JPS5920695B2 - ポリエステル弾性体組成物 - Google Patents
ポリエステル弾性体組成物Info
- Publication number
- JPS5920695B2 JPS5920695B2 JP50077545A JP7754575A JPS5920695B2 JP S5920695 B2 JPS5920695 B2 JP S5920695B2 JP 50077545 A JP50077545 A JP 50077545A JP 7754575 A JP7754575 A JP 7754575A JP S5920695 B2 JPS5920695 B2 JP S5920695B2
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- JP
- Japan
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- polyester
- weight
- styrene
- glycol
- copolymer
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は柔軟性と弾性とに優れたポリエステル弾性体組
成物に関する。
成物に関する。
芳香族ポリエステル単位と脂肪族エーテルエステル単位
及び/又は脂肪族ポリエステル単位とを有するブロック
共重合体エラストマー、いわゆるポリエステルエラスト
マーは成形性の良さ耐熱性、耐寒性の良さ等の為に種々
の用途に最近興味を持たれている素材である。
及び/又は脂肪族ポリエステル単位とを有するブロック
共重合体エラストマー、いわゆるポリエステルエラスト
マーは成形性の良さ耐熱性、耐寒性の良さ等の為に種々
の用途に最近興味を持たれている素材である。
しかし、これらの用途において、例えば無音ギア等の如
き用途のように表面の柔かさがあり、なお且つ弾性率を
向上せしめることが要望されている。本発明者はかかる
柔かさと高弾性率の相反する性質を有するポリエステル
弾性体組成物を見出すべく検討を重ねた結果、ポリエス
テルエラストマーと特定のジエン系共重体(ゴム)とを
混合して得られた組成物が上記の如き相反する性質を共
に有することを見出し、本発明に到達したものである。
き用途のように表面の柔かさがあり、なお且つ弾性率を
向上せしめることが要望されている。本発明者はかかる
柔かさと高弾性率の相反する性質を有するポリエステル
弾性体組成物を見出すべく検討を重ねた結果、ポリエス
テルエラストマーと特定のジエン系共重体(ゴム)とを
混合して得られた組成物が上記の如き相反する性質を共
に有することを見出し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は芳香族ポリエステル単位から主とし
てなる高融点結晶性セグメント八と脂肪族エーテル単位
(a)又は脂肪族ポリエステル単位(b)から主として
なる低融点重合体セグメント(B)とを有するポリエス
テルブロック共重合体(1)20〜95重量%及びスチ
レン−ジエン系化合物グラフト共重合体(W60〜10
重量%よりなることを特徴とするポリエステル弾性体組
成物である。
てなる高融点結晶性セグメント八と脂肪族エーテル単位
(a)又は脂肪族ポリエステル単位(b)から主として
なる低融点重合体セグメント(B)とを有するポリエス
テルブロック共重合体(1)20〜95重量%及びスチ
レン−ジエン系化合物グラフト共重合体(W60〜10
重量%よりなることを特徴とするポリエステル弾性体組
成物である。
本発明に用いられるポリエステル共重合体のハードセグ
メントである高融点結晶性セグメント八のエステル単位
は酸成分とグリコール成分とから形成されるがこの酸成
分は実質的にテレフタール酸及び/又は2・6−ナフタ
レンジカルボン酸である。なお、テレフタレート酸又は
2・6−ナフタレンジカルボン酸の他に少割合のイソフ
タール酸等の他の芳香族ジカルボン酸あるいはアジピン
酸、セバチン酸、シクロヘキサンー1 ・ 4−ジカル
ボン酸等の脂肪族ジカルボン酸を併用してもよい。
メントである高融点結晶性セグメント八のエステル単位
は酸成分とグリコール成分とから形成されるがこの酸成
分は実質的にテレフタール酸及び/又は2・6−ナフタ
レンジカルボン酸である。なお、テレフタレート酸又は
