JP3209648B2 - 半導体集積回路装置の出力バッファ - Google Patents

半導体集積回路装置の出力バッファ

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JP3209648B2
JP3209648B2 JP25246094A JP25246094A JP3209648B2 JP 3209648 B2 JP3209648 B2 JP 3209648B2 JP 25246094 A JP25246094 A JP 25246094A JP 25246094 A JP25246094 A JP 25246094A JP 3209648 B2 JP3209648 B2 JP 3209648B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路、特
にその出力バッファに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15、図16、図17に従来の異なる
3種類の出力バッファ回路を示す。図15はN−Nバッ
ファ回路、図16はLowVthN−Nバッファ回路、図1
7はP−Nバッファ回路である。各図において、50は
NMOSトランジスタ(以下NMOSTrとする)、51
はスレシホールドレベルの低いNMOSトランジスタ
(以下LowVthNMOSTr)、60はPMOSトランジ
スタ(以下PMOSTrとする)、70は電源Vcc(例え
ば5V)、80はGNDである。
【0003】すなわち、図15は2つのNMOSTr5
0からなるバッファ回路、図16は電源Vcc側にLowVt
hNMOSTr51が接続された、LowVthNMOSTr
51とNMOSTr50からなるバッファ回路、図17
は電源Vcc側にPMOSTr60が接続されたPMOS
Tr60とNMOSTr50からなるバッファ回路であ
る。
【0004】また図18には、図15〜17の出力バッ
ファ回路の電源電圧Vccと出力がHレベルの時の電圧V
OHとの関係を示す。一点鎖線で示すAは図15のN−N
バッファ回路、破線で示すBは図16のLowVthN−N
バッファ回路、実線で示すCは図17のP−Nバッファ
回路のそれぞれVOHのVcc依存性を示す。ここで出力が
Hレベルの時の電流IOHはIOH=−4mAである。
【0005】また、45はTTLインタフェイスにおけ
るVOHのスペックの範囲を示すもので、最小値は2.4
V、最大値はVcc+10%=5.5Vである。また46
は後述する3.3VインタフェイスにおけるVOHの許容
範囲を示す。
【0006】次に、従来の出力バッファ回路の動作につ
いて説明する。まず図15のN−Nバッファ回路におい
て、VOHはVcc−Vth(但しVthは、上側のNMOST
r50のスレシホールドレベル)となるが、基板効果に
よりVth(NMOSTr50)は大きくなり、図18のA
に示すようになる。従ってVOHの最小値2.4Vを満足
しない。
【0007】図16のLowVthN−Nバッファ回路にお
いて、VOHは図15のものと同様にVcc−Vth(但しVt
hは、LowVthNMOSTr51のスレシホールドレベ
ル)となるが、LowVthNMOSTr51のスレシホール
ドレベルVthは低いため、図18のBに示すようにな
る。この場合、VOHのスペックの範囲内におさまってお
り、5Vインタフェイスとしてはまったく問題ない。
【0008】図17のP−Nバッファ回路においては、
PMOSTr60のスレシホールドレベルVthによる電
圧降下はなく、VOHはVccとなり図18のCに示すよう
になる。この場合、VOHのスペックの範囲内におさまっ
ており5Vインタフェイスとしてはまったく問題ない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の出力バッファは
以上のように構成されていた。ところで最近、システム
