JPH06171100A - 記録ヘッドユニット - Google Patents
記録ヘッドユニットInfo
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- JPH06171100A JPH06171100A JP4329078A JP32907892A JPH06171100A JP H06171100 A JPH06171100 A JP H06171100A JP 4329078 A JP4329078 A JP 4329078A JP 32907892 A JP32907892 A JP 32907892A JP H06171100 A JPH06171100 A JP H06171100A
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- JP
- Japan
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- ink
- recording head
- ink container
- head unit
- pipe
- Prior art date
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17513—Inner structure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/1752—Mounting within the printer
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17553—Outer structure
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録ヘッド部とインク容器とをユニット化し
た記録ヘッドユニットを設け、インク容器内のインクが
無くなった場合にはインク容器のみを新たなものに交換
し、記録ヘッド部は引き続き使用することによりランニ
ングコストを低減させる。 【構成】 インクを貯留する液室１９とこの液室１９に
インク流路を介して連通されたインク吐出口と前記イン
ク流路内に位置するエネルギー作用部とインクを前記液
室１９内へ導くためのパイプ状部材２７とを有する記録
ヘッド部１と、前記液室１９へ供給するインクを貯留す
ると共に前記パイプ状部材２７が挿入される穴部２５を
有するインク容器２とを設け、前記パイプ状部材２７を
前記穴部２５に挿入して接続すると共に前記インク容器
２を前記記録ヘッド部１に着脱自在に連結した。
た記録ヘッドユニットを設け、インク容器内のインクが
無くなった場合にはインク容器のみを新たなものに交換
し、記録ヘッド部は引き続き使用することによりランニ
ングコストを低減させる。 【構成】 インクを貯留する液室１９とこの液室１９に
インク流路を介して連通されたインク吐出口と前記イン
ク流路内に位置するエネルギー作用部とインクを前記液
室１９内へ導くためのパイプ状部材２７とを有する記録
ヘッド部１と、前記液室１９へ供給するインクを貯留す
ると共に前記パイプ状部材２７が挿入される穴部２５を
有するインク容器２とを設け、前記パイプ状部材２７を
前記穴部２５に挿入して接続すると共に前記インク容器
２を前記記録ヘッド部１に着脱自在に連結した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置の記録ヘッドユニットに関し、より詳細には、記録ヘ
ッド部とインク容器とを連結してユニット化した記録ヘ
ッドユニットに関する。
置の記録ヘッドユニットに関し、より詳細には、記録ヘ
ッド部とインク容器とを連結してユニット化した記録ヘ
ッドユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置は、被記
録体に対してインクを吐出させる記録ヘッド部とこの記
録ヘッド部に供給するインクを貯留したインク容器とを
別体とし、それらの間を供給チューブを含む供給系を介
して結合した構成をとるものが一般的であり、例えば、
特開昭５７−２４２８３号公報の第１図及び第２図に開
示されたものがある。
録体に対してインクを吐出させる記録ヘッド部とこの記
録ヘッド部に供給するインクを貯留したインク容器とを
別体とし、それらの間を供給チューブを含む供給系を介
して結合した構成をとるものが一般的であり、例えば、
特開昭５７−２４２８３号公報の第１図及び第２図に開
示されたものがある。
【０００３】しかし、このようなインクジェット記録装
置では、長い供給チューブを必要とするので、配管時に
煩雑さを伴い、装置全体が大型化している。
置では、長い供給チューブを必要とするので、配管時に
煩雑さを伴い、装置全体が大型化している。
【０００４】これに対し、特開平３−１０１９５４号公
報〜特開平３−１０１９７２号公報の一連の公報には、
インクタンク（インク容器）に記録ヘッド部を固定する
ことにより一体型カートリッジとしたインクジェット記
録装置が開示されている。そして、このインクジェット
記録装置においては、インク容器と記録ヘッド部との間
の供給チューブ等を省くことによりその供給チューブを
配管するという煩雑さがなくなり、しかも、装置全体が
小型化される。
報〜特開平３−１０１９７２号公報の一連の公報には、
インクタンク（インク容器）に記録ヘッド部を固定する
ことにより一体型カートリッジとしたインクジェット記
録装置が開示されている。そして、このインクジェット
記録装置においては、インク容器と記録ヘッド部との間
の供給チューブ等を省くことによりその供給チューブを
配管するという煩雑さがなくなり、しかも、装置全体が
小型化される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インク容器に
対して記録ヘッド部を固定して一体型カートリッジとし
た上述のインクジェット記録装置においては、インク容
器内のインクが無くなった場合には一体型カートリッジ
の全体を新しいものに交換している。
対して記録ヘッド部を固定して一体型カートリッジとし
た上述のインクジェット記録装置においては、インク容
器内のインクが無くなった場合には一体型カートリッジ
の全体を新しいものに交換している。
【０００６】ここで、記録ヘッド部とインク容器とを比
較した場合、記録ヘッド部はインク容器に対してはるか
に高価であり、インク容器内のインクが無くなった場合
にこのインク容器と共に高価な部品である記録ヘッド部
をも捨てているため、ランニングコストが高くなってい
る。
較した場合、記録ヘッド部はインク容器に対してはるか
に高価であり、インク容器内のインクが無くなった場合
にこのインク容器と共に高価な部品である記録ヘッド部
をも捨てているため、ランニングコストが高くなってい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
インクを貯留する液室とこの液室にインク流路を介して
連通されたインク吐出口と前記インク流路内に位置する
エネルギー作用部とインクを前記液室内へ導くためのパ
イプ状部材とを有する記録ヘッド部と、前記液室へ供給