2・6−ナフタレンジカルボン酸の他に少割合のイソフ
タール酸等の他の芳香族ジカルボン酸あるいはアジピン
酸、セバチン酸、シクロヘキサンー1 ・ 4−ジカル
ボン酸等の脂肪族ジカルボン酸を併用してもよい。
゜ 又該エステル単位を形成するグリコール成分は炭素
数2〜12のグリコールすなわち、エチレングリコール
、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール、デカンジ
オール等である。なお、融点の下限は特に限定がないが
、一般的には150℃以上が好ましく、180℃以上が
特に好ましい。
数2〜12のグリコールすなわち、エチレングリコール
、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール、ヘキサンジオール、デカンジ
オール等である。なお、融点の下限は特に限定がないが
、一般的には150℃以上が好ましく、180℃以上が
特に好ましい。
ソフトセグメントである低融点重合体セグメント(B)
のエーテル単位(a)はポリアルキレングリコールから
形成されるが、このポリアルキレングリコールは、例え
ばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコ
ールーポリプロピレングリコールプロツク共重合体等で
あり、特にポリテトラメチレングリコールが好ましい。
のエーテル単位(a)はポリアルキレングリコールから
形成されるが、このポリアルキレングリコールは、例え
ばポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、ポリテトラメチレングリコール、ポリエチレングリコ
ールーポリプロピレングリコールプロツク共重合体等で
あり、特にポリテトラメチレングリコールが好ましい。
これらは炭素数対酸素数の比が2.0〜4.5であれば
単独ではもちろん混合物として用いることも出来る。こ
れらの平均分子量は約400〜6000の範囲である。
脂肪族ポリエステル単位(b)は脂肪族ジカルボン酸と
グリコールとから主として形成されるが、酸成分は主た
る酸成分は、例えばコハク酸、アジピン酸、セバチン酸
、デカンジカルボン酸の如き脂肪酸ジカルボン酸である
。
単独ではもちろん混合物として用いることも出来る。こ
れらの平均分子量は約400〜6000の範囲である。
脂肪族ポリエステル単位(b)は脂肪族ジカルボン酸と
グリコールとから主として形成されるが、酸成分は主た
る酸成分は、例えばコハク酸、アジピン酸、セバチン酸
、デカンジカルボン酸の如き脂肪酸ジカルボン酸である
。
上記酸の他に少割合のィソフタール酸等の芳香族ジカル
ボン酸を併用してもよい。又該脂肪族ポリエステル単位
(b)を形成するグリコール成分は炭素数2〜12のグ
リコール成分であり、上記高融点結晶性セグメント(4
)のエステル単位のグリコール成分に例示したものと同
様である。この脂肪族ポリエステルは、上記酸成分とグ
リコール成分とを通常の方法で重縮合せしめて得られる
ものであり、ホモポリエステルでも共重合ポリエステル
でもよい。
ボン酸を併用してもよい。又該脂肪族ポリエステル単位
(b)を形成するグリコール成分は炭素数2〜12のグ
リコール成分であり、上記高融点結晶性セグメント(4
)のエステル単位のグリコール成分に例示したものと同
様である。この脂肪族ポリエステルは、上記酸成分とグ
リコール成分とを通常の方法で重縮合せしめて得られる
ものであり、ホモポリエステルでも共重合ポリエステル
でもよい。
なお、融点の上限は特に限定はないが、一般的には13
0℃以下が好ましく、特に好ましくは100℃以下であ
る。本発明に用いられるポリエステルプロツク共重 5
合体におけるハードセグメント囚とソフトセグメント(
6)との組成比は重量比で1対9乃至9対1であること
が好ましく、更に1対4乃至4対1であることが特に好
ましい。
0℃以下が好ましく、特に好ましくは100℃以下であ
る。本発明に用いられるポリエステルプロツク共重 5
合体におけるハードセグメント囚とソフトセグメント(
6)との組成比は重量比で1対9乃至9対1であること
が好ましく、更に1対4乃至4対1であることが特に好
ましい。
又該プロツク共重合体は、20%伸長して5分間緩和し
