JP3205296B2 - 撮影用レンズ装置 - Google Patents

撮影用レンズ装置

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JP3205296B2
JP3205296B2 JP09144398A JP9144398A JP3205296B2 JP 3205296 B2 JP3205296 B2 JP 3205296B2 JP 09144398 A JP09144398 A JP 09144398A JP 9144398 A JP9144398 A JP 9144398A JP 3205296 B2 JP3205296 B2 JP 3205296B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/66Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices
    • H04N23/663Remote control of cameras or camera parts, e.g. by remote control devices for controlling interchangeable camera parts based on electronic image sensor signals

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン撮影
などに用いられるテレビ用撮影レンズに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、放送用テレビカメラシステムにお
いては、カメラ−レンズ間インターフェースとしてアナ
ログ信号にて通信を行ってきた。例えば、フォーカス・
レンズやアイリス(IRIS)の位置を決めたり、ズー
ム・レンズの速度を決めたりする電圧をテレビ用撮影レ
ンズに指定することで、レンズ・システムの制御を行っ
たり、逆にフォーカス・レンズやズーム・レンズ、IR
ISの位置を示す電圧をカメラ側に送ることで、レンズ
の情報を伝えている。
【0003】一方撮影用レンズにおいては、位置センサ
としてポテンショメータを用いるフィードバック系を構
成してアナログ・サーボの制御系を行っている。
【0004】また、アナログ信号ではその種類の増設や
精度に限界がきてしまうため、近年、カメラ−レンズ間
の通信機能としてシリアル・インターフェースを用いる
傾向がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通信機能を
シリアル・インターフェースにした場合、CPUを搭載
することが多くなり、それに伴いCPUによるデジタル
・サーボも普及し始めている。
【0006】デジタル・サーボを構成し、レンズの位置
検出を行う場合にポテンショメータをA/D変換する必
要がでてくる。このとき分解能を上げようとすると、高
価な高分解能のA/D変換器が必要になる。
【0007】また、絶対値出力のエンコーダを使用する
と、形状が大きくなってしまう。そこで相対値出力のエ
ンコーダを使用することになる。相対値出力のエンコー
ダを使用した場合、レンズの絶対値がわからないため、
レンズを基準位置に移動させる初期化動作を行い、絶対
値を検出する必要がある。
【0008】また、レンズ・システム部には、他にA/
D変換器やD/A変換器、周辺IC用の発信器など初期
化を必要とするものが多数存在したり、さらにレンズ・
システム内でダブルCPU構成を用いている場合には、
CPU同士の通信のための機能(シリアル通信、FIF
O、DPRAMなど)を初期化し、各のCPUがレディ
状態になったことを確認しあう必要もある。
【0009】一方、ポテンショメータや、レンズ固有デ
ータ(例えば、ズームの広角端や望遠端の焦点距離な
ど)などは、初期化を必要としない。
【0010】このように初期化が必要なものと必要とし
ないものとが存在するため、カメラからの情報要求に対
して、レンズ側がすぐに応答可能なデータと不可能なデ
ータが混在することになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による撮影用レン
ズ装置の第1の構成は、移動可能な光学手段と、前記光
学手段の位置を相対情報として検出する位置検出手段
と、前記光学手段を基準位置に移動させて前記位置検出
手段の検出情報を絶対位置情報とするための初期化動作
を行う初期化動作手段と、装着されるカメラとの間で通
信を行うための通信手段を有する撮影用レンズ装置にお
いて、前記撮影用レンズ装置の電源が投入されると前記
初期化動作手段を動作させて前記光学手段の前記絶対位
置情報を得る初期化動作を行わせるとともに、この初期
化動作により前記絶対位置情報が得られるまでは前記通
信手段による通信を禁止し前記絶対位置情報が得られた
ら前記通信手段による通信を許可する制御手段を有する
ものである。
【0012】本発明による撮影用レンズ装置の第2の構
成は、移動可能な光学手段と、前記光学手段の位置を相
対情報として検出する位置検出手段と、前記光学手段を
基準位置に移動させて前記位置検出手段の検出情報を絶
対位置情報とするための初期化動作を行う初期化動作手
段と、装着されるカメラとの間で通信を行うための通信
手段と、装着されるカメラに対し前記絶対位置情報及び
/又は前記初期化動作の不要な情報を少なくとも含む固
有情報を送信する送信手段を有する撮影用レンズ装置に
おいて、前記撮影用レンズ装置の電源が投入されると前
記初期化動作手段を動作させて前記光学手段の前記絶対
位置情報を得る初期化動作を行わせるとともに、この初
期化動作により前記絶対位置情報が得られるまでは前記
送信手段による送信を禁止し前記絶対位置情報が得られ
たら前記送信手段による送信を許可する制御手段を有す
るものである。
【0013】本発明による撮影用レンズ装置の第3の構
成は、移動可能な光学手段と、前記光学手段の位置を相
対情報として検出する位置検出手段と、前記光学手段を
基準位置に移動させて前記位置検出手段の検出情報を絶
対位置情報とするための初期化動作を行う初期化動作手
段と、装着されるカメラからの要求を受信する受信手段
と、前記受信手段が受信した要求に応じて前記カメラに
対し前記絶対位置情報及び/又は前記初期化動作不要
情報を少なくとも含む固有情報を送信する送信手段と
を有する撮影用レンズ装置において、前記撮影用レンズ
装置の電源が投入されると前記初期化動作手段を動作さ
せて前記光学手段の前記絶対位置情報を得る初期化動作
を行わせるとともに、この初期化動作により前記絶対位
置情報が得られるまでは前記受信手段による受信を禁止
し前記絶対位置情報が得られたら前記受信手段による受
信を許可する制御手段を有するものである。
【0014】本発明による撮影用レンズ装置の第4の構
成は、移動可能な光学手段と、前記光学手段の位置を相
対情報として検出する位置検出手段と、前記光学手段を
基準位置に移動させて前記位置検出手段の検出情報を絶
対位置情報とするための初期化動作を行う初期化動作手
段と、装着されるカメラからの要求に対して前記絶対位
置情報及び/又は前記初期化動作不要情報を少なく
とも含む固有情報を応答する応答手段を有する撮影用レ
ンズ装置において、前記撮影用レンズ装置の電源が投入
されると前記初期化動作手段を動作させて前記光学手段
の前記絶対位置情報を得る初期化動作を行わせるととも
に、この初期化動作により前記絶対位置情報が得られる
までは前記応答手段による応答を禁止し前記絶対位置情
報が得られたら前記応答手段による応答を許可する制御
手段を有するものである。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示す光学装置のブロック図であ
る。101は撮影のためのレンズ部で、120はレンズ
部101の光学系を通して撮影するカメラ部である。
【0020】102はレンズ部101を管理しサーボ系
のコントロールを行う第1制御装置(以下aCPUと略
す)、103はaCPU102がレンズ部101のシス
テムを管理するためのタイマ、104はモータ105を
駆動するためのドライバ、106はモータ105に接続
された光学レンズ、107は光学レンズ106の位置を
検出するためのエンコーダで、該エンコーダは光学系レ
ンズの単位長さの移動ごとにパルスを形成する。107
はエンコーダ106からの出力をカウントするためのカ
ウンタであり、カウンターのカウント値がレンズ位置を
表す。
【0021】109は光学レンズ106を手動で動かす
ための手動操作部である。
【0022】カウンタ108やタイマ103は、aCP
U102に接続されているため、aCPU102はカウ
ンタ108の値やタイマ103の値を用いることによ
り、光学レンズ106の位置や速度を知ることが可能と
なっている。
【0023】110は光学レンズ106の駆動開始を行
うための開始スイッチ(START−SW)、111は
レンズ部101の状態を示すための表示部である。
【0024】112はレンズ部の制御をリモート・モー
ド(カメラ側の指令により行うモード)で行うか、ロー
