JP4250224B2 - 撮影システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン撮影のためのテレビ用撮影レンズ等の光学付属品とカメラ等の光学装置間の通信に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、放送用テレビシステムにおいては、カメラ−レンズ間インターフェースとしてアナログ信号にて通信を行ってきた。例えば、フォーカス・レンズやIRISの位置を決めたり、ズーム・レンズの速度を決めたりする電圧をレンズに指定することで、レンズ・システムの制御を行ったり、逆にフォーカス・レンズやズーム・レンズ、IRISの位置を示す電圧をカメラ側に送ることで、レンズの情報を伝えている。一方レンズにおいては、位置センサとしてポテンショメータを用いるフィードバック系を構成してアナログ・サーボの制御系を行っている。
【0003】
また、アナログ信号ではその種類の増設や精度に限界がきてしまうため、近年、カメラ−レンズ間の通信機能としてシリアル・インターフェースを用いる傾向がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、シリアル通信をもちいて情報の交換を行うため、例えばカメラからの要求に対してレンズ側が通信データを判断し、その要求に対するデータをカメラ側に転送することになる。そのため大量の情報を転送しなければならない場合、最初のデータと最後のデータ間に時間差が存在してしまう。また、レンズの状態において高速にカメラにその状態情報を転送したいとしても、つぎのカメラからの要求がないこない限り、その情報を転送できないことが起こってしまう。
【0005】
すなわち、シリアル通信にすべての情報をのせるため情報の遅れが存在してしまうのである。
【0006】
例えば、一眼レフ・カメラでは、ストロボとカメラ間の通信に際して発光や絞りとシャッタのタイミングをシリアルで通信した場合必要時に遅れなく通信することが出来ない。またAFシステムにおいては、フォーカス・レンズやズーム・レンズの移動中での位置データ情報をカメラに伝える際にシリアル通信ではリアルタイムでの通信が行われずシステムに遅れが生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の撮影システムは、映像を記録するレコーダーを有するカメラと前記カメラに接続されるレンズ装置との間でシリアル通信ラインを介してシリアル通信を行う撮影システムにおいて、
前記レンズ装置は、前記カメラからのデータ要求指令とは独立して前記レコーダーを起動するための信号を形成する操作部材を有しており、
前記操作部材からの前記レコーダーを起動するための信号を前記カメラからのデータ要求指令がなくても前記シリアル通信ラインとは独立して設けられた通信ラインを介して前記カメラに通信することを特徴とする。
本発明の第二の撮影システムは、カメラと前記カメラに接続されるレンズ装置との間でシリアル通信ラインを介してシリアル通信を行う撮影システムにおいて、
前記カメラは、前記レンズ装置を介した映像を表示するモニタを有しており、
前記レンズ装置は、前記カメラからのデータ要求指令とは独立して前記モニタの映像を切り替えるための信号を形成する操作部材を有しており、
前記操作部材からの前記モニタの映像を切り替えるための信号を前記カメラからのデータ要求指令がなくても前記シリアル通信ラインとは独立して設けられた通信ラインを介して前記カメラに通信することを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第一の形態を示す光学装置のブロック図である。101は撮影のためのレンズ部で、121はレンズ部101の光学系を通して撮影するカメラ部である。
【0036】
102はレンズ部を管理しサーボ系のコントロールなどを行う制御装置(以下aCPUと略す)であるマイクロコンピュータ。103はモータ104を駆動するためのドライバ、113はモータ104からの駆動力を伝達するためのクラッチで、106はクラッチ113に接続された光学レンズである。クラッチ113は光学レンズ106のサーボ・モードとマニュアル・モードを切り替えるための操作部材としてのSW(スイッチ、以下SMCHG−SWと略す)114に接続されている。SMCHG−SW114がサーボ・モードの場合は、クラッチ113はレンズ106にモータ104からの駆動力を伝達する事ができ、SMCHG−SW114がマニュアル・モードの場合は、クラッチ113はレンズ106にモータ104からの駆動力を伝達できないように構成されている。ここでSMCHG−SW114はaCPU102にも接続されているため、レンズ部106をサーボ・モードで駆動するかどうかを判断可能となっている。
