JP6192051B2 - 電力系統の逆潮流監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は電力系統の逆潮流監視装置に関し,とくに電力系統の電圧及び電流を入力して逆潮流を監視する逆潮流監視装置に関する。本発明の逆潮流監視装置は,例えば電力系統の電流,電力,電圧等を測定する電流変換器,電力変換器等に組み込むことができる。
電力系統のような巨大な電気エネルギーを扱うシステムでは,需要と供給とを同時同量で調整しなければならず,需給バランスが崩れると系統全体の周波数や電圧が基準値から逸脱して需要家に悪影響を及ぼす危険性があり,更に供給側の発電所が連鎖的に停止して大規模停電につながる可能性もある。従来から電力系統では,需要家の電力消費(負荷)を正確に予測できないことから,発電所(火力発電,水力発電等)の出力を制御する運用によって需給バランスを調整している。それに対し最近は,図8(A)に示すように出力を簡単に制御できない分散電源G(風力発電,太陽光発電等の再生可能エネルギーを用いた電源G)が電力系統に接続されることがあり,例えば図8(B)のように分散電源Gの発電量が急増(又は急減)し,或いは図8(C)のように需要家Lの電力消費量が急減(又は急増)すると,本来とは逆向きに電力が流れる逆潮流の発生や逆潮流の急変を生じて電力系統の周波数変動・電圧変動を招くおそれがあるため,系統上の適宜箇所で潮流方向の監視を求められることがある。
電力の流れである潮流の方向を判別するため,例えば特許文献1は,電力系統の配電線の電圧及び電流を検出装置(高圧センサー等)で検出し,電圧に対する電流の位相遅れφが−90°〜+90°の範囲内であるときに潮流方向(有効電力の送電方向)を順潮流と判別し,電圧・電流間の位相遅れφが+90°〜+270°の範囲内であるときに潮流方向を逆潮流と判別する方法を開示している。ただし,この方法では,電力系統の電圧検出装置の構成と電流検出装置の構成とが相違していると電圧・電流間にオフセット位相差ξを生じることがあり,電圧・電流間の位相遅れφに付加されるオフセット位相差ξによって潮流方向の判別に誤差を生じうる問題点がある。
これに対して特許文献2は,図9に示すように,オフセット位相差ξが生じた場合でも電圧及び電流の位相遅れφを高い精度で測定できる交流電力測定装置を開示している。図9の交流電力測定装置50は,電力系統に接続する電圧入力器5及び電流入力器6のアナログ波形をAD変換器7,8経由のデジタル信号として所定サンプリング時間間隔Δtで継続的に入力する信号入力端子11,12と,入力電圧信号Ecos(ωt−ψ)及び入力電流信号Icos(ωt−ψ−φ)を複素電圧=Eexp(j(ωt−ψ))及び複素電流=Iexp(j(ωt−ψ−φ))に変換する変換部20と,複素電流(又は複素電圧)から共役複素電流 (又は共役複素電圧 )を求める複素共役部22と,入力器5,6によって生じる電圧・電流間のオフセット位相差ξを記憶する記憶部27と,複素電圧(又は複素電流)と共役複素電流 (又は共役複素電圧とオフセット位相差ξとから電力系統の複素電力P,Qを算出する算出部23と,複素電力P,Qから電圧・電流間の位相遅れφを検出する位相差検知部26とを有している。図示例の変換部20は,電圧信号E,電流信号Iをそれぞれ相互に90度位相差の2成分(余弦部及び正弦部)に分解する定位相差分波部21a,21bにより構成されている。また,図示例の測定装置50は,複素電圧から(7)式により電圧実効値Eを算出する実効値算出部24,複素電流から(8)式により電流実効値Iを算出する実効値算出部25を有している。