カル・モード(レンズ側の指令により行うモード)で行
うかを選択するローカル・リモート選択スイッチ(R/
L−SW)であり、113はレンズ部101で使用する
ためのデータを保持しておく書き換え可能な不揮発性メ
モリ(EERPORM)である。
【0025】また、130は光学レンズ106の制御を
要求するためのデマンドである。
【0026】カメラ部120には、第2制御装置(以下
bCPUと略す)121が搭載され、レンズ部101の
aCPU102とシリアル通信線140によりシリアル
通信が行えるようになっている。
【0027】ここで、R/L−SW112によるリモー
ト・モードとローカル・モードの説明をする。
【0028】リモート・モードでは、カメラ部120の
bCPU121からの制御指令により光学レンズ106
を制御するものであり、ローカル・モードはデマンド1
30からの制御指令を選択して光学レンズ106を駆動
するものある。
【0029】次に光学レンズ106の移動方向とカウン
タ108のカウント値について、フォーカス・レンズを
用いて図2を参照して説明をする。
【0030】ここで、フォーカス・レンズのINF(無
限)端201をカウンタ値0とし、MOD(至近)端2
02の値を10000とする。フォーカス・レンズがC
W方向に回転した場合、カウント・アップされ、MOD
方向に移動し、また、CCW方向に回転した場合、カウ
ント・ダウンされ、INF方向に移動するものと仮定す
る。例えば、現在位置がLpos203とし、その位置
でのカウンタ値を2000とし、移動目標位置をLta
rget204とし、その位置のカウンタ値を7000
とした場合、移動量Lrest205は次式で与えられ
る。
【0031】Lrest = Ltarget − L
pos= 7000 ― 2000 = 5000 従ってこの場合では、Lrest>0なので、フォーカ
ス・レンズは現在位置よりMOD方向に5000移動す
ることになり、回転方向はCWとなる。またLrest
<0の場合は回転方向はCCWとなり、CCW方向に回
転している間は、レンズの速度は負の値をとるものとす
る。
【0032】次にフローチャートを用いてレンズ・シス
テムの説明を行うが、このレンズ・システムにおいて
は、シリアル通信は割り込みを用いているものとする。
【0033】まず、図3に示すメイン処理の説明を行
う。
【0034】ステップ301でレンズ部101に電源が
投入される。ステップ302でサブルーチンPonIn
itを呼び出し、レンズ部101の初期化を行う。
【0035】初期化が終了したら、ステップ303で現
在時刻T1およびレンズの現在位置Lposを入力す
る。
【0036】ステップ304では、サブルーチンLen
sModeSetを呼び出し、レンズ駆動指令の有無の
チェックを行う。
【0037】ステップ305では、サブルーチンLen
sModeSetにおいてセットされるレンズ駆動指令
の有無をフラグfReadyLensCmdを調べる。
【0038】ステップ305でレンズ駆動指令ありと判
断された場合(fReadyLensCmd=1の場
合)、ステップ306に進み、サブルーチンSetLe
nsDirを呼び出し、レンズの現在位置からの駆動方
向をセットする。
【0039】次に、レンズが駆動中であるかどうかをス
テップ307で調べ、レンズが停止している場合(fL
ensOnDrive=0の場合)はステップ311に
進み、サブルーチンCheckDeadZoneを呼び
出し、駆動不感帯を調べる。サブルーチンCheckD
eadZoneにおいて、駆動不感帯にいるかどうかを
調べた結果を、ステップ312においてフラグfDri
veStartにより判断する。
【0040】ステップ312において、駆動許可がない
と判断された場合(fDriveStart=0の場
合)は、ステップ303に戻り、駆動許可があったと判
断された場合(fDriveStart=1の場合)、
ステップ313に進み、駆動開始用のデータをセットす
るためにサブルーチンPrepDriveを呼び出し、
セットし終えたらステップ314でサブルーチンLen
sDriveStartを呼び出し、レンズ駆動を開始
する。
【0041】レンズ駆動開始が行われたら、ステップ3
15においてレンズをPID制御により駆動制御する。
【0042】ここでPID制御は一般的な比例・積分・
微分制御を行うもので、今回の発明の主旨とは異なるた
め、説明を省略するものとする。またPID制御はデジ
タル制御によりサンプリング周期を一定にして制御する
場合を考慮すると、タイマ割り込みを使用して、割り込
み処理によるPID制御をすることも可能である。
【0043】ステップ316では、レンズが目標位置に
到達したかどうかを判断するために、サブルーチンCh
kLensStopPosを呼び出す。
【0044】さらに到達したかどうかを判断するため
に、ステップ317でフラグfReachStopPo
sを調べる。
【0045】目標位置に到達したと判断した場合(fR
eachStopPos=1の場合)、ステップ320
に進み、サブルーチンReachPosを呼び出し、目
標位置到達処理を行う。ステップ320で目標位置到達
処理を終了したら、ステップ303に戻る。またステッ
プ317で目標位置に到達していないと判断した場合
(fReachStopPos=0の場合)は、ステッ
プ318に進みサブルーチンCheckLensSts
を呼び出し、レンズの過誤差状態を調べる。
【0046】ステップ319では、ステップ318のサ
ブルーチンCheckLensStsで調べた結果をフ
ラグfLensStsErrにより判断する。
【0047】ステップ319で過誤差状態と判断された
場合(fLensStsErr=1の場合)、ステップ
321に進み、サブルーチンOverErrorを呼び
出し、過誤差処理を行う。処理が終了したら、ステップ
303に戻る。
【0048】またステップ319で過誤差状態ではない
と判断されたら(fLensStsErr=0の場
合)、ステップ303に戻る。
【0049】上述したステップ305において、レンズ
駆動指令なしと判断された場合(fReadyLens
Cmd=0の場合)は、ステップ308に進み、フラグ
fLensOnDriveを調べることでレンズが駆動
中か停止中かを判断する。
【0050】ステップ308で停止中と判断された場合
(fLensOnDrive=0の場合)、ステップ3
03に戻る。駆動中と判断された場合(fLensOn
Drive=1の場合)はステップ315に進み引き続
きPID制御を行う。
【0051】また、上述したステップ307において、
レンズが駆動中であると判断された場合(fLensO
nDrive=1の場合)、ステップ309に進み、サ
ブルーチンCheckDriveCmdを呼び出し、現
在の駆動方向と新たな駆動指令とを比較し、駆動方向に
矛盾がないかどうかを調べる。
【0052】調べた結果をステップ310でフラグfL
ensOnDriveにより判断する。
【0053】駆動方向に矛盾があってサブルーチンCh
eckDriveCmdにおいてレンズが停止させられ
た場合、ステップ310では停止中と判断されるため
(fLensOnDrive=0の場合)、ステップ3
11に進み、新しい指令に基づいてレンズの再駆動を行
う。
【0054】また、ステップ310で駆動中と判断され
た場合(fLensOnDrive=1の場合)は、ス
テップ309におけるサブルーチンCheckDriv
eDirで駆動方向に矛盾がないと判断されため、ステ
ップ315に進み、引き続きPID制御によりレンズを
駆動する。
【0055】次に、図4を用いてシリアル通信による割
り込み処理の説明を行う。
【0056】カメラ部120よりシリアル通信割り込み
が発生した場合、サブルーチンSerialIntに飛
び、ステップ401でレンズ制御指令を入力する。
【0057】ステップ402でレンズ制御指令が位置お
よび速度指令かどうかを調べる。位置および速度指令で
あると判断された場合、ステップ411に進み、カメラ
位置指令を位置指令としてCmdPosに、さらにカメ
ラ速度指令を目標速度としてCmdRpmにセットす
る。そしてステップ409に進み、レンズ駆動指令があ
ったとして、フラグfLensCmdIn=1とする。
そしてサブルーチンSerialIntを終了する。
【0058】また、ステップ402で条件が成立しなか
った場合はステップ403に進み、レンズ制御指令が速
度指令のみかどうかを調べる。
【0059】速度指令のみと判断された場合、ステップ
404に進み速度指令の符号を調べる。正の場合はMO
D方向に移動する指令のため、ステップ405でカメラ
位置指令としてMOD端にセットし、ステップ411に
進む。
【0060】また、ステップ404で条件が成立しなか
った場合は負と判断され、ステップ406でカメラ位置
指令としてINF端をセットし、ステップ411に進
む。
【0061】ステップ403で条件が成立しなかった場
合は、ステップ407に進み、レンズ制御指令が位置指
令のみどうかを調べる。レンズ制御指令が位置指令のみ
と判断された場合はステップ408に進み、カメラ速度
