JP3161547U - 組立式コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で、蓋や側板等の着脱自在な部材を紛失することが無く、常に必要な部材が揃っている状態に維持することのできる組立式コンテナを提供する。【解決手段】パレット100上には第1の側板410、第2の側板420及び第3の側板430が分離不能で回動することによりパレット100上に折り畳み可能に設置される。第4の側板440及び蓋部材500は、パレット100及び第1の側板410〜第3の側板430から分離可能であるが、各々、第1の接続部材610及び第2の接続部材620により第2の側板420及び第3の側板430に接続されている。物品を収容あるいは取り出す時は、第4の側板440は第2の側板420の外側に、蓋部材500は第3の側板430の外側に立てかけておく。【選択図】 図1

Description

本考案は、部材(構成部品)の紛失等を防止することのできる組立式コンテナに関する。
使用時にはパレット上に側壁パネル(側板)を立設して収容空間を形成し物品等を収容する組立式コンテナが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。組立式コンテナは、コンテナの回送時や保管時に側板をパレット上に折り畳んで容積を小さくすることができるので、繰り返し使用するコンテナにおいて非常に有効である。
特開2001−97373号公報 特開2002−255165号公報
ところで、この種の組立式コンテナには、物品の収容あるいは取り出しを作業性良く行うために、側板の少なくとも1枚をパレットから分離してしまう形態のものがある。また、コンテナの収容空間の上部開口を閉塞する蓋についても、物品を収容あるいは取り出す際にはコンテナ(コンテナの側板)から分離する形態のものがある。特に組立式コンテナにおいては、組み立て、あるいは、折り畳みを容易にするために、また、折り畳んだ状態で容積を小さくし、取り扱いを効率よく容易に行えるようにするために、組立式コンテナを構成する部材として前述したような分離可能(着脱自在)な部材(部品)が多用されがちである。
一方で、組立式コンテナは何度も繰り返し使用されるものがほとんどであり、そのためには、組立式コンテナを構成する部材が常に揃っている必要がある。仮に、側板が1枚でも無い場合、使用すべき蓋が無い場合、あるいは、その他必要な部材が無い場合等には、そのコンテナは全く使用ができないものとなり、廃棄するしかなくなる。
また、コンテナを回送する場合の確認のために、あるいは、商取引、サービスの提供の対象物としての内容の確認のために、さらには、国境などを通過する際の税法上の理由あるいは保安上の理由のために、回送中のコンテナであっても、その構成部品や搬送されている部材の内容や搬送状態を検査する状況は種々の場面において起こり得る。そのような状況において、組立式コンテナの構成部材が1つでも欠如していれば、あるいは、重複する不要な部材が混入していれば、組立式コンテナの搬送、取引、サービスあるいは移動等が適切に行えなくなり、不測の不利益を被る可能性がある。
従って、組立式コンテナを取り扱う際には、その構成部品を紛失等させずに常に完全に揃った状態としておくことが極めて重要である。
しかしながら、この種の組立式コンテナにおいては、蓋や側板等を含む分離可能(着脱自在)な構成部材を紛失させてしまう場合が少なくなく、組立式コンテナの効率的な使用、運用の妨げとなったり、上述したような不測の不利益を被る場合があった。
実際の作業現場においては、搬送した物品を取り出す場合等には、取り外した蓋や側板等の部材を付近の壁等に立てかけておく場合が多く、作業後にそれらをコンテナ本体と一緒にしておくことを忘れがちである。特に、物品を搬出後直ちに組立式コンテナを折り畳んだ場合には、折り畳まれた状態の組立式コンテナはパレット上に板状の部材が積層された状態となり、蓋や側板等の板状部材が1枚無くても、あるいは余分にあっても、それを識別し難い状態となる。
また、昨今、荷物の航空機による搬送が盛んとなり、組立式コンテナにおいても航空機用に軽量なものが求められているが、そのような軽量な組立式コンテナでは、蓋や側板等も非常に軽量に作られており、風などにより飛んでしまう場合も少なくない。そのような軽量な部材が飛ばないように確保しておくことは、屋外の作業現場においては決して容易なことではなく、そのような事態は容易には防げないものとなっている。
また、今後さらに組立式コンテナの軽量化が進めば、そのような事態は一層増える可能性がある。