するインクを貯留すると共に前記パイプ状部材が挿入さ
れる穴部を有するインク容器とを設け、前記パイプ状部
材を前記穴部に挿入して接続すると共に前記インク容器
を前記記録ヘッド部に着脱自在に連結した。
インクを貯留する液室とこの液室にインク流路を介して
連通されたインク吐出口と前記インク流路内に位置する
エネルギー作用部とインクを前記液室内へ導くためのパ
イプ状部材とを有する記録ヘッド部と、前記液室へ供給
するインクを貯留すると共に前記パイプ状部材が挿入さ
れる穴部を有するインク容器とを設け、前記パイプ状部
材を前記穴部に挿入して接続すると共に前記インク容器
を前記記録ヘッド部に着脱自在に連結した。
【０００８】請求項２記載の発明は、請求項１記載の発
明において、パイプ状部材と穴部との接続部に弾性部材
を介装した。
明において、パイプ状部材と穴部との接続部に弾性部材
を介装した。
【０００９】請求項３記載の発明は、請求項１又は２記
載の発明において、穴部を閉止することによりインク容
器を気密状態とする膜状部を形成し、この膜状部を破る
ことによりパイプ状部材と穴部とを接続した。
載の発明において、穴部を閉止することによりインク容
器を気密状態とする膜状部を形成し、この膜状部を破る
ことによりパイプ状部材と穴部とを接続した。
【００１０】請求項４記載の発明は、請求項３記載の発
明において、膜状部を破るための破膜手段をパイプ状部
材に設けた。
明において、膜状部を破るための破膜手段をパイプ状部
材に設けた。
【００１１】請求項５記載の発明は、請求項１，２，３
又は４記載の発明において、パイプ状部材にフィルター
を取付けた。
又は４記載の発明において、パイプ状部材にフィルター
を取付けた。
【００１２】請求項６記載の発明は、請求項１，２，
３，４又は５記載の発明において、インク容器内にイン
クを含浸させる吸収体を設けた。
３，４又は５記載の発明において、インク容器内にイン
クを含浸させる吸収体を設けた。
【００１３】請求項７記載の発明は、請求項１，２，
３，４，５又は６記載の発明において、インク容器内を
大気中に連通させる微小開口を前記インク容器に形成し
た。
３，４，５又は６記載の発明において、インク容器内を
大気中に連通させる微小開口を前記インク容器に形成し
た。
【００１４】請求項８記載の発明は、請求項７記載の発
明において、インク容器を記録ヘッド部に連結する以前
は微小開口を閉止してインク容器を気密状態とすると共
に前記インク容器を前記記録ヘッド部に連結する際に前
記微小開口を開口させる開口手段を設けた。
明において、インク容器を記録ヘッド部に連結する以前
は微小開口を閉止してインク容器を気密状態とすると共
に前記インク容器を前記記録ヘッド部に連結する際に前
記微小開口を開口させる開口手段を設けた。
【００１５】請求項９記載の発明は、請求項８記載の発
明において、インク容器を樹脂により形成し、このイン
ク容器の外壁の一部に開口手段として突起部を形成し
た。
明において、インク容器を樹脂により形成し、このイン
ク容器の外壁の一部に開口手段として突起部を形成し
た。
【００１６】請求項１０記載の発明は、請求項１，２，
３，４，５又は６記載の発明において、記録ヘッドユニ
ットをキャリッジ上に搭載した際に記録ヘッド部を固定
する固定手段を前記キャリッジに設けた。
３，４，５又は６記載の発明において、記録ヘッドユニ
ットをキャリッジ上に搭載した際に記録ヘッド部を固定
する固定手段を前記キャリッジに設けた。
【００１７】請求項１１記載の発明は、請求項１，２，
３，４，５，６又は１０記載の発明において、エネルギ
ー作用部へ通電するための電気的接続手段を記録ヘッド
部に設けた。
３，４，５，６又は１０記載の発明において、エネルギ
ー作用部へ通電するための電気的接続手段を記録ヘッド
部に設けた。
【００１８】
【作用】請求項１記載の発明では、インク容器内のイン
クが無くなった場合にはインク容器のみを新たなものに
交換し、高価な部品である記録ヘッド部は引き続き使用
する。
クが無くなった場合にはインク容器のみを新たなものに
交換し、高価な部品である記録ヘッド部は引き続き使用
する。
【００１９】請求項２記載の発明では、インク容器から
記録ヘッド部の液室へのインクの供給はパイプ状部材と
穴部との接続部から行なわれるが、この接続部からのイ
ンクの漏れ出しが弾性部材の介装により防止される。
記録ヘッド部の液室へのインクの供給はパイプ状部材と
穴部との接続部から行なわれるが、この接続部からのイ
ンクの漏れ出しが弾性部材の介装により防止される。
【００２０】請求項３記載の発明では、膜状部を破る以
前はインク容器が気密状態に維持されるため、インク容
器の保管期間中におけるインクからの水分の蒸発が防止
される。
前はインク容器が気密状態に維持されるため、インク容
器の保管期間中におけるインクからの水分の蒸発が防止
される。
【００２１】請求項４記載の発明では、インク容器を記
録ヘッド部へ連結すると共にパイプ状部材を穴部へ挿入
させることによりパイプ状部材に設けた破膜手段によっ
て穴部を閉止している膜状部が破られる。
録ヘッド部へ連結すると共にパイプ状部材を穴部へ挿入
させることによりパイプ状部材に設けた破膜手段によっ
て穴部を閉止している膜状部が破られる。
【００２２】請求項５記載の発明では、記録ヘッド部の
液室内へ入り込もうとするゴミはフィルターにより除去
される。
液室内へ入り込もうとするゴミはフィルターにより除去
される。
【００２３】請求項６記載の発明では、振動が発生した
場合でもその振動によりインク容器内のインク中で気泡
が発生するということが防止される。
場合でもその振動によりインク容器内のインク中で気泡
が発生するということが防止される。
【００２４】請求項７記載の発明では、微小開口によっ
てインク容器内の圧力が大気圧と同じになり、インク容
器内のインクが減少してもインク容器内の圧力低下が起
こらない。
てインク容器内の圧力が大気圧と同じになり、インク容
器内のインクが減少してもインク容器内の圧力低下が起
こらない。
【００２５】請求項８記載の発明では、インク容器を記
録ヘッド部に連結する以前の保管期間中は微小開口が閉
止されてインク容器内が気密状態に維持されるため、こ
の保管期間中におけるインクからの水分の蒸発が防止さ
れる。
録ヘッド部に連結する以前の保管期間中は微小開口が閉
止されてインク容器内が気密状態に維持されるため、こ
の保管期間中におけるインクからの水分の蒸発が防止さ
れる。
【００２６】請求項９記載の発明では、突起部を折るこ
とにより微小開口が開口される。
とにより微小開口が開口される。
【００２７】請求項１０記載の発明では、記録ヘッドユ
ニットをキャリッジに搭載した際には、キャリッジの固
定手段によって記録ヘッド部が固定されるため、インク
容器の交換を行なってもキャリッジと記録ヘッド部との
位置関係が一定に維持される。
ニットをキャリッジに搭載した際には、キャリッジの固
定手段によって記録ヘッド部が固定されるため、インク
容器の交換を行なってもキャリッジと記録ヘッド部との
位置関係が一定に維持される。
【００２８】請求項１１記載の発明では、電気的接続手
