JP4799307B2 - 電力測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は被測定系の交流電圧、交流電流から電力を測定する電力測定装置に関する。
従来より、外部の電圧、電流を検出し電力を測定する電力測定装置が普及している。当該電力測定装置は被測定系の電圧、電流に正比例した信号を乗算する乗算部と、乗算にて発生する誤差を補正する補正部とを具備している。(例えば特許文献1)
特開平04−310868号公報(第6頁、図1)
被測定系の電圧、電流に正比例した信号を乗算する乗算部と、乗算にて発生する誤差を補正する補正部とを具備た電力測定装置が普及していることは前述のとおりである。従来の電力測定装置において、誤差補正部は乗算部の出力信号に正比例した線形な誤差を補正することができた。しかし、乗算部が出力信号または入力信号に対し正比例しない非線形な誤差を持つ場合がある。例えばギルバートセルと呼ばれる乗算部に使用される回路においては、入力信号の二乗に正比例した演算誤差が発生することが知られている。このような場合、乗算部の出力信号に一定の係数を乗算するのみの補正を行ったのでは、乗算部にて発生する演算誤差を有効に軽減させることができないという問題点があった。
本発明は前記問題点に鑑み、乗算部において発生する入力信号または出力信号に対し正比例しない演算誤差を軽減させることが可能な電力測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による電力測定装置は、基準となる信号を発生する第1の可変電圧発生手段と、被測定系の電流に正比例した信号、前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号のうち1つの信号を選択する第1の信号選択手段と、基準となる信号を発生する第2の可変電圧発生手段と、被測定系の電圧に正比例した信号、前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号のうち1つの信号を選択する第2の信号選択手段と、前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号と前記第2の信号選択手段により選択された被測定系の電圧に正比例した信号、または、前記第1の信号選択手段により選択された前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号と前記第2の信号選択手段により選択された前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号を乗算する乗算手段と、前記乗算手段にて乗算された、前記第1の信号選択手段により選択された前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号と前記第2の信号選択手段により選択された前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号の積を表す信号の誤差を検出する誤差検出手段と、前記誤差検出手段により検出された信号と前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号とを補正用信号に変換する補正信号発生手段と、前記乗算手段により乗算された前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号と前記第2の信号選択手段により選択された被測定系の電圧に正比例した信号の積を表わす信号と、前記補正信号発生手段により変換された補正用信号とを加算する加算手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、乗算部において発生する入力信号または出力信号に対し正比例しない演算誤差を軽減させることが可能な電力測定装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。
本発明による電力測定装置の実施例1につき図1を参照して説明する。
図1において、100は電力測定装置本体である。なお、本実施例では単相2線式の電力測定装置としている。
101は端子部で、銅等の導電性のある金属により構成されており、外部から被測定系の交流電流に正比例した電圧が入力される。
102は端子部で、銅等の導電性のある金属により構成されており、外部から被測定系の交流電圧に正比例した電圧が入力される。
103は第1の可変電圧発生部で、アナログ−デジタル変換器等により構成されており、基準となる電圧を発生する。
104は第2の可変電圧発生部で、アナログ−デジタル変換器等により構成されており、基準となる電圧を発生する。
105は第1の信号選択部で、アナログスイッチ等により構成されており、端子部101に入力された被測定系の交流電流に正比例した電圧または、第1の可変電圧発生部103で発生された基準となる電圧を選択し出力する。
106は第2の信号選択部で、アナログスイッチ等により構成されており、端子部102に入力された被測定系の交流電圧に正比例した電圧または、第2の可変電圧発生部104で発生された基準となる電圧を選択し出力する。
107は乗算部で、トランジスタ等半導体からなるアナログ乗算回路により構成されており、信号選択部105ならびに信号選択部106から出力される信号を乗算する。なお当該アナログ乗算回路としてはギルバートセルと呼ばれる回路が近年普及してきている。
108は第1の補正信号発生部で、トランジスタ等半導体からなる関数発生回路等により構成されており、第1の信号選択部105から出力される信号を誤差軽減用の電圧に変換し出力する。
109は第2の補正信号発生部で、トランジスタ等半導体からなる関数発生回路等により構成されており、第2の信号選択部106から出力される信号を誤差軽減用の電圧に変換し出力する。
110は加算部で、演算増幅器等からなる加算回路により構成されており、乗算部107、第1の補正信号発生部108、第2の補正信号発生部109の出力信号を加算し出力する。
111は信号切替部で、トランジスタ等半導体からなるアナログスイッチ等により構成されており、被測定系の交流電流に正比例した電圧と被測定系の交流電圧に正比例した電圧が乗算部107に入力されているときは、加算部110の出力電圧信号を後述する出力端子112に、また、第1の可変電圧発生部103と第2の可変電圧発生部104の出力電圧が乗算部107に入力されているときは加算部110の出力電圧信号を後述するアナログ−デジタル変換部113に出力する。
112は出力端子で、銅等の導電性のある金属により構成されており、信号切替部111により出力される被測定系の電力に正比例した電圧信号を出力する。
113はアナログ−デジタル変換部で、トランジスタ等半導体からなる回路により構成されており、信号切替部111により出力される電圧信号をデジタル信号に変換する。
114は制御部で、マイクロコンピュータ等により構成されており、第1の信号選択部105、第2の信号選択部106、第1の可変電圧発生部103、第2の可変電圧発生部104、信号切替部111を制御する。また、制御部114は、アナログ−デジタル変換部113によりアナログ−デジタル変換された、第1の可変電圧発生部103ならびに第2の可変電圧発生部104が発生した基準電圧を乗算した乗算部107の出力電圧に対応したデジタル信号に応じ第1の補正信号発生部108ならびに第2の補正信号発生部109を制御する。
次に、本実施例の動作を説明する。
乗算部107には例えばギルバートセルと呼ばれる回路が使用されることは前述のとおりである。本実施例においては乗算部107にギルバートセル型乗算回路を用いた一実施例につき説明する。
当該ギルバートセル型乗算回路は近年普及しているアナログ型乗算回路であるがその出力電圧は入力電圧の乗算結果に対して線形でない誤差成分を含んでいる。その出力電圧Ew1を次式に表わす。

