JP4144081B2 - ラフィングジブのシーブケース取付装置 - Google Patents

ラフィングジブのシーブケース取付装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はラフィングジブの起伏ロープを巻き廻してブームへ取り付けるシーブケースのブームへの取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クレーン車において、ブーム先端にラフィングジブを取り付けることがあるが、その際ラフィングジブの起伏ロープを巻廻す滑車を備えたシーブケースをブーム基端部に取り付けるようになっている。
ラフィングジブをクレーン車のブーム先端に取り付けた場合の全体の側面図を図3に示す。この図においてラフィングジブ20は、その後端がブーム50の先端に取り付けられ、ラフィングジブ20の先端に連結された起伏ロープ30がシーブケース40内の滑車に巻廻されていて、そのシーブケース40がブーム50に連結されている。
図3のAの個所の拡大詳細図が図4であり、シーブケース40がどのようにブームに取り付けられているかを示している。
図4に示すように、シーブケース40は、その後端に貫通するピン孔41を具備しており、このピン孔41を、ブーム50に設けられた左右の取付板51のピン孔52と一致させた状態でピン42がピン孔52、41に差し込まれ、シーブケース40がブーム50に取り付けられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示すシーブケース40をブーム50に取り付ける際には、シーブケース40を補助クレーン等で吊り上げて、ブーム50の取り付け位置付近に持ってきて、シーブケース40のピン孔41とブームの取付板51のピン孔52とが一致するように位置決めした後、ピン42をピン孔52、41に差し込む必要があった。
ところで、シーブケース40は大きいものでは、その重量が500kgにも達するものであり、ピン52もかなりの重量物である。したがって従来の連結方式では、重量物であるピンをシーブケースの取り付け、取り外しの都度、シーブケースとは別にブーム上面に運んだり、ブーム上面から下ろしたりしなければならず、またピン孔を正確に合わす必要もあり、そのためにシーブケースのブームへの取付は多大の時間と労力を要するものとなっていた。
そこで本発明は、ラフィングジブのシーブケースをブームに簡単に取り付けることができるシーブケースの取付装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、本発明は次のようなラフィングジブのシーブケース取付位置を採用した。すなわち請求項1記載の発明にかかるラフィングジブのシーブケース取付装置は、ラフィングジブの起伏ロープを巻廻してブーム基端部に取り付けるためのシーブケースにおいて、シーブケース後端位置に設けられた側方に突出した左右一対の突起部と、ブーム基端部の側面に設けられた側方に突出した左右一対の突起部と、上記双方の一対の突起部に共に係合する二つの孔を有する一対のリンクとを具備し、上記リンクが上記一対の突起部のいずれか一方に、その突起部先端に設けられた鍔部によって取り外し不能に取り付けられており、リンクを最も外側に位置させたときの一対のリンクの内側の距離が、上記鍔部が設けられていない他の一対の突起部の最外端間の距離より大きくなっていて、リンクを双方の一対の突起部に係合させた状態でリンクが抜けないようにするために突起部先端付近に着脱可能に設けられた留め具を具備しており、上記突起部先端付近に着脱可能に設けられた留め具が、上記鍔部が設けられている一対の突起部において、リンクを最も内側に位置させたときに生じる鍔部とリンクとの空間とほぼ同じ幅を有し、上記一対の突起部の鍔部とリンクとの間にはめ込むようになっていることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下図面を基に本発明の実施例について説明する。
図1は本発明に係るラフィングジブのシーブケース取付装置の実施例の一つ(実施例1)を示す図である。図1において(a)は側面図、(b)、(c)は正面図である。
シーブケース40には、後端部の左右に円柱状のシャフト43が設けられており、シャフト43にはシャフト43に係合する孔をもつリンク45が取り付けられており、シャフト43の外端には、リンク45が抜けないようにリンク45の孔の径より大きい径を持つ鍔44がボルト締めされて取り付けられている。一方ブーム50の左右側面上部には、側方に突出したシャフト53が設けられている。
【0006】
シーブケース40をブーム50に取り付けるには次のようにする。
▲1▼リンク45を有するシーブケース40を水平状態となるようにクレーンで吊って、ブーム50の上に下ろす際にリンク45を図1bに示すようにシャフト43の外側にくるようにしておく。
▲2▼図1bに示すように、ブーム50に設けられたシャフト53は、リンク45を最も外側に位置させたときに、リンク45がシャフト53より外側に来るように、その突出量が決められているので、リンク45のシャフト53の取付孔とシャフト53が前後方向に一致するようにしてシーブケース40をブーム50上に下ろすと、図1bに示すようになる。
なお図1bに示すように、リンク45の内側にガイド板を取り付けておき、ガイド板がブーム40の上面に当たった状態でリンク45のシャフト53への取付孔の上下位置が一致するようにしておけば、後は前後位置を合わすだけで済むのでリンク45とシャフト53の連結が容易となる。
