JP3200166B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3200166B2
JP3200166B2 JP15887292A JP15887292A JP3200166B2 JP 3200166 B2 JP3200166 B2 JP 3200166B2 JP 15887292 A JP15887292 A JP 15887292A JP 15887292 A JP15887292 A JP 15887292A JP 3200166 B2 JP3200166 B2 JP 3200166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本体が上下分割可能構
成され、装置内部の保守点検が可能な画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置は、紙詰まり処
理(以下、ジャム処理とする)や清掃・交換等のメンテ
ナンスにおける作業性を向上させるため、装置の一部を
開閉自在とするように構成されているが、近年において
は、画像形成装置を上部本体と下部本体に分割し、記録
材搬送方向上流の給紙側に設けた回転中心の周りに上記
上部本体を開閉自在とし、記録材搬送方向下流の排紙側
を開く構成とした、いわゆるクラムシェル型の画像形成
装置が使用されている。
【0003】このような構成の装置には、上記上部本体
の開放時に定着装置を下部本体に残すものと、定着装置
を上下ユニットに分割し、上側ユニットを上部本体に、
また、定着装置の下側ユニットを下部本体へと、圧接部
を境に分割して開くものとがある。
【0004】定着装置を上下に分割するのは、ジャム処
理における定着部材の損傷を防ぐためである。特に、定
着部材として、固定の低熱容量発熱体を備えて記録材と
略同速度で送られる耐熱定着薄フィルムを用いた場合に
は、ユーザがジャム処理をする際に該定着薄フィルムを
破いてしまう危険性を回避する必要があったからであ
る。さらに、この定着薄フィルムを用いた定着装置は、
従来の熱ローラ式の定着装置と比較して、記録材の上側
への巻き付き(すなわち定着薄フィルム側への巻き付
き)がほとんどなかった。こうした理由から、定着装置
を通紙面を境として上下の本体に分けて開放するクラム
シェル型の装置が提案され、実際に使用されるようにな
った。
【0005】こうした構成の場合、本体装置の上下開放
時に上部本体に取り付けられた定着装置の上ユニット
は、定着薄フィルムがむき出しとならないように、保護
手段たるシャッタ部材で覆われる構成となている。
【0006】その結果、ジャム処理等の際、定着薄フィ
ルムを破いたり、傷つけたりすることもなく、また、他
の部分に詰まった紙等を除去しようとするとき、不注意
により該定着フィルムに触れてユーザが火傷をする等の
事故が発生することがない。以上のようなシャッタ部材
は、通常使用状態すなわち上下本体合体時には、定着装
置の通紙方向の上流側または下流側に退避するようにな
っている。通常、上下本体合体状態から、上下開放状態
になる動きにつれて、シャッタが退避位置からカバーす
る位置へ移動し、開放状態から合体状態になるにつれて
シャッタがカバー位置から退避位置に移動するうになっ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例によれば、通常使用時すなわちクラムシェル型の装
置本体が閉じているときのシャッタの退避場所が問題と
なっていた。先ず、定着装置の排紙側に退避するように
構成された装置においては、定着時、紙の水分が蒸発し
た水蒸気の抜け道を塞ぐ構成となってしまい、各部に結
露し、画像を乱すことがあった。特に、熱ローラ式の定
着装置と違って、定着薄フィルムを使用した定着装置で
は、各部が冷えたままの状態で使用される場合があり、
このような現象の発生が顕著である。
【0008】また、定着装置の上方には、通常、本体排
熱ファンが配置されているが、上記シャッタによりその
入口側または出口側の風路を妨いで、定着装置や電源回
路からの排熱が不十分となってしまうことがあった。
【0009】さらに、従来は、上記シャッタの退避場所
を確保するために、装置全体が大きくなってしまう欠点
もあった。
【0010】また、一次帯電器や転写帯電器に多量のオ
ゾンを発生する、例えばコロナ帯電器を使用している装
置の場合、オゾンの排出が十分でなく、感光体や画像に
悪影響を及ぼすことがあった。
【0011】その他にも、本体装置の排熱を考えてファ
ンの風量を大きくしたとき、搬送路中の未定着画像をも
つ紙等を巻き上げて、画像を乱すこともあった。また、
定着時に発生する水蒸気の排出が十分でないと、周辺部