電力系統の電圧・電流間の位相遅れφを測定するに先立ち,記憶部27にオフセット位相差ξ(又はオフセット位相差ξと周波数ωとの関係式κ)を登録しておく。図9の交流電力測定装置50はオフセット位相差設定部28を有しており,オフセット位相差設定部28から試験波供給器29を介して同位相のデジタル試験電圧信号及電流信号を電圧入力器5及び電力入力器6に印加する。試験電圧及び電流は,変換部20において複素電圧及び複素電流((11)式,(12)式)に変換され,複素共役部22において複素電流が共役複素電流 に変換されたのち,算出部23のベクトル乗算部23aにおいて複素電圧と共役複素電流 とが乗算される((13)式)。この乗算結果を位相差検知部26へ送り,位相差検知部26において電圧・電流間のオフセット位相差ξ((14)式)を抽出して記憶部27に登録する。必要に応じて,試験電圧及び電流の周波数ωを適宜切り替えながらこのサイクルを繰り返すことにより,記憶部27にオフセット位相差ξと周波数ωとの関係式κ((21)式)を登録する。
電力系統の電圧・電流間の位相遅れφを測定するときは,電力系統に電圧入力器5及び電力入力器6を接続してデジタル信号を入力し,変換部20において入力電圧信号及び電流信号を複素電圧及び複素電流((15)式),(16)式)に変換する。次いで,複素共役部22において複素電流から共役複素電流 を求め,複素電圧と共役複素電流 とを算出部23に送出する。図9の算出部23は,ベクトル乗算部23a,23cと複素共役部23bと補正係数算出部23dとを有しており,先ず補正係数算出部23dにおいて位相角(偏角)がオフセット位相差ξとなる複素補正係数((17)式)を単位ベクトルとして生成し,複素共役部23bにより複素補正係数から共役複素補正係数 ((18)式)を求め,ベクトル乗算部23a,23cにより複素電圧と共役複素電流 と共役複素補正係数 とを乗算する((19)式)。複素電圧と共役複素電流 との乗算結果はオフセット位相差ξによる誤差を含むが,共役複素補正係数 の乗算によってオフセット位相差ξを補正・相殺することができ,オフセット位相差ξによる誤差のない有効電力P及び無効電力Qを算出できる。また,その乗算結果 を位相差検知部26に送ることにより,オフセット位相差ξが補正・相殺された電圧・電流間の位相遅れφ((20)式)を検出することができる。
また,図9の測定装置50は,所定サンプリング時間間隔Δtにおける複素電圧(又は複素電流)の位相θの変位Δθから電力系統の周波数ω(=Δθ/Δt)を検知する周波数検知部30を有している。周波数検知部30は,前走電圧記憶部30aと複素共役部30bとベクトル乗算部30cと位相差検出部30dと周波数算出部30eとを有しており,その前走電圧記憶部30aとベクトル乗算部30cとに所定サンプリング時間間隔Δtで複素電圧(又は複素電流)を入力する。前走電圧記憶部30aには前回サンプリング時の複素電圧 −t が記憶されており,今回サンプリング時に前回複素電圧 −t が複素共役部30bに送出されて共役前回複素電圧 −t に変換される。ベクトル乗算部30cにおいて今回複素電圧と共役前回複素電圧 −t とが乗算され,更に位相差検出部30dにおいて前回複素電圧 −t ・今回複素電圧間の位相差Δθが検出される((22)〜(23)式)。この位相差Δθはサンプリング時間間隔Δtの位相変化であるから,周波数算出部30eにおいて位相差Δθとサンプリング時間間隔Δtとから電力系統の周波数ωを算出できる((24)式)。また,算出部23の補正係数算出部23dにおいて,記憶部27の関係式κ((21)式)に周波数ωを代入してオフセット位相差ξを求め,そのオフセット位相差ξを用いて複素補正係数を生成することができる((17)式)。
特開2006−246600号公報 特開2006−194703号公報
図9の交流電力測定装置50を用いれば,電圧入力器5及び電流入力器6の相違により生じるオフセット位相差ξの影響を避けながら電圧・電流間の位相遅れφを精度よく測定し,その位相遅れφによって電力系統の潮流方向を正確に判別することができる。また,電力系統の基準周波数ωが変動しても,周波数検知部30により周波数ωの変動を検知し,その変動に応じたオフセット位相差ξを用いて電圧・電流間の位相遅れφを補正することにより,基準周波数ωの変動による潮流方向の判別誤差を避けることができる。しかし,上述した交流電力測定装置50は,電力系統における逆潮流の発生を検出できるものの,発生した逆潮流が電力系統にとってどの程度危険なもの(重大なもの)であるかを評価できない問題点がある。
