400を含めて木質の部材を一切使用していない。従って、組み立て式コンテナ1の収容空間に木屑や塵、埃等の異物が生じる状態を防止することができ、精密機器や食品関係の物品を含めて、所望の物品を極めて安全に収容し搬送等することができる。
また本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、第1の側板410、第2の側板440及び上蓋500について、枠部412、442,502と板面部417,447,507とを別部材とし、溶接により板面部417,447,507を枠部412、442,502に設置する構成としている。その為、強度の必要な枠部は厚さの厚い金属材料を用いて形成し、相対的に強度が低くても済む板面部は枠部と比して薄い金属材料を用いるということが可能となる。すなわち、側板及び上蓋において、枠部の部材と板面部の面部材とで部材の種類(材質、厚さ等)を変更することができる。
側板や上蓋を1の材料を折り曲げ加工等して形成する場合には、最も強度が必要な部分に合わせて部材の種類を選定し、その種類の部材で側板や上蓋の全体を構成することになるため、比較的強度が必要の無い部分についても過剰な強度の材料を用いざるを得ず、その結果、組み立て式コンテナ1の全体の重量が増加するという懸念がある。しかしながら、本考案の組み立て式コンテナのように枠部を構成する部材と板面部を構成する面材を別の種類とすることにより、それぞれの構造部分に適切な強度の材料を選定することができる。その結果、必要な強度を満足しつつ、組み立て式コンテナの重量を軽量化することができる。
また、組み立て式コンテナ1においては、第1の側板410に対する縦補強枠421、422の設置は、第1の側板410の左枠415及び右枠416に形成された嵌合凸部418を、縦補強枠421、422に形成された嵌合孔428に嵌合させ、嵌合部分をさらに溶接することにより行っている。従って、第1の側板410の縦補強枠421、422を、簡単な構成により強固に枠部412に設置できる。その結果、他の連結部材等(例えば、連結するための補助板や、螺子、リベット、ボルト/ナット等)を用いる必要がないので、側板の重量が増加することを防止することができ、軽量な組み立て式コンテナを実現できる。
また、本実施形態の組み立て式コンテナ1においては、隣接する第1の側板410と第2の側板440間を、側板固定スピンドル部470により連結している。従って、第1の側板410と第2の側板440とを容易な操作で強固かつ確実に連結することができる。
なお、本考案は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種々に改変してよい。
例えば、側板固定スピンドル部470として組み立て式コンテナ1においては丸落とし金具470を用いたが、例えば図14に示すような構成の側板固定スピンドル部480を用いてもよい。
側板固定スピンドル部480は、スピンドル本体481とスピンドル保持部491とを有する。スピンドル本体481は、スピンドル482と操作部484とを有し、スピンドル保持部491は、側板固定スピンドル部480を第2の側板440の板面部447に設置するための基材492、スピンドル通過孔495、496が形成された2枚の支持板493、494、及び、突出位置維持溝498及び退避位置維持溝499を形成するためにその中間に配置される水平板497を有する。
側板固定スピンドル部480は、操作部484を操作してスピンドル482を回動軸としてスピンドル本体481を回動させ、水平部486を持ち上げることにより、すなわち、操作部484を第2の側板440の板面から引き起こし第2の側板440に対して垂直に近い姿勢とすることにより、操作部484の垂直部485の根本部487がスピンドル保持部491の水平板497と干渉しない状態となり、スピンドル482は、軸方向に移動可能となる。そして、操作部484の根本部487が外側の支持板493に当たる位置まで移動された場合にスピンドル482は突出位置となり、操作部484の根本部487が内側の支持板494に当たる位置まで移動された場合にスピンドル482は退避位置となる。
スピンドル482が突出位置又は退避位置のとき、操作部484を操作してスピンドル本体481を回動させ水平部486を下方に下ろすことにより、操作部484の根本部487はスピンドル保持部491の突出位置維持溝498あるいは退避位置維持溝499に嵌合された状態となり、スピンドル482の軸方向の移動は不可能となる。