た後の伸び回復率が 350%以上であつて、且つ軟化
点が100℃以上であるエラストマーが特に好適である
。更に該エラストマーは、オルソクロロフエノール溶媒
中にて35℃で測定した還元比粘度が0.5以上好まし
くは0.8以上、更に好ましくは1.0以上のもので
4ある。本発明で特に好ましく用いられるポリエステル
プロツク共重合体としてはハードセグメント(4)とし
て、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリトリメチ
レンテレフタレート、ポリテトラメフチレン一2・6−
ナフタレートを用い、ソフトセグメント(B)としてポ
リテトラメチレングリコール又はポリテトラメチレンア
ジペート、ポリエチレンアジペート等の脂肪族ポリエス
テルを用いたものである。
た後の伸び回復率が 350%以上であつて、且つ軟化
点が100℃以上であるエラストマーが特に好適である
。更に該エラストマーは、オルソクロロフエノール溶媒
中にて35℃で測定した還元比粘度が0.5以上好まし
くは0.8以上、更に好ましくは1.0以上のもので
4ある。本発明で特に好ましく用いられるポリエステル
プロツク共重合体としてはハードセグメント(4)とし
て、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリトリメチ
レンテレフタレート、ポリテトラメフチレン一2・6−
ナフタレートを用い、ソフトセグメント(B)としてポ
リテトラメチレングリコール又はポリテトラメチレンア
ジペート、ポリエチレンアジペート等の脂肪族ポリエス
テルを用いたものである。
本発明で用いるスチレン−ジエン系グラフト化合物共重
合体哄ポリブタジエンの如きジエン系化合物の重合体あ
るいは共重合体にビニル系単量体をグラフト共重合した
ものの中で、スチレンをジエン系化合物と共重合した幹
部分を用いたもの又はスチレンをグラフト成分の少なく
とも一部とするもののいずれか又は両方である。
合体哄ポリブタジエンの如きジエン系化合物の重合体あ
るいは共重合体にビニル系単量体をグラフト共重合した
ものの中で、スチレンをジエン系化合物と共重合した幹
部分を用いたもの又はスチレンをグラフト成分の少なく
とも一部とするもののいずれか又は両方である。
かかるスチレン−ジエン系グラフト共重合体は幹部分が
下記一般式〔但し、R,、R2、R3、R4、R5、R
6は水素、炭素数1〜3のアルキル基、シアノ基、ニト
ロ基、カルボキシル基及びそのエステル又はハロゲンを
示す。
下記一般式〔但し、R,、R2、R3、R4、R5、R
6は水素、炭素数1〜3のアルキル基、シアノ基、ニト
ロ基、カルボキシル基及びそのエステル又はハロゲンを
示す。
又、R1、R2、R3、R4、R5、R6は同じでも異
つていても良い。〕で表わされるジエン系重合体、好ま
しくはブタジエン系重合体(イ)、もしくは、これ等重
合体を50重量%以上含有するジエン系共重合体(イY
が好ましく、これにメタクリル酸エステル単量体(口)
、芳香族ビニル単量体(ハ)、及びシアン化ビニル単量
体(ニ)からなるビニル系単量体の1種以上をグラフト
共重合して得られたグラフト共重合体が好ましく、特に
スチレンを共重合したものであることが好ましい。
つていても良い。〕で表わされるジエン系重合体、好ま
しくはブタジエン系重合体(イ)、もしくは、これ等重
合体を50重量%以上含有するジエン系共重合体(イY
が好ましく、これにメタクリル酸エステル単量体(口)
、芳香族ビニル単量体(ハ)、及びシアン化ビニル単量
体(ニ)からなるビニル系単量体の1種以上をグラフト
共重合して得られたグラフト共重合体が好ましく、特に
スチレンを共重合したものであることが好ましい。
前記ゴム成分〔(イ)もしくは(イY成分〕にグラフト
重合するビニル系単量体の具体例は、メタクリル酸エス
テル単量体、(例えばメタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イ
ソプロピル、メタクリル酸ブチル)、芳香族ビニル単量
体(例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、ビニルキシレン、トリメチルスチレン、ハロゲン
化スチレン)及びメタクリロニトリル)であり、そのう
ちメタクリル酸エステル単量体としてはメタクリル酸メ