段が記録ヘッド部に設けられているため、インク容器の
交換を行なってもこの電気的接続手段が一定の位置に維
持され、この電気的接続手段に対する電気的接続状態が
安定する。
段が記録ヘッド部に設けられているため、インク容器の
交換を行なってもこの電気的接続手段が一定の位置に維
持され、この電気的接続手段に対する電気的接続状態が
安定する。
【００２９】
【実施例】本発明の第一の実施例を図１乃至図１０に基
づいて説明する。なお、図２は記録ヘッドユニットの斜
視図、図３はその分解斜視図、図１はその縦断側面図で
ある。まず、この記録ヘッドユニットは、記録ヘッド部
１とインク容器２とによって形成されており、この記録
ヘッド部１は、基体３に対してフレキシブルプリント配
線基板（ＦＰＣＢ）４とヘッドチップ５とが接合されて
いる。
づいて説明する。なお、図２は記録ヘッドユニットの斜
視図、図３はその分解斜視図、図１はその縦断側面図で
ある。まず、この記録ヘッドユニットは、記録ヘッド部
１とインク容器２とによって形成されており、この記録
ヘッド部１は、基体３に対してフレキシブルプリント配
線基板（ＦＰＣＢ）４とヘッドチップ５とが接合されて
いる。
【００３０】前記ヘッドチップ５は図４及び図５に示し
たように、発熱体基板６とオリフィスプレート７とから
なり、発熱体基板６上には周知のウエハプロセス（薄膜
形成、フォトリソ、エッチング等の技術）によって多数
のエネルギー作用部８が形成され、このエネルギー作用
部８は、発熱体９と電極（制御電極，共通電極）１０，
１１とによって形成されている。具体的には図６に示し
たように、シリコンを材料とする発熱体基板６の表面に
熱酸化によってＳｉＯ2 膜１２を１〜２μｍの厚さに形
成し、このＳｉＯ2 膜１２上にＨｆＢ2 を材料とする発
熱体層１３をスパッタリングで約３０００Åの厚さに形
成し、この発熱体層１３の上にＡｌを材料とする前記電
極１０，１１をスパッタリングにより約１μｍの厚さに
形成したもので、前記発熱体層１３における前記電極１
０，１１に挾まれた部分が前記発熱体９とされている。
さらに、前記発熱体層１３や前記電極１０，１１等の全
体を覆うように保護層としてＳｉＯ2 膜１４をスパッタ
リングによって約１μｍの厚さに形成し、このＳｉＯ2
膜１４上であって前記発熱体９の上方には保護層として
Ｔａ膜１５を形成している。
たように、発熱体基板６とオリフィスプレート７とから
なり、発熱体基板６上には周知のウエハプロセス（薄膜
形成、フォトリソ、エッチング等の技術）によって多数
のエネルギー作用部８が形成され、このエネルギー作用
部８は、発熱体９と電極（制御電極，共通電極）１０，
１１とによって形成されている。具体的には図６に示し
たように、シリコンを材料とする発熱体基板６の表面に
熱酸化によってＳｉＯ2 膜１２を１〜２μｍの厚さに形
成し、このＳｉＯ2 膜１２上にＨｆＢ2 を材料とする発
熱体層１３をスパッタリングで約３０００Åの厚さに形
成し、この発熱体層１３の上にＡｌを材料とする前記電
極１０，１１をスパッタリングにより約１μｍの厚さに
形成したもので、前記発熱体層１３における前記電極１
０，１１に挾まれた部分が前記発熱体９とされている。
さらに、前記発熱体層１３や前記電極１０，１１等の全
体を覆うように保護層としてＳｉＯ2 膜１４をスパッタ
リングによって約１μｍの厚さに形成し、このＳｉＯ2
膜１４上であって前記発熱体９の上方には保護層として
Ｔａ膜１５を形成している。
【００３１】ここで、前記ＳｉＯ2 膜１２は、発熱体９
から発生した熱が発熱体基板６側に逃げることを防止し
て効率良くインク側へ伝わるようにするためのものであ
り、前記ＳｉＯ2 膜１４は、発熱体９や電極１０，１１
をインクによる腐蝕から守るためのものであり、前記Ｔ
ａ膜１５は、発熱体９上で発生した気泡が消滅する際の
キャビテーション作用による衝撃力が発熱体９に及ぶこ
とを防止するためのものである。
から発生した熱が発熱体基板６側に逃げることを防止し
て効率良くインク側へ伝わるようにするためのものであ
り、前記ＳｉＯ2 膜１４は、発熱体９や電極１０，１１
をインクによる腐蝕から守るためのものであり、前記Ｔ
ａ膜１５は、発熱体９上で発生した気泡が消滅する際の
キャビテーション作用による衝撃力が発熱体９に及ぶこ
とを防止するためのものである。
【００３２】また、前記発熱体基板６上には、インクを
各発熱体９上へ導くためのインク流路１６を形成するイ
ンクバリヤー１７が厚さ２０〜５０μｍで設けられてい
る。このインクバリヤー１７の材料としては例えばドラ
イフィルムフォトレジストが用いられ、インク流路１６
はフォトリソ技術によって所望のパターンに形成されて
いる。さらに、このインク流路１６へインクを導入する
ためのインク導入口１８がレーザー加工等の技術によっ
て前記発熱体基板６に貫通形成されている。なお、前記
基体３には、前記インク導入口１８に連通されると共に
インクを貯留する液室１９が形成されている。
各発熱体９上へ導くためのインク流路１６を形成するイ
ンクバリヤー１７が厚さ２０〜５０μｍで設けられてい
る。このインクバリヤー１７の材料としては例えばドラ
イフィルムフォトレジストが用いられ、インク流路１６
はフォトリソ技術によって所望のパターンに形成されて
いる。さらに、このインク流路１６へインクを導入する
ためのインク導入口１８がレーザー加工等の技術によっ
て前記発熱体基板６に貫通形成されている。なお、前記
基体３には、前記インク導入口１８に連通されると共に
インクを貯留する液室１９が形成されている。
【００３３】前記オリフィスプレート７は、例えばエレ
クトロフォーミングによって形成したニッケルプレート
上に金メッキを施したものであり、このオリフィスプレ
ート７を前記発熱体基板６に貼付けた際に前記発熱体９
に対向する位置にインク吐出口２０が形成されている。
インク吐出口２０の大きさはインクジェット記録装置の
仕様にもよるが、一般にはφ３０〜５０μｍに形成さ
れ、また、オリフィスプレート７は５０〜１５０μｍの
厚さに形成されている。なお、オリフィスプレート７の
発熱体基板６への貼付けは、前記インクバリヤー１７を
形成するドライフィルムフォトレジストのもつ粘着性を
利用して熱圧着により行なわれている。
クトロフォーミングによって形成したニッケルプレート
上に金メッキを施したものであり、このオリフィスプレ
ート７を前記発熱体基板６に貼付けた際に前記発熱体９
に対向する位置にインク吐出口２０が形成されている。
インク吐出口２０の大きさはインクジェット記録装置の
仕様にもよるが、一般にはφ３０〜５０μｍに形成さ
れ、また、オリフィスプレート７は５０〜１５０μｍの
厚さに形成されている。なお、オリフィスプレート７の
発熱体基板６への貼付けは、前記インクバリヤー１７を
形成するドライフィルムフォトレジストのもつ粘着性を
利用して熱圧着により行なわれている。
【００３４】つぎに、前記基体３に接合された前記ヘッ
ドチップ５と前記ＦＰＣＢ４とはワイヤーボンディング
によって電気的接続が行なわれている。なお、前記ＦＰ
ＣＢ４にはこの記録ヘッドユニットを後述するキャリッ
ジ上に搭載した際にインクジェット記録装置の本体側か
らの画像記録情報を入力するための電気的接続手段であ
