JPH0781620A - バンパステイの取付部構造 - Google Patents

バンパステイの取付部構造

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Publication number
JPH0781620A
JPH0781620A JP23214693A JP23214693A JPH0781620A JP H0781620 A JPH0781620 A JP H0781620A JP 23214693 A JP23214693 A JP 23214693A JP 23214693 A JP23214693 A JP 23214693A JP H0781620 A JPH0781620 A JP H0781620A
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JP
Japan
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wall
side member
tie
down hook
bumper stay
Prior art date
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Pending
Application number
JP23214693A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Namiiri
厚 波入
Katsuji Nishikawa
勝治 西川
Kenichiro Sato
健一郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0781620A publication Critical patent/JPH0781620A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各々アルミ製のサイドメンバとクロスメンバ
との取付部分に鉄製のタイダウンフックを取付け可能な
バンパステイの取付部構造を提供する。 【構成】 アルミ製のサイドメンバ1の前端部にアルミ
製のクロスメンバ2が取り付けられている。サイドメン
バ1の開口端には断面L字状の取付部4を有するバンパ
ステイ3が挿入され、取付部4の外側壁4Aとタイダウ
ンフック7のブラケット8の外側壁8Aとで、サイドメ
ンバ1の外側壁1Aを挾持してタイダウンフック7のブ
ラケット8をボルト9締めする。バンパステイ3の取付
部4の下側壁4Bはサイドメンバ1の下側壁1Bにボル
ト9締めする。上記ブラケット8の下側壁8Bはクロス
メンバ2の下側壁2Bの内面にボルト9締めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バンパステイの取付
部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、サイドメンバの前端
部にけん引等の際にワイヤ等を固定するためにU字形状
のタイダウンフックが設けられたものがあり、このタイ
ダウンフックは、通常溶接によってサイドメンバの側壁
に固定されている(昭和55年(株)山海堂発行自動車
工学全書第13巻乗用車の車体第69頁に示されてい
る)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、車体
軽量化による燃費向上を図るために車体のアルミ化が進
みつつあり、例えばサイドドアや、エンジンフードのみ
ならず、車体骨格部材であるサイドメンバをアルミ製と
したものが検討されてきている。
【0004】しかしながら、このようなアルミ製のサイ
ドメンバにタイダウンフックを溶接しようとすると、同
様にアルミ製のタイダウンフックを用いなければなら
ず、その結果必要な取付強度を確保するためにはタイダ
ウンフックを大型化せざるを得ず、そのためサイドメン
バに取り付けスペースを確保できなくなるという問題が
ある。
【0005】また、例えば、電気自動車のようにバッテ
リ重量が大きいため車総重量を減少させる目的で車体の
アルミ化が望まれる車体にあっては、通常の車両に比較
して車体総重量が大きい分、タイダウンフックにかかる
負荷が大きく、アルミ製のサイドメンバとタイダウンフ
ックとに高い取付強度が必要とされる。
【0006】そこで、この発明はサイドメンバの端部に
取り付けられるバンパステイを有効利用してアルミ製の
サイドメンバにタイダウンフックを強固に取り付けるこ
とができるバンパステイの取付部構造を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】アルミの押出材から成る
閉断面構造のサイドメンバの前端部にアルミの押出材か
ら成るクロスメンバの端部を接合し、サイドメンバの開
口端に断面L字状のバンパステイを挿入してバンパステ
イの外側壁と下側壁とをサイドメンバの外側壁と下側壁
の各々の内面に重合し、バンパステイの下側壁をサイド
メンバの下側壁に締結固定すると共にタイダウンフック
のブラケットの外側壁をサイドメンバの外側壁の外面に
重合し、タイダウンフックのブラケットとバンパステイ
の外側壁とでサイドメンバの外側壁を挾持して締結固定