本考案はこのような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、蓋や側板のような着脱自在な部材(部品)を紛失することが無く、常に、必要な部材が揃っている状態に維持することのできる組立式コンテナを提供することにある。
また、特に、より一層軽量な組立式コンテナであって、蓋や側板のような着脱自在な部材を紛失することが無く、常に必要な部材が揃っている状態に維持することのできる組立式コンテナを提供することにある。
前記課題を解決するために、本考案の組立式コンテナは、パレットと、前記パレットに立設されて当該パレット上に被収容物を収容する収容空間を形成する複数の側板であって、前記パレットと分離不能で当該パレット上に折り畳み可能に装着された1枚以上の折り畳み可能側板と、前記パレットから取り外し可能な1枚以上の取り外し可能側板とからなる前記複数の側板と、前記取り外し可能側板と、前記パレット、前記折り畳み可能側板、又は、当該パレット及び当該折り畳み可能側板と分離不能に接続されている任意の部材とを、分離不能に接続する側板接続部材とを有することを特徴とする。
好適には、前記側板接続部材は、前記折り畳み可能側板が前記パレットに立設されている状態において、前記取り外し可能側板を前記折り畳み可能側板の外側に立てかけることが可能で、かつ、前記折り畳み可能側板が前記パレット上に折り畳まれている状態において、前記取り外し可能側板を前記折り畳み可能側板に並べて前記パレット上に載置することが可能なように、当該取り外し可能側板を前記折り畳み可能側板に接続することを特徴とする。
また好適には、本考案の組立式コンテナは、3枚の前記折り畳み可能側板と、1枚の前記取り外し可能側板とを有することを特徴とする。
また好適には、本考案の組立式コンテナは、前記複数の側板により形成される前記収容空間の上部開口を閉塞する上蓋と、前記上蓋と、前記パレット、前記折り畳み可能側板、又は、当該パレット及び当該折り畳み可能側板と分離不能に接続されている任意の部材とを、分離不能に接続する上蓋接続部材とをさらに有する。
また好適には、前記上蓋接続部材は、前記複数の側板が前記パレットに立設されている状態において、前記上蓋を前記折り畳み可能側板の外側に立てかけること、及び、前記上蓋で前記複数の側板により形成される前記収容空間の上部開口を閉塞することが可能で、かつ、前記折り畳み可能側板が前記パレット上に折り畳まれ、前記取り外し可能側板が前記折り畳み可能側板に並べて前記パレット上に載置されている状態において、当該折り畳み可能側板及び当該取り外し可能側板の上部を被覆することが可能なように、当該上蓋を前記折り畳み可能側板に接続することを特徴とする。
また好適には、本考案の組立式コンテナは、前記側板接続部材及び前記上蓋接続部材のいずれか又は両方は、柔軟性を有するバンドであることを特徴とする。
本考案によれば、蓋や側板のような着脱自在な部材を紛失することが無く、常に、必要な部材が揃っている状態に維持することのできる組立式コンテナを提供することができる。また、より一層軽量な組立式コンテナであって、蓋や側板のような着脱自在な部材を紛失することが無く、常に必要な部材が揃っている状態に維持することのできる組立式コンテナを提供することができる。
図1は、本考案の一実施形態の組立式コンテナの構成を示す分解斜視図である。 図2は、図1に示した組立式コンテナのパレット、段差形成金具、床板及び第1の側板〜第3の側板の構成を示す斜視図、及び、当該斜視図におけるB〜Eの各領域の拡大図である。 図3は、図1に示した組立式コンテナにおいて、第1の側板が装着されている第2のコーナ金具付近の構成を示す斜視図である。 図4は、図1に示した組立式コンテナにおいて、第3の側板が装着されている第1のコーナ金具付近の構成を示す斜視図である。
本考案の組立式コンテナの一実施形態について図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態に例示する組立式コンテナは、特定の物品を収容対象とするものではなく任意の物品を収容可能なコンテナであり、例えば、電子部品、電気部品、電気製品、その他の工業製品あるいはその部品、又は、食品や医薬品等の収容に用いてよい。
図1は、本考案の一実施形態に係る組立式コンテナ1の構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように、組立式コンテナ1は、パレット100、段差形成金具200、床板300、第1の側板410〜第4の側板440、蓋部材500、第1の接続部材610、及び、第2の接続部材620を有する。