る接点２１が形成されている。
ドチップ５と前記ＦＰＣＢ４とはワイヤーボンディング
によって電気的接続が行なわれている。なお、前記ＦＰ
ＣＢ４にはこの記録ヘッドユニットを後述するキャリッ
ジ上に搭載した際にインクジェット記録装置の本体側か
らの画像記録情報を入力するための電気的接続手段であ
る接点２１が形成されている。
【００３５】つぎに、前記インク容器２は前記液室１９
へ供給するインクを貯留するもので、その内部には貯留
したインクを含浸させるスポンジ状の吸収体２２が収納
されている。また、前記インク容器２は前記記録ヘッド
部１に対して着脱自在に連結されるものであり、この連
結のためのガイド凸部２３が前記インク容器２の上面部
に形成され、前記基体３にはこのガイド凸部２３をスラ
イド自在に係合保持するガイド凹部２４が形成されてい
る。そして、これらのガイド凸部２３とガイド凹部２４
とを係合させてインク容器２を奥まで押し込むことによ
り、図１及び図２に示したように記録ヘッド部１とイン
ク容器２との連結が完了する。
へ供給するインクを貯留するもので、その内部には貯留
したインクを含浸させるスポンジ状の吸収体２２が収納
されている。また、前記インク容器２は前記記録ヘッド
部１に対して着脱自在に連結されるものであり、この連
結のためのガイド凸部２３が前記インク容器２の上面部
に形成され、前記基体３にはこのガイド凸部２３をスラ
イド自在に係合保持するガイド凹部２４が形成されてい
る。そして、これらのガイド凸部２３とガイド凹部２４
とを係合させてインク容器２を奥まで押し込むことによ
り、図１及び図２に示したように記録ヘッド部１とイン
ク容器２との連結が完了する。
【００３６】前記インク容器２には貯留したインクを前
記液室１９へ供給するための穴部２５が形成されてお
り、この穴部２５にはリング状の弾性部材２６が嵌め込
まれている。一方、前記基体３には、前記インク容器２
を前記記録ヘッド部１に連結した際に前記弾性部材２６
の穴２６ａから前記インク容器２内へ挿入されるパイプ
状部材２７が形成されており、パイプ状部材２７の内部
に形成されたインク導入路２８が前記液室１９に連通さ
れている。ここで、前記弾性部材２６は前記インク容器
２を前記記録ヘッド部１へ連結した際にこれらの記録ヘ
ッド部１とインク容器２との間に介装されるものであ
り、その介装に伴う１０〜２０％のつぶし代を見込んで
設計されている。また、前記インク容器２内へ挿入され
る前記パイプ状部材２７の先端部には図７に示したよう
にステンレスメッシュのフィルター２９が取付けられて
いる。なお、記録ヘッド部１への連結を行なう以前のイ
ンク容器２には前記穴２６ａを閉止するための栓（図示
せず）が取付けられており、この栓はインク容器２を記
録ヘッド部１へ連結する直前に取外される。
記液室１９へ供給するための穴部２５が形成されてお
り、この穴部２５にはリング状の弾性部材２６が嵌め込
まれている。一方、前記基体３には、前記インク容器２
を前記記録ヘッド部１に連結した際に前記弾性部材２６
の穴２６ａから前記インク容器２内へ挿入されるパイプ
状部材２７が形成されており、パイプ状部材２７の内部
に形成されたインク導入路２８が前記液室１９に連通さ
れている。ここで、前記弾性部材２６は前記インク容器
２を前記記録ヘッド部１へ連結した際にこれらの記録ヘ
ッド部１とインク容器２との間に介装されるものであ
り、その介装に伴う１０〜２０％のつぶし代を見込んで
設計されている。また、前記インク容器２内へ挿入され
る前記パイプ状部材２７の先端部には図７に示したよう
にステンレスメッシュのフィルター２９が取付けられて
いる。なお、記録ヘッド部１への連結を行なう以前のイ
ンク容器２には前記穴２６ａを閉止するための栓（図示
せず）が取付けられており、この栓はインク容器２を記
録ヘッド部１へ連結する直前に取外される。
【００３７】さらに、前記インク容器２には内部を大気
中に連通させることによりインクの減少に伴う内部の圧
力低下を防止するための微小開口３０が形成されてい
る。なお、記録ヘッド部１への連結を行なう以前のイン
ク容器２には図８に示したように微小開口３０を閉止し
てインク容器２を気密状態とすると共にインク容器２を
記録ヘッド部１へ連結する直前又は連結の直後に取外さ
れて微小開口３０を開口させる開口手段であるネジ蓋３
１が設けられている。
中に連通させることによりインクの減少に伴う内部の圧
力低下を防止するための微小開口３０が形成されてい
る。なお、記録ヘッド部１への連結を行なう以前のイン
ク容器２には図８に示したように微小開口３０を閉止し
てインク容器２を気密状態とすると共にインク容器２を
記録ヘッド部１へ連結する直前又は連結の直後に取外さ
れて微小開口３０を開口させる開口手段であるネジ蓋３
１が設けられている。
【００３８】つぎに、インク容器２を記録ヘッド部１へ
連結した記録ヘッドユニットを搭載するためのキャリッ
ジ３２が設けられており、このキャリッジ３２は図９及
び図１０に示したように、下基台３３とこの下基台３３
に対して支軸３４の回りに回動自在に連結された上蓋３
５とによって形成されている。前記キャリッジ３２には
このキャリッジ３２に搭載した記録ヘッドユニットにお
ける記録ヘッド部１を固定する固定手段３６が設けられ
ており、この固定手段３６は、前記基体３の下部正面部
３ａが当接される正面受け部３６ａと、前記基体３の上
部側面部３ｂが当接される側面受け部３６ｂと、前記基
体３の上部下面部３ｃが当接される下面受け部３６ｃと
により形成されている。また、前記上蓋３５の下面部に
は前記接点２１に電気的に接続される電気的接続部３７
が設けられており、この電気的接続部３７を前記接点２
１に接触させる回動方向（矢印ａ方向）へ前記上蓋３５
を付勢するスプリング（図示せず）が前記支軸３４側に
設けられている。
連結した記録ヘッドユニットを搭載するためのキャリッ
ジ３２が設けられており、このキャリッジ３２は図９及
び図１０に示したように、下基台３３とこの下基台３３
に対して支軸３４の回りに回動自在に連結された上蓋３
５とによって形成されている。前記キャリッジ３２には
このキャリッジ３２に搭載した記録ヘッドユニットにお
ける記録ヘッド部１を固定する固定手段３６が設けられ
ており、この固定手段３６は、前記基体３の下部正面部
３ａが当接される正面受け部３６ａと、前記基体３の上
部側面部３ｂが当接される側面受け部３６ｂと、前記基
体３の上部下面部３ｃが当接される下面受け部３６ｃと
により形成されている。また、前記上蓋３５の下面部に
は前記接点２１に電気的に接続される電気的接続部３７
が設けられており、この電気的接続部３７を前記接点２
１に接触させる回動方向（矢印ａ方向）へ前記上蓋３５
を付勢するスプリング（図示せず）が前記支軸３４側に
設けられている。
【００３９】このような構成において、記録ヘッド部１
に連結されていたインク容器２内のインクが無くなった
場合には、キャリッジ３２の上蓋３５を支軸３４の回り
に矢印ａ′方向へ回動させ、ついで、ガイド凸部２３と
ガイド凹部２４との係合状態を維持しつつインク容器２
を後方へスライドさせて記録ヘッド部１から取外す。
に連結されていたインク容器２内のインクが無くなった
