JP3210408B2 - 塩化ビニル系重合体の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル系重合体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系重合体の
懸濁重合による製造方法に関し、より詳細には、ポロシ
ティが高い粒子構造を有し、加工性に優れ、フィッシュ
アイの発生が少ない塩化ビニル系重合体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来技術】塩化ビニル樹脂の工業的な製造法として、
単量体である塩化ビニルを水性媒体中に懸濁分散させて
重合を行う懸濁重合法が知られている。またこの方法で
得られた塩化ビニル樹脂の性能は、懸濁重合に際して用
いる分散剤の影響を大きく受け、例えば、得られる塩化
ビニル樹脂の可塑剤吸収性やフィッシュアイ発生性等
は、用いる分散剤の種類によって異なる。従来、塩化ビ
ニルの懸濁重合用分散剤としては、セルロース誘導体あ
るいは部分ケン化ポリビニルアルコール等がそれぞれ単
独または組合せで使用されている。また特開昭52−5886
号、同52−15890 号、同55−112210号、同53−6392号、
特公昭61−18562 号等には、分散助剤として、ケン化度
55モル%以下、平均重合度600以下のいわゆる油溶性ポ
リビニルアルコールを用いることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
分散剤等を用いて得られた塩化ビニル樹脂は、ある程度
ポロシティが高く、フィッシュアイの発生も低減される
ものの、その程度は未だ満足すべきものではない。例え
ば、該塩化ビニル樹脂にトリメリット酸エステル系もし
くはポリエステル系の可塑剤を配合する場合、あるいは
該塩化ビニル樹脂を練りの浅い条件下で加工に供する場
合においては、フィッシュアイの発生が増加して加工性
が低下する。
【0004】従って本発明の目的は、如何なる種類の可
塑剤を用いて広い範囲の加工条件において成形加工を行
った場合にも、フィッシュアイの発生が有効に抑制され
た塩化ビニル系重合体を製造する方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、塩化ビ
ニルまたは塩化ビニルを含む単量体混合物を水性媒体中
に懸濁分散させて懸濁重合を行う工程を有する塩化ビニ
ル系重合体の製造方法において、前記懸濁分散のための
分散剤として、(A) ケン化度が75モル%以上の部分ケン
化ポリビニルアルコールと、(B) 平均重合度 100〜500
、ケン化度20〜60モル%及びケン化度に関するブロッ
クキャラクターが 0.2〜0.4 である部分ケン化ポリビニ
ルアルコールとを組合せ使用することを特徴とする塩
化ビニル系重合体の製造方法が提供される。
【0006】即ち、本発明方法においては、塩化ビニル
単量体等の重合成分を水性媒体中に分散させるための分
散剤として、前記(A) の部分ケン化ポリビニルアルコー
を主剤とし、且つ (B)の部分ケン化ポリビニルアルコ
ールを助剤として組合せ使用することが顕著な特徴で
あり、これによりポロシティの高い重合体が得られ、上
述した本発明の目的を達成することに成功したものであ
る。
【0007】(A) 部分ケン化ポリビニルアルコール 本発明において、 (A)の部分ケン化ポリビニルアルコー
は主分散剤として使用されるものである。この部分ケ
ン化ポリビニルアルコールは、ケン化度が75モル%以
上、好ましくは85〜95モル%のものが使用され、さらに
好ましくは重合度が1000〜3000のものが使用される。ま
たこの部分ケン化ポリビニルアルコールとしては、カル
ボキシル基、スルホン酸基等のアニオン性基、環状ある
いは非環状アミド基、長鎖アルキル基等が10モル%以内
の範囲で共重合により導入されたものも使用することが
できる本発明において、このような(A) の部分ケン化
ポリビニルアルコールは、仕込み単量体 100重量部に対
して、0.02〜0.5 重量部、特に0.04〜0.2 重量部の割合
で使用される。この使用量が0.02重量部よりも少ない場
合には、塩化ビニルポリマーの粒子が粗大となり、粒度
分布も広くなり、カサ比重が低下する傾向があり、さら
に 0.5重量部よりも多量に使用されると、塩化ビニルポ
リマー粒子表面のスキン層が強靱になり、可塑剤の吸収
が遅くなり、フィッシュアイが生成しやすくなる傾向が
ある。
【0008】(B) 部分ケン化ポリビニルアルコール 本発明において、 (B)の部分ケン化ポリビニルアルコー
ルは分散助剤として作用するものであり、特に得られる
