JP3206273B2 - 交流電気量のデジタル演算方法 - Google Patents

交流電気量のデジタル演算方法

Info

Publication number
JP3206273B2
JP3206273B2 JP02293494A JP2293494A JP3206273B2 JP 3206273 B2 JP3206273 B2 JP 3206273B2 JP 02293494 A JP02293494 A JP 02293494A JP 2293494 A JP2293494 A JP 2293494A JP 3206273 B2 JP3206273 B2 JP 3206273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
product
calculated
sampling
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP02293494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07229933A (ja
Inventor
聡 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP02293494A priority Critical patent/JP3206273B2/ja
Publication of JPH07229933A publication Critical patent/JPH07229933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3206273B2 publication Critical patent/JP3206273B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定周期でサンプリ
ングされた交流回路の電圧データと電流データと周波数
とから有効電力と位相差とを求める交流電気量のデジタ
ル演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】交流回路をデジタル制御装置で制御した
り、デジタル保護リレーを使って保護することが多くな
ってきているので、交流回路の有効電力Pや電圧と電流
の位相差Δθをデジタル量で検出することが必要になっ
てきている。図4は有効電力の算出方法の従来例を示し
た計算手順図である。有効電力Pを演算するにあたって
は、この図4での図示は省略しているが、交流回路の周
波数の12倍のサンプリング周波数で電圧データと電流
データとを求めて、メモリー66には少なくとも今回電
圧サンプルデータVn ,前回電圧サンプルデータ
n- 1 ,前々回電圧サンプルデータVn-2 ,及び3回前
電圧サンプルデータVn-3 と、今回電流サンプルデータ
n ,前回電流サンプルデータIn-1 ,前々回電流サン
プルデータIn-2 ,及び3回前電流サンプルデータI
n-3 を格納する。第1積演算11はメモリー66から読
み出した今回電圧サンプルデータVn と今回電流サンプ
ルデータIn との積を演算し、第11積演算21は3回
前電圧サンプルデータVn-3 と3回前電流サンプルデー
タIn-3 との積を演算する。第4加算演算34は第1積
演算11の演算結果と第11積演算21の演算結果とを
加算するが、この加算結果が有効電力Pである。
【0003】この図4に図示の演算を数式で表したのが
下記の数1である。
【0004】
【数1】P=Vn ・In +Vn-3 ・In-3 図5は位相差の算出方法の従来例を示した計算手順図で
ある。位相差Δθを演算する場合も前述の有効電力Pの
算出と同様に、交流回路の周波数の12倍のサンプリン
グ周波数で電圧データと電流データとを求め、メモリー
66には少なくとも今回,前回,前々回,及び3回前電
圧サンプルデータと、今回,前回,前々回,及び3回前
電流サンプルデータとを格納し、これらのデータを読み
出して演算を行う。
【0005】即ち、第1積演算11が今回電圧サンプル
データVn と今回電流サンプルデータIn との積を演算
し、第11積演算21が3回前電圧サンプルデータV
n-3 と3回前電流サンプルデータIn-3 との積を演算
し、第4加算演算34が第1積演算11の演算結果と第
11積演算21の演算結果とを加算するのは前述した図
4の場合と同じであるが、更に第12積演算22が今回
電圧サンプルデータVn と3回前電流サンプルデータI
n-3 との積を演算し、第13積演算23が3回前電圧サ
ンプルデータVn-3 と今回電流サンプルデータIn との
積を演算し、第2減算演算36が第12積演算22の演
算結果から第13積演算23の演算結果を差し引く演算
