JP3204497B2 - ポリエステルエラストマーフィルム - Google Patents

ポリエステルエラストマーフィルム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル系共
重合体の樹脂組成物からなるポリエステルエラストマー
フィルムに関し、更に詳しくは、透湿性および耐膨潤性
に優れたポリエステルエラストマーフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ジカルボン酸と脂肪族グリコール
のポリエステルをハードセグメントとし、ポリ(アルキ
レンオキシド)グリコールをソフトセグメントとするポ
リエステル−ポリエーテル型のブロック共重合体は、耐
寒性、耐熱性、耐油性、耐屈曲疲労性、機械的強度に優
れた飽和ポリエステルエラストマーとして自動車用部
品、工業用部品、電気・電子部品等に使用されている
が、最近では該共重合体の持つ透湿性を利用して、透湿
性フィルム等の用途にも利用されており、防水性があ
り、かつ透湿性を有する衣料等の関係にもその用途は広
がっている。
【0003】例えば、特公平1−48872号公報に
は、短鎖エステル単位を50〜70重量%にしたポリエ
ステルのフィルムが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ポリエステルフィルムは、短鎖エステル単位を50重量
%以上含有しているため、耐膨潤性には優れるものの、
透湿性や柔軟性を十分に確保することが難しく、耐膨潤
性、透湿性、柔軟性等をすべて満足するポリエステルエ
ラストマーフィルムが望まれているのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、か
かる事情に鑑みて鋭意研究した結果、芳香族ポリエステ
ル単位のハードセグメント(A)を20〜50重量%と
ポリ(アルキレンオキシド)グリコール単位のソフトセ
グメント(B)を80〜50重量%縮合してなり、
(B)におけるポリエチレングリコールとポリテトラメ
チレングリコールの重量比が3/5〜3/2で、かつ両
者の分子量がいずれも500〜3000で、更に樹脂全
体に占めるポリエチレングリコールの含有量が30重量
%以下であるポリエステル系樹脂組成物からなり、実質
的に延伸処理されていないポリエステルエラストマーフ
ィルムが、上記のフィルムに適していることを見いだ
し、本発明の完成に至った。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明のポリエステル系樹脂組成物は、芳香族ポリエス
テル単位のハードセグメント(A)とポリ(アルキレン
オキシド)グリコール単位のソフトセグメント(B)か
らなるポリエステル系樹脂からなるもので、より具体的
には、芳香族ジカルボン酸、アルキレングリコール及び
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールを重縮合して得
られるポリエステル系樹脂で、かかる芳香族ジカルボン
酸としては、主としてテレフタル酸及びその低級アルキ
ルエステルが用いられ、その他としてはイソフタル酸、
フタル酸、2,5−ノルボナンジカルボン酸、1,4−
ナフタル酸、1,5−ナフタル酸、4,4−オキシ安息
香酸及びそれらの低級アルキルエステル等が挙げられる
が中でもジメチルテレフタレートが原料の入手し易さ、
ポリエステル化速度の速いこと、ポリエーテルに対する
影響(酸分解しない)の面から特に好ましい。また、か
かるアルキレングリコールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル等が挙げられるが中でも1,4−ブタンジオールが良
好な結晶性を示し特に好ましい。更に、かかるポリ(ア
ルキレンオキシド)グリコールとしては、ポリテトラメ
チレングリコール及びポリエチレングリコールが用いら
れ、その分子量は後述するが如く500〜3000のも
のが用いられる。
【0007】本発明のポリエステル系樹脂組成物は、上
記の各成分を用いて、通常の共重合方法により製造する
ことができる。つまり、芳香族ジカルボン酸、アルキレ
ングリコール及びポリ(アルキレンオキシド)グリコー
ルを反応させるのであって、反応機構としては、まず、
芳香族ジカルボン酸とアルキレングリコール及び芳香族
ジカルボン酸とポリ(アルキレンオキシド)グリコール
のエステル反応がおこり、その後重縮合して、ポリエス
テル共重合体(飽和ポリエステルエラストマー)を生成
するのである。
【0008】そして、上記の反応においては、触媒が用
いられ該触媒は、チタン系の触媒であり、具体的にはテ
トライソプロピルチタネート、テトラ−n−ブチルチタ
ネート等が挙げられ、好ましくはテトラ−n−ブチルチ
タネートが用いられる。また、これらの触媒は2種以上
併用してもよく、触媒の添加方法は、最初に一括添加し
ても良いがエステル反応時と重縮合反応時に分けて添加
した方が良好であり、その添加量の比率は1/1〜10
