JPH03175041A - インクジェット記録ヘッド及びこれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びこれを備えたインクジェット記録装置

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JPH03175041A
JPH03175041A JP2206591A JP20659190A JPH03175041A JP H03175041 A JPH03175041 A JP H03175041A JP 2206591 A JP2206591 A JP 2206591A JP 20659190 A JP20659190 A JP 20659190A JP H03175041 A JPH03175041 A JP H03175041A
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誠一郎 刈田
Hideo Saikawa
英男 才川
Hiroshi Sugitani
博志 杉谷
Yoshifumi Hattori
服部 能史
Masami Ikeda
雅実 池田
Asao Saito
斉藤 朝雄
Kazuaki Masuda
益田 和明
Akio Saito
斎藤 昭男
Takeshi Origasa
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/34Bodily-changeable print heads or carriages

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、記録液(以下、「インク」とも称す)を吐出
するインク吐出部と、該インク吐出部に供給される記録
液を収納するための記録液収納部(インクタンク)とを
一体としたインクジェット記録ヘッド及びこれを有する
インクジェット記録装置に関するものである。
〔背景の技術〕
記録液を吐出するために利用されるエネルギーを発生す
るエネルギー発生手段を有するインク吐出部とそこへ供
給されるインクを貯溜するためのタンクとが一体となっ
た構成のインクジェット記録ヘッドが既に提案されてい
る。これらの内の一つのヘッドでは、例えば第10図に
示される様に、インクタンク1内に収納された多孔質体
2にインクが含浸されており、このインクは不図示の供
給口からインク吐出部4へ、主として吐出口に連通ずる
インク路の毛管力により供給される。
PCB (プリントサーキットボード)基板6Bに設け
られた電気接点6によりプリンター本体から電気接点6
Aを介してヘッドに印字信号が与えられ、インク吐出部
に設けられたエネルギー発生手段であるヒーターに電圧
パルスが印加され、記録液が印字信号に応じて吐出され
る。記録により消費された記録液は、前述のように主と
してインク吐出部のインク路の毛管力によりインクタン
クより供給される。インクタンクlが密閉状態では記録
液の消費分の負圧が生じ最後には過剰な負圧に至ってイ
ンクの不吐出が発生するため、インクタンクlには内部
を大気に連通し開放する大気連通手段5Aが設けられて
いる。
前記PCB基板6Bに設けられた電気接点6は、第10
図に示すように上部がインクタンクハウジングで覆われ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記した例では、電気接点の上部がインクタンクハウジ
ングで覆われ、プリンター本体にインクジェット記録ヘ
ッドを装着する時に装着部が見えないため操作性が悪か
った。また、インク吐出部の上部が覆われているため、
通気性が悪く、長時間使用する際には熱がこもり、ヘッ
ドの温度上昇が生じるためインク吐出性能に支障をきた
す場合があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、インク吐出部及び電気接点部の上部のインク
タンクハウジング部に窓を設けることにより、プリンタ
本体へのインクジェット記録ヘッドの装着時に電気接点
部を確認しやすくし、操作性を良くしたものである。ま
た、スリット状の窓を設けることにより、インク吐出部
の通気性を改善してインク吐出部の過剰な温度上昇をお
さえることができる様にしたものである。
〔実施例〕
第2図乃至第6図は、本発明が実施もしくは適用される
好適なインクジェットユニットIJU、インクジェット
ヘッドIJH,インクタンクIT、インクジェットカー
トリッジIJC,インクジェット記録装置本体IJRA
、キャリッジHCの夫々及び夫々の関係を説明するため
の説明図である。以下これらの図面を用いて各部構成の
説明を行う。
本例でのインクジェットカートリッジIJCは、第3図
の斜視図でわかるように、インクの収納割合が大きくな
っているので、インクタンクITの前方面よりもわずか
にインクジェットユニットIJUの先端部が突出した形
状である。このインクジェットカートリッジIJCは、
インクジェット記録装置本体IJRAに載置されている
キャリッジHC(第5図)の後述する位置決め手段及び
電気的接点とによって固定支持されると共に、該キャリ
ッジHCに対して着脱可能なディスポーザブルタイプで
ある。本例第2図乃至第6図には、本発明の成立段階に
おいて威された数々の新規な技術が適用された構成とな
っているので、これらの構成を簡単に説明しながら、全
体を説明することにする。
(i)インクジェットユニットIJUiF7!i、説明
インクジェットユニットIJUは、電気信号に応じて膜
沸騰をインクに対して生じせしめるための熱エネルギー
を生成する電気熱変換体を用いて記録を行うバブルジェ
ット方式のユニットである。
第2図において、100はSi基板上に複数の列状に配
された電気熱変換体(吐出ヒータ)と、これに電力を供
給するAI等の電気配線とが成膜技術により形成されて
成るヒータボードである。200はヒータボード100
に対する配線基板であり、ヒータボード100の配線に
対応する配線(例えばワイヤボンディングにより接続さ
れる)と、この配線の端部に位置し本体装置からの電気
信号を受けるパッド201とを有している。
1300は複数のインク流路を夫々区分するための隔壁
や各インク流路へインクを与えるためにインクを収納す
るための共通液室等を設けた溝付天板で、インクタンク
