JP3207491B2 - インクジェットカートリッジの保管方法およびその収納容器 - Google Patents

インクジェットカートリッジの保管方法およびその収納容器

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JP3207491B2
JP3207491B2 JP06586492A JP6586492A JP3207491B2 JP 3207491 B2 JP3207491 B2 JP 3207491B2 JP 06586492 A JP06586492 A JP 06586492A JP 6586492 A JP6586492 A JP 6586492A JP 3207491 B2 JP3207491 B2 JP 3207491B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクを吐出して記録を
行う記録ヘッド部とインク収納部とが一体型の交換可能
なインクジェットカートリッジの保管方法およびそのた
めの収納容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットカートリッジ(以
下、IJCと称す)の収納容器や梱包には物流時の振動
や落下等による衝撃の緩衝作用を有する発泡スチロー
ル,紙,発泡シートなどで形成されたものが用いられて
きた。
【0003】またIJCとしては、物流時に記録ヘッド
部のインク吐出口からのインク漏れを防止する必要があ
り、従来は粘着テープなどで単にシールされただけで梱
包もしくは収納されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、衝撃緩
衝作用を具えた上記のような収納容器等では一般的に容
積が大きくなり、倉庫スペースや物流コストの面で大き
い負担となる。
【0005】また、IJCをIJC収納容器や梱包から
取り出す際の手間が複雑であり、収納容器そのものも高
価なものにつく。特に使い捨て型のIJCの場合、コス
ト全体に占める収納容器の割合が小さくない。
【0006】また、より厳しい環境下においては、IJ
Cの記録ヘッドの吐出口のみではなく、大気連通口をも
塞ぐ必要性があるが、かかる場合、例えばIJCが高温
になったりしたとき、IJC内が高気圧となるために、
仮に吐出口の方を先に大気に開放すると、インクが漏れ
る恐れがある。そこで、必ず最初に大気連通口、次に吐
出口の順番で開放しなければならず、簡単な包体にする
と、その順序に間違いの恐れが生じ、また順番通りに必
ず開放が可能な包体にすると、高価なものになってしま
う。
【0007】本発明の目的は、係る従来の問題の解決を
図るべく、(1)IJCを安全に保管するに必要な機能
を十分に具え、しかも、IJCの収納容器としてできる
だけ小さい容積で、かつ廉価で得られるものとするこ
と。
【0008】(2)IJCをその収納容器に収容する際
や、あるいはそのIJCを取り出す際の手間が簡単であ
ること。
【0009】と云った条件を具えたIJCの保管方法お
よびそのための収納内容を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明による第1のIJCの保管方法は、インク
を吐出して記録を行う記録ヘッド部と、該記録ヘッド部
に供給するインクのインク収容部とが一体型の交換可能
なインクジェットカートリッジを保管するにあたり、前
記インクジェットカートリッジを収納する収納容器内に
設けた弾性体の封止部材に前記記録ヘッド部のインク吐
出口形成面を当接させるようにして前記インクジェット
カートリッジを前記収納容器内に収容し、その蓋部材の
閉蓋により前記インク吐出口形成面を前記封止部材によ
る封止状態に保ちつつ、前記蓋部材および前記収納容器
の内面に配設された弾性部材により少なくとも四方から
前記インクジェットカートリッジを弾性支持させること
を特徴とするものである。
【0011】また、第2のIJCの保管方法は、インク
を吐出して記録を行う記録ヘッド部と、該記録ヘッド部
に供給するインクのインク収容部とが一体型の交換可能
なインクジェットカートリッジを保管するにあたり、前
記インクジェットカートリッジを収納する収納容器内に
設けた弾性体の封止部材に前記記録ヘッド部のインク吐
出口形成面を当接させるようにして前記インクジェット
カートリッジを前記収納容器内に収容し、その蓋部材の
閉蓋動作により前記インク吐出口形成面を前記封止部材
による封止状態に保ちつつ、前記インクジェットカート
リッジ内に配設した弾性体の第2の封止部材に前記イン
ク収容部の大気連通口を当接させ、前記蓋部材による前
記収納容器の閉蓋状態で、前記インク吐出口形成面およ
び前記大気連通口を封止状態に保ちつつ、前記蓋部材お
よび前記収納容器の内面に配設された弾性部材により少
なくとも四方から前記インクジェットカートリッジを弾
性支持させ、前記蓋部材の開蓋動作により前記インク吐
出口形成面の前記封止部材からの開放に先行して前記大
気連通口を前記第2の封止部材から引離し可能とするこ
とを特徴とするものである。
【0012】さらにまた、本発明によるIJC収納容器
の第1の形態は、インクを吐出して記録を行う記録ヘッ
ド部と、該記録ヘッド部に供給するインクのインク収容
部とが一体型の交換可能なインクジェットカートリッジ
を収納する収納容器であって、の収納時に前記記録ヘ
ッド部のインク吐出口形成面に当接して封止する弾性体
の封止部材と、開閉自在な蓋部材と、蓋部材の閉蓋動
作により前記封止部材による前記インク吐出口形成面の
封止状態を保ちつつ、前記インク収容部の大気連通口に
当接して封止し、前記蓋部材の開蓋動作により前記イン
ク吐出口形成面の前記封止部材からの開方に先行して前
記大気連通口を開放可能な第2の封止部材と、前記蓋部
材による閉蓋状態で、前記封止部材による前記インク吐
出口形成面の封止状態を保ちつつ、少なくとも四方から
前記インクジェットカートリッジを弾性支持する弾性部
材とを具備したことを特徴とするものである。
【0013】また、本発明によるIJC収納容器の第2
の形態は、インクを吐出して記録を行う記録ヘッド部
と、該記録ヘッド部に供給するインクのインク収容部と
が一体型にされて使用される交換可能なインクジェット
カートリッジを収納する収納容器であって、前記インク
ジェットカートリッジが収納される容器本体と、該容器
本体に設けられ、前記インクジェットカートリッジの収
納時に前記記録ヘッド部のインク吐出口形成面に当接し
てこれを封止する弾性体の封止部材と、前記容器本体に
設けられた支持部材と共に前記インクジェットカートリ