場合には、キャリッジ３２の上蓋３５を支軸３４の回り
に矢印ａ′方向へ回動させ、ついで、ガイド凸部２３と
ガイド凹部２４との係合状態を維持しつつインク容器２
を後方へスライドさせて記録ヘッド部１から取外す。
【００４０】インクが無くなったインク容器２を記録ヘ
ッド部１から取外した後は、新たなインク容器２のガイ
ド凸部２３を記録ヘッド部１のガイド凹部２４に係合さ
せると共にそのインク容器２を前方へスライドさせ、記
録ヘッド部１へインク容器２を連結する。なお、ガイド
凸部２３をガイド凹部２４に係合保持させることにより
インク容器２を記録ヘッド部１に連結する際には、栓を
外すことにより弾性部材２６の穴２６ａを開口させると
共に、ネジ蓋３１を外すことにより微小開口３０を開口
させておく。
ッド部１から取外した後は、新たなインク容器２のガイ
ド凸部２３を記録ヘッド部１のガイド凹部２４に係合さ
せると共にそのインク容器２を前方へスライドさせ、記
録ヘッド部１へインク容器２を連結する。なお、ガイド
凸部２３をガイド凹部２４に係合保持させることにより
インク容器２を記録ヘッド部１に連結する際には、栓を
外すことにより弾性部材２６の穴２６ａを開口させると
共に、ネジ蓋３１を外すことにより微小開口３０を開口
させておく。
【００４１】このようにして記録ヘッド部１へのインク
容器２の連結を着脱自在に行なえるため、インク容器２
内のインクが無くなった場合にはインク容器２のみを新
たなものに交換し、インク容器２に比べて高価な部品で
ある記録ヘッド部１は繰り返し使用する。このため、ラ
ンニングコストが大幅に低減される。
容器２の連結を着脱自在に行なえるため、インク容器２
内のインクが無くなった場合にはインク容器２のみを新
たなものに交換し、インク容器２に比べて高価な部品で
ある記録ヘッド部１は繰り返し使用する。このため、ラ
ンニングコストが大幅に低減される。
【００４２】記録ヘッド部１へのインク容器２の連結が
完了した際には、パイプ状部材２７が弾性部材２６の穴
２６ａを挿通してインク容器２内へ挿入されている。そ
して、パイプ状部材２７と穴部２５との接続部に弾性部
材２６が介装されると共にこの弾性部材２６が１０〜２
０％つぶされた状態となっているため、この接続部から
のインクの漏れ出しが防止される。
完了した際には、パイプ状部材２７が弾性部材２６の穴
２６ａを挿通してインク容器２内へ挿入されている。そ
して、パイプ状部材２７と穴部２５との接続部に弾性部
材２６が介装されると共にこの弾性部材２６が１０〜２
０％つぶされた状態となっているため、この接続部から
のインクの漏れ出しが防止される。
【００４３】つぎに、パイプ状部材２７の先端部にはフ
ィルター２９が取付けられているため、インク容器２を
記録ヘッド部１へ連結する際において、空気中に浮遊し
ているゴミや弾性部材２６から欠落した微小異物が液室
１９内へ入るということが防止され、そのゴミや微小異
物がインク流路１６内に詰まってインクの吐出が不良に
なるということが防止される。また、インク容器２には
微小開口３０が形成されているため、インク容器２内の
インクが消費されてもインク容器２内の圧力は大気圧と
同じに維持され、インク容器２から液室１９へのインク
の供給は常にスムーズに行なわれる。一方、記録ヘッド
部１への連結を行なう以前の保管期間中のインク容器２
においては、弾性部材２６の穴２６ａが栓により閉止さ
れると共に微小開口３０がネジ蓋３１により閉止されて
気密状態に保たれているため、保管期間中にインクの水
分が蒸発するということが防止される。
ィルター２９が取付けられているため、インク容器２を
記録ヘッド部１へ連結する際において、空気中に浮遊し
ているゴミや弾性部材２６から欠落した微小異物が液室
１９内へ入るということが防止され、そのゴミや微小異
物がインク流路１６内に詰まってインクの吐出が不良に
なるということが防止される。また、インク容器２には
微小開口３０が形成されているため、インク容器２内の
インクが消費されてもインク容器２内の圧力は大気圧と
同じに維持され、インク容器２から液室１９へのインク
の供給は常にスムーズに行なわれる。一方、記録ヘッド
部１への連結を行なう以前の保管期間中のインク容器２
においては、弾性部材２６の穴２６ａが栓により閉止さ
れると共に微小開口３０がネジ蓋３１により閉止されて
気密状態に保たれているため、保管期間中にインクの水
分が蒸発するということが防止される。
【００４４】つぎに、記録ヘッドユニットをキャリッジ
３２に搭載した際には、キャリッジ３２に設けた固定手
段３６によって記録ヘッド部１が固定されているため、
インク容器２の着脱を行なっても記録ヘッド部１とキャ
リッジ３２との位置関係が一定に維持され、インク容器
２の交換を行なう度に印写位置精度が狂うということが
防止される。さらに、接点２１を備えたＦＰＣＢ４が記
録ヘッド部１に設けられており、この記録ヘッド部１と
キャリッジ３２との位置関係が一定に維持されているた
め、接点２１とキャリッジ３２の一部である上蓋３５の
電気的接続部３７との接続が確実に行なわれる。
３２に搭載した際には、キャリッジ３２に設けた固定手
段３６によって記録ヘッド部１が固定されているため、
インク容器２の着脱を行なっても記録ヘッド部１とキャ
リッジ３２との位置関係が一定に維持され、インク容器
２の交換を行なう度に印写位置精度が狂うということが
防止される。さらに、接点２１を備えたＦＰＣＢ４が記
録ヘッド部１に設けられており、この記録ヘッド部１と
キャリッジ３２との位置関係が一定に維持されているた
め、接点２１とキャリッジ３２の一部である上蓋３５の
電気的接続部３７との接続が確実に行なわれる。
【００４５】また、インク容器２内にはインクを吸収す
る吸収体２２が収納されているため、キャリッジ３２の
移動中やインク容器２の交換時等における振動が原因と
なるインク中での気泡の発生が防止され、この気泡が液
室１９を経てインク流路１６内へ入り込むということが
防止され、インク流路１６内へ気泡が入ることにより各
インク流路１６へのインクの供給が不良になるというこ
とが防止される。
る吸収体２２が収納されているため、キャリッジ３２の
移動中やインク容器２の交換時等における振動が原因と
なるインク中での気泡の発生が防止され、この気泡が液
室１９を経てインク流路１６内へ入り込むということが
防止され、インク流路１６内へ気泡が入ることにより各
インク流路１６へのインクの供給が不良になるというこ
とが防止される。
【００４６】ついで、本発明の第二の実施例を図１１及
び図１２に基づいて説明する。なお、図１乃至図１０に
おいて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明
も省略する（以下、同様）。本実施例は請求項３又は４
記載の発明に対応するもので、インク容器２に取付けた
弾性部材３８にこの弾性部材３８の穴３８ａを閉止する
膜状部３９を形成し、インク容器２を記録ヘッド部１に
連結した際にこの穴３８ａからインク容器２内へ挿入さ
れると共に前記膜状部３９を破るための破膜手段である
針状突起４０をパイプ状部材２７の先端部に形成したも
のである。なお、このパイプ状部材２７における液室１