ITから供給されるインクを受けて上述の共通液室へ導
入するインク受は口1500と、各インク流路に対応し
た吐出口を複数有するオリフィスプレート400を一体
成型したものである。これらの一体成型材料としてはポ
リサルフオンが好ましいが、他の成型用樹脂材料でも良
い。
300は配線基板200の裏面を平面で支持する例えば
金属製の支持体で、インクジェットユニットの底板とな
る。500は押えばねであり、M字形状でそのM字の中
央で共通液室を軽圧で押圧すると共に前だれ部501で
液路の一部、好ましくは吐出口近傍の領域を線圧で集中
押圧する。ヒータボード100および天板1300を押
えばねの足部が支持体300の穴3121を通って支持
体300の裏面側に係合することでこれらを挟み込んだ
状態で両者を係合させることにより、押えはね500と
その前だれ部501の集中付勢力によってヒータボード
100と天板1300.とを圧着固定する。又支持体3
00は、インクタンクITの2つの位置決め凸起101
2及び位置決め且つ熱融着保持用凸起1800,180
1に係合する位置決め用穴312.1900.2000
を有する他、装置本体IJRAのキャリッジHCに対す
る位置決め用の突起2500.2600を裏面側に有し
ている。加えて支持体300はインクタンクからのイン
ク供給を可能とするインク供給管2200 (後述)を
貫通可能にする穴320をも有している。支持体300
に対する配線基板200の取付は、接着剤等で貼着して
行われる。尚、支持体300の凹部2400.2400
は、それぞれ位置決め用突起2500.2600の近傍
に設けられており、組立てられたインクジェットカート
リッジIJC(第3図)において、その周囲の3辺を平
行溝3000,3001の複数で形成されたヘッド先端
域の延長点にあって、ゴミやインク等の不要物が突起2
500.2600に至ることがないように位置している
。この平行溝3000が形成されている。蓋部材800
は、第5図でわかるように、インクジェットカートリッ
ジIJCの外壁を形成すると共に、インクタンクとでイ
ンクジェットユニットIJUを収納する空間部を形成し
ている。又、この平行溝3001が形成されているイン
ク供給部材600は、前述したインク供給管2200に
連続するインク導管1600を供給管2200側が固定
の片持ちばりとして形成し、インク導管の固定側とイン
ク供給管2200との毛管現象を確保するための封止ピ
ン602が挿入されている。尚、601はインクタンク
ITと供給管2200との結合シールを行うパツキン、
700は供給管のタンク側端部に設けられたフィルター
である。
このインク供給部材600は、モールド成型されている
ので、安価で位置精度が高く形成製造上の精度低下を無
くしているだけでな(、片持ちばりの導管1600によ
って大量生産時においても導管1600の上述インク受
は口1500に対する圧接状態が安定化できる。本例で
は、この圧接状態下で封止用接着剤をインク供給部材側
から流し込むだけで、より完全な連通状態を確実に得る
ことができている。尚、インク供給部材600の支持体
300に対する固定は、支持体300の穴1901.1
902に対するインク供給部材600の裏面側ピン(不
図示)を支持体300の穴1901S1902を介して
貫通突出せしめ、支持体300の裏面側に突出した部分
を熱融着することで簡単に行われる。尚、この熱融着さ
れた裏面部のわずかな突出領域は、インクタンクITの
インクジェットユニットrJU取付面側壁面のくぼみ(
不図示)内に納められるのでユニツ)IJUの位置決め
面は正確に得られる。
(if )インクタンクIT構成説明 インクタンクは、カートリッジ本体1000と、インク
吸収体900とインク吸収体900をカートリッジ本体
1000の上記ユニット■JU取付面とは反対側の側面
から挿入した後、これを封止する蓋部材1100とで構
成されている。
900はインクを含浸させるための吸収体であり、カー
トリッジ本体1000内に配置される。l 200は上
記各部lOO〜600からなるユニットIJUに対して
インクを供給するための供給口であると共に、当該ユニ
ットをカートリッジ本体1000の部分tot。
に配置する前の工程で供給口1200よりインクを注入
することにより吸収体900のインク含浸を行うための
注入口でもある。
この本例では、インクを供給可能な部分は、大気連通口
とこの供給口とになるが、インク吸収体からのインク供
給性を良好に行うための本体1000内リブ2300と
蓋部材1100の部分リブ2302.2301とによっ
て形成されたタンク内空気存在領域を、大気連通口14
01側から連続させてインク供給口1200から最も遠
い角部域にわたって形成している構成をとっているので
、相対的に良好かつ均一な吸収体へのインク供給は、こ
の供給口1200側から行われることが重要である。こ
の方法は実用上極めて有効である。このリブ2300は
、インクタンクの本体1000の後方面において、キャ
リッジ移動方向に平行なリブを4本有し、吸収体が後方
面に密着することを防止している。又、部分リブ240
0.2500は、同様にリブ2300に対して対応する
延長上にある蓋部材1100の内面に設けられているが
、リブ2300とは異なり分割された状態となっていて
空気の存在空間を前者より増加させている。尚、部分リ
ブ2302.2301は蓋部材1100の全面積の半分
以下の面に分散された形となっている。これらのリブに
よってインク吸収体のタンク供給口1200から最も遠
い角部の領域のインクをより安定させつつも確実に供給
口1200側へ毛管力で導くことができた。1401は
カートリッジ内部を大気に連通ずるために蓋部材に設け
た大気連通口である。1400は大気連通口1401の
内方に配置される例えば撥液性を有するキャップ部材で
あり、これにより大気連通口1401からのインク漏洩
が防止される。
前述したインクタンクITのインク収容空間は長方体形
状であり、その長辺を側面にもつ場合であるので上述し
たリブの配置構成は特に有効であるが、キャリッジの移
動方向に長辺を持つ場合又は立方体の場合は、蓋部材1
100の全体にリブを設けるようにすることでインク吸
収体900からのインク供給を安定化できる。限られた
空間内にインクを出来るだけ収納するためには直方体形
状が適しているが、この収納されたインクを無駄なく記
