JP3210753B2 - 電子写真用転写紙及びその製造方法 - Google Patents
電子写真用転写紙及びその製造方法Info
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Description
性を改良した電子写真用転写紙及びその製造方法に関す
るものである。更に詳しくは、サイズ性とトナー定着
性、及び重送の優れた電子写真用転写紙及びその製造方
法に関する。
て、填料として炭酸カルシウムを使用し、且つ内添サイ
ズ剤として中性サイズ剤を使用することを内容とするよ
うな、電子写真用転写紙を中性抄紙にて製造する場合が
増してきている。このような中性抄紙技術を電子写真用
転写紙に応用した例としては、特開昭59−16256
0号公報、特開昭61−63854号公報、特開昭61
−67038号公報、特開昭62−6994号公報等が
挙げられるが、これらの場合の使用サイジング剤として
は、アルキルケテンダイマー(以下、AKDと略す)、
アルケニルコハク酸無水物(以下、ASAと略す)が開
示されている。AKDは、取扱いの容易さ、或は少量の
添加で優れたサイズ性の得られる特徴を生かし、又、A
SAは、サイズ性の立ち上がりの良好な特徴を生かして
使用されてきた。
て、AKD、或はASAを使用した場合、サイズ度を高
くする目的でサイズ剤の添加量を増すと紙の表面エネル
ギーが低下し、電子写真方式の複写機で転写したトナー
の定着性が悪化する傾向にある。また、AKDを使用し
て、サイズ度を高くする目的で、サイズ剤の添加量を増
すと、紙の摩擦係数が低下し紙がスベリ易くなり、結果
として複写機で重送が発生するという問題があった。こ
れらの問題に対する対策として、AKD或はASAの添
加量の削減、スチレン−ジメチルアミノエーテル(メ
タ)アクリレート−エピハロヒドリン変成物に代表され
るカチオンポリマータイプの中性サイズ剤との併用(特
開昭55−132789、及び特開昭57−11249
7)、及び表面サイズ澱粉塗布量の増加等が試みられて
いる。
定着性、及び重送の優れた電子写真用転写紙を得るため
に適用できる技術としては、前述のような、AKDやA
SAの添加量の削減、カチオンポリマータイプの中性サ
イズ剤との併用、及び表面サイズ澱粉塗布量の増加があ
る。しかし、AKDやASAの添加量の削減では、トナ
ーの定着性は良好なものの十分なサイズ度の紙は得られ
ない。更に、カチオンポリマータイプの中性サイズ剤と
の併用系では、損紙の離解性の悪さや蛍光染料の蛍光強
度を低下させるという問題が残る。一方、表面サイズ澱
粉付着量の増加では、紙のカール性が悪化する等、いず
れにおいても十分な品質の電子写真用転写紙を得ること
はできなかった。
ドを定着剤、及びサイズ性発現の目的で多量に配合する
ため、酸性条件でしか使用することができなかった。更
に、中性条件で紙を製造しようとする場合、ロジンの溶
出、及び硫酸バンドと填料である炭酸カルシウムとの競
合反応が起こり、サイズ効果が出ないばかりか系内の汚
れも引き起こし、ロジンサイズ剤を使用することができ
なかった。
ー定着性、及び重送の優れた冷水抽出pHが7.0以上
の電子写真用転写紙及びその製造方法を提供することに
ある。
紙は、主として木材パルプよりなる電子写真用転写紙に
おいて、該電子写真用転写紙が、パルプに対して、填料
としてカオリンが3〜20重量%、内添サイズ剤として
アニオン性の中性ロジンサイズ剤を0.1〜1.2重量
%並びにサイズ発現剤として水溶性アルミニウム塩を
0.8〜3.0重量%含有するものであり、且つ該転写
紙の冷水抽出pHが7.0以上であることを満足した時
に、前記の目的を達成するものである。
法は、主として木材パルプよりなる電子写真用転写紙の