９側の端部にはフィルター２９が取付けられている。
び図１２に基づいて説明する。なお、図１乃至図１０に
おいて説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明
も省略する（以下、同様）。本実施例は請求項３又は４
記載の発明に対応するもので、インク容器２に取付けた
弾性部材３８にこの弾性部材３８の穴３８ａを閉止する
膜状部３９を形成し、インク容器２を記録ヘッド部１に
連結した際にこの穴３８ａからインク容器２内へ挿入さ
れると共に前記膜状部３９を破るための破膜手段である
針状突起４０をパイプ状部材２７の先端部に形成したも
のである。なお、このパイプ状部材２７における液室１
９側の端部にはフィルター２９が取付けられている。
【００４７】このような構成において、インク容器２を
記録ヘッド１へ連結する以前の保管期間中においては、
弾性部材３８の穴３８ａは膜状部３９によって閉止され
ているため、この穴３８ａを閉止するための栓が不要に
なると共にこの穴３８ａからのインクの水分の蒸発が確
実に防止される。
記録ヘッド１へ連結する以前の保管期間中においては、
弾性部材３８の穴３８ａは膜状部３９によって閉止され
ているため、この穴３８ａを閉止するための栓が不要に
なると共にこの穴３８ａからのインクの水分の蒸発が確
実に防止される。
【００４８】インク容器２を記録ヘッド部１へ連結した
場合には、その連結に伴って穴３８ａに挿入されるパイ
プ状部材２７の針状突起４０が膜状部３９を自動的に破
るため、膜状部３９を破るという作業が不要となり、イ
ンク容器２の内部と液室１９との連通を手を汚さずに行
なえる。
場合には、その連結に伴って穴３８ａに挿入されるパイ
プ状部材２７の針状突起４０が膜状部３９を自動的に破
るため、膜状部３９を破るという作業が不要となり、イ
ンク容器２の内部と液室１９との連通を手を汚さずに行
なえる。
【００４９】ついで、本発明の第三の実施例を図１３に
基づいて説明する。本実施例は請求項９記載の発明に対
応するもので、インク容器２を樹脂により形成し、この
インク容器２の外壁の一部に開口手段として突起部４１
を一体形成したものである。
基づいて説明する。本実施例は請求項９記載の発明に対
応するもので、インク容器２を樹脂により形成し、この
インク容器２の外壁の一部に開口手段として突起部４１
を一体形成したものである。
【００５０】このような構成において、図１３（ｂ）に
示したように突起部４１を折ることにより微小開口３０
が形成され、インク容器２内が大気中に連通される。従
って、インク容器２の保管期間中においては微小開口３
０は閉止されているため、インク容器２の保管期間中に
おけるインクの水分の蒸発が確実に防止される。
示したように突起部４１を折ることにより微小開口３０
が形成され、インク容器２内が大気中に連通される。従
って、インク容器２の保管期間中においては微小開口３
０は閉止されているため、インク容器２の保管期間中に
おけるインクの水分の蒸発が確実に防止される。
【００５１】なお、上記各実施例においては、インクジ
ェット記録装置として、熱を利用して気泡を発生させ、
その気泡の膨張による推進力でインクを吐出させる所謂
サーマルインクジェット記録装置を例に挙げて説明した
が、本発明はこの方式のインクジェット記録装置に限定
されるものではなく、例えば、米国特許第３６８３２１
２号明細書に記載されているグールド方式、米国特許第
３７４７１２０号明細書に記載されているステム方式、
米国特許第３９４６３９８号明細書に記載されているサ
イロニクス方式のように、インク吐出の原動力を得るエ
ネルギー作用部としてピエゾ素子を利用するドロップオ
ンデマンド方式のインクジェット記録装置にも適用でき
るものである。特に、これらの方式の記録ヘッド部はサ
ーマルインクジェット記録装置の記録ヘッド部よりも高
価であるため、本発明を適用することによる効果はより
一層大きくなる。
ェット記録装置として、熱を利用して気泡を発生させ、
その気泡の膨張による推進力でインクを吐出させる所謂
サーマルインクジェット記録装置を例に挙げて説明した
が、本発明はこの方式のインクジェット記録装置に限定
されるものではなく、例えば、米国特許第３６８３２１
２号明細書に記載されているグールド方式、米国特許第
３７４７１２０号明細書に記載されているステム方式、
米国特許第３９４６３９８号明細書に記載されているサ
イロニクス方式のように、インク吐出の原動力を得るエ
ネルギー作用部としてピエゾ素子を利用するドロップオ
ンデマンド方式のインクジェット記録装置にも適用でき
るものである。特に、これらの方式の記録ヘッド部はサ
ーマルインクジェット記録装置の記録ヘッド部よりも高
価であるため、本発明を適用することによる効果はより
一層大きくなる。
【００５２】また、上記各実施例においては、発熱体９
の表面に対して垂直方向へインクを吐出させる所謂サイ
ドシューター方式のインクジェット記録装置を例に挙げ
て説明したが、発熱体の表面に対して略平行にインクを
吐出させる所謂エッジシューター方式のインクジェット
記録装置においても適用できるものである。
の表面に対して垂直方向へインクを吐出させる所謂サイ
ドシューター方式のインクジェット記録装置を例に挙げ
て説明したが、発熱体の表面に対して略平行にインクを
吐出させる所謂エッジシューター方式のインクジェット
記録装置においても適用できるものである。
【００５３】
【発明の効果】請求項１記載の発明は上述のように、イ
ンクを貯留する液室とこの液室にインク流路を介して連
通されたインク吐出口と前記インク流路内に位置するエ
ネルギー作用部とインクを前記液室内へ導くためのパイ
プ状部材とを有する記録ヘッド部と、前記液室へ供給す
るインクを貯留すると共に前記パイプ状部材が挿入され
る穴部を有するインク容器とを設け、前記パイプ状部材
を前記穴部に挿入して接続すると共に前記インク容器を
前記記録ヘッド部に着脱自在に連結したので、インク容
器内のインクが無くなった場合にはそのインク容器のみ
を新たなものに交換することができ、従って、高価な部
品である記録ヘッド部については引き続き使用すること
によりランニングコストを低減させることができる等の
効果を有する。
ンクを貯留する液室とこの液室にインク流路を介して連
通されたインク吐出口と前記インク流路内に位置するエ
ネルギー作用部とインクを前記液室内へ導くためのパイ
プ状部材とを有する記録ヘッド部と、前記液室へ供給す
るインクを貯留すると共に前記パイプ状部材が挿入され
る穴部を有するインク容器とを設け、前記パイプ状部材
を前記穴部に挿入して接続すると共に前記インク容器を
前記記録ヘッド部に着脱自在に連結したので、インク容
器内のインクが無くなった場合にはそのインク容器のみ
を新たなものに交換することができ、従って、高価な部
品である記録ヘッド部については引き続き使用すること
によりランニングコストを低減させることができる等の
効果を有する。
【００５４】請求項２記載の発明は上述のように、請求
項１記載の発明において、パイプ状部材と穴部との接続
部に弾性部材を介装したので、この弾性部材がパイプ状