重合体の可塑剤吸収性を良好なものに保持する。この部
分ケン化ポリビニルアルコール(B) は、平均重合度 100
〜500 及びケン化度が20〜60モル%のものである。例え
ば平均重合度が 100未満であったり、けん化度が20モル
%未満であると、得られる重合体の嵩比重が低下すると
ともに、重合器内壁への重合体スケールの付着量も多く
なる。また平均重合度が 500より大であったり、けん化
度が60モル%を超えると、得られる重合体はポロシティ
の低いものとなり、該重合体から得られる成形品はフィ
ッシュアイ量が多いものとなる。
【0009】またこのポリビニルアルコール(B) は、ケ
ン化度に関するブロックキャラクタηが 0.2〜0.4 の範
囲にあることも重要である。このブロックキャラクター
ηとは、部分ケン化ポリビニルアルコールの残存酢酸基
の連鎖分布状態を表すための指標であり、13C−NMR
スペクトル中のメチレン領域に現れる3本のピークの解
析により求められる。前記の3本のピークは、左側より
(OH,OH) 、(OH,OAc)、(OAc,OAc) に相当する3個の2単
位連鎖構造(dyad)に相当し、その吸収強度は3個の構造
に比例している。ブロックキャラクターηは、式(1): η=(OH,OAc)/[2(OH)(OAc)] (1) 〔式中、(OH,OAc)は、上記の測定から求められる2単位
連鎖構造(OH,OAc)の割合を表し、(OH)は、ケン化度を表
し、(OAc) は、残存酢酸基の割合を表し、それぞれ分率
で用いられる。〕で表され、0から2までの値を取るこ
とができる。酢酸基の連鎖分布は、η=0の場合、完全
にブロック的であり、0<η<1の場合、0に近づく程
ブロック性が高く、1に近づく程ランダム性が強い。η
=1の場合は完全にランダムであり、1<η≦2の場合
は残存酢酸基とOH基とが交互に存在することを示す
〔「ポバール」, (株)高分子刊行会、1981年4月1日
改定新版発行, 第 246頁〜第 249頁参照〕。
【0010】即ち、部分ケン化ポリビニルアルコールの
界面特性は、残存する酢酸基の量のみならずその分布状
態によっても異なり、例えば同一のケン化度であって
も、残存酢酸基の分布状態が異なれば、界面特性も異な
る。本発明によれば、上記のブロックキャラクターηが
0.2未満であるポリビニルアルコールを使用すると、塩
化ビニル単量体等の重合成分が水性媒体中に安定に懸濁
分散されず、この結果として、得られる重合体は粗粒分
が多くなり、重合体壁へのスケール付着も大となる。ま
たブロックキャラクターηが 0.4よりも高いものを分散
助剤として使用すると、得られる塩化ビニル重合体はポ
ロシティの低いものとなり、その可塑剤吸収性は極めて
劣ったものとなってしまう。尚、このブロックキャラク
タηが 0.2〜0.4 の部分けん化ポリビニルアルコール
は、例えばポリ酢酸ビニルをケン化するにおいて、ケン
化反応時の水分濃度を0.1重量%以下に抑えることによ
って得られる。
【0011】本発明において、上記の部分ケン化ポリビ
ニルアルコール(B) の使用量は、仕込み単量体 100重量
部当り 0.002〜0.02重量部、特に 0.005〜0.01重量部と
することが好適である。この使用量が上記範囲外である
ときには、重合の安定性と、得られる重合体の可塑剤吸
収性とを同時に満足することが困難となる。
【0012】重合成分 本発明の製造方法において、単量体としては、塩化ビニ
ルを単独で使用することができる他、塩化ビニルを主体
とし、塩化ビニルと共重合可能なコモノマーを含有した
単量体混合物(通常、塩化ビニルを50重量%以上含有)
も使用することができる。かかるコモノマーとしては、
酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル等の(メタ)アク
リル酸エステル、エチレン、プロピレン等のオレフィ
ン、無水マレイン酸、アクリロニトリル、スチレン、塩
化ビニリデン等を例示することができる。
【0013】また上記単量体とともに水性媒体中に懸濁
分散されるその他の重合成分としては、重合開始剤が使
用される。この重合開始剤としては、従来から塩化ビニ
ルの重合に使用されているものを使用することができ、
例えばt−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘ
キシルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパー
オキシピバレート、α−クミルパーオキシネオデカノエ
ート、t−ヘキシルネオヘキサノエート、 2,4,4−トリ
メチルペンチル−2−パーオキシ−2−ネオデカノエー