【0037】
107は光学レンズ106の位置を検出するためのエンコーダ、108はエンコーダ107からの出力をカウントするためのカウンタである。112はタイマであり、タイマ112およびカウンタ108はaCPU102に接続され、aCPU102はカウンタ108の値やタイマ112の値を用いることにより、光学レンズ106の位置や速度を知ることが可能となっている。105は光学レンズ106を手動で動かすための手動操作部である。
【0038】
また、レンズ部101にはデマンド指令設定部131が接続され、そのデマンド指令設定部131の指令をA/D変換するためのA/D変換器111が接続されているため、光学レンズ106の制御のためのデマンド指令値がaCPU102に入力可能となっている。
【0039】
カメラ部121には制御装置(以下bCPUと略す)としてのマイクロコンピュータが搭載され、レンズ部101のaCPU102とシリアル通信141を行えるようになっている。
【0040】
さらにカメラ部121には、撮影されている映像をモニタするためのビューファインダ123および映像を録画するためのVTR(レコーダー)124、音声録音のためのマイク125が装備されている。
【0041】
またレンズ部101にはビューファインダ123の映像を切り替えるための操作部材としてのスイッチRET−SW151およびVTRを起動ための操作部材としてのスイッチVTR−SW152が搭載され、aCPU102に接続されている。さらにRET−SW151およびVTR−SW152はカメラ部121にもシリアル通信ラインとは独立したラインにて直接に接続できるようにように構成され、このラインを介して上記スイッチ情報が直接通信ができるように構成されている。尚、このラインを介しての通信はスイッチのオンオフ情報であるので、ハイ、ロウ信号を伝達するようにしても良いし、スイッチ状態に応じた電圧等のアナログ信号を伝達するようにしても良い。この場合はマイクロコンピュータ122はアナログーデジタル変換器にて前記アナログ信号に対して応答できるように構成するものとする。
【0042】
また図1で示された構成による撮影システム・イメージ図が図7となる。ここでカメラ部121は副調整室(不図示)につながっている場合もあり、カメラ・コントロール・ユニット(不図示、以下CCUとする)と呼ばれるコントローラにより撮影システムを制御することも可能である。さらに副調整室には複数台の撮影システムが接続され、オンエアーする映像を選択したりする事などが可能となっている。また副調整室にはカメラ部121のVTR123とは別に、各撮影システムからの映像に対するVTRや、オンエアー用のVTRが存在し、各VTRに録画することも可能となっている。ここで図8で示されるように、ビューファインダ124には自分で撮影している映像をモニタしたりオンエアー中の映像をモニタしたりすることができ、レンズ部101からの情報により物体距離(以下、ODとする)、焦点距離(以下、FDとする)、IRIS位置などを表示することも可能である。
【0043】
次に図2を用いて、レンズ部101のaCPU102とカメラ部121のbCPU122とのシリアル通信141について説明を行うが、ここで説明のためにレンズ部101の光学レンズ106をフォーカス・レンズとした場合を例にする。
【0044】
レンズ部101のaCPU102のシリアルデータ送信用端子aTx210は、転送ラインaSD201によりカメラ部121のbCPU122のシリアルデータ受信用端子bRx211に接続されていて、aCPU102の情報や命令などをbCPU121に転送することが可能となっている。またレンズ部101のaCPU102のシリアルデータ受信用端子aRx212は、転送ラインbSD202によりカメラ部121のbCPU122のシリアルデータ送信用端子bTx213に接続されていて、bCPU122の情報や命令などをaCPU102に転送することが可能となっている。
【0045】