の消費電力を減らす目的で電源電圧Vcc3.3V化が急
速に進みつつある。しかしながら、デバイスの要求性能
は電源電圧が降下するにもかかわらず、ますます高くな
っている。そこでこれらを両立させる一つの解が、5V
電源電圧(Vcc)の3.3Vインタフェイスである。
【0010】図18の46は3.3Vインタフェイスに
おけるVOHの許容範囲を示すもので、最小値は2.4
V、最大値はVcc+0.3V=3.6Vである。ここで最
大値3.6Vという値は3.3V電源のデバイスに大量の
電流が流れこまないように設けられた値である。もし
3.3V電源のデバイスに5Vの電圧が入力された場合
には、両インタフェイス間に5ー3.3=1.7Vの電圧
がかかり,大量の電流が流れ込み、これはデバイスの破
壊につながる。
【0011】しかしながら図18のA、B、Cより図1
5〜17の出力バッファ回路は共に3.3Vインタフェ
イスを確実には満足しないことがわかる。図15のN−
Nバッファ回路はVOH最小値を満足しておらず、図16
のLowVthN−Nバッファ回路はVOH最大値を満足して
おらず、第17図のP−Nバッファ回路はVOH最小値、
最大値を共に満足していない。
【0012】しかしながら従来、一般に内部5V電源で
3.3Vインタフェイスを実現するためには図16のLow
VthN−Nバッファ回路が用いられている。実使用でV
OH最大値を満足しているためである。これは、効果的な
解決策がないためと、VOHが4V程度になっても3.3
Vテバイスが破壊はされないという製品の耐久性からな
りたっている。
【0013】一方、内部3.3V電源では、図17のP
−Nバッファ回路が必須であり、P−Nバッファ回路で
ないと3.3VインタフェイスにおけるVOHを保つこと
ができない。
【0014】従って従来、(1)内部5V電源の3.3V
インタフェイス、(2)内部3.3V電源の3.3Vインタ
フェイス、の2種類を実現するには、トランジスタの種
類が異なるため、別チップとしなくてはならず、コスト
アップになるという問題点があった。
【0015】この発明は、上記の問題点を解消するため
になされたもので、2種類の電源電圧に対応して、それ
ぞれに所定の出力特性が得られる半導体集積回路装置の
出力バッファを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明の第1の発明は、2種類の電源電圧に対応してそれ
ぞれに所定の出力特性を満足する入力バッファであっ
て、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタを有
し、それぞれソース又はドレインの一方がVccおよびG
NDのいずれかの電源線となり、ソース又はドレインの
他方が共通接続されて出力となる出力バッファ回路を含
み、上記ソース又はドレインの各電源線は外部よりVcc
又はGNDの電源を供給され、高電圧動作時のVccはN
MOSトランジスタのドレインとなり、GNDはPMO
Sトランジスタのソースとなり、低電圧動作時のVccは
PMOSトランジスタのソースとなりGNDはNMOS
トランジスタのドレインとなる電源線の切り換えを行う
ことを特徴とする半導体集積回路装置の出力バッファに
ある。
【0017】この発明の第2の発明は、上記電源線のV
ccとGNDの切り換えを、外部電源と電源線を接続する
ワイヤボンディングにより行うことを特徴とする請求項
1の半導体集積回路装置の出力バッファにある。
【0018】この発明の第3の発明は、上記電源線のV
ccとGNDの切り換えを、ウエハプロセス中の少なくと
も1枚のマスクを変えることにより行うことを特徴とす
る請求項1の半導体集積回路装置の出力バッファにあ
る。
【0019】この発明の第4の発明は、上記電源線のV
ccとGNDの切り換えを、電源線に付加さられスイッチ
ング回路で行なうようにし、切り換えの選択は、電源電
