JP3202867U - 釣り針 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術の釣り針に対して、工業的規模での生産に適しており、かつ、通常のフックした先端に針先が設けられた釣り針と同程度の強度を有する、魚のバラシを防ぐことができる釣り針を提供する。【解決手段】先端部10と、先端部10から延伸した略U字状のフック部20と、フック部20から延伸した基部30とを備えた釣り針1であって、基部30が2個以上の糸取付部41、51を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、川や海などで使用される魚釣り用の釣り針に関する。
釣り針の多くは、先端部において、針先に加えて返し(戻り)と呼ばれる突起部が設けられている。これにより、魚の口内に飲み込まれた釣り針は、魚の口から抜けて魚が逃げてしまうこと(バラシ)が起きないようになっていた。しかし、返しが魚の口内に刺さらないことや魚の力が強くて返しが外れることがあり、釣り針が魚の口から吐き出されてしまい、釣った魚が逃げることがよくあった。
魚のバラシを防ぐ釣り針として、2本以上の針を結合したものが知られている。しかし、2本以上の釣り針を結合したものは、構造が複雑になることに加えて寸法も大きくなり、魚の口に入り難いという問題がある。
そこで、魚のバラシを防ぐ目的で作製された1本の釣り針として、例えば、特許文献1に記載の釣り針がある。特許文献1に記載の釣り針は、針先と針本体とが環のように成形されており、略スナップフック状の釣り針である。
特開2000−312546号公報
しかし、特許文献1に記載の釣り針は、針先と針本体とを環のように成形しなければならず工業的規模での生産に不適という問題があり、さらに弾性的に変位可能な部位があることから強度に問題がある。
そこで、本考案は、特許文献1に記載の釣り針に対して、工業的規模での生産に適しており、かつ、通常のフックした先端に針先が設けられた釣り針と同程度の強度を有する、魚のバラシを防ぐことができる釣り針を提供することを、考案が解決しようとする課題とする。
本考案者らは、上記課題を解決するために鋭意検討するうちに、釣り針が魚の口の中で自由に動くことにより魚のバラシが生じることに着眼するに至った。特に、釣り針の針本体が釣り糸を取り付けた糸取付部を支点にして、針先側及び針先とは逆の針本体の背側に動くことから、魚のバラシが生じることに着眼した。そこで、本考案者らは、この動きを防ぐことができれば魚のバラシを解消できると考え、さらなる検討を積み重ねて、種々の試作品を作製して試行錯誤したところ、針本体の後端部及び針先と同程度の高さの2箇所に糸取付部を設けたところ、てこの原理により釣り針が動くのを防ぐことに成功した。本考案は、このような成功例に基づいて完成された考案である。
したがって、本考案によれば、先端部と、該先端部から延伸した略U字状のフック部と、該フック部から延伸した基部とを備えた釣り針であって、
前記基部が2個以上の糸取付部を備える、前記釣り針が提供される。
本考案の釣り針において、好ましくは、前記糸取付部は、それぞれ独立して環状、凹状又は凸状である。
本考案の釣り針において、好ましくは、前記糸取付部は第1の糸取付部及び第2の糸取付部からなり、該第1の糸取付部は前記基部の中程に備えられ、かつ、該第2の糸取付部は前記基部の後端側に備えられる。
本考案の釣り針において、好ましくは、前記第1の糸取付部は、前記基部において、前記先端部と同程度又は前記先端部より低い位置で備えられる。
本考案の釣り針は、基本的な構造はフックした先端に針先が設けられた従前の釣り針に基づいていることから、工業的規模での生産に適しており、かつ、強度が安定した釣り針でありながら、魚のバラシを防ぐことができるものである。また、本考案の釣り針は、従前の釣り針に対して、取付箇所は増えてはいるものの、釣り糸を取り付ける作業はほとんど変わらない。
したがって、本考案の釣り糸によれば、従前の釣り糸と同様に製造及び使用できるものでありながら、魚の口から抜け難いことから、魚をばらす虞が少ないという優れた効果を奏するものである。