ッジを弾性支持する弾性部材を内面に配設し、前記容器
本体に対して開閉自在であって、閉蓋状態で前記封止部
材による前記インク吐出口形成面の封止状態を保持可能
な蓋部材とを具えたことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明によれば、IJCとの間の少なくとも四
方に弾性部材が配設されているので、外的な衝撃や振動
を緩衝することが可能となり、別途に緩衝材料などで梱
包したりする必要がなく、従って収納容器の容積を小さ
くすることができる。
【0015】またIJCの収納容器およびその蓋部材に
弾性部材が一体に形成可能なため、IJCをIJCの収
納容器から取り出す際に同時に吐出口形成面とインクタ
ンク用大気連通口とを開放することができ、非常に短時
間でかつ容易にIJCを収納容器から取り出すことがで
きる。
【0016】さらにまた、IJCの収納容器からIJC
を取り出すときに、インクタンク用大気連通口が吐出口
形成面よりも先に封止状態から開放されるように構成し
たので、開放順序の間違いによるインク漏れの恐れがな
い。
【0017】
【実施例】以下に、図面に基づいて本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0018】まず、その説明に先立って、図13〜図1
7に従い、本発明の実施もしくは使用に好適なインクジ
ェットユニット(IJU)とこれを構成する記録ヘッド
部としてのインクジェットヘッド(IJH),インクタ
ンク自体(IT)、またこれら全体のインクジェットカ
ートリッジ(IJC)、およびこれを搭載して記録がな
されるインクジェット記録装置本体(IJRA)とその
キャリッジ(HC)について説明する。
【0019】ここで、IJCは、図13および図14の
斜視図でわかるように、その全体に対してインクの収納
割合が大きくなっているもので、そのITの前面よりも
IJUの先端部がわずかに突出した形状をしている。ま
たこのインクジェットカートリッジIJCは、後述する
ようにしてインクジェット記録装置本体IJRAに設け
られるキャリッジHCの位置決め手段および電気的接点
によって固定支持されるもので、さらにキャリッジHC
に対して着脱可能なディスポーザブルタイプのものであ
る。なお、これらの図13〜図17に示すものには、数
々の新規な技術が適用されているので、これらの構成を
簡単に説明しながら、インクジェット記録装置全体につ
いても説明しておくことにする。
【0020】(その1)インクジェットユニットIJU
の構成について:IJUは、電気信号に応じて膜沸騰を
インクに対して生ぜしめるための熱エネルギーを生成す
る電気熱変換体を有しており、これによりインクを吐出
口から吐出させて記録を行うバブルジェット方式の記録
用ユニットである。
【0021】図13において、100はSi基板上に複
数の列状に配された電気熱変換体(吐出ヒータ)と、こ
れに電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術によ
り形成されて成るヒータボードである。200はヒータ
ボード100に対する配線基板であり、ヒータボード1
00の配線に対応する配線(例えばワイヤボンディング
により接続される)と、この配線の端部に位置し本体装
置からの電気信号を受けるパッド201とを有してい
る。
【0022】1300は複数のインク液路をそれぞれ区
分するための隔壁や各インク液路に供給するインクを収
納するための共通液室等が形成されている溝付天板で、
インクタンクITから供給されるインクを受けて上述の
共通液室へ導入するインク受け口1500を有し、各イ
ンク液路に対応した吐出口を複数有する吐出口形成板4
00と一体成型されている。なお、これらの一体成型材
料としてはポリサルフォンが好ましいが、他の成型用樹
脂材料でも良い。
【0023】300は配線基板200の裏面をその平面
部で支持する例えば金属製の支持体で、IJUの底板と
なる。500は押えばねであり、M字形状をなしそのM
字の中央部で共通液室等が形成されている天板1300
を軽圧で押圧すると共にその前だれ部501で液路の一
部、好ましくは吐出口近傍の領域を線圧で集中押圧す
る。なお、ヒータボード100および天板1300は、
押えばね500の脚部が支持体300の穴3121を支
持体300の裏面側に係合されることでこれらを挟み込
まれた状態で押えばね500およびその前だれ部501
の集中付勢力によって支持体300に圧着固定されてい
る。一方、支持体300は、インクタンクIT外面に形
成された2つの位置決め凸起1012,1012、およ
び位置決めかつ熱融着保持用凸起1800,1801
(図15参照)に係合する位置決め用穴312および1
900,2000を有する他、記録装置本体IJRAの
キャリッジHCに対する位置決め用の突起2500,2
600を裏面側に有している。加えて支持体300はイ
ンクタンクITからのインク供給を可能とするインク供
給管2200(後述)を貫通可能にする穴320をも有
している。支持体300に対する配線基板200の取付
は、接着剤等で貼着して行われる。なお、支持体300
の切欠2400,2400は、それぞれ位置決め用突起
2500,2600の近傍に設けられており、組立てら
れたインクジェットカートリッジIJC(図14)にお
いて、そのIJUの周囲の3辺を複数の平行溝300
0,3001で形成されたヘッド先端域の延長点にあっ
て、ゴミやインク等の不要物が突起2500,2600
に至ることがないように位置している。
【0024】なお、この平行溝3000が形成されてい
る蓋部材800は、図16からわかるように、インクジ
ェットカートリッジIJCの外壁を形成すると共に、イ
ンクタンクITの外壁との間にインクジェットユニット
IJUを収納する空間部を形成しているものである。
【0025】また、この平行溝3001が形成されてい
るインク供給部材600は、前述したインク供給管22
00に連続するインク導管1600をインク供給管22
00側が固定された片持ちばりの形で支持しており、イ
ンク導管1600の固定側とインク供給管2200との
毛細管現象を確保するための封止ピン602が挿入され
ている。なお、601はインクタンクITと供給管22
00との結合シールを行うパッキン、700は供給管の
タンク側端部に設けられたフィルターである。
【0026】このインク供給部材600は、モールド成
型されているので、安価で位置精度が高く成形製造上の
精度低下を無くしているだけでなく、大量生産時におい
ても片持ちばりのインク導管1600によって上述のイ