ト等のパーエステル化合物、ジイソプロピルパーオキシ
ジカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジ
カーボネート、ジ−2−エトキシエチルパーオキシジカ
ーボネート、ジメトキシイソプロピルパーオキシジカー
ボネート等のパーカーボネート化合物、デカノイルパー
オキシド、ラウロイルパーオキシド、ベンゾイルパーオ
キシド、クメンハイドロパーオキシド、シクロヘキサノ
ンパーオキシド、 2,4−ジクロロベンゾイルパーオキシ
ド、p−メンタンハイドロパーオキシド、 3,5,5−トリ
メチルヘキサノイルパーオキシド、イソブチリルパーオ
キシド、アセチルシクロヘキシルスルホニルパーオキシ
ド等のパーオキシド化合物、α, α′−アゾビスイソブ
チロニトリル、α, α′−アゾビス(2,4−ジメチルバレ
ロニトリル) 、α, α′−アゾビス(4−メトキシ−
2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合物を単独
または2種以上の組合せで使用することができる。また
これらは油溶性の重合開始剤であるが、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム、過酸化水素等の水溶性重合開
始剤を単独又は組み合わせて使用することもできる。重
合開始剤は、水又は単量体の仕込み中、或いは仕込み終
了後に添加すればよく、予め単量体に均一に混合して単
量体とともに仕込んでもよいし、水性エマルジョンとし
て水性媒体とともに仕込んでもよい。
【0014】重合条件 本発明の製造方法は、上述した単量体等の水性媒体中へ
の懸濁分散を、前記(A) の部分ケン化ポリビニルアルコ
ールと (B)の部分ケン化ポリビニルアルコールとを組合
使用することを除けば、それ自体公知の条件で懸濁
重合を行うことができる。例えば、単量体等の重合体成
分を懸濁分散させるために使用する水性媒体の仕込み量
は、従来の方法と同様、単量体との仕込み比(水/単量
体)が 1.0〜1.5程度でよく、必要に応じて、重合の途
中で水を追加することもできる。また重合系(懸濁分散
液)の安定化を図るために、前述した (A)及び (B)以外
の分散剤、例えばポリアクリル酸等の水溶性ポリマー、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタントリオレート、
ソルビタンモノステアレート、グリセリントリステアレ
ート、エチレンオキシド、プロピレンオキシドブロック
コポリマー等の油溶性乳化剤、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノラウレート、ポリオキシエチレングセリンオ
レート、ラウリン酸ナトリウム等の水溶性乳化剤、その
他炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム等を、本発明の目的が損なわれ
ない範囲内で少量使用することができる。さらに、重合
開始剤の使用量、重合温度等は、従来から採用されてい
る範囲でよく、また必要に応じて重合度調節剤、pH調
整剤等を重合系に添加することもできる。
【0015】
【実施例】以下の実施例において、得られた塩化ビニル
系重合体の可塑剤吸収量、可塑剤吸収時間、及びフィッ
シュアイは、次の方法により測定した。 可塑剤吸収量:内径25mm、深さ85mmのアルミニウム合金
製容器の底にグラスファイバーを詰め、試料の塩化ビニ
ル重合体10gを採取して投入する。これにジオクチルフ
タレート(以下DOPとする)15ccを加え、30分放置し
てDOPを重合体に充分浸透させる。その後1500Gの加
速度下に過剰のDOPを遠心分離し、重合体10gに吸収
されたDOPの量を測定して、重合体 100g当たりに換
算した。 可塑剤吸収時間:プラストグラフ(プラネタリーミキサ
ー)に、試料の塩化ビニル樹脂 400gを入れ、60rpm で
攪拌しながら予熱(4分)して80℃とした後、これにD
OPを 200g添加し、その添加時よりトルクの下降した
時点までの時間を可塑剤吸収時間とした。 フィッシュアイ:試料の塩化ビニル重合体を 100重量
部、三塩基性硫酸鉛を1重量部、ステアリン酸鉛を 1.5
重量部、酸化チタンを 0.2重量部、カーボンブラックを
0.1重量部及びDOPを50重量部の割合で調製した混合
物をロールを用いて 145℃で3分間、5分間及び7分間
混練した後、それぞれ厚さ 0.2mmのシートに成形し、シ
ート25cm2 当たりに含まれるフィッシュアイの個数を計
数した。
【0016】実施例1 内容積2M3 のオートクレーブに、純水 150重量部、
