JP3199235B2 - ホログラムを板ガラスに取り付ける方法 - Google Patents

ホログラムを板ガラスに取り付ける方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用など乗り物
用の窓ガラスや建築用の窓などに装着される板ガラスに
ホログラムを取り付け、再生用光源により各種の像を表
示させるホログラフィック表示装置に用いられるホログ
ラムの板ガラスへの取り付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用の後部窓ガラスにホログ
ラムを設けてハイマウントストップランプとして応用す
るもの、前部窓ガラスにホログラムを設けてヘッドアッ
プディスプレイとして応用するものなどが注目され、多
数の提案がされているが、従来、板ガラスにホログラム
を取り付ける場合には、図4に示すようにホログラム1
を接着剤2により板ガラス4に接着して、上面を保護層
3により保護する構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、接着剤2の側面周辺から浸水してガラス
と接着フィルムの接着力が低下して剥離する恐れがあっ
た。しかも、保護層はホログラムの保護の機能は有する
ものの耐磨耗性は充分ではなく、傷が付きやすいという
欠点があった。
【0004】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ホログラムの耐水性を向上させるとともに、
耐剥離性、耐磨耗性をも向上させたホログラムを板ガラ
スに取り付ける方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、再生用光源に
より各種の像を表示させるホログラフィック表示装置に
用いられるホログラムを板ガラスに取り付ける方法にお
いて、ホログラム1とその全周縁部分の板ガラス4の表
面を覆う広さのフィルムであって、その片面にハードコ
ート層5をなす耐磨耗性の優れた透明な硬化型樹脂が塗
布、硬化され、他面に接着剤が塗布された保護層3形成
用積層フィルムを用い、これをホログラム1とその全周
縁部分の板ガラス4の表面を覆うように積層してホログ
ラム1を接着剤層2により板ガラス4に接着し、さら
に、ホログラム1を覆う保護層の全周縁側面部分とその
近傍の板ガラス面とをガラスとの接着性に優れた熱硬化
性または紫外線硬化性の樹脂を硬化させて接合しシール
することによりホログラムの耐剥離性、耐磨耗性、耐水
性を向上させたことを特徴とする。
【0006】ホログラムを板ガラスに取付けたときに、
最上面には少なくともハードコート層を被覆するので、
耐磨耗性が向上し、ホログラムの全周辺部分の側面をシ
ーリング材によりシールするので、水分の侵入を防ぎ、
その結果接着力が低下しないだけでなく、ホログラムの
耐剥離性も向上させるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】ホログラムについて、重クロム酸
ゼラチンなどの各種の感材をしたものが使用可能である
が、後述する実施例に示すようにフォトポリマーを感材
として使用したものが好ましい。
【0008】保護層については、実施例1に示すよう
に、市販の窓ガラスフィルム、例えばLLumar W
indow Film(シンガポール、Martin
Prosccessing.Inc.の商品名)はハー
ドコート層の溶剤などからがホログラムを保護するとと
もに、剛性が高い点で好ましいが、PETなどの樹脂フ
ィルムも使用することができる。
【0009】ハードコート層については、実施例のもの
以外にも、透明で硬化型のものであれば採用することが
できる。再生用光源については、白色光源、ハロゲンラ
ンプ、発光ダイオード等各種の光源を採用することがで
き、取付け場所もリアパーセルに限らず、ルーフなどに
も設けることができる。
【0010】また、本発明の表示装置は透過型ホログラ
ムを使用する場合には、車両用の後部窓ガラスに設けて
ハイマウントストップランプ、方向指示器、各種の像
(立体像など)を表示させるだけでなく、建築用窓ガラ
ス、間仕切り用の板ガラス、小型サイズの板ガラスに設
けて各種の像を装飾用として表示させることができる。
また、反射型ホログラムの場合には、車両用前部窓ガラ
スに設けてヘッドアップディスプレイとして応用するも
の、建築用窓ガラス、間仕切り用の板ガラス、小型サイ
ズの板ガラスに設けて各種の像を装飾用として表示させ
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明を詳細に
説明する。図1は本発明の実施例におけるホログラフィ
ック表示装置を示す要部断面図、図2は従来のホログラ
ム積層体を示す要部断面図である。