圧判定回路の判定結果に基づいて行うことを特徴とする
請求項1の半導体集積回路装置の出力バッファにある。
【0020】この発明の第5の発明は、プッシュプルの
NMOSトランジスタからなる出力バッファ回路と、V
ccが高電圧にあるか低電圧にあるかを判定する電源電圧
判定回路と、上記出力バッファ回路の出力にVccを供給
するPMOSトランジスタおよび上記出力からGNDに
電流を引き抜くためのダイオード接続された少なくとも
1段のNMOSトランジスタを有し、上記電源電圧判定
回路の判定結果からVccが低電圧にある時は上記PMO
Sトランジスタをオンさせ、Vccが高電圧にある時は上
記PMOSトランジスタをオフさせて出力特性を変える
出力特性切換回路と、を備えたことを特徴とする半導体
集積回路装置の出力バッファにある。
【0021】
【作用】この発明の第1の発明では、NMOSトランジ
スタとPMOSトランジスタを有し、それぞれソース又
はドレインの一方がVccおよびGNDのいずれかの電源
線となり、ソース又はドレインの他方が共通接続されて
出力となる出力バッファ回路に、高電圧動作時にはNM
OSトランジスタのドレインにVccを接続し、PMOS
トランジスタのソースにGNDを接続し、低電圧動作時
にはPMOSトランジスタのソースにVccを接続しNM
OSトランジスタのドレインにGNDを接続するように
電源線の切り換えを行うようにした。
【0022】この発明の第2の発明では、電源線のVcc
とGNDの切り換えを、外部電源と電源線を接続するワ
イヤボンディングにより行うようにした。
【0023】この発明の第3の発明では、電源線のVcc
とGNDの切り換えを、ウエハプロセス中の少なくとも
1枚のマスクを変えることにより行うようにした。
【0024】この発明の第4の発明では、電源線のVcc
とGNDの切り換えを、電源線に付加さられスイッチン
グ回路で行なうようにし、切り換えの選択は、電源電圧
判定回路の判定結果に基づいて行うようにした。
【0025】この発明の第5の発明では、プッシュプル
のNMOSトランジスタからなる出力バッファ回路の出
力にVccを供給するPMOSトランジスタおよび上記出
力からGNDに電流を引き抜くためのダイオード接続さ
れた少なくとも1段のNMOSトランジスタを設け、電
源電圧判定回路の判定結果からVccが低電圧にある時は
PMOSトランジスタをオンさせ、Vccが高電圧にある
時はオフさせて出力特性を変えるようにした。
【0026】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。 実施例1.図1および図2は、この発明の一実施例によ
る出力バッファの説明を行うための図である。図1は内
部電源Vcc=3.3V時に3.3Vインタフェイスを実現
する出力バッファ回路、図2は内部電源Vcc=5V時に
3.3Vインタフェイスを実現する出力バッファ回路で
ある。各図において、1はPMOSトランジスタ(以下
PMOSTrとする)、2はノーマルVthまたはLowVth
のNMOSトランジスタ(以下NMOSTrとする)、7
0は電源Vcc、80はGNDである。
【0027】図1の(a)は、従来と同じ、P−Nバッフ
ァ回路である。電源Vccが3.3Vでは、このP−Nバ
ッファ回路でないと、出力Doutでの出力レベルの保証
値が確保できない。この回路では、PMOSTr1のV
thにより出力Doutの電圧が下がることはなく、VOH
Vccとなる。
【0028】また図2の(a)は、図1のP−Nバッファ
回路の電源Vcc70とGND80を入れ替えた回路であ
る。この回路ではNMOSTr2のVthだけ出力Dout
の電圧が下がるためVOHはVcc−Vthとなる。
【0029】このようにP−Nバッファ回路のトランジ
スタの構成はそのままで、電源Vcc70とGND80を
入れ替えることにより、Vcc=3.3V、Vcc=5Vで
それぞれ3.3Vインタフェイスが実現できる。