した。
【0008】また、タイダウンフックのブラケットの外
側壁に、これに連なる下側壁を設けて、この下側壁をク
ロスメンバの下側壁に締結固定しても良く、またバンパ
ステイの外側壁と下側壁とをサイドメンバの外側壁と下
側壁とに各々整合させてサイドメンバに締結固定しても
良い。
【0009】
【作用】請求項1に記載した発明によれば、タイダウン
フックのブラケットとバンパステイとでサイドメンバの
外側壁を挾持して締結固定することで、タイダウンフッ
クとブラケットとをバンパステイと同様に鉄材料で成形
でき、タイダウンフックの小型化が可能となると共に高
い取付強度を確保できる。
【0010】請求項2に記載した発明によれば、タイダ
ウンフックのブラケットがサイドメンバの外側壁とクロ
スメンバの下側壁に締結固定されていることで、タイダ
ウンフックにかかる荷重を車体骨格部材たるサイドメン
バとクロスメンバとの双方で受けることを可能とする。
【0011】請求項3に記載された発明によれば、バン
パステイをサイドメンバのレインフォースとして有効利
用し、タイダウンフックのブラケット取付部の強度・剛
性を高める。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1において、1はアルミの押出材から成る閉断面
構造のサイドメンバであって、例えば電気自動車の車体
フロア下面の左右に一対設けられている。
【0013】サイドメンバ1の前端部には、アルミの押
出材から成る閉断面構造のクロスメンバ2が、図2にも
示すように下方にオフセットした状態で溶接により接合
されている。即ち、サイドメンバ1の前端部に取り付け
られたクロスメンバ2はサイドメンバ1の車室外側から
見て、クロスメンバ2の開口端の一部が見えるよう下方
にずらした状態で接合されているのである。
【0014】3は、バンパステイを示し、このバンパス
テイ3は断面L字形の取付部4に図外のバンパアマチャ
が取り付けられるフランジ部5が設けられたものであ
る。バンパステイ3の取付部4は外側壁4Aと下側壁4
Bとから成り、外側壁4Aが、サイドメンバ1の外側壁
1Aと下側壁1Bの各々の内面に重合されるようになっ
ている。
【0015】尚、バンパステイ3の取付部4の外側壁4
Aと下側壁4Bには、サイドメンバ1の外側壁1Aと下
側壁1Bに設けられた取付孔Hに対応する位置に各々ウ
エルドナット6が溶接固定されている。
【0016】7はタイダウンフックを示し、このタイダ
ウンフック7はブラケット8に溶接固定されている。ブ
ラケット8は下側壁8Bの前側に立ち上がる前側壁8C
と、下側壁8Bの外側に立ち上がり前側壁8Cと連なる
外側壁8Aとの3つの面を備えた部材であって、外側壁
8Aの外面にU字形状のタイダウンフック7が斜め前方
下方に向かって溶接固定されている。
【0017】外側壁8Aはサイドメンバ1の外側壁1A
の外面に重合されるもので、この外側壁8Aには前記サ
イドメンバ1の外側壁1Aの取付孔Hに対応する位置に
取付孔Hが設けられ、ブラケット8の下側壁8Bにはク
ロスメンバ2の下側壁2Bに設けられた取付孔Hに対応
する位置にウエルドナット6が溶接固定されている。
尚、上記タイダウンフック7とブラケット8は共に鉄製
の部材である。
【0018】ここで、上記タイダウンフック7のブラケ
ット8の下側壁8Bと前側壁8Cとはクロスメンバ2の
開口端に挿入され、各々クロスメンバ2の下側壁2Bと
前側壁2Cの内面に重合されるが、クロスメンバ2の前
側壁2Cと後側壁2Dには、図3に示すようにタイダウ
ンフック7のブラケット8の前側壁8Cと下側壁8Bの
各端部を保持する爪部Tが設けられている。
【0019】このように構成されたタイダウンフック7
のブラケット8の外側壁8Aとバンパステイ3の取付部
4の外側壁4Aとでサイドメンバ1の外側壁1Aを挟ん
でボルト9によって3者が締結固定され、バンパステイ
3の下側壁4Bとサイドメンバ1の下側壁1B及びタイ
ダウンフック7のブラケット8の下側壁8Bとクロスメ
ンバ2の下側壁2Bとが各々ボルト9によって締結固定
されている。尚、図2に示すようにタイダウンフック7
のブラケット8の下側壁8Bには作業孔10が形成され
ている。
【0020】上記実施例の取付部構造によれば、タイダ
ウンフック7及びブラケット8に鉄材を用い、バンパス
テイ3の外側壁4Aとタイダウンフック7のブラケット
8の外側壁8Aとで、サイドメンバ1の外側壁1Aを挟
んで3者を固定することにより、アルミ製のタイダウン
フック7をサイドメンバ1に溶接固定した場合に比較し
て、タイダウンフック7を小型化できると共にタイダウ
ンフック7の取付強度を高くすることができる。したが
って、多くのバッテリを搭載するため、車体総重量が大
きく、けん引時にタイダウンフック7にかかる負荷が大
きい電気自動車に好適である。
【0021】また、タイダウンフック7のブラケット8
は外側壁8A、下側壁8B及び前側壁8Cの3面がボル
ト9及び爪部Tによって取り付けられる構造であるの
で、タイダウンフック7にかかる前方向の力、上方向の
力及び横方向の力を確実に支持することができ取付信頼
性を高めることができる。
【0022】とりわけ、サイドメンバ1のみならずクロ
スメンバ2に対しても上記タイダウンフック7にかかる