材に結露して画像を乱すこともあった。
【0012】本発明は、上記問題点を解決し、定着装置
が上下に分離するタイプのクラムシェル型画像形成装置
において、通常使用時に所定位置に退避したシャッタに
よって、結露を発生させることがなく、また、排熱効果
を妨げることがなく、さらには、オゾンの排出を妨げて
画像に悪影響を与えることのない画像形成装置を提供す
ることを目的としている。
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】 発明によれば、上記目
的は、互いに圧接する定着部材及び加圧部材を備えた定
着装置と、上記定着部材の表面を保護するための保護手
段と、上記定着装置周辺に設けられた排気手段とを有
し、装置本体は上部ユニットと下部ユニットに分割され
て開閉可能で、上記上部ユニットに定着部材が、上記下
部ユニットに加圧部材が支持されており、上記保護手段
は装置本体が開状態にあるとき上記定着部材の表面を覆
う保護位置に移動し、装置本体が閉状態にあるとき上記
定着装置の圧接部を通過する記録材と干渉しない退避位
置に移動する画像形成装置において、上記保護手段は上
記定着部材の表面を覆う部分に通気孔を有し、保護手段
が退避位置にあるとき上記排気手段による風が上記通気
孔を通過することにより達成される。
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】 発明によれば、上部ユニットの開位置への回
動によって、装置内部が露出し、保護手段によって定着
部材の表面が覆われる。そして、上部ユニットが閉位置
へ回動したとき、保護手段が記録材と干渉しない所定の
退避位置へ移動する。しかし、発明によれば、保護手
段の定着部材を覆う部分に単数或は複数の通気孔が形成
されているので、排気手段による画像形成装置内の排気
及び排熱動作を妨げない。
【0018】
【0019】
【実施例】本発明の第一実施例ないし第七実施例を図面
に基づいて説明する。
【0020】〈第一実施例〉先ず、本発明の第一実施例
を図1及び図2に基づいて説明する。図1は本発明を実
施した画像形成装置の断面図である。本装置は、電子写
真方式の複写機であり、装置本体の上半分全体が回動す
るいわゆるクラムシェル型の装置である。また、本装置
においては定着装置も上下分割される構成となってい
る。図2は、装置の上部が回動して開位置にある場合を
示しており、このような状態にて、プロセスカートリッ
ジの交換や装置内に詰った紙等を取り除く作業が行われ
る。
【0021】図1において、1は原稿を載せる原稿台で
あり、装置最上部に設けられている。該原稿台1の下方
には、光学装置2が配設され、上記原稿を照らしてその
反射光を潜像担持体たる感光ドラムD上に導くようにな
っている。該感光ドラムDは、上記光学装置2の下方で
装置本体から着脱自在に配設されたプロセスカートリッ
ジ3内に備えられており、現像装置等と一体となって電
子写真方式の画像形成を行うようになっている。また、
該プロセスカートリッジ3より下方の装置底部には、紙
等の記録材を収容せしめ装置本体から着脱自在な給紙カ
セット4が配設されており、該給紙カセット4内の記録
材は、給紙装置5によって上記プロセスカートリッジ3
の転写部まで搬送されるようになっている。そして、該
プロセスカートリッジ3よりも記録材搬送方向前方に
は、搬送部6を介して定着装置7が配設されており、未
定着現像剤像を記録材上に定着せしめた後、装置外へ記
録材を排出するようになっている。
【0022】上記定着装置7には、定着部材たる定着薄
フィルム8がガイド材等により所定の張力を与えられて
無端移動自在に配設されており、駆動ローラ(図示せ
ず)により記録材と略同速度で移動するようになってい
る。該定着薄フィルム8の下方には、加圧部材たる加圧
ローラ9が該定着薄フィルム8に圧接するように配設さ
れており、上記定着薄フィルム8の内側の該加圧ローラ
9との圧接部に対向する位置には、低熱容量の発熱体た
る加熱体10が固定して配設されている。
【0023】また、上記定着装置7の圧接部への進入側
には、上記搬送部6と該圧接部の間に入口ガイド11が
配設され、上記圧接部の排出側には、互いに対向する上
排紙ローラ12及び下排紙ローラ13と、上記加圧ロー
ラ9に先端部を当接する分離ガイド14が配設されてい
る。
【0024】さらに、定着装置7上部には、排気ファン
15が配置されている。排気ファン15は、専用モータ
(図示せず)によって回転し、矢印Aの方向に風を送る
ようになっている。
【0025】以上のような本実施例装置は、上部ユニッ
トと下部ユニットに分割されて構成されており、装置内