【0030】なお、図2の(b)の回路は、GND80と
出力Dout間にNMOSTr3を付加したものである。
このNMOSTr3aは出力DoutのLレベルをさらに
下げるために有効である。また、図1の回路の場合に
も、図1の(b)に示すように、このようなNMOSTr
3を設けてもよい。
【0031】図3〜図5には、図1および図2の出力バ
ッファ回路の入力a、aバー、bと出力Doutの真理値
表を示す。図3は図1の(a)の回路の真理値表、図4は
図2の(a)の回路の真理値表、図5は図2の(b)の回路
の真理値表を示す。図3および図4から分かるように図
1の回路と図2の回路では論理が逆となるので、図2で
は入力a、bの入力を図1の論理信号とは逆(反転)にす
る必要がある。
【0032】図6には入力a、bを反転させるための回
路の一例を示す。図6において4はインバータ、5およ
び6は半導体基板上の回路が形成される際のマスクによ
る結線の変更、またはスイッチング素子としてのスイッ
チングトランジスタ(Tr)である。
【0033】電源Vccが5V時は、スイッチングTr6
をオンさせスイッチングTr5をオフさせ、電源Vccが
3.3V時は、スイッチングTr6をオフさせスイッチ
ングTr5をオンさせることで、3.3V時に入力a、
bの論理信号を反転させることができる。
【0034】実施例2.図7には、具体的なデバイス
(パッケージ)のピンアウト図を示す。例として、1Mビ
ットのSRAMを示した。このパッケージの11番ピン
41と33番ピン43が電源Vccで、12番ピン42と
34番ピン44がGNDであり、センターパワーピン配
置となっている。
【0035】次に、実施例2として、上述の図1および
図2のVcc線とGND線の具体的な入れ替えについて説
明する。図8は、回路が形成されたチップ上の電極パッ
ドの平面パターン図である。9はチップの表面に形成さ
れたハッチングで示されたパッシベーシヨン保護膜の穴
部である電極パッド、10、11は金属配線からなる配
線パターン、実線で示す12、13はワイヤボンディン
グ方式I、破線で示す14、15はワイヤボンディング
方式IIである。
【0036】ここでは、チップ上の電極パッド9と外部
リード(図示せず)の結線を行なうワイヤボンディングで
Vcc線とGND線を切り替える。例えば、Vccが3.3
Vの製品を製造する時には、ワイヤボンディング12を
電源Vcc、ワイヤボンディング13をGNDとして用
い、Vccが5Vの製品を製造する時には、製造メーカは
ワイヤボンディングを変更し、ワイヤボンディング14
を電源Vcc、ワイヤボンディング15をGNDとして用
いることで、同一チップでVcc=3.3V用およびVcc
=5V用に変更が可能となる。
【0037】実施例3.図9は実施例3として、Vcc線
とGND線を入れ替える別の実施例を説明するための図
である。この実施例では、製造時に配線パターンを形成
するマスク(図示せず)を変更することによって行うもの
である。
【0038】まず、図9の(a)で配線パターン10がG
ND、配線パターン11がVccとする。そして、図9の
(b)に示すように符号Dで示す部分を削除し、符号Eで
示す部分を追加した配線パターン10、11を形成する
ように、配線パターンを形成するマスクの形状を変更す
る。これにより(a)と同一のワイヤボンディングをして
いる場合、配線パターン10がVcc、配線パターン11
がGNDとなり、(a)とは入れ替わることになる。
【0039】なおこの場合、配線パターンを形成するマ
スクに限らず、配線パターン10、11をVccとGND
で入れ替えられれば、製造工程中のいかなるマスクであ
ってもよい。
【0040】実施例4.上記各実施例では、製造工程中
のワイヤボンドや、配線パターンを形成するマスクを変
更することによりVccとGNDを入れ替えて、図1およ
び図2に示す構成の切り換えを行い、Vccが5Vと3.