すなわち,上述したように分散電源Gを接続した電力系統において発生する逆潮流は,周波数や電圧の大きな変動に繋がる危険性があるものの,潮流が小さければ危険性も相対的に小さい。危険性が大きければ遮断器を開放する等の対策が直ちに必要となるが,危険性が小さければ監視を継続しつつ逆潮流の回復を待つ等の対策で足りる場合もある。風力発電,太陽光発電等の再生可能エネルギーを用いた分散電源Gの出力は日射量や風速等の条件により変動しうるものであり,出力の変動しやすい分散電源Gの接続が増えると電力系統の潮流が不安定になりうるが,逆潮流の発生時に直ちに分散電源Gを切り離す等の対策を採ることは不経済であり,電力系統に与える危険性に応じた対策を選択できるような技術の開発が求められている。
そこで本発明の目的は,電力系統における逆潮流の発生を検出すると共に発生した逆潮流の危険性を評価できる逆潮流監視装置を提供することにある。
本発明者は,潮流方向の符号を付した電流実効値によって電力系統の潮流を評価することに着目した。上述した交流電力測定装置50は,電流実効値Iを算出する実効値算出部25を有しているので,電圧・電流間の位相遅れφに基づいて電流実効値Iに符号を付すことにより,逆潮流の発生だけでなく発生した逆潮流の大きさを表す符号付き電流値±Iを出力できる。ただし,符号付き電流値±Iだけでは逆潮流の危険性を適切に評価することは難しい。例えば,図2(A)に示すように時間軸上の期間a,期間bにおいて符号付き電流値±Iが同じあったとしても,図2(B)に示すように期間a,期間bにおいて位相遅れφが相違していれば,期間a,期間bで逆潮流の危険性は異なる評価とすべきである。実際に分散電源Gの発電量の急増・急減,需要家Lの電力消費量の急減・急増を想定すると,図2(C)に示すように,位相遅れφの小さい期間aでは逆潮流が急激に変動するおそれは小さいが,位相遅れφの大きい期間bでは逆潮流が急激に変動して系統の電力品質や連系設備に悪影響を及ぼすおそれが高い。
すなわち,電圧・電流間の位相遅れφが+90°〜+270°の範囲内で逆潮流の電流値Iが同じであっても,位相遅れφによって逆潮流の危険性は異なり,位相遅れφ=180°のときに危険性が最も高いと評価すべきである。逆に,位相遅れφが同じであっても,電流値Iが大きい場合は,電流量Iが小さい場合に比して逆潮流の危険性は当然高くなる。逆潮流の危険性を適切に評価するためには,図2(C)に示すような電流値Iと位相遅れφとの相関を考慮することが有効である。本発明は,この着想に基づく研究開発の結果,完成に至ったものである。
図1の実施例を参照するに,本発明による電力系統の逆潮流監視装置は,電力系統の同相の電圧及び電流をデジタル信号として入力し且つそれぞれ複素電圧=Eexp(j(ωt−ψ))及び複素電流=Iexp(j(ωt−ψ−φ))に変換する変換部20,複素電圧又は複素電流とその共役複素電流 又は共役複素電圧 とから電力系統の複素電力P,Qを算出する算出部22,23,複素電力P,Qから電圧に対する電流の位相遅れφを検知する位相差検知部26,位相遅れφと複素電流とから潮流方向の符号が付された電流実効値±Iを算出する潮流検出部40,並びに位相遅れφと複素電流とから逆潮流評価値V1(例えばIφ)を算出する潮流評価部46を備えてなるものである。
好ましくは,図1に示すように,潮流評価部46により,位相遅れφの余弦値cosφと電流実効値Iとの積(=Icosφ)として逆潮流評価値V1を算出する。或いは,図3に示すように,潮流評価部46により,位相遅れφと複素電流とからに代えて,複素電力P,Qと複素電圧とから有効電力値P(=IEcosφ)を電圧実効値Eで除した商(=Icosφ)として逆潮流評価値V1を算出することも可能である。望ましくは,図4(A)に示すように,潮流評価部46に逆潮流評価値V1の危険レベルLを設定し,潮流評価部46により逆潮流評価値V1が危険レベルLを越えたか否かを評価する。更に望ましくは,図4(B)に示すように,潮流評価部46に多段階の危険レベルL1,L2,L3を設定し,潮流評価部46により逆潮流評価値V1が危険レベルL1,L2,L3の何れかを超えたか否かを評価する。