図2は、組立式コンテナ1の分離不能に一体的に構成されている部分の構成を示す図であって、パレット100、段差形成金具200、床板300及び第1の側板410〜第3の側板430の構成を示す斜視図、及び、当該斜視図におけるB〜Eの各領域の拡大図である。
図3は、図1に示した組立式コンテナにおいて、第1の側板が装着されている第2のコーナ金具付近の構成を示す斜視図である。
図4は、図1に示した組立式コンテナにおいて、第3の側板が装着されている第1のコーナ金具付近の構成を示す斜視図である。
パレット100は、図2に示すように、組立式コンテナ1の搬送台である。パレット100は、金属製棒状部材が格子状に配置された図示せぬ床支持部、その4隅に各々設けられたコーナ金具110〜140、及び、側板の下枠部の位置を規制する3枚の掛止プレート150を有する。パレット100の各構成部は、いずれもスチール製である。
床支持部は、図1又は図2において床板300の下部に配設されており、床板300を支持する基台である。床支持部は、組立式コンテナ1の構成部材及び組立式コンテナ1に収容される物品の荷重を受けてこれらを支持する。
コーナ金具110〜140は、図示のごとく各々断面L字の金属製部材である。コーナ金具110〜140の下部は、パレット100(パレット100の床支持部)を地上面から浮かせる脚部をなす。これにより、パレット100の側面の下部にはフォークリフトの爪部が差し込み可能なリフト用間隙102が形成される。
また、コーナ金具110〜140の上部は、第1の側板410〜第4の側板440の位置を規定するとともに、これらが組み立てられた場合、あるいは折り畳まれた場合にこれらを支持する部材である。特に、第1の側板410〜第3の側板430に対しては、コーナ金具110〜140及び後述する段差形成金具200が、これらを回動自在に支持する。
なお、コーナ金具110〜140の高さは、第1の側板410〜第4の側板440を折り畳んだ時の高さ、すなわち、側板4枚分の板厚に相当する高さを有する。
段差形成金具200は、図2に示すように、パレット100上の第3の側板430が立設される周縁に、すなわち第1のコーナ金具110と第3のコーナ金具130との間に設置される金属製の部材であり、第3の側板430の下縁辺の位置を所定の高さまで底上げする段差形成のための部材である。段差形成金具200は、金属製の帯状薄板を長手方向に折り曲げることにより形成可能であり、パレット100の上面から所定の高さに段差面202を有する。
なお、段差形成金具200もスチール製である。
床板300は、組立式コンテナ1の収容空間の下面を規定する板部材であり、パレット100の上面で段差形成金具200及び掛止プレート150で囲まれた範囲に載置される。床板300の材質は、本実施形態においてはプラスチックダンボール板であるが、合成樹脂板(発泡合成樹脂板を含む)等でも良い。
第1の側板410〜第4の側板440は、パレット100の上面周縁部に立設され、所望の物品を収容する組立式コンテナ1の内部収容空間を形成する。
図1に示すように、第1の側板410と第2の側板420とが、矩形のパレット100の一方の対辺上に相互に対向するように配置され、第3の側板430と第4の側板440とが、パレット100の他方の対辺上に同じく相互に対向するように、また、第1の側板410と第2の側板420の各一方の側縁を連結するように配置される。
第1の側板410〜第4の側板440は、いずれも、面部材の周囲に、側縁枠材及び上下縁枠材からなる枠部材が装着された構成である。面部材は、床板300と同様のプラスチックダンボール板であり、枠材はアルミニウムである。
第1の側板410は、図2に示すように、その下縁両側に、下縁を延長する方向に突出したヒンジ用シャフト411を有する。第1の側板410は、このヒンジ用シャフト411が、段差形成金具200の第1のコーナ金具110側の端部及び第2のコーナ金具120の一方の板面に各々対向するように形成された開口204及び124内に保持されることにより、これら段差形成金具200及び第2のコーナ金具120に回動可能に保持された状態とされる。第2のコーナ金具120の開口124に第1の側板410のヒンジ用シャフト411が挿入されている状態を図3に示す。第1の側板410は、この状態においてヒンジ用シャフト411を回転軸として回動され、パレット100の周縁に沿って立設された状態、あるいはパレット100上に折り畳まれた状態とされる。
