JP3199234B2 - ホログラムを板ガラスに取り付ける方法 - Google Patents

ホログラムを板ガラスに取り付ける方法

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H1/00Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
    • G03H1/04Processes or apparatus for producing holograms
    • G03H1/18Particular processing of hologram record carriers, e.g. for obtaining blazed holograms
    • G03H1/182Post-exposure processing, e.g. latensification

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  • Holo Graphy (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用など乗り物
用の窓ガラスや建築用の窓などに装着される板ガラスに
ホログラムを取り付け、再生用光源により各種の像を表
示させるホログラフィック表示装置に用いられるホログ
ラムの板ガラスへの取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用の後部窓ガラスにホログ
ラムを設けてハイマウントストップランプとして応用す
るもの、前部窓ガラスにホログラムを設けてヘッドアッ
プディスプレイとして応用するものなどが注目され、多
数の提案がされているが、従来、板ガラスにホログラム
を取り付ける場合には、図4に示すようにホログラム1
を接着剤2により板ガラス4に接着して、上面を保護層
3により保護する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、接着剤2の側面周辺から浸水してガラス
と接着フィルムの接着力が低下して剥離する恐れがあっ
た。しかも、保護層はホログラムの保護の機能は有する
ものの耐磨耗性は充分ではなく、傷が付きやすいという
欠点があった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、耐水性を向上させるとともに、ホログラムの
耐剥離性、耐磨耗性をも向上させたホログラムを板ガラ
スに取り付ける方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、再生用光源に
より各種の像を表示させるホログラフィック表示装置の
用いられるホログラムを板ガラスに取り付ける方法にお
いて、ホログラム1とその全周縁部分の板ガラス4の表
面を覆う広さのフィルムであって、その片面に接着剤2
が被覆された保護層3形成用のフィルムをホログラム1
とその全周縁部分の板ガラス4の表面を覆うように積層
し、接着剤層2をホログラム1とその全周縁部分の板ガ
ラス4の表面に接着して保護層3を形成するとともに、
保護層3の周縁部分の板ガラス4の面に保護層3の端縁
とは間隔を空けてマスキングテープを接着してマスキン
グした状態で、保護層3とその周縁部分の板ガラス4の
表裏面を洗浄、乾燥した後、板ガラス1を立て掛けて、
ハードコート用の耐磨耗性の透明な硬化型樹脂を板ガラ
ス4のホログラム1を取り付ける側の全表面にフローコ
ート法により塗布し、保護層3の上面に形成されるハー
ドコート層5が、保護層3の側面を経てマスキングして
いないガラス4の面に到り、その端部が板ガラス4の面
に接合してなるように被覆し、その後該ハードコート層
5を硬化させて、マスキングテープを剥離することによ
り、ホログラムの耐剥離性、耐磨耗性、耐水性を向上さ
せたことを特徴とする。
【0006】ホログラムを板ガラスに取付けたときに、
最上面には少なくともハードコート層を被覆するので、
耐磨耗性が向上し、ホログラムの全周辺部分の側面をハ
ードコート層により被覆するするので、水分の侵入を防
ぎ、その結果接着力が低下しないだけでなく、ホログラ
ムの耐剥離性も向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】ホログラムについて、重クロム酸
ゼラチンなどの各種の感材をしたものが使用可能である
が、後述する実施例に示すようにフォトポリマーを感材
として使用したものが好ましい。保護層については、実
施例1に示すように、市販の窓ガラスフィルム、例えば
LLumar Window Film(シンガポー
ル、Martin Prosccessing.In
c.の商品名)はハードコート層の溶剤などからがホロ
グラムを保護するとともに、剛性が高い点で好ましい
が、PETなどの樹脂フィルムも使用することができ
る。
【0008】ハードコート層については、実施例のもの
以外にも、透明で硬化型のものであれば採用することが
できる。再生用光源については、白色光源、ハロゲンラ
ンプ、発光ダイオード等各種の光源を採用することがで
き、取付け場所もリアパーセルに限らず、ルーフなどに
も設けることができる。
【0009】また、本発明の表示装置は透過型ホログラ
ムを使用する場合には、車両用の後部窓ガラスに設けて
ハイマウントストップランプ、方向指示器、各種の像
(立体像など)を表示させるだけでなく、建築用窓ガラ
ス、間仕切り用の板ガラス、小型サイズの板ガラスに設
けて各種の像を装飾用として表示させることができる。
また、反射型ホログラムの場合には、車両用前部窓ガラ
スに設けてヘッドアップディスプレイとして応用するも
の、建築用窓ガラス、間仕切り用の板ガラス、小型サイ
ズの板ガラスに設けて各種の像を装飾用として表示させ
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に