好ましい一実施例では,図5及び図6(A),(B),(C)に示すように,潮流評価部46により,逆潮流評価値V1に代えて又は加えて,位相遅れφの単位時間t当たりの変化率Δφを位相急変評価値V2として算出する。或いは,図5及び図6(A),(D),(E)に示すように,潮流評価部46により,逆潮流評価値V1及び位相急変評価値V2に代えて又は加えて,位相遅れφの所定時間t当たりの揺らぎ幅σφを位相揺らぎ評価値V3として算出することも可能である。望ましくは,図6(C)又は図6(E)に示すように,潮流評価部46に位相急変評価値V2又は位相揺らぎ評価値V3の危険レベルL(又は多段階の危険レベルL1,L2)を設定し,潮流評価部46により位相急変評価値V2又は位相揺らぎ評価値V3が危険レベルL(又は危険レベルL1,L2)を越えたか否かを評価する。
好ましい他の実施例では,図7に示すように,変換部20に電力系統の同相の電圧及び電流に代えて異相の電圧及び電流を入力し,電圧及び電流の異相間位相シフトを記憶する記憶部37を設け,算出部23により複素電圧又は複素電流とその共役複素電流 又は共役複素電圧 と電圧及び電流の異相間位相シフトとから電力系統の複素電力P,Qを算出する。
本発明による電力系統の逆潮流監視装置は,潮流検出部40において電力系統の電流と電圧に対する位相遅れφとから潮流方向の符号が付された電流実効値±Iを算出し,潮流評価部46において位相遅れφと電流とから逆潮流評価値V1を算出するので,符号付き電流実効値±Iと逆潮流評価値V1とによって電力系統における逆潮流の発生を検出すると共に発生した逆潮流の危険性を評価することができる。
以下,添付図面を参照して本発明を実施するための形態及び実施例を説明する。
本発明の逆潮流監視装置の第1実施例のブロック図である。 本発明における逆潮流の危険性を評価する原理の説明図である。 本発明の逆潮流監視装置の第2実施例のブロック図である。 本発明で用いる位相急変評価値及び位相揺らぎ評価値の説明図である。 本発明の逆潮流監視装置の第3実施例のブロック図である。 第3実施例で用いる位相遅れφの変化率Δφ及び揺らぎ幅σφの説明図である。 本発明の逆潮流監視装置の第4実施例のブロック図である。 分散電源Gを接続した電力系統における逆潮流の発生の説明図である。 従来の交流電力系統の電力測定方法の一例の説明図である。
図1は,本発明による電力系統の逆潮流監視装置10の第1実施例のブロック図を示す。図示例の監視装置10は,図9の交流電力測定装置50と同様に,電力系統の同相の電圧及び電流をデジタル信号として所定サンプリング時間間隔Δtで継続的に入力する信号入力端子11,12と,その入力電圧信号及び入力電流信号を複素電圧及び複素電流に変換する変換部20と,複素電圧又は複素電流とその共役複素電流 又は共役複素電圧 とから電力系統の複素電力P,Qを算出する算出部22,23と,複素電力P,Qから電圧・電流間の位相遅れφを検出する位相差検知部26とを有すると共に,後述する潮流検出部40及び潮流評価部46を有する。監視装置10の一例はコンピュータであり,変換部20,算出部22,23,位相差検知部26,潮流検出部40,及び潮流評価部46はコンピュータの内蔵プログラムとすることができる。ただし,本発明はソフトウェアによる実現に限定されず,ハードウェアにより実現することも可能である。
