JP2005084339A - カメラおよびカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 動画撮影と静止画撮影との切換えを短時間で行うことができるようにしたカメラを提供する。
【解決手段】 レンズ装置1の着脱が可能であり、動画および静止画の撮影が可能なカメラ25において、レンズ装置との間で通信を行うための通信手段47と、通信手段を介してレンズ装置から得られた該レンズ装置に関する情報に基づいて、撮影動作の制御を行う制御手段31とを設ける。そして、制御手段は、動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、上記一方の撮影動作における該切り換え前にレンズ装置から得た情報に基づいて上記他方の撮影動作の制御を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 レンズ装置1の着脱が可能であり、動画および静止画の撮影が可能なカメラ25において、レンズ装置との間で通信を行うための通信手段47と、通信手段を介してレンズ装置から得られた該レンズ装置に関する情報に基づいて、撮影動作の制御を行う制御手段31とを設ける。そして、制御手段は、動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、上記一方の撮影動作における該切り換え前にレンズ装置から得た情報に基づいて上記他方の撮影動作の制御を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、動画および静止画を撮影可能なレンズ交換型のカメラに関するものである。
ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等には、交換レンズの着脱が可能であり、さらに動画および静止画の撮影が可能なものがある。このようなカメラは、交換レンズとの間で情報の通信を行いながら撮影動作を行う。
特許文献1には、動画を撮影可能なカメラの通信方式が、特許文献2には、静止画を撮影可能なカメラの通信方式がそれぞれ開示されている。また、特許文献3には、動画および静止画の撮影が可能なカメラが開示されている。
特許第2840322号公報(4〜11頁、図1〜6)
特開平4−237008号公報(段落0007〜0072、図1〜7)
特開平2000−206394号公報(段落0056〜0140、図1〜8)
しかしながら、従来の動画および静止画の撮影が可能なカメラにおいては、動画撮影時と静止画撮影時とでそれぞれ必要な情報を別個にレンズとの間で通信する。すなわち、例えば静止画撮影から動画撮影に切り換えられたときには、静止画撮影における該切り換え前までにレンズから得た情報(動画撮影にも用いることができる情報)を用いず、あらためて動画撮影のための情報通信をレンズとの間でやり直すようにしている。
したがって、静止画撮影から動画撮影への切り換え又はその逆の切り換えに際して、レンズとの間での情報通信をやり直す分、長い時間を要している。
そこで、本発明は、動画撮影と静止画撮影との切換えを短時間で行うことができるようにしたカメラを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明では、レンズ装置の着脱が可能であり、動画および静止画の撮影が可能なカメラにおいて、レンズ装置との間で通信を行うための通信手段と、通信手段を介してレンズ装置から得られた該レンズ装置に関する情報に基づいて、撮影動作の制御を行う制御手段とを設ける。そして、制御手段は、動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、上記一方の撮影動作における該切り換え前にレンズ装置から得た情報に基づいて上記他方の撮影動作の制御を行う。
以上説明したように、本発明によれば、動画撮影と静止画撮影のうち一方の撮影から他方の撮影に切り換える際に、短時間で該切換えを行うことができる。
特に、レンズ装置から順次得られた情報のそれぞれに基づいて、撮影のための複数の動作の制御を順次行う場合において、撮影動作が切り換えられたときに、該複数の動作のうちレンズ装置からすでに得た情報に対応する動作の制御を行うことにより、レンズ装置からすでに得た情報の通信を省略することができ、切り換え後の撮影動作に合った制御に短時間で変更することができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1であるカメラシステムの要部構成を示している。図中左側の1がカメラアクセサリである交換レンズ(レンズ装置)を示し、右側の25がカメラを示している。
交換レンズ1において、レンズユニット2,3,4により撮影光学系が構成されている。
変倍レンズユニット2は、不図示の伝達機構を介してズーム駆動用モータ58により駆動される。ズーム駆動用モータ58は、ズーム駆動回路57を介して、交換レンズ1側の制御回路であるレンズCPU20により制御される。
フォーカスレンズユニット4は、不図示の伝達機構を介してフォーカス駆動用モータ18により駆動される。フォーカス駆動用モータ18は、フォーカス駆動回路19を介してレンズCPU20により制御される。
5は絞りであり、不図示の伝達機構を介して絞り駆動用モータ7により開閉駆動される。6は絞り位置検出センサであり、この絞り位置検出センサ6からの出力により、レンズCPU20は絞り制御回路8を介して絞り5の開閉状態を制御する。
