JP3209699B2 - 柱筋の吊り上げ治具 - Google Patents

柱筋の吊り上げ治具

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弘明 鈴木
浩 伊藤
修 水上
勇 芦田
秀樹 松岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、先組した柱筋の吊
り上げ治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、先組或いは地組された柱筋を接合
する場合には、これをクレーンで吊り上げて所定の位置
に設置している。この先組された柱筋を吊り上げるに
は、図7に示すように、玉掛けワイヤー1を柱筋2の四
隅における先端位置2a近傍に各々掛止して吊り上げる
方法が取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来例の場合にお
いては、柱筋2の先端位置2a近傍から引っ張る状態で
吊り上げるので、位置決め用の型板3が柱筋2にかかる
応力によって湾曲してしまい、その結果、型板3を厚く
形成しなくてはならない。
【0004】このように型板3を厚くすると重量が増
し、人手で柱筋2への取り付け及び取り外し作業をする
ことが困難であり、クレーン等によって作業を行わなく
てはならないので作業性が悪いという問題点を有してい
た。
【0005】また、玉掛けワイヤー1を掛止又は取り外
す時には、柱筋2の先端2aまで登らなければならない
ので、これらの作業が面倒且つ危険であるという欠点も
有していた。
【0006】従って、従来例における場合においては、
型板3を厚く形成しなくても柱筋2を吊り上げられるこ
と、及び玉掛けワイヤー1の掛止及び取り外し作業を簡
単に且つ安全に行うことに解決しなければならない課題
を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明は、先組した柱筋の上部に
取り付けられた位置決め用型板の下側に掛止する柱筋の
吊り上げ治具であって、該吊り上げ治具は、一対の断面
L字状に形成した嵌合部材からなり、一方の嵌合部材に
は、上端縁の対称位置に上下方向の嵌合用スリットを各
々形成すると共に、玉掛けワイヤーの取り付け部を形成
し、他方の嵌合部材には、下端縁の対称位置に上下方向
の嵌合用スリットを各々形成したことを特徴とする柱筋
の吊り上げ治具を提供するものである。
【0008】また、前記両嵌合部材は、ワイヤーロープ
又はチェーンで連結されている構成としたものであり、
更に、前記嵌合用スリットは、所定の間隔を開けて各々
複数形成した構成としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を実施する一例につ
いて図面を参照しながら説明する。まず、図1及び図2
において、符号11は柱筋の吊り上げ治具を示し、この
吊り上げ治具11は、断面L字状に形成され且つ所定の
高さを有する一対の嵌合部材12、13からなり、この
嵌合部材12、13は、鋼材等の材料で形成されてい
る。
【0010】一方の嵌合部材12には、上端縁12aの
対称位置に上下方向の嵌合用スリット14が所定の長さ
各々形成されていると共に、玉掛けワイヤーの取り付け
部15が連設されている。
【0011】取り付け部15には、後述するシャックル
を掛止するための孔16及び小孔17が形成されてい
る。
【0012】他方の嵌合部材13には、下端縁13aの
対称位置に上下方向の嵌合用スリット18が所定の長さ
各々形成されていると共に、後述するシャックルを掛止
するための小孔19が形成されている。
【0013】そして、両嵌合部材12、13の各々のス
リット14、18を嵌め合わせることによって、図2に
示すように、吊り上げ治具11を嵌合状態に維持するの
である。
【0014】次に、以上に説明した柱筋の吊り上げ治具
11の使用方法について説明する。図3から図5に示す
ように、先組した柱筋20の四隅における位置決め用型
板21の下側に各々嵌合部材12、13を嵌め合わせて
吊り上げ治具11を嵌合状態に維持する。尚、位置決め
用型板21は、ナット21aと板押さえ用ナット21b
とで固定状態に維持されている。
【0015】この時、前記小孔17及び小孔19に各々
シャックル22を掛止させて、両シャックル22間にワ
イヤーロープ又はチェーン23を取り付け、両嵌合部材
12、13同士を連結することが望ましい。つまり、嵌
合部材13の落下を防止するためである。
【0016】そして、前記孔16に鉄筋吊り上げ用のシ
ャックル24を取り付けて、このシャックル24に玉掛
けワイヤー25を掛止させ、図5に示すように、クレー
ン等で吊り上げる。尚、図中符号26は、バランス治具
を示す。
【0017】次に、図6に吊り上げ治具11の他の実施
例を示す。この吊り上げ治具27は、両嵌合部材28、
29に嵌合用スリット30、31を所定の間隔を開けて
複数形成したものである。従って、掛止する柱筋20の