を行う。次いで第3商演算43では、第2減算演算36
の演算結果を第4加算演算34の演算結果で除算する演
算を行い、その演算結果が tanΔθである。逆正接値演
算47ではこの tanΔθの逆正接を演算して位相差Δθ
を得ている。
【0006】この図5に図示の演算を数式で表したのが
下記の数2である。
【0007】
【数2】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで前記の図4の
従来例に図示の演算(即ち数1の演算)や図5の従来例
に図示の演算(即ち数2の演算)は、サンプリング周波
数が交流回路周波数の12倍とすることを前提にしてい
るので、交流回路の周波数が変動すると、この変動に伴
って演算結果に誤差を生じてしまう不都合がある。それ
故、周波数変動がある回路や、周波数変動は僅かであっ
ても演算結果が高精度であることが要求されているよう
な場合には、これらのデジタル演算結果を使用出来ない
不具合があった。
【0009】そこでこの発明の目的は、交流回路の周波
数に変動があっても、高い精度で有効電力Pと位相差Δ
θを算出できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明の交流電気量のデジタル演算方法は、交流
回路の電圧と電流とを所定のサンプリング周期で別々に
サンプリングして得られる電圧データと電流データの少
なくとも3回分をメモリーに記憶し、電圧の今回分サン
プリングデータと電流の今回分サンプリングデータとの
乗算による第1積を演算し、電圧の前回分サンプリング
データと電流の前回分サンプリングデータとの乗算によ
る第2積を演算し、電圧の前々回分サンプリングデータ
と電流の前々回分サンプリングデータとの乗算による第
3積を演算し、電圧の今回分サンプリングデータと電流
の前々回分サンプリングデータとの乗算による第4積を
演算し、電圧の前々回分サンプリングデータと電流の今
回分サンプリングデータとの乗算による第5積を演算
し、前記交流電圧の周波数と前記サンプリング周期と2
πとを乗算してサンプリング位相角を求めてこのサンプ
リング位相角の正弦値を演算し、このサンプリング位相
角正弦値の2乗を演算し、この2乗値を4倍する第6積
を演算し、前記第1積と第3積との和から前記第4積と
第5積とを差し引く第1加算を演算し、この第1加算結
果を前記第6積で除算する第1商を演算し、この第1商
と前記第2積との和を第2加算で演算し、この第2加算
結果を前記交流回路の有効電力とする。
【0011】又は、交流回路の電圧と電流とを所定のサ
ンプリング周期で別々にサンプリングして得られる電圧
データと電流データの少なくとも3回分をメモリーに記
憶し、電圧の今回分サンプリングデータと電流の今回分
サンプリングデータとの乗算による第1積を演算し、電
圧の前回分サンプリングデータと電流の前回分サンプリ
ングデータとの乗算による第2積を演算し、電圧の前々
回分サンプリングデータと電流の前々回分サンプリング
データとの乗算による第3積を演算し、電圧の今回分サ
ンプリングデータと電流の前々回分サンプリングデータ
との乗算による第4積を演算し、電圧の前々回分サンプ
リングデータと電流の今回分サンプリングデータとの乗
算による第5積を演算し、電圧の今回分サンプリングデ
ータと電流の前回分サンプリングデータとの乗算による
第7積を演算し、電圧の前回分サンプリングデータと電
流の今回分サンプリングデータとの乗算による第8積を
演算し、前記交流電圧の周波数と前記サンプリング周期
と2πとの乗算により得られるサンプリング位相角の正
弦値を演算し、このサンプリング位相角正弦値の2乗を
演算し、前記第7積から第8積を差し引く第1減算を演
算し、この第1減算結果と前記サンプリング位相角正弦
値と4とを乗算する第9積を演算し、前記サンプリング
位相角正弦値の2乗値と前記第2積と4との乗算による
第10積を演算し、前記第1積と第3積と第10積との
和から前記第4積と第5積とを差し引く第3加算を演算
し、前記第9積をこの第3加算結果で除算する第2商を
演算し、この第2商の逆正接値を演算し、この逆正接値
を前記交流回路の電圧と電流の位相差とする。
【0012】
【作用】この発明は、サンプリングされた電圧データと
電流データの少なくとも3回分(即ち今回分サンプリン
グデータ,前回分サンプリングデータ,及び前々回分サ
ンプリングデータ)をメモリーに格納する。又、サンプ
リング周期Tと交流回路の周波数fとから、θ=2π・
f・Tなる演算によりサンプリング位相角θを求めて s
inθを演算し、前記の3回分サンプリングデータと sin
θとにより、交流回路の周波数に影響されることのない
有効電力Pと位相差Δθとを算出する。