また、側板固定スピンドル部480においては、スピンドル482を突出位置とした場合に、操作部484の水平部486の先端部488が第2の側板440と第1の側板410の押え板422bとの間に入り係合状態となるように形成されている。この係合は、作業者が水平部486に負荷をかけ垂直部485をたわませることにより、容易に係合あるいは解除できるように構成される。これにより、スピンドル482が突出位置のときに、操作部484が振動や他の物品との接触等により意図せず引き起こされ、スピンドル482が移動可能になってしまうと危険を回避することができる。
側板固定スピンドル部は、丸落とし金具470の他にこのような構成により実施してもよい。
1…組み立て式コンテナ
100…パレット
110…リフト用孔
200…下金枠
210…コーナー金具
211…第1の板面、212…第2の板面、213…段差面
221…回動ピン用孔、222…浮き上がり防止ピン用孔
240…第1の連結金枠
241…下部水平面、242…下部垂直面
243…側板載置面、244…上部垂直面
245…切り欠き、246…浮き上がり防止ピン通過用切り欠き
251…回動ピン用切り欠き
255…ゴムバンド受け金具
270…第2の連結金枠
271…下部水平面(側板載置面)、272…垂直面
276…切り欠き
300…底板
400…側板
410…第1の側板
412…枠部
413…上枠、414…下枠、415…左枠、416…右枠
413a,414a,416a…端面
413b、414b、416b…内側面
413c、414c…外側面
418…嵌合凸部
419…回動ピン設置用孔
420…浮き上がり防止ピン用孔
428…嵌合孔
429…メクラ
417…板面部
421…左縦補強枠
422…右縦補強枠
422a…接続部、422b…押え板、422c…折り返し部
423…回動ピン設置用孔
424…浮き上がり防止ピン用孔
430…非干渉スペース
431…回動ピン
433…浮き上がり防止ピン
435…拡がり防止ピン用孔
438…ゴムバンド受け金具
439…溶接箇所
440…第2の側板
442…枠部、
443…上枠、444…下枠、445…左枠、446…右枠
443a、444a、445a、446a…端面
443b、444b、445b、446b…内側面
443c、444c、445c、446c…外側面
447…板面部
461…回動ピン、462…回動ピン受け金具
465…拡がり防止ピン
467…引き起し用バンド設置金具、468…引き起し用バンド
469…溶接箇所
470…丸落とし金具(側板固定スピンドル部)
471…スピンドル本体
472…スピンドル、474…操作部
475…スピンドル保持部
476…台座
480…側板固定スピンドル部
481…スピンドル本体
482…スピンドル、483…スピンドル先端部、484…操作部
485…垂直部、486…水平部、487…根本部、488…先端部
491…スピンドル保持部
492…基材、493、494…支持板、495、496…スピンドル通過孔
497…水平板、498…突出位置維持溝、499…退避位置維持溝
500…上蓋
502…枠部
507…板面部
520…ゴムバンド

Claims (15)

  1. パレットと、
    前記パレットの上面の周縁に沿って折り畳み可能に立設される複数の側板とを有し、
    前記複数の側板は、各々、金属製の平板状部材により構成された板面部と、金属製の帯状板部材を折り曲げた形態に構成され前記板面部と一体に当該板面部の周囲に配置された枠部とを有し、
    前記板面部を構成する前記平板状部材の板厚は、前記枠部を構成する前記帯状板部材の板厚よりも薄い
    ことを特徴とする組み立て式コンテナ。
  2. 前記枠部は、前記板面部の周囲に溶接により固定設置されていることを特徴とする請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記複数の側板は、対向して立設される一対の第1の側板と、対向して立設される一対の第2の側板とを有し、
    前記第1の側板は、両側辺の各々に、当該第1の側板の前記枠部に設置された縦補強枠をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の組み立て式コンテナ。
  4. 前記縦補強枠は、前記第1の側板の前記枠部に溶接により固定設置されていることを特徴とする請求項3に記載の組み立て式コンテナ。
  5. 前記第1の側板の前記枠部は、長手方向に沿った複数個所に、所定の長さを有する嵌合凸部を有し、
    前記縦補強枠には、前記嵌合凸部に嵌合する嵌合孔を有し、