太さに対応させて適宜の嵌合用スリット30、31同士
を嵌合させることができるのである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る柱筋の
吊り上げ治具は、先組した柱筋の上部に取り付けられた
位置決め用型板の下側に掛止する柱筋の吊り上げ治具で
あって、該吊り上げ治具は、一対の断面L字状に形成し
た嵌合部材からなり、一方の嵌合部材には、上端縁の対
称位置に上下方向の嵌合用スリットを各々形成すると共
に、玉掛けワイヤーの取り付け部を形成し、他方の嵌合
部材には、下端縁の対称位置に上下方向の嵌合用スリッ
トを各々形成したことによって、位置決め用型板の下側
から持ち上げる状態で柱筋を吊り上げるので、従来例の
ように湾曲しない。従って、位置決め用型板を厚くしな
くても柱筋を吊り上げることができるという優れた効果
を奏する。
【0019】そして、吊り上げ治具の掛止及び取り外し
作業を従来例のように柱筋の先端まで登って行う必要が
ないので、玉掛け作業を簡単に且つ安全に行うことがで
きるという優れた効果を奏する。
【0020】また、両嵌合部材は、ワイヤーロープ又は
チェーンで連結されていることによって、嵌合部材の落
下を防止することができるので安全性が向上するという
優れた効果を奏する。
【0021】更に、嵌合用スリットは、所定の間隔を開
けて各々複数形成したことによって、掛止する柱筋の太
さに対応させて適宜の嵌合用スリット同士を嵌合させる
ことができるという種々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る柱筋の吊り上げ治具の斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る柱筋の吊り上げ治具の嵌合状態を
示す斜視図である。
【図3】本発明に係る吊り上げ治具を柱筋に嵌合させる
状態を示す側面図である。
【図4】本発明に係る吊り上げ治具を柱筋に嵌合させた
状態を示す側面図である。
【図5】本発明に係る吊り上げ治具を用いて柱筋を吊り
上げた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る他の実施例の柱筋の吊り上げ治具
の斜視図である。
【図7】従来例に係る柱筋の吊り上げ状態を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 玉掛けワイヤー 2 柱筋 2a 先端 3 型板 11 柱筋の吊り上げ治具 12 嵌合部材 12a上端縁 13 嵌合部材 13a下端縁 14 嵌合用スリット 15 玉掛けワイヤーの取り付け部 16 孔 17 小孔 18 嵌合用スリット 19 小孔 20 柱筋 21 位置決め用型板 21aナット 21b板押さえ用ナット 22 シャックル 23 ワイヤーロープ又はチェーン 24 シャックル 25 玉掛けワイヤー 26 バランス治具 27 吊り上げ治具 28 嵌合部材 29 嵌合部材 30 嵌合用スリット 31 嵌合用スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 浩 東京都港区赤坂3−11−3 戸田建設株 式会社関東支店内 (72)発明者 水上 修 東京都港区赤坂3−11−3 戸田建設株 式会社関東支店内 (72)発明者 芦田 勇 東京都港区赤坂3−11−3 戸田建設株 式会社関東支店内 (72)発明者 松岡 秀樹 東京都港区赤坂3−11−3 戸田建設株 式会社関東支店内 (72)発明者 内田 健司 東京都港区赤坂3−11−3 戸田建設株 式会社関東支店内 (56)参考文献 実開 平4−88478(JP,U) 実開 昭62−34580(JP,U) 実開 昭61−113787(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 1/00 - 1/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先組した柱筋の上部に取り付けられた位
    置決め用型板の下側に掛止する柱筋の吊り上げ治具であ
    って、該吊り上げ治具は、一対の断面L字状に形成した
    嵌合部材からなり、一方の嵌合部材には、上端縁の対称
    位置に上下方向の嵌合用スリットを各々形成すると共
    に、玉掛けワイヤーの取り付け部を形成し、他方の嵌合
    部材には、下端縁の対称位置に上下方向の嵌合用スリッ
    トを各々形成したことを特徴とする柱筋の吊り上げ治
    具。
  2. 【請求項2】 両嵌合部材は、ワイヤーロープ又はチェ
    ーンで連結されていることを特徴とする請求項1に記載
    の柱筋の吊り上げ治具。
  3. 【請求項3】 嵌合用スリットは、所定の間隔を開けて
    各々複数形成したことを特徴とする請求項1又は2に記
    載の柱筋の吊り上げ治具。
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