JP3207541U - ハンドパレットトラック用の走行補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】障害物を容易に乗り越え、走行時の抵抗や雑音が少なく、比較的長い距離を走行することができるハンドパレットトラック用の走行補助具を提供する。【解決手段】少なくとも、左右一対の前輪、昇降機構の油圧シリンダを備えた本体部、油圧シリンダの作動杆を介して昇降動するように本体部に連結された縦方向のフレーム部、フレーム部の下部に基端部が一体的に設けられた左右一対のフォークアーム、フォークアームの先端部寄りの下部にそれぞれ設けられ、前輪よりも半径が小さい左右一対の後輪を有するハンドパレットトラックX用の走行補助具Yであって、走行補助具は、半径が前記前輪以下で、かつ前記後輪よりも大きく搬送路の床面の障害物を容易に乗り越えることができる左右一対の補助車輪21と、補助車輪の車軸を支持する第1支持部材23と、第1支持部材に設けられ、かつ、フォークアームの先端部6cに取外し可能に係合する第2支持部材24とを有する。【選択図】図1
Description
本考案は、ハンドパレットトラック用の走行補助具に関する。
特許文献1及び特許文献2には、「ハンドパレットトラック」の一例がそれぞれ記載されている。
特許文献1のハンドパレットトラックは、シャーシフレームの先端部側に比較的大きな左右一対の前輪、昇降機構の油圧シリンダ、偏心カム状の駆動部材等を備えた本体ケースと、該本体ケースの一側面の下部から水平方向に突出し、かつ、前記シャーシフレームに一体的に外嵌合する左右一対のフォークアームと、これらのフォークアームの先端部寄りの部位に設けられ、かつ、前記左右一対の前輪よりも高さが低い左右一対のローラ状後輪(比較的小さなローラ)と、前記本体ケースに設けられた駆動部材に基端部が連結された進退杆(長杆状リンク)の他端部にピンを介して連結されかつ支軸を介して起立状態と伏倒状態の各姿勢を維持することができる連結杆と、該連結杆に軸支された前記左右一対のローラ状後輪とから成る。
また特許文献2のハンドパレットトラックは、少なくとも、左右一対の前輪、昇降機構の油圧シリンダ及び該油圧シリンダを手動操作するためのハンドルを備えた本体部、前記油圧シリンダの作動杆を介して昇降動するように前記本体部に連結された縦方向のフレーム部、このフレーム部の下部にその基端部が一体的に設けられた左右一対のフォークアーム、これらのフォークアームの先端部寄りの下部にそれぞれ設けられ、前記前車輪よりも半径が小さい左右一対の後輪を有し、さらに、前記本体部側に軸支された作動リンク、フォークアームの先端部寄りの下部に軸支された従動リンク、この従動リンクと前記作動リンクの間に設けられた進退杆(長杆状リンク)とを含むリンク機構を介して起立状態と伏倒状態の各姿勢となる前記左右一対の後輪とから成る。
なお、特許文献1及び特許文献2の左右一対の後輪は、リンク機構を介してフォークアームの先端部寄りの下部に対して、「起立状態」と「伏倒状態」の各姿勢を維持することができるが、右一対の後輪は常に起立状態(固定式)のタイプであっても良い。また特許文献1及び特許文献2の各ハンドパレットトラックは、図示しないリフト車や牽引車を介して牽引されるが、ハンドパレットトラック自体が動力源(バッテリー)を備え、いわゆる自走可能であっても良い。さらに、ハンドパレットトラックが動力源、連結手段等を備えておらず、単純な手押し式のパレット搬送車であっても良い。
牽引式、自走行式及び手押し式のいずれであっても、左右一対のフォークアームの先端部を、床面上から荷物を載せたパレットの底部空間に挿入する必要があることから、普通一般にパレット搬送車の左右一対の後輪(手押し式の実施形態では前輪)は、一方の車輪の高さよりも非常に低い。そこで、左右一対のフォークアームの先端部を、荷物を載せたパレットの底部空間に挿入した後、左右一対のフォークアームを多少上方に上昇させ、その状態でパレットを目的場所まで搬送するが、その際、搬送路の床面上に、例えば建物の開口部の段差部、ゴミ等の障害物がある場合には、左右一対のローラ状後輪(手押し式の実施形態では前輪)は、障害物を容易に乗り越えることができない、走行時の抵抗や雑音が大きい、比較的長い距離を走行する場合は困難である等の問題点があった。なお、特許文献3も、特許文献1及び特許文献2と同様である。
