JPH0330427Y2 - - Google Patents

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JPH0330427Y2
JPH0330427Y2 JP18287484U JP18287484U JPH0330427Y2 JP H0330427 Y2 JPH0330427 Y2 JP H0330427Y2 JP 18287484 U JP18287484 U JP 18287484U JP 18287484 U JP18287484 U JP 18287484U JP H0330427 Y2 JPH0330427 Y2 JP H0330427Y2
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JP
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hanger
press
frame
rope
fit
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JP18287484U
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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案はAフレームの頂部軸に杭打やぐら起伏
用のAフレームハンガーと圧入ロープ用ハンガー
とを回動可能に取付けた杭打機に関する。
(b) 従来の技術 この種杭打機の圧入工法作業時、Aフレームハ
ンガーは起伏ロープの張力がないために、起伏ロ
ープのたるみ分だけ重力作用によつて上下へ回動
し停止した状態になる。一方、Aフレームハンガ
ーの下方にあつて、Aフレームハンガーと同軸に
回動可能に取付けてある圧入ロープ用ハンガー
は、作業時にはロープ張力により上方へ回動する
ため、Aフレームハンガーと干渉を起こし、両者
の間で衝突音が発生し作業者に不安感を与える欠
点があつた。また、掘削の途中から圧入工法を行
う時の圧入ロープのワイヤリング、圧入工法終了
時時のワイヤリング解き作業などにおいても、圧
入ロープ用ハンガーがAフレームハンガーと干渉
し、Aフレームハンガーの自重分が圧入ロープ用
ハンガーに負荷され、圧入ロープ用ハンガーは下
向きになり、それによつてロープの繰り出し角度
も下向きになるため、前記のワイヤリング作業も
かなりやりにくい欠点もあつた。
(c) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上記の欠点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、圧入工法時
に、Aフレームハンガーと圧入ロープ用ハンガー
との干渉を防止することができるとともに、Aフ
レームを折りたたんで杭打機本体を輸送する場合
にも、輸送上邪魔になることのないAフレームハ
ンガー受け装置を提供することにある。
(d) 問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本考案は、Aフレー
ムの頂部軸に杭打やぐら起伏用のAフレームハン
ガーと圧入ロープ用ハンガーとを回動可能に取付
けた杭打機において、左右のAフレーム前脚上方
部にピン孔を有するブラケツトを同じ高さにそれ
ぞれ固着し、該ブラケツトにコ字状リンクの両端
部を回動可能に取付け、圧入工法時に、該コ字状
リンクを回動させて前記Aフレームハンガーに設
けた係止具に係止させ、Aフレームハンガーを圧
入ロープ用ハンガーより上方位置の適所に保持さ
せたことを特徴とする。
(e) 実施例 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第4図を
用いて説明する。第2図は本考案のAフレームハ
ンガー受け装置を備えた杭打機の全体側面図であ
る。1は杭打機本体で、該杭打機本体1の前部に
は杭打やぐら3、中後部にかけて前脚12a、後
脚12b、頂部軸12cからなるAフレーム12
が設けられ、後部には杭打やぐら3を支持する左
右のバツクステー5の下端部が取付けられてい
る。さらに、杭打やぐら3に沿つて上下動し、掘
削具13を駆動する作業具2が取付けられ、該作
業具2は、杭打機本体1に設置されているウイン
チからAフレーム12の頂部軸12cに回転自在
に設けられた滑車(図示せず)、杭打やぐら3の
上部に取付けられた滑車装置4に順次掛け渡され
た吊りロープ14によつて吊られ、一方、ウイン
チからAフレーム12の頂部軸12cに回動可能
に取付けられた圧入ロープ用ハンガー9、杭打機
本体1前部の滑車類に順次掛け渡された圧入ロー
プ7によつて作業具2を下方へ引張るように構成
され、その引張力と作業具2によつて回転駆動さ
れる掘削具13の推力でもつて地盤を掘削する、
いわゆる圧入工法作業が行われる。尚、6は杭打
やぐら3の起伏ロープ、8は該起伏ロープ6を複
数掛けしたAフレームハンガーである。
第1図は本考案装置の要部構造を示すAフレー
ム頂部部分の拡大斜視図で、Aフレーム12の頂
部軸12cには、杭打やぐら3を起伏させる起伏
ロープ6を繰り出すAフレームハンガー8と、前
述の圧入工法作業を行うための圧入ロープ用ハン
ガー9とが回動可能に取付けられている。左右の
Aフレーム前脚12aの上方部には、ピン孔を有
する板状のブラケツト11が同じ高さにそれぞれ
固着されている。該ブラケツト11には中央の棒
部分10aを有するコ字状リンク10の両端部が
ピン16を介して回動可能に取付けられている。
一方、Aフレームハンガー8の下面には、前記コ
字状リンク10の棒部分10aに係合する切欠き
溝を有する係止具15が間隔をおいて固着されて
いる。該係止具15は任意数設ければ良いが、本
実施例では2個設けられている。尚、ブラケツト
11と係止具15との取付位置は、それぞれ任意
に設定すれば良いが、第4図に示すように、Aフ
レームハンガー8をコ字状リンク10により保持
した状態において、ピン16と棒部分10aとを
結ぶ直線が鉛直方向より右側に傾斜するように取
付位置を決めれば、Aフレームハンガー8が起伏
ロープ6の張力によつて上昇するだけで、コ字状
リンク10は自重によつて二点鎖線で示す位置に
落下することになる。
次に、本考案の作動過程を第3図及び第4図に