ンク受け口1500に対する圧接状態が安定化できる。
本例では、この圧接状態下で封止用接着剤をインク供給
部材側から流し込むだけで、より完全な連通状態を確実
に得ることができている。
【0027】なお、インク供給部材600の支持体30
0に対する固定は、支持体300の穴1901,190
2に対し、インク供給部材600の裏面側ピン(不図
示)を貫通突出せしめ、支持体300の裏面側に突出し
た部分を熱融着することで簡単に行われる。また、この
熱融着された裏面部のわずかな突出領域は、インクタン
クITのインクジェットユニットIJU取付面側壁面の
くぼみ(不図示)内に収められるのでユニットIJUの
位置決め面を正確に保つことができる。
【0028】(その2)インクタンクITの構成につい
て:インクタンクITは、カートリッジのケース本体1
000と、インク吸収体900とこのインク吸収体90
0をカートリッジケース本体1000の上記インクジェ
ットユニットIJU取付面とは反対側の側面から挿入し
た後、これを封止する蓋部材1100とで構成されてい
る。
【0029】インクを含浸させるためのインク吸収体9
00はカートリッジのケース本体1000内に配置され
る。1200は上記各部100〜600からなるインク
ジェットユニットIJUに対してインクを供給するため
の供給口であると共に、当該ユニットをカートリッジの
ケース本体1000の収納部分1010に配置する前の
工程で供給口1200よりインクを注入することにより
吸収体900のインク含浸を行うための注入口でもあ
る。
【0030】なお、本例でのインクを供給可能な手段
は、大気連通口1401とこの供給口1200とになる
が、インク吸収体900からのインク供給性を良好とす
るために、ケース本体1000内に設けたリブ2300
と蓋部材1100の部分に設けたリブ2450,255
0とによってタンク内空気存在領域を、大気連通口14
01側から連続させてインク供給口1200から最も遠
い角部域にわたって形成している。相対的に良好かつ均
一な吸収体900へのインク供給が、この供給口120
0側から行われるということは重要であり、この方法は
実用上極めて有効なものである。このリブ2300は、
インクタンクITのケース本体1000の後方面におい
て、キャリッジ移動方向に平行な4本のリブで形成さ
れ、吸収体900が後方面に密着することを防止してい
る。また、部分リブ2450,2550は、同様にリブ
2300に対して対応する延長上にある蓋部材1100
の内面に設けられているが、リブ2300とは異なり分
割された形態となっていて空気の存在空間を前者より増
加させている。なお、部分リブ2450,2550は蓋
部材1100の全面積の半分以下の面に分散された形と
なっている。
【0031】かくして、これらのリブによってインク吸
収体900のタンク供給口1200から最も遠い角部の
領域のインクをより安定させつつも確実に供給口120
0側へ毛細管現象で導くことができる。1400は大気
連通口1401に関連して配置された撥液材であり、こ
れにより大気連通口1401からのインク漏洩が防止さ
れる。
【0032】本例では前述したインクタンクITのイン
ク収容空間は長方体形状であり、その長辺を側面にもつ
ようにしてあるので上述したリブの配置構成は特に有効
であるが、キャリッジの移動方向に長辺を持つ場合、ま
たは立方体の場合であっても、蓋部材1100の全体に
リブを設けるようにすることでインク吸収体900から
のインク供給を安定化できる。なお、限られた空間内に
インクをできるだけ収納するためには直方体形状が適し
ているが、収納されたインクを無駄なく記録に使用する
ためには、上述したように、角部の領域に対して近接す
る2面領域に上記作用が得られるリブを設けることが重
要である。さらに本例におけるインクタンクITの内面
リブは、直方体形状のインク吸収体900の厚み方向に
対してほぼ均一な分布形態で配置されている。
【0033】そこで、このような構成は、吸収体900
全体のインク消費に対して、大気圧分布を均一化しつつ
インク残量をほとんど無ならしめることができるため重
要なことである。さらに、このリブの配置上の技術思想
を詳述すれば、直方体の4角形上面においてインクタン
クITのインク供給口1200を投影した位置を中心と
して、長辺を半径とする円弧を描いたときに、その円弧
よりも外側に位置する吸収体900の部分に対して、大
気圧状態が早期に与えられるようにその円弧よりも外側
の面に上記リブを配設することが重要である。この場
合、タンクの大気連通口は、このリブ配設領域に大気を
導入できる位置であれば、本例に限られるものではな
い。
【0034】加えて、本例では、インクジェットカート
リッジIJCのヘッドに対する後方面を平面化して、記
録装置に組み込まれたときの必要スペースを最小化なら
しめるとともに、インクの収容量を最大化した構成とし
ているために、記録装置の小型化を達成できるだけでは
なく、カートリッジIJCの交換頻度を低減できるとい
う優れた構成が得られる。そして、インクジェットユニ
ットIJUを一体化するための空間の後方部を利用し
て、そこに、大気連通口1401用の突出部分を形成
し、この突出部分の内部を空洞化して、ここに前述した
吸収体900の厚み全体に対する大気圧供給空間140
2を形成している。このように構成することで、従来に
は見られない優れたインクジェットカートリッジIJC
の提供が可能となった。
【0035】さらにまた、この大気圧供給空間1402
は、従来よりもはるかに大きい空間であり、しかも前記
の大気連通口1401が上方に位置しているので、何ら
かの異常で、インクが吸収体900から遊離しても、こ
の大気圧供給空間1402により、そのインクを一時的
に保持でき、確実に再び吸収体900に回収せしめるこ
とができるので無駄のない優れたカートリッジを提供で
きる。
【0036】また、図15にインクタンクITの上記ユ
ニットIJUへの取付面の構成を示す。いま、吐出口形
成板400の吐出口列のほぼ中心を通って、タンクIT
の底面もしくはキャリッジ上面の載置基準面に平行な直
線をL1とすると、支持体300の穴312に係合する
2つの位置決め凸起1012はこの直線L1上にある。
この凸起1012の高さは支持体300の厚みよりわず
かに低く、支持体300の位置決めを行う。この図面上
で直線L1の延長上には図16に示すキャリッジの位置
決め用フック4001の90°角の係合面4002が係
合する爪2100が設けられており、キャリッジに対す
る位置決めの作用力がこの直線L1を含む上記基準面に