チル(又はエチル)、芳香族ビニル単量体としてはスチ
レン及びシアン化ビニル単量体としてはアクリロニトリ
ルがそれぞれ好ましく、特にスチレンを含有することが
好ましい。
重合するビニル系単量体の具体例は、メタクリル酸エス
テル単量体、(例えばメタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イ
ソプロピル、メタクリル酸ブチル)、芳香族ビニル単量
体(例えばスチレン、α−メチルスチレン、ビニルトル
エン、ビニルキシレン、トリメチルスチレン、ハロゲン
化スチレン)及びメタクリロニトリル)であり、そのう
ちメタクリル酸エステル単量体としてはメタクリル酸メ
チル(又はエチル)、芳香族ビニル単量体としてはスチ
レン及びシアン化ビニル単量体としてはアクリロニトリ
ルがそれぞれ好ましく、特にスチレンを含有することが
好ましい。
これらの幹成分又はグラフト成分のいずれかはスチレン
を共重合成分として含有する必要がある。
を共重合成分として含有する必要がある。
このスチレン量は、グラフト共重合体の5重量%以上、
好ましくは10重量%〜70重量%である。その重合法
は塊状重合、溶液重合、懸濁重合乳化重合又はそれらを
組み合わせた重合、例えば塊状一懸濁重合のいずれの方
法でも製造することができる。特にゴム成分含量の多い
グラフト共重合体を製造する場合には、乳化グラフト重
合によつて製造することが好ましい。グラフト共重合体
の製造の際には、ジエン系重合体〔(イ)あるいは(イ
)′成分(ゴム成分)〕の量は1〜80重量%、好まし
くは5〜70重量%、を用いることが好ましい。
好ましくは10重量%〜70重量%である。その重合法
は塊状重合、溶液重合、懸濁重合乳化重合又はそれらを
組み合わせた重合、例えば塊状一懸濁重合のいずれの方
法でも製造することができる。特にゴム成分含量の多い
グラフト共重合体を製造する場合には、乳化グラフト重
合によつて製造することが好ましい。グラフト共重合体
の製造の際には、ジエン系重合体〔(イ)あるいは(イ
)′成分(ゴム成分)〕の量は1〜80重量%、好まし
くは5〜70重量%、を用いることが好ましい。
その使用量が1重量%より少ない場合及び80重量%よ
り多い場合は、得られる樹脂組成物の柔軟性及び/又は
弾性が不充分である。これらのビニル系単量体はその小
割合を他のビニル系単量体で置き換えて使用しても良い
。
り多い場合は、得られる樹脂組成物の柔軟性及び/又は
弾性が不充分である。これらのビニル系単量体はその小
割合を他のビニル系単量体で置き換えて使用しても良い
。
本発明に用いられるスチレン−ジエン系化合物グラフト
共重合体は硬質熱可塑性樹脂と併用したものであつても
良い。その硬質熱可塑性樹脂とは、メタクリル酸エステ
ル(例えばメチルエステル)、芳香族モノビニル化合物
(例えばスチレン)及びシアン化ビニル化合物(例えば
アクリロニトリル)よりなる群から選ばれたピニル系単
量体の1種以上を重合して得られた熱可塑性樹脂であり
、その量は、スチレン−ジエン系化合物グラフト共重合
体のO〜30重量%が好適である。本発明に用いられる
ポリエステルプロツク共重合体の製造法は、例えばテレ
フタール酸のジメチルエステルとポリテトラメチレング
リコール及びテトラメチレングリコールをエステル交換
触媒の存在下に反応せしめ、次いで得られた予備重合体
を減圧下に過剰のテトラメチレングリコールを蒸溜せし
めることにより高分子量のポリマーとする方法により製
造される。
共重合体は硬質熱可塑性樹脂と併用したものであつても
良い。その硬質熱可塑性樹脂とは、メタクリル酸エステ
ル(例えばメチルエステル)、芳香族モノビニル化合物
(例えばスチレン)及びシアン化ビニル化合物(例えば
アクリロニトリル)よりなる群から選ばれたピニル系単
量体の1種以上を重合して得られた熱可塑性樹脂であり
、その量は、スチレン−ジエン系化合物グラフト共重合
体のO〜30重量%が好適である。本発明に用いられる
ポリエステルプロツク共重合体の製造法は、例えばテレ
フタール酸のジメチルエステルとポリテトラメチレング
リコール及びテトラメチレングリコールをエステル交換
触媒の存在下に反応せしめ、次いで得られた予備重合体
を減圧下に過剰のテトラメチレングリコールを蒸溜せし
めることにより高分子量のポリマーとする方法により製