録に使用するためには、上述したように、角部の領域に
対して近接する2面領域に上記作用を行えるリブを設け
ることが重要である。更に本実施例におけるインクタン
クITの内面リブは、直方体形状のインク吸収体の厚み
方向に対してほぼ均一な分布で配置されている。この構
成は、吸収体全体のインク消費に対して、大気圧分布を
均一化しつつインク残量をほとんど無ならしめることが
出来るため重要な構成である。更に、このリブの配置上
の技術思想を詳述すれば、直方体の4角形上面において
インクタンクのインク供給口1200を投影した位置を
中心として、長辺を半径とする円弧を描いたときに、そ
の円弧よりも外側に位置する吸収体に対して、大気圧状
態が早期に与えられるようにその円弧よりも外側の面に
上記リブを配設することが重要となる。この場合、タン
クの大気連通口は、このリブ配設領域に大気を導入でき
る位置であれば、本例に限られることではない。
加えて、本実施例では、インクジェットカートリッジI
JCのヘッドに対する後方面を平面化して、装置に組み
込まれたときの必要スペースを最大化ならしめるととも
に、インクの収容量を最大化している構成をとっている
ために、装置の小型化を達成できるだけではなく、カー
トリッジの交換頻度を減少できる優れた構成をとってい
る。そして、インクジェットユニットIJUを一体化す
るための空間の後方部を利用して、そこに、大気連通口
1401用の突出部分を形成し、この突出部分の内部を
空洞化して、ここに前述した吸収体900厚み全体に対
する大気圧供給空間1402を形成しである。このよう
に構成することで、従来には見られない優れたカートリ
ッジを提供できた。尚、この大気圧供給空間1402は
、従来よりもはるかに大きい空間であり、上記大気連通
口1401が上方に位置しているので、何らかの異常で
、インクが吸収体から離脱しても、この大気圧供給空間
1402は、そのインクを一時的に保持でき、確実に吸
収体に回収せしめることができるので無駄のない優れた
カートリッジを提供できる。
又、インクタンクITの上記ユニットIJUの取付面の
構成は第4図によって示されている。オリフィスプレー
ト400の突出口のほぼ中心を通って、タンクITの底
面もしくはキャリッジの表面の載置基準面に平行な直線
をり、とすると、支持体300の穴312に係合する2
つの位置決め凸起1012はこの直線り、上にある。こ
の凸起1012の高さは支持体300の厚みよりわずか
に低く、支持体300の位置決めを行う。この図面上で
直線L1の延長上にはキャリッジの位置決め用フック4
001の90゜角の係合面4002が係合する爪210
0が位置しており、キャリッジに対する位置決めの作用
力がこの直線L1を含む上記基準面に平行な面領域で作
用するように構成されている。第5図で後述するが、こ
れらの関係は、インクタンクのみの位置決めの精度がヘ
ッドの吐出口の位置決め精度と同等となるので有効な構
成となる。
又、支持体300のインクタンク側面への固定用穴19
00,2000に夫々対応するインクタンクの突起18
00,1801は前述の凸起1012よりも長く、支持
体300を貫通して突出した部分を熱融着して支持体3
00をその側面に固定するためのものである。上述の線
L1に垂直でこの突起1800を通る直線をL3、突起
1801を通る直線をL2としたとき、直線L3上には
上記供給口1200のほぼ中心が位置するので、供給部
の口1200と供給管2200との結合状態を安定化す
る作用をし、落下や衝撃によってもこれらの結合状態へ
の負荷を軽減できるので好ましい構成である。又、直線
L2、L3は一致していず、ヘッドIJHの吐出口側の
凸起1012周辺に突起1800.1801が存在して
いるので、さらにヘッドIJHのタンクに対する位置決
めの補強効果を生んでいる。尚、L4で示される曲線は
、インク供給部材600の装着時の外壁位置である。突
起1800.1801はその曲線L4に沿っているので
、ヘッドIJHの先端側構成の重量に対しても充分な強
度と位置精度を与えている。尚、2700はインクタン
クITの先端ツバで、キャリッジの前板4000の穴に
挿入されて、インクタンクの変位が極端に悪くなるよう
な異変時に対して設けられている。2101はキャリッ
ジに対する抜は止めで、キャリッジHCの不図示のバー
に対して設けられ、カートリッジIJCが後述のように
旋回装着された位置でこのバーの下方に侵入して、不要
に位置決め位置から離脱させる上方方向へ力が作用して
も装着状態を維持するための保護用部材である。
インクタンクITは、ユニットIJUを装着された後に
蓋800で覆うことで、ユニットIJUを下方開口を除
いて包囲する形状となるが、インクジェットカートリッ
ジIJCとしては、キャリッジHCに載置するための下
方開口はキャリッジHCと近接するため、実質的な4方
包囲空間を形成してしまう。
従って、この包囲空間内にあるヘッドIJHからの発熱
はこの空間内の保温空間として有効となるものの長期連
続使用としては、わずかな昇温となる。
このため本例では、支持体の自然放熱を助けるためにカ
ートリッジIJCの上方面に、この空間よりは小さい幅
のスリット1700を設けて、昇温を防止しつつもユニ
ットIJU全体の温度分布の均一化を環境に左右されな
いようにすることができた。
インクジェットカートリッジIJCとして組立てられる
と、インクはカートリッジ内部より供給口1200、支
持体300に設けた穴320および供給タンク600の
中裏面側に設けた導入口を介して供給タンク600内に
供給され、その内部を通った後、導出口より適宜の供給
管および天板1300のインク導入口1500を介して
共通液室内へと流入する。以上におけるインク連通用の
接続部には、例えばシリコンゴムやブチルゴム等のパツ
キンが配設され、これによって封止が行われてインク供
給路が確保される。
尚、本実施例においては天板1300は耐インク性に優
れたポリサルフオン、ポリエーテルサルフオン、ポリフ
ェニレンオキサイド、ポリプロピレンなとの樹脂を用い
、オリフィスプレート部400と共に金型内で一体に同
時成型しである。
上述のように一体威型部品は、インク供給部材600、
天板1300.オリフィスプレート40〇一体部材、イ
ンクタンク本体1000としたので組立て精度が高水準
になるばかりではなく、大量生産の品質向上に極めて有
