JP5034833B2 - 組み立て式コンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、側板を折り込むことができる組み立て式コンテナに関する。
使用時にはパレット上に側壁パネル(側板)を立設して内部に物品を収容する組み立て式のコンテナが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。組み立て式コンテナは、回送時や保管時に側板をパレット上に折り込んで容積を小さくすることができるので、繰り返し使用するコンテナにおいて非常に有効である。
特開2001−97373号公報 特開2002−255165号公報
組み立て式コンテナとしては、側板をパレット上から完全に分離してしまう形態のもの、すなわち分解する形態のものと、側板はパレットから分離せずにパレット上に折り込む形態のものとがある。しかし分解してしまう形態のものでは、側板を紛失してしまったり側板の保管状態が適切でなく損傷が生じて後の使用に支障が生じたりする可能性があり、そのような点においては分離せずに折り込む形態の方が好ましい。
側板をパレットから分離せずにパレット上に折り込む方法としては、側板に回転支持軸を設け、これをパレット上の金枠に回動自在に取り付けることにより側板を回動させてパレット上に倒し込む方法が知られている。その際回転支持軸は、例えば割りピン等を用いて金枠に設けられた孔に離脱不能に取り付けられる。
前述したように、パレットから分離せずに側板をパレット上に折り込めるコンテナは、側板の紛失や破損を防ぎコンテナの再利用を適切に行う点から有効である。しかしながら、繰り返し使用するコンテナにおいては、コンテナの内部を清掃したい場合や側板の修理や交換をしたい場合には側板を外す必要が生じる。そのような場合、パレットから分離せずに側板をパレット上に折り込めるコンテナにおいては、側板をパレットから分離する、すなわち分解するのに煩雑な作業が必要となる。従って、通常使用時は、パレットから分離する必要なく側板をパレット上に折り込める形態ながら、清掃等の必要な時には、側板をパレットから容易に分離することができるようなコンテナが要望されている。
また、側板をパレットから分離せずにパレット上に折り込める形態のコンテナは、その側板の掛止機構や回動機構の構成が複雑となり、コンテナのコストが高くなるとともに重量も重くなる。従って、部品点数の少ない簡単な構成で上述したような機構、すなわち、通常使用時はパレットから分離せずに側板をパレット上に折り込め、必要な時には側板をパレットから容易に分離できるような機構を実現することが要望されている。
従って本発明の目的は、構成が簡単で、通常使用時は側板をパレット上に立設あるいは折り込むことが可能で、必要な時には側板をパレットから容易に分離できる組み立て式コンテナを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る組み立て式コンテナは、パレットと、前記パレット上に対向して立設される2枚の第1の側板と、前記対向する2枚の第1の側板を連結するように前記パレット上に対向して立設される2枚の第2の側板と、前記パレット上の前記第1の側板及び前記第2の側板の立設位置の外周側に固設される下枠とを有する組み立て式コンテナであって、前記第1の側板は、両側面の下端部から両側外方向に突出した位置規定用ピンと、立設された時に前記下枠に接する面に形成される抜け防止ピンとを有し、前記第2の側板は、両側面の下端部から両側外方向に突出した位置規定用ピンを有し、前記下枠は、前記第1の側板の立設位置の両側に設けられて前記第1の側板の前記位置規定用ピンが落とし込まれる溝部と、前記第1の側板の前記抜け防止ピンが嵌合される抜け防止ピン挿入孔とを有し、前記第2の側板の前記位置規定用ピンが前記溝部に落とし込まれた前記第1の側板の前記位置規定用ピンの下側で交差するように、前記第1の側板及び前記第2の側板が前記下枠に沿って前記パレット上に装着されていることを特徴とする。
好適には、第1の側板は、側面から隣接する前記第2の側板方向に延伸し、当該第2の側板の外面に沿って配置されるプレート部を有し、前記第2の側板は、前記第1の側板の前記プレート部を、当該第2の側板の外面との間で挟持するプレート挟持機構を有することを特徴とする。