【0013】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を表した計算手順
図であって、有効電力Pを算出する場合を表している。
図1の第1実施例において、メモリー66は今回電圧サ
ンプルデータVn ,前回電圧サンプルデータVn-1 ,及
び前々回電圧サンプルデータVn-2 と、今回電流サンプ
ルデータIn ,前回電流サンプルデータIn-1 ,及び前
々回電流サンプルデータIn-2 と、周波数fとサンプリ
ング周期Tとを記憶しており、これらのデータから下記
の演算を行う。即ち、第1積演算11は今回電圧サンプ
ルデータVn と今回電流サンプルデータIn との積を演
算し、第2積演算12は前回電圧サンプルデータVn-1
と前回電流サンプルデータIn-1 との積を演算し、第3
積演算13は前々回電圧サンプルデータVn-2 と前々回
電流サンプルデータIn-2との積を演算し、第4積演算
14は今回電圧サンプルデータVn と前々回電流サンプ
ルデータIn-2 との積を演算し、第5積演算15は前々
回電圧サンプルデータVn-2 と今回電流サンプルデータ
n との積を演算し、更にサンプリング位相角演算24
は周波数fとサンプリング周期Tと2πとの積であるサ
ンプリング位相角θを演算する。
【0014】正弦値演算45はサンプリング位相角θの
正弦値である sinθを演算し、2乗値演算25はこの s
inθを2乗して sin2 θを得ており、更に第6積演算1
6はこの sin2 θから4 sin2 θを演算する。一方、第
1加算演算31は第1積演算11の演算結果と第3積演
算13の演算結果との和から第4積演算14の演算結果
と第5積演算15の演算結果とを差し引く演算を行うの
で、その演算結果は下記の数3となる。
【0015】
【数3】Vn ・In +Vn-2 ・In-2 −Vn ・In-2
n-2 ・In 第1商演算41は第1加算演算31の演算結果、即ち数
3を第6積演算16の演算結果、即ち4 sin2 θで除算
する。第2加算演算32はこの除算結果と第2積演算1
2の演算結果との和を演算するが、この演算結果が有効
電力Pである。即ち、図1に図示の演算を数式で表すと
下記の数4となる。
【0016】
【数4】
【0017】図2は本発明の第2実施例を表した計算手
順図であって、位相差Δθを算出する場合を表してい
る。図2に図示の第2実施例も前述した図1の第1実施
例と同様に、メモリー66は今回電圧サンプルデータV
n ,前回電圧サンプルデータVn-1 ,及び前々回電圧サ
ンプルデータVn-2 と、今回電流サンプルデータIn
前回電流サンプルデータIn-1 ,及び前々回電流サンプ
ルデータIn-2 と、周波数fとサンプリング周期Tとを
記憶しており、これらのデータから下記の演算を行う。
即ち、第1積演算11は今回電圧サンプルデータVn
今回電流サンプルデータIn との積を演算し、第2積演
算12は前回電圧サンプルデータVn-1 と前回電流サン
プルデータIn-1 との積を演算し、第3積演算13は前
々回電圧サンプルデータVn-2と前々回電流サンプルデ
ータIn-2 との積を演算し、第4積演算14は今回電圧
サンプルデータVn と前々回電流サンプルデータIn-2
との積を演算し、第5積演算15は前々回電圧サンプル
データVn-2 と今回電流サンプルデータIn との積を演
算し、第7積演算17は今回電圧サンプルデータVn
前回電流サンプルデータIn-1 との積を演算し、第8積
演算18は前回電圧サンプルデータVn-1と今回電流サ
ンプルデータIn との積を演算し、更にサンプリング位
相角演算24は周波数fとサンプリング周期Tと2πと
の積であるサンプリング位相角θを演算する。
【0018】正弦値演算45はサンプリング位相角θの
正弦値である sinθを演算しており、第1減算演算35
は第7積演算17の演算結果から第8積演算18の演算
結果を差し引く演算を行い、第9積演算19はこれら第
1減算演算35の演算結果と正弦値演算45の演算結果
との積の4倍を演算する。よって第9積演算19の演算
結果は下記の数5となる。
【0019】
【数5】4(Vn ・In-1 −Vn-1 ・In ) sinθ 一方、2乗値演算25は正弦値演算45の演算結果を2
乗して sin2 θを得ており、第10積演算20は2乗値
演算25が演算した sin2 θと第2積演算12の演算結
果との積の4倍を演算するので、その演算結果であるA
は下記の数6である。
【0020】
【数6】A=4・Vn-1 ・In-1 ・ sin2 θ 更に、第3加算演算33は前述の第1積演算11の演算
結果と第3積演算13の演算結果と第10積演算20の
演算結果との和から第4積演算14の演算結果と第5積
演算15の演算結果とを差し引く演算を行っており、そ
の演算結果は下記の数7である。