に詰まった紙を取り除くとき(以下、ジャム処理とす
る)や、プロセスカートリッジ3を交換するときに、上
部ユニットがヒンジ軸16を中心に回動して開くように
なっている。なお、上部ユニットはトーションバー(図
示せず)等で付勢されて開動作が容易となるように構成
され、また、閉じているときの状態を維持するためにフ
ック(図示せず)が備えられている。
【0026】図2は、上記上部ユニットを開いたときの
状態を示しているが、図2に示すように、プロセスカー
トリッジ2及び加熱体10を含めた定着薄フィルム8並
びに上排紙ローラ12は上部ユニット側に取り付けられ
ており、また、搬送装置5、搬送部6、入口ガイド1
1、加圧ローラ9、分離ガイド14及び下排紙ローラ1
3は、下部ユニット側に取り付けられている。
【0027】このように、定着装置7は、上記圧接部を
境界として定着薄フィルム8側と加圧ローラ9側に分割
される構成となっており、図2に示す開状態において
は、定着薄フィルム8の一部が露出する。そこで、本実
施例においては、この開状態での作業時における定着薄
フィルム8の損傷等を防止するために、該定着薄フィル
ム8の露出部を覆うシャッタ17が設けられている。
【0028】このシャッタ17は、通常、熱伝導率の低
い耐熱エンジニアリングプラスチックを使用している。
例えば、PPS,PBT,液晶ポリマー等である。ま
た、該シャッタ17は、支軸18を中心として回動可能
となっていて、ねじコイルばね19が図2において時計
回り方向にシャッタ17を付勢するように取り付けられ
ている。レバー20a,20bは、シャッタ17と一体
に形成されており、記録材の幅方向における通紙領域よ
りも外側に位置している。つまり、該レバー20a,2
0bは、図1のように上部ユニットを閉じた状態におい
て、記録材の搬送を妨げない位置で下部ユニットに設け
られた係合棒21a,21bと係合して上記シャッタ1
7を退避させる働きをするものである。。
【0029】このようなシャッタを備えた画像形成装置
は既に実用化されているが、従来例でも説明したように
退避位置において通気路を塞いで結露を発生させる等の
問題点があった。そこで、本実施例は、該シャッタの退
避及びシャッタの形状を以下のように設定することで上
記問題点を解決している。以下、このシャッタの構成
を、上部ユニットの閉動作に基づいて説明する。
【0030】図2の上部ユニットが開いた状態にてジャ
ム処理等が行われた後は、ユーザが所定の場所を押す等
して上部ユニットを閉じる。このとき、上部ユニットの
閉位置への移動にしたがって、係合棒21aとレバー2
0aが係合し、シャッタ17を反時計方向に回動せしめ
る。こうして、上部ユニットと下部ユニットは合体して
図1のように通常使用時の状態となる。
【0031】このとき、シャッタ17は通紙方向の上流
側へ完全に退避した状態となっており、シャッタ17の
姿勢は排気ファン15の通気路及び定着後の記録材の排
熱路を塞がないように設定されている。したがって、装
置内の熱及び記録材の熱の排気を妨げることがなく、結
露等を発生させることがない。また、搬送部6を通過す
る記録材から十分に離れた位置にあり、接触によって画
像を乱すこともない。
【0032】一方、図1に示すように、上部ユニットが
閉じた状態から該上部ユニットを開く場合は、係合棒2
1とレバー20の係合が解かれ、ねじコイルばね19の
力によりシャッタ17が回動し、図2の状態となる。
【0033】〈第二実施例〉次に、本発明の第二実施例
を図3及び図4に基づいて説明する。なお、第一実施例
との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。第
一実施例においては、シャッタが支軸を中心に回転する
構成であったが、本発明はこれに限られるものではな
く、本実施例のように、二つの腕部材によって揺動させ
るようにしてもよい。
【0034】図3、上部ユニットが開いた状態を示して
いる。シャッタ28の両端部にはは、それぞれ腕部材2
2,23の一端部が回動自在に取り付けられており、各
腕部材の他端部も上部ユニットに回動自在に取り付けら
れている。また、腕部材23にはレバー24が一体に形
成されている。
【0035】したがって、上部ユニットが図4示すよう
に閉じた状態では、上記レバー24と下部ユニットに取
り付けた係合棒29とが係合し、シャッタ28は、定着
薄フィルム8の露出部を覆うときの姿勢をほぼ維持しな
がら記録材搬送方向上流側に退避し、通気路を塞ぐこと
がない。
【0036】また、本実施例においては、シャッタ28
が退避したときに、該シャッタ28が入口ガイドを兼用
する構成としても良い。
【0037】さらに、シャッタ28の移動は、クラムシ