カメラ部121のbCPU122が転送ラインbSD202を用いて端子bTx213からレンズ部101のaCPU102の端子aRx212にフォーカス・レンズ位置要求命令203を送った場合、aCPU102は端子aRx212からその命令を受信し、命令内容を判断した結果、カウンタ108よりフォーカス・レンズの位置情報を読みとり、その値を転送ラインaSD201を用いて端子aTx210からフォーカス・レンズ位置情報204としてbCPU122の端子bTx213に転送する。
【0046】
また同様に、bCPU122がフォーカス・レンズ位置情報およびSW情報要求命令205をaCPU102に転送した場合、aCPUはその命令を判断して、フォーカス・レンズ位置情報204およびSW情報206をbCPU122に転送することになる。
【0047】
図3を用いて、シリアル通信データ構成の説明をする。基本構成としてヘッダ部301とデータ部302により構成される。ヘッダ部301を8ビットとし、データ部302はヘッダ部301に依存したビット数、例えば、フォーカス・レンズ位置の場合は16ビット、SW情報の場合は8ビットなどと決められているものとする。
【0048】
図4を用いて、シリアル通信の転送内容について例を上げて説明を行う。
(1) フォーカス・レンズ位置要求命令の場合
ヘッダ部301は「10H」、データ部302は無し
(2) フォーカス・レンズ位置情報の場合
ヘッダ部301は「20H」、データ部302は16ビット長のフォーカス・レンズの位置情報データ
(3) SW情報要求の場合
ヘッダ部301は「11H」、データ部302は無し
(4) SW情報の場合
ヘッダ部301は「21H」、データ部は各SW情報をビット単位に割り付けた8ビット長のON/OFFデータ
(5) フォーカス・レンズ位置およびSW情報要求の場合(複合命令)
ヘッダ部301は「12H」、データ部302は無し
(6) 複合命令に対する情報
転送情報に対するヘッダ部301およびデータ部302を組み合わせる
(7) SW情報の各ビット割付について
bit 0 : VTR−SW152
bit 1 : RET−SW151
bit 2 : SW1
bit 3 : SW2
bit 4 : SW3
bit 5 : SW4
bit 6 : SW5
bit 7 : SW6
ただし、SW1〜SW6は図示されていないSWを割り付けているものとする。また、各ビットは、1:ON、0:OFF を表しているものとする。
【0049】
図5を用いてカメラ部121のbCPU122からの命令がレンズ部101のaCPU102になにも送られていない時に、SW情報の高速転送をする場合の説明を行う。
【0050】
転送ラインbSD202にデータが存在しないときに、aCPU102がSWのON/OFF変化を検出したとする。ここで、ON/OFF変化があったSWをRET−SW151とし、OFF状態からON状態に変化したもの仮定する。
【0051】
この操作は一般的にカメラ部121のビューファインダ123の映像をカメラマンが撮影している映像からオン・エアーされている映像に切り替えたいときに行う操作である。カメラマンはオン・エアーされている映像をすぐに確認したいため、映像の切り替えを素早く行う必要がある。
【0052】
したがって、SW情報のビット1を0から1にセットし、このSW情報をカメラ部121に転送し、カメラ部121にあるビューファインダ123の切り替えを行わせなければならない。
【0053】
しかしSW情報は、カメラ部121のbCPU122からのSW情報要求命令がなければレンズ部101のaCPU102は転送できないため、ビューファインダ123の映像切り替えが遅れてしまうことになる。
【0054】
そこでaCPU102は、bCPU122からのSW情報要求命令がなくてもSW情報をbCPU122に転送することにより、カメラ部121においてビューファインダ123の映像切り替えが必要であることが認識され、素早い映像切り替えが可能となる。
【0055】
ここでbCPU122はaCPU102から送られてきたデータが何であるかを判断する必要があるが、上述したシリアル通信のデータ構成により、ヘッダ部301を判断すればよい。図6を用いてカメラ部121のbCPU122からの命令がレンズ部101のaCPU102に転送途中で、SW情報の高速転送をする場合の説明を行う。
【0056】
転送ラインbSD202にデータが存在するときに、aCPU102がSWのON/OFF変化を検出したとする。ここで、ON/OFF変化があったSWをVTR−SW152とし、OFF状態からON状態に変化したもの仮定し、また、bSD202のデータをフォーカス・レンズ位置情報要求203であるとする。
【0057】
