JP3114532B2 - 親綱支柱の親綱把持部 - Google Patents

親綱支柱の親綱把持部

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JP3114532B2 JP06287409A JP28740994A JP3114532B2 JP 3114532 B2 JP3114532 B2 JP 3114532B2 JP 06287409 A JP06287409 A JP 06287409A JP 28740994 A JP28740994 A JP 28740994A JP 3114532 B2 JP3114532 B2 JP 3114532B2
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耕一郎 村井
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大嘉産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築現場等の高所にお
いて作業を行う場合、作業者が着用している子綱を繋ぐ
親綱を架設するための親綱支柱の親綱把持部に関するも
のである。また、このような親綱把持部を持つ親綱支柱
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築現場等の高所における作業は、作業
者にとって常に墜落の危険があるものである。従来よ
り、この危険を防止するため、梁鉄骨14等に2本以上
の親綱支柱11,11を設置し、この親綱支柱11,1
1間に親綱12を架設することが行われている(図1参
照)。親綱12が架設されていると、作業者は自分のベ
ルトに子綱13を取り付け、この子綱13を親綱12に
繋ぐことによって、墜落の危険を防止することができ
る。即ち、作業者が墜落しそうになったとしても、親綱
12に繋れた子綱13をつかむことによって、墜落を未
然に防止することができるのである。
【0003】しかしながら、親綱支柱11,11間にあ
る程度の間隔が開いていると、親綱12の中央部分にた
るみが生じるということがあった。このようなたるみが
生じていると、親綱12が不安定で、親綱12に繋れた
子綱13をつかんでも、墜落してしまうということがあ
った。勿論、この墜落は地上までの墜落ではなく、梁鉄
骨14等からの若干の墜落であるが、落下高さが大きく
衝撃が大きくなる。この場合、子綱13が切れる或いは
親綱12が切れると、地上まで墜落してしまうという危
険があった。
【0004】従って、親綱支柱11,11間における親
綱12の中央部分にたるみが生じている場合、親綱12
を緊張させるか、或いは親綱支柱11,11間に更に新
たに親綱支柱11を設置することが行われている(図1
0参照)。しかしながら、前者の方法は、一時的にたる
みを取り除くことができるだけで、根本的な解決にはな
らない。即ち、親綱12にたるみが生じるのは、親綱支
柱11,11間の間隔が広すぎるからであり、これを解
決するためには、後者の方法を採用する必要がある。し
かしながら、後者の方法は、新たに設置する親綱支柱1
1の構成上、既に架設した親綱を取り外さなければなら
ないという欠点があった。
【0005】即ち、従来の親綱支柱は、図2に示したよ
うに、支柱本体15上に親綱把持用プレート16が、ボ
ルト等によって固定されてなるものである。このプレー
ト16には、図3に示したような親綱把持用孔17,1
7が設けられており、この孔17,17に親綱12が通
されるというものである。従って、親綱12が架設され
た後において、この架設された状態のまま、こうような
構成を持つ親綱支柱に親綱12を通すことはできなかっ
た。何故なら、架設されている状態の親綱12を、プレ
ート16の孔17,17に通すことはできないからであ
る。従って、親綱支柱11,11間における親綱12の
中央部分にたるみが生じている場合、その状態で中央部
分に新たに親綱支柱を設置することはできず、親綱12
を取り外し、新たに設置した親綱支柱に、この親綱12
を通すことによって、再架設しなければならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、従
来のプレート16に代えて、親綱支柱の親綱把持部の構
成を工夫することにより、既に親綱12が架設された状
態の親綱支柱11,11間に、新たに親綱支柱を設置す
る場合、親綱12の取り外し及び再架設をすることな
く、新たな親綱支柱を設置することができるようにした
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、基部と
引掛部とよりなる第一フックと、基部と、該第一フック
の該引掛部とは逆の方向を向いている引掛部とよりなる
第二フックとが、該第一フックの該基部と該第二フック
の該基部とを連結しているバーによって一体化されてな
り、該バーは、各引掛部に通した親綱が下方に移動し
て、各引掛部から該親綱が外れないように、少なくと
も、各引掛部の先端に対応する各基部の位置で連結され
ていることを特徴とする親綱支柱の親綱把持部に関する
ものである。
【0008】以下、図面に基づいて本発明を説明する。
図4は、本発明の一例に係る親綱支柱の親綱把持部の斜
視図である。図5は、この親綱把持部の正面図であり、
図6は平面図であり、図7は側面図である。
【0009】この親綱支柱の親綱把持部は、第一フック
1と第二フック2とがバー3によって連結されてなるも
のである。第一フック1及び第二フック2のいずれも、
基部4と引掛部5で構成されてなるものである。引掛部
5とは、かぎ形を形成している部分を指しており、基部
4はフック中の引掛部5を除いた部分である。図8を参
照して言えば、4で示した箇所が基部であり、5で示し