指令として仮速度指令TempLensRpmをセット
する。そしてステップ411に進む。
【0062】ステップ407で条件が成立しなかった場
合は、レンズ制御指令に矛盾があるものとし、ステップ
410に進む。ステップ410では、フラグfLens
CmdIn=0とし、レンズ駆動指令がなかったものと
する。そしてサブルーチンSerialIntを終了す
る。
【0063】このシリアル通信の例は、カメラからのレ
ンズ制御指令であるが、割り込みによりカメラからレン
ズ位置Lposを要求する指令等種々な指令が通信され
る。また、この通信に応答してレンズはLposやその
他の固有データを要求に応じてカメラに通信する。
【0064】次に本実施の形態の特徴的な処理を図5を
用いて以下に説明する。
【0065】図5は図3におけるサブルーチンPonI
nitのフローチャートを示し、このサブルーチンは初
期化処理を行うものである。
【0066】まずステップ501でフラグの初期化を行
う。
【0067】 fLensManual=0 (サーボ・モードの設定) fLensOnDrive=0 (レンズ停止中) fLensCmdIn=0 (レンズ制御指令入力なし) fRemoteLocal=0 (ローカル・モード) fTargetPos=0 (目標位置到達のクリア) ステップ502において、データの初期化を行う。
【0068】仮速度指令のセット TempLensRpm=100[RPM] ローカル・モードにおけるマニュアル・モード解除デマ
ンド操作量 DemandServo=1000 次に、ステップ503において、サブルーチンLens
PosInitを呼び出し、レンズ位置の初期化を行
う。エンコーダが本実施の形態のように絶対値出力のも
のを使用できない場合、相対値出力形式のものを使用す
ると電源投入時では、レンズの絶対値が不明である。そ
こでレンズの絶対位置を決定するために、図示していな
いが、サブルーチンLensPosInitの内容とし
て、例えばINF端にスイッチを設けた場合、フォーカ
ス・レンズをINF方向に移動し、前記スイッチの入る
場所で停止することでINF端を知ることができる。
【0069】ここでカウンタを0にセットすれば、IN
F端を0としてフォーカス・レンズの絶対位置が検出可
能となる。レンズ・システムの初期化が終了した時点
で、ステップ504においてシリアル通信を許可する。
【0070】次に図3のメインルーチンにおいて、上記
した図5に示す本実施の形態の特徴的な処理以外の処理
を以下に説明する。
【0071】図6を用いて、サブルーチンLensMo
deSetを説明する。
【0072】ステップ601で、R/L−SWの状態を
調べる。オンしている場合はリモート・モードであると
して、ステップ606においてリモート・ローカル設定
フラグをfRemoteLocal=1とする。次にス
テップ607においてリモート・モード用のデータのセ
ットを行う。
【0073】 駆動不感帯量の設定 DriveDeadZone=8 停止オフセットの設定 StopOffset=4 レンズの最高速度の設定 LensMaxRpm=80 そして、ステップ604に進み、リモート・ローカル設
定状態を調べる。
【0074】リモート・モードの場合(fRemote
Local=1の場合)、ステップ608に進み、サブ
ルーチンRemoteCmdIn1を呼び出した後、サ
ブルーチンLensModeSetを終了する。
【0075】またステップ601でR/L−SWがオフ
している場合は、ローカル・モードであるとしてステッ
プ602に進み、リモート・ローカル設定フラグをfR
emoteLocal=0とする。そしてステップ60
3においてローカル・モード用のデータの設定を行う。
【0076】 駆動不感帯量の設定 DriveDeadZone=10 停止オフセットの設定 StopOffset=5 レンズの最高速度の設定 LensMaxRpm=50 そしてステップ604に進む。
【0077】ステップ604において、ローカル・モー
ドであると判断された場合(fRemoteLocal
=0の場合)、ステップ605に進みサブルーチンLo
calCmdInを呼び出した後、サブルーチンLen
sModeSetを終了する。
【0078】ここでリモート・モードとローカル・モー
ドで不感帯量や停止オフセット、最高速度のデータを変
えられるようにすることで、それぞれのモードにおける
レンズ移動の特色を出せるようにしている。 すなわ
ち、リモート・モードではレンズの移動性能に対して高
性能を要求されるため、感度の高いデータをセットして
おくが、ローカル・モードでは、感度の低いデータをセ
ットすることで、モータ駆動電流の省エネ化を図ること
が可能となる。
【0079】図7を用いてサブルーチンRemoteC
mdIn1を説明する。
【0080】ステップ701にてSTART―SW11
0の状態を調べる。SW110がオフしている場合は、
ステップ704に進み、レンズ駆動指令の入力状態を調
べる。指令値がない場合(fLensCmdIn=0の
場合)、ステップ710にてレンズ制御指令が有効状態
でないとしてフラグfReadyLensCmd=0と
する。そして、サブルーチンRemoteCmdIn1
を終了する。
【0081】また、ステップ701にてSTART−S
W110がオンしている場合は、ステップ702に進
み、レンズをサーボ・モードに設定するために、フラグ
fLensManual=0とする。このレンズ状態を
カメラに知らせるために、シリアル通信を用いて、fL
ensManualフラグ(サーボ・モード状態)およ
びSTART−SWオン情報を転送する。そしてステッ
プ704に進む。
【0082】ステップ704において指令値があると判
断された場合(fLensCmdIn=1の場合)、ス
テップ705において、位置指令(CmdPos)を停
止目標位置Ltargetに、目標速度(CmdRp
m)を指令速度DemRpmにそれぞれセットし、レン
ズ制御信号として使用する。
【0083】指令値を制御信号として使用したので、そ
の有効範囲をチェックするために、ステップ706に進
み、サブルーチンLTargetLmtを呼び出す。そ
して次の指令入力のためにステップ707にてフラグf
LensCmdIn=0とする。
【0084】またカメラ指令によるマニュアル・モード
解除(サーボ・モードの設定)として、ステップ708
にてfLensManual=0とする。ステップ70
9にてレンズ制御指令が有効状態であるとしてフラグf
ReadyLensCmd=1とする。そしてサブルー
チンRemoteCmdIn1を終了する。
【0085】サブルーチンRemoteCmdIn1で
は、マニュアル・モードの解除(サーボ・モードの設
定)をSTART−SW110のオンもしくはカメラか
らのレンズ制御指令にて行ったが、別な実施の形態とし
て、START−SW110のオンのみで行う場合を図
8を用いて説明する。またここでこのサブルーチンの名
称をRemoteCmdIn2とする。
【0086】まず、ステップ801でSTART−SW
110がオンしているかどうかを調べる。オンしている
場合は、ステップ802にてフラグfLensManu
al=0(サーボ・モード)とする。その情報をカメラ
に知らせるために、ステップ803にてシリアル通信を
用いて、fLensManualフラグ(サーボ・モー
ド状態)およびSTART−SWオン情報を転送する。
そしてステップ804に進む。
【0087】ステップ801でSW110がオフしてい
る場合は、ステップ804に進む。ステップ804では
カメラからレンズ指令が来ているかどうかを調べる。指
令値入力がない状態(fLensCmdIn=0)で
は、ステップ809に進み、レンズ制御指令が有効状態
でないとしてフラグfReadyLensCmd=0と
する。そしてサブルーチンRemoteCmdIn2を
終了する。
【0088】またステップ804にて指令値入力がある
状態(fLensCmdIn=1)ではステップ805
において、位置指令を(CmdPos)を停止目標位置
Ltargetに、目標速度(CmdRpm)を指令速
度DemRpmにそれぞれセットし、レンズ制御信号と
して使用する。
【0089】指令値を制御信号として使用したので、そ
の有効範囲をチェックするために、ステップ806に進
み、サブルーチンLTargetLmtを呼び出す。そ
して次の指令入力のためにステップ807にてフラグf
LensCmdIn=0とする。
【0090】そしてステップ808でレンズがサーボ・
モードにあるかを調べ、マニュアル・モードである(f
LensManual=1)と判断された場合、ステッ
プ809に進む。またサーボ・モードである(fLen
sManual=0)と判断された場合、ステップ81
0にてレンズ制御指令が有効状態であるとしてフラグf
ReadyLensCmd=1とする。そしてサブルー
チンRemoteCmdIn2を終了する。
【0091】図9を用いて、サブルーチンSetLen
sDirの説明を行う。
【0092】ステップ901で、現在位置Lposから
停止目標位置Ltaretまでの移動距離Lrestを
次式により算出する。