製造方法において、パルプに対して、填料としてカオリ
ンが3〜20重量%、内添サイズ剤としてアニオン性の
中性ロジンサイズ剤を0.1〜1.2重量%並びにサイ
ズ発現剤として水溶性アルミニウム塩を0.8〜3.0
重量%含有するパルプスラリーを調整し、該パルプスラ
リーとアルカリ性塩との混合物を用いて抄造するか、又
は該パルプスラリー或は該混合物を用いて原紙を抄造し
てのち該原紙にアルカリ性塩をサイズプレスにより塗抹
して該電子写真用転写紙を製造し、該転写紙の冷水抽出
pHを7.0以上にすることにより、前記の目的を達成
するものである。
るが、パルプに対して3〜20重量%とすることが好ま
しい。填料が3重量%未満では、該電子写真用転写紙の
剛直度が高くなり、複写機上での走行性に問題が生じ
る。また、20重量%を超えると所望のサイズ効果が得
られないと共に、ハイバックグランド(転写工程で感光
体に付着した紙粉中の填料が現像部で現像剤に混入する
と、トナーと填料が逆極性の場合、凝集体が形成され、
この凝集体が非画線部に現像される)、及びディリーシ
ョン(感光体の暗所での電気抵抗の低下により、正常な
静電潜像が得られない)と呼ばれる現象の発生が多くな
る。
カルシウムは、中性ロジンサイズ剤と併用された場合、
ロジンに起因するカルボキシル基とカルシウムイオンが
反応し十分なサイズ性を得にくく、填料としては積極的
に使用できないが、古紙やコートブローク等からの混
入、及び冷水抽出pHのコントロールのためサイズ性を
阻害しない範囲で併用することは可能である。
は、pH6〜9の領域で使用される各種界面活性剤もし
くは水溶性高分子であり、乳化してなるエマルジョン型
ロジンサイズ剤である。ここで、ロジン物質としては、
ガムロジン、ウッドロジン、トール油ロジン、水素化ロ
ジン、不均化ロジン、重合ロジン、アルデヒド変成ロジ
ン、ロジンエステル等のロジン類、更には該ロジン類と
アクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸、イタコン酸
等のα、β−不飽和カルボン酸との加熱反応物を例示で
きるが、中性、アルカリ性領域でのロジン物質の溶出を
抑える目的で重合、耐水化等の不溶化処理を行なうこと
ができる。
に用いる各種界面活性剤もしくは水溶性高分子によりア
ニオン性、カチオン性の選択は可能である。本発明で
は、従来から使用されている各種のアニオン性、ノニオ
ン性、カチオン性或は両性の歩留り向上剤、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリアミド樹脂、親水性架橋ポリマー粒
子分散物等又はその誘導体或は変成物等とコロイダルシ
リカ、ベントナイト等の化合物が適宜組み合わされて使
用される歩留りシステムを検討した結果、アニオン性中
性ロジンサイズ剤とカチオン性、或は両性の歩留り向上
剤、カチオン性親水架橋ポリマー粒子分散物等又はその
誘導体或は変成物等とコロイダルシリカ、ベントナイト
等の化合物が適宜組み合わされて使用される歩留りシス
テムを組み合わせた時に顕著なサイズ効果がでる事を確
認した。
ズ剤の配合量は、パルプに対して0.1〜1.2重量%
であることが望ましい。サイズ剤の配合量が0.1重量
%未満では所望のサイズ効果が得られず、1.2重量%
を超えて多い場合はサイズ効果が飽和してしまい、これ
以上添加しても経済上好ましくない。
ズ性の発現を向上させる目的で用いられる水溶性アルミ
ニウム塩としては、硫酸バンド、ポリ塩化アルミニウ
ム、ポリアルミニウムシリケートサルフェイト等を使用
することができる。用いられる水溶性アルミニウム塩の
配合量は、パルプに対して0.8〜3.0重量%である
ことが望ましい。水溶性アルミニウム塩の配合量が0.