【0021】
【数7】Vn ・In +Vn-2 ・In-2 −Vn ・In-2
n-2 ・In+4・Vn-1 ・In-1 ・ sin2 θ 第2商演算42は前述した第9積演算19の演算結果
(数5参照)を第3加算演算33の演算結果(数7参
照)で除算する演算を行っており、その演算結果はtan
Δθである。逆正接値演算47でこの tanΔθの逆正接
値を演算することにより、位相差Δθが得られる。
【0022】図2の演算を数式で表すと下記の数8とな
る。但しこの数8の右辺の分母に記載のAは、前述した
数6に記載の値である。
【0023】
【数8】
【0024】図3は図1の第1実施例と図2の第2実施
例との応用例を表した回路図である。図3の応用例回路
において、交流回路6に交流電圧検出器7を設けてアナ
ログ量の電圧信号を、アナログ入力回路50を構成して
いるアナロクフィルタ51とサンプルホルダ53とA/
D変換55とによりデジタル量に変換してデジタル演算
回路60へ与える。同様に交流電流検出器8が検出する
電流信号もアナログ入力回路50を構成しているアナロ
クフィルタ52とサンプルホルダ54とA/D変換56
とによりデジタル量に変換してデジタル演算回路60へ
与える。
【0025】デジタル電圧信号はデジタルフィルタ61
で不要調波成分を取り除き、ゲイン補正63を介してメ
モリー66へ格納される。デジタル電流信号もデジタル
フィルタ62とゲイン補正64とを経てメモリー66へ
格納される。一方デジタルフィルタ61の出力から周波
数演算65が交流回路6の周波数を演算しているが、こ
の周波数が変動するとアナロクフィルタ51,52とデ
ジタルフィルタ61,62のゲインが変化する。よって
ゲイン補正63,64がこの周波数変動に伴うゲインの
変化を補正する。但し周波数変動に伴うアナロクフィル
タ51,52とデジタルフィルタ61,62のゲインの
変化が無視できる程度に小さく、演算結果の精度に影響
が無い場合は、ゲイン補正63,64を省略できるのは
勿論である。
【0026】周波数演算65が演算する周波数fとメモ
リー66から読み出すサンプリングデータを有効電力演
算回路70に与えれば有効電力Pを出力し、位相差演算
回路80は位相差Δθを出力するが、有効電力演算回路
70は前述した図1に図示の計算手順で構成しており、
位相差演算回路80は図2に図示の計算手順で構成す
る。
【0027】
【発明の効果】有効電力Pを数1を使って演算する従来
の演算方法や、位相差Δθを数2を使って演算する従来
の演算方法は、交流回路の周波数が変動すると、演算原
理から誤差を生じる。例えば交流回路の周波数が60Hzで
サンプリング周波数が 720Hzの場合に、交流周波数が±
5%変動する(即ち57Hzから63Hzまで変動する)と、有
効電力演算において最大で 7.8%の誤差を発生する。こ
れに対して、数4で表される有効電力Pの算出と、数8
で表される位相差Δθの算出には、周波数が変動しても
原理上誤差は生じない。本発明の計算手順に従って演算
回路を構成し、交流周波数が57Hzから63Hzまで変動した
場合の有効電力Pの総合誤差は0.13%以内であり、位相
差Δθの総合誤差は 0.1度以内を達成できており、デジ
タル制御を行う場合やデジタル保護リレーを使用する場
合の誤差を無視できる程度にまで小さくできる効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を表した計算手順図
【図2】本発明の第2実施例を表した計算手順図
【図3】図1の第1実施例と図2の第2実施例との応用
例を表した回路図
【図4】有効電力の算出方法の従来例を示した計算手順
【図5】位相差の算出方法の従来例を示した計算手順図
【符号の説明】
6 交流回路 7 交流電圧検出器 8 交流電流検出器 11〜23 第1積演算〜第13積演算 24 サンプリング位相角演算 25 2乗値演算 31〜34 第1加算演算〜第4加算演算 35〜36 第1減算演算〜第2減算演算 41〜43 第1商演算〜第3商演算 45 正弦値演算 47 逆正接値演算 50 アナログ入力回路 51,52 アナログフィルタ 53,54 サンプルホルダ 55,56 A/D変換 60 デジタル演算回路 61,62 デジタルフィルタ 63,64 ゲイン補正 65 周波数演算 66 メモリー 70 有効電力演算回路 80 位相差演算回路 f 交流回路周波数 In 今回電流サンプルデータ In-1 前回電流サンプルデータ In-2 前々回電流サンプルデータ In-3 3回前電流サンプルデータ P 有効電力 T サンプリング周期 Vn 今回電圧サンプルデータ Vn-1 前回電圧サンプルデータ Vn-2 前々回電圧サンプルデータ Vn-3 3回前電圧サンプルデータ Δθ 位相差 θ サンプリング位相角