造される。
高融点結晶性重合体セグメント囚のエステル単位並びに
低融点の脂肪族ポリエステル単位(b)よりなるプロツ
ク共重合体は、例えばポリブチレンテレフタレート及び
ポリエチレンアジペートを夫々公知の方法により重合せ
しめ得られたポリマーを溶融混合しプロツク化反応をせ
しめることにより行なわれる。
低融点の脂肪族ポリエステル単位(b)よりなるプロツ
ク共重合体は、例えばポリブチレンテレフタレート及び
ポリエチレンアジペートを夫々公知の方法により重合せ
しめ得られたポリマーを溶融混合しプロツク化反応をせ
しめることにより行なわれる。
プロツク化反応はチタン系触媒の存在下に行なわれる。
プロツク化反応は、反応せしめる2種のポリエステルの
種類、その末端基濃度、反応温度、反応系内の水分率等
種々の条件により異なるが、一般には5〜120分、1
50℃以上、殊に200′C以上、更には230℃以上
であつてポリエステルの融点以上の温度で行なわれる。
プロツク化反応は、反応せしめる2種のポリエステルの
種類、その末端基濃度、反応温度、反応系内の水分率等
種々の条件により異なるが、一般には5〜120分、1
50℃以上、殊に200′C以上、更には230℃以上
であつてポリエステルの融点以上の温度で行なわれる。
前記した最も好ましい2種以上のポリエステルの組合せ
では230゜C以上260℃未満の温度が最適である。
本発明の組成物の調製は、かかるポリエステルプロツク
共重合体とスチレン−ジエン系化合物グラフト共重合体
を緊密に混合すればよく、通常ポリエステルプロツク共
重合体とスチレン−ジエン系化合物グラフト共重合体(
ゴム)とを混合して溶融することによつて達成される。
この方法として例えば押出機により溶融混合する方法が
とられる。本発明のポリエステル弾性体組成物における
ゴムの量は60〜10重量%である。
では230゜C以上260℃未満の温度が最適である。
本発明の組成物の調製は、かかるポリエステルプロツク
共重合体とスチレン−ジエン系化合物グラフト共重合体
を緊密に混合すればよく、通常ポリエステルプロツク共
重合体とスチレン−ジエン系化合物グラフト共重合体(
ゴム)とを混合して溶融することによつて達成される。
この方法として例えば押出機により溶融混合する方法が
とられる。本発明のポリエステル弾性体組成物における
ゴムの量は60〜10重量%である。
ゴムの量が10重量%未満では弾性の向上効果が不充分
であり、一方60重量%を超えた場合は引張強度が低く
好ましくない。かくして得られる組成物は前記の如く柔
軟でしかも弾性率が高いという特徴を有すると共に表面
の粘着性がなくなるという特徴も合せもつものである。
であり、一方60重量%を超えた場合は引張強度が低く
好ましくない。かくして得られる組成物は前記の如く柔
軟でしかも弾性率が高いという特徴を有すると共に表面
の粘着性がなくなるという特徴も合せもつものである。
本発明の組成物は安定剤、核剤、滑剤又は補強剤その他
の添加物を含んでも何らさしつかえない。
の添加物を含んでも何らさしつかえない。
例えばヒンダードフエノール、いおう系、アミン系ある
いはトリアゾール系の安定剤、石けを、ワツクス等の添
加剤又はガラス繊維等の補強剤、染料、顔料等である。
以下に本発明の実施例をかかげて詳述する。
いはトリアゾール系の安定剤、石けを、ワツクス等の添
加剤又はガラス繊維等の補強剤、染料、顔料等である。
以下に本発明の実施例をかかげて詳述する。
なお例中「部」は重量部を意味し、還元比粘度(μSp
/c)はO−クロロフエノール100m1に試料ポリマ
ーを120即溶解し、35゜Cで測定した値である。実
施例1〜3、比較例 ジメチルフタレート70部、テトラメチレングリコール
70部、ポリテトラメチレングリコール130部、ペン
タエリスリトール0.2部をテトラブトキシチタネート
触媒の存在下で通常の方法によつて反応せしめ、重合終
了時にイルガノツクス1035(チバガイギ一社製)を
小量添加し還元比粘度2,55ポリエステルプロツク共
重合体を得た。
/c)はO−クロロフエノール100m1に試料ポリマ
ーを120即溶解し、35゜Cで測定した値である。実
施例1〜3、比較例 ジメチルフタレート70部、テトラメチレングリコール
70部、ポリテトラメチレングリコール130部、ペン
タエリスリトール0.2部をテトラブトキシチタネート