この操作は一般的に映像をカメラマンが撮影している映像をVTR124に録画するときの操作である。カメラマンは撮影されている映像をすぐに録画したいため、VTR124の起動を素早く行う必要がある。
【0058】
したがって、SW情報のビット0を0から1にセットし、このSW情報をカメラ部121に転送し、カメラ部121にあるVTR124の録画を開始させなければならない。
【0059】
しかしSW情報は、カメラ部121のbCPU122からのSW情報要求命令がなければレンズ部101のaCPU102は転送できないため、VTR124の録画が遅れてしまうことになる。
【0060】
そこでaCPU102は、bCPU122からのSW情報要求命令がなくてもSW情報をフォーカス・レンズ位置情報204の後に続けてbCPU122に転送することにより、カメラ部121においてVTR124の録画開始が必要であることが認識され、素早い録画開始が可能となる。
【0061】
ここでbCPU122はaCPU102から送られてきたデータが何であるかを判断する必要があるが、これは上述したRET−SW151の場合と同様で、ヘッダ部301を解読すればSW情報もいっしょに転送されてきたことが分かる。
【0062】
ここで、フローチャートを用いて通信のアルゴリズムを説明する。ここでレンズ部101のaCPU102とカメラ部121のbCPU122とのシリアル通信141を処理するために、各々のCPUは、割り込み処理を用いているものとする。
【0063】
まず、図9によりレンズ部のメイン処理を説明する。ステップ901ではレンズ・システムの初期化を行う。例えばレンズ部101において、aCPU102のメモリやポートの初期化、エンコーダ107が相対位置出力型の場合には、レンズ106の絶対位置を得るためにあらかじめ決められた位置(例えば、メカ端や絶対位置検出用SWの存在する位置)までレンズ106を駆動し、絶対値が判別できたときに、カウンタ106にその絶対位置をセットしたり、タイマ112のスタートなどを行ったりする。
【0064】
続いてステップ911では、サーボ・マニュアル切り替えSW114の状態を調べ、サーボ・モードに設定されている場合はステップ902に行く。ステップ902ではデマンド指令設定部131の状態をA/D変換器111から入力する。
【0065】
ステップ903において、デマンド情報に応じたレンズ106のPID制御を行う。ここでPID制御は通常の比例、積分、微分制御を示し、内容については本発明の趣旨とは異なるため、説明は省略する。
【0066】
ステップ904では、RET−SW151やVTR−SW152などのSW情報の入力を行い、ステップ905において、各々のSWの状態をチェックし、少なくとも1つ以上のSWにおいて、状態の変化が検出された場合は、ステップ906に行き、ChgSwFlag=1とし、ステップ908に行く。またステップ905において、SWの状態変化が検出されなかった場合は、ステップ907に行き、ChgSwFlag=0とし、ステップ908に行く。
【0067】
ここでSWの状態変化とは、オン状態からオフ状態あるいはオフ状態からON状態への変化を示すものである。また3値以上の状態が存在するSWにおいても同様に、その値(状態)が変わった場合を示すものとする。
【0068】
ステップ908では、フラグChgSwFlagの状態を調べ、ChgSwFlag=1の場合はステップ909に行き、SW情報を転送し、ステップ901においてChgSwFlag=0とする。そして、ステップ911に戻る。またステップ908において、ChgSwFlag=0の場合には、ステップ911に戻る。
【0069】
ステップ911において、サーボ・マニュアル切り替えSW114が、マニュアル・モードに設定されている場合は、ステップ912に行き、レンズ106の駆動状態を調べ、レンズ106が駆動中であれば、ステップ913に行き、レンズ106を停止させ、ステップ904に行く。またステップ912において、レンズ106が駆動中でないと判断された場合は、ステップ904に行く。ここでレンズ部101のレンズ106は、フォーカス・レンズやズーム・レンズなどを示すが、レンズ106がレンズ以外の可動部材、例えばIRIS、エクステンダなどでも良いし、パン・チルト・システムにおけるパンニングやチルティングのような可動部材でも良い。また駆動指令は、デマンド131からの指令だけでなく、ショット・ボックスや操作パネル・スイッチャなどのようなアクセサリからの指令でも良いし、さらにはカメラ部121からの指令でもかまわない。駆動指令はアナログのためA/D変換器111を用いたが、デジタル(パラレルあるいはシリアル)でも構成可能である。上記のステップ904から909にて、撮影者のレンズ側の操作部材の操作でカメラからの要求とは独立して、スイッチ情報をカメラ側にシリアル通信を行うものである。