ェル型本体の開閉を検知して、ソレノイドやモータ類で
行う構成としても良い。
【0038】〈第三実施例〉次に、本発明の第三実施例
を図5及び図6に基づいて説明する。なお、第一実施例
との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0039】本実施例は、図5に示すように、シャッタ
30の形状が第一実施例と異なるものである。該シャッ
タ30の一部分30aは、搬送部から風を巻き上げない
ような、また、排気ファン15の入口側の通気路を妨げ
ないような形状となっており、図1のような退避位置に
おいて、この効果を奏するような姿勢をとるように設定
されている。
【0040】この結果、搬送路における風の巻き上げが
なく、搬送路中の未定着画像を担持した紙等が安定して
搬送され、いずれかの部材等と接触して画像が乱れるこ
ともない。また、上記通気路が妨げられないので、電源
回路等の発熱部から効率的に風をひくことができる。
【0041】さらに、上部ユニットが図6のように開状
態となった場合には、上記シャッタ30が、第一実施例
で説明したものと同様の機構により定着薄フィルム8の
露出部を覆う位置まで移動し、該露出部を確実に保護す
る。
【0042】以上のように、本実施例によれば、第一実
施例と同様に装置内の通気を妨げることなく有効に定着
薄フィルムの保護を行うことができ、さらに、搬送路に
おける風の巻き上げを確実に防止して画像の乱れを防ぐ
ことができる。
【0043】〈第四実施例〉次に、本発明の第四実施例
を図7に基づいて説明する。なお、第一実施例との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0044】第三実施例においていは、シャッタの一部
が風路を形成するダクトに類する役割を果たしていた
が、本実施例では、シャッタに孔を設けて風路を確保す
る構成としたところが第三実施例と異なる。
【0045】図7は、上下分割可能な画像形成装置の定
着装置近辺の斜視図である。第一実施例と同様の役割を
果たす部材には、同一の番号が付けてある。
【0046】排気ファン15は、クロスフローファン
で、専用モータ(図示せず)により駆動・回転して、矢
印Aの方向に風を引く構成となっている。排気ファン1
5により、引く風を妨げないように、シャッタ31に
は、多数の孔が開いている。本構成を採ることにより、
排気ファン15を効率的に使用することができる。
【0047】なお、本実施例では、シャッタ31に略丸
形状の孔を開けたが、長穴状としてもよいし、上下左右
に方向性を持たせたルーバー状としてもよい。また、装
置内の温度分布や風の流れに合わせて前奥上下で孔の大
きさ或は数を変えたり、形状を非対称としてもよい。
【0048】〈第五実施例〉次に、本発明の第五実施例
を図8に基づいて説明する。なお、第一実施例との共通
箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
【0049】第四実施例は、上下本体開放時に孔やルー
バーのあるシャッタが通紙方向上流側に退避する構成で
あったが、本発明は、これに限られるものでなく、たと
えば、図8に示すように、シャッタ32を定着装置の記
録材搬送方向下流側に退避する構成としてもよい。シャ
ッタ32には、第四実施例と同様に一つまたは複数の孔
が開いていて、排気ファン15の出口風路を妨げないよ
うにしている。
【0050】本構成によれば、排気ファン15が効率的
に使用できるばかりでなく、シャッタ32を設けた場合
においても、排紙部付近の空気を積極的に排気すること
ができるので、定着時に、紙等から発生した水蒸気を効
率的に機外に排出することができる。その結果、各部で
の結露の発生を防ぐと共に、紙等のカールを抑制するこ
とができる。
【0051】〈第六実施例〉次に、本発明の第六実施例
を図9に基づいて説明する。なお、第一実施例との共通
箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
【0052】上述の実施例では、クロスフローファンの
風路を形成するシャッタとしたが、軸流ファンに対して
も形状を工夫することにより、本発明は実施できる。
【0053】図9は、上下ユニットを合体した状態を示
す図で、矢印Aの方向に風を引くような軸流ファン33
は、専用モータ(図示せず)により回転している。シャ
ッタ34は軸流ファン33の吸入側の一部分でダクト状
となっていて、定着装置の発生する熱を効率的に吸引排
熱できるようになっている。なお、上下ユニットの開閉
に伴うシャッタ34の開閉の機構は、上述した実施例と
同じである。
【0054】〈第七実施例〉次に、本発明の第七実施例