さらに好適には、前記第2の側板の外面の前記第1の側板の前記プレート部が配置される領域に、外面方向に突出した係合ピンが形成されており、前記第1の側板の前記プレート部に、前記第2の側板の前記係合ピンが嵌合される係合ピン嵌合孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、構成が簡単で、通常使用時は側板をパレット上に立設あるいは折り込むことが可能で、必要な時には側板をパレットから容易に分離できる組み立て式コンテナを提供することができる。
本発明の組み立て式コンテナの一実施形態について図1〜図6を参照して説明する。
図1は、本発明の1実施形態に係る組み立て式コンテナの構成を示す分解斜視図であり、図2は、図1に示した組み立て式コンテナの第1の側板の構成を示す斜視図であり、図3は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板の構成を示す斜視図であり、図4は、図2に示した第1の側板が第1の枠部沿って立設している状態を示す図であり、図5は、図2に示した第1の側板と図3に示した第2の側板との設置状態を説明するための図であり、図6は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板に装着されるプレート挟持機構の構成を示す図であって、図6(A)は上面図であり、図6(B)は側面図である。る。
本実施形態に例示する組み立て式コンテナは、特定の物を被収容対象とするものではなく任意の物を収容可能なコンテナであり、例えば、食品や医薬品等を収容してもよいし、あるいはまた、工業製品の部品等の収容に用いてもよい。
図1に示すように、組み立て式コンテナ1は、パレット100、下枠200、床板300、2枚の第1の側板410、2枚の第2の側板420及び蓋部材500を有する。
パレット100は、コンテナ1の搬送台である。パレット100の側面には、フォークリフトの爪部が差し込まれるリフト用孔110が形成されている。本実施形態のパレット100は樹脂製であるが、ステンレスやアルミニウム等の金属製であってもよい。
下枠200は、パレット100の上面の周縁に沿って設置される部材であって、側板(第1の側板410及び第2の側板420)の位置を規定するとともに、これらを立設あるいは折り込むための支持部材である。
下枠200は、後述する第1の側板410が立設される位置に沿って設置される第1の枠部210と、後述する第2の側板420が立設される位置に沿って設置される第2の枠部220とを有する。
第1の枠部210及び第2の枠部220は、各々2枚の第1の側板410及び第2の側板420をパレット100上に折り込んだ時の高さ、すなわち、側板4枚分の板厚に相当する高さを有する。
なお、下枠200の材質は、金属や樹脂が好ましく、金属がより好ましい。
第1の枠部210の両端部には、図1及び図5に示すように、第1の側板410の下縁両端部に設けられたに側板位置規定用ピン415が落とし込まれる溝215が形成されている。溝215は、図5に示すように、第2の枠部220の板面からさらに外方向に突出するように形成されている。
第1の枠部210の両側の端部近傍の板面上部には、図1及び図4に示すように、第1の側板410が第1の枠部210に沿って立設された時に第1の側板410に形成された抜け防止ピン417が挿入されて通過されるための抜け防止ピン挿入孔217が形成されている。すなわち、抜け防止ピン挿入孔217は、第1の枠部210において、第1の側板410が第1の枠部210に沿って立設された時に、第1の側板410の抜け防止ピン417が配置される位置に対応する位置に形成される。第1の側板410が抜け防止ピン417を抜け防止ピン挿入孔217に挿入させて第1の枠部210に沿って立設されることにより、第1の側板410は、第1の枠部210に対して上方向に抜けない状態とされる。
また、図1に示すように、第1の側板410の高さは第2の側板420の高さよりも短く、第1の側板410及び第2の側板420が下枠200に沿って立設される時、第1の側板410の下縁は第2の側板420の下縁よりも上方に配置されることとなる。そのために、第1の枠部210の内側には、図4に示すように、第1の側板410が載置される段差部212が設けられている。すなわち、第1の側板410が第1の枠部210に沿って立設される時、第1の側板410はこの段差部212上に載置される。