補正レンズ位置検出センサ10,11はそれぞれピッチ方向とヨー方向における振れ補正レンズユニット3の位置を検出する。例えば、補正レンズ位置検出センサとして、投光素子(LED)を振れ補正レンズユニット3とともに移動するように配置し、受光素子(PSD)でLEDの移動量を検出することにより振れ補正レンズユニット3の位置を検出し、レンズCPU20に伝える。
レンズCPU20は、補正レンズ位置検出センサ10,11の出力をモニタしながら、演算された目標位置に振れ補正レンズユニット3が移動するように振れ補正駆動回路16を介して振れ補正モータ14,15に通電する。これにより、振れ補正レンズユニット3が光軸直交面内で駆動され、手振れ等による像振れが抑制される。
なお、振れ補正モータ14,15は振れ補正駆動回路16により互いに独立して制御され、これにより、振れ補正レンズユニット3は光軸直交面内でピッチ方向およびヨー方向に独立に駆動される。
また、電源スイッチ51をOFFに設定すること等によって振れ補正駆動を行わないときには、レンズCPU20は、ロック機構駆動回路13を介してロックモータ12を駆動し、不図示のロック機構により振れ補正レンズユニット3を所定位置(例えば、振れ補正レンズユニット3の光軸が他のレンズユニット1,2の光軸に一致する位置)にロック保持する。レンズCPU20は、振れ補正レンズユニット3が所定位置にロックされているか否かをロック検出センサ9の出力により判別する。
フォーカスレンズ位置センサ17は、フォーカス駆動用モータ18の回転に伴って回転する不図示のパルス板と、該パルス板を挟むように投光素子および受光素子を配置したフォトインタラプタとから構成されている。フォトインタラプタからは、回転するパルス板のスリット部(透過部)と非透過部とが投光素子に対して交互に対向することによってパルス信号が出力される。レンズCPU20は、後述するゾーン検出センサ21により検出された各ゾーンにおいてフォトインタラプタからのパルス信号をカウントすることにより、フォーカスレンズユニット4の位置を検出する。
フォーカスゾーン検出センサ21は、例えば、交換レンズの固定筒に光軸方向に延びるように設けられた電極上を、フォーカスレンズユニット4に設けられた導通接片(ブラシ等)が移動することにより、光軸方向にて複数に分割されたゾーンのうちフォーカスレンズユニット4が位置するゾーンに対応する信号を出力する。レンズCPU20はフォーカスゾーン検出センサ21からの信号によりフォーカスレンズユニット4が位置するゾーンを検出する。
ズーム位置検出センサ22は、例えば、交換レンズの固定筒に光軸方向に延びるように設けられた電極上を、ズームレンズユニット2に設けられた導通接片(ブラシ等)が移動することにより、光軸方向におけるズームレンズユニット2の位置に対応する信号を出力する。レンズCPU20はズーム位置検出センサ22からの信号によりズームレンズユニット2の位置を検出する。
レンズ通信回路23は、カメラ通信回路47と導通接点を介して電気的に接続され、カメラ25との間で、各種命令やデータ等の情報を通信する。なお、レンズ通信回路およびカメラ通信回路としては、発光素子と受光素子を用いて光による通信を行うものを用いたり、コイル等の磁気的結合により形成された磁気回路によって通信を行うものを用いたり、電波により無線で通信を行うものを用いたりしてもよい。
レンズ電力供給回路24は、カメラ電力供給回路48と導通接点を介し電気的に接続され、カメラ25側から電力の供給を受ける。なお、レンズ電力供給回路およびカメラ電力供給回路として、コイル等の磁気的結合により形成された磁気回路により電力の供給を行うものを用いてもよい。
カメラ25側に設けられた制御回路としてのカメラCPU31は、カメラ通信回路47およびレンズ通信回路23を介してレンズCPU20と通信を行う。レンズCPU20は、カメラCPU31からのデータ送信要求に応じて交換レンズ1に関するデータをカメラCPU31に送信したり、カメラCPU31からの各種駆動命令に応じて交換レンズ1側の各種動作を制御したりする。
レンズCPU20内に設けられたメモリ20a内には、交換レンズ1の製品の種類等を示すIDデータ、振れ補正(IS)用の光学データ、自動露出制御(AE)用の光学データ、自動焦点調節(AF)用の光学データ、分光透過率データを含む画像処理用光学データ等が格納されている。
また、フォーカスレンズユニット4の位置(ゾーン)やズームレンズユニット2の位置に応じて上記光学データが変わる場合には、レンズCPU20は、フォーカスゾーン位置検出センサ21およびズーム位置検出センサ22を通じて検出したフォーカスレンズユニット4およびズームレンズユニット2の位置に応じた光学データをカメラCPU31に送信する。
また、カメラCPU31は、カメラ25側の各種動作を制御する。カメラCPU31内のメモリ31aには、すでに製造されたレンズの必要な光学データと設計値又は製造時に測定した撮像素子28の各画素の感度に関するデータ(若しくは感度のばらつきを補正するための補正データ)が格納されている。
30はカメラ25および交換レンズ1の駆動用電源となる電池である。
29は外部入力端子32から供給される電流により電池30を充電したり、電池30の電圧を必要電圧に安定化してカメラCPU31に供給する電源制御回路である。
46はスイッチ制御回路であり、各種スイッチの操作状況をカメラCPU31に伝える。スイッチ制御回路46には、測光・焦点検出開始用のスイッチであるスイッチS1(49)と、レリーズスイッチS2(50)と、電源スイッチ51と、動画・静止画切換えスイッチ52とが接続されている。