3Vの製品の切り替えを行うものを示したが、この実施
例はデバイスが自動的に切り換えるものについて説明す
る。
【0041】図10はこの発明の別の実施例によるデバ
イスが自動的に切り換えを行う出力バッファを示す図で
ある。図において、上記実施例と同一もしくは相当部分
は同一符号で示す。4、5、16、17、18、19は
スイッチングトランジスタ、20はPMOSロードトラ
ンジスタ、21、22、23はNMOSプルダウントラ
ンジスタ、55、56はインバータである。7a、8a
は電極パッドのある方向を示し、電源線7、8はスイッ
チングTr16、19を介して電極パッド(図5および
図6の電極パッド参照)が接続されている。
【0042】なお、PMOSTr1およびNMOSTr
2が出力バッファ回路を構成し、スイッチングTr16
〜19がスイッチング回路を構成し、PMOSロードT
r20、NMOSプルダウンTr21〜23およびイン
バータ55、56が電源電圧判定回路を構成する。
【0043】次に動作について説明する。インバータ5
5のノードfはVccが5VのときHレベルとなり、Vcc
が3.3VのときLレベルとなる。まず、Vcc=5Vの
場合を考えると、f=Hレベル、g=Lレベル、h=H
レベルとなり、スイッチングTr16、19はオフ状
態、スイッチングTr17、18はオン状態となり、V
ccは7aから電源線8へ、GNDは8aから電源線7へ
接続され、出力バッファ回路は、NMOSTr2がロー
ドTr(Vccを供給)となり、PMOSTr1がドライバ
Tr(GNDを供給)となる。
【0044】この時、h=Hレベルで、スイッチングT
r5がオンし、g=LレベルでスイッチングTr6がオ
フし、出力バッファ回路へのゲート信号はインバータ4
が追加されたロジックとなる。
【0045】次にVcc=3.3Vの場合を考えると、f
=Lレベル、g=Hレベル、h=Lレベルとなり、スイ
ッチングTr17、18はオフ状態となり、スイッチン
グTr16、19はオン状態となり、Vccは7aから電
源線7へ、GNDは8aから電源線8へ接続され、出力
バッファ回路は、PMOSTr1がロードTrとなり、
NMOSTr2がドライバTrとなる。
【0046】この時、h=LレベルでスイッチングTr
5がオフし、g=HレベルでスイッチングTr6がオン
して、インバータ4を介さない論理信号が出力バッファ
回路のゲートに入力されることになる。
【0047】なお、スイッチングTr5、6、16〜1
9はNMOSTrに限定されず、図11に示すように、
NMOSTr24とPMOSTrを並列に接続させたも
のにしてもよく、このようにすることで、より電位レベ
ルのドロップがなく安定したレベルを伝えることができ
る。
【0048】また、一般のデバイスではアウトプットイ
ネーブル信号OEによって出力バッファの出力レベルを
フローティング状態にすることができ、これは図12に
示すようになる。
【0049】出力レベルをフローティング状態にしたい
場合、アウトプットイネーブル信号OEにHレベルを入
れると(Lアクテェブの回路)、NMOSTr26、27
が共にオンし、PMOSTr1およびNMOSTr2が
共にオフ状態となる。このNMOSTr26、27のア
ウトプットイネーブル信号OEによるロジックは、前段
のインバータ52〜54に加えて論理をとることも容易
である。また、例えば7aをVcc、8aをGNDとした
が、これは逆でもよく、この場合、ロジックが入れ替わ
ることになる。
【0050】実施例5.図13はこの発明のさらに別の
実施例によるデバイスが自動的に切り換えを行う出力バ
ッファを示す図である。図において、上記実施例と同一
もしくは相当部分は同一符号で示す。2aはLowVthN
MOSTr、30はPMOSTr、31、32、33、
34はNMOSTr、35はNANDゲートを示す。
【0051】なお、プッシュプルのNMOSTrである
LowVthNMOSTr2aおよびNMOSTr2が出力
バッファ回路を構成し、PMOSロードTr20、NM
OSプルダウンTr21〜23およびインバータ55、
56が電源電圧判定回路を構成し、PMOSTr30、
NMOSTr31〜34およびNANDゲート35が出
力特性切換回路を構成する。
【0052】次に動作について説明する。まずVcc=5
Vの場合、f=Hレベル、g=Lレベル、h=Hレベル
となり、NANDゲート35の出力はHレベルとなるの
で、PMOSTr30はオフし、NMOSTr34はオ
ンする。出力バッファ回路のLowVthNMOSTr2a
は、データがHレベルの時、オンしてHレベルを供給す