部材と穴部との接続部におけるパッキングとしての働き
をし、この接続部からのインクの漏れ出しを防止するこ
とができる等の効果を有する。
項１記載の発明において、パイプ状部材と穴部との接続
部に弾性部材を介装したので、この弾性部材がパイプ状
部材と穴部との接続部におけるパッキングとしての働き
をし、この接続部からのインクの漏れ出しを防止するこ
とができる等の効果を有する。
【００５５】請求項３記載の発明は上述のように、請求
項１又は２記載の発明において、穴部を閉止することに
よりインク容器を気密状態とする膜状部を形成し、この
膜状部を破ることによりパイプ状部材と穴部とを接続し
たので、膜状部を破る以前はインク容器を気密状態に維
持することができ、従って、インク容器の保管期間中に
おけるインク容器内のインクからの水分の蒸発を防止す
ることができる等の効果を有する。
項１又は２記載の発明において、穴部を閉止することに
よりインク容器を気密状態とする膜状部を形成し、この
膜状部を破ることによりパイプ状部材と穴部とを接続し
たので、膜状部を破る以前はインク容器を気密状態に維
持することができ、従って、インク容器の保管期間中に
おけるインク容器内のインクからの水分の蒸発を防止す
ることができる等の効果を有する。
【００５６】請求項４記載の発明は上述のように、請求
項３記載の発明において、膜状部を破るための破膜手段
をパイプ状部材に設けたので、インク容器を記録ヘッド
部へ連結すると共にパイプ状部材を穴部に挿入すること
により破膜手段によって膜状部を自動的に破ることがで
き、従って、穴部を閉止している膜状部を破るための作
業が不要になると共に膜状部を破った際における手の汚
れ等を防止することができる等の効果を有する。
項３記載の発明において、膜状部を破るための破膜手段
をパイプ状部材に設けたので、インク容器を記録ヘッド
部へ連結すると共にパイプ状部材を穴部に挿入すること
により破膜手段によって膜状部を自動的に破ることがで
き、従って、穴部を閉止している膜状部を破るための作
業が不要になると共に膜状部を破った際における手の汚
れ等を防止することができる等の効果を有する。
【００５７】請求項５記載の発明は上述のように、請求
項１，２，３又は４記載の発明において、パイプ状部材
にフィルターを取付けたので、このフィルターによって
記録ヘッド部の液室側へのゴミの侵入を防止することが
でき、従って、液室内へ侵入したゴミによりインク流路
が詰まってインクの吐出が不良になるということを防止
することができる等の効果を有する。
項１，２，３又は４記載の発明において、パイプ状部材
にフィルターを取付けたので、このフィルターによって
記録ヘッド部の液室側へのゴミの侵入を防止することが
でき、従って、液室内へ侵入したゴミによりインク流路
が詰まってインクの吐出が不良になるということを防止
することができる等の効果を有する。
【００５８】請求項６記載の発明は上述のように、請求
項１，２，３，４又は５記載の発明において、インク容
器内にインクを含浸させる吸収体を設けたので、インク
容器の交換時や記録時等においてインク容器が振動した
場合でも、その振動によりインク容器内のインク中で気
泡が発生するということを防止することができ、従っ
て、そのようにして発生した気泡が液室側へ入り込んで
インクの吐出を不良にするということを防止することが
できる等の効果を有する。
項１，２，３，４又は５記載の発明において、インク容
器内にインクを含浸させる吸収体を設けたので、インク
容器の交換時や記録時等においてインク容器が振動した
場合でも、その振動によりインク容器内のインク中で気
泡が発生するということを防止することができ、従っ
て、そのようにして発生した気泡が液室側へ入り込んで
インクの吐出を不良にするということを防止することが
できる等の効果を有する。
【００５９】請求項７記載の発明は上述のように、請求
項１，２，３，４，５又は６記載の発明において、イン
ク容器内を大気中に連通させる微小開口を前記インク容
器に形成したので、インク容器内の圧力を大気圧と同じ
に保つことができ、インク容器内のインクが減少するこ
とに伴ってインク容器内の圧力が低下してインク容器か
らのインクの供給が不良になるということを防止するこ
とができる等の効果を有する。
項１，２，３，４，５又は６記載の発明において、イン
ク容器内を大気中に連通させる微小開口を前記インク容
器に形成したので、インク容器内の圧力を大気圧と同じ
に保つことができ、インク容器内のインクが減少するこ
とに伴ってインク容器内の圧力が低下してインク容器か
らのインクの供給が不良になるということを防止するこ
とができる等の効果を有する。
【００６０】請求項８記載の発明は上述のように、請求
項７記載の発明において、インク容器を記録ヘッド部に
連結する以前は微小開口を閉止してインク容器を気密状
態とすると共に前記インク容器を前記記録ヘッド部に連
結する際に前記微小開口を開口させる開口手段を設けた
ので、インク容器を記録ヘッド部に連結する以前の保管
期間中は微小開口を閉止してインク容器内を気密状態に
維持することができ、従って、インク容器の保管期間中
におけるインク容器内のインクからの水分の蒸発を防止
することができる等の効果を有する。
項７記載の発明において、インク容器を記録ヘッド部に
連結する以前は微小開口を閉止してインク容器を気密状
態とすると共に前記インク容器を前記記録ヘッド部に連
結する際に前記微小開口を開口させる開口手段を設けた
ので、インク容器を記録ヘッド部に連結する以前の保管
期間中は微小開口を閉止してインク容器内を気密状態に
維持することができ、従って、インク容器の保管期間中
におけるインク容器内のインクからの水分の蒸発を防止
することができる等の効果を有する。
【００６１】請求項９記載の発明は上述のように、請求
項８記載の発明において、インク容器を樹脂により形成
し、このインク容器の外壁の一部に開口手段として突起
部を形成したので、突起部を折ることによって簡単に微
小開口を開口させることができ、しかも、突起部を折る
以前は微小開口の閉止を確実に行なうことができると共
にインク容器内のインクからの水分の蒸発を確実に防止
することができる等の効果を有する。
項８記載の発明において、インク容器を樹脂により形成
し、このインク容器の外壁の一部に開口手段として突起
部を形成したので、突起部を折ることによって簡単に微
小開口を開口させることができ、しかも、突起部を折る
以前は微小開口の閉止を確実に行なうことができると共
にインク容器内のインクからの水分の蒸発を確実に防止
することができる等の効果を有する。
【００６２】請求項１０記載の発明は上述のように、請
求項１，２，３，４，５又は６記載の発明において、記
録ヘッドユニットをキャリッジ上に搭載した際に記録ヘ
ッド部を固定する固定手段を前記キャリッジに設けたの
で、インク容器の交換を行なってもキャリッジと記録ヘ
ッド部との位置関係を一定に維持することができ、この
ため、インク容器の交換に伴う印写位置のバラツキを防
止することができると共に印写位置精度を良好な状態に
維持することができる等の効果を有する。
求項１，２，３，４，５又は６記載の発明において、記