を図10に基づいて説明する。なお、第一実施例との共
通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0055】本実施例は、軸流ファン使用時において
も、排紙側にシャッタを退避する構成としたものであ
る。図10、上下ユニットが閉じた状態を示すもので、
シャッタ35は、定着装置の排紙側に退避している。こ
のとき、シャッタ35は、軸流ファン33の排気側風路
を形成するダクトとなっている。このとき、軸流ファン
33を通った風の流れの一部は、シャッタ35により、
定着装置の定着薄フィルム8に吹き付けられる。
【0056】本構成を採ることにより、結露が生じた場
合、最も顕著に画像への影響が生じる定着薄フィルム8
への結露を防ぐことができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上下に分割可能な本体で、上部ユニットに定着部材が、
下部ユニットに加圧部材が支持され、装置本体開放時に
定着部材を覆い、装置本体閉状態時に退避する保護手段
を設けると共に、保護手段は通気孔を有するので、上部
ユニット開放時にユーザーがうっかり定着部材を触って
やけどをすることを防ぐと共に、装置本体閉状態時に排
気手段による風路をふさぎ排気効率が劣化することを防
止することができる。
【0058】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図2】図1装置の上部ユニットが開位置にある場合の
状態を示す断面図である。
【図3】本発明の第二実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図4】図3装置の上部ユニットが開位置にある場合の
状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第三実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図6】図5装置の上部ユニットが開位置にある場合の
状態を示す断面図である。
【図7】本発明の第四実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図8】本発明の第五実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図9】本発明の第六実施例装置の概略構成を示す断面
図である。
【図10】本発明の第七実施例装置の概略構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
7 定着装置 8 定着薄フィルム(定着部材) 9 加圧ローラ(加圧部材) 15 排気ファン(排気手段) 17 シャッタ部材(保護手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03G 21/00 530 B41J 29/12 Z (56)参考文献 特開 平4−68382(JP,A) 特開 平4−60677(JP,A) 特開 昭59−214861(JP,A) 特開 平2−85877(JP,A) 特開 昭62−38490(JP,A) 特開 平2−50169(JP,A) 特開 平4−156471(JP,A) 特開 平3−101754(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 G03G 15/20 G03G 21/00 G03G 21/16 - 21/20 B41J 29/00 B41J 29/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接する定着部材及び加圧部材を
    備えた定着装置と、上記定着部材の表面を保護するため
    の保護手段と、上記定着装置周辺に設けられた排気手段
    とを有し、装置本体は上部ユニットと下部ユニットに分
    割されて開閉可能で、上記上部ユニットに定着部材が、
    上記下部ユニットに加圧部材が支持されており、上記保
    護手段は装置本体が開状態にあるとき上記定着部材の表
    面を覆う保護位置に移動し、装置本体が閉状態にあると
    き上記定着装置の圧接部を通過する記録材と干渉しない
    退避位置に移動する画像形成装置において、 上記保護手段は上記定着部材の表面を覆う部分に通気孔
    を有し、保護手段が退避位置にあるとき上記排気手段に
    よる風が上記通気孔を通過することを特徴とする画像形
    成装置。
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