上述した図9の測定装置50の場合と同様に,信号入力端子11,12から入力した電力系統のデジタル電圧信号及び電流信号を変換部20において複素電圧及び複素電流に変換し,複素電圧と複素電流の共役複素電流 とを算出部23のベクトル乗算部23aにおいて乗算する。電圧信号及び電流信号の間のオフセット位相差ξが存在する場合は,算出部23の補正係数算出部23dにより位相角(偏角)がオフセット位相差ξとなる複素補正係数を生成し,複素共役部23bにより複素補正係数から共役複素補正係数 を求め,ベクトル乗算部23cにより複素電圧と共役複素電流 と共役複素補正係数 とを乗算することにより,オフセット位相差ξが補正・相殺された複素電力P,Qを算出することができる。また必要に応じて,図9を参照して上述した周波数検知部30を設けて電力系統の周波数ωを求め,その周波数ωに応じたオフセット位相差ξを用いることにより,電力系統の周波数ωの変動によるオフセット位相差ξが補正・相殺された複素電力P,Qを求めることも可能である。
次いで,算出部23で算出した複素電力P,Qを位相差検知部26に入力することにより電圧・電流間の位相遅れφを検出し((20)式),その位相遅れφと複素電流とを潮流検出部40に入力することにより潮流方向の符号が付された電流実効値±Iを算出する。図示例の潮流検出部40は,位相遅れφの余弦値cosφを求める余弦部43と,位相遅れφの余弦値を符号化する符号化部41と,その符号と複素電流の実効値Iとを乗算する乗算部42とを有する。符号化部41において求まる位相遅れφの余弦値cosφの符号は,有効電力の符号と対応しており,位相遅れφが−90°〜+90°の範囲のときは正となり,位相遅れφが+90°〜+270°の範囲のときは負となる。符号化部41で求めた符号と実効値算出部25で求めた複素電流の実効値Iとを乗算部42で乗算することにより,電力系統の潮流の向き及び大きさを表す符号付き電流値±Iを算出することができる。
更に,位相差検知部26で検出した位相遅れφと複素電流とを潮流評価部46に入力することにより逆潮流評価値V1を算出する。図示例の潮流評価部46は,余弦部43で求めた位相遅れφの余弦値cosφと複素電流の実効値Iとを乗算する乗算部44aを有し,その両者の積(=Icosφ)を逆潮流評価値V1として算出している。位相遅れφの余弦値cosφと電流実効値Iとの積(=Icosφ)は,図2(C)に示すように,位相遅れφ=180°のときに絶対値が最大となり,位相遅れφが90°又は270°に近付くに応じて小さくなる。また,電流実効値Iに比例した値となることから,上述したように電流値Iと位相遅れφとの相関を示す逆潮流評価値V1とみなすことができる。
ただし,潮流評価部46において算出される逆潮流評価値V1はIcosφに限るものではなく,例えば図1に点線を示すように,潮流評価部46に位相遅れφと複素電流の実効値Iとの乗算部44bを含め,その両者の積(=I・φ)を逆潮流評価値V1とすることも可能である。位相遅れφと電流実効値Iとの積(=I・φ)も,位相遅れφが90°から180°までの範囲において徐々に大きくなり,また電流実効値Iに比例した値となることから,位相遅れφが+90°〜+180°の範囲において電流値Iと位相遅れφとの相関を示す逆潮流評価値V1とみなすことができる。
図3は,本発明の逆潮流監視装置10の第2実施例のブロック図を示す。図3の監視装置10も,図1の場合と同様の信号入力端子11,12,変換部20,算出部22,23,る位相差検知部26,潮流検出部40,及び潮流評価部46を有している。ただし,潮流評価部46に乗算部44aに代えて除算部45を設けている。潮流評価部46において,位相遅れφと複素電流とから逆潮流評価値V1するのではなく,複素電力P,Qと複素電圧とから有効電力値P(=IEcosφ)を電圧実効値Eで除した商(=Icosφ)を算出することにより逆潮流評価値V1を求める。図1の場合と算出方法は異なるが,位相遅れφの余弦値cosφと電流実効値Iとの積(=Icosφ)を電流値Iと位相遅れφとの相関を示す逆潮流評価値V1として算出することができる。