るが、プルダウンTrであるNMOSTr31〜34が
シリーズに接続されているためVth4段分以上の出力H
レベルにはならない。
【0053】例えば、Vth=0.8Vなら、出力Doutは
0.8V×4=3.2V以上になることはない。これは、
3.3Vインタフェースに対応するため、Hレベル時の
電圧を抑えるためのものである。
【0054】次にVcc=3.3Vの場合、f=Lレベ
ル、g=Hレベル、h=Lレベルとなり、NANDゲー
ト35の出力は、出力バッファ回路のゲート電位がHレ
ベルの時のみLレベルを出力し、PMOSTr30をオ
ンさせる。真理値表は図14に示す通りである。
【0055】従って、Vcc=3.3Vで出力バッファ回
路のLowVthNMOSTr2aのゲートがHレベルの時
のみNANDゲート35の出力はLレベルとなり、PM
OSTr30をオンさせる。出力のHレベルはLowVth
NMOSTr2aとPMOSTr30で供給されること
になり、Vccまで上昇する。
【0056】またインバータ56の出力hがLレベルで
NMOSTr34はオフとなり、出力レベルの低下はな
い。この実施例では上記実施例4のように出力バッファ
回路への入力を反転させる回路が不要なため、製造がよ
り容易となる。
【0057】なお、上記各実施例は出力バッファに関す
るもので、メモリ装置、ロジック装置等のなど各種半導
体集積回路装置に適用することができる。また、上記各
実施例の説明では、Vcc=5Vと3.3Vの場合につい
て説明したが、異なる2種類のVcc(高電圧と低電圧)と
いう意味であり、Vcc=5Vと3.3Vに限定されるも
のではない。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の発明に
よれば、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタ
を有し、それぞれソース又はドレインの一方がVccおよ
びGNDのいずれかの電源線となり、ソース又はドレイ
ンの他方が共通接続されて出力となる出力バッファ回路
に、高電圧動作時にはNMOSトランジスタのドレイン
にVccを接続し、PMOSトランジスタのソースにGN
Dを接続し、低電圧動作時にはPMOSトランジスタの
ソースにVccを接続しNMOSトランジスタのドレイン
にGNDを接続するように電源線の切り換えを行うよう
にして、2種類の電源電圧に対応してそれぞれ所定の出
力特性が得られるようにしたので、汎用性の高い半導体
集積回路装置の出力バッファを提供できる等の効果が得
られる。
【0059】この発明の第2の発明では、電源線のVcc
とGNDの切り換えを、外部電源と電源線を接続するワ
イヤボンディングにより行うようにしたので、安価で生
産性のよい半導体集積回路装置の出力バッファを提供で
きる等の効果が得られる。
【0060】この発明の第3の発明では、電源線のVcc
とGNDの切り換えを、ウエハプロセス中の少なくとも
1枚のマスクを変えることにより行うようにしたので、
安価で生産性のよい半導体集積回路装置の出力バッファ
を提供できる等の効果が得られる。
【0061】この発明の第4の発明では、電源線のVcc
とGNDの切り換えを、電源線に付加さられスイッチン
グ回路で行なうようにし、切り換えの選択は、電源電圧
判定回路の判定結果に基づいて行うようにしたので、汎
用性の高い半導体集積回路装置の出力バッファを提供で
きる等の効果が得られる。
【0062】この発明の第5の発明では、プッシュプル
のNMOSトランジスタからなる出力バッファ回路の出
力にVccを供給するPMOSトランジスタおよび上記出
力からGNDに電流を引き抜くためのダイオード接続さ
れた少なくとも1段のNMOSトランジスタを設け、電
源電圧判定回路の判定結果からVccが低電圧にある時は
PMOSトランジスタをオンさせ、Vccが高電圧にある
時はオフさせて出力特性を変えるようにしたので、汎用
性が高くかつ生産が容易な半導体集積回路装置の出力バ
ッファを提供できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による出力バッファの説
明を行うための図であり、Vcc=3.3V時の出力バッ
ファ回路を示す。
【図2】 この発明の一実施例による出力バッファの説
明を行うための図であり、Vcc=5V時の出力バッファ
回路を示す。
【図3】 図1の(a)の出力バッファ回路の真理値表を
示す図である。
【図4】 図2の(a)の出力バッファ回路の真理値表を
示す図である。
【図5】 図2の(b)の出力バッファ回路の真理値表を
示す図である。