の範囲で行うのが好ましい。
【0009】上記の如き方法により、本発明のポリエス
テル系樹脂組成物が得られるわけであるが、本発明にお
いては、得られたポリエステル系樹脂中の芳香族ポリエ
ステル単位のハードセグメント(A)を20〜50重量
%、ポリ(アルキレンオキシド)グリコール単位のソフ
トセグメント(B)を80〜50重量%とし、(B)に
おけるポリエチレングリコールとポリテトラメチレング
リコールの重量比が3/5〜3/2で、かつ両者(ポリ
エチレングリコールとポリテトラメチレングリコール)
の分子量がいずれも500〜3000(更には1000
〜2000)で、更に樹脂全体に占めるポリエチレング
リコールの含有量を10〜30重量%(更には20〜3
0重量%)とすることを最大の特徴とするもので、
(A)の縮合割合が20重量%未満或いは(B)の縮合
割合が80重量%を越えると、成形性が大きく低下し、
実用的な成型物が得られず、逆に(B)の縮合割合が5
0重量%未満或いは(A)の縮合割合が50重量%を越
えると成型物の柔軟性や透湿性が劣って不適であり、
(B)におけるポリエチレングリコールとポリテトラメ
チレングリコールの重量比が3/2を越えると成型物
(フィルム)とした際に大きく膨潤して実用上障害とな
り、逆に3/5未満では透湿性能が不足するため不適
で、また、該ポリエチレングリコールまたはポリテトラ
メチレングリコールのいずれか一方でも分子量が500
未満の場合は、ソフトセグメントのブロック性が低下し
て融点の低下やゴム弾性等の低下が顕著となり、逆に3
000を越えた場合はハードセグメントとソフトセグメ
ントの相溶性が大きく低下し、樹脂強度等に悪影響を及
ぼすため本発明の目的を達成することはできず、更に樹
脂全体に占めるポリエチレングリコールの含有量が30
重量%を越える場合には、該成型物(フィルム)とした
場合に大きく膨潤して、この場合も本発明の目的を達成
することはできない。
【0010】かかる(A)及び(B)の縮合割合をコン
トロールするには、上記の製造法において各材料の仕込
み量を、芳香族ジカルボン酸又はその低級アルキルエス
テル、アルキレングリコール及びポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールをモル比で1/0.5〜2.0/0.
05〜0.6の割合とするのが好ましく、特に好ましく
は、1/1.0〜1.5/0.1〜0.4である。芳香
族ジカルボン酸1モルに対する触媒の添加量は、0.0
001〜0.1モルが好ましく、特に好ましくは1/
0.001〜0.01モルである。
【0011】本発明のポリエステル系樹脂組成物には、
必要に応じて、ヒンダードフェノール系等の酸化防止
剤、熱安定剤、アルカリ金属化合物、タルク等の結晶核
剤、ガラス繊維、難燃剤、紫外線吸収剤、着色剤等を配
合することができ、かかる配合は反応時或いは反応後い
ずれも可能である。かくして本発明で用いられるポリエ
ステル系樹脂組成物が得られるわけであるが、本発明に
おいては、かかる樹脂組成物をフィルム化してポリエス
テルエラストマーフィルムとするものであり、かかるフ
ィルムについて説明する。
【0012】上記のポリエステルエラストマーは、上記
の組成物を周知の方法に従って、溶融成形することによ
り、フィルム(又はシート)状に成形することができ
る。該フィルムの厚みは特に限定はなく、数μmないし
数100μmに設定することができ、好ましくは、5〜
50μm、特に好ましくは、10〜30μmである。上
記の如くして得られたフィルムは必要に応じ、吸湿或は
乾燥等の調湿処理される又、熱処理を行うことやコロ
ナ放電処理の表面処理等を行う事もできる。
【0013】かくして得られたポリエステルエラストマ
ーフィルムは、耐膨潤性、透湿性、柔軟性、防水性等に
優れており、医療用途(救急絆創膏,サージカルテー
プ,リハビリテープ等の医療補助用テープの基材、消炎
・鎮痛・血行促進等の疾患治療用テープの基材、手術用
手袋等)、衛生用途(紙おむつ固定用テープの基材、ナ
プキン固定用テープの基材)、スポーツ衣料用途等にお
いても大変有用である。
【0014】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。尚、実施例中、「%」、「部」とあるの
は、特に断りのない限り重量部を意味する。実施例1 撹拌機、温度計、ガス吹き込み口及び蒸留口を備えた反
応器に窒素ガス雰囲気下でジメチルテレフタレート3
1.1部、平均分子量1000のポリエチレングリコー
ル16.0部、平均分子量1000のポリテトラメチレ
ングリコール24.0部(ポリエチレングリコールとポ
リテトラメチレングリコールの配合重量比は0.6
)、1,4−ブタンジオール28.9部、及び触媒と
してテトラブチルチタネート0.0015部と酸化防止
剤としてヒンダードフェノール系化合物(チバガイギー
社製;イルガノックス1330)0.1部を仕込み21
0℃で窒素ガス中で2時間反応させ、メタノール10.