第2の側板420は、第1の側板410と対称に構成される。すなわち、図2に示すように、その下縁両側に、下縁を延長する方向に突出したヒンジ用シャフト421を有する。第2の側板420は、このヒンジ用シャフト421が、段差形成金具200の第3のコーナ金具130側の端部、及び、第4のコーナ金具140の一方の板面に各々対向するように形成された開口206及び144に保持されることにより、これら段差形成金具200及び第4のコーナ金具140に回動可能に保持された状態とされる。第2の側板420は、この状態においてヒンジ用シャフト421を回転軸として回動され、パレット100の周縁に沿って立設された状態、あるいはパレット100上に折り畳まれた状態とされる。
第3の側板430は、第1の側板410の第1のコーナ金具110側の側縁部と第2の側板420の第3のコーナ金具130側の側縁部とを連結するように、第1のコーナ金具110と第3のコーナ金具130との間、換言すれば第1の側板410と第2の側板420との間に立設される側板である。第3の側板430は、段差形成金具200の段差面202の上に下端面が載置されて、段差形成金具200に沿って立設される。従って、第3の側板430は、段差形成金具200の段差の高さだけ、他の側板(第1、第2及び第4の側板410、420及び440)より縦方向(高さ方向)の長さが短く形成される。
第3の側板430は、図2に示すように、その下縁に、ボルト装着用開口431が形成されている。第3の側板430は、筒状の断面矩形の下枠部材を有し、それは、第3の側板430の下枠部の全域にわたって形成される。ボルト装着用開口431には、側板外れ防止用ナット(側板回動用ナット)115,135(135は図示省略)がそれぞれ埋め込まれており、第1のコーナ金具110に設けられた図示せぬ開口を介して、側板外れ防止用ボルト(側板回動用ボルト)116,136(136は図示省略)がそれぞれ側板外れ防止用ナット115,135に取り付けられている。これにより、第3の側板430は、これら第1のコーナ金具110及び第3のコーナ金具130に回動可能に保持された状態とされる。側板外れ防止用ボルト116が第3の側板430のボルト装着用開口431に挿入されている状態を図4に示す。第3の側板430は、この状態においてボルト装着用開口431(側板外れ防止用ボルト116及び136)を回転軸として回動され、パレット100の周縁に沿って立設された状態、あるいはパレット100上に折り畳まれた状態とされる。
第3の側板430の左右両側端部には、側縁枠材の側端面がパレット100の内側方向に張り出した張り出し部434及び435が形成されている。この張り出し部434及び435は、各々第1のコーナ金具110及び第3のコーナ金具130の板面の内側であって、第1の側板410及び第2の側板420の外側に配設される。これにより、第3の側板430は、少なくとも組立式コンテナ1が組み立てられた状態において第1の側板410及び第2の側板420の一方の(第3の側板430側の)側縁枠材の外側の位置を規制することとなる。すなわち、張り出し部434及び435は、第1の側板410及び第2の側板420が、鉛直方向からさらにパレット100の外側方向に開くように傾倒するのを防ぐ。また、これにより、第1の側板410と第2の側板420の一方の側縁部が連結される。
以上説明した第1の側板410〜第3の側板430は、いずれもコーナ金具110〜140及び段差形成金具200に対して固定的に設置されたものであり、通常の使用形態においてはパレット100から分離不能で、回動することによりパレット100上に折り畳み可能に装着されている側板(折り畳み可能側板)である。
これに対して第4の側板440は、パレット100から取り外し可能であり、取り外した状態において折り畳まれた第1の側板410〜第3の側板430上に積層状態に載置される側板(取り外し可能側板)である。
第4の側板440は、図1に示すように、左右両縁部において枠部材に、パレット100の内側を指向する長手方向の溝441,442が形成されており、この溝441,442に第1の側板410及び第2の側板420の他方の側縁部が嵌合されて、第4の側板440は第1の側板410及び第2の側板420に対して設置される。第1の側板410及び第2の側板420の他方の側縁部が溝441,442に嵌合された状態において、第4の側板440を下方向にスライド移動させることにより、第4の側板440の下部は、第2のコーナ金具120及び第4のコーナ金具140、及び掛止プレート150の内側に配設されることとなる。これにより、第4の側板440の下部がパレット100の周縁に沿った位置に規定される。そしてこのような状態で、第4の側板440が立設されることにより、第1の側板410及び第2の側板420の他方の(第4の側板440側の)側端部が規定されることとなり、第1の側板410と第2の側板420との他方の側端部が連結される。