【図6】 反転回路の一例を示す図である。
【図7】 この発明による出力バッファ回路を含むパッ
ケージのピンアウトの一例を示す図である。
【図8】 図8はワイヤボンディングによりVcc線とG
ND線を入れ替えるこの発明の実施例を説明するための
図である。
【図9】 図9は製造工程中のマスクの変更によりVcc
線とGND線を入れ替えるこの発明の別の実施例を説明
するための図である。
【図10】 図10はこの発明の別の実施例によるデバ
イスが自動的に切り換えを行う出力バッファを示す図で
ある。
【図11】 図11はスイッチングトランジスタの別の
構成を示す図である。
【図12】 図12はアウトプットイネーブル信号によ
り出力バッファの出力レベルをフローティング状態にす
る場合の構成を示す図である。
【図13】 図13はこの発明のさらに別の実施例によ
るデバイスが自動的に切り換えを行う出力バッファを示
す図である。
【図14】 図13の回路の真理値表を示す図である。
【図15】 図15は従来のN−Nバッファ回路を示す
図である。
【図16】 図16は従来のLowVthN−Nバッファ回
路を示す図である。
【図17】 図17は従来のP−Nバッファ回路を示す
図である。
【図18】 図18は図15〜17の出力バッファ回路
の電源電圧Vccと電圧VOHとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1、25、30 PMOSTr、2、3、24、26、
27、31、32、33、34 NMOSTr、2a
LowVthNMOSTr、4、52、53、54、55、
56、57 インバータ、5、6、16、17、18、
19 スイッチングTr、7、8 電源線、9 電極パ
ッド、10、11 配線パターン、12、13、14、
15 ワイヤボンディング、20 PMOSロードT
r、21、22、23 NMOSプルダウンTr、35
NANDゲート。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種類の電源電圧に対応してそれぞれに
    所定の出力特性を満足する出力バッファであって、NM
    OSトランジスタとPMOSトランジスタを有し、それ
    ぞれソース又はドレインの一方がVccおよびGNDのい
    ずれかの電源線となり、ソース又はドレインの他方が共
    通接続されて出力となる出力バッファ回路を含み、上記
    ソース又はドレインの各電源線は外部よりVcc又はGN
    Dの電源を供給され、高電圧動作時のVccはNMOSト
    ランジスタのドレインとなり、GNDはPMOSトラン
    ジスタのソースとなり、低電圧動作時のVccはPMOS
    トランジスタのソースとなりGNDはNMOSトランジ
    スタのドレインとなる電源線の切り換えを行うことを特
    徴とする半導体集積回路装置の出力バッファ。
  2. 【請求項2】 上記電源線のVccとGNDの切り換え
    を、外部電源と電源線を接続するワイヤボンディングに
    より行うことを特徴とする請求項1の半導体集積回路装
    置の出力バッファ。
  3. 【請求項3】 上記電源線のVccとGNDの切り換え
    を、ウエハプロセス中の少なくとも1枚のマスクを変え
    ることにより行うことを特徴とする請求項1の半導体集
    積回路装置の出力バッファ。
  4. 【請求項4】 上記電源線のVccとGNDの切り換え
    を、電源線に付加さられスイッチング回路で行なうよう
    にし、切り換えの選択は、電源電圧判定回路の判定結果
    に基づいて行うことを特徴とする請求項1の半導体集積
    回路装置の出力バッファ。
  5. 【請求項5】 プッシュプルのNMOSトランジスタか
    らなる出力バッファ回路と、Vccが高電圧にあるか低電
    圧にあるかを判定する電源電圧判定回路と、上記出力バ
    ッファ回路の出力にVccを供給するPMOSトランジス
    タおよび上記出力からGNDに電流を引き抜くためのダ
    イオード接続された少なくとも1段のNMOSトランジ
    スタを有し、上記電源電圧判定回路の判定結果からVcc
    が低電圧にある時は上記PMOSトランジスタをオンさ
    せ、Vccが高電圧にある時は上記PMOSトランジスタ
    をオフさせて出力特性を変える出力特性切換回路と、を
    備えたことを特徴とする半導体集積回路装置の出力バッ
    ファ。
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