【0070】
続いて、レンズ部101の通信割り込み処理のフローを図10を用いて説明する。カメラ部121からの通信があった場合、レンズ部101では通信割り込み処理ルーチンに入る。まずステップ1001においてカメラ部101からのコマンド入力があったかどうかを確認する。コマンドが無かったと判断された場合は、ステップ1007に行く。またコマンドがあったと確認された場合は、ステップ1002に行く。
【0071】
ステップ1002では、コマンドがフォーカス位置情報要求であるかどうかをチェックする。フォーカス位置情報要求であると判断した場合は、ステップ1012に行き、フォーカス位置情報を転送する。そしてステップ1007に行く。ステップ1002で、フォーカス位置情報要求ではないと判断した場合は、ステップ1003に行く。
【0072】
ステップ1003では、コマンドがSW情報要求であるかどうかをチェックする。SW情報要求の場合、ステップ1013に行き、SW情報を転送する。さらにステップ1023にてChgSwFlag=0とする。そしてステップ1007に行く。ステップ1003で、SW情報要求ではないと判断した場合は、ステップ1004に行く。ステップ1004では、コマンドがフォーカス位置およびSW情報要求であるかどうかをチェックする。フォーカス位置およびSW情報要求の場合、ステップ1014に行き、フォーカス位置およびSW情報を転送する。さらにステップ1024にてChgSwFlag=0とする。そしてステップ1007に行く。ステップ1004で、フォーカス位置およびSW情報要求ではないと判断した場合は、ステップ1005に行く。
【0073】
ステップ1005では、コマンドがズーム位置情報要求であるかどうかをチェックする。ズーム位置要求の場合、ステップ1015に行き、ズーム位置情報情報を転送する。そしてステップ1007に行く。ステップ1005で、ズーム位置情報要求ではないと判断した場合は、ステップ1006に行く。ステップ1006では、コマンドがIRIS位置情報要求であるかどうかをチェックする。IRIS位置情報要求の場合、ステップ1016に行き、IRIS位置情報を転送する。そしてステップ1007に行く。ステップ1006で、IRIS位置情報要求ではないと判断した場合は、ステップ1007に行く。
【0074】
ステップ1007では、フラグChgSwFlagをチェックする。ChgSwFlag=1の場合、ステップ1017でSW情報を転送し、ステップ1027でChgSwFlag=0とする。そして、通信割り込み処理を終了する。またステップ1007でChgSwFlag=0の場合は、通信割り込み処理を終了する。ここで、コマンドの判断としてフォーカス位置およびSW情報の要求のような複合コマンドは、これに限られたわけではなく、ズーム位置およびフォーカス位置情報の要求やIRIS位置およびSW情報の要求、さらには3つ以上の組み合わせによる要求コマンド、例えば、フォーカス位置、ズーム位置およびSW情報要求などのような組み合わせでも対応可能なことは言うまでもない。
【0075】
尚、ステップ1007,1017,1027は図9のステップ906が行われた直後に図10の割り込み処理に移行したとき、この割り込み処理でスイッチ情報を要求指令がなくても通信させるためのものである。
【0076】
続いてカメラ部121のフローを説明する。カメラ部のメイン処理を図14を用いて説明する。カメラ部121は電源投入後、ステップ1401にてカメラシステムの初期化を行う。
【0077】
そしてステップ1402でVTRが作動中かどうかをチェックする。VTRが作動中ならば、ステップ1403にてVTRのPID制御を行う。そしてステップ1404に行く。ステップ1402にてVTRが作動中でないと判断した場合は、ステップ1404に行く。
【0078】
ステップ1404では、レンズ部101の光学系を通した映像の処理として、ディストーション補正を行う。
【0079】
ステップ1405では、レジストレーション補正を行う。
【0080】
ステップ1406では、IRISのゲイン演算を行う。
【0081】
ステップ1407では、必要に応じてレンズ部101の情報を要求する。
【0082】