効である。又部品点数の個数は従来に比較して減少でき
ているので、優れた所望特性を確実に発揮できる。
また、本発明実施例では、上記組立後の形状において、
第2図乃至第4図で示されるように、インク供給部材6
00は、その上面部603がインクタンクITのスリッ
ト1700を備えた屋根部の端部4008との間に第3
図に示したようにスリットSを形成し、下面部604が
インクタンクITの下方の蓋800が接着される薄板部
材のヘッド側端部4011との間に上記スリットSと同
様のスリット(不図示)を形成している。これらのイン
クタンクITとインク供給部材600との間のスリット
は、上記スリット1700の放熱を一層促進させる作用
を実質的に行うとともに、タンクITへ加わる不要な圧
力があってもこれを直接供給部材、強いては、インクジ
ェットユニットIJTへ及ぼすことを防止している。
いずれにしても、本実施例の上記構成は、従来には無い
構成であって、それぞれが単独で有効な効果をもたらす
と共に、複合的にも各構成要件があることで有機的な構
成をもたらしている。
(iii )キャリッジHCに対するインクジェットカ
ートリッジIJCの取付説明 第5図において、5000はプラテンローラで、記録媒
体Pを紙面下方から上方へ案内する。キャリッジHCは
、プラテンローラ5000に沿って移動するもので、キ
ャリッジの前方プラテン側にインクジェットカートリッ
ジIJCの前面側に位置する前板4000 (厚さ2m
m)と、カートリッジIJCの配線基板2000のバッ
ド201に対応するパッド2011を具備したフレキシ
ブルシート4005及びこれを裏面側から各パッド20
11に対して押圧する弾性力を発生するためのゴムパッ
ドシート4007を保持する電気接続部用支持板400
3と、インクジェットカートリッジIJCを記録位置へ
固定するための位置決め用フック4001とが設けられ
ている。前板4000は位置決め用突出面4010をカ
ートリッジの支持体300の前述した位置決め突起25
00゜2600に夫々対応して2個有し、カートリッジ
の装着後はこの突出面4010に向う垂直な力を受ける
このため、補強用のリブが前板のプラテンローラ側に、
その垂直な力の方向に向っているリブ(不図示)を複数
有している。このリブは、カートリッジIJC装着時の
前面位置L5よりもわずかに(約0.1mm程度)プラ
テンローラ側に突出しているヘッド保護用突出部をも形
成している。電気接続部用支持板4003は、補強用リ
ブ4004を前記リブの方向ではなく垂直方向に複数有
し、プラテン側からフック4001側に向って側方への
突出割合が減じられている。これは、カートリッジ装着
時の位置を図のように傾斜させるための機能も果してい
る。又、支持板4003は電気的接触状態を安定化する
ため、上記2つの位置決め用突出面4010がカートリ
ッジに及ぼす作用方向と逆方向に、カートリッジへの作
用力を及ぼす為のフック側の位置決め面4006を突出
面4010に対応して有し、これらの間にパッドコンタ
クト域を形成すると共にパッド201!対応のボッチ付
ゴムシート4007のボッチの変形量を一義的に規定す
る。これらの位置決め面は、カートリッジIJCが記録
可能な位置に固定されると、配線基板300の表面に当
接した状態となる。本例では、さらに配線基板300の
パッド201を前述した線り、に関して対称となるよう
に分布させているので、ゴムシート4007の各ボッチ
の変形量を均一化してパッド2011.201の当接圧
をより安定化している。本例のパッド201の分布は、
上方、下方2列、縦2列である。
フック4001は、固定軸4009に係合する長穴を有
し、この長穴の移動空間を利用して図の位置から反時計
方向に回動した後、プラテンローラ5000に沿って左
方側へ移動することでキャリッジHCに対するインクジ
ェットカートリッジIJCの位置決めを行う。このフッ
ク4001の移動はどのようなものでも良いが、レバー
等で行える構成が好ましい。いずれにしてもこのフック
4001の回動時にカートリッジIJCはプラテンロー
ラ側へ移動しつつ位置決め突起2500.2600が前
板の位置決め面4010に当接可能な位置へ移動し、フ
ック4001の左方側移動によって90’ のフック面
4002がカートリッジIJCの爪2100の90’面
に密着しつつカートリッジIJCを位置決め面2500
.4010同志の接触域を中心に水平面内で旋回して最
終的にパッド20112011同志の接触が始まる。そ
してフック4001が所定位置、即ち固定位置に保持さ
れると、パッド201.2011同志の安全接触状態と
、位置決め面2500.4010同志の完全面接触と、
90度面4002と爪の90度面の2面接触と、配線基
板300と位置決め面4006との面接触とが同時に形
成されてキャリッジに対するカートリッジIJCの保持
が完了する。
(iv )装置本体の概略説明 第6図は本発明が適用されるインクジェット記録装置I
JRAの概観図で、駆動モータ5o13の正逆回転に連
動して駆動力伝達ギア50135009を介して回転す
るリードスクリュー5005のら線溝5004に対して
係合するキャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印
a、 b方向に往復移動される。5002は紙押え板で
あり、キャリッジ移動方向にわたって紙をプラテン50
00に対して押圧する。5007.5008はフォトカ
プラでキャリッジのレバー5006のこの域での存在を
確認してモータ5013の回転方向切換等を行うための
ホームポジション検知手段である。5016は記録ヘッ
ドの前面をキャップするキャップ部材5022を支持す
る部材で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引手
段でキャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引
回復を行う。
5017はクリーニングブレードで、5o19はこのブ
レードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支
持板5018にこれらは支持されている。ブレードは、
この形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適
用できることはいうまでもない。又、5021は、吸引