録ヘッドユニットをキャリッジ上に搭載した際に記録ヘ
ッド部を固定する固定手段を前記キャリッジに設けたの
で、インク容器の交換を行なってもキャリッジと記録ヘ
ッド部との位置関係を一定に維持することができ、この
ため、インク容器の交換に伴う印写位置のバラツキを防
止することができると共に印写位置精度を良好な状態に
維持することができる等の効果を有する。
【００６３】請求項１１記載の発明は上述のように、請
求項１，２，３，４，５，６又は１０記載の発明におい
て、エネルギー作用部へ通電するための電気的接続手段
を記録ヘッド部に設けたので、インク容器の交換を行な
っても電気的接続手段を一定の位置に維持することがで
き、この電気的接続手段に対する電気的接続状態を安定
させることができる等の効果を有する。
求項１，２，３，４，５，６又は１０記載の発明におい
て、エネルギー作用部へ通電するための電気的接続手段
を記録ヘッド部に設けたので、インク容器の交換を行な
っても電気的接続手段を一定の位置に維持することがで
き、この電気的接続手段に対する電気的接続状態を安定
させることができる等の効果を有する。
【図１】本発明の第一の実施例を示した縦断側面図であ
る。
る。
【図２】その斜視図である。
【図３】その分解斜視図である。
【図４】ヘッドチップを拡大して示した斜視図である。
【図５】その分解斜視図である。
【図６】ヘッドチップにおける発熱体部の構造をさらに
拡大して示した縦断正面図である。
拡大して示した縦断正面図である。
【図７】パイプ状部材と穴部との接続状態を拡大して示
した縦断側面図である。
した縦断側面図である。
【図８】微小開口とネジ蓋とを示した側面図である。
【図９】キャリッジを示した斜視図である。
【図１０】記録ヘッドユニットをキャリッジに搭載した
状態を示した縦断側面図である。
状態を示した縦断側面図である。
【図１１】本発明の第二の実施例におけるパイプ状部材
と穴部との接続部の構造を示した縦断側面図である。
と穴部との接続部の構造を示した縦断側面図である。
【図１２】そのパイプ状部材と穴部との接続状態を示し
た縦断側面図である。
た縦断側面図である。
【図１３】本発明の第三の実施例におけるインク容器に
形成した突起部を折ることにより微小開口を形成する状
態を示した縦断側面図である。
形成した突起部を折ることにより微小開口を形成する状
態を示した縦断側面図である。
１ 記録ヘッド部 ２ インク容器 ８ エネルギー作用部 １６ インク流路 １９ 液室 ２１ 電気的接続手段 ２２ 吸収体 ２５ 穴部 ２６ 弾性部材 ２７ パイプ状部材 ２９ フィルター ３０ 微小開口 ３１ 開口手段 ３２ キャリッジ ３６ 固定手段 ３８ 弾性部材 ３９ 膜状部 ４０ 破膜手段 ４１ 突起部
Claims (11)
- 【請求項１】 インクを貯留する液室とこの液室にイン
ク流路を介して連通されたインク吐出口と前記インク流
路内に位置するエネルギー作用部とインクを前記液室内
へ導くためのパイプ状部材とを有する記録ヘッド部と、
前記液室へ供給するインクを貯留すると共に前記パイプ
状部材が挿入される穴部を有するインク容器とを設け、
前記パイプ状部材を前記穴部に挿入して接続すると共に
前記インク容器を前記記録ヘッド部に着脱自在に連結し
たことを特徴とする記録ヘッドユニット。 - 【請求項２】 パイプ状部材と穴部との接続部に弾性部
材を介装したことを特徴とする請求項１記載の記録ヘッ
ドユニット。 - 【請求項３】 穴部を閉止することによりインク容器を
気密状態とする膜状部を形成し、この膜状部を破ること
によりパイプ状部材と穴部とを接続したことを特徴とす
る請求項１又は２記載の記録ヘッドユニット。 - 【請求項４】 膜状部を破るための破膜手段をパイプ状
部材に設けたことを特徴とする請求項３記載の記録ヘッ
ドユニット。 - 【請求項５】 パイプ状部材にフィルターを取付けたこ
とを特徴とする請求項１，２，３又は４記載の記録ヘッ
ドユニット。 - 【請求項６】 インク容器内にインクを含浸させる吸収
体を設けたことを特徴とする請求項１，２，３，４又は
５記載の記録ヘッドユニット。 - 【請求項７】 インク容器内を大気中に連通させる微小
開口を前記インク容器に形成したことを特徴とする請求
項１，２，３，４，５又は６記載の記録ヘッドユニッ
ト。 - 【請求項８】 インク容器を記録ヘッド部に連結する以
前は微小開口を閉止してインク容器を気密状態とすると
共に前記インク容器を前記記録ヘッド部に連結する際に
前記微小開口を開口させる開口手段を設けたことを特徴
とする請求項７記載の記録ヘッドユニット。 - 【請求項９】 インク容器を樹脂により形成し、このイ
ンク容器の外壁の一部に開口手段として突起部を形成し
たことを特徴とする請求項８記載の記録ヘッドユニッ
ト。 - 【請求項１０】 記録ヘッドユニットをキャリッジ上に
搭載した際に記録ヘッド部を固定する固定手段を前記キ
ャリッジに設けたことを特徴とする請求項１，２，３，
４，５又は６記載の記録ヘッドユニット。 - 【請求項１１】 エネルギー作用部へ通電するための電
気的接続手段を記録ヘッド部に設けたことを特徴とする
請求項１，２，３，４，５，６又は１０記載の記録ヘッ
ドユニット。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4329078A JP2839997B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 記録ヘッドユニット |
| US10/135,000 US20020122098A1 (en) | 1992-12-09 | 2002-04-29 | Inkjet recording head adapted for improved precision of mounting |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4329078A JP2839997B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 記録ヘッドユニット |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171100A true JPH06171100A (ja) | 1994-06-21 |
| JP2839997B2 JP2839997B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4329078A Expired - Lifetime JP2839997B2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 記録ヘッドユニット |
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|---|---|
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| JP (1) | JP2839997B2 (ja) |
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