説明する。図1は本発明の実施例1におけるホログラフ
ィック表示装置を示す要部断面図、図2は従来のホログ
ラム積層体を示す要部断面図である。
【0011】まず、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、薄板ガラスなどの基板にペンタエリストールトリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリエチレングリコールジアクリレートなどのビニ
ールモノマーと、メチルメタアクリレートとメタアクリ
ル酸の混合物、セルロースアセテートサクシアネート、
ポリビニールアルコールなどの飽和ポリマー、あるいは
不飽和ポリエーテル・エステルなどの不飽和ポリマーと
の混合物を主成分として、必要に応じ、増感材、光重合
開始剤などを加えた混合物を塗布し、レーザー光あるい
は紫外線を照射してポリマー化したフォトポリマーを感
材とする乾板に、再生時の条件に基づいて、例えば赤色
に再生されるように、2方向からのレーザー光を照射
し、干渉縞を形成させ、その後通常の方法により現像
し、透過型あるいは反射型のホログラムを作製する。
【0012】次いで、図1に示すように、PETなどの
基板を剥離させたホログラム1を板ガラスの上に載せ、
その上に、接着剤2が被覆されたホログラム1とその周
縁部分の板ガラスを覆う広さのフィルム、例えばLLu
mar Window Film(シンガポール、Ma
rtin Prosccessing.Inc.の商品
名)を保護層3として積層し、ラミネーターにより板ガ
ラス4に接着する。
【0013】このような板ガラス4の保護層3の周辺部
にやや、保護層とは間隔を空けてマスキングテープを接
着してマスキングした状態で、保護層3およびその周辺
部を水、中性洗剤で充分洗浄し、乾燥した後この板ガラ
スを立て掛けて、図示しないアクリル系のプライマー、
例えば東芝シリコーン製のPH91を保護層3の上にフ
ローコート法により塗布し、室温で30分自然乾燥させ
る。
【0014】次いで、例えばシリコーン系の表面硬化剤
トスガード510(東芝シリコーン製)をフローコート
法により塗布、30分程自然乾燥させた後、120°C
で30分程加熱処理をして、硬化させハードコート層5
を形成し、マスキングテープを剥がす。
【0015】ホログラムが接着された板ガラスに発光ダ
イオードなどの再生用光源6から光を照射すると、ホロ
グラム1が反射型の場合には、光源側の目7により、透
過型の場合には光源とは反対側の目7’により記録され
た像を視認することができる。
【0016】さらにこのサンプルと従来構造のサンプル
を水に24時間浸漬して、爪で剥がすテストを行ったと
ころ、従来のサンプルは簡単に剥がれるが、本発明のサ
ンプルは剥がれるようなことはなく良好な耐水性を示し
た。
【0017】また、このようなホログラム積層体とハー
ドコート層のない従来のホログラムシート積層体をペー
パーにより100摩擦させ、その前後のヘイズ値を測定
して変化率を求めたところ従来のものが4.5%以上で
あるのに対して本実施例のホログラム積層体は2.0と
小さく耐磨耗性も格段に向上していることがわかる。
【0018】
【発明の効果】本発明のホログラフィック表示装置は板
ガラスにホログラムを取りつけた積層体の耐磨耗性が向
上し、さらに、ハードコート層が保護層の側面を経てガ
ラスの面に強く接着している構造であるから、板ガラス
とホログラムの間隙に水分の侵入を防ぎ、その結果接着
力の低下力が低下しないものであるので、屋内の各種の
ガラスに設けたものの他に、車両用など乗物用の窓ガラ
ス、建築用窓ガラスの屋外側に設けて再生用光源からの
光を照射して各種の表示を行なうことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるホログラフィック表示
装置を示す要部断面図である。
【図2】従来のホログラム積層体示す要部の詳細な断面
図である。
【符号の説明】
1 ホログラム 2 接着剤 2’ 両面接着テープ 3 保護層 4 板ガラス 5 ハードコート層 6 再生用光源 7、7’目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 1/34 G02B 5/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生用光源により各種の像を表示させるホ
    ログラフィック表示装置に用いられるホログラムを板ガ
    ラスに取り付ける方法において、ホログラム1とその全
    周縁部分の板ガラス4の表面を覆う広さのフィルムであ
    って、その片面に接着剤2が被覆された保護層3形成用
    のフィルムをホログラム1とその全周縁部分の板ガラス
    4の表面を覆うように積層し、接着剤層2をホログラム
    1とその全周縁部分の板ガラス4の表面に接着して保護
    層3を形成するとともに、保護層3の周縁部分の板ガラ
    ス4の面に保護層3の端縁とは間隔を空けてマスキング
    テープを接着してマスキングした状態で、保護層3とそ
    の周縁部分の板ガラス4の表裏面を洗浄、乾燥した後、
    板ガラス1を立て掛けて、ハードコート用の耐磨耗性の
    透明な硬化型樹脂を板ガラス4のホログラム1を取り付
    ける側の全表面にフローコート法により塗布し、保護層
    3の上面に形成されるハードコート層5が、保護層3の
    側面を経てマスキングしていないガラス4の面に到り、
    その端部が板ガラス4の面に接合してなるように被覆
    し、その後該ハードコート層5を硬化させて、マスキン
    グテープを剥離することにより、ホログラムの耐剥離
    性、耐磨耗性、耐水性を向上させたことを特徴とするホ
    ログラムを板ガラスに取り付ける方法。
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