また、撮影モード(スポーツモード、ポートレイトモード、風景撮影モード、クローズアップモード、夜景撮影モード、プログラムAEモード、シャッター優先AEモード、絞り優先AEモード、マニュアル露出モード、深度優先AEモード等)を切り換える第1撮影モード設定スイッチ53も接続されている。
また、AFモード(合焦してから画像蓄積するワンショットAFモード、移動被写体に焦点位置を合わせ続けるサーボAFモード、合焦後の被写体が移動するとその移動に合わせて焦点位置を変更するAIフォーカス・モード等)を切り換えるAFモード切換えスイッチ54も接続されている。
さらに、セルフタイマー撮影、リモコン撮影、一枚撮影、連続撮影、時刻優先連続撮影、AF優先連続撮影等の撮影モードを切り換えるための第2撮影モード設定スイッチ55も接続されている。
26は撮像素子28でのエリアジング防止のための光学ローパスフィルタである。
27は光学ローパスフィルタ26の装着の有無を検出するためのフィルタ検出スイッチである。カメラCPU31は、フィルタ検出スイッチ27により光学ローパスフィルタ26の装着の有無を検出し、表示素子45に検出結果を表示する。また、カメラCPU31は、光学ローパスフィルタ28の有無により後述する画像処理方法を変更する。
撮像素子28は、交換レンズ1(撮影光学系)により形成された被写体像を光電変換する。カメラCPU31は、撮像素子28から得られる画像信号を用いて、いわゆる位相差検出方式での交換レンズ1の焦点調節状態の検出(焦点検出)と、受光光量の検出(測光)とが可能である。
33は撮像素子28の駆動を行うドライバー回路である。
34はCDS/AGC回路であり、CDS回路で撮像素子28の出力信号の雑音除去を行い、AGC回路で出力信号の増幅度を調整する。
35はカメラCPU31により制御され、CDS/AGC回路34および後述する画像処理に係わる各回路の駆動タイミングを決定するタイミング・ジェネレータ(TG)である。画像処理は決められた動作を短時間で実施する必要があるため、短い時間の管理をタイミング・ジェネレータ35からの出力により行う。
36はAD変換回路であり、CDS/AGC回路34からの出力をAD変換し、各画素のデジタルデータとして出力する。
37はフレーム・メモリであり、AD変換回路36の出力を格納する。連続撮影等の場合は、全ての画素データをフレーム・メモリ37に一時的に格納する。また、動画撮影の場合は、一部の画素データをフレーム・メモリ37に一時的に格納する。
38はカメラDSPであり、AD変換回路36の出力またはフレーム・メモリ37に格納された各画素データからRGBの各色信号を生成する。このときレンズからの画像処理用光学データを用いて画像処理を行う。
39はビデオメモリであり、表示素子45の表示に適した画像データを格納する。スイッチ制御回路46の操作がなされた場合、ビデオメモリ39はカメラDSP38で作成した画像データを格納し、表示素子45に表示する。表示素子45は表示用光源44とともに表示駆動部40により駆動される。
41はワークメモリであり、カメラDSP38が画像処理を行った出力を格納する。
42は圧縮伸張部であり、所定の圧縮フォーマットに基づきデータの圧縮と伸張を行う。
43は不揮発性メモリであり、圧縮伸張部42で圧縮したデータを格納する。不揮発性メモリ43としては、例えば、フラッシュメモリ等の半導体メモリや、ハードディスク、磁気テープを用いた磁気メモリを使用する。また、不揮発性メモリ43に格納した撮影済みの圧縮画像データを観察する場合は、圧縮伸張部42で通常の画素データに伸張し、ビデオメモリ39に格納し、表示駆動部40により表示素子45に表示する。
撮影時の処理は、短時間で実行可能となるように構成しており、撮影後すぐにワークメモリ41から不揮発性メモリ43へデータを格納し、かつ表示素子45で表示を行うことができる。
56は音声記録回路であり、動画撮影時および静止画撮影時に、音声をデジタルデータに変換して不揮発性メモリ43に記録する。
次に、カメラ25−レンズ1間の通信について説明する。カメラCPU31は、レンズCPU20に次の命令、データ等の情報を送信する。
・レンズ1の種類、製品バージョン、機能のデータを含むレンズ固有データの送信命令。
・レンズ1(撮影光学系)のIS(防振)敏感度、IS誤差補正量等のIS用光学データの送信命令。
・レンズ1(撮影光学系)の焦点距離、AF敏感度、AF誤差補正量等のAF用光学データの送信命令。
・レンズ1(撮影光学系)の開放f値、最小絞り値、絞り段数等のAE用光学データの送信命令。
・振れ補正レンズユニット3のロック、ロック解除命令。
・IS動作における振れ補正レンズユニット3の駆動方向および駆動量の設定命令。
・AFにおけるフォーカスレンズユニット4の駆動方向と駆動量のデータ。
・絞り5の駆動方向、駆動量の設定命令。
・動画撮影・静止画撮影を示す情報。
レンズCPU20は、カメラCPU31から受信した命令に従い、レンズ1の光学データの送信、IS駆動、AF駆動、絞り駆動を実行する。
次に、IS動作(振れ補正動作)について説明する。IS用光学データの送信命令をカメラCPU31から受信したレンズCPU20は、レンズCPU20内のメモリ20a内に格納されたIS用光学データをカメラCPU31に送信する。
