JPS5916761B2 - ダンセイスキ−グツ - Google Patents

ダンセイスキ−グツ

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JPS5916761B2
JPS5916761B2 JP14018575A JP14018575A JPS5916761B2 JP S5916761 B2 JPS5916761 B2 JP S5916761B2 JP 14018575 A JP14018575 A JP 14018575A JP 14018575 A JP14018575 A JP 14018575A JP S5916761 B2 JPS5916761 B2 JP S5916761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester
ski
glycol
aliphatic
block copolymer
Prior art date
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Expired
Application number
JP14018575A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5266049A (en
Inventor
紀次 斉木
昭治 川瀬
好彦 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、熱可塑性の弾性重合体を素材とする弾性スキ
ー靴に関するものであり、更に詳しくは特定の表面硬度
を有するスキー靴に関する。
最近、合成樹脂例えばポリウレタン、ポリブタジェン系
ゴム類、サーリン等を底部及び上部外皮の素材とするス
キー靴が市販されている。
これらのうちの多くのものはポリウレタンやサーリンを
素材とするものであるが、その用途に要求される緒特性
を必ずしも充分に満たしているものではない。
例えば、低温において硬化しスキーのエツジや氷状の硬
い雪等で傷が生じた場合、その個から大きな亀裂が生じ
てくる。
耐摩耗性をこ関してサーリンが著しく劣り、長期使用と
難点があるとされている。
なお、成形時間順として、ポリウレタンやサーリンにつ
いては成形時間が多の樹脂に比較して長く、成形時の劣
化が生じ易く、一般的には原料樹脂から製品に成形する
際の歩留まりが悪いとされている。
本発明者は、かかる欠点を有しない合成樹脂を素材とす
る合成樹脂製スキー靴について鋭意研究した結果、特定
の弾性重合体がかかる要件を満たすことを見出し、本発
明に到達したものである。
すなわち、本発明は熱可塑性樹脂を素材とする上部外皮
及び底部を有するスキー靴において該素材が酸成分の7
0モル係以上がテレフタル酸である芳香族ポリエステル
をハードセグメントとし、脂肪族ポリエーテル及び/又
は脂肪族ポリエステルをソフトセグメントとするポリエ
ステルブロック共重合体であって、しかもその共重合体
の表面硬度がショアーDスケールで35〜70の範囲(
こあることを特徴とする弾性スキー靴である。
本発明に用いられる素材であるポリエステルブロック共
重合体とは芳香族ポリエステルをハードセグメントとし
、脂肪族ポリエーテルおよび/又は脂肪族ポリエステル
をソフトセグメントとするブロック共重合体であるが、
上記芳香族ポリエステルを形成するものは、該成分とし
てはテレフタール酸あるいはそのエステル形成性誘導体
が70モル係以上、上記以外の芳香族二塩基酸と脂肪族
二塩基酸とから選ばれた少くとも1種以上の酸あるいは
そのエステル形成性誘導体が30モル係以下であり、グ
リコール成分としてはエチレングリコール、1,3−プ
ロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ベ
ンタンジオール、]、6−ヘキサンジオール、ネオペン
チルグリコール等の炭素数2〜12の脂肪族グリコール
やシクロヘキサンジメタツールの如き脂環族グリコール
、2゜2−ビス(β−ヒドロキシエトキシフェニル)フ
0/々ン、ビス(β−ヒドロキシエトキシフエニノリス
ルホンの如き含芳香族ジオールがあげられる。
この芳香族ポリエステルは上記酸成分とグリコール成分
とを通常の方法で重縮合せしめて得られるものである。
なお、融点の下限は特に限定がないが一般的には150
℃以上が好ましく180℃以上が特に好ましい。
なお、グリコール成分として、実質的に線状である程度
に例えばトリメチロールプ0/マンやペンタエリスリト
ールの如き多価あるコールを用いてもよい。
上記脂肪族ポリエーテルを形成するポリエーテルとして
は、分子量が400〜4,000で炭素数が2〜10の
アルキレンオキサイドの重合体が好ましい。
例えばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコール、ポリへキサメチ
レングリコール、ポリエチレングリコール−ポリプロピ
レンクリコールブロック共重合体等であり、これらは炭
素原子数対酸素原子数の比が2.0〜4.5であり単独
でもまたはもちろん混合物としても用いることが出来る
上記脂肪族ポリエステルを形成するものとしては酸成分
として、例えばアジピン酸、セパチン酸、シクロヘキサ
ンジカルボン酸等の炭素数2〜12の脂肪族または脂環
族ジカルボン酸あるいはそのエステル形成性誘導体70
モル係以上と芳香族二塩基酸30モル係以下であり、一
方、グリコール成分としてはエチレングリコール、■、
3−プロピンジオール、1,4−ブタンジオール、1,
6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シク
ロヘキサンジメタツールなどの炭素数2〜12の脂肪族
や脂環族グリコールが例示される。
又、前述の如き含芳香族ジオールも例示される。
この脂肪族ポリエステルは上記酸成分とグリコール成分
とを通常の方法によって重縮合せしめて得られるもので
ある。
なお、融点の上限は特に限定はないが、一般的には13
0℃以下が好ましく、特に好ましくは100℃以下であ
る。
本発明に用いられる該ポリエステルブロック共重合体は