平行な面領域で作用するように構成されている。なお、
図16については後述するが、これらの関係は、インク
タンクITのみの位置決めの精度がヘッドの吐出口の位
置決め精度と同等となるので有効である。
【0037】また、支持体300のインクタンク側面へ
の固定用穴1900,2000にそれぞれ対応するイン
クタンクの突起1800,1801は前述の凸起101
2よりも長く、支持体300を貫通して突出した部分を
熱融着して支持体300をその側面に固定するためのも
のである。上述の線L1に垂直でこの突起1800を通
る直線をL3、突起1801を通る直線をL2としたと
き、直線L3上には上記供給口1200のほぼ中心が位
置するので、供給口1200と供給管2200との結合
状態を安定化する作用をし、落下や衝撃によってもこれ
らの結合状態への負荷を軽減できるので好ましい構成で
ある。また、直線L2,L3は一致しておらず、ヘッド
IJHの吐出口側の凸起1012周辺に突起1800,
1801が存在しているので、さらにヘッドIJHのタ
ンクITに対する位置決めの補強効果が得られる。
【0038】なお、L4で示される曲線は、インク供給
部材600装着時の外壁位置である。突起1800,1
801はその曲線L4に沿っているので、ヘッドIJH
の先端側構成の重量に対しても充分な強度と位置精度を
与えている。また、2700はインクタンクITの先端
ツバで、図16に示すようにキャリッジの前板4000
の穴に挿入されるもので、インクタンクの変位が極端に
悪くなるような異変時に対して設けられている。210
1は、キャリッジに対する抜け止めで、キャリッジHC
の不図示のバーに対して設けられ、カートリッジIJC
が後述のように旋回装着された位置でこのバーの下方に
侵入して、不要に位置決め位置から離脱させる上方向へ
の力が作用した場合でも装着状態を維持することができ
るようにした保護用部材として機能する。
【0039】インクタンクITは、ユニットIJUを装
着された後に蓋800で覆うことで、ユニットIJUを
下方の開口部を除いて包囲した形となるが、インクジェ
ットカートリッジIJCとしては、キャリッジHCに載
置するための下方開口部がキャリッジHCに近接するの
で、実質的には4方が包囲された形となる。従って、こ
の包囲空間内にあるヘッドIJHからの発熱はこの空間
内の保温空間として有効となるものの長時間連続使用中
には、わずかながらであるが昇温を引き起す。このため
に本例では、支持体300の自然放熱を助けるためにカ
ートリッジIJCの上方面に、この空間よりは小さい幅
のスリット1700を設けて、昇温を防止しつつもユニ
ットIJU全体の温度分布の均一化を環境に左右されな
いようにしている。
【0040】かくしてインクジェットカートリッジIJ
Cとして組立てられた状態で、インクはカートリッジの
内部から供給口1200,支持体300に設けた穴32
0およびインク供給部材600の中裏面側に設けた導入
口を介して供給部材600内に供給され、その内部を通
った後、導出口から適宜の供給管および天板1300の
インク導入口1500を介して共通液室内へと流入す
る。以上におけるインク連通用の接続部には、例えばシ
リコーンゴムやブチルゴム等のパッキンが配設され、こ
れによって封止が行われ、インク供給路が確保される。
【0041】なお、本例においては、天板1300には
耐インク性に優れたポリサルフォン,ポリエーテルサル
フォン,ポリフェニレンオキサイド,ポリプロピレンな
どの樹脂を用い、吐出口形成板400と共に金型内で一
体に同時成型してある。
【0042】上述のように、インク供給部材600,天
板と吐出口形成板およびインクタンク本体1000をそ
れぞれ一体成形品としたので組立て精度を高水準に保つ
ことができるばかりでなく、大量生産の際の品質確保に
極めて有効である。また部品点数の個数は従来に比較し
て低減できているので、優れた所望特性を確実に発揮で
きる。
【0043】また、本例では、上記組立後の形状におい
て、図13ないし図15に示されるように、インク供給
部材600は、その上面部603がインクタンクITの
スリット1700を備えた屋根部の端部4008との間
に図14に示すスリットSを形成し、下面部604がイ
ンクタンクITの下方で蓋部材800が接着される薄板
部材のヘッド側端部4011との間に上記スリットSと
同様のスリット(不図示)を形成している。これらのイ
ンクタンクITとインク供給部材600との間のスリッ
トは、上記スリット1700からの放熱を一層促進させ
る作用を実質的に行うとともに、タンクITへ加わる不
測な圧力があっても、これを直接にインク供給部材60
0、ひいては、インクジェットユニットIJUへ及ぼす
ことを防止している。
【0044】(その3)キャリッジHCに対するインク
ジェットカートリッジIJCの装着について:図16に
おいて、5000はプラテンローラで、記録媒体Pを紙
面下方から上方へ案内する。キャリッジHCは、プラテ
ンローラ3000に沿って移動するもので、キャリッジ
HCの前方プラテン側にインクジェットカートリッジI
JCの前面側に位置する前板4000(厚さ2mm)
と、カートリッジIJCの配線基板200のパッド20
1に対応するパッド2011を具備したフレキシブルシ
ート4005およびこれを裏面側から各パッド2011
に対して押圧する弾発力を発生するためのゴムパッドシ
ート4007を保持する電気接続部用支持板4003
と、インクジェットカートリッジIJCを記録位置へ固
定するための位置決め用フック4001とが設けられて
いる。
【0045】また、前板4000は2個の位置決め用突
出面4010をカートリッジHCの支持体300の前述
した位置決め突起2500,2600にそれぞれ対応し
て有し、カートリッジIJCの装着後はこの突出面40
10に向う垂直な力を受ける。このため、前板のプラテ
ンローラ側に、補強用としてその垂直な力の方向に向け
た複数のリブ(不図示)を有している。これらのリブ
は、カートリッジIJC装着時の前面位置L5よりもわ
ずかに(約0.1mm程度)プラテンローラ5000側
に突出していてヘッド保護用突出部としても機能する。
また、電気接続部用支持板4003は、補強用リブ40
04を前記リブの方向ではなく垂直方向に複数有し、プ
ラテン5000側からフック4001側に向って側方へ
の突出割合が減じられている。これは、カートリッジ装
着時の位置を図のように傾斜させるという機能を持たせ
るためである。
【0046】また、支持板4003は電気的接触状態を
安定化するため、上記上下2つの位置決め用突出面40
10がカートリッジIJCに及ぼす作用方向と逆方向