▲3▼図1bに示すように、シーブケース40がブーム50上で、リンク45のシャフト53への取付孔がシャフト53と一致するように設置されると、図1cに示すように、リンク45を操作者が手で内側へ移動させて、リンク45とシャフト53とを連結させ、シャフト53の外側から留め具54を取り付けることによって、リンク45がシャフト53から抜けないようにする。シャフト53は図1b、1cに示すように段付きとなっているため、リンク45は留め具54と段とに挟まれてきちんと固定される。
▲4▼図1cで留め具54を取り付けただけでは、リンク45が少し左右に動いくこともあるので、その動きを防止するために、図1a、図1cに示すように、U字型のスペーサー46をリンク45と鍔44との間のシャフト43に差し込み、ピン47によってスペーサーの開口部をふさいでおけば、クレーン作業中にリンク45が左右に動いてシーブケース40が不安定になったりすることはない。
実施例1では、リンク45がシャフト53に係合した後に、留め具54をシャフト53の先端に取り付けてリンクが抜けないようにしているが、シャフト43、53の突出量を大きくしておいて、リンク45をシャフト53に係合させたのち、鍔44とリンク45との間に図1a、cで示すスペーサー46の幅を大きくしたものをはめこんで、シャフト43に取り付けることにより、スペーサーを留め具としてリンクを抜けないようにしてもよい。
また実施例1では、シーブケース40のシャフト43にリンク45を取り外し不能に取り付けているが、逆にブーム50のシャフト53にリンク45を取り外し不能に取り付けておき、シーブケースのシャフト43に留め具を取り付けるようにしてもよい。
【0007】
(実施例1の変形例)
次に実施例1のラフィングジブのシーブケース取付装置において、シーブケースとブームとの連結をより容易にするために、シーブケースとブーム双方に位置決め装置を取り付けたものについて説明する。
このシーブケースの取付装置を図2に示す。図2において、図2aは平面図、図2bは側面図であり、図2bのBの個所の拡大詳細図が図2c〜図2eである。
図2cはシーブケース40がブーム50の上面より少し上に位置している状態の側面図、図2dはシーブケース40がブーム50の上に設置した状態の側面図であり、図2eは図2dの平面図である。
図2で示されたようにこのシーブケース40にはその下面に左右に2本の丸棒48が取り付けられており、これと対応する位置のブーム50上にすり鉢状の窪みをもつ部材55が設けられており、その他の構成は実施例1のものと同じである。
図2に示すシーブケース40をクレーンで吊ってブーム50上に設置する際には、シーブケース40に取り付けられた2本の丸棒48をブーム50の部材55の窪み内に接地するようにして、そのまま下方に下げると、図2c、dに示すように窪みがすり鉢状になっているため、丸棒48は部材55の窪みの中心でブーム50に設置されることになる。
そのためシーブケース40の前後左右方向の位置決めが容易となる。
【0008】
【発明の効果】
本発明はシーブケースの後端部、及びブーム双方に突起部を設け、その間をリンクで連結して、シーブケースをブームに取り付けるようにしたので、外側に位置させておいたリンクをシャフトに差し込むことによって簡単にシーブケースをブームに連結することができる、シーブケースの取付を容易に行うことができる。
またシーブケースを取り外すときもシャフトについている留め具を取り外してリンクを外側に移動させるだけで取り外せるので、取り外しも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラフィングジブのシーブケース取付装置の一実施例を示す図である。
【図2】図1に示したラフィングジブのシーブケース取付装置の変形例を示す図である。
【図3】ラフィングジブを従来のシーブケース取付装置を用いて取り付けた状態を示す側面図である。
【図4】図3のAの個所の拡大詳細図である。
【符号の説明】
10 クレーン車
20 ラフィングジブ
30 ラフィングジブの起伏ロープ
40 シーブケース
41 シーブケースのピン孔
42 ピン
43 シーブケースのシャフト
44 鍔
45 リンク
46 スペーサー
47 スペーサーのピン
48 丸棒
50 ブーム
51 ブームのシーブケース取付板
52 取付板51のピン孔
53 ブームに設けられたシャフト
54 留め具

Claims (1)

  1. ラフィングジブの起伏ロープを巻廻してブーム基端部に取り付けるためのシーブケースにおいて、シーブケース後端位置に設けられた側方に突出した左右一対の突起部と、ブーム基端部の側面に設けられた側方に突出した左右一対の突起部と、上記双方の一対の突起部に共に係合する二つの孔を有する一対のリンクとを具備し、上記リンクが上記一対の突起部のいずれか一方に、その突起部先端に設けられた鍔部によって取り外し不能に取り付けられており、リンクを最も外側に位置させたときの一対のリンクの内側の距離が、上記鍔部が設けられていない他の一対の突起部の最外端間の距離より大きくなっていて、リンクを双方の一対の突起部に係合させた状態でリンクが抜けないようにするために突起部先端付近に着脱可能に設けられた留め具を具備しており、上記突起部先端付近に着脱可能に設けられた留め具が、上記鍔部が設けられている一対の突起部において、リンクを最も内側に位置させたときに生じる鍔部とリンクとの空間とほぼ同じ幅を有し、上記一対の突起部の鍔部とリンクとの間にはめ込むようになっていることを特徴とするラフィングジブのシーブケース取付装置。
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