JP3201232B2 - 自動車用シートベルト巻取装置の支持構造 - Google Patents
自動車用シートベルト巻取装置の支持構造Info
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Description
ルト巻取装置の支持構造に関する。
側に支持する構造としては、例えば、図6に示すように
車体側のパネル1のシートベルト巻取装置取付位置にボ
ルト挿通孔1aと回り止め用の孔1bを穿設し、パネル
1の裏側のボルト挿通孔1aの位置に固定ナット2を溶
着する。一方、シートベルト巻取装置3は、本体下部に
締付面3aを延設してボルト挿通孔3bを穿設すると共
に、前記回り止め用の孔1bと対応させて回り止め用の
突起3cを設けてある。締結部材である締付ボルト4
は、予めボルト挿通孔3bに挿通されており、シートベ
ルト巻取装置3の搬送時、或いは保管する際にボルト4
の脱落を防止するためにボルト4に紙ワッシャ5が取り
付けられている。
り止め用の孔1bに突起3cが嵌合され、締付面3aの
ボルト挿通孔3b、パネル1のボルト挿通孔1aに締付
ボルト4が挿通されて固定ナット2に螺合され、締付面
3aがパネル1に強固に締め付けられて固定される。こ
のようにしてシートベルト巻取装置3が車体側のパネル
1に支持固定される。尚、紙ワッシャ5は、取り外すこ
となくそのまま締付ボルト4と共にパネル1に締め付け
られる。
来のシートベルト巻取装置の支持構造においては、艤装
ラインでの組付時に、作業者がパネル1の回り止め用の
孔1bにシートベルト巻取装置3の突起3cを嵌合した
だけでは、当該シートベルト巻取装置3が手前側に倒れ
て脱落してしまう。このため作業者は、回り止め用の孔
1bにシートベルト巻取装置3の突起3cを嵌合し、ボ
ルト4に締付工具を装着した状態で当該シートベルト巻
取装置3が手前側に倒れないように一方の手で支持し、
他方の手で前記締付工具を操作する必要がある。このた
め組付性が悪い。
たボルト4の脱落を防止するために紙ワッシャ5等の脱
落防止部品が必要であり、コスト高となる。また、シー
トベルト巻取装置3に回り止め用の突起3cやボルト4
が設けられているために形状が大きくなり、運搬費が高
くなるばかりでなく、保管する際にスペースを広く確保
することが必要となる等の問題もある。
で、車体側にシートベルト巻取装置を組み付ける際の組
付性の向上を図り、運搬時の形状を小さくすると共にコ
ストダウンを図るようにした自動車用シートベルト巻取
装置の支持構造を提供することを目的とする。
に本発明によれば、請求項1では、車体側に設けた取付
部に締結部材によりシートベルト巻取装置の締付面を固
定する自動車用シートベルト巻取装置の支持構造におい
て、前記取付部は、前記シートベルト巻取装置の締付面
を固定する取付面と、前記取付面の両側に設けられ、上
方に開口する略L字形をなし、前記締付面を載置し且つ
前記取付面と協働して前記締付面を支持する爪とが形成
されている構造としたものである。
トベルト巻取装置を組み付ける際、作業者は、取付部の
取付面と爪との間にシートベルト巻取装置の締付面を挿
入し、且つ当該爪に下端を載置する。この状態において
締付面は、爪により支持されて手前側に傾倒することが
防止され、シートベルト巻取装置が取付部から脱落する
ことが防止される。これにより作業者は、組付時にシー
トベルト巻取装置を手で押さえて支持する必要がなくな
り、組付作業が容易となる。
1、実施例2、実施例3により説明する。 (実施例1)図1は、本発明を適用した車両のシートベ
ルト巻取装置の取付位置を示し、車両10は、例えば、
2ドアタイプの車両で、ドア11は、フロントピラー1
2に開閉自在に支持され、ロックピラー13にロックさ
れる。そして、インナパネル例えば、クォータパネル1
4のロックピラー13の近傍所定位置に前席のシートベ
ルト巻取装置の取付部15が設けられている。この取付
部15は、図2に示すようにクォータパネル14に一体
に形成されている。即ち、クォータパネル14に開口1
4aを設け、当該開口14aの一辺例えば、下辺14b
に板金加工により取付部15が一体に形成されている。
示し、取付部15は、下辺14bの略中央が上方に延設
されて取付面15aとされ、当該取付面15aの略中央
にボルト挿通孔15bが穿設されている。そして、取付
面15aの両側、且つボルト挿通孔15bよりも下方位
置例えば、下端近傍に爪15c、15c’が形成されて