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流回路の電圧と電流とを所定のサンプリ
    ング周期で別々にサンプリングして得られる電圧データ
    と電流データの少なくとも3回分をメモリーに記憶し、
    電圧の今回分サンプリングデータと電流の今回分サンプ
    リングデータとの乗算による第1積を演算し、電圧の前
    回分サンプリングデータと電流の前回分サンプリングデ
    ータとの乗算による第2積を演算し、電圧の前々回分サ
    ンプリングデータと電流の前々回分サンプリングデータ
    との乗算による第3積を演算し、電圧の今回分サンプリ
    ングデータと電流の前々回分サンプリングデータとの乗
    算による第4積を演算し、電圧の前々回分サンプリング
    データと電流の今回分サンプリングデータとの乗算によ
    る第5積を演算し、前記交流電圧の周波数と前記サンプ
    リング周期と2πとを乗算してサンプリング位相角を求
    めてこのサンプリング位相角の正弦値を演算し、このサ
    ンプリング位相角正弦値の2乗を演算し、この2乗値を
    4倍する第6積を演算し、前記第1積と第3積との和か
    ら前記第4積と第5積とを差し引く第1加算を演算し、
    この第1加算結果を前記第6積で除算する第1商を演算
    し、この第1商と前記第2積との和を第2加算で演算
    し、この第2加算結果を前記交流回路の有効電力とする
    ことを特徴とする交流電気量のデジタル演算方法。
  2. 【請求項2】交流回路の電圧と電流とを所定のサンプリ
    ング周期で別々にサンプリングして得られる電圧データ
    と電流データの少なくとも3回分をメモリーに記憶し、
    電圧の今回分サンプリングデータと電流の今回分サンプ
    リングデータとの乗算による第1積を演算し、電圧の前
    回分サンプリングデータと電流の前回分サンプリングデ
    ータとの乗算による第2積を演算し、電圧の前々回分サ
    ンプリングデータと電流の前々回分サンプリングデータ
    との乗算による第3積を演算し、電圧の今回分サンプリ
    ングデータと電流の前々回分サンプリングデータとの乗
    算による第4積を演算し、電圧の前々回分サンプリング
    データと電流の今回分サンプリングデータとの乗算によ
    る第5積を演算し、電圧の今回分サンプリングデータと
    電流の前回分サンプリングデータとの乗算による第7積
    を演算し、電圧の前回分サンプリングデータと電流の今
    回分サンプリングデータとの乗算による第8積を演算
    し、前記交流電圧の周波数と前記サンプリング周期と2
    πとの乗算により得られるサンプリング位相角の正弦値
    を演算し、このサンプリング位相角正弦値の2乗を演算
    し、前記第7積から第8積を差し引く第1減算を演算
    し、この第1減算結果と前記サンプリング位相角正弦値
    と4とを乗算する第9積を演算し、前記サンプリング位
    相角正弦値の2乗値と前記第2積と4との乗算による第
    10積を演算し、前記第1積と第3積と第10積との和
    から前記第4積と第5積とを差し引く第3加算を演算
    し、前記第9積をこの第3加算結果で除算する第2商を
    演算し、この第2商の逆正接値を演算し、この逆正接値
    を前記交流回路の電圧と電流の位相差とすることを特徴
    とする交流電気量のデジタル演算方法。
JP02293494A 1994-02-22 1994-02-22 交流電気量のデジタル演算方法 Expired - Lifetime JP3206273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02293494A JP3206273B2 (ja) 1994-02-22 1994-02-22 交流電気量のデジタル演算方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02293494A JP3206273B2 (ja) 1994-02-22 1994-02-22 交流電気量のデジタル演算方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07229933A JPH07229933A (ja) 1995-08-29
JP3206273B2 true JP3206273B2 (ja) 2001-09-10