図1は、本考案の釣り針の一実施態様の側面図である。 図2は、本考案の釣り針の一実施態様の正面図である。 図3は、本考案の釣り針の一実施態様の正面図である。 図4は、本考案の釣り針の一実施態様の側面図である。 図5は、本考案の釣り針の一実施態様の側面図である。 図6は、本考案の釣り針の一実施態様の側面図である。 図7は、本考案の釣り針の一実施態様の側面図である。 図8は、本考案の釣り針の一実施態様の斜視図である。 図9は、本考案の3本釣り針の一実施態様の斜視図である。
以下に、本考案の釣り針を、図1〜図9を参照して具体的に説明するが、本考案はこれらの図において具現化されているものに限定されない。
図1に、本考案の釣り針の非限定的な第1の態様を示す。釣り針1は、先端部10と、該先端部から延伸した略U字状のフック部20と、該フック部から延伸した基部30とを備える。先端部10は針先11及び返し12を備える。釣り針1を使用する際には、ミミズやゴカイなどの動物や練り餌などの通常用いられている魚釣り用の餌を先端部10に取り付ける。返し12は、釣り針1を飲み込んだ魚を逃さないためにあることが好ましいが、なくてもよい。
釣り針1は、さらに基部30において2個の糸取付部を備える。ただし、本考案の釣り針において、糸取付部の数は2個以上であれば特に限定されず、例えば、2個又は3個以上であり得る。
第1の糸取付部41は基部30の中程に位置する。第2の糸取付部51は基部30の後端側に位置する。第1の糸取付部41と第2の糸取付部51との間の距離は特に限定されないが、例えば、第2の糸取付部51の中心点Bとフック部20の下端点Cとの間の距離B−Cが100とすると、第2の糸取付部51の中心点Bと第1の糸取付部41の中心点Aとの間の距離B−Aは10〜100であり、好ましくは該距離B−Cが100とすると該距離B−Aは50〜100である。例えば、該距離B−Cが2.5cmである場合、該距離B−Aは1cm〜2.5cmであることが好ましい。距離B−Aがあまりにも小さいと、釣り針1を使用して魚を捕まえたとしても、魚のバラシが起こり易くなる。
釣り針1において、第1の糸取付部41は、基部30において、先端部10にある針先11と同程度又は針先11より低い位置で備えられることが好ましい。ここで、針先11と同程度の位置とは、針先11と同一の位置及び針先11よりも若干高い位置を包含する。第1の糸取付部41が針先11よりあまりにも高い位置にあると、釣り針1を使用して魚を捕まえたとしても、魚のバラシが起こり易くなる。
釣り針1において、第2の糸取付部51は、基部30の後端側に備えられれば特に限定されず、例えば、基部30の後端部でもよく、基部30において後端部からフック部20に向けて離れた位置に備えられてもよい。
釣り針1において、第1の糸取付部41は、基部において、針先側に向けて凸環状に設けられている。また、第2の糸取付部51は、基部の後端部の周囲にわたって環状に設けられている。これら糸取付部の向きや形状は例示であって、本考案の釣り針においては、糸取付部の向きや形状は糸が取り付けられる向きや形状であれば特に限定されない。
糸取付部の形状は、例えば、環状、凹状、凸状などの形状であり得る。また、基部に設けられた2個以上の糸取付部の形状は、それぞれ独立して別個の形状であり得る。さらに糸取付部は、基部において、針先側に設けられてもよく、針先側と反対の基部の背側に設けられてもよく、基部の周囲にわたって設けられてもよい。
例えば、図2は釣り針1の正面図を表わすところ、第2の糸取付部51は基部30及び針先11と同一平面上の向きで設けられる。それに対して、図3は本考案の釣り針の別の態様の正面図を表わすところ、第2の糸取付部52は、基部30及び針先11の間で形成される平面と垂直方向の向きで設けられる。
図1では第1の糸取付部41は基部30において針先11側に突起するように設けられている。これに対して、図4には本考案の釣り針の別の態様を示すところ、第1の糸取付部42は基部30において針先11側とは反対の基部30の背側に設けられている。