カメラCPU31は、カメラDSP38を介して、撮像素子28から露光中に複数の像出力を得たり、または複数の画像出力を得る事により画像中の被写体の動きを検出する。その検出結果を用いて、撮像素子28上に結像した像の振れが少なくなるようにレンズコントローラ20に補正レンズユニット3の駆動命令を送信し、像振れ補正動作を実行させる。レンズCPU20は、カメラCPU31受信した振れ補正駆動量データに対応した、振れ補正レンズユニット3のピッチ方向又はヨー方向駆動量が得られるように、振れ補正制御回路16を介して振れ補正モータ14,15を駆動する。
次に、AF動作について説明する。AF用光学データの送信命令をカメラCPU31から受信したレンズCPU20は、レンズCPU20内のメモリ20a内に格納されたAF用光学データをカメラCPU31に送信する。
カメラCPU31は、レンズCPU20から受信したAF用光学データと撮像素子28からの出力を用いた位相差検出方式による撮影光学系のデフォーカス量の演算結果とに基づいて、合焦を得るためのフォーカスレンズユニット4の駆動方向および駆動量を算出する。そして、算出したフォーカスレンズユニット4の駆動方向および駆動量のデータをレンズCPU20に送信する。また、カメラCPU31は、動画・静止画切換えスイッチ52により設定された動画撮影か静止画撮影かを示す情報をレンズCPU20に送信する。
レンズCPU20は、カメラCPU31から受信した駆動量のデータと動画撮影・静止画撮影を示す情報とに基づいてフォーカスレンズユニット4の駆動速度を演算し、演算した駆動速度で、受信した駆動方向に受信した駆動量分フォーカスレンズユニット4が駆動されるよう、モータ制御回路19を介してフォーカス駆動モータ18を駆動する。
次に、絞り動作について説明する。AE用光学データの送信命令をカメラCPU31から受信したレンズCPU20は、レンズCPU20内のメモリ20a内に格納されたAE用光学データをカメラCPU31に送信する。
カメラCPU31は、レンズCPU20から受信したAE用光学データと撮像素子28からの受光光量出力とに基づいて、適正露光量を得るための絞り5の開口径を演算し、その演算結果を示すデータをレンズCPU20に通信する。
レンズCPU20は、カメラCPU31から受信した開口径データに対応する絞り5の開口径が得られるように、絞り制御回路8を介して絞り駆動モータ7を駆動する。
次に、図2を用いて、カメラ25の動作を説明する。図2は、カメラ25(カメラCPU31)の動作を示す、メインルーチンのフローチャートである。
電源スイッチ51のオンにより、ステップ(図ではSと記す)100にてカメラCPU31は動作を開始する。
まず、カメラCPU31は、ステップ101で、カメラ内通信47およびレンズ内通信回路23を介してレンズCPU20に初期通信を行うことにより、カメラ25に交換レンズ1が装着されたことを確認する。装着を確認すると、ステップ102に進み、動画・静止画切換えスイッチ52の設定を確認して、記録する画像を動画とするか静止画とするかを確認する。
動画撮影の場合はステップ103に進み、動画撮影を示す情報をレンズCPU20に送信する。静止画撮影の場合はステップ104に進み、静止画撮影を示す情報をレンズCPU20に送信する。
次に、ステップ105では、カメラCPU31は、レンズCPU20からのレンズ種類を示す情報(レンズ種類情報)、レンズの各種機能の有無を示す情報(レンズ機能有無情報)、画像処理用光学データ、IS(像振れ補正)用光学データ、AF用光学データ、AE用光学データ等のレンズ情報を受信する。
ステップ106では、カメラCPU31は、スイッチS1(49)がオンか否かを検出し、オンの場合はステップ107に進み、像振れ補正を行う。スイッチS1(49)がオフの場合にはステップ101に戻る。
ステップ107では、カメラCPU31は、ステップ105で受信したレンズ情報のうちIS用光学データを用いて、撮像素子28上に結像した像の振れが少なくなるようにレンズCPU20に振れ補正レンズユニット3の駆動命令を送信し、振れ補正動作を行わせる。この振れ補正はスイッチS1(49)がオンの間行ってもよいし、スイッチS2(50)がオンの間のみ行ってもよい。本実施例では、スイッチS1(49)がオンの間、像振れ補正を行う。
なお、ロック検出センサ9の出力により振れ補正レンズユニット3がロック保持されていることを検出した場合は、ロック機構駆動回路13を介してロックモータ12を駆動し、振れ補正レンズユニット3のロックを解除する。
次に、ステップ108では、カメラCPU31は、AE用光学データと撮像素子28のAE出力とに基づいて測光動作を行う。
続いて、ステップ109では、カメラCPU31は、AF用光学データと撮像素子28からの出力を用いて位相差検出方式によるデフォーカス量の演算を行うとともに、該デフォーカス量に基づいてフォーカスレンズユニット4の駆動方向および駆動量を算出し、その演算結果を示すデータをレンズCPU20に送信する。これにより、交換レンズ1側で、前述したようにフォーカスレンズユニット4の駆動が行われ、合焦が得られる。
次に、ステップ110では、カメラCPU31は、スイッチS2(50)がONか否かを検出する。スイッチS2(50)がONであるときは、ステップ111に進み、ステップ108での測光結果に応じてレンズCPU20に絞り5の開口径の設定データを送信し、絞り5を駆動させる。
次に、ステップ112では、カメラCPU31は、撮像素子28に記録する画像(各画素の電荷)を蓄積させ、ステップ113では、レンズCPU20から受信した画像処理用光学データを用いて画像処理を行い、処理された画像データを前述したように不揮発性メモリ43に記録する。
ステップ114では、カメラCPU31は、不揮発性メモリ43に未記録容量がある(さらに記録可能)か否かを確認し、さらに記録可能である場合はステップ101へ戻る。記録容量がない(記録不能の)場合はステップ115に進む。