Ew1=k・Ex・Ey+m・Ex+n・Ey ・・・・・・(1)

ここでExは、乗算部107のX側に入力される電圧で、Eyは乗算部107のY側に入力される電圧である。k,m,nはそれぞれ係数である。
従って上記数式中 m・Ex+n・Ey の項は誤差成分であり、誤差を軽減するためには乗算部107の出力電圧Ew1から誤差成分を減算する必要がある。
つまり以下の演算を行うことにより、乗算部で発生される演算誤差を軽減させることが可能である。

Ew1−m・Ex−n・Ey =k・Ex・Ey=Ew2 ・・・(2)

ここでEw2は乗算部107の演算誤差が軽減された出力電圧である。
補正信号発生部108は乗算部107のX入力側の電圧Exを −m・Ex に変換する。補正信号発生部108には二乗回路をあらかじめ用意しておいても良いし、またプログラマブルな関数発生回路を用いても良い。
補正信号発生部109は乗算部107のY入力側の電圧Eyを −n・Ey に変換する。補正信号発生部108には三乗回路をあらかじめ用意しておいても良いし、またプログラマブルな関数発生回路を用いても良い。
乗算部107のX入力側の入力電圧Exに起因する演算誤差 −m・Ex の係数mの算出手順にかかる本実施例の動作を図2のプログラム構成図を参照しつつ説明する。本プログラムは制御部114内の図示しないプログラムメモリ内に記憶され、制御部114の動作を制御している。
まず、制御部114は信号切替部111の出力がアナログ−デジタル変換部113に入力されるよう信号切替部111を制御する(ステップ201)。
また、第1の可変電圧発生部103からの信号を出力するように第1の信号選択部105を、第2の可変電圧発生部104からの信号を出力するように第2の信号選択部106を制御する(ステップ202)。
さらに、第1の補正信号発生部108ならびに、第2の補正信号発生部109の出力信号が‘0’となるよう制御する(ステップ203)。
当該、ステップ201から203の動作にて、可変電圧発生部103、可変電圧発生部104で発生した電圧を乗算部107が乗算し、その演算誤差を制御部114が検出できるようハードウェアが設定される。
次に制御部114は出力電圧中の誤差の大きさを検出する動作に入る。
制御部114は第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘0v’とする(ステップ204)。なお、本実施例においては、第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘0v’としたが、その他の電圧例えば‘1v’とすることも可能である。
次に制御部114は(1)式中の m・Ex の項の大きさを検知するために、第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘+5v’とし、加算部110、信号切替部111を介し、アナログ−デジタル変換部113でアナログ−デジタル変換された乗算部107の出力信号に対応したデジタル信号を受信し制御部114内の図示しない記憶部に記憶しておく(ステップ205)。このときの出力信号をVxp5とする。なお、本実施例においては、第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘+5v’としたが、その他の電圧例えば‘+2v’とすることも可能である。
さらに、制御部114は、第1の可変電圧発生部103出力電圧Ex0を‘−5v’とし、加算部110、信号切替部111を介し、アナログ−デジタル変換部113でアナログ−デジタル変換された乗算部107の出力信号に対応したデジタル信号を受信し制御部114内の図示しない記憶部に記憶しておく(ステップ206)。このときの出力信号をVxn5とする。なお、本実施例においては、第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘−5v’としたが、その他の電圧例えば‘−2v’とすることも可能である。
次に制御部114は、記憶している誤差電圧Vxp5と、誤差電圧Vxn5から係数mの値を算出する(ステップ207)。具体的にはEyは0vであるから(1)式は