1部を溜出後、更にヒンダードフェノール系化合物を
0.05部とテトラブチルチタネート0.0020部を
添加して210℃から245℃まで90分で昇温し、同
時に反応系の圧力を徐々に減じて真空度1.0Torr
で30分間反応させた。次いで、反応系の温度を230
℃まで冷却すると共に反応続け、昇温から4.5時間後
に系を常圧に戻し、ペレタイザーにてペレット化して、
ペレット状の本発明のポリエステル系樹脂組成物(ハー
ドセグメント(A)44.2重量%、ソフトセグメント
(B)55.8重量%)を得た。次いで、得られたペレ
ットをスクリュー径40mmφ、L/D=28の押出機
に取り付けたリップ開度0.6mm、幅500mmのT
ダイを用いて樹脂の融点より50℃高い温度で押出し、
内部が25℃の水が循環する直径350mmφの冷却ロ
ールに接触せしめ、10m/分で引き取って、10μm
厚さのポリエステルエラストマーフィルムを得た。
【0015】得られたポリエステル系樹脂組成物のペレ
ット及びポリエステルエラストマーフィルムを用いて、
以下の評価を行った。 (硬度) 得られたペレットを射出成型機にて、直径10cm厚み
7mmの試験片を成形して、ショア硬度(D)を20℃
にて測定した。 (膨潤度) 得られたポリエステルエラストマーフィルムを15cm
×15cmに裁断して、40℃,90%RHの雰囲気中
に放置し、放置前後のフィルムの面積を測定して、放置
前の面積を100として放置後の面積(相対値)を調べ
た。 (透湿度) 得られたポリエステルエラストマーフィルムを用いて、
JIS Z 0208のCUP法に準拠して測定した。
【0016】実施例2 撹拌機、温度計、ガス吹き込み口及び蒸留口を備えた反
応器に窒素ガス雰囲気下でジメチルテレフタレート2
3.3部、1,4−ブタンジオール21.6部、平均分
子量2000のポリテトラメチレングリコール31.2
部、平均分子量2000のポリエチレングリコール2
4.0部(ポリエチレングリコールとポリテトラメチレ
ングリコールの配合重量比は約0.77)、及び触媒と
してテトラブチルチタネート0.0015部と酸化防止
剤としてヒンダードフェノール系化合物(チバガイギー
社製;イルガノックス1330)0.1部を仕込み21
0℃で窒素ガス中で2時間反応させ、メタノール7.2
部を溜出後、更に該ヒンダードフェノール系化合物を
0.1部とテトラブチルチタネート0.0020部を添
加して210℃から245℃まで90分で昇温し、同時
に反応系の圧力を徐々に減じて真空度1.0Torrで
30分間反応させた。次いで、反応系の温度を230℃
まで冷却すると共に反応続け、昇温から5時間後に系を
常圧に戻し、ペレタイザーにてペレット化して、ペレッ
ト状の本発明のポリエステル系樹脂組成物(ハードセグ
メント(A)55.6重量%、ソフトセグメント(B)
64.4重量%)を得た。得られた樹脂組成物を用い
て、実施例1と同様に評価を行った。
【0017】実施例3 実施例2 において、ジメチルテレフタレート28.8
部、1,4−ブタンジオール26.7部、平均分子量1
500のポリテトラメチレングリコール26.7部、平
均分子量1500のポリエチレングリコール17.8部
を仕込んで反応した(ポリエチレングリコールとポリテ
トラメチレングリコールの配合重量比は約0.67)以
外は同様に行って、ポリエステル系樹脂組成物(ハード
セグメント(A)40.3重量%、ソフトセグメント
(B)59.7重量%)を得た後、同様に評価を行っ
た。
【0018】比較例1実施例2 において、ジメチルテレフタレート40.9
部、1,4−ブタンジオール38.0部、平均分子量1
000のポリテトラメチレングリコール10.5部、平
均分子量2000のポリエチレングリコール10.5部
を用いて反応した(ポリエチレングリコールとポリテト
ラメチレングリコールの配合重量比は1.0)以外は同
様に行って、ポリエステル系樹脂組成物(ハードセグメ
ント(A)69重量%、ソフトセグメント(B)31重