回復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係
合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータ
からの駆動力がクラッチ切換等の公知の伝達手段で移動
制御される。
これらのキャッピング、クリーニング、吸引回復は、キ
ャリッジがホームポジション側領域にきたときにリード
スクリュー5005の作用によってそれらの対応位置で
所望の処理が行えるように構成されているが、周知のタ
イミングで所望の作動を行うようにすれば、本例には何
れも適用できる。
上述における各構成は単独でも複合的に見ても優れた発
明であり、本発明にとって好ましい構成例を示している
上述した第2図乃至第6図に対して技術的に関係する本
発明について詳述するため、以下、第1図(A)(B)
を用いながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例を示す斜視図である。
第1図において、1はインクタンク、2はインクタンク
1中のインクを含有した多孔質体、4はインクタンクl
と一体的に構成され、インクを吐出するために利用され
るエネルギー希を発生するエネルギー−+1f生手段を
有するインク吐出部、5はインクタンク内と大気とを連
通させる大気連通口を有するキャップ手段、6は印字信
号をプリンター本体より与えられる電気接点、7はイン
クジェット記録ヘッドを装置本体に装着する際に利用さ
れる窓である。印字信号が電気接点6を介してプリンタ
ー本体側より与えられると、信号に応じて記録液がイン
ク吐出部4より吐出され記録紙に印字がなされる。
記録液は主としてインク吐出部4のインク路の毛管力に
より、インクタンクl内の記録液を含浸した多孔質体3
よりインク吐出部4へ供給される。また、インクタンク
内が過剰な負圧とならないように、キャップ部材5の大
気連通口より消費した記録液分の大気が流入できる構造
となっている。
プリンター本体側のキャリッジ15上には記録ヘッドの
電気接点6と接合される電気接点6Aを有する電気接点
部9があり、これはフレキシブルケーブル16とつなが
っている。図のように突起した接点部9を記録ヘッドの
空間部に挿入するように装着する。その際、のぞき窓7
から接点部9の位置を確認しながらインクジェット記録
ヘッドをキャリッジに取り付けることができる。
本実施例では、インクジェット記録ヘッドのスリット状
の窓7の長さ方向の両端部の近傍に位置する前記筐体に
三角形のマーク7Aが設けられている。
例えば、インクジェット記録ヘッドの筐体の色が黒色で
あれば、マーク7Aの色を黄色などの比較的明るい目立
つ色とし、合わせて接点部9の少なくとも上面の色をや
はり黄色などの比較的明るい目立つ同じ色にするのが好
ましい。これにより、接点部9をインクジェット記録ヘ
ッドの空間部に嵌入して電気接点6と6Aとを接合させ
る動作を、−層操作性よく行うことができる。この場合
、接点部9の少なくとも上面の色を黄色などの比較的明
るい目立つ同じ色にする代わりに、接点部9の少なくと
も上面に黄色などの比較的明るい目立つ同じ色の別の部
材を設けてもほぼ同様の効果を得ることができる。
第7図は、連続で高デユーテイの印字を行った場合の記
録ヘッドのインク吐出部の温度上昇の様子を模式的に示
すグラフである。
第7図において、Aは第1図に示されるスリット状の窓
を有する本発明のインクジェットヘッドカートリッジの
インク吐出部の温度変化を示す。また、Bは第10図に
示される様な背景技術に関わるインクジェットヘッドカ
ートリッジのインク吐出部が、場合により推移すること
がある温度変化を示す。
図に示すように、窓7を設けることにより連続高デユー
テイ印字時のヘッド温度上昇を適正に抑えることができ
る。
ヘッド温度が上昇すると、インク吐出部から吐出する記
録液滴の体積が増加し、また、応答周波数も低下してい
く。ある温度以上にヘッドが昇温するとプリンターの印
字する周波数にヘッド側が追従できなくなり、インク不
吐出や、インク吐出量の低下を引き起こし、印字品位を
劣化させることがある。
このように窓を設けることでヘッドの昇温を抑え、連続
高デユーテイ印字において長時間高印字品位を保つこと
が可能となった。
窓明は部については、プリンター本体側の接点部9の寸
法axb (第1図参照)以上の大きさであれば、イン
クジェット記録ヘッドをプリンター本体に装着する時の
操作性は効果的であるが、インクタンク等の構造上の制
約等により上記寸法以下でも接点部が確認できればよい
第8図、第9図は、本発明の他の実施例を示す斜視図で
ある。
第8図に示される実施例は、前記第1の実施例に示した
電気接点部の上部に加え、記録ヘッドの側面にもスリッ
トを設け、より通気性を高めたものである。
第9図に示される実施例は、第1の実施例のインクジェ
ット記録ヘッドの窓に例えば樹脂からなるメツシュを貼
ったものであり、電気接点を見ることはできるが、電気
接点に一層手がふれに<<、更に窓からゴミなどがはい
りずらいので、電気接点をより確実に保護できるもので
ある。また、メツシュ状のものであるので、通気性につ
いては第1の実施例と比べ劣ることはほとんどない。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも、キャ
ノン株式会社が提唱するところのバブルジェット方式の
記録ヘッド、記録装置に於いて、優れた効果をもたらす
ものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも一つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギー−を発生せしめ、記
録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動
信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成出来
るので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用
開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも
一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とする
と、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応
答性に優れた液体(インク)の吐出が遠戚でき、より好
ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許
第4463359号明細書、同第4345262号明細
書に記載されているようなものが適している。尚、上記
熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第431
3124号明細書に記載されている条件を採用すると、
更に優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ
構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書、米国特許第4459600
号明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。
加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリッ
トを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭
59年第123670号公報や熱エネルギー令の圧力波
を吸収する開口を吐出部に対応せる構成を開示する特開
昭59年第138461号公報に基づいた構成としても
本発明は有効である。
更に、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応し
た長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては
、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッ
ドの組み合わせによって、その長さを満たす構成や一体
的に形成された一個の記録ヘッドとしての構成のいずれ
でも良いが、本発明は、上述した効果を一層有効に発揮
することができる。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電
気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる
交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘ
ッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイプの記
録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
又、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録ヘ
ッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので好ましいも
のである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対
しての、キャビング手段、クリーニング手段、加圧或は
吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或は
これらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別の
吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した記録を
行うために有効である。
更に、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色の
みの記録モード″だけではなく、記録ヘッドを一体的に
構成するか複数個の組み合わせによってでもよいが、異
なる色の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少な
くとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である
以上説明した本発明実施例においては、液体インクを用
いて説明していが、本発明では室温で固体状であるイン
クであっても、室温で軟化状態となるインクであっても
用いることができる。上述のインクジェット装置ではイ
ンク自体を30 ’C以上70℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであれば良い。加えて、積
極的に熱エネルギー号による昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への態変化のエネルギーへとして使用せしめ
ることで防止するか又は、インクの蒸発防止を目的とし
て放置状態で固化するインクを用いるかして、いずれに
しても熱エネルギー1の記録信号に応じた付与によって
インクが液化してインク液状として吐出するものや記録
媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等のよ
うな、熱エネルギーWによって初めて液化する性質のイ
ンク使用も本発明には適用可能である。このような場合
インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開
昭60−71260号公報に酊載されるような、多孔質
シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持され
た状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態と
しても良い。本発明においては、上述した各インクに対
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば、インク吐出部及
び電気接点部の上部近傍に窓を設けたので、プリンター
本体へ記録ヘッドを装着する時の操作性が良くなり、ま
た、通気性がよくなるため記録ヘッドの温度の上昇も適
正に抑えることができる。
即ち、本発明の要旨の一つは、 筐体と、該筐体中に設けられ、インクを貯溜するための
インクタンク部と、該インクタンク部から供給されるイ