(A)の主分散剤として重合度2000、ケン化度88モル%の
部分ケン化ポリビニルアルコール0.05重量部、及び (B)
の分散助剤として、重合度 200、ケン化度48モル%、ブ
ロックキャラクターη=0.35の部分けん化ポリビニルア
ルコールを0.01重量部仕込んだ。次に、真空ポンプでオ
ートクレーブの内圧が 700mmHgとなるまで脱気を行なっ
た。その後、塩化ビニル単量体 100重量部を仕込み、さ
らに重合開始剤として、t−ブチルパーオキシネオデカ
ノエート 0.1重量部を仕込んでから昇温を開始し、57℃
の温度で重合を続けた。オートクレーブの内圧が 6.5kg
/cm2 Gに達した時点で反応を停止し、未反応の単量体
を回収し、脱水、乾燥を行って重合体を得た。得られた
重合体について、可塑剤吸収量、可塑剤吸収時間及びフ
ィッシュアイの測定を行い、その結果を表1に示した。
尚、上記で用いたポリビニルアルコールのブロックキャ
ラクタは、FT−NMR(商品名:GSX−270 型、日
本電子製)で測定した13C−NMRスペクトルのメチレ
ン領域のピークから求めた。
【0017】実施例2 実施例1において、 (B)の分散助剤として、重合度 13
0、ケン化度52モル%、ブロックキャラクターη=0.38
の部分けん化ポリビニルアルコールを使用した以外は、
実施例1と同様に重合を行い、得られた重合体について
同様の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0018】実施例3 実施例1において、 (B)の分散助剤として、重合度 30
0、ケン化度45モル%、ブロックキャラクターη=0.35
の部分けん化ポリビニルアルコールを使用した以外は、
実施例1と同様に重合を行い、得られた重合体について
同様の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0019】実施例4 実施例1において、 (B)の分散助剤として、重合度 40
0、ケン化度40モル%、ブロックキャラクターη=0.30
の部分けん化ポリビニルアルコールを使用した以外は、
実施例1と同様に重合を行い、得られた重合体について
同様の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0020】比較例1 実施例1において、 (B)の分散助剤として、重合度 23
0、ケン化度50モル%、ブロックキャラクターη=0.46
の部分けん化ポリビニルアルコールを使用した以外は、
実施例1と同様に重合を行い、得られた重合体について
同様の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0021】比較例2 実施例1において、 (B)の分散助剤として、重合度 30
0、ケン化度45モル%、ブロックキャラクターη=0.55
の部分けん化ポリビニルアルコールを使用した以外は、
実施例1と同様に重合を行い、得られた重合体について
同様の測定を行った。その結果を表1に示す。
【0022】比較例3 実施例1において、 (B)の分散助剤を使用せず、 (A)の
主分散剤の使用量を0.06重量部とした以外は、実施例1
と同様に重合を行い、得られた重合体について同様の測
定を行った。その結果を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】尚、上記表中、ケン化度の単位はモル%で
あり、B.C.はブロックキャラクタを示す。
【0025】
【発明の効果】本発明方法により得られた塩化ビニル系
重合体は、例えばこれに種々の可塑剤を配合して、ある
いは練りの浅い加工条件等により成形加工に供した場合
にも、フィッシュアイの生成が極めて少ないという利点
を有している。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニルまたは塩化ビニルを含む単量
    体混合物を水性媒体中に懸濁分散させて懸濁重合を行う
    工程を有する塩化ビニル系重合体の製造方法において、 前記懸濁分散のための分散剤として、(A) ケン化度が75
    モル%以上の部分ケン化ポリビニルアルコールと、(B)
    平均重合度 100〜500 、ケン化度20〜60モル%及びケン
    化度に関するブロックキャラクターが 0.2〜0.4 である
    部分ケン化ポリビニルアルコールとを組合せ使用する
    ことを特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法。
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