より説明する。第3図は第2図で示した杭打機の
概略全体側面図で、かつ杭打機の姿勢過程を示し
ている。第4図は第1図で示した要部の作動説明
図である。まず、第3図において、補助クレーン
等により杭打やぐら3等を杭打機本体1に取付け
た水平組立姿勢であるイ位置からロ位置までの起
立は、起伏ロープ6を巻上げて起こす。次いで、
ロ位置から杭打やぐら3が垂直に起立した作業姿
勢であるハ位置までの起立は、起伏ロープ6の巻
上操作をせずに左右のバツクステー5により起こ
す。すなわち、杭打やぐら3がロ位置からハ位置
に至る起立の過程で起伏ロープ6はたるむことに
なる。次に第4図により、この過程におけるAフ
レーム12に取付けられているAフレームハンガ
ー8及び圧入ロープ用ハンガー9の動きを説明す
る。尚、第3図における杭打やぐら3の位置を示
す符号ロ,ハは、それぞれ第4図における各部の
位置ロ′,ハ′と対応する。上述した杭打やぐら3
のロ位置からハ位置に至る起立の過程において、
Aフレームハンガー8はロ′からハ′方向へ起伏ロ
ープ6のたるみが解消するまで回動し、圧入ロー
プ用ハンガー9に当接する。さらに圧入作業の
際、圧入ロープ7に張力が作用するので、圧入ロ
ープ7はAフレームハンガー8に当接したままあ
る角度まで上方へ回動し、掘削抵抗等により衝撃
的に圧入ロープ用ハンガー9は上下に踊るので、
Aフレームハンガー8との干渉による接触音が発
生する。本考案は、この様な現象を防止するため
に、杭打やぐら3を第3図のロ位置からハ位置に
起立させる際に、杭打機本体1上で作業者が前述
したコ字状リンク10を回動させて第4図のホ位
置に構えておけば、杭打やぐら3がハ位置のと
き、Aフレームハンガー8は第4図のニ位置に
て、コ字状リンク10の棒部分10aが係止具1
5の溝部にはまり、Aフレームハンガー8は圧入
ロープ用ハンガー9の上方位置の適所に保持され
ることになる。つまり、頂部軸12cとピン16
と棒部分10aとを結ぶ三角形の静的トラスが形
成される。また、上述のAフレームハンガー8の
保持操作において、作業者はコ字状リンク10を
回動支持するだけで、重量物であるAフレームハ
ンガー8を支持する必要がないので、その作業を
安全、かつ簡単に行なうことができる。尚、Aフ
レームハンガー8がコ字状リンク10によつて保
持される第4図のニ位置は、圧入ロープ用ハンガ
ー9が、圧入ロープ7に張力が発生した時の上昇
位置よりも上方に設定されることはもちろんであ
る。従つて、Aフレームハンガー8と圧入ロープ
用ハンガー9とが干渉するようなことはない。
次に、圧入工法作業が終了し、杭打やぐら3を
地上にて分解、輸送するために、前記の作業姿勢
から伏動させるときには、前記の起立手順と全く
逆の過程となる。左右のバツクステー5によつて
杭打やぐら3が第3図のハ位置からロ位置に伏動
すると、Aフレームハンガー8はニ位置からロ′
位置に起伏ロープ6の張力によつて上昇するた
め、コ字状リンク10の棒部分10aは係止具1
5から次第に抜けて、コ字状リンク10は自重に
よつてヘの位置まで回動して、Aフレーム12の
前脚12a上に当接した状態となる。従つて、A
フレーム12を折りたたんで杭打機本体1を輸送
する場合、コ字状リンク10はAフレーム12の
前脚12aに当接した収納状態となつているの
で、該コ字状リンク10が杭打機本体1全体の輸
送制限高さを規制する障害物にならないので、本
考案の装置が輸送上邪魔になるようなことはな
い。
(f) 考案の効果 以上述べたように本考案によれば、圧入工法時
に、Aフレームハンガーを圧入ロープ用ハンガー
の上方位置の適所に保持させることができるAフ
レームハンガー受け装置を設けたので、圧入作業
時に圧入ロープ用ハンガーがAフレームハンガー
と干渉する不具合を防止できるとともに、Aフレ
ームハンガーの自重が圧入ロープ用ハンガーに作
用して、圧入ロープのワイヤリングがやりにくい
という問題も解消することができる。また、本考
案のAフレームハンガー受け装置は、Aフレーム
の前脚上に自動的に収納されるので、Aフレーム
を折りたたんで杭打機本体を輸送する場合にも、
邪魔になることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の要部構造を示すAフレー
ム頂部部分の拡大斜視図、第2図は本考案のAフ
レームハンガー受け装置を備えた杭打機の全体側
面図、第3図は本考案の作動過程を示す概略全体
側面図、第4図は第1図で示した要部の作動説明
図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. Aフレームの頂部軸に杭打やぐら起伏用のAフ
    レームハンガーと圧入ロープ用ハンガーとを回動
    可能に取付けた杭打機において、左右のAフレー
    ム前脚上方部にピン孔を有するブラケツトを同じ
    高さにそれぞれ固着し、該ブラケツトにコ字状リ
    ンクの両端部を回動可能に取付け、圧入工法時
    に、該コ字状リンクを回動させて前記Aフレーム
    ハンガーに設けた係止具に係止させ、Aフレーム
    ハンガーを圧入ロープ用ハンガーより上方位置の
    適所に保持させたことを特徴とする杭打機におけ
    るAフレームハンガー受け装置。
JP18287484U 1984-12-01 1984-12-01 Expired JPH0330427Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18287484U JPH0330427Y2 (ja) 1984-12-01 1984-12-01

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JP18287484U JPH0330427Y2 (ja) 1984-12-01 1984-12-01

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Publication Number Publication Date
JPS6197439U JPS6197439U (ja) 1986-06-23
JPH0330427Y2 true JPH0330427Y2 (ja) 1991-06-27

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