いる。これらの爪15c、15c’は、側面から見て上
方にL型に開口しており、夫々基端から車室内に臨んで
略直角に折曲されて水平部15d、15d’が形成さ
れ、更に上方に略直角に折曲されて垂直部15e、15
e’形成されている。
5d、15d’の曲げ幅がシートベルト巻取装置20の
締付面20aの板厚よりも僅かに幅広に設定されてお
り、垂直部15e、15e’の長さ(高さ)が水平部1
5d、15d’に締付面20aを載置したときに当該シ
ートベルト巻取装置20を支えて手前側(車室側)に倒
れない高さ(長さ)に設定されている。この取付部15
は、その幅即ち、両側の爪15c、15c’の外法がシ
ートベルト巻取装置20の締付面20a幅よりも僅かに
幅狭に設定されている(図3)。
も高い位置例えば、上端両側に回り止め用の突起15
f、15f’が一体に形成されている。これらの突起1
5f、15f’は、夫々基端が爪15c、15c’と同
じ側に略直角に折曲されて形成されている。そして、取
付面15aの裏面にはボルト挿通孔15bの位置に固定
ナット16が溶着されている。このようにしてシートベ
ルト巻取装置20の取付部15が車体側のクォータパネ
ル14に一体に形成される。
2、及び図3に示すように取付部15よりも幅広とされ
ており、本体下部に締付面20aが延設されており、更
に下端20bが下方に円弧状に延出している。そして、
下端20bの付け根部分の幅は、取付部15の両側の爪
15c、15c’の内法よりも僅かに狭く設定され、両
側に平坦部20c、20c’が形成されている。これら
の平坦部20c、20c’の幅は、爪15c、15c’
の幅よりも僅かに広くなっている。
が取付部15の爪15c、15c’の水平部15d、1
5d’に載置されたときに、ボルト挿通孔15bと対応
する位置にボルト挿通孔20dが、回り止め用の突起1
5f、15f’と対応する位置に回り止め用の孔20
e、20e’が穿設されている。従って、シートベルト
巻取装置20の締付面20aには、突起物が形成されな
い。また、締付面20aのボルト挿通孔20dには、締
付ボルトは前もって取り付けられない。従って、シート
ベルト巻取装置20の締付面20aからは突出するもの
がなくなり、運送形状が小さくなる。また、保管スペー
スもとらない。
20を装着する場合の組付手順を説明する。作業者は、
図2のように車室側から取付部15にシートベルト巻取
装置20を近づけ、図3に2点鎖線で示すように上方か
ら取付部15の取付面15aと両側の爪15c、15
c’との間に締付面20aを挿入し、下端20bをこれ
らの爪15c、15c’の間に嵌合させ、両側の平坦部
20c、20c’を爪15c、15c’の水平部15
d、15d’に載置すると共に、締付面20aの回り止
め用の孔20e、20e’に取付部15の回り止め用の
突起15f、15f’を挿入する。
15aと両側の爪15c、15c’とにより係止されて
手前側(作業者側)に倒れることが阻止される。従っ
て、作業者がシートベルト巻取装置20から手を離して
も、当該シートベルト巻取装置20は取付部15に係止
保持され、脱落することが防止される。そして、締付面
20aのボルト挿通孔20dと取付面15aのボルト挿
通孔15bとが一致している。
21を装着し、締付面20aのボルト挿通孔20d、取
付面15aのボルト挿通孔15bに挿通し、固定ナット
16に螺合させ、所定のトルクで締め付ける。締付面2
0aは、上部両側の回り止め用の孔20e、20e’に
取付面15aの突起15f、15f’が嵌合されている
ために、締付ボルト21の締付に伴う回転即ち、連れ回
りが防止される。従って、作業者は、締付ボルト21の
締付時にシートベルト巻取装置20を押さえる必要がな
く、締付工具にボルト21を取り付け、片手操作で簡単
に締付作業を行うことができる。これによりシートベル
ト巻取装置20の車体への組付性が向上する。 (実施例2)図4は、取付部15の他の実施例を示す。
取付部15は、取付面15aの下部両側に上方に開口す
るL型の爪15g、15g’が形成され、各水平部15
h、15h’の取付面15aとの連設部が一側に略直角
に折り曲げられて形成されている。爪15g、15g’
は、水平部15h、15h’の幅がシートベルト巻取装
置20の締付面20a(図3)の板厚よりも僅かに幅広
とされ、垂直部15i、15i’の高さが当該締付面2
0aを水平部15h、15h’に載置した状態において
手前側に倒れないように支持し得る高さ(長さ)に設定
されている。 (実施例3)図5は、本発明をシートベルト巻取装置の