に、カートリッジIJCへの作用力を及ぼすためのフッ
ク側の位置決め面4006を突出面4010に対応して
2個有し、これらの間にパッドコンタクト域を形成する
と共にパッド2011対応のボッチ付ゴムパッドシート
4007のボッチの変形量を一義的に規定する。これら
の位置決め面は、カートリッジIJCが記録可能な位置
に固定されると、配線基板300の表面に当接した状態
となる。本例では、さらに配線基板300のパッド20
1が前述した線L1に関して対称となるように分布させ
ているので、ゴムパッドシート4007の各ボッチの変
形量を均一化してパッド2011と201との当接圧を
より安定化している。なお、本例のパッド201の分布
は、上方,下方2列、縦2列に形成されている。
【0047】フック4001は、固定軸4009に係合
する長穴を有し、この長穴の移動空間を利用して図の位
置から反時計方向に回動した後、プラテンローラ500
0に沿って左方側に移動することでキャリッジHCに対
するインクジェットカートリッジIJCの位置決めが得
られる。なお、このフック4001の移動はどのような
ものでも良いが、レバー等で行える構成が好ましい。い
ずれにしてもこのフック4001の回動時にカートリッ
ジIJCはプラテンローラ5000側へ移動しつつ位置
決め突起2500,2600が前板4000の位置決め
面4010に当接可能な位置へ移動し、フック4001
の左方側移動によって90°のフック面4002がカー
トリッジIJCの爪2100の90°面に密着しつつカ
ートリッジIJCを位置決め面2500,4010同志
の接触域を中心に水平面内で旋回させて最終的にパッド
201,2011同志の接触が得られる。そしてフック
4001が所定位置、すなわち固定位置に保持される
と、パッド201,2011同志の完全接触状態と、位
置決め面2500,4010同志の完全面接触と、90
度面4002と爪の90度面の2面接触と、配線基板3
00と位置決め面4006との面接触とが同時に形成さ
れてキャリッジHCに対するカートリッジIJCの保持
が完了する。
【0048】(その4)インクジェット記録装置本体の
構成の概略について:図17はインクジェット記録装置
IJRAの概観図で、駆動モータ5013の正逆回転に
連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回
転するリードスクリュー5004のら線溝5005に対
して係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有し、
矢印a,b方向に往復移動される。5002は紙押え板
であり、キャリッジ移動方向にわたってシートPをプラ
テン5000に対して押圧する。5007,5008は
フォトカプラであり、キャリッジHCのレバー5006
のこの域での存在を確認してモータ5013の回転方向
切換等を行うためのホームポジション検知手段である。
5016はインクジェットヘッドIJHの前面をキャッ
プするキャップ部材5022を支持する部材、5015
はこのキャップ内を吸引する吸引手段でキャップ内開口
5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。501
7はクリーニングブレードで、5019はこのブレード
を前後方向に移動可能にする部材であり、本体側の支持
板5018によって支持されている。なお、クリーニン
グブレードとしては、この形態に限らず周知のクリーニ
ングブレードが適用できることはいうまでもない。ま
た、5012は、吸引回復の吸引を開始するためのレバ
ーで、キャリッジHCと係合するカム5020の移動に
伴って移動し、駆動モータ5013からの駆動力がクラ
ッチ切換等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0049】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
きたときにリードスクリュー5005の作用によってそ
れらの対応位置で所望の処理が行えるように構成されて
いるが、周知のタイミングで所望の作動を行うようにす
れば、本例には何れも適用できる。上述における各構成
は単独でも複合的に見ても優れたものであり、本発明を
適用するに好適な構成例を示したものである。
【0050】ついで、上述した図13〜図17により説
明した技術に関係する本発明の実施例を以下に説明す
る。
【0051】図1〜図3は本発明の第1の実施例による
IJC収納容器を示す。これらの図において、1は収納
容器本体、2は容器本体1にヒンジ部3を介して開閉自
在に設けられた蓋部材である。なお、本実施例において
は収納されるインクジェットカートリッジIJCが先に
図14で示したような形状をなしているために、容器本
体1の方はほぼその形状に合わせた形で一廻り大きく形
成されている。また、蓋部材2の自由端側は容器本体1
の側に折曲げて形成されており、その折曲げられた端部
に係止爪4が設けられると共に、容器本体1の外側にお
ける上記係止爪4の対応位置に係合溝5が形成されてい
る。
【0052】6は容器本体1の内部に配設され、その断
面がかぎ型をなす弾性封止部材であり、好ましくは独立
気泡を有するなど非吸水性で図2に示すようなIJCの
収納状態でそのIJHの吐出口形成面400Aがこの弾
性部材6に当接した状態に保持されるときに、不図示の
吐出口列を封鎖しインクの流出を阻止可能なものとす
る。また、7は容器本体1の底面から突設した支持部、
8は支持部7の近傍にこれと平行する方向に配設された
支持ばねである。さらにまた、9は底面に直角な側面に
設けられた片持ちの板ばね部であり、容器本体1が例え
ば、樹脂系材料等弾性のあるもので形成される場合は、
板ばね部9をこれらの図に示すようにその先端を底面方
向に向けて一体成形することができる。
【0053】10は蓋部材2の内側に形成されたこれも
弾性体の押し込み用板ばね部である。なお、容器本体1
の開口縁部には本例の場合図3に示すように半円型の切
欠き部1Aが設けてある。そこで、蓋部材2を開けたと
きに支持ばね8の弾発力によりIJCが弾性封止部材6
の切込まれた支点6Aを中心にして開口側に傾くのを利
用してIJCの両側を手でつまむようにして容易に取出
すことができる。
【0054】本実施例によれば、IJCの収納時には丁
度図3に示すような状態でこれを容器本体1に嵌め込
み、IJCの吐出口形成面400Aを弾性封止部材6に
押し当てるようにした上、蓋部材2をヒンジ部3の周り
に回動させ、その係止爪4を容器本体1側の係合溝5に
弾性を利用して係合させるだけでよい。この閉蓋動作に