8重量%未満では所望のサイズ効果が得られず、3.0
重量%を超えて多い場合は中性ロジンサイズ剤の歩留り
を低下させ、かえって十分なサイズ効果が得られない。
ては、NBKP、LBKP、NBSP、LBSP、G
P、TMP等の他に古紙パルプが挙げられる。使用に当
たっては、それらを数種類目的に応じた比率で混合して
用いる。全パルプ中の古紙パルプの混合比率は、電子写
真複写機の転写後のカール対策から40重量%以下が好
ましい。
ては、(財)古紙再生促進センターの古紙標準品質規格
表に示されている、上白、罫白、クリーム白、カード、
特白、中白、模造、色白、ケント、白アート、特上切、
別上切、新聞、雑誌等が挙げられる。更に具体例として
は、情報関連用紙である非塗工コンピュータ用紙、感熱
紙、感圧紙等のプリンター用紙、及びPPC用紙等のO
A古紙、アート紙、コート紙、微塗工紙、マット紙等の
塗被紙、或は上質紙、色上質、ノート、便箋、包装紙、
ファンシーペーパー、中質紙、新聞用紙、更紙、スーパ
ー掛け紙、模造紙、純白ロール紙、ミルクカートン等の
非塗被紙等の紙や板紙の古紙で、化学パルプ紙、高歩留
りパルプ含有紙等が使用されるが、印字、複写、印刷、
非印刷を問わず特に限定されるものではない。
して繊維状にほぐし、印刷インキを繊維より剥離する。 (2)除塵……古紙に含まれる異物(プラスチック等)
及びゴミをスクリーン、クリーナー等により除去する。 (3)脱墨……繊維より界面活性剤を用いて剥離された
印刷インキをフローテーション法、または洗浄法で系外
に除去する。 (4)漂白……酸化作用や還元作用を用いて、繊維の白
色度を高める。 の4工程の組み合わせから作られる。
果を損なわない範囲で、従来から使用されている各種の
アニオン性、ノニオン性、カチオン性或は両性の紙力向
上剤等の抄紙用内添助剤が必要に応じて適宜選択して使
用される。例えば、各種澱粉、及びポリアクリルアミ
ド、ポリエチレンイミン、ポリアミン、ポリアミド・ポ
リアミン、尿素ホルマリン樹脂、メラミンホルマリン樹
脂、植物ガム、ポリビニールアルコール、ラテックス、
ポリエチレンオキサイド、ポリアミド樹脂の内の1種或
は2種以上が適宜組み合わされて使用される。
コントロール剤、スライムコントロール剤等の抄紙用内
添助剤を目的に応じて適宜添加することも可能である。
製造方法について述べる。本発明においは、JIS P
−8133に規定される該転写紙の冷水抽出pHを7.
0以上とすることに特徴がある。因みに、中性ロジンサ
イズ剤のサイズ性の発現を向上させる目的で配合する水
溶性アルミニウム塩は酸性物質が多く、填料として用い
るカオリンも酸性であることから、該転写紙の冷水抽出
pHは酸性となり易い。
7.0以上とする製造方法は、大きく分けてパルプスラ
リーを抄造して得られた原紙に、アルカリ性塩を塗抹す
る方法、及びアルカリ性塩を原料であるパルプスラリー
に内添、混合する方法がある。アルカリ性塩を塗抹する
方法としては、サイズプレスで塗抹する方法、スプレー
する方法、オフコーターにて塗抹する方法等があるが、
本発明ではサイズプレスで塗抹する方法が最も効率が良
く好ましい。原料であるパルプスラリーにアルカリ性塩
を内添、混合する方法としては、系の変動を小さくする
目的で、サイロやワイヤー下等で白水中にアルカリ性塩
を定量的に添加する方法をとるのが一般的であるが、特
に限定されるものではない。本発明では、アルカリ性塩
を塗抹、または内添することの双方、または一方を用い
ることにより該転写紙の冷水抽出pHを7.0以上にす
ることができる。
意検討した結果では、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等のアルカリ