Ew1=k・Ex・Ey+m・Ex+n・Ey=m・Ex ・・・(3)

となり、Exはそれぞれ+5v,−5vであるから、

|Vxp5|=m・Ex=m・(+5v) ・・・(4)
|Vxn5|=m・Ex=m・(−5v) ・・・(5)

となる。誤差電圧Vxp5と、誤差電圧Vxn5の平均からmを求めるために(4)式と(5)式の和をとると次式のようになる。

|Vxp5|+|Vxn5|=m・(+5v)+m・(−5v) ・・・(6)

これよりmを求めると

m=(|Vxp5|+|Vxn5|)÷((+5v)+(−5v)) ・・(7)

となる。
次に制御部114は第1の補正信号発生部108に−m・Exなる電圧を出力するよう指示する(ステップ208)。
演算誤差が軽減されていることを確認するために、制御部114は−m・Exなる電圧を補正信号発生部108から発生させた状態で、第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘+1v’とし、加算部110、信号切替部111を介し、アナログ−デジタル変換部113でアナログ−デジタル変換された乗算部107の出力信号に対応したデジタル信号を受信し制御部114内の図示しない記憶部に記憶しておく(ステップ209)。このときの出力信号をVxp1とする。なお、本実施例においては、第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘+1v’としたが、その他の電圧、例えば‘+0.1v’とすることも可能である。
さらに、演算誤差が軽減されていることを確認するために、制御部114は−m・Exなる電圧を第1の補正信号発生部108から発生させた状態で、第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘−1v’とし、加算部110、信号切替部111を介し、アナログ−デジタル変換部113でアナログ−デジタル変換された乗算部107の出力信号に対応したデジタル信号を受信し制御部114内の図示しない記憶部に記憶しておく(ステップ210)。このときの出力信号がVxn1とする。なお、本実施例においては、第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘−1v’としたが、その他の電圧例えば‘−0.1v’とすることも可能である。
次に制御部114は前記電圧、Vxp1,Vxn1が既定値以内であるか判断を行う(ステップ211)。理想状態においては前記電圧Vxp1,Vxn1はゼロとなるはずであるが回路にて発生する誤差にてゼロとならない場合もある。既定値以内にないと判断した場合、制御部114は誤差電圧Vxp5,Vxn5,Vxp1,Vxn1が平均化するようなmの値を再度計算する(ステップ212)。なお、既定値以内にあると判断した場合は、当該補正信号発生部108の乗数mの算出動作を終了する。
乗算部107のY入力側の入力電圧Eyに起因する演算誤差 −n・Ey の係数nの算出手順にかかる本実施例の動作を図3のプログラム構成図を参照しつつ説明する。本プログラムは制御部114内の図示しないプログラムメモリ内に記憶され、制御部114の動作を制御している。
まず、制御部114は信号切替部111の出力がアナログ−デジタル変換部113に入力されるよう信号切替部111を制御する(ステップ301)。
また、第1の可変電圧発生部103からの信号を出力するように第1の信号選択部105を、第2の可変電圧発生部104からの信号を出力するように第2の信号選択部106を制御する(ステップ302)。
さらに、第1の補正信号発生部108ならびに、第2の補正信号発生部109の出力信号が‘0’となるよう制御する(ステップ303)。
当該、ステップ301から303の動作にて、可変電圧発生部103、可変電圧発生部104で発生した電圧を乗算部107が乗算し、その演算誤差を制御部114が検出できるようハードウェアが設定される。
次に制御部114は出力電圧中の誤差の大きさを検出する動作に入る。
制御部114は第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘0v’とする(ステップ304)。なお、本実施例においては、第1の可変電圧発生部103の出力電圧Ex0を‘0v’としたが、その他の電圧、例えば‘1v’とすることも可能である。
次に制御部114は(1)式中の n・Ey の項の大きさを検知するために、第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘+5v’とし、加算部110、信号切替部111を介し、アナログ−デジタル変換部113でアナログ−デジタル変換された乗算部107の出力信号に対応したデジタル信号を受信し制御部114内の図示しない記憶部に記憶しておく(ステップ305)。このときの出力信号をVyp5とする。なお、本実施例においては、第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘+5v’としたが、その他の電圧例えば‘+2v’とすることも可能である。
さらに、制御部114は、第2の可変電圧発生部104出力電圧Ey0を‘−5v’とし、加算部110、信号切替部111を介し、アナログ−デジタル変換部113でアナログ−デジタル変換された乗算部107の出力信号に対応したデジタル信号を受信し制御部114内の図示しない記憶部に記憶しておく(ステップ306)。このときの出力信号をVyn5とする。なお、本実施例においては、第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘−5v’としたが、その他の電圧例えば‘−2v’とすることも可能である。
次に制御部114は、記憶している誤差電圧Vyp5と、誤差電圧Vyn5から係数nの値を算出する(ステップ307)。具体的にはEx=0であるから(1)式は