ンクを吐出する吐出口と、該吐出口からインクを吐出す
るために利用されるエネルギー宣を発生するエネルギー
今発生手段と、前記筐体中に設けられた空間部と、該空
間部の壁に設けられ、前記エネルギー今発生手段に前記
エネルギー1に対応した信号を付与するための電気接点
と、を具備するインクジェット記録ヘッドと、前記電気
接点に前記信号を付与するための別の電気接点を有する
接点部材を備え、該部材が前記空間部に嵌入された状態
で前記インクジェット記録ヘッドが載置される載置部材
と、 を備え、 前記インクジェット記録ヘッドが、前記接点部材を嵌脱
可能とするために設けられた前記空間部の開口、とは別
の、前記空間部に連通して前記空間部への前記接点部材
の嵌脱を視認可能とする前記筐体の窓を有することを特
徴とするインクジェット記録装置に存する。
また、本発明の他の要旨は、 筐体と、 該筐体中に設けられ、インクを貯溜するためのインクタ
ンク部と、 該インクタンク部から供給されるインクを吐出する吐出
口と、 該吐出口からインクを吐出するために利用されるエネル
ギー宣を発生するエネルギー今発生手段と、 他の部材が嵌脱可能となる様に前記筐体中に設けられた
空間部と、 該空間部の壁に設けられ、前記エネルギー閂発生手段に
前記エネルギー号に対応した信号を付与するための電気
接点と、 前記性の部材を嵌脱可能とするために設けられた前記空
間部の開口、とは別の、前記空間部に連通して前記電気
接点を視認可能とする前記筐体の窓と、 を具備することを特徴とするインクジェット記録ヘッド
に存する。
この様な本発明によれば、インクジェット記録ヘッドの
筐体に窓が設けられているので、インクジェット記録装
置本体へインクジェット記録ヘッドを載置する際の操作
性とインクジェット記録ヘッドのインク吐出部からの熱
放散性とを共に格段に向上させることができる。
特に、エネルギー今発生手段がインクを吐出するために
利用されるエネルギーiとして熱エネルギーやを発生す
る電気熱変換体である場合には、主に先に記した熱放散
性の点から本発明の効果が一段と際立つものである。
中でも、インクジェット記録ヘッドの電気接点と接点部
材の電気接点とが共に複数設けられ、双方の複数の電気
接点の配列幅以上の長さにわたって窓がスリット状に開
口している形態であることが、前述した操作性と熱放散
性の点から一層好ましい。
また、このスリット状の窓が、エネルギー今発生手段を
含むインク吐出部の近傍にまで延びていれば、やはり主
に先に記した熱放散性の点から好適である。
更に、窓と開口とが互いに対向した位置に設けられてい
る形態は、熱的なバランスの点から好ましい。
加えて、窓と開口とが共に人の指が入りにくい大きさの
スリットであれば、電気接点に指などの物体が直接触れ
ることが少なくなるので、例えば電気接点に物体が直接
触れて生ずることがある静電気が、エネルギー勺発生手
段に対して悪い影響を与える場合があるという問題が発
生することもなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す斜視図、第2図は
本発明のカートリッジの分解構成斜視図、第3図は第2
図の組み立て斜視図、第4図はインクジェットユニット
IJUの取り付は部の斜視図、第5図はカートリッジI
JCの装置に対する取り付は説明図、第6図は本発明の
装置外観図、第7図は印字時間とヘッド温度との関係を
示すグラフ、第8図、第9図は夫々性の実施例を示す斜
視図、第10図は背景技術に関わる例を示す斜視図であ
る。 l・・・インクタンク 2・・・インク吸収体(多孔質体) 4・・・インク吐出部 5・・・キャップ部材 6・・・電気接点 7・・・窓明は部 z4ρρ 四彎磨問

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)筺体と、該筐体中に設けられ、インクを貯溜する
    ためのインクタンク部と、該インクタンク部から供給さ
    れるインクを吐出する吐出口と、該吐出口からインクを
    吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネル
    ギー発生手段 と、前記筺体中に設けられた空間部と、該空間部の壁に
    設けられ、前記エネルギー発生手段に前記エネルギーに
    対応した信号を付与するための電気接点と、を具備する
    インクジェット記録ヘッドと、 前記電気接点に前記信号を付与するための別の電気接点
    を有する接点部材を備え、該部材が前記空間部に嵌入さ
    れた状態で前記インクジェット記録ヘッドが載置される
    載置部材と、を備え、 前記インクジェット記録ヘッドが、前記接点部材を嵌脱
    可能とするために設けられた前記空間部の開口、とは別
    の、前記空間部に連通して前記空間部への前記接点部材
    の嵌脱を視認可能とする前記筺体の窓を有することを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  2. (2)前記エネルギー発生手段が、前記エネルギーとし
    て熱エネルギーを発生する電気熱変換体である請求項1
    に記載のインクジェット記録装置。
  3. (3)前記インクジェット記録ヘッドの前記電気接点と
    前記接点部材の前記電気接点とが共に複数設けられ、該
    双方の複数の電気接点の配列幅以上の長さにわたって前
    記窓がスリット状に開口している請求項1に記載のイン
    クジェット記録装置。
  4. (4)前記スリット状の窓が、前記エネルギー発生手段
    を含むインク吐出部の近傍にまで延びている請求項3に
    記載のインクジェット記録装置。
  5. (5)前記窓と前記開口とが互いに対向した位置に設け
    られている請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. (6)前記窓と前記開口とが共に人の指が入りにくい大
    きさのスリットである請求項1に記載のインクジェット
    記録装置。
  7. (7)前記窓が複数設けられ、それらが前記空間部の異
    なる壁面に設けられている請求項1に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  8. (8)前記窓にメッシュが設けられている請求項1に記
