JPH0687493U - コンクリート製床版 - Google Patents
コンクリート製床版Info
- Publication number
- JPH0687493U JPH0687493U JP3025293U JP3025293U JPH0687493U JP H0687493 U JPH0687493 U JP H0687493U JP 3025293 U JP3025293 U JP 3025293U JP 3025293 U JP3025293 U JP 3025293U JP H0687493 U JPH0687493 U JP H0687493U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor slab
- hanging
- concrete floor
- hole
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単に吊上げができて、敷設後は容易な操作
によって吊具を外すことができるコンクリート製床版を
提供する。 【構成】 床版1の吊り位置に対してグループ穴の吊り
穴2を設けたことを特徴とするコンクリート製床版であ
る。
によって吊具を外すことができるコンクリート製床版を
提供する。 【構成】 床版1の吊り位置に対してグループ穴の吊り
穴2を設けたことを特徴とするコンクリート製床版であ
る。
Description
【0001】
本考案は、水路の蓋、浄化槽の上蓋、橋等に使用して、上面が歩道等の機能を 果たすコンクリート製床版(フリースラブ)に関する。
【0002】
コンクリート製床版は、図6に水路上へ設置している様子を示したが、高重量 物であるから、クレーン等で吊って所定の位置へ順次設置する。クレーン等で吊 るために、従来は吊り荷重が均等にかかる両端部中央付近へ円孔の吊りボルトを 挿入できる吊り穴11を設けていた。
【0003】
この吊り穴11は図7にみられるように、吊りボルト15の挿通を可能にする程度 のものであるから、使用する吊具の種類がこれに限定されてしまうし、吊上げに 先立って吊り穴11へ吊輪部12のあるボルト15を挿入したのち、ナット14締めの必 要がある。そして吊具13で吊上げて所定の位置へ床版10を設置した後には、作業 員が水路の中へ入ってナット14を緩め、その後吊具13を引き上げて吊りボルト15 を引抜くといった作業が必要であった。通常施工には、この床版10の設置枚数も 多数枚におよぶので、作業量が多大となるし、高重量のコンクリート製床版の下 へ入って取外し作業が行なわれるので危険もあった。
【0004】 本考案は、このような従来のコンクリート製床版における難点を解決しようと するもので、簡単に吊上げができて、敷設後は容易な操作によって吊具を外すこ とができるコンクリート製床版を提供しようとするものである。
【0005】
上記課題を本考案では、床版1の吊り位置に対してグループ穴の吊り穴2を設 けることにより解決した。
【0006】 クループ穴の長手方向は、一般的には床版の長手方向(幅方向)と合わせるのが よいが、場合により床版の長さ方向に向けた方が効果的であるから、特に限定は しない。また、長手と幅方向の両方に使用できるクロス形や併設形も本考案に含 まれる。
【0007】
床版1の吊り穴2をグループ穴としたので、吊りワイヤを挿入できることとな り、それ以外にも環状の吊具、すなわち、吊り環、フック等の使用が可能となっ た。そこで、床版1の底面へロッド状の止め具を用いて、吊り穴2から下へ出て いる吊りワイヤ等の環状の吊具に挿通するだけで吊上げが可能となる。床版1の 据付け後は、作業員は水路中へ降りることなく、床版上からロッド状の止め具を 引抜くことができる。これにより吊りワイヤ等も同時に取り外すことができる。
【0008】
図1は本考案のコンクリート製床版の平面図、図2は正面図、図3は図1中A −A断面図である。このコンクリート製床版1は水路幅に合う幅と、所定の長さ (通常は1000mm)の長方形であり、厚さはほぼ200mm、内部に配筋がなされている 。上面は滑り止めに凹凸が付与されている。この床版1の左右端部、かつ、長さ 方向(図1中前後方向)の中間吊り位置に対してグループ穴の吊り穴2,2を設け ている。このグループ穴は長さがほぼ100mm、幅40mmである。この例では吊り穴 は左右に1個づつ設けているが、床版の大きさによりグループ穴の吊り穴2を左 右各2個づつ合計4個設ける場合もある。
【0009】 図4に本考案のコンクリート製床版の据付け時の様子を示した。更に、図5は 吊り穴2部分の拡大図である。床版1の吊り穴2をグループ穴としているので、 この例では環状の吊りワイヤ3を挿入し、床版1の底面には吊り穴2から下へ出 ている吊りワイヤ3へロッド状の止め具4を挿通している。止め具4は端部が鉤 状に曲がっており、搬送時には安定に床版を支持し、据付け後は鉤状の部分を握 って引抜くことができる。
【0010】
本考案のコンクリート製床版は、吊りワイヤ等の吊具で簡単に吊上げができ、 敷設後は容易な操作によって吊具を外すことができるので、作業能率が向上し、 作業量の軽減化と相まって、安全性も向上する。
【図1】本考案のコンクリート製床版の平面図である。
【図2】同コンクリート製床版の正面図である。
【図3】図1中A−A断面図である。
【図4】本考案のコンクリート製床版の据付け時の様子
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】同コンクリート製床版の吊り穴部分の拡大図で
ある。
ある。
【図6】従来のコンクリート製床版の据付け時の様子を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】同コンクリート製床版の吊り穴部分の拡大図で
ある。
ある。
1 床版 2 吊り穴 3 吊りワイヤ 4 ロッド状の止め具
Claims (1)
- 【請求項1】 床版1の吊り位置に対してグループ穴の
吊り穴2を設けたことを特徴とするコンクリート製床
版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030252U JP2594833Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | コンクリート製床版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993030252U JP2594833Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | コンクリート製床版 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687493U true JPH0687493U (ja) | 1994-12-22 |
JP2594833Y2 JP2594833Y2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=12298527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993030252U Expired - Fee Related JP2594833Y2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | コンクリート製床版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594833Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017186852A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 本清鋼材株式会社 | 床版、支承、中壁、接合部型枠および床版架設クレーン |
JP2018115554A (ja) * | 2018-05-07 | 2018-07-26 | 本清鋼材株式会社 | 床版の架設方法 |
JP2022128939A (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-05 | 日本コンクリート株式会社 | 床版の設置方法 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP1993030252U patent/JP2594833Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017186852A (ja) * | 2016-04-08 | 2017-10-12 | 本清鋼材株式会社 | 床版、支承、中壁、接合部型枠および床版架設クレーン |
JP2018115554A (ja) * | 2018-05-07 | 2018-07-26 | 本清鋼材株式会社 | 床版の架設方法 |
JP2022128939A (ja) * | 2021-02-24 | 2022-09-05 | 日本コンクリート株式会社 | 床版の設置方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2594833Y2 (ja) | 1999-05-10 |
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Legal Events
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