Ew1=k・Ex・Ey+m・Ex+n・Ey=n・Ey ・・・(8)

となり、Eyはそれぞれ+5v,−5vであるから、

|Vyp5|=|n・Ey|=|n・(+5v)| ・・・(9)
|Vyn5|=|n・Ey|=|n・(−5v)| ・・・(10)

となる。誤差電圧Vyp5と、誤差電圧Vyn5の平均からnを求めるために(9)式と(10)式の和をとると次式のようになる。

|Vyp5|+|Vyn5|=|n・(+5v)|+|n・(−5v)| ・・(11)

これよりnを求めると
n=(|Vyp5|+|Vyn5|)÷(|(+5v)|+|(−5v)|)
・・(12)

となる。
次に制御部114は第2の補正信号発生部109に−n・Eyなる電圧を出力するよう指示する(ステップ308)。
演算誤差が軽減されていることを確認するために、制御部114は−n・Eyなる電圧を第2の補正信号発生部109から発生させた状態で、第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘+1v’とし、加算部110、信号切替部111を介し、アナログ−デジタル変換部113でアナログ−デジタル変換された乗算部107の出力信号に対応したデジタル信号を受信し制御部114内の図示しない記憶部に記憶しておく(ステップ309)。このときの出力信号をVyp1とする。なお、本実施例においては、第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘+1v’としたが、その他の電圧、例えば‘+0.1v’とすることも可能である。
さらに、演算誤差が軽減されていることを確認するために、制御部114は−n・Eyなる電圧を第2の補正信号発生部109から発生させた状態で、第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘−1v’とし、加算部110、信号切替部111を介し、アナログ−デジタル変換部113でアナログ−デジタル変換された乗算部107の出力信号に対応したデジタル信号を受信し制御部114内の図示しない記憶部に記憶しておく(ステップ310)。このときの出力信号をVyn1とする。なお、本実施例においては、第2の可変電圧発生部104の出力電圧Ey0を‘−1v’としたが、その他の電圧例えば‘−0.1v’とすることも可能である。
次に制御部114は前記電圧、Vyp1,Vyn1が既定値以内であるか判断を行う(ステップ311)。理想状態においては前記電圧Vyp1,Vyn1はゼロとなるはずであるが回路にて発生する誤差にてゼロとならない場合もある。既定値以内にないと判断した場合、制御部114は誤差電圧Vyp5,Vyn5,Vyp1,Vyn1が平均化するようなnの値を再度計算する(ステップ312)。なお、既定値以内にあると判断した場合は、当該補正信号発生部109の乗数nの算出動作を終了する。
なお、交流電力測定装置においては前記式のn・Eyの項が微小である場合や、全体として相殺される場合もあり、nの算出を行わない場合もある。
当該mやnの算出動作は例えば電力測定装置の電源投入時や、1時間毎の一定期間ごとに行われる。
その後、制御部114は第1の補正信号発生部108に−m・Exなる電圧を、第2の補正信号発生部109に−n・Eyなる電圧を発生させるよう指示し、端子101からの被測定系の交流電流に正比例した電圧信号を選択するように第1の信号選択部105を、端子102からの被測定系の交流電圧に正比例した電圧信号を選択するように第2の信号選択部106を、出力が出力端子112側に接続されるように信号切替部111を制御し電力測定を開始する(図中不示)。すると乗算部107で乗算した出力電圧に−m・Exなる電圧ならびに−n・Eyなる電圧を加算した電圧が加算部110により出力される。その結果