床板300は、組み立て式コンテナ1の収容空間の下面を規定する板部材であり、パレット100上の下枠200で囲まれた範囲に載置される。床板300の材質は、特に限定されず、プラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。
各々2枚の第1の側板410及び第2の側板420は、パレット100の上面周縁部に立設され、所望の物品を収容する組み立て式コンテナ1の内部収容区間を形成する。
一対の第1の側板410は、矩形のパレット100の一方の対辺上に相互に対向するように配置され、一対の第2の側板420は、パレット100の他方の対辺上に同じく相互に対向するように、また、第1の側板410の両側端を連結するように配置される。
第1の側板410及び第2の側板420は、面部材の周囲に、側端枠材、上下枠材等の枠部材が装着された構成である。面部材の材質は特に限定されないが、例えば床板300と同様のプラスチック段ボール板、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)、薄い金属板、合板、繊維板等が用いられる。また枠部材は、例えば鋼材等の金属で構成される。
第1の側板410は、図2に示すように、その下縁両側に、下縁を延長する方向に突出した側板位置規定用ピン415を有する。第1の側板410をパレット100に取り付ける時には、この側板位置規定用ピン415を第1の枠部210の両側に形成された溝215に落とし込む。これにより第1の側板410は、その下縁の水平方向の位置が第1の枠部210に沿った位置に保持される。前述したように、第1の側板410の下縁は第1の枠部210の段差部212上に載置された状態となっており、これにより第1の側板410は、その下縁及び側板位置規定用ピン415を支点として回動され、第1の枠部210に沿って立設された状態、あるいは、パレット100上に折り込まれた(寝かされた)状態とされる。
また、第1の側板410の両側外面の下部には、第1の側板410が第1の枠部210に沿って立設された時に第1の枠部210の抜け防止ピン挿入孔217に挿入される抜け防止ピン417が形成されている。第1の側板410は、抜け防止ピン417を第1の枠部210の抜け防止ピン挿入孔217に挿入させて第1の枠部210に沿って立設されることにより、第1の枠部210に対して上方向に抜けない状態とされる。
第1の側板410の左右両方の側縁部には、第2の側板420と係合するための係合プレート413が形成されている。係合プレート413は、第1の側板410の左右両側の周縁部から板面に垂直に内側方向(第2の側板420方向)に伸びた薄板状の部分である。係合プレート413は、第1の側板410の枠部材の一部を内側方向に延伸することにより、あるいはまた、第1の側板410の両側の枠部材として断面L字の金具を用いることにより形成するのが好適である。第1の側板410及び第2の側板420がパレット100上に立設される場合、第1の側板410の係合プレート413に隣接する第2の側板420が密接に配置されて、第2の側板420に備わるスライドピン427によりその密接状態が維持される。
第1の側板410の係合プレート413の上部には、第2の側板420に具備される係合ピン424が嵌合される係合ピン嵌合孔414が形成されている。前述したように、第2の側板420が第1の側板410の係合プレート413に密接するように第1の側板410及び第2の側板420が立設された状態において、第2の側板420の係合ピン424が第1の側板410の係合ピン嵌合孔414に嵌合される。
第2の側板420は、図3に示すように、その下縁両側に、下縁を延長する方向に突出した側板位置規定用ピン425を有する。側板位置規定用ピン425は、隣接する第1の側板410の厚みとほぼ同じ程度の長さに形成される。第2の側板420をパレット100に取り付ける時には、側板位置規定用ピン425を含む第2の側板420の下縁部分を、第2の枠部220に沿って、第2の枠部220の両側において各々接続される第1の枠部210の間に配置する。この際、第2の側板420をまずパレット100上の当該位置に配置し、その後、第1の側板410を、前述したように側板位置規定用ピン415を第1の枠部210の溝215に落とし込むことにより装着する。これにより、図5に示すように、第2の側板420の側板位置規定用ピン425の上に、その側板位置規定用ピン425に垂直に交差して、第1の側板410の側板位置規定用ピン415が配置されることとなる。この関係は、第1の側板410及び第2の側板420を立設した場合も同じである。その結果、第1の側板410は前述したように抜け防止ピン417が第1の枠部210の抜け防止ピン挿入孔217に挿入されることにより上方に抜けないように固設されるので、側板位置規定用ピン425が第1の側板410の側板位置規定用ピン415により押さえられている第2の側板420も、上方に抜けない状態に固設されることになる。