また,図3の実施例では,潮流検出部40において,図1のように位相遅れφと複素電流とから符号付き電流実効値±Iを算出するのではなく,潮流評価部46で算出された有効電力値Pの電圧実効値Eによる商(=Icosφ)から符号付き電流実効値±Iを求めている。潮流評価部46の除算部45における算出値は,位相遅れφの余弦値cosφと電流実効値Iとの積(=Icosφ)であるが,電流実効値Iは常に正の値であるから,その積(=Icosφ)の符号を符号化部41において求め,その符号と実効値算出部25で求めた複素電流の実効値Iとを乗算部42で乗算することにより,電力系統の潮流の向き及び大きさを表す符号付き電流値±Iを算出することができる。
なお,図1及び図3の潮流評価部46において算出される逆潮流評価値V1=Icosφは,有効電力値P(=IEcosφ)を電圧実効値Eで除したものであり,電圧実効値Eの影響を避けて電流値Iと位相遅れφとの相関のみによって逆潮流を評価することができる。すなわち,例えば図9に示す従来の交流電力測定装置50においても有効電力値P(=IEcosφ)は測定されているが,測定装置50には電力系統の相電圧,線間電圧等の異なる電圧信号が入力されるので,入力電圧によって大きく変動する有効電力値Pでは逆潮流の適切な評価が難しいことがあった。有効電力値Pを電圧実効値Eで除して逆潮流評価値V1=Icosφとすることにより,電流値Iと位相遅れφとの相関のみが反映された逆潮流の適切な評価が期待できる。
好ましくは,図1及び図3に示すように,潮流評価部46に乗算部44a又は除算部45と共に比較部49を設け,その比較部49に図4(A)に示すような逆潮流評価値V1の危険レベルLを設定することにより,潮流評価部46において逆潮流評価値V1が危険レベルLを越えたか否かを評価する。例えば,電力系統の周波数変動又は電圧変動に繋がる可能性がある逆潮流評価値V1(=Icosφ)を危険レベルLとして設定すると共に,逆潮流監視装置10に警報器(図示せず)を接続しておき,潮流評価部46において算出された電力系統の逆潮流評価値V1がその危険レベルLを越えたときに比較部49の出力信号によって警報器を起動する。電力系統の配電線の遮断器を逆潮流監視装置10に接続しておき,潮流評価部46において逆潮流評価値V1が危険レベルLを越えたときに遮断器を開放することも可能である。
望ましくは,図4(B)に示すように,潮流評価部46の比較部49に多段階の危険レベルL1,L2,L3に設定しておき,潮流評価部46により逆潮流評価値V1が危険レベルL1,L2,L3の何れかを超えたか否かを評価する。例えば,電力系統の逆潮流評価値V1が危険レベルL1を越えたときに警報器を起動し,危険レベルL2を越えたときに遮断器を開放する。危険レベルL1,L2,L3に応じて異なる警報を出力することにより,電力系統に逆潮流が発生しても直ちに遮断器を開放するのではなく,監視を継続しながら逆潮流の回復を待つ等の経済的な運用が可能となる。
こうして本発明の目的である「電力系統における逆潮流の発生を検出すると共に発生した逆潮流の危険性を評価できる逆潮流監視装置」の提供を達成できる。
図5は,本発明の逆潮流監視装置10の第3実施例のブロック図を示す。図5の監視装置10は,図1の場合と同様の信号入力端子11,12,変換部20,算出部22,23,る位相差検知部26,潮流検出部40,及び潮流評価部46を有すると共に,潮流評価部46に,位相遅れφの単位時間t当たりの変化率Δφを位相急変評価値V2として算出する変化率算出部47と,位相遅れφの所定時間t当たりの揺らぎ幅σφを位相揺らぎ評価値V3として算出する揺らぎ幅算出部48とを設けている。例えば図8のような分散電源Gを接続した電力系統では,何らかの事故等によって系統電源が切り離されると分散電源Gの単独運転となることがあり,逆潮流の増大が分散電源Gの単独運転に起因して発生する可能性がある。従来から分散電源Gの単独運転を電圧又は周波数の急変等から検出する手法が開発されるが,図5の実施例では,図1及び図3のような逆潮流評価値V1の算出に代えて又は加えて,潮流評価部46において位相急変評価値V2又は位相揺らぎ評価値V3を算出することにより,逆潮流の危険性の見逃しや誤検出を防止すると共に,分散電源Gの単独運転を検出することが期待できる。