本考案は特許文献1、特許文献2等の問題点に鑑み、第1の目的は、障害物を容易に乗り越えること、走行時の抵抗や雑音が少ない、比較的長い距離を走行することができる等の利点を得るハンドパレットトラック用の走行補助具を提案することである。第2の目的は、走行補助具をフォークアームの先端部の端板部分に容易に装着し、又は外すことができることである。第3の目的は、構成する部品点数を少なくし、安価に製作することができることである。
本考案の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本考案の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本考案のハンドパレットトラック用の走行補助具は、少なくとも、左右一対の前輪、昇降機構の油圧シリンダを備えた本体部、前記油圧シリンダの作動杆を介して昇降動するように前記本体部に連結された縦方向のフレーム部、このフレーム部の下部にその基端部が一体的に設けられた左右一対のフォークアーム、これらのフォークアームの先端部寄りの下部にそれぞれ設けられ、前記前車輪よりも半径が小さい左右一対の後輪を有するハンドパレットトラック用の走行補助具であって、前記走行補助具は、その半径が前記前輪以下であって、かつ、前記後輪よりも大きいと共に該後輪よりも搬送路の床面の障害物を容易に乗り越えることができる左右一対の補助車輪と、これらの補助車輪の車軸を支持する第1支持部材と、この第1支持部材に設けられ、かつ、前記フォークアームの先端部に取外し可能に係合する該フォークアーム用の第2支持部材とから成る ことを特徴とする。
上記構成に於いて、第2支持部材は、第1支持部材の左右の両端部寄りの部位に固定的に設けられ、かつ、フォークアームの先端部の端板部分と着脱自在に係合する単数又は複数のいずれかの係止溝を有する左右一対の係止板であることを特徴とする。また第2支持部材は、第1支持部材に固定的に設けられ、かつ、フォークアームの先端部の端板部分と着脱自在に係合する左右一対の係止溝を有する長板状の係止板であることを特徴とする。さらに、係止溝の先端部には、フォークアームの先端部の端板部分に対して位置決めするための切欠が形成されていることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の考案は、特許文献1、特許文献2等の問題点を解決することができる。すなわち、本考案は、その半径が前記前輪以下であって、かつ、前記後輪よりも大きいと共に該後輪よりも搬送路の床面の障害物を容易に乗り越えることができる左右一対の補助車輪を備えているので、搬送路の床面上に、例えば建物の開口部の段差部、ゴミ等の障害物があっても、該障害物を容易に乗り越えることができる。また補助車輪は、床面を滑動する、いわゆるローラではない、普通一般の車輪なので、走行時の抵抗や雑音が少ない、比較的長い距離を走行することができる等の利点を得ることができる。
(2)請求項2に記載の考案は、走行補助具をフォークアームの先端部の端板部分に容易に装着し、又は外すことができることである。また構成する部品点数を少なくし、安価に製作することができる。
(3)請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案と同様の効果を得ることができる。
(4)請求項4に記載の考案は、フォークアームの先端部の端板部分に係止溝の先端部の切欠に合わせることにより、位置決めが容易となるので、走行補助具をフォークアームの先端部の端板部分に容易に装着することができる。
(1)請求項1に記載の考案は、特許文献1、特許文献2等の問題点を解決することができる。すなわち、本考案は、その半径が前記前輪以下であって、かつ、前記後輪よりも大きいと共に該後輪よりも搬送路の床面の障害物を容易に乗り越えることができる左右一対の補助車輪を備えているので、搬送路の床面上に、例えば建物の開口部の段差部、ゴミ等の障害物があっても、該障害物を容易に乗り越えることができる。また補助車輪は、床面を滑動する、いわゆるローラではない、普通一般の車輪なので、走行時の抵抗や雑音が少ない、比較的長い距離を走行することができる等の利点を得ることができる。
(2)請求項2に記載の考案は、走行補助具をフォークアームの先端部の端板部分に容易に装着し、又は外すことができることである。また構成する部品点数を少なくし、安価に製作することができる。
(3)請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案と同様の効果を得ることができる。