第2の側板420の外面上部の左右両縁部には、第1の側板410及び第2の側板420がパレット100上において立設された時に、第1の側板410の係合プレート413に形成された係合ピン嵌合孔414に嵌合される係合ピン424が形成されている。第2の側板420は、係合ピン424を第1の側板410の係合ピン嵌合孔414に嵌合させて第1の側板410の係合プレート413に密接されて立設されることにより、第1の側板410に対して少なくとも上下方向に移動しない状態に維持される。
また、第2の側板420の外面上部の左右両縁部の前述した係合ピン424の近傍には、第1の側板410の係合プレート413を第2の側板420の板面との間で挟持するためのスライドピン427を有するプレート挟持機構426が設置されている。
プレート挟持機構426は、図6(A)及び図6(B)に示すように、第2の側板420の外面と平行に、その外面と所定の間隔で軸方向に移動するスライドピン427と、これをスライドさせるための把持部428と、把持部428を通過させると同時にこれを掛止するための掛止部429とを有する。
プレート挟持機構426において、把持部428はスライドピン427の外径方向に延伸するようにスライドピン427に接続されたピンであり、また掛止部429は、把持部428がようやく通過できる程度の間隙をスライドピン427の周囲に残してスライドピン427の周囲を覆う円環板状の部材である。
プレート挟持機構426においては、把持部428を掛止部429よりも端部側に移動させた時に、スライドピン427は第2の側板420の端部側に突出した状態427aとなる。この状態で把持部428をスライドピン427の周方向に回転させることにより、把持部428が掛止部429より掛止されて内側に移動できなくなり、スライドピン427はその突出した状態427aで維持される。
また、把持部428をスライドピン427の周方向に回転させて掛止部429の間隙の位置にあわせることにより、把持部428は掛止部429の間隙を通過して第2の側板420の内側方向に移動可能な状態となる。この状態で把持部428を掛止部429よりも内側に移動させた時に、スライドピン427は第2の側板420の内側に移動した状態427bとなる。この状態で把持部428をスライドピン427の周方向に回転させることにより、把持部428が掛止部429により掛止されて端部側に移動できなくなり、スライドピン427はその内側の状態427bで維持される。
そして、第2の側板420は、第1の側板410とともにパレット100上に立設された時、その左右両側の周縁部の外面には、第1の側板410の係合プレート413が密接される。この状態において、スライドピン427を端部側の位置427aに移動させることにより、第1の側板410の係合プレート413は第2の側板420の板面とスライドピン427との間に挟持される。その結果、相対的に第2の側板420は第1の側板410の係合プレート413に密接された状態で維持され、パレット100の上部に倒れ込むことが防止される。
また、プレート挟持機構426の把持部428を操作してスライドピン427を内側に引いた位置427bに移動させれば、第1の側板410の係合プレート413の外側は何も掛止手段が無い状態となり開放される。その結果、相対的に第2の側板420は第1の側板410の係合プレート413から分離して第1の側板410の内側に折り込むことが可能となる。
このようにしてプレート挟持機構426により、第2の側板420と第1の側板410の立設状態及び折り込み状態が切り替えられる。
蓋部材500は、パレット100上に立設された第1の側板410及び第2の側板420により形成されるコンテナ1の収容空間の上部開口を閉塞するための蓋部材である。