【0093】 Lrest = Ltarget − Lpos ・・・・・ (1) ステップ902では、Lrestの符号により、移動方
向を調べる。Lrest>0の場合、CW(MOD)方
向に回転するため、ステップ906に進み、次式により
指令速度DemRpmの符号を正にする。
【0094】 DemRpm = ABS(DemRpm) ・・・・・ (2) ここでABS(X)は、Xの絶対値をとるものとする。
そしてステップ905で、CW(MOD)方向の回転指
令を示すフラグをfDemCwCcw=1とし、サブル
ーチンSetLensDirを終了する。ステップ90
2でLrestが負である場合は、ステップ903に進
み、次式により指令速度DemRpmの符号を負にす
る。
【0095】 DemRpm = −ABS(DemRpm) ・・・・・ (3) そしてステップ904に進み、CCW(INF)方向の
回転指令を示すフラグをfDemCwCcw=0とし、
サブルーチンSetLensDirを終了する。
【0096】図10を用いてサブルーチンCheckD
riveCmdを説明する。
【0097】ステップ1011で速度指令DemRpm
を調べる。速度指令DemRpm=0の場合は、レンズ
停止要求指令とみなして、ステップ1012に進み、レ
ンズを停止させる。そしてステップ1013で、駆動中
フラグfLensOnDrive=0として、サブルー
チンCheckDriveCmdを終了する。
【0098】また、ステップ1011で、速度指令De
mRpm≠0の場合、ステップ1001に進む。ステッ
プ1001では、最新指令による回転要求方向を調べ
る。フラグfDemCwCcw=1の場合(CW方向に
回転要求)、ステップ1003に進み、現在のレンズの
回転要求方向を調べる。fDrvCwCcw=1の場
合、現在レンズはCW(MOD)方向に回転要求してい
るため、一致しているので、そのままサブルーチンCh
eckDriveCmdを終了する。
【0099】またステップ1003で、fDrvCwC
cw=0の場合は、現在レンズはCCW(INF)され
ているため指令が一致しないので、ステップ1004に
進み、レンズを停止させる。停止したのでステップ10
05では、駆動中フラグfLensOnDrive=0
とし、ステップ1006で停止安定用のディレイを行
う。これは現在の駆動方向とは逆の方向の移動指令が来
たため、レンズの急反転による振動防止対策である。こ
のディレイはあまり長いと指令に対する応答性が悪くな
るため、機械的時定数を考慮して、20〜50[mse
c]程度のディレイが良い。
【0100】ステップ1006でディレイをとった後、
サブルーチンCheckDriveCmdを終了する。
またステップ1001で、フラグfDemCwCcw=
0の場合(CCW方向に回転要求)、ステップ1002
に進み、現在のレンズの回転要求方向を調べる。fDr
vCwCcw=0の場合、現在レンズはCCW(IN
F)方向に回転要求しているため、一致しているので、
そのままサブルーチンCheckDriveCmdを終
了する。
【0101】またステップ1002でfDrvCwCc
w=1の場合(CW方向に回転要求)、現在レンズはC
W(MOD)されているため指令が一致しないので、ス
テップ1004に進み、その後は上述の通りの処理であ
る。
【0102】図11を用いてサブルーチンCheckD
eadZoneを説明する。
【0103】ステップ1111で、速度指令DemRp
mを調べる。速度指令DemRpm=0の場合は駆動開
始許可を与えないため、ステップ1102に進む。速度
指令DemRpm≠0の場合は、ステップ1101に進
む。ステップ1101では、現在位置Lposから停止
目標位置Ltargetまでの移動量Lrestの大き
さを次式により調べる。
【0104】 DriveDeadZone ≧ ABS(Lrest) ・・・・・ (4 ) 式(4)が成立した場合、レンズの移動量Lrestが
不感帯DriveDeadZone以下であるから、駆
動開始許可を与えないため、ステップ1102で駆動開
始許可フラグfDriveStart=0とし、サブル
ーチンCheckDeadZoneを終了する。
【0105】またステップ1101で式(4)が不成立
の場合、レンズの移動量Lrestが不感帯Drive
DeadZone以上であるから、駆動開始許可を与え
るために、ステップ1103において、駆動開始許可フ
ラグfDriveStart=1とし、サブルーチンC
heckDeadZoneを終了する。
【0106】図12を用いてサブルーチンPrepDr
iveの説明をする。
【0107】ステップ1201で、レンズの現在位置L
posを以下のようにセットする。
【0108】 速度算出用位置バッファ Lpos0 = Lpos 停止検出用位置バッファ Lstop0 = Lpos ステップ1202では、過誤差検出のために、現在時刻
T1を以下のようにセットする。
【0109】 停止検出用タイマ・バッファ Tstop0 = T1 逆移動検出用タイマ・バッファ Tinv0 = T1 速度誤差異常検出用タイマ・バッファ Trpm0 = T1 ステップ1203では、過誤差検出用基準タイマなどの
セットを以下のように行う。
【0110】 停止検出用基準時間バッファ TstopStd = 100[msec] 逆移動検出用基準時間バッファ TinvStd = 100[msec] 速度誤差異常検出用基準時間バッファ TrpmStd = 100[ms ec] 速度誤差異常検出用割合基準バッファ RpmErrRatio = 70[ %] 以上、各データの初期化が終了したら、ステップ120
4で、過誤差検出表示および目標位置到達表示を消す。
そしてステップ1205で、目標位置到達フラグfTa
rgetPos=0とし、サブルーチンPrepDri
veを終了する。
【0111】図13を用いてサブルーチンLensDr
iveStartを説明する。
【0112】ステップ1301では、レンズが駆動中で
あることを示すため、フラグfLensOnDrive
=1とする。ステップ1302では、指令速度DemR
pmがレンズ・システムの最高速度LensMaxRp
mを越えていないかどうかを次式により調べる。
【0113】 LensMaxRpm ≧ DemRpm ・・・・・ (5) 式(5)が成立している場合は、ステップ1304に進
む。また式(5)が不成立の場合は、ステップ1303
に進み、LensMaxRpmの値を指令速度DemR
pmにセットし、ステップ1304に進む。
【0114】ステップ1304では、駆動要求の方向を
調べる。駆動要求がCWの場合(fDemCwCcw=
1の場合)、ステップ1305にて、レンズを指令速度
DemRpmでCW方向に駆動開始する。そしてステッ
プ1306で、駆動方向を示すフラグfDrvCwCc
w=1とし、サブルーチンLensDriveStar
tを終了する。
【0115】また、ステップ1304でCCW方向に駆
動要求がある場合(fDemCwCcw=0の場合)、
ステップ1307にて、レンズを指令速度DemRpm
でCCW方向に駆動開始する。そしてステップ1308
で、駆動方向を示すフラグfDrvCwCcw=0と
し、サブルーチンLensDriveStartを終了
する。
【0116】図14にてサブルーチンCheckLen
sStopPosの説明を行う。
【0117】ステップ1401で、現在の駆動方向を調
べる。駆動方向がCW(MOD方向)の場合(fDrv
CwCcw=1の場合)、ステップ1402に進み、停
止目標位置Ltargetから実際に停止するための停
止位置LstopPosを次式により算出する。
【0118】 LstopPos = Ltarget − StopOffset ・・・ ・・ (6) これはレンズを停止したときに、イナーシャや位置サン
プリングの遅れなどによるオーバーランを防止するため
に、少し手前で停止させることを目的としている。そし
てステップ1403で、LstopPosと現在位置L
Posとを次式により比較する。
【0119】 Lpos ≧ LstopPos ・・・・・ (7) ステップ1403にて、式(7)が成立した場合、レン
ズは停止目標位置に到達したとして、ステップ1406
に進み、停止目標位置到達フラグfReachPosS
top=1とし、サブルーチンCheckLensSt
opPosを終了する。
【0120】またステップ1403にて、式(7)が不
成立の場合、レンズは停止目標位置に到達していないと
し、ステップ1407に進み、停止目標位置到達フラグ
fReachPosStop=0とし、サブルーチンC
heckLensStopPosを終了する。ここで上
述したステップ1401における駆動方向がCCW(I
NF)の場合(fDrvCwCcw=0の場合)、ステ
ップ1404に進み、停止目標位置Ltargetから
実際に停止するための停止位置LstopPosを、上
述したようにレンズのオーバーラン防止のため、次式に
より算出する。 LstopPos = Ltarget + StopOffset ・・・ ・・ (8) そして、ステップ1405で、LstopPosと現在
位置LPosとを次式により比較する。