金属の水酸化物、アルカリ金属の炭酸塩、並びにアルカ
リ金属の炭酸水素塩のうち少なくとも1種の使用が考え
られるが、四硼酸ナトリウム、四硼酸カリウム、ケイ酸
ナトリウム、アルミン酸ナトリウム等の弱アルカリ性塩
を任意に採用することもできる。なお、本発明では、効
果の点で水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウムが好適である。
で塗抹する方式としては、コンベンショナルサイズプレ
ス、ゲートロールサイズプレス、或はフィルムトランス
ファー方式のサイズプレス、ロッドコーター、ビルブレ
ード、ショートドウェルコーター等の装置を用いること
ができる。更に、同時に、澱粉、ポリビニールアルコー
ル等のバインダー、無水マレイン酸系、α−オレフィン
系、スチレン−アクリル酸系等の各種の表面サイズ剤、
エチレン−尿素樹脂等の寸法安定化剤、塩化ナトリウ
ム、塩化カリウム等の無機導電剤、有機導電剤、界面活
性剤、顔料、染料を塗抹することは勿論可能である。
網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、コンビネーション抄
紙機、丸網抄紙機、ヤンキー抄紙機等製紙業界で公知の
抄紙機を適宜使用できる。
よりなる電子写真用転写紙において、填料としてカオリ
ン、内添サイズ剤としてアニオン性の中性ロジンサイズ
剤、並びにサイズ発現剤として水溶性アルミニウム塩を
使用することにより、中性ロジンのサイズ効果を最大限
に発揮させることができる。本発明の転写紙でアニオン
性の中性ロジンサイズ剤がサイズ性を発現できる機構と
しては、アニオン性のパルプ繊維上にカチオン澱粉等の
水溶性カチオン高分子を介して中性ロジンサイズ剤が定
着し、ドライヤー上で水溶性アルミニウム塩によるアル
ミニウムイオンと反応することにより、十分なサイズ性
が発現するものと推定される。また、上記の配合のパル
プスラリーにアルカリ性塩を混合してを抄紙すること、
又はサイズプレスによりパルプシートにアルカリ性塩を
塗抹することの双方、又は一方により、中性ロジンのサ
イズ効果を低下させることなく該紙の冷水抽出pHを
7.0以上にすることができる。
剤、カチオン性親水架橋ポリマー粒子分散物等又はその
誘導体或は変成物等とコロイダルシリカ、ベントナイト
等の化合物が適宜組み合わされて使用される歩留りシス
テムは、微細繊維に定着したサイズ剤、及び遊離のサイ
ズ剤等を捕集する効果によりサイズ性を向上させるもの
と考えられる。
として、紙中への配合量が増加すると共に、紙の摩擦係
数が増加するため、AKDを使用した場合に問題になっ
たようなサイズ性向上に伴うスベリは発生せず、これに
伴い複写機上で転写用紙が複数枚給紙される、いわゆる
重送問題も解決される。
る。なお、本発明はこれに限定されるものではない。以
下における部、%はすべて重量によるものである。
紙速度150m/min.で長網抄紙機により64g/
m2の原紙の抄造を行なった。この原紙に、以下の配合
でサイズプレスを行ない、固形分付着量1.6g/m2
の電子写真用転写紙を得た。 2.サイズプレス液配合; 酸化澱粉(日本食品加工社製;MS−3800) 5部 塩化ナトリウム 0.15部スチレン -アクリル酸系表面サイズ剤(荒川化学社製;ホ゜リマロン1308S) 0.15部 炭酸ナトリウム 0.25部 炭酸水素ナトリウム 0.25部 水 94.20部
4判縦目にて裁断されたサンプルで以下の方法にて評価
を行なった。 1.ステキヒトサイズ度;ステキヒトサイズ度はJIS
P−8112に準じて測定を行なった。電子写真用転