ステップ1408では、VTR−SW152の情報をシリアル通信を使用せずに直接入力する。
【0083】
ステップ1409では、ステップ1408で入力したVTR―SW情報をもとに、サブルーチン「VTR−SW処理」を呼ぶ。
【0084】
ステップ1410では、RET−SW151の情報をシリアル通信を使用せずに直接入力する。ステップ1411では、ステップ1410で入力したRET−SW情報をもとに、サブルーチン「RET−SW処理」を呼ぶ。そして、ステップ1402に戻る。
【0085】
上記ステップ1408,1410にてシリアル通信を用いず直接スイッチ151,152からスイッチ情報をカメラに通信することが出来るものである。次にカメラ部121の通信割り込み処理のフローを図11を用いて説明する。まず、ステップ1101にて入力情報がSW情報であるかどうかを判断する。SW情報であると判断した場合、ステップ1111にてサブルーチン「VTR−SW処理」を呼び出す。さらにステップ1121にてサブルーチン「RET−SW処理」を呼び出し、通信割り込み処理を終了する。また、ステップ1101にてSW情報ではないと判断した場合は、ステップ1102に行く。
【0086】
ステップ1102では、入力情報がフォーカス位置情報であるかどうかをチェックする。フォーカス位置情報であると判断した場合、ステップ1112にてVFにフォーカス位置情報を表示し、通信割り込みを終了する。ステップ1102にてフォーカス位置情報ではないと判断した場合は、ステップ1103に行く。
【0087】
ステップ1103では、入力情報がズーム位置情報であるかどうかをチェックする。ズーム位置情報であると判断した場合、ステップ1113にてVFにズーム位置情報を表示し、通信割り込み処理を終了する。ステップ1103にてズーム位置情報ではないと判断した場合は、ステップ1104に行く。ステップ1104では、入力情報がIRIS位置情報であるかどうかをチェックする。IRIS位置情報であると判断した場合、ステップ1114にてVFにIRIS情報を表示し、通信割り込み処理を終了する。ステップ1104にてIRIS位置情報ではないと判断した場合は、通信割り込み処理を終了する。
【0088】
次に、サブルーチン「VTR−SW処理」を図12を用いて説明する。
【0089】
まず、ステップ1201にてVTR−SWの状態を調べる。オン状態であると判断した場合、ステップ1204に行く。またステップ1201でオフ状態であると判断した場合は、ステップ1202に行く。
【0090】
ステップ1204では、VTRが録画中であるかどうかをチェックする。VTRが録画中であると判断した場合は、サブルーチン「VTR−SW処理」を終了する。またステップ1204でVTRが録画中ではないと判断した場合は、ステップ1205で、VTRの録画開始を行う。そしてサブルーチン「VTR−SW処理」を終了する。
【0091】
ステップ1202では、VTRが録画中であるかどうかをチェックする。VTRが録画中であると判断した場合、ステップ1203に行き、VTRの録画を停止し、サブルーチン「VTR−SW処理」を終了する。またステップ1202でVTRが録画中ではないと判断した場合は、サブルーチン「VTR−SW処理」を終了する。
【0092】
続いて、サブルーチン「RET−SW処理」を図13を用いて説明する。
【0093】
まず、ステップ1301にてRET−SWの状態をチェックする。オン状態であると判断した場合、ステップ1304に行く。またステップ1301にてオフ状態であると判断した場合は、ステップ1302に行く。
【0094】
ステップ1304では、VFモニタ内容をチェックする。オンエアー画面であると判断した場合は、サブルーチン「RET−SW処理」を終了する。またステップ1304でVFモニタ内容が撮影画面であると判断した場合は、ステップ1305に行き、VFモニタ内容をオンエアー画面に設定する。そしてサブルーチン「RET−SW処理」を終了する。ステップ1302では、VFモニタ内容をチェックする。撮影画面であると判断した場合は、サブルーチン「RET−SW処理」を終了する。ステップ1302で、VFモニタ内容がオンエアー画面であると判断した場合は、ステップ1303にてVFモニタ内容を撮影画面に設定する。そしてサブルーチン「RET−SW処理」を終了する。
【0095】