図6(A),(B),(C)は,変化率算出部47によって位相遅れφの単位時間t当たりの変化率Δφを位相急変評価値V2として算出する処理を示す。例えば,潮流評価部46の比較部49に位相急変評価値V2の危険レベルL(又は多段階の危険レベルL1,L2)を設定しておき,図6(C)のような位相遅れ変化率Δφの急変が危険レベルLの範囲(+L〜−Lの範囲)を越えたか否かを評価する。また,図6(A),(D),(E)は,揺らぎ幅算出部48によって位相遅れφの所定時間t当たりの揺らぎ幅σφを位相揺らぎ評価値V3として算出する処理を示す。例えば,潮流評価部46の比較部49に位相揺らぎ評価値V3の危険レベルL(又は多段階の危険レベルL1,L2)を設定しておき,図6(E)のような位相遅れ揺らぎ幅σφの動揺が危険レベルLの範囲(+L〜−Lの範囲)を越えたか否かを評価する。例えば,位相急変評価値V2又は位相揺らぎ評価値V3の危険レベルLの範囲(例えば+L1〜−L1の範囲)を越えたときに,分散電源Gの単独運転であることを検出し,分散電源Gの遮断器を開放して分散電源Gを電力系統から切り離す等の対策を採ることができる。
図7は,本発明の逆潮流監視装置10の第4実施例のブロック図を示す。図7の監視装置10も,図1,図3,図5の場合と同様に信号入力端子11,12,変換部20,算出部22,23,位相差検知部26,潮流検出部40,及び潮流評価部46を有しているが,電力系統の同相の電圧及び電流に代えて異相の電圧及び電流を変換部20に入力し,異相の電圧及び電流から逆潮流評価値V1,位相急変評価値V2,位相揺らぎ評価値V3を算出している。例えば電力系統が三相交流である場合に,通常は電圧入力器5及び電力入力器6を同相の電圧と電流に接続して潮流を監視するのが基本であるが,現場の設備事情や配電線事情によって電圧入力器5及び電力入力器6を接続する三相交流の取り込みラインが異相にならざるを得ない場合がありうる。異相の電圧及び電流の間には大きな位相シフト(30°,90°,120°等)が存在しているので,異相の電圧信号及び電流信号から上述した位相遅れφを検出するためには,上述したオフセット位相差ξの補正に代えて又は加えて,その大きな位相シフトを補正する必要がある。
図7の逆潮流監視装置10は,信号入力端子11,12から入力する電圧及び電流の異相間位相シフトを記憶する記憶部37を設け,算出部23において複素電圧(又は複素電流)とその共役複素電流 (又は共役複素電圧 )と電圧及び電流の異相間位相シフトとから電力系統の複素電力P,Qを算出している。異相の電圧及び電流間の位相シフトが既知であれば,予め工場内で固定的に算出部23の演算を補正しておくことも可能であるが,例えば事前に異相の取り込みラインの情報が分からない場合,又は運用中に取り込みラインに変更が発生した場合,更には既に強電の取り込みラインが接続され電流変換器が通電稼働中である場合等が起こりうる。図7の逆潮流監視装置10によれば,そのような場合であっても,現場において記憶部37に設定する電圧及び電流の異相間位相シフトを変更することにより容易に補正が可能である。例えば,表1に示す異相間位相シフトのテーブルを記憶部37に設定しておき,逆潮流監視装置10に入力する電圧及び電流に応じて記憶部37の位相シフトを選択的に切り替える。
図7の逆潮流監視装置10の算出部23は,ベクトル乗算部23cと複素共役部23bと補正係数算出部23dと共に,ベクトル乗算部38cと複素共役部38bと補正係数算出部38dを有している。先ず補正係数算出部38dにおいて,位相角(偏角)が記憶部37に設定した異相間位相シフトとなるような複素補正係数を生成し,複素共役部38bにより複素補正係数から共役複素補正係数を求め,ベクトル乗算部38cにより複素電圧と共役複素電流 と共役複素補正係数とを乗算することにより,異相間位相シフトが補正・相殺された有効電力P及び無効電力Qを算出することができる。また,必要に応じて,図9のような周波数検知部30を設けて電力系統の周波数ωを求め,その周波数ωに応じて位相シフトを切り替え可能とすることにより,電力系統の周波数ωの変動による位相シフトが補正・相殺された複素電力P,Qを求めることも可能である。