量%を得た後、同様に評価を行った。
【0019】比較例2実施例2 において、ポリエチレングリコールの仕込量を
5.8部、ポリテトラメチレングリコールの仕込み量を
51.3部(ポリエチレングリコールとポリテトラメチ
レングリコールの配合重量比は約0.11)とした以外
は同様に行って、ポリエステル系樹脂組成物(ハードセ
グメント(A)28.4重量%、ソフトセグメント
(B)71.6重量%)を得た後、同様に評価を行っ
た。
【0020】比較例3実施例2 において、ポリエチレングリコールの仕込量を
35.1部、ポリテトラメチレングリコールの仕込み量
を22部(ポリエチレングリコールとポリテトラメチレ
ングリコールの配合重量比は約1.6)とした以外は同
様に行って、ポリエステル系樹脂組成物(ハードセグメ
ント(A)28.4重量%、ソフトセグメント(B)7
1.6重量%)を得た後、同様に評価を行った。
【0021】比較例4実施例2 において、ポリテトラメチレングリコールの平
均分子量を300とした以外は同様に行って、ポリエス
テル系樹脂組成物を得ようと試みたが、反応が十分に進
まず、樹脂が結晶性を示さず満足なポリエステル系樹脂
組成物が得られなかったため、評価は行わなかった。
【0022】比較例5実施例2 において、ポリテトラメチレングリコールの平
均分子量を4000とした以外は同様に行って、ポリエ
ステル系樹脂組成物(ハードセグメント(A)28.4
重量%、ソフトセグメント(B)71.6重量%)を得
たが、該樹脂組成物は、溶融状態で白濁しており、成形
を試みたところ溶融状態でゲル状(局所的な粘度の不均
一な状態)となり、成型品を得ることはできず、評価は
行わなかった。
【0023】比較例6実施例2 において、ポリエチレングリコールの仕込み量
を28.5部、ポリテトラメチレングリコールの仕込量
を28.6部(ポリエチレングリコールの樹脂全体に占
める割合が35.7重量%)ポリエチレングリコールと
ポリテトラメチレングリコールの配合重量比は、1.0
とした以外は同様に行って、ポリエステル系樹脂組成物
(ハードセグメント(A)28.4重量%、ソフトセグ
メント(B)71.6重量%)を得た後、同様に評価を
行った。実施例及び比較例の評価結果を表1に示す。
【0024】
【0025】
【発明の効果】本発明のポリエステル系樹脂組成物から
なり、実質的に延伸処理されていないポリエステルエラ
ストマーフィルムは、耐膨潤性、透湿性、柔軟性、防水
性等に優れ、医療用途(救急絆創膏,サージカルテー
プ,リハビリテープ等の医療補助用テープの基材、消炎
・鎮痛・血行促進等の疾患治療用テープの基材、手術用
手袋等)、衛生用途(紙おむつ固定用テープの基材、ナ
プキン固定用テープの基材)、スポーツ衣料用途等にお
いても大変有用である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香族ポリエステル単位のハードセグメ
    ント(A)を20〜50重量%とポリ(アルキレンオキ
    シド)グリコール単位のソフトセグメント(B)を80
    〜50重量%縮合してなり、(B)におけるポリエチレ
    ングリコールとポリテトラメチレングリコールの重量比
    3/5〜3/2で、かつ両者の分子量がいずれも50
    0〜3000で、更に樹脂全体に占めるポリエチレング
    リコールの含有量が30重量%以下であるポリエステル
    系樹脂組成物からなり、実質的に延伸処理されていない
    ことを特徴とするポリエステルエラストマーフィルム
  2. 【請求項2】 芳香族ポリエステル単位のハードセグメ
    ント(A)がテレフタル酸あるいはその低級アルキルエ
    ステルおよび1,4−ブタンジオールからなることを特
    徴とする請求項1記載のポリエステルエラストマーフィ
    ルム
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