(4)請求項4に記載の考案は、フォークアームの先端部の端板部分に係止溝の先端部の切欠に合わせることにより、位置決めが容易となるので、走行補助具をフォークアームの先端部の端板部分に容易に装着することができる。
図1乃至10は本考案の第1実施形態の各説明図(ハンドパレットトラックの説明図も含む)。図11乃至13は本考案の第2実施形態の各説明図。図14及び図15は本考案の第3実施形態の各説明図。
ハンドパレットトラックと走行補助具の概略斜視図。
ハンドパレットトラックと走行補助具と搬送路の床面の障害物の説明図。
ハンドパレットトラックの左右一対のフォークアームの先端部側の斜視からの説明図。
図3の4−4線概略断面説明図。
フォークアームの先端部側に設けられた後輪の説明図で、(a)は後輪が起立状態、(b)は後輪が伏倒状態である。
走行補助具の斜視図。
走行補助具の正面視と各フォークアームの先端部の縦断面形状の説明図。
走行補助具の第2支持部材に各フォークアームの先端部が係合した平面視からの概略説明図。
図8を基準として底面視からの説明図。
(A)乃至(D)は、第2支持部材に各フォークアームの先端部に走行補助具を装着(セット)して走行する場合の説明図。
本考案の第2実施形態の図1と同様の概略斜視図。
第2実施形態の図7と同様の概略斜視図。
第2実施形態の図8と同様の概略斜視図。
本考案の第3実施形態の図1と同様の概略斜視図。
第3実施形態の図7と同様の概略斜視図。
以下、図面に示す本考案を実施するための形態により、本考案を詳細に説明する。本考案は、牽引式、自走行式及び手押し式のいずれであっても、左右一対のフォークアームの先端部を、床面上から荷物を載せたパレットの底部空間に挿入するものである場合には、いずれのタイプのハンドパレットトラックにも適用することができる。
そこで、まず、図1乃至図5を参照にして、ハンドパレットトラックの一例を説明する。なお、図1乃至図5に記載のハンドパレットトラックXの基本的構成は、特許文献1〜特許文献3にそれぞれ記載されているように周知技術なので、細部的事項は割愛し、その基本的な構成について簡単に説明する。
1は本体部で、この本体部1は、例えば左右一対の前輪(キャスター輪)2、2、昇降機構3の油圧シリンダ3a及び該油圧シリンダ3aを手動操作するためのハンドル4或いは操作釦を備えている。前記油圧シリンダ3aは本体部1のベースフレームの上面に垂直方向に設置され、該油圧シリンダ3aの作動杆3bは、図示しない圧力媒体を含む油圧制御手段により昇降動する。
5は前記作動杆3bを介して昇降動するように前記本体部1に連結された縦方向のフレーム部で、このフレーム部5の水平上端部5aは、前記作動杆3bの突出上端部に適宜に連結されている。一方、フレーム部5の下端部5bには左右一対のフォークアーム(一般に「フォーク爪」と称される部材)6、6が、略水平状態を維持しながら昇降動可能に連結されている。
付言すると、左右一対のフォークアーム6、6は、図面手前側の基端部6aがフレーム部5の下端部5bに溶着等の固定手段により一体的に設けられ、該基端部6aから水平状態に延びる先端部寄りの部位6bの内面側には、前輪2、2よりも半径が小さい左右一対のローラ状後輪7,7が回転自在に設けられている。そして、前記先端部寄りの部位6bに連設する先端部6cは、スキー板の先端部の如く、先端部6cに至るに従ってやや幅が狭くなっており、平面視が全体として台形形状の外観を呈している。
ところで、例えば図4で示すように、実施形態の左右一対のフォークアーム6、6は、基端部6aから先端部寄りの部位6bまでその縦断面が略リップ溝形に形成されているが、先端部寄りの部位6bから先端部6cの先端に至るまで、左右の細長状の側板は略垂直の端板部分a、aとなっている。したがって、各先端部6c、6cの縦断面は、図7で示すように略下向きの軽ミゾ形(下向きコ字形状)となっている。
さらに、前記左右一対の後輪7,7は、前記本体部1側に軸支された作動リンク10、フォークアームの先端部寄りの下部に軸支された従動リンク11、この従動リンク11と前記作動リンク10の間に設けられた進退杆(長杆状リンク)12とを含むリンク機構9を介して選択的に起立状態と伏倒状態の各姿勢となる。
さて、本実施形態の走行補助具Yは、例えば上記構成のハンドパレットトラックXに適合するが、前述した如く、リンク機構9は必ずしも必要ではない。図1及び図6の斜視図で示す走行補助具Yは、その半径が前記前輪2、2以下であって、かつ、前記後輪7,7よりも大きいと共に、該後輪7,7よりも搬送路の床面Fの障害物Oを容易に乗り越えることができる左右一対の補助車輪21、21と、これらの補助車輪の車軸22を支持するパイプ状の第1支持部材23と、この第1支持部材の上部に一体的に設けられ、かつ、前記フォークアーム6、6の先端部6c、6cに取外し可能に係合する該フォークアーム用の第2支持部材24とから成る。