より蓋部材2の内側に設けられている押し込み用板ばね
部10をIJCの後面に相当する側に当接させ、この板
ばね部10より弾発力の弱い支持ばねを縮退させつつI
JCを押し込むことによって図2に示す収納状態に保つ
ことができる。なお、この場合、不図示の吐出口からイ
ンクが漏洩するのを防止するには弾性封止部材6による
吐出口形成面400Aへの圧接力が0.2kg/cm2
以上必要であり、そのような圧接力が板ばね部9を介し
て発生するように設定される。また、容器本体1の開口
部11からの取り出し動作については先に述べたので説
明を省くが、収納時、取出時のいずれにあっても吐出口
形成面400Aを弾性封止部材6上で引き摺るようなこ
とがないので、吐出口を傷付けたりする虞がない。
【0055】図4〜図6は本発明の第2実施例によるI
JC収納容器を示す。本実施例の第1実施例と異なると
ころは、IJCの有する大気連通口をも収納状態で同時
に閉塞するようにした点である。すなわち、振動や衝
撃、高温や低温等の厳しい環境や条件のもとで物流や保
存がなされたり、その変化を受ける場合、大気連通口1
401(図14参照)からのインク漏れの虞がある。特
にまた、高温時にはIJCのインクタンクIT内での密
閉状態では気圧が高められているので、このような時に
収納容器1からIJCを取り出そうとする場合、大気連
通口1401より先立って吐出口を開放するようなこと
があると、インクが吐出口から漏出する。そこで、かか
る場合の開放順序としてはまず、大気連通口を開放し、
ついで吐出口を開放するようにしなければならない。
【0056】本実施例はかかる点を配慮してなされたも
ので、以下に、第1の実施例と異なる点を主に説明す
る。これらの図において、21は収納されるIJCの大
気連通口1401に対し、収納容器本体1の内側でこれ
に対向する位置に配設された弾性体の連通口閉塞用部材
(以下で連通口閉塞部材という)である。
【0057】このように構成した収納容器本体1では、
図6に示すようにIJCの収納時にはまず吐出口形成面
400Aを弾性封止部材6に当接させて封止状態に保た
せた上、蓋部材2の矢印Cで示す閉蓋動作により支持ば
ね8の弾発力にまさる板ばね部10のばね力で大気連通
口1401を連通口閉塞部材21に押付け、これを閉塞
状態とすることができる。また、IJC取出時には蓋部
材2の矢印Rで示す閉蓋動作により、この図に示すよう
に支持ばね8のばね力でIJCを押出し気味にして弾性
封止部材6を支点に傾け、まず大気連通口1401を閉
塞部材21から引離して開放させることができる。そし
て、このあとのIJC取出動作により吐出口形成面40
0Aを弾性部材6から引離し、吐出口を開放させること
ができる。
【0058】図7は第1実施例および第2実施例に対す
る応用例である。本例は容器本体1と蓋部材2との間に
シール部材31を配設したものである。なお、この場合
は特に容器本体1の切欠き部1Aが覆蓋可能なように蓋
部材2自体にも袖部2Aを形成しておくことが必要であ
る。また、以上の構成に加えて、収納容器全体をガス透
過性の低い材料、例えば塩化ビニリデン樹脂などの高密
度樹脂(PP)で形成することにより、さらに一層収納
中のIJCからインクが蒸発するのを防止する効果が得
られる。
【0059】図8〜図11は本発明の第3実施例による
IJC収納容器を示す。本実施例がこれまでに述べてき
た実施例と異なるところは、大気連通口1401を閉塞
部材21に押付け、あるいは閉塞部材21から開放する
手段が容器本体1側に設けられると共に、吐出口形成面
400Aを弾性封止部材6にインクの洩れがない程度の
力で押付ける手段を蓋部材2側に設けた点である。図
8,図9および図11はいずれもIJCを容器本体1に
収納した状態を示すが、これらの図に示すように、本実
施例ではまた蓋部材2および容器本体1の開口部の相対
位置とそれぞれの形状が異なっている。
【0060】すなわち、これらの図において、31は大
気連通口1401の閉塞部材21が装着される容器本体
1の壁面に形成された板ばね部であり、これに対して3
2は上記壁面に対向する容器本体1の壁に形成され、内
部に向けて突出させるようにくの字型に折曲げられた板
ばね部32Aとこの板ばね部32Aに連続し、かつ外側
に向けて再度折曲げて形成された押圧片部32Bとを具
えたばね(以下で押し込みばねという)である。なお、
この押し込みばね32の弾発力は先に述べた板ばね部3
1のそれよりは弱い。従って、図10に示すように蓋部
材2による開蓋動作に伴って、蓋部材2に設けた押え部
33の上記押し込みばね32からの開放が行われると、
板ばね部31のばね力が押し込みばね32の弾発力に打
勝ち、収納されているIJCを図示のように傾けて、大
気連通口1401を閉塞部材21から開放する。
【0061】34および35は容器本体1の弾性封止部
材6が設けられている面および蓋部材2の裏面側のそれ
ぞれ対向する位置に配設された支持ばねである。そし
て、図9に示すようなIJCの収納状態では支持ばね3
5のばね力が他方の支持ばね34のばね力に打勝ってI
JCの吐出口形成面400Aをインク洩れのないように
弾性部材6に押付ける力が得られるように各ばねのばね
定数が設定されている。また、蓋部材2にはその両側に
図11に示すように容器本体1の外側にかぶさる形の袖
部2Bが設けられていて、これらの袖部2Bにそれぞれ
係止爪2Cが形成されている。そこで、この図に示すよ
うな閉蓋状態とするときに、袖部2Bの有する弾性を利
用して、上記の係止爪2Cを容器本体1の係合溝5Cに
係合させることができる。なお、図11に示す36は収
納されるIJCを両側から安定した状態に支持するため
の支持板ばねである。
【0062】本実施例のように構成したIJCの収納容
器では、図8,図9および図11に示すようなIJCの
収納状態でIJCが容器本体1および蓋部材2によって
構成される6つの内面にそれぞれ弾性体若しくはばね部
材を介して緩衝的に支持されるため、物流時やその他振
動、衝撃が加えられるような場合にあってもIJC本体
を安全かつ、インク洩れを起さずに保管することができ
る。また、取り出す際は、先にも述べたように、蓋部材
2の開蓋動作で図9に示したようにまず大気連通口14
01を連通口閉塞部材21から引離して開口状態に保
ち、完全に開蓋したところで、開口部11からIJCを
上方に引上げる動作で始めて吐出口形成面400Aを弾
性封止部材6から引離し、吐出口を露出させることがで
きるので、開放順序を誤ることでインクを洩らしたりす
ることがない。
【0063】図12は図4〜図6に従って説明した第2