    載のインクジェット記録装置。
  9. (9)前記窓の形状がスリット状であり、該スリット状
    の窓の長さ方向の両端部の近傍に位置する前記筺体にマ
    ークが設けられており、該マークの色と前記接点部材の
    少なくとも上面の色とが同じである請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  10. (10)前記マークの形状が三角形である請求項9に記
    載のインクジェット記録装置。
  11. (11)前記色が明るい色である請求項9に記載のイン
    クジェット記録装置。
  12. (12)前記筺体のほぼ全ての色が黒色であり、前記マ
    ーク色と前記接点部材の少なくとも上面の色とが黄色で
    ある請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  13. (13)前記インクタンク部にはインク吸収体が配され
    ている請求項9に記載のインクジェット記録装置。
  14. (14)筺体と、 該筐体中に設けられ、インクを貯溜するためのインクタ
    ンク部と、 該インクタンク部から供給されるインクを吐出する吐出
    口と、 該吐出口からインクを吐出するために利用されるエネル
    ギーを発生するエネルギー発生 手段と、 他の部材が嵌脱可能となる様に前記筺体中に設けられた
    空間部と、 該空間部の壁に設けられ、前記エネルギー 発生手段に前記エネルギーに対応した信号を付与するた
    めの電気接点と、 前記他の部材を嵌脱可能とするために設けられた前記空
    間部の開口、とは別の、前記空間部に連通して前記電気
    接点を視認可能とする前記筺体の窓と、 を具備することを特徴とするインクジェット記録ヘッド
  15. (15)前記エネルギー発生手段が、前記エネルギーと
    して熱エネルギーを発生する電気熱 変換体である請求項14に記載のインクジェット記録ヘ
    ッド。
  16. (16)前記インクジェット記録ヘッドの前記電気接点
    が複数設けられ、該複数の電気接点の配列幅以上の長さ
    にわたって前記窓がスリット状に開口している請求項1
    4に記載のインクジェット記録ヘッド。
  17. (17)前記スリット状の窓が、前記エネルギー発生手
    段を含むインク吐出部の近傍にまで延びている請求項1
    6に記載のインクジェット記録ヘッド。
  18. (18)前記窓と前記開口とが互いに対向した位置に設
    けられている請求項14に記載のインクジェット記録ヘ
    ッド。
  19. (19)前記窓と前記開口とが共に人の指が入りにくい
    大きさのスリットである請求項14に記載のインクジェ
    ット記録ヘッド。
  20. (20)前記窓が複数設けられ、それらが前記空間部の
    異なる壁面に設けられている請求項14に記載のインク
    ジェット記録ヘッド。
  21. (21)前記窓にメッシュが設けられている請求項14
    に記載のインクジェット記録ヘッド。
  22. (22)前記窓の形状がスリット状であり、該スリット
    状の窓の長さ方向の両端部の近傍に位置する前記筐体に
    マークが設けられている請求項14に記載のインクジェ
    ット記録ヘッド。
  23. (23)前記マークの形状が三角形である請求項22に
    記載のインクジェット記録ヘッド。
  24. (24)前記色が明るい色である請求項22に記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
  25. (25)前記筺体のほぼ全ての色が黒色であり、前記マ
    ークの色が黄色である請求項22に記載のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
  26. (26)前記インクタンク部にはインク吸収体が配され
    ている請求項22に記載のインクジェット記録ヘッド。
  27. (27)エネルギー発生手段が発生するエネルギーを利
    用してインクを吐出するインク吐出部と、該インク吐出
    部へ供給されるインクを貯蔵するためのインクタンクと
    、前記エネルギー発生手段へ記録装置本体より前記エネ
    ルギーに対応しに信号を供給するための電気接点とを、
    有するインクジェット記録ヘッドにおいて、前記記録装
    置本体との脱着確認可能な開口部を有することを特徴と
    するインクジエツト記録ヘッド。
  28. (28)エネルギー発生手段が発生するエネルギーを利
    用してインクを吐出するインク吐出部と、該インク吐出
    部へ供給されるインクを貯蔵するためのインクタンクと
    、前記エネルギー発生手段へ記録装置本体より前記エネ
    ルギーに対応した信号を供給するための電気接点と、を
    有するインクジェット記録ヘッド及び該インクジェット
    記録ヘッドを着脱可能に載置するためのキャリッジを具
    備するインクジェット記録装置において、 前記インクジェット記録ヘッドの前記電気接点は包囲さ
    れた空間部内にあって、該空間部内で前記キャリッジの
    電気接点との結合が行なわれ、前記インクジェット記録
    ヘッドは前記電気接点同士の結合部の情報を部分的に開
    放するスリットを有することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  29. (29)前記エネルギー発生手段が、前記エネルギーと
    して熱エネルギーを発生する電気熱変換体である請求項
    27に記載のインクジェット記録ヘッド。
  30. (30)前記インクタンクにはインク吸収体が配されて
    いる請求項27に記載のインクジェット記録ヘッド。
  31. (31)前記エネルギー発生手段が、前記エネルギーと
    して熱エネルギーを発生する電気熱変換体である請求項
    28に記載のインクジェット記録装置。
  32. (32)前記インクタンクにはインク吸収体が配されて
    いる請求項28に記載のインクジェット記録装置。
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