JP3202534B2 - 自動車用アウトサイドハンドル装置 - Google Patents

自動車用アウトサイドハンドル装置

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JP3202534B2
JP3202534B2 JP10667595A JP10667595A JP3202534B2 JP 3202534 B2 JP3202534 B2 JP 3202534B2 JP 10667595 A JP10667595 A JP 10667595A JP 10667595 A JP10667595 A JP 10667595A JP 3202534 B2 JP3202534 B2 JP 3202534B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はハンドル装置、特にド
アパネル内への水の侵入を抑制できる自動車用アウトサ
イドハンドル装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】自動車のバックドアに設けられた自動車
用アウトサイドハンドル装置は、図10に示すように、
ドアパネル1にボルト2及びナット3により固定された
ブラケット4と、ブラケット4の一対のラグ4aに取り
付けられたシャフト5に回転可能に設けられたハンドル
6と、ブラケット4の上方でドアパネル1に固定されて
ブラケット4及びハンドル6を覆うフィニッシャ7とを
備えている。詳細な図示を省略するが、ハンドル6の両
端にはシャフト5が挿入される貫通孔が形成された一対
のアーム部が形成され、ブラケット4の両側にはシャフ
ト5を支持する軸孔が形成される。ハンドル6は、ドア
パネル1の外側に配置された把持部6aと、ドアパネル
1に形成された開口部1a内に配置されたアーム部6b
とを有する。シャフト5に捲回されたスプリング8の一
端8aはブラケット4の上端4bに係止され、スプリン
グ8の他端8bはハンドル6の外面に係止される。
【0003】このため、ハンドル6の把持部6aが手動
で外側に回動され、バックドアが開扉された後、ハンド
ル6から手を離すと、スプリング8の弾力により自動的
にドアパネル1側の閉扉位置にハンドル6が戻るよう
に、スプリング8はハンドル6を閉扉位置に付勢する。
ハンドル6のアーム部6bはドアパネル1内に配置され
た図示しないドアロック装置に作動連結され、把持部6
aの回動時にドアロック装置を作動する。
【0004】ハンドル6のアーム部6bに装着されたス
リット9aを備えたシール部材9はアーム部6bに形成
されたフランジ部6cに当接する。合成ゴムによりほぼ
矩形に形成された可撓性のシール部材9の上端及び下端
はドアパネル1の開口部1aの周縁部においてドアパネ
ル1の外面に当接して、ドアパネル1の開口部1aを閉
鎖する。シール部材9がドアパネル1の開口部1aを覆
うため、開口部1aを通る水の侵入を抑制することがで
きる。また、把持部6aを回動する際に、アーム部6b
がシャフト5を中心に回動するため、シール部材9もア
ーム部6bの回動に伴って移動する。このとき、シール
部材9は、アーム部6bの回動時に変形すると共に、ア
ーム部6bが初期の位置に復帰したとき、自身の弾性に
より初期の状態に復帰する。水に対するシール性を確保
するため、開口部1aの周辺のドアパネル1は平面状に
形成される。
【0005】
【発明が達成しようとする課題】ところで、従来の自動
車用アウトサイドハンドル装置では、スプリング8の弾
力によりハンドル6が閉扉位置に付勢されるため、シー
ル部材9の下側はドアパネル1に密着するが、シール部
材9の上側はスプリング8の弾力が加わらないため、シ
ール部材9の上側がドアパネル1に密着せず、シール性
が低下する欠点がある。この場合、フィニッシャ7とド
アパネル1との間にはシール構造が形成されないため、
ドアパネル1の上部に付着した水は自重により下降して
開口部1aからドアパネル1内に侵入する。従って、ド
アパネル1を平面状に形成しなければならず、ドアパネ
ルの形状に対する設計の自由度が低くなる欠点がある。
【0006】この発明はシール部材をドアパネルに対し
て押圧することによりドアパネル内への水の侵入を抑制
できる自動車用アウトサイドハンドル装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を達成するための手段】この発明による自動車用
アウトサイドハンドル装置は、ドアパネルに固定される
ブラケットと、ブラケットに回転可能に支持されかつド
アパネルに形成された開口部内に配置されるアーム部を
有するハンドルと、ハンドルを閉扉位置に付勢するスプ
リングと、ドアパネルの開口部を閉鎖しかつ弾性を有す
るシール部材と、ブラケットの上方においてドアパネル
に固定されてブラケット及びハンドルを覆うフィニッシ
ャとを備えている。ドアパネルの外側に配置される把持
部を手動操作したときに、ハンドルのアーム部が回動さ
れドアパネル内に配置されたドアロック装置が作動され
る。この自動車用アウトサイドハンドル装置では、シー
ル部材はドアパネルの開口部を閉鎖するシール本体と、
シール本体に形成されかつハンドルのアーム部を受ける
孔部と、シール本体から突出してブラケットに当接する
突起部とを備えている。ブラケットに当接されるシール
部材の突起部の反力によりシール本体の上部をドアパネ
ルに押圧する。この発明の実施例では、開口部はドアパ
ネルの折曲げ部に形成され、シール本体は折曲げ部に沿
った断面を有する。
【0008】
【作用】ブラケットに当接されるシール部材の反力によ
りシール本体の上部をドアパネルに押圧するので、シー
ル部材とドアパネルとの間のシール性が向上し、ドアパ
ネル内への水の侵入を抑制することができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明による自動車用アウトサイド
ハンドル装置の実施例を図1〜図9について説明する。
これらの図面では、図10に示す箇所と同一の部分には
同一の符号を付し、説明を省略する。
【0010】この自動車用アウトサイドハンドル装置で