実施例のさらに変形例であり、本例は、第2実施例で、
これらの図4〜図6に示した弾性封止部材6に接するI
JCの吐出口形成面400Aに予め粘着テープなどの密
着性がある封止シート41を貼着させるようにしたもの
である。このように吐出口形成面400Aに封止シート
41を貼着させておくことにより、仮に容器の破損やそ
の他の不都合でIJCを容器から取り出す際に大気連通
口1401に先立って吐出口形成面400Aが開放され
るようなことがあってもインク洩れを起すようなことが
ない。また、弾性体で形成される弾性部材6や連通口閉
塞部材21にはインクと接するか若しくは接する可能性
があるために耐インク性が要求されるが、本例のように
少なくとも吐出口形成面400Aに封止シート41を貼
設しておくことにより材料の選択にあたり耐インク性を
無視することが可能となる。
【0064】なお、図12では第2実施例に対する封止
シートの適用例について述べたが、第3実施例に対して
も同様に適用できることはいうまでもない。さらにま
た、以上の各実施例で述べてきた吐出口形成面400A
に圧接して吐出口を封止する弾性封止部材6や大気連通
口1401に圧接してこれを封止する連通口閉塞部材2
1には耐インク性のあるエラストマとしてシリコン系,
ウレタン系,塩化ポリエチレン系,エチレン系,プロピ
レン系のものを用いて成形するのが望ましく、このよう
なエラストマによって上記のものを成形することによ
り、容器本体と共に2種類の材料による2色成形が可能
となり、コストの低減を図ることができる。
【0065】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0066】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0067】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0068】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0069】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0070】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0071】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0072】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、 IJCをIJCの収納容器から取り出す際に、吐出
口も同時に開放可能なために非常に短時間かつ容易にI
JCを取り出すことができる。
【0074】 IJC収納容器に収納されたIJCの
周りにはばね部材あるいは弾性部材が配置されているた
めに、外的な衝撃や振動をやわらげることが可能とな
り、特別にIJCをそのように梱包する必要がないので
収納容器の容積を小さくできる。また、梱包の省略が可
能なため収納容器全体のコストダウンにも貢献する。
【0075】 さらにまた、大気連通口を塞ぐ必要の
あるIJCの場合、IJCをIJC収納容器から取り出
すにあたって蓋部材の開蓋動作に応じて自動的に大気連
通口が吐出部よりも先に開放されるため、取扱者による
開放順序の間違いなどの不注意でインク漏れをおこすな
どのトラブルが防止される。
【0076】 また、本発明の収納容器は再利用が可
能であり、モノカラープリンターのIJC収納容器とし
て使用できる。
【0077】例えば、他の色のIJCを使用している間
に、それまでに使用してきた色のIJCでは吐出部にイ
ンクが固着するため、回復動作を行わなければ再び使用
できなくなるが、かかる使用途中のIJCを収納容器に
入れて再保管しておくことが可能となりIJCの交換
後、回復動作なしに使用可能な状態に保つことができる
上、保管期間中のインク蒸発量を低減させるという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるインクジェットカー
トリッジ(IJC)収納容器の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1に示すIJC収納容器の開放時の状態を示
す説明図である。
【図4】本発明の第2実施例によるIJC収納容器の斜
視図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
【図6】図4に示すIJC収納容器の開放時の状態を示
す説明図である。
【図7】第1実施例および第2実施例に対する応用例を
示す斜視図である。
【図8】本発明の第3実施例によるIJC収納容器の斜
視図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【図10】図8に示すIJC収納容器の開放時の状態を
示す説明図である。
【図11】図8のD−D線断面図である。
【図12】第2実施例に対するさらに別の応用例を示す
断面図である。
【図13】本発明に係るIJCの一例を分解して示す斜
視図である。
【図14】本発明に係るIJC全体の概要を示す斜視図
である。
【図15】本発明にかかるIJCのインクタンクをイン
クジェット記録ヘッド装着側から見た斜視図である。
【図16】本発明にかかるIJC本体のキャリッジへの
装着状態を示す上面図である。
【図17】本発明に係るインクジェット記録装置の概略
を示す斜視図である。
【符号の説明】
IJC インクジェットカートリッジ IJH インクジェットヘッド 1 インクジェットカートリッジ収納容器(本体) 2 蓋部材 3 ヒンジ部 4 係止爪 5 係合溝 6 弾性封止部材 8 支持ばね 9,31 板ばね部 10 押し込み用板ばね部 11 開口部 21 (連通口)閉塞部材 32 ばね部(押し込みばね) 33 押え部 34,35,36 支持ばね 41 封止シート 400 吐出口形成板 400A 吐出口形成面 1401 大気連通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日隈 昌彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−205154(JP,A) 特開 昭63−33285(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/05 B41J 29/13

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出して記録を行う記録ヘッド