そして、第1実施形態では、例えば図7乃至図8で示すように、第2支持部材24は、パイプ状の第1支持部材23の左右の両端部寄りの部位の上面に溶着等の固定手段を介して固定的に設けられ、かつ、各フォークアーム6、6の先端部6c、6cの下向き端板部分a、aと着脱自在に係合する単数又は複数のいずれかの直線状の係止溝25を有する左右一対の駒状の係止板である。
ところで、前記係止溝25は、各フォークアーム6、6の先端部6c、6cの内側の端板部分a、aにそれぞれ対応するように平面視斜め方向に直線状に形成され、また各係止溝25の先端部はそれぞれ完全な切欠26と成っている。付言すると、図7及び図8で示すように前記先端部6c、6cの内側の端板部分a、aは、駒状或いは台状の係止板24、24の上面の内側端部27、27寄りの部位に形成された筋状係止溝25にそれぞれ係合するので、前記係止板24、24の各内側端部27、27は、先端部6c、6cを規制するズレ止め防止機能を発揮する。
ところで、前記係止溝25の先端部に完全な切欠26を形成した理由は、各フォークアーム6、6の先端部6c、6cに走行補助具Yを装着(セット)する場合、走行補助具Yを回転しながら、駒状或いは台状の係止板24、24の先端部を各フォークアーム6、6の先端部6c、6cに突き合わせ、かつ、前記完全な切欠26に対して位置決めさせながら装着すると、きわめて容易に位置決め装着(セット)することができるからである。
図10の(A)乃至(D)は、第2支持部材24に各フォークアーム6、6の先端部6c、6cに走行補助具Yを装着(セット)して走行する場合の説明図である。
図10の(A)は、荷物31を載せたパレット32の下方開口(挿入口)33に走行補助具Yの各フォークアーム6、6の先端部6c、6cを差し込むときの説明図である(フォークアーム差し込み工程)。前記パレット32は、現在、色々な態様のものが使用されているが、好ましくは、左右一対の補助車輪21、21の装着の障害にならないものが望ましい。
なお、パレット32に底板がある場合には、底板と上部の受板との間に形成された底部空間33に走行補助具Yの各フォークアーム6、6の先端部6c、6cを差し込む必要があるが、その場合には、各フォークアーム6、6がパレット32に底板の幅よりも長く、前記各フォークアーム6、6が下方開口(挿入口)33を貫通させる。そして、その後、各フォークアーム6、6の先端部6c、6cの端板部分aに走行補助具Yの第2支持部材の各係止溝25を係合させる。
図10の(B)は、走行補助具Yのハンドル4側に設けた図示しない操作レバー或いは操作ボタンを操作して本体部1の駆動体を駆動させ、昇降機構3を構成する油圧シリンダ3aの作動杆3bを所要の高さまで上昇させる工程である(パレット持ち上げ工程)。作動杆3bが上昇すると、各フォークアーム6、6は同時に床面Fから水平状態で上昇する。この時、リンク機構9を介して小さな後輪7、7を起立状態にするのが望ましい。
また、床面Fに障害物O(図2参照)がある場合には、持ち上げたパレット32を適宜箇所に運び、その場所で走行補助具Yに各フォークアーム6、6の先端部6c、6cをセットする準備をする。
また、床面Fに障害物O(図2参照)がある場合には、持ち上げたパレット32を適宜箇所に運び、その場所で走行補助具Yに各フォークアーム6、6の先端部6c、6cをセットする準備をする。
図10の(C)は、走行補助具Yに各フォークアーム6、6の先端部6c、6cの下方に走行補助具Yを差し込んだ工程である(走行補助具Yの差し込み工程)。この時、図7で示すように、各フォークアーム6、6の先端部6c、6cの内側の各端板部分aと走行補助具Yの第2支持部材の各係止溝25とがそれぞれ係合するように、走行補助具Yの補助車輪21、21の位置を適宜に位置付ける。
図10の(D)は、図10の(C)の状態に於いて、圧シリンダ3aの作動杆3bを下降させ、各フォークアーム6、6の先端部6c、6cの内側の各端板部分aと走行補助具Yの第2支持部材24の各係止溝25とを係合させた状態の説明図である(各フォークアーム6、6と走行補助具Yとの係合工程)。このように構成すると、床面Fの障害物Oを容易に乗り越えることができる。