触媒の存在下で通常の方法によつて反応せしめ、重合終
了時にイルガノツクス1035(チバガイギ一社製)を
小量添加し還元比粘度2,55ポリエステルプロツク共
重合体を得た。
これをポリマー(A−1)とする。一方、ポリブタジエ
ンラテツクス60部(固形分として)、不均化ロジン酸
カリウム1部、水100部(ラテツクス中の水を含む)
、硫酸第1鉄0.005部、エチレンジアミン四酢酸二
ナトリウム0.01部及びホルムアルデヒドナトリウム
スルホキシラード0.19部を重合容器に入れ、60℃
で攪拌しながらメタクリル酸メチル24部、スチレン1
6部及びクメンハイドロパーオキサイド0.2部からな
る溶液を2時間かけて添加し、更に2時間攪拌して重合
をほぼ完結させた。
ンラテツクス60部(固形分として)、不均化ロジン酸
カリウム1部、水100部(ラテツクス中の水を含む)
、硫酸第1鉄0.005部、エチレンジアミン四酢酸二
ナトリウム0.01部及びホルムアルデヒドナトリウム
スルホキシラード0.19部を重合容器に入れ、60℃
で攪拌しながらメタクリル酸メチル24部、スチレン1
6部及びクメンハイドロパーオキサイド0.2部からな
る溶液を2時間かけて添加し、更に2時間攪拌して重合
をほぼ完結させた。
重合終了後のラテツクスにヒンダードフエノール0.5
PHRを添加し、常法に従つて硫酸アルミニウム水溶液
中で凝固させ、次いで沢過、洗滌、乾燥してグラフト率
約43%のグラフト共重合体を得た。
PHRを添加し、常法に従つて硫酸アルミニウム水溶液
中で凝固させ、次いで沢過、洗滌、乾燥してグラフト率
約43%のグラフト共重合体を得た。
これをポリマー(B−1)とする。かくして得られたポ
リエステルエラストマーとグラフト共重合体とを表−1
に示した各比率で押ノ 出機で混合して得られたペレツ
トを日鋼アンカーベルク製3.5オンスの成形機を用い
、シリンダー温度200℃、金型温度60℃で成型して
各物囲を調べた結果を表1に示した。なお比較のためポ
リマー(A−1)のみの特性を測定し、その結果を表−
1に示した。実施例 4〜12 実施例1と同様にして得られたポリエステルエラストマ
ーとゴム成分としてブタジエンとスチレンの共重合体ラ
テツクスを用い、表−2に示した如き組成のグラフト共
重合体を用いて押出機を用いて溶融混合して得られた組
成物についての結果を表−2に示した。
リエステルエラストマーとグラフト共重合体とを表−1
に示した各比率で押ノ 出機で混合して得られたペレツ
トを日鋼アンカーベルク製3.5オンスの成形機を用い
、シリンダー温度200℃、金型温度60℃で成型して
各物囲を調べた結果を表1に示した。なお比較のためポ
リマー(A−1)のみの特性を測定し、その結果を表−
1に示した。実施例 4〜12 実施例1と同様にして得られたポリエステルエラストマ
ーとゴム成分としてブタジエンとスチレンの共重合体ラ
テツクスを用い、表−2に示した如き組成のグラフト共
重合体を用いて押出機を用いて溶融混合して得られた組
成物についての結果を表−2に示した。
又、比較の為にグラフト共重合体を用いないものについ
ての表面硬度及び50%伸長時応力に関する測定結果も
合せ示した。
ての表面硬度及び50%伸長時応力に関する測定結果も
合せ示した。
Claims (1)
- 1 芳香族ポリエステル単位から主としてなる高融点結
晶性セグメント(A)と脂肪族ポリエーテル単位(a)
又は脂肪族ポリエステル単位(b)から主としてなる低
融点重合体セグメント(B)とを有するポリエステルブ
ロック共重合体( I )40〜90重量%及びスチレン
−ジエン系化合物グラフト共重合体(II)60〜10重
量%よりなることを特徴とするポリエステル弾性体組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50077545A JPS5920695B2 (ja) | 1975-06-25 | 1975-06-25 | ポリエステル弾性体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50077545A JPS5920695B2 (ja) | 1975-06-25 | 1975-06-25 | ポリエステル弾性体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS523646A JPS523646A (en) | 1977-01-12 |