【0121】 Lpos ≦ LstopPos ・・・・・ (9) ステップ1405で、式(9)が成立した場合は、レン
ズは停止目標位置に到達したとして、ステップ1406
に進み、上記と同様の処理を経過し、サブルーチンCh
eckLensStopPosを終了する。
【0122】また、ステップ1405で、式(9)が不
成立の場合、ステップ1407に進み、上記と同様の処
理を経過し、サブルーチンCheckLensStop
Posを終了する。
【0123】図15を用いて、サブルーチンReach
Posの説明を行う。
【0124】停止目標位置に到達したので、ステップ1
501でレンズを停止させる。そしてステップ1502
でレンズ駆動フラグfLensOnDrive=0と
し、停止目標位置到達フラグfTartgetPos=
1とする。
【0125】ステップ1503ではレンズのモードを調
べる。リモート・モードの場合(fRemoteLoc
al=1の場合)、ステップ1504で、目標位置到達
フラグ(fTartgetPos=1)をカメラ部にシ
リアル通信を用いて転送する。
【0126】さらにステップ1505にて、目標位置に
到達したことを示す表示を行い、サブルーチンReac
hPosを終了する。また、ステップ1503にて、ロ
ーカル・モードである場合(fRemoteLocal
=0の場合)、ステップ1505に進み、以下同様の処
理を経過し、サブルーチンReachPosを終了す
る。
【0127】図16を用いて、サブルーチンCheck
LensStsの説明を行う。
【0128】ステップ1601では、サブルーチンCa
lcRpmを呼び出し、現在のレンズ速度を算出する。
次にステップ1602では、サブルーチンCheckS
topを呼び出し、レンズの停止状態を調べる。ステッ
プ1603では、サブルーチンCheckDirを呼び
出し、レンズの駆動方向と実際の回転方向が同じかどう
かを調べる。そしてステップ1604では、サブルーチ
ンCheckRpmを呼び出し、現在の速度の状態を調
べる。
【0129】ここで、各サブルーチンでセットされたフ
ラグを調べる。まずステップ1605では、レンズの停
止状態を表すフラグfLensStopErrを調べ
る。fLensStopErr=1の場合、レンズは停
止していたと判断し、ステップ1609に進み、レンズ
が過誤差状態であるとし、fLensStsErr=1
として、サブルーチンCheckLensStsを終え
る。
【0130】またステップ1605で、fLensSt
opErr=0の場合は、レンズは回転していると判断
され、ステップ1606に進む。ステップ1606で
は、レンズの回転方向の異常を表すフラグfLensI
nvErrを調べる。fLensInvErr=1の場
合、レンズの回転方向に異常があったと判断し、ステッ
プ1609に進む。
【0131】fLensInvErr=0の場合は、レ
ンズの回転方向が正常であると判断されるので、ステッ
プ1607に進む。ステップ1607では、レンズの速
度の異常を表すフラグfLensRpmErrを調べ
る。fLensRpmErr=1の場合、レンズの速度
に異常が発生したと判断されるため、ステップ1609
に進む。
【0132】fLensRpmErr=0の場合は、速
度が正常であると判断されたため、ステップ1608に
進む。ステップ1608では、レンズは正常に動作して
いると判断され、fLensStsErr=0として、
サブルーチンCheckLensStsを終了する。
【0133】図17を用いてサブルーチンCalcRp
mを説明する。
【0134】ステップ1701では、以下の式によりレ
ンズの現在の速度を算出する。
【0135】 CurRpm = (Lpos−Lpos0)/(T1―Tpos0) ・・ ・ (10) ステップ1702では、次回の計算のための準備を行
う。
【0136】 現在時刻の保存 Tpos0 = T1 現在位置の保存 Lpos0 = Lpos ステップ1703では、次式によりステップ1701で
算出された現在速度の符号を調べる。
【0137】 CurRpm > 0 ・・・・・ ( 11) 式(11)が成立した場合、レンズはCW(MOD)方
向に回転しているものとし、ステップ1705に進み、
fCurCwCcw=1として、サブルーチンCalc
Rpmを終了する。式(11)が不成立の場合、レンズ
はCW(INF)方向に回転しているものとし、ステッ
プ1704に進み、fCurCwCcw=0として、サ
ブルーチンCalcRpmを終了する。
【0138】図18を用いてサブルーチンCheckS
topを説明する。
【0139】ステップ1801では前回調べた位置Ls
top0と今回サンプリングした位置Lposの比較を
行う。一致していない場合、ステップ1802に進み、
次回のチェックのための準備を行う。
【0140】 現在位置の保存 Lstop0 = Lpos 現在時刻の保存 Tstop0 = T1 そしてステップ1806に進み、レンズは停止していな
いとして、fLensStopErr=0として、サブ
ルーチンCheckStopを終了する。
【0141】またステップ1801で前回調べた位置L
stop0と今回サンプリングした位置Lposが一致
している場合、ステップ1804に進み、次式により停
止時間を算出する。
【0142】 Tstop = T1 ― Tstop0 ・・・・・ (12) そしてステップ1805に進み、算出された停止時間T
stopと停止検出用基準時間TstopStdとの比
較を次式により行う。
【0143】 Tstop ≧ TstopStd ・・・・・ (13) 式(13)が不成立の場合、レンズは動いているとし
て、ステップ1806に進む。また式(13)が成立の
場合、ステップ1807に進み、レンズが停止している
とし、フラグfLensStopErr=1として、サ
ブルーチンCheckStopを終了する。
【0144】図19を用いてサブルーチンCheckD
irを説明する。
【0145】ステップ1901では、駆動方向フラグf
DrvCwCcwと現在の回転方向フラグfCurCw
Ccwの一致性を調べる。一致している場合、駆動方向
にレンズは回転しているので、ステップ1905に進
み、次回のチェックのための準備をする。
【0146】 現在時刻の保存 Tinv0 = T1 ・・・・・ (14) ステップ1906ではレンズの回転方向に異常はないと
して、フラグfLensInvErr=0とし、サブル
ーチンCheckDirを終了する。
【0147】ステップ1901で、駆動方向フラグfD
rvCwCcwと現在の回転方向フラグfCurCwC
cwが一致していない場合、ステップ1902に進み、
回転方向の異常時間を次式により算出する。
【0148】 Tinv = T1 ― Tinv0 ・・・・・ (15) 次にステップ1903で、回転方向異常時間Tinvと
逆移動検出用基準時間TinvStdとの比較を次式に
より行なう。
【0149】 Tinv ≧ TinvStd ・・・・・ (16) ステップ1903で、式(16)が不成立の場合、回転
方向の異常時間が基準時間以内なので、ステップ190
6に進む。
【0150】ステップ1903で式(16)が成立した
場合、回転方向の異常時間が基準時間以上経過したの
で、回転方向異常が発生したとして、ステップ1904
で、フラグfLensInvErr=1とし、サブルー
チンCheckDirを終了する。
【0151】図20を用いてサブルーチンCheckR
pmの説明を行う。
【0152】ステップ2001では、指令速度DemR
pmに対する速度誤差基準速度RpmErrStdを次
式により算出する。
【0153】 RpmErrStd = ABS(DemRpm × RpmErrRatio) ・・・・・ (17) ステップ2002では、指令速度DemRpmと現在速
度CurRpmとの速度誤差RpmErrを次式により
算出する。
【0154】 RpmErr = ABS(DemRpm ― CurRpm) ・・・・・ (18) ステップ2003では、速度誤差基準速度RpmErr
Stdと速度誤差RpmErrとの比較を次式にて行
う。
【0155】 RpmErrStd ≧ RpmErr ・・・・・ (19) ステップ2003で式(19)が成立した場合(速度誤
差が小さいと見なされる場合)、速度誤差異常が発生し
たとみなさず、ステップ2007で、次回のチェックの
ための準備を行う。
【0156】 現在時間の保存 Trpm0 = T1 そして、ステップ2008で速度異常が発生していない
として、フラグfLensRpmErr=0とし、サブ
ルーチンCheckRpmを終了する。
【0157】ステップ2003で式(19)が不成立の
場合(速度誤差が大きいと見なされる場合)、ステップ
2004で、不成立時間を次式にて算出する。
【0158】 Trpm = T1 ― Trpm0 ・・・・・ (20) ステップ2005で、算出された速度異常時間Trpm
と速度誤差異常検出用基準時間TrpmStdとの比較
を次式にて行う。
【0159】 Trpm ≧ TrpmStd ・・・・・ (21) ステップ2005で、式(21)が不成立の場合、速度