蓋部材500は、パレット100上に立設された第1の側板410〜第4の側板440により形成される組立式コンテナ1の収容空間の上部開口を閉塞する部材である。
蓋部材500も、第1の側板410〜第4の側板440と同様に、アルミニウムフレーム内にプラスチックダンボール板が配設された構成である。
蓋部材500の上面には、物品を収容した状態で、あるいは、折り畳まれた状態で、コンテナ1を順次段積み可能なように、掛止凸部510が形成されている。掛止凸部510は、コーナ金具110〜140のL形状の下端部が係合するような配置、形状に形成される。
第1の接続部材610は、図1に示すように、第4の側板440を第2の側板420に分離不能に接続する部材であり、PP(ポリプロピレン)等の樹脂製のバンドで形成される。
第1の接続部材610は、第2の側板420の上枠材426の中央部内側と第4の側板440の側板上枠材446の中央部内側叉は面材448の中央部内側とに両端が各々接続されており、これにより第2の側板420と第4の側板440とが分離不能とされている。第2の側板420のアルミニウム製の上枠材426又は第4の側板440の上枠材446に対して第1の接続部材610は、リベットにより固定的に装着される。また、第4の側板440のプラスチックダンボール製の面材448に対して第1の接続部材610は、裏面に平座金を配置した状態でリベットにより固定的に装着される。
第1の接続部材610の長さは任意の長さで良いが、少なくとも、第1の側板410〜第3の側板430がパレット100上に立設され、第4の側板440が取り外されている状態において、第4の側板440を第2の側板420の外側に立てかけておくのに支障が無い長さである。また、第1の接続部材610の長さは、少なくとも、上述した第1の側板410〜第3の側板430がパレット100上に立設され、第4の側板440が取り外されている状態において、第4の側板440をパレット100に取り付ける作業を行う際に支障が無い長さである。
また、第1の接続部材610の長さは、少なくとも、組立式コンテナ1内に物品を収容して第4の側板440を装着した際に、収容した物品に第1の接続部材610が干渉することの無い、あるいは、少なくとも何らかの圧力を与えることの無い長さである。
さらに、第1の接続部材610の長さは、少なくとも、組立式コンテナ1を折り畳んだ状態とした時に、折り畳まれた第2の側板420との位置関係あるいは配置等に基づいて、第4の側板440をパレット100の所定の配置にすることが可能な長さである。
このような条件の範囲内であれば、第1の接続部材610は任意の長さで良い。
ただし、第1の接続部材610の長さが長すぎると作業性に影響をする場合があるので、ある程度の長さにしておくのが好ましい。
また、第4の側板440を第2の側板420の外面に、第1の接続部材610により懸架された状態で保持しておく場合も考えられ、そのような場合には第4の側板440が懸架される程度の適度な長さにしておく必要がある。第1の接続部材610の長さは、そのような条件により決定しても良い。
第2の接続部材620は、図1に示すように、蓋部材500を第3の側板430に分離不能に接続する部材であり、第1の接続部材610と同様にPP(ポリプロピレン)等の樹脂製のバンドで形成される。
第2の接続部材620は、蓋部材500の面材508の中央部内側と第3の側板430の面材438の中央部内側とに両端が各々接続されており、これにより蓋部材500と第3の側板430とが分離不能とされている。第2の接続部材620は、ともにプラスチックダンボール材である蓋部材500の面材508及び第3の側板430の面材438のいずれに対しても、裏面に平座金を配置した状態でリベットにより固定的に装着される。
第2の接続部材620の長さも任意の長さで良いが、少なくとも、第1の側板410〜第3の側板430がパレット100上に立設されている状態において、蓋部材500を第3の側板430の外側に立てかけておくのに支障が無い長さである。また、第2の接続部材620の長さは、少なくとも、第1の側板410〜第4の側板440がパレット100上に立設されて蓋部材500が取り外されている状態において、蓋部材500で第1の側板410〜第4の側板440により形成される上部開口を閉塞する作業を行う際に支障が無い長さである。