蓋部材500も、第1の側板410、第2の側板420及び床板300と同様に、例えばプラスチック段ボール、薄い金属板、合板、繊維板等により構成される。
蓋部材500の上面には、物品を収容した状態で、あるいは、折り畳まれた状態で、コンテナ1を順次段積み可能なように、係止凸部510が形成されている。係止凸部510は、パレット100の下面の図示せぬ掛止凹部に係合するような配置、形状に形成される。
このような構成のコンテナ1においては、物品を収容せずに保管あるいは回送される時には、パレット100上に、対向する2枚の第2の側板420及び対向する2枚の第1の側板410がこの順番に折り込まれて、さらにその上に蓋部材500が載置されて、順次段積みされる等して保管等される。
このような組み立て式コンテナ1を使用する、すなわち所望の物品を収容する場合には、まず、対向する2枚の第1の側板410を第1の枠部210に沿って立設する。第1の側板410はパレット100上に折り込まれているので、その上部を支持して下縁が回転軸となるように持ち上げることにより、第1の側板410は立設状態となる。この際、第1の側板410が第1の枠部210に沿って立設状態となる時には、第1の側板410の抜け防止ピン417は、第1の枠部210の抜け防止ピン挿入孔217に挿入される。その結果、第1の側板410は、第1の枠部210に対して上方に抜けない状態となる。
第1の側板410を立設したら、次に、第2の側板420を立設する。同じく、パレット100上に折り込まれている第2の側板420の上部を支持して、下縁が回転軸となるように持ち上げることにより、第2の側板420は立設状態となる。この時、第2の側板420は第1の側板410の係合プレート413に当接した状態となり、これにより、第2の側板420の上部両側に形成されている係合ピン424は第1の側板410の係合ピン嵌合孔414に嵌合された状態となる。
そして、第2の側板420を第1の側板410に沿って立設した状態としたら、第2の側板420のプレート挟持機構426のスライドピン427をスライドして、スライドピン427を係合プレート413の外側に突出した状態427aとする。その結果、第2の側板420は第1の側板410の係合プレート413を挟持した状態に維持され、第2の側板420及び第1の側板410はともに、パレット100上に倒れ込むことが防止され、立設状態が維持される。
また、この状態においては、第1の側板410の抜け防止ピン417は第1の枠部210の抜け防止ピン挿入孔217に嵌合され、第2の側板420の係合ピン424は第1の側板410の係合ピン嵌合孔414に嵌合される。また、第2の側板420の側板位置規定用ピン425は第1の側板410の側板位置規定用ピン415により上方を押さえられた状態である。その結果、下枠200、第1の側板410及び第2の側板420は一体化され、任意の物品を適切に収容して保護することのできるコンテナが構成される。
物品の搬送等が終了して組み立て式コンテナ1を回送等する時には、プレート挟持機構426のスライドピン427を内側に引いた状態427bにスライドさせることにより、第2の側板420を内側に(パレット100の上方に)折り込むことが可能となる。
対向する2枚の第2の側板420をパレット100上に折り込んだら、第1の側板410についてもこれをパレット100上に折り込むことが可能となる。その結果、組み立て式コンテナ1は、4枚の側板をパレット100上に折り込んだ状態となり、小さい容積での保管や回送が可能となる。
また、組み立て式コンテナ1において、掃除や修理のために側板を取り外したい時には、組み立て式コンテナ1を折り込んだ状態から、まず、第1の側板410を上方に持ち上げ、側板位置規定用ピン415を第1の枠部210の溝215から抜き取る。これにより、第1の側板410はパレット100から分離された状態となる。
また、第1の側板410を抜いた後は、第2の側板420の側板位置規定用ピン425を押さえていた第1の側板410の側板位置規定用ピン415が除去された状態なので、第2の側板420も同様に上方に抜き取ることができる。
すなわち、組み立て式コンテナ1は、このような簡単な方法により第1の側板410及び第2の側板420の係合状態を解除し、分解することができ、その結果、側板の交換や清掃、洗浄等を簡単に行うことができる。
このように、本実施形態の組み立て式コンテナ1は、容易に組み立て及び解体が可能であり、組み立てた時には、任意の被収容物を内部に適切に収容することができる。また、解体した時には容積を小さくすることができる。