の異常時間が基準時間以内なのでステップ2008に進
む。ステップ2005で式(21)が成立した場合、速
度の異常時間が基準時間を越えたので、速度異常が発生
したとして、ステップ2006に進み、フラグfLen
sRpmErr=1とし、サブルーチンCheckRp
mを終了する。
【0160】図21を用いて、サブルーチンOverE
rrorを説明する。
【0161】ステップ2101で、レンズを停止する。
ステップ2102で、過誤差状態で停止したことを示す
表示を行う。ステップ2103で、フラグ処理を行う。
【0162】 レンズ駆動中フラグ fLensOnDrive=0 レンズ・マニュアル・フラグ fLensManual=1 ステップ2104で、レンズがリモートモード/ローカ
ル・モードのチェックを行う。リモート・モードの場合
(fRemoteLocal=1の場合)、レンズがマ
ニュアル・モードになったことを知らせるために、ステ
ップ2105で、マニュアル・モード・フラグ(fLe
nsManual=1)をシリアル通信を用いて、カメ
ラに転送する。
【0163】ステップ2104で、ローカル・モードの
場合(fRemoteLocal=0の場合)、ステッ
プ2106にて、マニュアル・モード解除用データとし
て、停止目標位置LtargetをDemandMan
uとし保存し、サブルーチンOverErrorを終了
する。
【0164】ここで、ローカル・モードの場合、停止目
標位置LtargetをDemandManuとして保
存したが、改めてデマンド情報を入力し直して、Dem
andManuとして保存しても同じ効果が得られる。
【0165】図22を用いてサブルーチンLocalC
mdInの説明を行う。
【0166】ステップ2201でデマンド指令を入力す
る。ステップ2202では、入力したデマンド指令から
フォーカス・レンズ位置指令DemandPosを算出
する。これはデマンド指令がレンズ移動量に一致すると
は限らないための補正である。例えば、デマンド入力を
する際にA/D変換器(10bit)を用いた場合、A
/D変換器のレンジは0〜1024になる。ところがフ
ォーカス・レンズの全域移動範囲は0〜10000であ
る。そこで DemandPos = A/D変換値 × 1000
0 ÷ 1024 という変換式を用いてDemandPosを算出すれば
良い。
【0167】ステップ2203では、レンズがマニュア
ル・モードかサーボ・モードかの判断を行う。サーボ・
モードの場合(fLensManual=0の場合)、
ステップ2204に進み、目標速度DemandRpm
に仮速度TempLensRpmをセットする。
【0168】ステップ2205では、フォーカス位置指
令DemandPosを停止目標位置Ltarget
に、目標速度DemandRpmを指令速度DemRp
mにそれぞれセットし、レンズ制御信号として使用す
る。その有効範囲をチェックするために、ステップ22
06に進み、サブルーチンLTargetLmtを呼び
出す。
【0169】さらにステップ2207ではレンズ制御指
令の準備が整ったとして、フラグfReadyLens
Cmd=1とし、サブルーチンLocalCmdInを
終了する。
【0170】ステップ2203で、マニュアル・モード
と判断された場合(fLensManual=1の場
合)、ステップ2208で、次式によりデマンド操作量
を算出する。
【0171】 DemandMove = ABS(DemandPos ―DemandManu) ・・・ (22) ステップ2209は、式(22)で算出されたデマンド
操作量DemandMoveとマニュアル・モード解除
デマンド操作量DemandServoとの比較を次式
で行う。
【0172】 DemandMove ≧ DemandServo ・・・・・(23) ステップ2209式(23)が成立した場合、デマンド
操作量が十分あったと判断し、ステップ2211に進
み、フラグfLensManual=0とし、サーボ・
モードにセットする。そしてステップ2204に進む。
【0173】ステップ2209で、式(23)が不成立
の場合、デマンド操作量が十分でないとして、マニュア
ル・モードを解除しなため、ステップ2210でフラグ
fReadyLensCmd=0として、サブルーチン
LocalCmdInを終了する。
【0174】図29を用いてサブルーチンLtarge
tLmtの説明を行う。
【0175】ステップ2901では、以下の式により停
止目標位置Ltargetの下限を調べる。
【0176】 Ltarget ≧ 0 ・・・・・ (30) ステップ2901で、式(30)が成立しなかった場
合、下限を越えているためステップ2903にて、停止
目標位置Ltargetに0をセットし、サブルーチン
LtargetLmt終了する。
【0177】またステップ2901で式(30)が成立
した場合、ステップ2902にて、次式により上限をチ
ェックする。
【0178】 LTarget ≦ 10000 ・・・・・ (31) ステップ2902で式(31)が成立しなかった場合、
ステップ2904にて、停止目標位置Ltargetに
10000をセットし、サブルーチンLtargetL
mtを終了する。
【0179】また、ステップ2902にて、式(31)
が成立した場合、停止目標位置Ltargetは、レン
ズ制御範囲内にあるため、そのまま使用することとし、
サブルーチンLtargetLmtを終了する。
【0180】ここで図28を用いて、端処理について説
明する。
【0181】前提条件として、上記にINF端を0、M
OD端を10000とし、フォーカス・レンズの移動位
置を仮定したが、これは実際にフォーカス・レンズが移
動する値であっても良く、一方、レンズによって実際の
移動量は異なる場合があるため、レンズ部とカメラ部の
取り決めによって正規化された値であっても良い。
【0182】また初期化データとして、このINF端と
MOD端の値をレンズ部とカメラ部の通信を用いて情報
交換しても良い。
【0183】すなわち、このフォーカス・レンズの位置
の値は、INF端を基準として(例えば、0)、MOD
端の値(例えば、10000)という値をとる、という
情報をレンズ部からカメラ部へ転送することで、カメラ
部はフォーカス・レンズがどの位置に移動させたいかを
判断することができるようになる。
【0184】ところで、フォーカス・レンズの移動可能
範囲は図28のようになっている。すなわち、INF側
では、aメカ端2801、aサーボ端2802、a光学
端2803が存在し、MOD側にも同様にbメカ端28
04、bサーボ端2805、b光学端2806が存在す
る。
【0185】ここで、光学端に対してレンズが移動でき
る範囲が広いのは、製造誤差などがあっても、仕様上の
データを満足するために余裕を設けていることによる。
よって、手動操作部でレンズを操作した場合は、INF
側のaメカ端2801とMOD側のbメカ端2804の
間を移動可能であり、サーボ操作をした場合は、INF
側のaサーボ端2802とMOD側のbサーボ端280
5の間を移動可能となる。
【0186】また、カメラ指令やデマンド指令によるレ
ンズの駆動はサーボ・モードであるので、INF側のa
サーボ端2802とMOD側のbサーボ端2805の間
を移動することになる。
【0187】ここで、INF側のaサーボ端2802の
位置を0、MOD側のbサーボ端2805の位置を10
000とする。このとき、INF側のaメカ端2801
の位置は、−100、a光学端2803の位置は10
0、MOD側のbメカ端2804の位置は10100、
b光学端2806の位置は9900に相当するものとす
る。
【0188】このように位置設定をすることで、光学性
能の仕様がマニュアル・モードでもサーボ・モードでも
満足することになる。
【0189】ここで、マニュアル・モードでフォーカス
・レンズが2つのサーボ端間の範囲を越えてしまった場
合を考える。例えばINF側において、レンズの位置が
−50の位置にいるものとする。この状態において、サ
ーボ・モードに切り替えられ、レンズの位置指令が0で
あったとする。
【0190】この場合、レンズは、INF側のaサーボ
端2802まで移動しなければならない。MOD側でも
同様な場合が考えられる。
【0191】すなわち、例えば、レンズがマニュアル・
モードにおいて手動操作部によりbサーボ端2805と
bメカ端2804との間の10050の位置に存在して
いるときに、サーボ・モードになり、位置指令がMOD
側のbサーボ端2805の位置である10000という
位置指令が来た場合である。このときレンズがサーボ端
に移動してしまうとピントが合っている被写体が非合焦
になってしまうことが起きる。
【0192】それを防ぐために、マニュアル・モードで
フォーカス・レンズがサーボ端間に存在しない場合にお
いて、サーボ・モードに移行した場合、同じ物体距離側
の端へ移動するための位置指令(INF側のaサーボ端
2802とaメカ端2801にレンズが存在していた場
合は、INF側のaサーボ端2802に移動する位置指
令、また、MOD側のbサーボ端2805とbメカ端2
804にレンズが存在していた場合は、MOD側のbサ