ステップS115では記録容量がないことを表示素子45に表示して、メインフローを終了する(ステップ116)。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、交換レンズ1(レンズCPU20)の動作について説明する。
カメラCPU31から送信された命令等を受信したレンズCPU20は、ステップ201より動作を開始し、ステップ202以降において、受信した命令等を解析する。
まず、ステップ202においては、レンズCPU20は、受信した情報が、図2におけるステップ103でカメラCPU31が送信した情報かステップ104で送信した情報か、すなわちカメラ25が動画撮影を行うか静止画撮影を行うかを示す情報であるか否かを判別する。動画撮影を示す情報である場合はステップ218に進み、カメラCPU31に対して動画用の通信を行い、静止画撮影を示す情報である場合はステップ203に進み、カメラCPU31に対して静止画用の通信を行う。
以下、上記ステップS202にて、静止画撮影を示す情報を受信し、ステップS204へ進む場合について具体的に説明する。
ステップS203では、カメラCPU31から受信した情報がステップS105で送信された情報のうち画像処理用光学データの受信要求命令を示すものであるか否かを判定する。そうであればステップ204へ進み、レンズCPU20は、画像処理用光学データをカメラCPU31に送信する。そして以上の動作を終了した後は、ステップS202へ戻る。
また、上記ステップS203にて、受信した情報が画像処理用光学データの受信要求命令を示すものでないと判定した場合は、ステップS205へ進む。ここでは、カメラCPU31からの情報がステップS105で送信された情報のうちIS用光学データの受信要求命令を示すものであるか否かを判定する。そうであればステップS206へ進み、IS用光学データをカメラCPU31に送信する。そして、以上の動作を終了した後は、ステップS202へ戻る。
また、上記ステップS205にて、受信した情報がIS用光学データの受信要求命令を示すものでないことを判定した場合は、ステップS207へ進む。ここでは、カメラCPU31からの情報がステップS105で送信された情報のうちAF用光学データの受信要求命令を示すものであるか否かを判定する。そうであればステップ208へ進み、AF用光学データをカメラCPU31に送信する。そして、以上の動作を終了した後は、ステップS202へ戻る。
また、上記ステップS207にて、受信した情報がAF用光学データの要求命令を示すものでないことを判定した場合は、ステップS209へ進む。ここでは、カメラCPU31からの情報がステップS105で送信された情報のうちAE用光学データの受信要求命令を示すものであるか否かを判定し、そうであればステップ210へ進み、AE用光学光学データをカメラに送信する。そして、以上の動作を終了後は、ステップS202へ戻る。
また、上記ステップS209にて、受信した情報がAE用光学データの要求命令を示すものでないことを判定した場合はステップS211へ進む。ここでは、カメラCPU31からの情報がステップS107で送信された命令か否か、即ち振れ補正レンズユニット3のロック機構の解除と振れ補正レンズユニット3の駆動命令を含むIS駆動命令を示すものであるか否かを判定する。そうであればステップS212へ進み、振れ補正レンズ3のロック機構の解除駆動と振れ補正レンズ3の静止画用駆動(静止画用IS駆動)を実行する。そして、以上の動作を終了した後は、ステップS202へ戻る。
また、上記ステップS211にて、受信した情報がIS駆動命令を示すものでないことを判定した場合はステップS213へ進む。ここでは、カメラCPU31からの情報がステップS109で送信された命令か否か、即ちデフォーカス量に応じたフォーカスレンズユニット4の駆動方向および駆動量を示すAF駆動データであるか否かを判定し、そうであればステップS214へ進み、該駆動量に基づいて駆動速度を演算し、これら駆動方向、駆動量および駆動速度に基づいてモータ制御回路19を介してフォーカス駆動モータ18を駆動する。これにより、フォーカスレンズユニット4の静止画用のAF駆動が実行される。以上の動作を終了した後は、ステップS202へ戻る。
また、上記ステップS213にて、受信した情報がAF駆動データでないことを判定した場合はステップS216へ進む。ここでは、カメラCPU31からの情報がステップS111で送信された命令か否か、即ち、絞り駆動命令を示すものであるか否かを判定する。そうであればステップS216へ進み、絞り5を開閉することにより静止画用の絞り駆動を実行する。そして、以上の動作を終了した後は、ステップS202へ戻る。
また、上記ステップS215にて、受信した情報が絞り駆動命令でないことを判定した場合はステップS217へ進む。ここでは、カメラCPU31からの命令がその他の命令、例えば他の光学情報要求命令であれば、当該光学情報をカメラCPU31に送信する。そして、ステップS202へ戻る。
次に、ステップS202で、動画撮影であると判定された場合について説明する。
この場合、ステップS103でカメラCPU31からレンズCPU20に送信される命令、データ等の情報は、
・レンズ1(撮影光学系)の種類、製品バージョン、機能のデータを含むレンズ固有データの受信要求命令。
・レンズ1(撮影光学系)の種類、製品バージョン、機能のデータを含むレンズ固有データの受信要求命令。