は、図1及び図2に示すように、シール部材10はドア
パネル1の開口部1aを閉鎖するシール本体11と、シ
ール本体11に形成されかつハンドル6のアーム部6b
を受ける孔部12と、シール本体11から外側に突出し
てブラケット4に当接する突起部13とを備えている。
突起部13はシール本体11から突出する第1の傾斜部
13aと、第1の傾斜部13aから更に傾斜して突出す
る第2の傾斜部13bと、第2の傾斜部13bから下方
に突出する第3の傾斜部13cとを備え、第2の傾斜部
13bと第3の傾斜部13cとによりブラケット4の上
端4bが係止される段部13dが形成される。
【0011】本実施例では、ドアパネル1の開口部1a
はドアパネル1の折曲げ部1bに形成され、シール本体
11はくの字断面を有する。くの字断面のシール本体1
1の下部には、係止突起14と、係止突起14を一定間
隔離間して包囲する枠部15とが設けられ、係止突起1
4と枠部15との間にはハンドル6の突出部6cが装着
される空洞部16が形成される。また、シール本体11
の内面の周縁にはリップ17が形成される。
【0012】上記の構成において、シャフト5及びスプ
リング8と共にハンドル6をブラケット4に回動可能に
取り付けた後、シール部材10の孔部12をハンドル6
のアーム部6bに装着する。このとき、シール部材10
の係止突起14がハンドル6の突出部6cに係止して、
シール部材10の脱落が阻止される。次に、図1に示す
ように、突起部13の段部13dをブラケット4の上端
4bに係止させる。続いて、シール部材10をドアパネ
ル1に当接しながら、ブラケット1をボルト2及びナッ
ト3によりドアパネル1に取り付ける。
【0013】自動車用アウトサイドハンドル装置をドア
パネル1に取り付けた状態では、突起部13とシール本
体11とを加えた長さはブラケット4の上端4bからド
アパネル1までの長さLより僅かに大きい。このため、
ブラケット4の上端4bとドアパネル1との間でシール
部材10の突起部13はやや縮小された形状となり、図
1に示すように、ブラケット4に当接される突起部13
の反力によりシール本体11の上部11aがドアパネル
1に押圧される。従って、ブラケット4に当接されるシ
ール部材10の反力によりシール本体11の上部をドア
パネル1に押圧するので、シール部材10とドアパネル
1との間のシール性を向上して、ドアパネル1内への水
の侵入を抑制することができる。このとき、シール本体
11の周縁に形成されたリップ17はドアパネル1に当
接して更に有効なシール性を発揮する。
【0014】この発明の実施態様は前記実施例に限定さ
れず変更が可能である。例えば、図8に示すように、ド
アパネル1の開口部1aの上部で開口部1aの周囲に段
差部1cを形成したり、図9に示すように環状溝1cを
形成して、上部から流れる水を反らすように構成しても
よい。
【0015】
【発明の効果】前記のように、この発明では、ドアパネ
ル内への水の侵入を抑制することができるので、ドアパ
ネル内に配置された電気的装置及び機械的装置を浸水か
ら守ると共に、走行時にドアパネル内での水揺音の発生
を防止できる効果がある。また、ドアパネルを平面以外
の形状に形成できるため、ドアパネルの形状に対する設
計の自由度が増加する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車のドアパネルに取り付けたこの発明に
よる自動車用アウトサイドハンドル装置の断面図
【図2】 図1の自動車用アウトサイドハンドル装置に
使用するシール部材の斜視図
【図3】 シール部材の正面図
【図4】 シール部材の断面図
【図5】 シール部材の側面図
【図6】 シール部材の背面図
【図7】 シール部材の平面図
【図8】 この発明の他の実施例を示すシール部材の部
分断面図
【図9】 この発明の更に別の実施例を示すシール部材
の部分断面図
【図10】 従来の自動車用アウトサイドハンドル装置
の断面図
【符号の説明】
1・・ドアパネル、 1a・・開口部、 4・・ブラケ
ット、 5・・シャフト、 6・・ハンドル、 6a・
・把持部、 6b・・アーム部、 7・・フィニッシ
ャ、 8・・スプリング、 10・・シール部材、 1
1・・シール本体、 12・・孔部、 13・・突起
部、 13a・・第1の傾斜部、 13b・・第2の傾
斜部、 13c・・第3の傾斜部、 13d・・段部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04 B60J 10/08 E05B 1/00 301

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアパネルに固定されるブラケットと、
    ブラケットに回転可能に支持されかつドアパネルに形成
    された開口部内に配置されるアーム部を有するハンドル
    と、ハンドルを閉扉位置に付勢するスプリングと、ドア
    パネルの開口部を閉鎖しかつ弾性を有するシール部材
    と、ブラケットの上方においてドアパネルに固定されて
    ブラケット及びハンドルを覆うフィニッシャとを備え、
    ドアパネルの外側に配置される把持部を手動で操作した
    ときに、ハンドルのアーム部が回動されドアパネル内に
    配置されたドアロック装置が作動される自動車用アウト
    サイドハンドル装置において、 シール部材はドアパネルの開口部を閉鎖するシール本体
    と、シール本体に形成されかつハンドルのアーム部を受
    ける孔部と、シール本体から突出してブラケットに当接
    する突起部とを備え、ブラケットに当接されるシール部
    材の突起部の反力によりシール本体の上部をドアパネル
    に押圧することを特徴とする自動車用アウトサイドハン
    ドル装置。
  2. 【請求項2】 開口部はドアパネルの折曲げ部に形成さ
    れ、シール本体は折曲げ部に沿った断面を有する請求項
    1に記載の自動車用アウトサイドハンドル装置。
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