    部と、該記録ヘッド部に供給するインクのインク収容部
    とが一体型の交換可能なインクジェットカートリッジを
    保管するにあたり、 前記インクジェットカートリッジを収納する収納容器内
    に設けた弾性体の封止部材に前記記録ヘッド部のインク
    吐出口形成面を当接させるようにして前記インクジェッ
    トカートリッジを前記収納容器内に収容し、 その蓋部材の閉蓋により前記インク吐出口形成面を前記
    封止部材による封止状態に保ちつつ、前記蓋部材および
    前記収納容器の内面に配設された弾性部材により少なく
    とも四方から前記インクジェットカートリッジを弾性支
    持させることを特徴とするインクジェットカートリッジ
    の保管方法。
  2. 【請求項2】 インクを吐出して記録を行う記録ヘッド
    部と、該記録ヘッド部に供給するインクのインク収容部
    とが一体型の交換可能なインクジェットカートリッジを
    保管するにあたり、 前記インクジェットカートリッジを収納する収納容器内
    に設けた弾性体の封止部材に前記記録ヘッド部のインク
    吐出口形成面を当接させるようにして前記インクジェッ
    トカートリッジを前記収納容器内に収容し、 その蓋部材の閉蓋動作により前記インク吐出口形成面を
    前記封止部材による封止状態に保ちつつ、前記インクジ
    ェットカートリッジ内に配設した弾性体の第2の封止部
    材に前記インク収容部の大気連通口を当接させ、前記蓋
    部材による前記収納容器の閉蓋状態で、前記インク吐出
    口形成面および前記大気連通口を封止状態に保ちつつ、
    前記蓋部材および前記収納容器の内面に配設された弾性
    部材により少なくとも四方から前記インクジェットカー
    トリッジを弾性支持させ、前記蓋部材の開蓋動作により
    前記インク吐出口形成面の前記封止部材からの開放に先
    行して前記大気連通口を前記第2の封止部材から引離し
    可能とすることを特徴とするインクジェットカートリッ
    ジの保管方法。
  3. 【請求項3】 前記インク吐出口形成面は、封止シート
    を貼着した状態で前記収納容器に収納されることを特徴
    とする請求項1または2に記載のインクジェットカート
    リッジの保管方法。
  4. 【請求項4】 前記収納容器と前記蓋部材との間に配設
    したシール部材により前記閉蓋状態で前記収納容器が密
    封状態に保たれることを特徴とする請求項1または2に
    記載のインクジェットカートリッジの保管方法。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッド部は、前記インクを吐出
    するために利用されるエネルギーとして前記インクに膜
    沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換体
    を具備することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    かの項に記載のインクジェットカートリッジの保管方
    法。
  6. 【請求項6】 インクを吐出して記録を行う記録ヘッド
    部と、該記録ヘッド部に供給するインクのインク収容部
    とが一体型の交換可能なインクジェットカートリッジを
    収納する収納容器であって、 その収納時に前記記録ヘッド部のインク吐出口形成面に
    当接して封止する弾性体の封止部材と、 開閉自在な蓋部材と、 該蓋部材の閉蓋動作により前記封止部材による前記イン
    ク吐出口形成面の封止状態を保ちつつ、前記インク収容
    部の大気連通口に当接して封止し、前記蓋部材の開蓋動
    作により前記インク吐出口形成面の前記封止部材からの
    開方に先行して前記大気連通口を開放可能な第2の封止
    部材と、 前記蓋部材による閉蓋状態で、前記封止部材による前記
    インク吐出口形成面の封止状態を保ちつつ、少なくとも
    四方から前記インクジェットカートリッジを弾性支持す
    る弾性部材とを具備したことを特徴とするインクジェッ
    トカートリッジの収納容器。
  7. 【請求項7】 前記インク吐出口形成面は、封止シート
    を貼着した状態で収納される請求項6に記載のインクジ
    ェットカートリッジの収納容器。
  8. 【請求項8】 前記容器本体は、前記蓋部材との間に配
    設されたシール部材を有し、該シール部材により前記閉
    蓋状態において収納容器の内部を密封状態に保つことを
    特徴とする請求項6に記載のインクジェットカートリッ
    ジの収納容器。
  9. 【請求項9】 前記封止部材および前記第2の封止部材
    はエラストマによって形成され、前記収納容器および前
    記蓋部材はガス透過性が低く弾性の高い樹脂系材料によ
    って形成されることを特徴とする請求項6に記載のイン
    クジェットカートリッジの収納容器。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッド部は、前記インクを吐
    出するために利用されるエネルギーとして前記インクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換
    体を具備することを特徴とする請求項6から請求項
    何れかに記載のインクジェットカートリッジの収納容
    器。
  11. 【請求項11】 インクを吐出して記録を行う記録ヘッ
    ド部と、該記録ヘッド部に供給するインクのインク収容
    部とが一体型にされて使用される交換可能なインクジェ
    ットカートリッジを収納する収納容器であって、 前記インクジェットカートリッジが収納される容器本体
    と、 該容器本体に設けられ、前記インクジェットカートリッ
    ジの収納時に前記記録ヘッド部のインク吐出口形成面に
    当接してこれを封止する弾性体の封止部材と、 前記容器本体に設けられた支持部材と共に前記インクジ
    ェットカートリッジを弾性支持する弾性部材が内面に配
    設され、前記容器本体に対して開閉自在であって、閉蓋
    状態で前記封止部材による前記インク吐出口形成面の封
    止状態を保持可能な蓋部材を具えたことを特徴とする
    インクジェットカートリッジの収納容器。
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