Ew1−m・Ex−n・Ey
=k・Ex・Ey+m・Ex+n・Ey−m・Ex−n・Ey
=k・Ex・Ey ・・(13)

なる電圧が出力端子112から出力されるようになる。
この一連の動作により、乗算による演算誤差の少ない、被測定系の電力に正比例した電圧が出力端子112から出力される。
以上のように、本実施例を用いれば、乗算部において発生する入力信号または出力信号に対し正比例しない演算誤差を軽減させることが可能な電力測定装置を提供することが可能となる。
また、一定期間毎に誤差補正動作を行うことにより、温度特性、経年特性を向上させた電力測定装置を提供することが可能となる。
本発明による電力測定装置の実施例1の構成を示す構成図 本発明による実施例1のプログラムを示すプログラム構成図 本発明による実施例1のプログラムを示すプログラム構成図
符号の説明
100 電力測定装置本体
101 端子部
102 端子部
103 可変電圧発生部
104 可変電圧発生部
105 信号選択部
106 信号選択部
107 乗算部
108 補正信号発生部
109 補正信号発生部
110 加算部
111 信号切替部
112 出力端子
113 アナログ−デジタル変換部
114 制御部




Claims (4)

  1. 基準となる信号を発生する第1の可変電圧発生手段と、
    被測定系の電流に正比例した信号、前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号のうち1つの信号を選択する第1の信号選択手段と、
    基準となる信号を発生する第2の可変電圧発生手段と、
    被測定系の電圧に正比例した信号、前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号のうち1つの信号を選択する第2の信号選択手段と、
    前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号と前記第2の信号選択手段により選択された被測定系の電圧に正比例した信号、または、前記第1の信号選択手段により選択された前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号と前記第2の信号選択手段により選択された前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号を乗算する乗算手段と、
    前記乗算手段にて乗算された、前記第1の信号選択手段により選択された前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号と前記第2の信号選択手段により選択された前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号の積を表す信号の誤差を検出する誤差検出手段と、
    前記誤差検出手段により検出された信号と前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号とを補正用信号に変換する補正信号発生手段と、
    前記乗算手段により乗算された前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号と前記第2の信号選択手段により選択された被測定系の電圧に正比例した信号の積を表わす信号と、前記補正信号発生手段により変換された補正用信号とを加算する加算手段と
    を具備したことを特徴とする電力測定装置。
  2. 基準となる信号を発生する第1の可変電圧発生手段と、
    被測定系の電流に正比例した信号、前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号のうち1つの信号を選択する第1の信号選択手段と、
    基準となる信号を発生する第2の可変電圧発生手段と、
    被測定系の電圧に正比例した信号、前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号のうち1つの信号を選択する第2の信号選択手段と、
    前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号と前記第2の信号選択手段により選択された被測定系の電圧に正比例した信号、または、前記第1の信号選択手段により選択された前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号と前記第2の信号選択手段により選択された前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号を乗算する乗算手段と、
    前記乗算手段にて乗算された、前記第1の信号選択手段により選択された前記第1の可変電圧発生手段により発生された信号と前記第2の信号選択手段により選択された前記第2の可変電圧発生手段により発生された信号の積を表す信号の誤差を検出する誤差検出手段と、
    前記誤差検出手段により検出された信号と前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号とを第1の補正用信号に変換する第1の補正信号発生手段と、
    前記誤差検出手段により検出された信号と前記第2の信号選択手段により選択された被測定系の電圧に正比例した信号とを第2の補正用信号に変換する第2の補正信号発生手段と、
    前記乗算手段により乗算された前記第1の信号選択手段により選択された被測定系の電流に正比例した信号と前記第2の信号選択手段により選択された被測定系の電圧に正比例した信号の積を表わす信号と、前記第1の補正信号発生手段により変換された第1の補正用信号と、前記第2の補正信号発生手段により変換された第2の補正用信号とを加算する加算手段と
    を具備したことを特徴とする電力測定装置。
  3. 前記誤差検出手段はアナログ−デジタル変換手段を具備したことを特徴とする請求項1乃至2のいずれか1項記載の電力測定装置。
  4. 前記誤差検出手段による誤差検出を一定期間毎に行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の電力測定装置。













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