・レンズ1のIS敏感度、IS誤差補正量等IS用光学データの受信要求命令。
・レンズ1の焦点距離、AF敏感度、AF誤差補正量等のAF用光学データの受信要求命令。
・レンズ1の開放f値、最小絞り値、絞り段数等のAE用光学データの受信要求命令。
・振れ補正レンズユニット3のロック、ロック解除命令。
・振れ補正レンズユニット3の駆動方向、駆動量の設定命令。
・AFにおけるフォーカスレンズユニット4の駆動方向と駆動量のデータ。
・絞り5の駆動方向、駆動量の設定命令。
等であり、これらのデータセットとして一括で通信する。
等であり、これらのデータセットとして一括で通信する。
ステップS219では、ステップS218で受信した情報が、カメラが記録する画像が動画であることを示す情報か静止画であることを示す情報かを判定する。動画である場合はステップS220へ進み、動画用のIS駆動を行い、静止画である場合はステップS212へ進み、静止画用のIS駆動を行う。
ステップS221では、ステップS218で受信した情報が、カメラが記録する画像が動画であることを示す情報か静止画であることを示す情報かを判定する。動画である場合はステップS222へ進み、動画用のAF駆動を行い、静止画である場合はステップS214へ進み、静止画用のAF駆動を行う。
ステップS223では、ステップS218で受信した情報が、カメラが記録する画像が動画であることを示す情報か静止画であることを示す情報かを判定する。動画である場合はステップS224へ進み、動画用の絞り駆動を行い、静止画である場合はステップS216へ進み、静止画用の絞り駆動を行う。
次に、図4と図5を用いてカメラCPU31とレンズCPU20の動作を説明する。
図4は、図2に示したフローチャートに従ったカメラCPU31の動作と図3に示したフローチャートに従ったレンズCPU20の動作とが組み合わさって行われる撮像装置としての一連の動作を説明するフローチャートであり、図5は該動作のタイミングチャートである。
図4(a)と図5(a)は、静止画撮影時の動作を示す。図4(b)と図5(b)は動画撮影時の動作を示す。
まず、静止画撮影時の動作を、図4(a)を用いて説明する。ここでは、図2に示したカメラCPU31の動作であるステップS101からステップS105および図3に示したレンズCPU20の動作であるステップS202からステップS210はすでに実行されているものとする。但し、使用者がズームを動かしたりすることを考慮して、これらステップをステップS301の後に実行してもよい。
ステップS301でスタートし、カメラCPU31が、ステップS302でスイッチS1(49)をONしたことを検出すると、ステップS303に進む。
ステップS303では、カメラCPU31およびレンズCPU20は、振れ補正レンズユニット3のロック解除駆動と振れ補正レンズユニット3のIS駆動を行う。具体的には、カメラCPU31は図2に示したステップS107(振れ補正)を実行し、レンズCPU20はそれに応じた図3に示したステップS211からステップS212を実行する。ズーム操作等によりレンズの状態が変化したときは、カメラCPU31はステップS105(レンズ情報受信)を実行し、レンズCPU20はそれに応じたステップS205からステップS206を実行する。
これと同時に、ステップS304では、カメラCPU31はステップS108(測光)を実行し、レンズCPU20はそれに応じたステップS209からステップS210を実行する。
次に、ステップS305で、レンズCPU20はステップS207からステップS208を実行し、カメラCPU31はステップS109(デフォーカス演算+AF駆動データ送信)を実行する。この後、ステップS306にて、レンズCPU20は、ステップS213からステップS214を実行してAF駆動を行う。
次に、ステップS307で、カメラCPU31がスイッチS2(50)がONしたことを検出すると、ステップS308に進む。ステップS308では、カメラCPU31はステップS111(絞り駆動)を実行し、レンズCPU20はそれに応じたステップS215からステップS216を実行する。
この後、ステップS309で、カメラCPU31はステップS112(画像蓄積)とステップS113(画像記録)を行う。
次に、ステップS310で、スイッチS2(50)とスイッチS1(49)がOFFしたことを検出すると、ステップS311に進み、本フローチャートを終了する。
図5(a)は、図4(a)で説明した静止画撮影時の一連の動作をタイミングチャートで示している。
図中1)でスイッチS1(49)がONし、図4(a)で説明した通りに動作すると、5)で画像記録が終了する。
カメラとレンズ間での通信タイミングは図中に▽印で示している。IS駆動、AF駆動、絞り駆動はメカニカルな動作であるので動作時間が50ms〜数百msと比較的長いが、通信時間は数十μsと短く、長くなっても若干伸びる程度であるため、図中に▽で示すことができる。
また、IS駆動やAF駆動においては、振れ補正レンズユニット3やフォーカスレンズユニット4を一度の通信で正確な目標位置に制御できない場合がある。この場合、正確な目標位置に制御するように再度通信を実行して補正駆動を行うこともある。例えば、AF駆動中にカメラ−レンズ間通信を数回行うことがある。
ここで、静止画撮影時のスイッチS1、S2がONする時間間隔が短い「早押し」と呼ばれる動作で、特にAF駆動を行う場合の動作を説明する。