Family

ID=12096468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02293494A Expired - Lifetime JP3206273B2 (ja) 1994-02-22 1994-02-22 交流電気量のデジタル演算方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3206273B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4628019B2 (ja) * 2004-05-31 2011-02-09 三洋電機株式会社 データ収集装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07229933A (ja) 1995-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2827106B1 (en) Angle detection device
JP4664837B2 (ja) 電圧等の実効値演算回路および測定器
JP2689343B2 (ja) 交流電力測定装置
EP3916361B1 (en) Rotation angle detection device, and electric power steering device including same rotation angle detection device
CA2344645A1 (en) Method and device for determining the torque of an induction machine
JP3312504B2 (ja) 位置検出装置
JP3206273B2 (ja) 交流電気量のデジタル演算方法
JPH05252785A (ja) モータ制御装置
JP3307223B2 (ja) 交流電気量のデジタル演算方法及び演算装置
JP5146963B2 (ja) エンコーダの誤差補正方法
JP3612354B2 (ja) ディジタル形保護継電器における位相角差、周波数差及び周波数演算方法
JP2946152B2 (ja) 周波数検出装置
JPS63179259A (ja) レゾルバを用いた速度検出方法
JP2004170097A (ja) 電力計およびそれを用いたモータ評価装置
JP3085496B2 (ja) サンプリング式測定装置
JPH11326428A (ja) インバータ回路のパラメータ測定装置
JP4799307B2 (ja) 電力測定装置
JPH08126190A (ja) 電力系統のディジタル保護方法
JP2007309897A (ja) ディジタルフィルタ、電子式電力量計
JPH10243659A (ja) 電流制御装置
JPS5947903A (ja) 信号パタ−ン発生装置
JP2614285B2 (ja) 零相出力波形検出装置の残留出力波形除去方法
JPH0646595A (ja) インバータ装置により駆動される三相誘導電動機のトルク検出方法
JPH0763794A (ja) 逆相電流検出装置
JP2004187472A (ja) 電力変換装置及びその欠相検出用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080706

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090706

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090706

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110706

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120706

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130706

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term