JPS5920695B2 true JPS5920695B2 (ja) | 1984-05-15 |
Family
ID=13636964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50077545A Expired JPS5920695B2 (ja) | 1975-06-25 | 1975-06-25 | ポリエステル弾性体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS5920695B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008144089A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Du Pont Toray Co Ltd | 熱可塑性エラストマ樹脂組成物および成形体 |
JP2008144090A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Du Pont Toray Co Ltd | 熱可塑性エラストマ樹脂組成物および成形体 |
Families Citing this family (3)
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US4442262A (en) * | 1980-11-22 | 1984-04-10 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Composition of polyester-block copolymer |
JPS57117556A (en) * | 1981-01-12 | 1982-07-22 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Thermoplastic resin composition |
US5047470A (en) * | 1989-07-28 | 1991-09-10 | General Electric Company | High impact blends of copolyether-ester elastomers, rubber graft polymers and styrene-acrylonitrile rigid polymers |
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JPS507058Y1 (ja) * | 1970-12-16 | 1975-03-01 |
-
1975
- 1975-06-25 JP JP50077545A patent/JPS5920695B2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
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JPS5819696A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-04 | Hitachi Ltd | 熱交換器 |
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JP2008144089A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Du Pont Toray Co Ltd | 熱可塑性エラストマ樹脂組成物および成形体 |
JP2008144090A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Du Pont Toray Co Ltd | 熱可塑性エラストマ樹脂組成物および成形体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS523646A (en) | 1977-01-12 |
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