例えば、スイッチS1(49)がONした後、約100msの短い時間でスイッチS2(50)がONした場合、使用者は早く画像蓄積を行いたいと考えられる。そこで、画像蓄積を優先するために、図4(a)のステップS303で実行したIS駆動を省き、ステップS304〜ステップS306およびステップS308〜ステップS310までを実行して、フローを終了する。
次に、動画撮影時の動作を図4(b)を用いて説明する。
ステップS601でスタートし、ステップS602でカメラCPU31がスイッチS1(49)をONしたことを検出すると、ステップS603に進む。
ステップS603では、カメラCPU31およびレンズCPU20は、振れ補正レンズユニット3のロック解除駆動と振れ補正レンズユニット3のIS駆動を行う。具体的には、カメラCPU31は、図2に示したステップS107(振れ補正)を実行し、レンズCPU20はそれに応じた図3に示したステップS211からステップS212を実行する。また、これと同時に、カメラCPU31は、ステップS604でステップS108(測光)を実行する。
次に、ステップS605では、カメラCPU31は、ステップS109(デフォーカス演算+AF駆動データの送受信)を行い、さらにステップS606では、レンズCPU20は、静止画撮影時と同様に急激にフォーカスレンズユニット4を駆動すると記録される画像の変化が急峻となり鑑賞者に不快感を与えてしまう為、加減速を滑らかに行う動画に適した静粛な駆動方法でAF駆動を行う。
次に、ステップS607で、カメラCPU31がスイッチS2(50)がONしたことを検出すると、ステップS608に進み、静止画撮影時と同様に急激に絞り5を駆動すると駆動騒音が大きい為、同時に記録する音声に絞りの駆動騒音も記録してしまう為、駆動騒音が低い速度で鼓動する動画に適した静粛な駆動方法で絞り駆動を行う。続いて、ステップS609で、カメラCPU31は、ステップS112(画像蓄積)とステップS113(画像記録)を実行する。
そして、ステップS610で、カメラCPU31がスイッチS2(50)とスイッチS1(49)がOFFしたことを検出すると、ステップS612に進み、動画撮影を終了する。一方、これらスイッチがONの場合は、撮影を続けているので、ステップS611へ進み、例えば垂直同期タイミングのように動画撮影に合った周期で次の画像蓄積と画像記録を行うようにステップS602に戻る。
図5(b)には、動画撮影における第1フレーム撮影の開始から終了までおよび第2フレーム撮影の途中までのタイミングチャートを示している。各フレームにおいて、図3のステップS218に示したようにデータセット通信を行う。すなわち、スイッチS2(50)とスイッチS1(49)がOFFするまで、次のフレームに対してもデータセット通信を繰り返し行う。これにより、レンズ制御CPU20は、各フレームの撮影開始に先立って振れ補正レンズユニット3やフォーカスレンズユニット4の駆動量が分かるので、各フレーム間での動作の連続性を保つことができる。
次に、撮影途中で動画・静止画切換えスイッチ52を操作して、撮影モード(動画撮影と静止画撮影)を切り換えた場合の動作を説明する。
まず、静止画撮影モードから動画撮影モードに切り換えた場合について説明する。図5(a)の静止画撮影時のタイミングチャート中のどの時刻に動画・静止画切換えスイッチ52が操作されたかによって動作を変更することができるが、ここでは説明を簡単とするために、スイッチS1(49)のONから画像記録終了までは撮影モードを変更しないこととする。
図中の(1)から静止画撮影を開始し、(5)までの間に動画・静止画切換えスイッチ52を動画撮影モード側に切り換えた場合、図5(b)の(10)へ進むこともできるが、レンズ1の情報をすでに得ているため、通信を省略することができるので、(11)へ進み、すでに得たレンズ1の情報を用いて動画に合った制御に短時間で変更することができる。
次に、動画撮影モードから静止画撮影モードへの変更の場合を説明する。この場合、実際の使用を考えると、使用者は短時間で静止画撮影モードに変更したいことが多い。そこで、絞り駆動と画像蓄積の動作後は画像蓄積、画像記録が行われるので、そのまま動作を続けることが望まれるが、絞り駆動と画像蓄積以外の動作中においては各動作の終了後ただちに図5(a)の静止画撮影へ進み、静止画撮影を開始するのがよい。
図5(b)の(10)〜(11)の間に動画・静止画切換えスイッチ52を切り換えた場合には、図3のステップS219,212で説明したように図5(b)の(11)から図5(a)の(2)へ進み、静止画用のIS駆動を実行する。
また、図5(b)の(11)〜(12)の間に動画・静止画切換えスイッチ52を切り換えた場合には、図3のステップS221,214で説明したように図5(b)の(12)から図5(a)の(3)へ進み、静止画用のAF駆動を実行する。
また、図5(b)の(12)〜(13)の間に動画・静止画切換えスイッチ52を切り換えた場合には、図3のステップS223,216で説明したように、図5(b)の(13)から図5(a)の(4)へ進み、静止画用の絞り駆動を実行する。
以上説明したように、本実施例では、動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、カメラは上記一方の撮影動作における該切り換え前にレンズから得た該レンズに関する情報に基づいて他方の撮影動作の制御を行う。さらに言えば、レンズから順次得られた該レンズに関する情報のそれぞれに基づいて、撮影のための複数の動作(振れ補正動作、焦点調節動作、絞り調節動作および画像記録動作)の制御を順次行う場合に、動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、上記一方の撮影動作における該切り換え前にレンズから得た情報に基づいて、他方の撮影のための上記複数の動作のうち該情報に対応する動作の制御を行う。