写紙においては上質紙同様に、坪量64g/m2の場合
18秒以上のサイズ性が必要とされている。 2.静摩擦係数;静摩擦係数はJIS P−8147に
準じて、測定を行なった。本評価では紙の組み合わせと
して、表と裏、横と横を用いた。電子写真用転写紙にお
いては、静摩擦係数として、0.45〜0.75が望ま
しい値とされている。 3.冷水抽出pH 冷水抽出pHはJIS P−8133に準じて、測定を
行なった。
は、シャープ社製の電子写真式複写機(SF−940
0)を用いてA4判縦目にて裁断されたサンプルで以下
の方法にて評価を行なった。 1.トナー定着性;上記複写機にて複写した光学濃度が
約1.4の画像部に、市販の18mm幅セロハン粘着テ
ープ(ニチバン社製;セロテープ)を300g/cmの
線圧で貼り付け、1cm/sec.の速度で剥離した際
の、剥離前の画像濃度に対する剥離後の画像濃度の比
(以下、OD比と略す)を指標として評価した。 OD比=剥離後の画像濃度/剥離前の画像濃度 電子写真用転写紙としては、OD比で0.7以上のトナ
ー定着性が必要とされている。なお、画像濃度の測定に
はマクベス反射型濃度計(Macbeth社製;RD−
918)を使用した。 2.走行性;A4判の紙を抄紙と直角方向(CD方向)
に2,500枚片面通紙した時の、重送とジャムの発生
枚数で評価した。電子写真用転写紙としては、7枚以下
が必要とされている。
1.1部とした以外は、同様にしてサンプルを調整し、
実施例2とした。
0.12部とした以外は、同様にしてサンプルを調整
し、実施例3とした。
アニオン性中性ロジンサイズ剤を0.4部、炭酸ナトリ
ウムを0.47部、並びに硫酸バンドを1.2部に変更
した以外は、同様にしてサンプルを調整し、実施例4と
した。
びアニオン性中性ロジンサイズ剤を0.2部に変更した
以外は、同様にしてサンプルを調整し、実施例5とし
た。
外は、同様にしてサンプルを調整し、実施例6とした。
ナトリウムを0.6部とした以外は、同様にしてサンプ
ルを調整し、実施例7とした。
部、新聞古紙パルプを20部、模造古紙パルプを20
部、アニオン性中性ロジンサイズ剤を0.5部、硫酸バ
ンドを1.5部、並びに炭酸ナトリウムを0.3部に変
更した以外は、同様にしてサンプルを調整し、実施例8
とした。
ス配合の炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムを無添加
とし、サイズプレス液配合に水酸化ナトリウム0.07
部を加え、水を94.63部とした以外は、同様にして
サンプルを調整し、実施例9とした。
ス配合の炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムを無添加
とし、サイズプレス液配合に炭酸ナトリウム1.00部
を加え、水を93.70部とした以外は、同様にしてサ
ンプルを調整し、実施例10とした。
し、サイズプレス液配合の炭酸ナトリウム、及び炭酸水
素ナトリウムを無添加とし、水を94.70部とした以
外は、同様にしてサンプルを調整し、実施例11とし
た。
カ社製;BMA)を0.1部とし、両性澱粉の代わりに
カチオン澱粉(エカ社製;BMB)とした以外は、同様
にしてサンプルを調整し、実施例12とした。
ルアミド(アライト゛コロイト゛社製;パーコール47)0.03
部、ベントナイト(アライト゛コロイト゛社製;ハイト゛ロコールO)0.
1部とした以外は、同様にしてサンプルを調整し、実施
例13とした。
ジンサイズ剤を0.05部とした以外は、同様にしてサ
ンプルを調整し、比較例1とした。
ジンサイズ剤からAKD0.15部、硫酸バンドを0.