荷重を直接的に荷重分担させることができるため、サイ
ドメンバ1のみにタイダウンフックからの荷重が作用し
ていた従来に比較してサイドメンバ1との取付部分にか
かる負荷を小さくできるメリットがある。
【0023】そして、タイダウンフック7のブラケット
8がサイドメンバ1とクロスメンバ2との両者はまたが
って取り付けられるため、上記ブラケット8がサイドメ
ンバ1とクロスメンバ2との連結部材として機能し、し
たがって、サイドメンバ1とクロスメンバ2との取付信
頼性も高まる。
【0024】次に、この発明の第2実施例を図4によっ
て説明する。この実施例ではバンパステイ3の取付部4
の外側壁40Aをサイドメンバ1の外側壁1Aの内面全
体に整合させると共にバンパステイ3の取付部4の下側
壁40Bをサイドメンバ1の下側壁1Bの内面全体に整
合させ、下側壁40Bの端縁を高ち上げ形成し、サイド
メンバ1の上側壁1Cにバンパステイ3の外側壁40A
の端縁を保持する爪部Tを設けたものである。
【0025】この実施例によれば、バンパステイ3がサ
イドメンバ1のレインフォースとして機能するためサイ
ドメンバ1に別途レインフォースを設ける必要がなく、
車体軽量化、及び低コスト化を図ることができる。尚、
他の構成及び作用については前記実施例と同一であるの
で同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように請求項1に記載
した発明によれば、タイダウンフックのブラケットとバ
ンパステイとでサイドメンバの外側壁を挾持して締結固
定することで、タイダウンフックとブラケットとをバン
パステイと同様に鉄材料で成形でき、したがってアルミ
材でタイダウンフックを形成してサイドメンバに溶接し
た場合に比較して、タイダウンフックを小型化でき高い
取付強度を確保できる。
【0027】請求項2に記載した発明によれば、タイダ
ウンフックのブラケットがサイドメンバの外側壁とクロ
スメンバの下側壁に締結固定されていることで、タイダ
ウンフックにかかる荷重を車体骨格部材たるサイドメン
バとクロスメンバとの双方で受けることができ、したが
って十分な支持剛性を確保できる。
【0028】請求項3に記載した発明によれば、バンパ
ステイがサイドメンバのレインフォースとして機能する
ため、別途レインフォースを用いることなく、サイドメ
ンバの強度剛性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【図4】他の実施例の図2に相当する部位の部分断面
図。
【符号の説明】
1…サイドメンバ 1A,4A,8A…外側壁 1B,2B,4B,8B…下側壁 2…クロスメンバ 3…バンパステイ 7…タイダウンフック 8…ブラケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミの押出材から成る閉断面構造のサ
    イドメンバの前端部にアルミの押出材から成るクロスメ
    ンバの端部を接合し、サイドメンバの開口端に断面L字
    状のバンパステイを挿入してバンパステイの外側壁と下
    側壁とをサイドメンバの外側壁と下側壁の各々の内面に
    重合し、バンパステイの下側壁をサイドメンバの下側壁
    に締結固定すると共にタイダウンフックのブラケットの
    外側壁をサイドメンバの外側壁の外面に重合し、タイダ
    ウンフックのブラケットとバンパステイの外側壁とでサ
    イドメンバの外側壁を挾持して締結固定したことを特徴
    とするバンパステイの取付部構造。
  2. 【請求項2】 上記タイダウンフックのブラケットの外
    側壁に、これに連なる下側壁を設けて、この下側壁をク
    ロスメンバの下側壁に締結固定したことを特徴とする請
    求項1記載のバンパステイの取付部構造。
  3. 【請求項3】 上記バンパステイの外側壁と下側壁とを
    サイドメンバの外側壁と下側壁とに各々整合させてサイ
    ドメンバに締結固定したことを特徴とする請求項2記載
    のバンパステイの取付部構造。
JP23214693A 1993-09-20 1993-09-20 バンパステイの取付部構造 Pending JPH0781620A (ja)

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JP (1) JPH0781620A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009012675A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Nissan Motor Co Ltd 車体後部構造
KR102148494B1 (ko) * 2019-05-23 2020-08-28 주식회사 한국쓰리축 전기차용 배터리유닛의 장착연결장치

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JP2009012675A (ja) * 2007-07-06 2009-01-22 Nissan Motor Co Ltd 車体後部構造
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