また、通常の組み立て方法は、第1の側板410及び第2の側板420をパレット100上に折り込むあるいは立設するだけであり、各側板はパレットとつながった状態で組み立て等が行われる。従って、側板を分離することによる損傷や紛失を防ぐことができる。
一方で、側板を分離したい時には、側板が折り込んである状態から各側板を順次上方に抜き出せばよい。従って、必要な時には簡単な方法により分離することも可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
図1は、本発明の1実施形態に係る組み立て式コンテナの構成を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した組み立て式コンテナの第1の側板の構成を示す斜視図である。 図3は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板の構成を示す斜視図である。 図4は、図2に示した第1の側板が第1の枠部沿って立設している状態を示す図である。 図5は、図2に示した第1の側板と図3に示した第2の側板との設置状態を説明するための図である。 図6は、図1に示した組み立て式コンテナの第2の側板に装着されるプレート挟持機構の構成を示す図である。
符号の説明
1…組み立て式コンテナ
100…パレット
110…リフト用孔
200…下枠
210…第1の枠部
212…段差部
215…溝
217…抜け防止ピン挿入孔
220…第2の枠部
300…床板
410…第1の側板
413…係合プレート
414…係合ピン嵌合孔
415…側板位置規定用ピン
417…抜け防止ピン
420…第2の側板
424…係合ピン
425…側板位置規定用ピン
426…プレート挟持機構
427…スライドピン
428…把持部
429…掛止部
500…蓋部材
510…係止凸部

Claims (3)

  1. パレットと、前記パレット上に対向して立設される2枚の第1の側板と、前記対向する2枚の第1の側板を連結するように前記パレット上に対向して立設される2枚の第2の側板と、前記パレット上の前記第1の側板及び前記第2の側板の立設位置の外周側に固設される下枠とを有する組み立て式コンテナであって、
    前記第1の側板は、両側面の下端部から両側外方向に突出した位置規定用ピンと、立設された時に前記下枠に接する面に形成される抜け防止ピンと、側面から隣接する前記第2の側板方向に延伸し、当該第2の側板の外面に沿って配置される係合プレートとを有し、
    前記第2の側板は、両側面の下端部から両側外方向に突出した位置規定用ピンと、外面上部の左右両縁部に設けられ、前記第1の側板の前記係合プレートを当該第2の側板の外面との間で挟持するプレート挟持機構とを有し、
    前記下枠は、前記第1の側板の立設位置の両側に設けられて前記第1の側板の前記位置規定用ピンが落とし込まれる溝部と、前記第1の側板の前記抜け防止ピンが嵌合される抜け防止ピン挿入孔とを有し、
    前記プレート挟持機構は、前記第1の側板の前記係合プレートを前記第2の側板の板面との間で挟持するためのスライドピンと、前記スライドピンをスライドさせるための把持部と、前記把持部を通過させると同時にこれを掛止するための掛止部とを有し、
    前記第2の側板の前記位置規定用ピンが前記溝部に落とし込まれた前記第1の側板の前記位置規定用ピンの下側で交差するように、前記第1の側板及び前記第2の側板が前記下枠に沿って前記パレット上に装着されていることを特徴とする組み立て式コンテナ。
  2. 前記プレート挟持機構は、さらに、前記スライドピンと同軸で当該スライドピンの後部にて当該スライドピンと接するスプリングを有することを特徴とする請求項1に記載の組み立て式コンテナ。
  3. 前記第2の側板の外面の前記第1の側板の前記係合プレートが配置される領域に、外面方向に突出した係合ピンが形成されており、
    前記第1の側板の前記係合プレートに、前記第2の側板の前記係合ピンが嵌合される係合ピン嵌合孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の組み立て式コンテナ。
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