実施形態に於いて、補助車輪21の直径は、例えば150mm程度を目安にするのが望ましい。以下、この欄では、図11乃至図15を参照にして、本発明の他の実施形態を説明する。なお、他の実施形態の説明に当って、第1実施形態と同一の部分には同一又は同様の符号を付して重複する説明を割愛する。
まず、図11乃至図13は本発明の第2実施形態(第2支持部材24A)を示す各説明図である。この第2実施形態が第1実施形態と主に異なる事項は、第2支持部材24Aが、第1支持部材23に固定的に設けられ、かつ、フォークアーム6、6の先端部6c、6cの端板部分a、aと着脱自在に係合する平面視「略ハの字形状」の左右一対の係止溝25A、25Aを有する長板状の係止板である点。したがって、この第2実施形態の走行補助具Y1は、図12及び図13で示すように、各フォークアーム6、6の平面視略台形形状の先端部6c、6cが、左右一対の係止溝25A、25Aを介して、該第2支持部材24A(長板状の係止板)の略相似形状の係止部28、28に外嵌合する。このように構成しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に図14及び図15は本発明の第3実施形態を示す各説明図である。この第3実施形態の走行補助具Y2の第2支持部材24、24は第1実施形態のそれと同一であるものの、第1支持部材23Aが長板状である点、該長板状の第1支持部材23Aはその左右下端部に左右一対の補助車輪21、21の各車軸22をそれぞれ軸支する左右一対の下向きコ字形状の支板30、30を有している点が異なる。このように構成しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
本考案は、ハンドパレットトラック用の走行補助具として利用される。
X…ハンドパレットトラック、
Y、Y1、Y2…走行補助具、
F…搬送路の床面、
O…障害物、
1…本体部、
2…右一対の前輪、
3…昇降機構、
5…縦方向のフレーム部、
6…フォークアーム、
7…左右一対の後輪、
21…左右一対の補助車輪、
22…車軸、
23、23A…第1支持部材、
24、24A…第2支持部材、
25、25A…係止溝、
27…内側端部、
28…係止部。
Y、Y1、Y2…走行補助具、
F…搬送路の床面、
O…障害物、
1…本体部、
2…右一対の前輪、
3…昇降機構、
5…縦方向のフレーム部、
6…フォークアーム、
7…左右一対の後輪、
21…左右一対の補助車輪、
22…車軸、
23、23A…第1支持部材、
24、24A…第2支持部材、
25、25A…係止溝、
27…内側端部、
28…係止部。
Claims (4)
- 少なくとも、左右一対の前輪、昇降機構の油圧シリンダを備えた本体部、前記油圧シリンダの作動杆を介して昇降動するように前記本体部に連結された縦方向のフレーム部、このフレーム部の下部にその基端部が一体的に設けられた左右一対のフォークアーム、これらのフォークアームの先端部寄りの下部にそれぞれ設けられ、前記前車輪よりも半径が小さい左右一対の後輪を有するハンドパレットトラック用の走行補助具であって、前記走行補助具は、その半径が前記前輪以下であって、かつ、前記後輪よりも大きいと共に該後輪よりも搬送路の床面の障害物を容易に乗り越えることができる左右一対の補助車輪と、これらの補助車輪の車軸を支持する第1支持部材と、この第1支持部材に設けられ、かつ、前記フォークアームの先端部に取外し可能に係合する該フォークアーム用の第2支持部材とから成ることを特徴とするハンドパレットトラック用の走行補助具。
- 請求項1に於いて、第2支持部材は、第1支持部材の左右の両端部寄りの部位に固定的に設けられ、かつ、フォークアームの先端部の端板部分と着脱自在に係合する単数又は複数のいずれかの係止溝を有する左右一対の係止板であることを特徴とするハンドパレットトラック用の走行補助具。
- 請求項1に於いて、第2支持部材は、第1支持部材に固定的に設けられ、かつ、フォークアームの先端部の端板部分と着脱自在に係合する左右一対の係止溝を有する長板状の係止板であることを特徴とするハンドパレットトラック用の走行補助具。
- 請求項2又は請求項3に於いて、係止溝の先端部には、フォークアームの先端部の端板部分に対して位置決めするための切欠が形成されていることを特徴とするハンドパレットトラック用の走行補助具。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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