また、第2の接続部材620の長さは、少なくとも、組立式コンテナ1内に物品を収容して蓋部材500を装着した際に、収容した物品に第2の接続部材620が干渉することの無い、あるいは、少なくとも何らかの圧力を与えることの無い長さである。
さらに、第2の接続部材620の長さは、少なくとも、組立式コンテナ1を折り畳んだ状態とした時に、折り畳まれた第3の側板430との位置関係あるいは配置等に基づいて、蓋部材500で折り畳まれた第1の側板410〜第4の側板440等を被覆することが可能な長さである。
このような条件の範囲内であれば、第2の接続部材620は任意の長さで良い。
ただし、第2の接続部材620の長さが長すぎると作業性に影響をする場合があるので、ある程度の長さにしておくのが好ましい。
また、第3の側板430の外面に、第2の接続部材620により蓋部材500を懸架した状態で保持しておく場合も考えられ、そのような場合にはそのような適度な長さにしておく必要がある。第2の接続部材620の長さは、そのような条件により決定しても良い。
このような構成のコンテナ1においては、物品を収容せずに保管あるいは回送する時には、パレット100上に、まず第1の側板410及び第2の側板420をこの順番に折り畳み、さらにその上に第3の側板430を折り畳む。そして、取り外した第4の側板440をその上に載置し、最上部にコーナ金具110〜140に支持される形態で蓋部材500を載置し、折り畳まれた状態とする。折り畳まれた組立式コンテナ1は、順次段積みする等して回送あるいは保管等する。
組立式コンテナ1を使用する、すなわち所望の物品を収容する場合には、まず、蓋部材500及び第4の側板440を取り外して各々第3の側板430及び第2の側板420の外側となる領域に置く。
そして、まず、第3の側板430を立設し、その後、第2の側板420及び第1の側板410の順で立設する。
そして、蓋部材500及び第4の側板440を、各々第3の側板430及び第2の側板420の外側に立てかけておく。
これにより、組立式コンテナ1は3側面が立設され、1側面が開放された状態となり、物品を収容するのに好適な形態となる。
このような状態で組立式コンテナ1に物品を収容したら、第2の側板420の外側に立てかけてある第4の側板440を第1の側板410と第2の側板420との間の側板開放部分に設置する。
そして、第3の側板430の外側に立てかけてある蓋部材500を、第1の側板410〜第4の側板440の上縁で形成される開口を被覆するように組立式コンテナ1の最上部に載置する。
これにより、組立式コンテナ1の搬送等が可能となる。
このように本実施形態の組立式コンテナ1は、組み立てや折り畳みを容易に行うことができる。特に、3枚の側板は回動するのみで折り畳み状態あるいは組み立て状態とされる側板なので、組み立てあるいは折り畳み作業を非常に容易に行うことができる。
また、組立式コンテナ1は、パレット100及び段差形成金具200のみスチールを用い、第1の側板410〜第4の側板440及び蓋部材500はいずれもアルミニウムフレームにプラスチックダンボール材の面材という構成なので、軽量にすることができる。また、スチール製のパレット100においても、コーナ金具110〜140によりリフト用間隙102を形成する等、スチールの使用を機能及び強度を確保する必要最小限の構造に抑えているため、その点においても非常に軽量化することができる。その結果、航空機により物品を搬送するために用いる組立式コンテナ1として非常に好ましい組立式コンテナとすることができる。
また、パレット100から分離可能な第4の側板440及び蓋部材500は、各々、第1の接続部材610及び第2の接続部材620により第2の側板420及び第3の側板430に接続されており、取り外した状態においてもパレット100に接続された状態に維持される。従って、組立式コンテナ1の使用に必要な部材の紛失を防ぐことができ、常に、必要な部材が揃っている状態に維持することができる。
より具体的には、取り外した蓋や側板が風等で飛んで行ってしまうことや、紛失あるいは他のコンテナの部材と混同すること等を防ぐことができ、長期にわたり信頼性高く運用できる組立式コンテナを提供することができる。
特に、航空機用等の軽量なコンテナの部材は、風等により紛失する可能性が高いが、本実施形態の組立式コンテナ1であれば、そのような不測の事態を完全に防ぐことができる。