03部、並びに炭酸ナトリウムを0.3部とした以外
は、同様にしてサンプルを調整し、比較例2とした。
ジンサイズ剤からAKD0.15部とした以外は、同様
にしてサンプルを調整し、比較例3とした。
ジンサイズ剤からカチオン性中性ロジンサイズ剤(日本
PMC社製;C−10)0.3部とした以外は、同様に
してサンプルを調整し、比較例4とした。
ジンサイズ剤から酸性ロジンサイズ剤(星光化学社製;
コロパールS20)0.3部、硫酸バンドを2.0部並
びに炭酸ナトリウムを0.55部とした以外は、同様に
してサンプルを調整し、比較例5とした。
更した以外は、同様にしてサンプルを調整し、比較例6
とした。
アニオン性中性ロジンサイズ剤を1.0部、硫酸バンド
を1.5部に変更した以外は、同様にしてサンプルを調
整し、比較例7とした。
カルシウム(奥多摩工業社製;TP−121)に変更
し、炭酸ナトリウムを無添加とした以外は、同様にして
サンプルを調整し、比較例8とした。
は、同様にしてサンプルを調整し、比較例9とした。
ナトリウムを0.75部とした以外は、同様にしてサン
プルを調整し、比較例10とした。
外は、同様にしてサンプルを調整し、比較例11とし
た。
真用転写紙は、填料としてカオリン、内添サイズ剤とし
てアニオン性の中性ロジンサイズ剤並びにサイズ発現剤
として水溶性アルミニウム塩を含有するパルプスラリー
を使用することにより、中性ロジンのサイズ効果を最大
限に発揮させることができる。また、上記配合パルプス
ラリーとアルカリ性塩との混合物により抄紙するか、又
は該パルプスラリー或は該混合物を抄造した原紙に、サ
イズプレスによりアルカリ性塩を塗抹することで、中性
ロジンのサイズ効果を低下させることなく該電子写真用
転写紙の冷水抽出pHを7.0以上にすることができ
る。また、中性ロジンサイズ剤は、紙の表面エネルギー
を低下させることが無いので、トナーの定着性に優れる
と共に、摩擦係数が増加することにより、複写機上の走
行性の問題である重送が大きく改善される。
Claims (4)
- 【請求項1】 主として木材パルプよりなる電子写真用
転写紙において、該電子写真用転写紙が、パルプに対し
て、填料としてカオリンが3〜20重量%、内添サイズ
剤としてアニオン性の中性ロジンサイズ剤を0.1〜
1.2重量%並びにサイズ発現剤として水溶性アルミニ
ウム塩を0.8〜3.0重量%含有するものであり、且
つ該転写紙の冷水抽出pHが7.0以上であることを特
徴とする電子写真用転写紙。 - 【請求項2】 電子写真用転写紙が、古紙パルプを含有
してなることを特徴とする請求項1記載の電子写真用転
写紙。 - 【請求項3】 主として木材パルプよりなる電子写真用
転写紙の製造方法において、パルプに対して、填料とし
てカオリンが3〜20重量%、内添サイズ剤としてアニ
オン性の中性ロジンサイズ剤を0.1〜1.2重量%並
びにサイズ発現剤として水溶性アルミニウム塩を0.8
〜3.0重量%含有するパルプスラリーを調整し、該パ
ルプスラリーとアルカリ性塩との混合物を用いて抄造す
るか、又は該パルプスラリー或は該混合物を用いて原紙
を抄造してのち該原紙上にアルカリ性塩をサイズプレス
により塗抹して該電子写真用転写紙を製造し、該転写紙
の冷水抽出pHを7.0以上にすることを特徴とする電
子写真用転写紙の製造方法。 - 【請求項4】 アルカリ性塩が、アルカリ金属の水酸化
物、アルカリ金属の炭酸塩、又はアルカリ金属の炭酸水
素塩から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求
項3記載の電子写真用転写紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01749793A JP3210753B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 電子写真用転写紙及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01749793A JP3210753B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 電子写真用転写紙及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06230597A JPH06230597A (ja) | 1994-08-19 |
JP3210753B2 true JP3210753B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=11945636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01749793A Expired - Lifetime JP3210753B2 (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 電子写真用転写紙及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210753B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP01749793A patent/JP3210753B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06230597A (ja) | 1994-08-19 |
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JP2002285498A (ja) | オンデマンド印刷用情報記録用紙 |
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