ーボ端2804に移動する位置指令)が来た場合は、フ
ォーカス・レンズを駆動しなければよい。これによりマ
ニュアル・モードからサーボ・モードに移行した場合に
不用意なピント移動がなくなる。
【0193】また、サーボ・モードにおいて、サーボ端
に移動する位置指令でフォーカス・レンズが移動して停
止した場合に、オーバーランが発生することが考えられ
る。この場合も同様な処理をすることで、不用意なピン
ト移動を防げる。
【0194】ここでフォーカス・フォローについて説明
する。
【0195】レンズ内部処理ではフォーカス位置は両メ
カ端間の値をカウントしなければ、サーボ端でのオーバ
ーランやマニュアル・モードでのレンズ位置の確認がで
きなくなる。
【0196】しかし、カメラ部がフォーカス位置を確認
する必要があり、シリアル通信によりフォーカス・フォ
ローを要求してきた場合、レンズ部がサーボ端間以外の
値をカメラ部に返すと、フォーカス・レンズに異常があ
ったと誤認する可能性がある。
【0197】そこで、サーボ端間をオーバーした場合に
は、フォーカス・フォローに関してはサーボ端の値でリ
ミットを設けることで解決できる。すなわち、フォーカ
ス・レンズがINF側で−10の位置にいた場合、レン
ズ部がフォーカス・フォローをカメラ部に転送する場
合、0にして転送することになる。MOD側でも同様で
ある。
【0198】速度指令優先について説明する。通常ある
目標位置までレンズが移動する場合、ある速度パターン
で移動することになる。このときレンズが移動中に現在
位置で停止したい場合が発生したとする。レンズのフォ
ロー情報より現在位置を指令値として与えることで、そ
の位置で停止することになるが、指令の遅れなどにより
レンズが逆方向に戻ることが発生することがあるため、
レンズが振動モードに入ってしまう可能性がある。
【0199】それを防止するために速度ゼロ指令により
停止指令とするのである。この指令が来た場合は、位置
のフィードバックを無視し、レンズを停止することのみ
を行う。これによりレンズが振動モードに入ることを防
げることになる。また、レンズが停止している場合に速
度ゼロ指令が来た場合には、レンズ駆動は行わないこと
になる。
【0200】ここで、今回ような通信機能をもつレンズ
が通信機能をもたないカメラに付いた場合について説明
する。
【0201】図27に示すように通信機能を持つレンズ
が通信機能を持たないカメラに付く場合と通信機能を持
つカメラに付く場合が考えられる。通信機能をもつレン
ズと通信機能を持たないカメラが組み合わされた場合
は、R/L−SW112がオン状態で、リモート・モー
ドに設定されていると、デマンド操作でレンズが動作し
なくなってしまう。システムによっては、R/L−SW
112がカメラ部にも存在して通信機能でリモート・モ
ード/ローカル・モードを設定することも考えられる。
このとき、レンズ部が電源オン後にリモート・モードに
設定されていると、デマンド操作ではレンズが動作しな
くなってしまう。
【0202】そこで、レンズ部は電源オン直後はローカ
ル・モードに設定されるようにすればよい。さらに、レ
ンズ部にあるR/L−SW112をカメラ部に通信機能
があると確認できた時点で有効とすれば、R/L−SW
112がリモート・モードに設定されていても、電源オ
ン直後はローカル・モードに設定されるため、上記問題
は解決される。また電源オン直後がマニュアル・モード
になっている場合は、デマンド操作によるマニュアル・
モードからサーボ・モードへの移行が必要となるため、
デマンド操作の不感帯による操作感の違和感がでてく
る。
【0203】そこで、電源オン直後はサーボ・モードに
設定されていれば、デマンドで指定されている位置にレ
ンズが移動することになり、マニュアル・モードの解除
によるデマンド操作の違和感がなくなる。
【0204】ここで、本実施の形態の特徴的な構成であ
るレンズ部とカメラ部との通信内容とレンズ部の通信機
能有効タイミングについて説明する。
【0205】一般的に電源投入(パワーオン・リセッ
ト)直後における、CPU以外の周辺ICの機能やCP
U内蔵の周辺機能(たとえばシリアル通信機能など)
は、禁止状態になっているものが多い。そこで今回使用
しているシリアル通信機能も電源投入直後は、禁止状態
になっていることを前提とする。
【0206】カメラ部ではレンズ部の情報を用いて画像
データの補正などを行うことがある。レンズ部のワイド
端の焦点距離情報や、テレ端の焦点距離情報、エクステ
ンダの種類情報などの固定情報もある。
【0207】ところが、今回のフォーカス・レンズのよ
うに相対値出力をもつエンコーダを使用した場合には、
前述したように絶対位置情報を得るためにはフォーカス
・レンズ位置の初期化が必要になる。また、アイリス
(IRIS)は絶対値で位置情報が分かるように絶対値
出力をもつエンコーダを使用してサーボ系を構成してい
るものとする。
【0208】このような状況では、シリアル通信により
固定データやIRISの位置情報がカメラ部から要求さ
れてもすぐに応答可能であるが、フォーカス・レンズの
場合は、初期化が終了するまでフォーカス・フォロー値
をカメラ部に返すことができないため、カメラ部の要求
に応えられるものと応えられないのもが存在してしまう
ことになる。
【0209】このとき、カメラ部の要求に応答できるも
のとできないものが存在するため、レンズ部が異常であ
ると誤解する可能性がある。そこでレンズ部の初期化が
すべて終了するまでは、通信機能をディスエーブル状態
にするか、あるいはすべて無視すればよい。すなわちカ
メラ部の要求に対してすべて応答できるようになるまで
は、送信しないようにするのである。
【0210】以上を簡単にまとめると、相対値出力のレ
ンズの絶対位置が確定し初期化が完了するまでは、 設定(1) 通信機能そのものを禁止状態にしておく 設定(2) 転送可能な情報がある場合でも、送信禁止
に状態にしておく 設定(3) カメラ部からの要求指令を受信禁止状態に
しておく これらの組み合わせによりカメラ部はレンズ部が異常で
あると誤認することがなくなる。
【0211】これをフローで説明すると、設定(1)は
図5に相当する。設定(2)及び設定(3)の図示は省
略するが、設定(2)の条件では、図5におけるステッ
プ502の後に、受信機能のみを許可し、ステップ50
4で送信機能を許可すればよい。また、設定(3)の条
件では、図5におけるステップ502の後に、送信機能
のみを許可し、ステップ504で受信機能を許可すれば
よいわけである。
【0212】ここで、送信機能のみや受信機能のみを許
可するタイミングがデータ設定であるステップ502の
後に設定したが、ステップ501やステップ502のデ
ータ設定の前後のタイミングに許可してもよいことはい
うまでもない。
【0213】これまで通信を禁止する条件は、相対値出
力のフォーカス・レンズをあげたが、図示していないが
レンズ・システム部には、他にA/D変換器やD/A変
換器、周辺IC用の発信器など初期化を必要とするもの
が多数存在したり、さらにレンズ・システム内でダブル
CPU構成を用いている場合には、CPU同士の通信の
ための機能(シリアル通信、FIFO、DPRAMな
ど)を初期化し、各々のCPUがレディ状態になったこ
とを確認しあう必要もある。このような初期化が済み、
レンズ部が正常に可動するまでは、上述したのと同様に
通信機能をディスエーブル状態にしておくことも可能で
ある。
【0214】上記記述の中で、不感帯や停止オフセット
の値が固定値であったが、図25の表に示すように、I
RISの値によって可変であることも可能である。すな
わち、焦点深度に依存するデータにすることが可能とな
る。
【0215】さらに図26に示すように、ズーム・レン
ズの位置により不感帯や停止オフセットの値に倍率をか
けたりすることも可能であり、さらにテーブル化しても
よい。またエクステンダの値によって可変する事も可能
である。ところでテーブル化をするとテーブルのための
メモリ領域がかなり必要になる場合がある。その場合
は、以下のように、F値と焦点距離とエクステンダの関
数として算出することも可能である。
【0216】 不感帯 = f(F値、焦点距離、エクテンダ) 停止オフセット = g(F値、焦点距離、エクテンダ) また、リモート・モード、ローカル・モードを選択する
SW(R/L−SW)112がレンズ部に存在したが、
カメラ部に存在し、その情報をシリアル通信を用いてレ
ンズ部に転送して選択するようにしても良い。
【0217】さらには、(不感帯)≧(停止オフセッ
ト)という関係を保つように設定すれば、停止目標位置
が同じ位置である指令が連続的に来ても、停止目標位置
に対する不感帯内で停止することになる。
【0218】ここで図30を用いて、フォーカス・レン
ズにおける不感帯について説明する。フォーカス・レン
ズの現在の停止位置3001から、INF方向に不感帯
3002およびMOD方向に不感帯3003が存在す
る。このとき、停止目標位置がINF側の不感帯300
2とMOD側の不感帯3003の間に存在すると、フォ
ーカス・レンズは駆動開始しないことになる。
【0219】また、停止目標位置がINF側の不感帯3