た箇所が引掛部である。第一フック1と第二フック2と
は、両者の引掛部5が逆の方向を向くような状態になっ
ている。第一フック1及び第二フック2として、同一形
状のものを採用した場合には、第二フック2は第一フッ
ク1を反転させた状態になっている。なお、この実施例
では、第一フック1及び第二フック2の引掛部5が、半
円状となっているが、この形状に限られず、親綱12を
引っ掛けることができる形状であれば、どのような形状
でも採用することができる。また、この実施例では基部
4が直線状となっているが、この形状に限られず、曲線
状やジグザグ状であってもよく、要するに台板6に取り
付けやすいものであれば、どのような形状でも採用する
ことができる。
【0010】第一フック1と第二フック2とは、両者の
基部4,4がバー3によって連結されている。バー3
は、図示したような棒体であるのが一般的であるが、そ
の他の形状であっても差し支えない。要するに、第一フ
ック1と第二フック2の引掛部5,5に通した親綱12
が、下方に脱落しないような形状であればよい。また、
バー3が第一フック1及び第二フック2に連結している
位置についても、第一フック1及び第二フック2の引掛
部5,5に通した親綱12が、下方に脱落しない位置で
あれば、基部4,4のどのような位置であってもよい。
特に、図示したように、引掛部5,5の先端に対応する
位置の基部4,4に、バー3は連結されているのが好ま
しい。このような位置であると、親綱12が下方に移動
した場合であっても、引掛部5,5から親綱12が外れ
にくいからである。
【0011】以上説明した親綱支柱の親綱把持部には、
親綱12が第一フック1の引掛部5に通され、次いでバ
ー3の上方に通され、更に第二フック2の引掛部5にこ
の親綱12を通せば、確実に親綱12を把持することが
できる。このような把持の仕方であると、既に架設され
た親綱12であっても、架設された状態のまま、親綱1
2を親綱把持部に通すことができるのである。
【0012】この親綱把持部は、従来公知の支柱本体1
5の上端にボルト等で固定され、親綱支柱を形成するこ
とができる。支柱本体15は、その下方に梁鉄骨等に固
定するための、締付部材18が設けられている。また、
支柱本体15は、直線状のものであってもL字状のもの
であってもよい。特に、図9に示すように、支柱本体1
5の形状がL字状のものは、L字の上端に親綱把持部が
設けられ、L字の下右端に締付部材18が設けられてい
るので、梁鉄骨等に設置した場合、足場の邪魔になりに
くく、作業者にとって歩行しやすくなるので、好ましい
ものである。
【0013】
【作用及び発明の効果】本発明に係る親綱支柱の親綱把
持部は、第一フックと第二フックとがある特定の位置関
係で、バーによって連結され一体化されたものである。
従って、既に設置された親綱支柱間に、更に親綱支柱を
設置したい場合、架設されている親綱を第一フックと第
二フックの引掛部に通すことによって、容易に新しい親
綱支柱を設置することができる。即ち、既に架設された
親綱を取り外すことなく、新しい親綱支柱を設置するこ
とができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築現場の梁鉄骨に設置された親綱支柱、及び
架設された親綱の概観図である。
【図2】従来の親綱支柱の正面図である。
【図3】従来の親綱支柱に設けられている親綱把持用プ
レートの平面図である。
【図4】本発明の一例に係る親綱支柱の親綱把持部の斜
視図である。
【図5】図4に示した親綱把持部の正面図である。
【図6】図4に示した親綱把持部の平面図である。
【図7】図4に示した親綱把持部の側面図である。
【図8】第一フック又は第二フックの基部と引掛部を説
明するための図である。
【図9】本発明で使用する支柱本体の一例を示した正面
図である。
【図10】二本の親綱支柱の中間に、新たに親綱支柱を
設置した場合の概観図である。
【符号の説明】
1 第一フック 2 第二フック 3 バー 4 フックの基部 5 フックの引掛部 6 台板 11 親綱支柱 12 親綱 13 子綱 14 梁鉄骨 15 支柱本体 16 親綱把持用プレート 17 親綱把持用孔 18 締付部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部と引掛部とよりなる第一フックと、
    基部と、該第一フックの該引掛部とは逆の方向を向いて
    いる引掛部とよりなる第二フックとが、該第一フックの
    該基部と該第二フックの該基部とを連結しているバーに
    よって一体化されてなり、該バーは、各引掛部に通した
    親綱が下方に移動して、各引掛部から該親綱が外れない
    ように、少なくとも、各引掛部の先端に対応する各基部
    の位置で連結されていることを特徴とする親綱支柱の親
    綱把持部。
  2. 【請求項2】 基部と引掛部とよりなる第一フックと、
    該第一フックを反転させた状態に保持された第二フック
    とが、該第一フックの該基部と該第二フックの基部とを
    連結しているバーによって一体化されてなり、該バー
    は、各引掛部に通した親綱が下方に移動して、各引掛部
    から該親綱が外れないように、少なくとも、各引掛部の
    先端に対応する各基部の位置で連結されていることを特
    徴とする親綱支柱の親綱把持部。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された親綱支柱の
    親綱把持部を、支柱本体の上端に設けたことを特徴とす
    る親綱支柱。
  4. 【請求項4】 支柱本体の形状がL字状である請求項3
    記載の親綱支柱。
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