以上説明したように、本実施例では、動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、カメラは上記一方の撮影動作における該切り換え前にレンズから得た該レンズに関する情報に基づいて他方の撮影動作の制御を行う。さらに言えば、レンズから順次得られた該レンズに関する情報のそれぞれに基づいて、撮影のための複数の動作(振れ補正動作、焦点調節動作、絞り調節動作および画像記録動作)の制御を順次行う場合に、動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、上記一方の撮影動作における該切り換え前にレンズから得た情報に基づいて、他方の撮影のための上記複数の動作のうち該情報に対応する動作の制御を行う。
このため、本実施例によれば、動画撮影と静止画撮影とを切り換えた場合に、レンズとの情報通信を省略したり既に通信された情報を切り換え後の撮影動作に引き継いだりすることができるので、短時間での撮影動作の切換えを実現することができる。使用者が動画・静止画切換えスイッチ52を切り換えた時は、直に動画撮影と静止画撮影の切り換えを行いたいと考えられるので、通信方法の切換え時に適切な処理を実行することにより、使用者の意思に合った撮影動作を実現することができる。
図6(a)は、実施例1にて説明した交換レンズ1を静止画撮影専用のカメラ60に装着したカメラシステムを示す図であり、図6(b)は実施例1にて説明した交換レンズ1を動画撮影専用のカメラ62に装着したカメラシステムを示す図である。
61は静止画記録用の記録媒体(半導体メモリ、光ディスク等)の収納部を示す。63は動画記録用の記録媒体(磁気テープ、半導体メモリ、光ディスク等)の収納部を示す。
静止画撮影専用カメラ60の動作フローチャートを図7に示す。図7は実施例1の図2に代わるものであり、図2のフローチャートからステップS102(動画/静止画撮影の判定)とステップS103(動画撮影情報の送信)を除いたものに相当する。これら以外のステップは、図2のフローチャートと同じであるので、説明は省略する。
次に、動画撮影専用カメラ62の動作フローチャートを図8に示す。図8は実施例1の図2に代わるものであり、図2のフローチャートからステップS102(動画/静止画撮影の判定)とステップS104(静止画撮影情報の送信)を除いたものに相当する。
そして、交換レンズ1を静止画撮影専用カメラ60に装着した場合は動画撮影に合った動作を行い、動画撮影専用カメラ62に装着した場合は静止画撮影に合った動作を行うことにより最適な動作を行うことができる。
1 交換レンズ
2 変倍レンズユニット
3 振れ補正レンズユニット
4 フォーカスレンズユニット
5 絞りユニット
20 レンズCPU
25 カメラ
28 撮像素子
31 カメラCPU
49 スイッチS1
50 スイッチS2
51 電源スイッチ
52 動画・静止画切替えスイッチ
53 第1撮影モード設定スイッチ
54 AFモード切換えスイッチ
55 第2撮影モード設定スイッチ
60 静止画撮影専用カメラ
62 動画撮影専用のカメラ
2 変倍レンズユニット
3 振れ補正レンズユニット
4 フォーカスレンズユニット
5 絞りユニット
20 レンズCPU
25 カメラ
28 撮像素子
31 カメラCPU
49 スイッチS1
50 スイッチS2
51 電源スイッチ
52 動画・静止画切替えスイッチ
53 第1撮影モード設定スイッチ
54 AFモード切換えスイッチ
55 第2撮影モード設定スイッチ
60 静止画撮影専用カメラ
62 動画撮影専用のカメラ
Claims (5)
- レンズ装置の着脱が可能であり、動画および静止画の撮影が可能なカメラであって、
前記レンズ装置との間で通信を行うための通信手段と、
前記通信手段を介して前記レンズ装置から得られた該レンズ装置に関する情報に基づいて、撮影動作の制御を行う制御手段とを有し、
前記制御手段は、動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、前記一方の撮影動作における該切り換え前に前記レンズ装置から得た情報に基づいて前記他方の撮影動作の制御を行うことを特徴とするカメラ。 - 前記制御手段は、前記通信手段を介して前記レンズ装置から順次得られた該レンズ装置に関する情報のそれぞれに基づいて、撮影のための複数の動作の制御を順次行い、
動画撮影および静止画撮影のうち一方から他方に切り換えられたときに、前記一方の撮影動作における該切り換え前に前記レンズ装置から得た情報に基づいて、前記他方の撮影のための複数の動作のうち該情報に対応する動作の制御を行うことを特徴とする請求項1に記載のカメラ。 - 前記制御手段は、前記撮影のための複数の動作として、少なくとも焦点調節動作、絞り調節動作および画像記録動作の制御を行うことを特徴とする請求項2に記載のカメラ。
- 前記制御手段は、前記撮影のための複数の動作として、さらに振れ補正動作の制御を行うことを特徴とする請求項3に記載のカメラ。
- 請求項1から4のうちいずれか1つに記載のカメラと、該カメラに対して着脱可能に装着され、前記通信手段を介して前記カメラとの通信が可能なレンズ装置とを有することを特徴とするカメラシステム。
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