糸取付部は、図1及び図4に示すように凸環状であってもよいが、これ以外の形状であってもよい。例えば、図5〜8は本考案の釣り針の別の態様を示すところ、図5及び図6に示す第1の糸取付部43及び44のように基部30の針先11側又は背側に設けられた凸状であってもよく、図7及び図8に示す第1の糸取付部45のように基部30の周囲にわたって設けられた凸状であってもよい。
本考案の釣り針に釣り糸を取り付ける方法について、図1を参照して説明する。釣り針1において、釣り糸100は第1の糸取付部41及び第2の糸取付部51に取り付けられる。釣り糸100を、第2の糸取付部51の環内に通し、次いで第1の糸取付部41の環内に通した後、釣り糸の100の先端を第1の糸取付部41に結びつける。ただし、釣り糸100は、釣り糸に張力がかかったときにこれらの糸取付部に少なくとも接している状態にあればよく、糸取付部又はその周辺に釣り糸が固定又は固着されていなくともよい。例えば、釣り糸100を、第2の糸取付部51の環内に通し、次いで第1の糸取付部41の環内に通した後、第1の糸取付部41及び第2の糸取付部51の間で、又は第2の糸取付部51の上方側で釣り糸100を結ぶことができる。釣り糸100は、第2の糸取付部51の環内を通っていればよく、第2の糸取付部51に固定されていないことが好ましい。
図5及び図6に示す態様の釣り針1の場合、釣り糸100を第2の糸取付部52の環内に通した後、第1の糸取付部43又は第1の糸取付部44の下方側の基部30に釣り糸100の先端を結びつける。
釣り糸を糸取付部に結びつける際に、例えば、図7及び図8に示す態様のように、第1の糸取付部45の下方側で釣り糸100の先端を巻きつけて接着剤等を用いて固着してもよい。
本考案の釣り針は、上記した構造をとるものであれば特に限定されず、本考案の課題を解決し得る限り種々の改変が可能である。例えば、釣り針のサイズ、径及び材質;先端部のサイズ及び位置;針先や返しのサイズ及び形状;フック部のサイズ及び略U字の深さなどについては、目的とする魚の種類や大きさによって当業者に知られるとおりに適宜設定できる。また、本考案の釣り針は2個以上を組み合わせたものであることが好ましい。例えば、図9に、先端部及びフック部がそれぞれ3個ある3本釣り針2を示す。
釣り針を飲み込んだ魚が釣り針を離そうとして、針先に負荷がかかった場合に、通常の釣り針であれば、針先と反対側、すなわち、釣り針の基部の背側に力がかかり、針が動くために、魚のバラシが生じる。しかし、本考案の釣り針を用いれば、第1の糸取付部を支点として、第2の糸取付部に力を加えることにより、針先に作用することができ、結果として針先にかかった魚の力を削ぐことができ、魚のバラシを防ぐことができる。
1 釣り針
2 3本釣り針
10 先端部
11 針先
12 返し
20 フック部
30 基部
41 第1の糸取付部(第1の態様)
42 第1の糸取付部(第2の態様)
43 第1の糸取付部(第3の態様)
44 第1の糸取付部(第4の態様)
45 第1の糸取付部(第5の態様)
51 第2の糸取付部(第1の態様)
52 第2の糸取付部(第2の態様)
100 釣り糸
A 第1の糸取付部の中心点
B 第2の糸取付部の中心点
C フック部の下端点

Claims (4)

  1. 先端部と、該先端部から延伸した略U字状のフック部と、該フック部から延伸した基部とを備えた釣り針であって、
    前記基部が2個以上の糸取付部を備える、前記釣り針。
  2. 前記糸取付部は、それぞれ独立して環状、凹状又は凸状である、請求項1に記載の釣り針。
  3. 前記糸取付部は第1の糸取付部及び第2の糸取付部からなり、該第1の糸取付部は前記基部の中程に備えられ、かつ、該第2の糸取付部は前記基部の後端側に備えられる、請求項1又は2に記載の釣り針。
  4. 前記第1の糸取付部は、前記基部において、前記先端部と同程度又は前記先端部より低い位置で備えられる、請求項3に記載の釣り針。
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