取付部15の形状、および寸法が加工上の理由により制
限されている車両、一例として4ドアタイプの車両に適
用する場合のシートベルト巻取装置の支持構造を示す。
4ドアタイプの車両においては、前席のシートベルト巻
取装置は、センタピラー25の下端に設けられた収納部
26に収納される。そこで、図3に示す取付部15と同
様の形状のシートベルト巻取装置取付板30を板金加工
により別途形成する。そして、この取付板30を収納部
26の下部に図示のように配置し、下部30kをサイド
シルインナーパネル27にスポット溶接等により溶着固
定する。尚、図3に示す取付部15の各部位に相当する
部位には、相当する符号を付して説明を省略する。
0を組み付ける際に締付面20aを締付位置に支持して
脱落を防止するための爪の形状は、上記各実施例に示し
た形状の他に種々の形状が考えられるが、シートベルト
巻取装置20の締付面20aを載置し、且つ取付面15
aと協働して締付面20aが手前側に傾倒し、シートベ
ルト巻取装置20が脱落しないように支持する形状であ
れば良く、上記実施例の形状に限られるものではない。
5の取付面15aの両側に回り止め用の突起15f、1
5f’を形成し、シートベルト巻取装置20の締付点即
ち、締付ボルト21に対して両側の2箇所で係止するよ
うにしたが、これに限るものではなく、1箇所で係止す
るようにしても回り止めの効果は得られる。
求項1では、車体側にシートベルト巻取装置を組み付け
る際に、車体側の取付部にシートベルト巻取装置の締付
面を係止保持し、脱落を防止することができるために作
業者が押さえる必要がなくなり、組付性の向上が図られ
る。
トのような締結部材や回り止め用の突起等を設けること
が不要となり、当該巻取装置からの突起物がなくなるた
めに運搬形状が小さくなり、運送費が安くなると共に、
保管スペースも狭くすることが可能となり、保管費の低
減も図られる。
を適用した2ドアタイプの車両の側面図である。
持構造の拡大斜視図である。
ある。
を4ドアタイプの車両に適用する場合の取付部の斜視図
である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 車体側に設けた取付部に締結部材により
シートベルト巻取装置の締付面を固定する自動車用シー
トベルト巻取装置の支持構造において、 前記取付部は、前記シートベルト巻取装置の締付面を固
定する取付面と、 前記取付面の両側に設けられ、上方に開口する略L字形
をなし、前記締付面を載置し且つ前記取付面と協働して
前記締付面を支持する爪とが形成されていることを特徴
とする自動車用シートベルト巻取装置の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26707795A JP3201232B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 自動車用シートベルト巻取装置の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26707795A JP3201232B2 (ja) | 1995-10-16 | 1995-10-16 | 自動車用シートベルト巻取装置の支持構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09109832A JPH09109832A (ja) | 1997-04-28 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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---|---|---|---|---|
JP2016037181A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 株式会社東海理化電機製作所 | ウェビング巻取装置 |
JP6439759B2 (ja) * | 2016-08-03 | 2018-12-19 | マツダ株式会社 | 車両用シートベルト装置のウェビング取付構造 |
-
1995
- 1995-10-16 JP JP26707795A patent/JP3201232B2/ja not_active Expired - Fee Related
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