ここで、図1に示してあるように、シリアル通信141とは別にSW情報をレンズ部101からカメラ部121に接続することで、カメラ部121のbCPU122はシリアル通信141の情報転送に依存しないで、いつでもSW情報を読み込むことが可能となる。また、シリアル通信用のコネクタ上にSW情報をパラレルに配置することも可能であるし、シリアル通信とは別なコネクタを使用してSW情報をカメラ部121に伝送することも可能である。
【0096】
また、実施の形態ではスイッチ151及び152をシリアル通信ラインとは独立してカメラのコンピュータと接続しているがスイッチ151,152の操作で情報をシリアル通信だけで行うようにする場合は、このラインを設ける必要はなく図14のステップ1408から1411の処理も必要としない。また、実施の形態では図14のステップ1408から1411及び図9のステップ904から910でのスイッチの操作時点の通信を行っているが何れか一方のみの通信を行うようにしても良い。
【0097】
以上、高速転送情報としてRET−SWおよびVTR−SW情報を例にあげてきたが、他のSW情報に応用することは容易である。
【0098】
また、SW以外に高速転送が必要なデータ、例えば、ストロボの発光タイミング、1眼レフの絞り情報、AFシステムにおけるフォーカス・レンズ位置情報などに応用することも可能である。
【0099】
また、レンズとカメラ間の通信を示しているが、例えば雲台とレンズまたはカメラ間の通信にも採用することができる。
【0100】
【発明の効果】
本発明の撮影システムによれば、カメラと該カメラに接続されるレンズ装置との間でシリアル通信を行う撮影システムにおいて、前記レンズ装置は、前記カメラからの情報要求指令とは独立して信号を形成する信号発生部を有し、該信号発生部からの信号を、前記シリアル通信とは独立して設けられた通信ラインを介して前記カメラに通信することにより、迅速な通信が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すシステム・ブロック図である。
【図2】図1での通信を説明するためのシリアル通信図である。
【図3】シリアル通信データ構成図である。
【図4】データ内容を示す説明図である。
【図5】カメラ・コマンドがない場合の緊急処理を説明するための説明図である。
【図6】カメラ・コマンドがある場合の緊急処理を説明するための説明図である。
【図7】図1のシステム構成を採用したカメラとレンズの構成を示す構成図である。
【図8】ファインダーでの表示状態を示す説明図である。
【図9】レンズでのメイン処理のフローを示すフローチャートである。
【図10】レンズでの割り込み処理のフローを示すフローチャートである。
【図11】カメラでの割り込み処理おフローを示すフローチャートである。
【図12】VTR−SW処置のフローを示すフローチャートである。
【図13】RET−SW処理のフローを示すフローチャートである。
【図14】カメラでのメイン処理のフローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 レンズ部
102 aCPU(コンピュータ)
112 タイマー
121 カメラ部
122 bCPU(コンピュータ)
123 記録装置
124 ビューファインダー
141 シリアル通信
151 RET−SW
152 VTR−SW
Claims (2)
- 映像を記録するレコーダーを有するカメラと前記カメラに接続されるレンズ装置との間でシリアル通信ラインを介してシリアル通信を行う撮影システムにおいて、
前記レンズ装置は、前記カメラからのデータ要求指令とは独立して前記レコーダーを起動するための信号を形成する操作部材を有しており、
前記操作部材からの前記レコーダーを起動するための信号を前記カメラからのデータ要求指令がなくても前記シリアル通信ラインとは独立して設けられた通信ラインを介して前記カメラに通信することを特徴とする撮影システム。 - カメラと前記カメラに接続されるレンズ装置との間でシリアル通信ラインを介してシリアル通信を行う撮影システムにおいて、
前記カメラは、前記レンズ装置を介した映像を表示するモニタを有しており、
前記レンズ装置は、前記カメラからのデータ要求指令とは独立して前記モニタの映像を切り替えるための信号を形成する操作部材を有しており、
前記操作部材からの前記モニタの映像を切り替えるための信号を前記カメラからのデータ要求指令がなくても前記シリアル通信ラインとは独立して設けられた通信ラインを介して前記カメラに通信することを特徴とする撮影システム。
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