なお、本考案は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の範囲内で種々に改変することができる。
例えば、第1及び第2の接続部材の材料、接続する部材、使用数、その部材における接続する箇所、その長さ、接続(固着)方法等は、いずれの任意好適に決定してよい。
また、前述した実施形態においては、第3の側板430は側板外れ防止用ナット(側板回動用ナット)115,136及び側板外れ防止用ボルト(側板回動用ボルト)116,136により第1のコーナ金具110及び第3のコーナ金具130に装着するものとしたが、第1のコーナ金具110及び第3のコーナ金具130に回動用のピンを内向きに設置し、そのピンを第3の側板430のボルト装着用開口431に挿入するような構成でもよい。
1…組立式コンテナ
100…パレット
102…リフト用孔
110〜140…コーナ金具
115,135…側板外れ防止用ナット(側板回動用ナット)
116,136…側板外れ防止用ボルト(側板回動用ボルト)
124、144…開口
150…掛止プレート
200…段差形成金具
202…段差面
204、206…開口
300…床板
410〜440…側板
411,421…ヒンジ用シャフト
426、446…側板上枠材
431…ボルト装着用開口
434,435…張り出し部
438、448…面材
441,442…溝
500…蓋部材
508…面材
510…掛止凸部
610、620…接続部材

Claims (6)

  1. パレットと、
    前記パレットに立設されて当該パレット上に被収容物を収容する収容空間を形成する複数の側板であって、前記パレットと分離不能で当該パレット上に折り畳み可能に装着された1枚以上の折り畳み可能側板と、前記パレットから取り外し可能な1枚以上の取り外し可能側板とからなる前記複数の側板と、
    前記取り外し可能側板と、前記パレット、前記折り畳み可能側板、又は、当該パレット及び当該折り畳み可能側板と分離不能に接続されている任意の部材とを、分離不能に接続する側板接続部材と
    を有することを特徴とする組立式コンテナ。
  2. 前記側板接続部材は、前記折り畳み可能側板が前記パレットに立設されている状態において、前記取り外し可能側板を前記折り畳み可能側板の外側に立てかけることが可能で、かつ、前記折り畳み可能側板が前記パレット上に折り畳まれている状態において、前記取り外し可能側板を前記折り畳み可能側板に並べて前記パレット上に載置することが可能なように、当該取り外し可能側板を前記折り畳み可能側板に接続することを特徴とする請求項1に記載の組立式コンテナ。
  3. 3枚の前記折り畳み可能側板と、1枚の前記取り外し可能側板とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の組立式コンテナ。
  4. 前記複数の側板により形成される前記収容空間の上部開口を閉塞する上蓋と、
    前記上蓋と、前記パレット、前記折り畳み可能側板、又は、当該パレット及び当該折り畳み可能側板と分離不能に接続されている任意の部材とを、分離不能に接続する上蓋接続部材とをさらに有する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の組立式コンテナ。
  5. 前記上蓋接続部材は、前記複数の側板が前記パレットに立設されている状態において、前記上蓋を前記折り畳み可能側板の外側に立てかけること、及び、前記上蓋で前記複数の側板により形成される前記収容空間の上部開口を閉塞することが可能で、かつ、前記折り畳み可能側板が前記パレット上に折り畳まれ、前記取り外し可能側板が前記折り畳み可能側板に並べて前記パレット上に載置されている状態において、当該折り畳み可能側板及び当該取り外し可能側板の上部を被覆することが可能なように、当該上蓋を前記折り畳み可能側板に接続することを特徴とする請求項4に記載の組立式コンテナ。
  6. 前記側板接続部材及び前記上蓋接続部材のいずれか又は両方は、柔軟性を有するバンドであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の組立式コンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107054825A (zh) * 2017-04-21 2017-08-18 刘可 便于拆装的可循环用折叠箱

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