    前記嵌合凸部が前記嵌合孔に嵌合された箇所が溶接されて、前記第1の側板の前記枠部に前記縦補強枠が設置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の組み立て式コンテナ。
  6. 前記縦補強枠は、前記第1の側板及び前記第2の側板が立設された状態において前記第2の側板の外面に当接し当該第2の側板の外側への倒れを防止する押え板を有することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  7. 前記第2の側板は、スピンドルを、前記第2の側板の外面との間で前記押え板を挟持する突出位置と、前記押え板と干渉しない退避位置との間で移動させる側板固定スピンドル部を有することを特徴とする請求項6に記載の組み立て式コンテナ。
  8. 前記側板固定スピンドル部は、前記スピンドルを前記突出位置と前記退避位置との間で移動可能に保持する丸落とし金具であることを特徴とする請求項7に記載の組み立て式コンテナ。
  9. 前記側板固定スピンドル部は、
    前記スピンドルを前記突出位置と前記退避位置との間で移動可能に保持するスピンドル保持部と、前記スピンドルに一体に設置された操作部とを有し、
    前記スピンドルが前記突出位置に保持されたときに、前記操作部の端部が、前記第2の側板と前記第1の側板の前記縦補強枠の前記押え板との間に係合されることを特徴とする請求項7に記載の組み立て式コンテナ。
  10. 前記側板は、ステンレス鋼(SUS)製又はアルミニウム製であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  11. 前記パレットの上面の周縁に沿って立設された前記複数の側板により形成された収容空間の上部開口を閉塞する上蓋をさらに有し、
    前記上蓋は、金属製の平板状部材により構成された板面部と、金属製の帯状板部材を折り曲げた形態に構成され前記板面部と一体に当該板面部の周囲に配置された枠部とを有し、
    前記上蓋の前記板面部を構成する前記平板状部材の板厚は、前記上蓋の前記枠部を構成する前記帯状板部材の板厚よりも薄い
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の組み立て式コンテナ。
  12. 前記上蓋の前記枠部は、前記上蓋の前記板面部の周囲に溶接により固定設置されていることを特徴とする請求項11に記載の組み立て式コンテナ。
  13. 前記上蓋は、ステンレス鋼(SUS)製又はアルミニウム製であることを特徴とする請求項11又は12に記載の組み立て式コンテナ。
  14. 前記パレットの四隅に設置されるコーナー金具、前記パレットの対向する辺縁に沿って設置される一対の第1の連結金枠、及び、前記パレットの対向する辺縁に沿って設置される一対の第2の連結金枠を有する下金枠をさらに有し、
    前記第1の側板及び前記第2の側板の各々は、当該側板の側面下部両側に、各々外方向に突出する回動ピンを有し、
    前記コーナー金具の各々は、前記第1の連結金枠を挟んで対向する面に、前記第1の側板の前記回動ピンが挿入される回動ピン用孔を有し、
    前記一対の第1の連結金枠は、前記第2の連結金枠を挟んで対向する両端部の各々に、前記第2の側板の前記回動ピンが挿入される回動ピン用切り欠きを有し、
    前記第1の側板には、当該第1の側板の一方の前記回動ピンが前記コーナー金具の前記回動ピン用孔に挿入された状態で、当該第1の側板を、前記回動ピン用孔に挿入された前記一方の回動ピンの方向に、当該第1の側板が前記コーナー金具と干渉せず所定の距離移動可能なように、前記回動ピンの周囲に非干渉スペースが形成されていることを特徴とする請求項3に記載の組み立て式コンテナ。
  15. 前記第1の側板は、浮き上がり防止ピンを有し、
    前記下金枠は、前記第1の側板が前記下金枠に沿って立設された場合に、前記第1の側板の前記浮き上がり防止ピンが嵌入される浮き上がり防止ピン用孔を有し、
    前記第2の側板は、拡がり防止ピンを有し、
    前記第1の側板は、前記第2の側板が隣接して立設された場合に、前記第2の側板の前記拡がり防止ピンが嵌入される拡がり防止ピン用孔を有することを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載に組み立て式コンテナ。
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