1,2…系統接続端 3,4…試験波接続端
5…電圧入力器 6…電流入力器
7…AD変換器 8…AD変換器
10…潮流監視装置 11…電圧信号入力端子
12…電流信号入力端子 13…有効電力出力端子
14…無効電力出力端子 15…電圧実効値出力端子
16…電流実効値出力端子 17…位相差出力端子
18…周波数(又は周波数偏差)出力端子
19…試験信号出力端子
20…変換部 21a,21b…定位相差分波部
22…複素共役部 23…算出部
23a…ベクトル乗算部
24…電圧実効値算出部 25…電流実効値算出部
26…位相差検知部 27…記憶部
28…オフセット位相差設定部 29…試験波供給器
30…周波数検知部
35…符号付き電流値出力端子 36…評価値出力端子
37…記憶部
40…潮流検出部 41…符号化部
42…乗算部 43…余弦部
44a,44b…乗算部 45…除算部
46…潮流評価部 47…変化率算出部
48…揺らぎ幅算出部 49…比較部
50…交流電力測定装置
V1…逆潮流評価値 V2…位相急変評価値
V3…位相揺らぎ評価値

Claims (9)

  1. 電力系統の同相の電圧及び電流をデジタル信号として入力し且つそれぞれ複素電圧及び電流に変換する変換部,前記複素電圧又は電流とその共役複素電流又は電圧とから電力系統の複素電力を算出する算出部,前記複素電力から電圧に対する電流の位相遅れを検知する位相差検知部,前記位相遅れと複素電流とから潮流方向の符号が付された電流実効値を算出する潮流検出部,並びに前記位相遅れと複素電流とから逆潮流評価値を算出する潮流評価部を備えてなる電力系統の逆潮流監視装置。
  2. 請求項1の監視装置において,前記潮流評価部により,前記位相遅れの余弦値と電流実効値との積として逆潮流評価値を算出してなる電力系統の逆潮流監視装置。
  3. 請求項1の監視装置において,前記潮流評価部により,前記位相遅れと複素電流とからに代えて,前記複素電力と複素電圧とから有効電力値を電圧実効値で除した商として逆潮流評価値を算出してなる電力系統の逆潮流監視装置。
  4. 請求項1から3の何れかの監視装置において,前記潮流評価部に逆潮流評価値の危険レベルを設定し,前記潮流評価部により逆潮流評価値が危険レベルを越えたか否かを評価してなる電力系統の逆潮流監視装置。
  5. 請求項4の監視装置において,前記潮流評価部に危険レベルを多段階に設定し,前記潮流評価部により逆潮流評価値が危険レベルの何れかを超えたか否かを評価してなる電力系統の逆潮流監視装置。
  6. 請求項1から5の何れかの監視装置において,前記潮流評価部により,前記逆潮流評価値に代えて又は加えて,前記位相遅れの単位時間当たりの変化率を位相急変評価値として算出してなる電力系統の逆潮流監視装置。
  7. 請求項1から5の何れかの監視装置において,前記潮流評価部により,前記逆潮流評価値に代えて又は加えて,前記位相遅れの所定時間当たりの揺らぎ幅を位相揺らぎ評価値として算出してなる電力系統の逆潮流監視装置。
  8. 請求項6又は7の監視装置において,前記潮流評価部に位相急変評価値又は位相揺らぎ評価値の危険レベルを設定し,前記潮流評価部により位相急変評価値又は位相揺らぎ評価値が危険レベルを越えたか否かを評価してなる電力系統の逆潮流監視装置。
  9. 請求項1から8の何れかの監視装置において,前記変換部に電力系統の同相の電圧及び電流に代えて異相の電圧及び電流を入力し,前記電圧及び電流の異相間位相シフトを記憶する記憶部を設け,前記算出部により複素電圧又は電流とその共役複素電流又は電圧と電圧及び電流の異相間位相シフトとから電力系統の複素電力を算出してなる電力系統の逆潮流監視装置。
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