002とMOD側の不感帯3003の間にない場合、現
在の停止位置3001から停止目標位置までの移動距離
をもとに、フォーカス・レンズは駆動開始することにな
る。
【0220】ここで図31を用いて、停止オフセットの
説明をする。停止目標位置3102に向かってレンズが
移動(移動軌跡3103上を移動)しているとする。こ
のとき、停止オフセット3101を考慮した位置にレン
ズが到達したときに、ブレーキを掛けることになる。す
なわち停止目標位置3102に対して、レンズのイナー
シャを考慮したブレーキを掛けることにより、レンズの
実際に停止する位置が停止目標位置から大幅にずれるこ
とを防ぐことが可能となる。
【0221】本実施の形態において、不感帯と前記停止
オフセットの領域を、(不感帯)≧(停止オフセット)
としているが、レンズには必ずイナーシャが存在するた
め、ブレーキを掛けてもすぐに停止することがないこと
を考慮すると、停止オフセットが不感帯の近傍であれ
ば、 (不感帯)≦(停止オフセット) としても、レンズは不感帯内で停止することも可能であ
る。
【0222】これまで指令速度DemRpmに対して、
図23に示すように、一定速度にて駆動するように説明
を行ってきたが、図24に示すように、速度指令を最高
速度をDemRpmに設定した台形速度パターンもしく
はS字カーブなどで駆動してもよい。さらに速度の単位
として[RPM]という表記を用いたが、角速度等の他
の速度単位でも同様である。
【0223】また、設定データとして具体的な数値をあ
げてきたが、数値そのものに規定されるものではなく、
他の数値でも良いことは言うまでもない。
【0224】さらにデータをEEPROMのように書き
換え可能な不揮発性メモリを使用して記憶させておけ
ば、レンズ一つ一つにカスタマイズが可能となるため、
ユーザの好みに合わせることが可能となる。
【0225】以上、フォーカス・レンズを例にあげてき
たが、ズーム・レンズやIRIS、さらにはAFに使用
されるウォブリング・レンズなどにも応用可能である
し、カメラ部とレンズ部とのインターフェースがシリア
ルだけでなく、パラレル・インターフェースを用いても
同様なことが可能である。
【0226】
【発明の効果】請求項1〜請求項に係る発明によれ
ば、撮影用レンズ装置の電源が投入されると初期化動作
手段を動作させて光学手段の絶対位置情報を得る初期化
動作を行なわせるとともに、この初期化動作により絶対
位置情報が得られるまでは、通信・送信・受信・応答を
禁止しておき、絶対位置情報が得られたら通信・送信・
受信・応答を許可するので、レンズが異常状態であると
誤認されることがなく、レンズシステムの無駄なチェッ
クやメンテナンスがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すシステムブロック図
【図2】図1のレンズの移動方向における絶対位置を示
す図
【図3】図1のシステムのメイン処理のフローチャート
【図4】図3のシリアル通信による割り込み処理のフロ
ーチャート
【図5】図3の初期化処理のフローチャート
【図6】図3のレンズモードセットのフローチャート
【図7】図3のレンズリモートモード処理1のフローチ
ャート
【図8】図3のレンズリモートモード処理2のフローチ
ャート
【図9】図3のレンズ駆動方向の処理のフローチャート
【図10】図3のレンズ駆動方向のチェック処理のフロ
ーチャート
【図11】図3の駆動不感帯のチェック処理のフローチ
ャート
【図12】図3のレンズ駆動の準備処理のフローチャー
【図13】図3のレンズの駆動開始処理のフローチャー
【図14】図3のレンズの位置停止処理のフローチャー
【図15】図3の目標位置到達停止処理のフローチャー
【図16】図3のレンズ状態のチェック処理のフローチ
ャート
【図17】図3のレンズ速度の処理のフローチャート
【図18】図3のレンズの停止処理のフローチャート
【図19】図3の回転方向処理のフローチャート
【図20】図3の速度誤差チェック処理のフローチャー
【図21】図3の過誤差検出停止処理のフローチャート
【図22】図3のレンズローカルモード処理のフローチ
ャート
【図23】図3の処理で駆動されるレンズの駆動速度パ
ターン1を示す図
【図24】図3の処理で駆動されるレンズの駆動速度パ
ターン2を示す図
【図25】図3で処理されるレンズ制御データ1を示す
【図26】図3で処理されるレンズ制御データ2を示す
【図27】本発明の実施の形態のレンズとカメラとの組
み合わせを示す図
【図28】図3の端処理のフローチャート
【図29】図3の停止目標位置制限処理のフローチャー
【図30】図3の不感帯処理のフローチャート
【図31】図3の停止オフセット処理のフローチャート
【符号の説明】 101 レンズ部 102 aCPU 103 タイマ 104 モータ駆動ドライバ 105 モータ 106 光学レンズ 107 エンコーダ 108 カウンタ 109 手動操作部 110 START−SW 111 表示部 112 R/L−SW 113 EEPROM 120 カメラ部 121 bCPU

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な光学手段と、前記光学手段の
    位置を相対情報として検出する位置検出手段と、前記光
    学手段を基準位置に移動させて前記位置検出手段の検出
    情報を絶対位置情報とするための初期化動作を行う初期
    化動作手段と、装着されるカメラとの間で通信を行うた
    めの通信手段を有する撮影用レンズ装置において、前記撮影用レンズ装置の電源が投入されると前記初期化
    動作手段を動作させて前記光学手段の前記絶対位置情報
    を得る初期化動作を行わせるとともに、この初期化動作
    により前記絶対位置情報が得られるまでは前記通信手段
    による通信を禁止し前記絶対位置情報が得られたら前記
    通信手段による通信を許可する制御手段 を有することを
    特徴とする撮影用レンズ装置。
  2. 【請求項2】 移動可能な光学手段と、前記光学手段の
    位置を相対情報として検出する位置検出手段と、前記光
    学手段を基準位置に移動させて前記位置検出手段の検出
    情報を絶対位置情報とするための初期化動作を行う初期
    化動作手段と、装着されるカメラとの間で通信を行うた
    めの通信手段と、装着されるカメラに対し前記絶対位置
    情報及び/又は前記初期化動作の不要な情報を少なくと
    も含む固有情報を送信する送信手段を有する撮影用レン
    ズ装置において、前記撮影用レンズ装置の電源が投入されると前記初期化
    動作手段を動作させて前記光学手段の前記絶対位置情報
    を得る初期化動作を行わせるとともに、この初期化動作
    により前記絶対位置情報が得られるまでは前記送信手段
    による送信を禁止し前記絶対位置情報が得られたら前記
    送信手段による送信を許可する制御手段 を有することを
    特徴とする撮影用レンズ装置。
  3. 【請求項3】 移動可能な光学手段と、前記光学手段の
    位置を相対情報として検出する位置検出手段と、前記光
    学手段を基準位置に移動させて前記位置検出手段の検出
    情報を絶対位置情報とするための初期化動作を行う初期
    化動作手段と、装着されるカメラからの要求を受信する
    受信手段と、前記受信手段が受信した要求に応じて前記
    カメラに対し前記絶対位置情報及び/又は前記初期化動
    不要情報を少なくとも含む固有情報を送信する送
    信手段とを有する撮影用レンズ装置において、前記撮影用レンズ装置の電源が投入されると前記初期化
    動作手段を動作させて前記光学手段の前記絶対位置情報
    を得る初期化動作を行わせるとともに、この初期化動作
    により前記絶対位置情報が得られるまでは前記受信手段
    による受信を禁止し前記絶対位置情報が得られたら前記
    受信手段による受信を許可する制御手段 を有することを
    特徴とする撮影用レンズ装置。
  4. 【請求項4】 移動可能な光学手段と、前記光学手段の
    位置を相対情報として検出する位置検出手段と、前記光
    学手段を基準位置に移動させて前記位置検出手段の検出
    情報を絶対位置情報とするための初期化動作を行う初期
    化動作手段と、装着されるカメラからの要求に対して前
    記絶対位置情報及び/又は前記初期化動作不要情報
    を少なくとも含む固有情報を応答する応答手段を有する
    撮影用レンズ装置において、前記撮影用レンズ装置の電源が投入されると前記初期化
    動作手段を動作させて前記光学手段の前記絶対位置情報
    を得る初期化動作を行わせるとともに、この初期化動作
    により前記絶対位置情報が得られるまでは前記応答手段
    による応答を禁止し前記絶対位置情報が得られたら前記
    応答手段による応答を許可する制御手段 を有することを
    特徴とする撮影用レンズ装置。
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