【0012】まず、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、薄板ガラスなどの基板にペンタエリストールトリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリエチレングリコールジアクリレートなどのビニ
ールモノマーと、メチルメタアクリレートとメタアクリ
ル酸の混合物、セルロースアセテートサクシアネート、
ポリビニールアルコールなどの飽和ポリマー、あるいは
不飽和ポリエーテル・エステルなどの不飽和ポリマーと
の混合物を主成分として、必要に応じ、増感材、光重合
開始剤などを加えた混合物を塗布し、レーザー光あるい
は紫外線を照射してポリマー化したフォトポリマーを感
材とする乾板に、再生時の条件に基づいて、例えば赤色
に再生されるように、2方向からのレーザー光を照射
し、干渉縞を形成させ、その後通常の方法により現像
し、透過型あるいは反射型のホログラムを作製する。
【0013】次いで、図1に示すように、ホログラムを
板ガラス4の上に載せ、保護層としてのPETフィルム
の一面にハードコート層5としてシリコン系の樹脂、例
えば株式会社大八化学工業所製のSiコート801等が
塗布され、他面に接着剤2がコートされたフィルムによ
りホログラム1を板ガラス4に接着する。そして、ホロ
グラムとPETフィルムの全周辺側面をシーリング材8
としてのアクリル系の熱硬化性の樹脂あるいはウレタン
アクリレート系の紫外線硬化樹脂などのガラスとの接着
性に優れた透明樹脂によりシールする。
【0014】このようにして得られたホログラム積層体
に図示しない発光ダイオードなどの再生用光源からの光
を照射すると、ホログラム1が反射型の場合には、光源
側から、透過型の場合には光源とは反対側から記録され
た像を視認することができる。
【0015】さらにこのサンプルと従来構造のサンプル
を水に24時間浸漬して、爪で剥がすテストを行ったと
ころ、従来のサンプルは簡単に剥がれるが、本発明のサ
ンプルは剥がれるようなことはなく良好な耐水性を示し
た。
【0016】また、このようなホログラム積層体とハー
ドコート層のない従来のホログラムシート積層体をペー
パーにより100摩擦させ、その前後のヘイズ値を測定
して変化率を求めたところ従来のものが4.5%以上で
あるのに対して本実施例のホログラム積層体は2.0と
小さく耐磨耗性も格段に向上していることがわかる。
【0017】
【発明の効果】本発明のホログラムを板ガラスに取り付
ける方法によって得られたホログラフィック表示装置
は、板ガラスにホログラムを取りつけた積層体の耐磨耗
性が向上し、さらに、ガラスとの接着性に優れた熱硬化
性または紫外線硬化性の樹脂により、板ガラスと保護層
の隙間が強くシールされているので、水分の侵入を防
ぎ、その結果接着力の低下力が低下しないものであるの
で、屋内の各種のガラスに設けたものの他に、車両用な
ど乗物用の窓ガラス、建築用窓ガラスの屋外側に設けて
再生用光源からの光を照射して各種の表示を行なうこと
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるホログラフィック表示
装置を示す要部断面図である。
【図2】従来のホログラム積層体示す要部の詳細な断面
図である。
【符号の説明】
1 ホログラム 2 接着剤 2’ 両面接着テープ 3 保護層 4 板ガラス 5 ハードコート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 1/34 G02B 5/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】再生用光源により各種の像を表示させるホ
    ログラフィック表示装置に用いられるホログラムを板ガ
    ラスに取り付ける方法において、ホログラム1とその全
    周縁部分の板ガラス4の表面を覆う広さのフィルムであ
    って、その片面にハードコート層5をなす耐磨耗性の優
    れた透明な硬化型樹脂が塗布、硬化され、他面に接着剤
    が塗布された保護層3形成用積層フィルムを用い、これ
    をホログラム1とその全周縁部分の板ガラス4の表面を
    覆うように積層してホログラム1を接着剤層2により板
    ガラス4に接着し、さらに、ホログラム1を覆う保護層
    の全周縁側面部分とその近傍の板ガラス面とをガラスと
    の接着性に優れた熱硬化性または紫外線硬化性の樹脂を
    硬化させて接合しシールすることによりホログラムの耐
    剥離性、耐磨耗性、耐水性を向上させたことを特徴とす
    るホログラムを板ガラスに取り付ける方法。
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