オルソクロロフェノール溶媒中にて35℃で測定した還
元比粘度が1.2以上、好ましくは1.5以上のもので
ある。
還元比粘度が小さいものは摩耗性が悪く好ましくない。
本発明で特に好ましく用いられるポリエステルブロック
共重合体はハードセグメントとしてポリテトラメチレン
テレフタレートであり、ソフトセグメントとしてポリテ
トラメチレングリコール又はポリテトラメチレンアジペ
ート、ポリエチレンアジペートであって、この場合溶融
成形性にも優れている。
本発明に用いられるポリエステルブロック共重合体は上
記の如き組成であり、且つショアーDスケールで測定し
た表面硬度が35〜70、好ましくは40〜60である
硬度が70を超えるものは硬すぎるため使用する場合は
き心地が悪く、マメが出来たり、靴ずれを起したりして
好ましくない。
更にこのように硬度が高いものは例えばスキーで滑降の
際に転倒した場合、骨折や捻挫をもたらすことにもなる
一方、ショアーDスケールの表面硬度が35未満のもの
は、運動量が多いスキー走行用の靴としては硬度が低く
過ぎ、スキー操作が意のままに行ない難い。
本発明はかかるポリエステルブロック共重合体を成形し
てスキー靴の上部外皮及び底部としそれぞれを結合せし
めたものであるが、一般的には外皮及び底を一体成形し
、内部に柔軟を材質を縫いつけることによってスキー靴
様とするものであるが、金具の取付や靴ひもの取付は通
常の方法でよい。
かかるスキー靴の成形は、如何なる方法でもよいが、特
に射出成形による成形方法が好ましい方法である。
かくして得られる上部外皮及び底部を有するスキー靴に
通常の内部装備、例えばポリウレタン発泡体、綿製品等
を取付け、スキー靴とされる。
なお、外部に締付具等を取付けることは当然である。
本発明のスキー靴は低温において裂は難く、又成形が容
易である等の特徴の他にカビが生えにくく、その低温度
変化による型くずれもしなく、又温度変化によってはき
心地に差がない。
更に曲げ等の力に対して同等の抵抗性を示す硬度にした
時、素材の表面硬度が低くなり、靴ずれやマメの出来易
さが改善される。
本発明のスキー靴素材である特定の硬度を有するポリエ
ステルブロック共重合体には適当な光安定剤、着色剤、
熱安定剤、離型剤、強化材(例えばフ宅ツク共重合体に
対し1〜50重量係のガラス繊維、炭素繊維、スチール
繊維)、充填剤、核剤(例えばステアリン酸ナトリウム
塩の如き脂肪酸のアルカリ金属塩)、発泡剤が含有され
ていてもよい。
なお、光安定剤は、紫外線の強いスキー場の環境を考え
るなら、その使用は好ましいことである。
光安定剤としては例えばベンゾトリアゾール系、ベンゾ
フェノン系、サリチル酸エステル系の化合物があげられ
ブロック共重合体に対して0.01〜2重量係程度含有
されることが好ましい。
以下、実施例をあげる。
なお、例中の1部」は重量部であり、還元比粘度はポリ
エステルフ宅ツク共重合体1.2.!i’をオルソクロ
ロフェノール100rulに溶解し、35℃で測定した
溶融粘度から求めたものである。
実施例1、比較例1 攪拌器、蒸留器、窒素導入管を備えた反応器にジメチル
テレフタレート640部、テトラメチレングリコール4
40部、ポリテトラメチレングリコール(平均分子量1
,000)300部、テトラブトキシチタネート0.0
5部を仕込み、180〜220℃に加熱して生成するメ
チノールを理論量の90%留出せしめた後、温度を24
0℃に上げ30分間常圧で反応させ、次いで約30 m
mH9absの弱真空にして30分間反応させ、更に0
.1〜0.3mmHg absの高真空下で200分重
合させた。
得られたポリマーの還元比粘度はl、83であった。
このポリマーの表面硬度は56であった。
このポリマーを110℃、2時間、熱風乾燥機で乾燥し
た後、スキー靴の上部外皮及び底部を射出成形した。
この上部外皮の甲の部分は約4mmの厚さであった。
この甲の部分に深さ約2mmの直線状の切込みを入れ、
−30℃で切込み部分を中心として屈曲テストを行なっ
たところ100回の屈曲テストにおいても切込み部分に
破れは生じなかった。
一方、底の部分を屈曲固定して70℃で24時間放置し
、力を除いて24時間後に状態を調べたところ殆んど原
形に戻っていた。
比較のために熱可塑性ポリウレタン(日本エラストラン
社製、商品名エラストラン5059)を用いて同様のテ
ストを行なった。
切込みを入れて屈曲テストを行なった結果1〜10回未
満で破れた。
又屈曲固定して70℃にしたものは24時間放置後に変
形が認められた。
実施例 2 ポリテトラメチレンアジペート40重量部とポリテトラ
メチレンテレフタレート60重量部とを溶融混合し、軟
化点209℃のブロック共重合体を得た。
還元比粘度は1.51であった。このブロック共重合体
を用いて実施例1と同様のテストを行なったところ、切
込みを入れた屈曲テスト(折り曲げテスト)で100回
でも破れず、又屈曲させて放置するテストにおいても変
形は認められなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性樹脂を素材とする上部外皮及び底部を有す
    るスキー靴において、該素材が酸成分の70モル係以上
    がテレフタル酸である芳香族ポリエステルをハードセグ
    メントとし、脂肪族ポリエーテル及び/又は脂肪族ポリ
    エステルをソフトセグメントきするポリエステルブロッ
    ク共重合体であって、しかもその共重合体の表面硬度が
    ショアーDスケールで35〜70の範囲にあることを特
    徴とする弾性スキー靴。
JP14018575A 1975-11-25 1975-11-25 ダンセイスキ−グツ Expired JPS5916761B2 (ja)

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JPS5266049A JPS5266049A (en) 1977-06-01
JPS5916761B2 true JPS5916761B2 (ja) 1984-04-17

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